報告っていうのも変ですが、祖父が亡くなりました。
現実の時系列で日記を書いているわけではないので、既に通夜も葬式も済ませた後なのですが、入院してあっと言う間のことでした。
元々、延命は一切しないという確約の本入院していたので、これはヤバイ、という状態になってからそのまま旅立ったという感じでした。
私は入院してから何度か見舞いに行って、孫連中の近況を耳元で怒鳴ったり(耳が遠い)して刺激をしていたのですが、その時は、酸素マスクの下から何を言っているんだかわからないなりにも(入れ歯をしていない)返事をしてくれていたので、自分なりにお別れはちゃんとできたと思っています。
実際、危篤であるという電話が届いたときは、映画館のシートに座ろうとしていたのを、慌てて出てきて駆けつけたのですが、そのときも、祖父は私のことがわからないながらも、最後まで一緒にいられたので良かったです。
亡くなったのは夜中でした。
そう、何故か夜中なんだよなあ。潮の満ち引きと関係あるとか言いますが、まあ親が付き添っていたので、私は翌日家に戻った祖父と対面したという感じです。
見舞いに行った時は、祖父は耳が遠かったので、
「おじいちゃん! 井原!(無論下の本名を言っている。笑)」
と耳元で絶叫すれば、
「はーい」「はーい」と、両サイドのおじいちゃんたちが応えてくれる始末でした。
いや、違うから。 確かにおじいちゃんだけど!
と笑ってツッコミが出来るような、楽しい部屋で祖父も寂しくなかったと思います。両隣の人も、ちゃんと自分が呼ばれたと思って返事をしてくれているのですから、それを無下にする必要はありませんしね。
特に隣の方は絶好調で、祖父が亡くなった夜もずっと返事をしていてくれたそうです。
祖母の時と同じく家族葬で密葬なので、特別やることもありません。
親戚や喪主の伯母が、葬儀屋さんとああだこうだと言っている間に、集まった孫連中は、祖父が寝ている横で、
「おばあちゃんの時の中華はまずかったからやめてほしい」
「私、喪服代わりのスーツ、ちょうどクリーニングに出しちゃってて…」
「えー黒っぽければなんでもいいんじゃないの? おじいちゃんそんなことで怒ったりしないよ」
と勝手気ままなおしゃべりをしていました。
そして、そこで明らかになる事実。
菩提寺の住職さん、従者さんともに、なんとインド旅行で留守!
私「場所が場所だけに、研修なのかマジ旅行なのか微妙なところだ…」
まあ、ご家族さんを置いて従者さんを連れて行ったのですから、ガチ旅行ってことではないんでしょうけど、それにしたっておじいちゃん、ある意味凄い運だな!
勿論、そこのお寺さんが手配してくれたお坊さんがいらっしゃることになったのですが、それにしたってかなりのインパクトがある出来事でした。
どうせなら、あのインテリっぽい知的な住職さんに会いたかったなあ(笑)
お寺の手配はすんだので、さて遺影の写真を選ばねばとアルバムをひっくり返します。
祖父は出好きで、カメラも好きだったし、伯母もカメラ好きなので、写真は山ほどあったのですが、大体笑っている写真は、浴衣で酒飲んでコンパニオンさんにお酌してもらっているという、どう考えても遺影に使えそうにもない写真ばかりでした。
私「別にもういいんじゃないの? おじいちゃんが幸せそうならばそれで。浴衣だって、ビール片手に持ってたって」
と私は主張したんですが、祖母の遺影を選ぶとき、実年齢よりも二十若い写真を選んだので、それにつりあう年齢の頃がいいという意見により、案は却下されました。
伯母「この写真は老けてるしなあ」
私「そりゃそうでしょうよ」
私の中で、祖父は出好きだったり、買い物好きだったりという印象は強かったのですが、実は凄く女の人好きだということがわかって、へえーと思いました。
愛人がいるとかそういうことじゃなく、女の人がそばにいれば嬉しいという、こう純粋な女好きだったようです。
なので、伯母が撮った祖父の写真、看護師さんとか女医さんとかとにこにこしてピースサインをしている写真とか、山ほどありました。
ヘルパーさんとか、デイサービスでサンタクロースの帽子かぶって笑ってる写真とかね。
他にも、入浴サービスに来てくれたヘルパーさんに、「貴方は上は脱がないの?」とか普通にセクハラ発言をしていたことを知り、「おじいちゃん…」とさすがに遠い目になりました。
まあ準備も出来て、通夜も無事に終わりました。
住職さんの代わりに来てくれたお坊さんは、普通のおじさんでした。髪の毛がちょっと怪しい(笑)
祖父には本当によくしてもらいました。
よく遊びに行って、そのつどキン肉マンの単行本を買ってもらって、弟と二人で集めました。だから、我々姉妹はキン肉マン全巻、祖父に買ってもらって揃えました。
引っ越してからは、祖父の職場に近くなったので、毎週少年ジャンプを買って届けてくれました。
一番最初、間違えてスーパージャンプを買ってきてくれたこともありました。
だから、我々姉弟は自分でジャンプを買ったことが一度もありません。
祖父はあの時代にしては珍しく、何でも自分のことは自分でやる人でした。ワイシャツのアイロンも自分でかけて、娘の分までかけて「たたんであるから持っていけ」とか言う人でした。掃除も嫌がらないし、趣味は細かな買い物めぐりで、最終的には百均が大好きでした。
八十過ぎまで区画整理の仕事をしていて、はつらつとしていた祖父のことが、私はとても好きでした。
伯母は、最終的には痩せて、やつれてしまった祖父の顔が気に入らないようでしたが、私はそれはそれで祖父の姿なのだから、それでいいのではないかと。
どれだけ痩せてしまっても、それを「変わり果てた」とか「こんな姿になって」というのは、そのときも生きていた祖父に対して失礼だと思うのです。
だから、元気だった頃の面影は勿論ないけれど、それでも私はそうなった時の祖父も、そうなる前の祖父も、同じように大切だったなあ、と幸せにお別れできたので、個人的には満足です。
ただおじいちゃん、通夜も葬式も狙ったようにクソ寒くて死ぬかと思いました。
孫「寒い! 寒いよ!」
私「ババシャツ装備でも寒いよ。死にそう」
孫「何でこんなに寒いんだろう。春なのに」
私「おじいちゃんももう少し考えてくれればいいのに…」
無茶言うな。という感じで、最初から最後まで明るい通夜に、葬式でした。
現実の時系列で日記を書いているわけではないので、既に通夜も葬式も済ませた後なのですが、入院してあっと言う間のことでした。
元々、延命は一切しないという確約の本入院していたので、これはヤバイ、という状態になってからそのまま旅立ったという感じでした。
私は入院してから何度か見舞いに行って、孫連中の近況を耳元で怒鳴ったり(耳が遠い)して刺激をしていたのですが、その時は、酸素マスクの下から何を言っているんだかわからないなりにも(入れ歯をしていない)返事をしてくれていたので、自分なりにお別れはちゃんとできたと思っています。
実際、危篤であるという電話が届いたときは、映画館のシートに座ろうとしていたのを、慌てて出てきて駆けつけたのですが、そのときも、祖父は私のことがわからないながらも、最後まで一緒にいられたので良かったです。
亡くなったのは夜中でした。
そう、何故か夜中なんだよなあ。潮の満ち引きと関係あるとか言いますが、まあ親が付き添っていたので、私は翌日家に戻った祖父と対面したという感じです。
見舞いに行った時は、祖父は耳が遠かったので、
「おじいちゃん! 井原!(無論下の本名を言っている。笑)」
と耳元で絶叫すれば、
「はーい」「はーい」と、両サイドのおじいちゃんたちが応えてくれる始末でした。
いや、違うから。 確かにおじいちゃんだけど!
と笑ってツッコミが出来るような、楽しい部屋で祖父も寂しくなかったと思います。両隣の人も、ちゃんと自分が呼ばれたと思って返事をしてくれているのですから、それを無下にする必要はありませんしね。
特に隣の方は絶好調で、祖父が亡くなった夜もずっと返事をしていてくれたそうです。
祖母の時と同じく家族葬で密葬なので、特別やることもありません。
親戚や喪主の伯母が、葬儀屋さんとああだこうだと言っている間に、集まった孫連中は、祖父が寝ている横で、
「おばあちゃんの時の中華はまずかったからやめてほしい」
「私、喪服代わりのスーツ、ちょうどクリーニングに出しちゃってて…」
「えー黒っぽければなんでもいいんじゃないの? おじいちゃんそんなことで怒ったりしないよ」
と勝手気ままなおしゃべりをしていました。
そして、そこで明らかになる事実。
菩提寺の住職さん、従者さんともに、なんとインド旅行で留守!
私「場所が場所だけに、研修なのかマジ旅行なのか微妙なところだ…」
まあ、ご家族さんを置いて従者さんを連れて行ったのですから、ガチ旅行ってことではないんでしょうけど、それにしたっておじいちゃん、ある意味凄い運だな!
勿論、そこのお寺さんが手配してくれたお坊さんがいらっしゃることになったのですが、それにしたってかなりのインパクトがある出来事でした。
どうせなら、あのインテリっぽい知的な住職さんに会いたかったなあ(笑)
お寺の手配はすんだので、さて遺影の写真を選ばねばとアルバムをひっくり返します。
祖父は出好きで、カメラも好きだったし、伯母もカメラ好きなので、写真は山ほどあったのですが、大体笑っている写真は、浴衣で酒飲んでコンパニオンさんにお酌してもらっているという、どう考えても遺影に使えそうにもない写真ばかりでした。
私「別にもういいんじゃないの? おじいちゃんが幸せそうならばそれで。浴衣だって、ビール片手に持ってたって」
と私は主張したんですが、祖母の遺影を選ぶとき、実年齢よりも二十若い写真を選んだので、それにつりあう年齢の頃がいいという意見により、案は却下されました。
伯母「この写真は老けてるしなあ」
私「そりゃそうでしょうよ」
私の中で、祖父は出好きだったり、買い物好きだったりという印象は強かったのですが、実は凄く女の人好きだということがわかって、へえーと思いました。
愛人がいるとかそういうことじゃなく、女の人がそばにいれば嬉しいという、こう純粋な女好きだったようです。
なので、伯母が撮った祖父の写真、看護師さんとか女医さんとかとにこにこしてピースサインをしている写真とか、山ほどありました。
ヘルパーさんとか、デイサービスでサンタクロースの帽子かぶって笑ってる写真とかね。
他にも、入浴サービスに来てくれたヘルパーさんに、「貴方は上は脱がないの?」とか普通にセクハラ発言をしていたことを知り、「おじいちゃん…」とさすがに遠い目になりました。
まあ準備も出来て、通夜も無事に終わりました。
住職さんの代わりに来てくれたお坊さんは、普通のおじさんでした。髪の毛がちょっと怪しい(笑)
祖父には本当によくしてもらいました。
よく遊びに行って、そのつどキン肉マンの単行本を買ってもらって、弟と二人で集めました。だから、我々姉妹はキン肉マン全巻、祖父に買ってもらって揃えました。
引っ越してからは、祖父の職場に近くなったので、毎週少年ジャンプを買って届けてくれました。
一番最初、間違えてスーパージャンプを買ってきてくれたこともありました。
だから、我々姉弟は自分でジャンプを買ったことが一度もありません。
祖父はあの時代にしては珍しく、何でも自分のことは自分でやる人でした。ワイシャツのアイロンも自分でかけて、娘の分までかけて「たたんであるから持っていけ」とか言う人でした。掃除も嫌がらないし、趣味は細かな買い物めぐりで、最終的には百均が大好きでした。
八十過ぎまで区画整理の仕事をしていて、はつらつとしていた祖父のことが、私はとても好きでした。
伯母は、最終的には痩せて、やつれてしまった祖父の顔が気に入らないようでしたが、私はそれはそれで祖父の姿なのだから、それでいいのではないかと。
どれだけ痩せてしまっても、それを「変わり果てた」とか「こんな姿になって」というのは、そのときも生きていた祖父に対して失礼だと思うのです。
だから、元気だった頃の面影は勿論ないけれど、それでも私はそうなった時の祖父も、そうなる前の祖父も、同じように大切だったなあ、と幸せにお別れできたので、個人的には満足です。
ただおじいちゃん、通夜も葬式も狙ったようにクソ寒くて死ぬかと思いました。
孫「寒い! 寒いよ!」
私「ババシャツ装備でも寒いよ。死にそう」
孫「何でこんなに寒いんだろう。春なのに」
私「おじいちゃんももう少し考えてくれればいいのに…」
無茶言うな。という感じで、最初から最後まで明るい通夜に、葬式でした。
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『パイレーツ・ロック』公式サイト
イギリス、かつてロックを代表するポピュラーソングの放送が、認められていなかった頃。
北海に浮かぶ船から、二十四時間音楽番組を放送するラジオがあった。
その名は、パイレーツ・ロック。
個性豊かな面々に、酒にドラッグに女。
それでも、常に彼らの根源にあるものは、ロックンロールだった。
エロ祭りでした。(最近こんな感想ばっかりだな)
やっていることや、会話も全部が全部下品なのですが、そこに女の同僚がいないだけに、からっとした下ネタとして楽しめます。
その下ネタ含めて、個性あるDJたちのトークが秀逸。
流れる音楽の種類がわかれば、もっともっと楽しいんだろうなあと思いながら、流れるBGMを聞きつつ、DJの軽快なトークを楽しむ映画です。別に内容とか全然ありませんしね。
でも、ロックンロールが好きで好きでたまらない連中がそろって、バカなこと全力投球で真剣にやっている様は、見ていて自分のあの輪の中に入れたらなあ、と思うような爽快感があります。
ああいうのって、男だらけの独特の空間なんだろうなあ。少し羨ましいような気もしますが。
各DJはそれぞれ個性のかたまりで、見ていてとても楽しいです。
「侯爵」というあだ名の、放送禁止用語を連発する男や、さわやかにロックを放送する男。早朝に自分の世界を持ってロックを流したり、ひたすらニュースを読み続ける男。
そんな中でも、最高のDJと称される、ギャヴィンが、はい、エロい!
四十過ぎくらいの、金髪で細面のいかにもヤクやってます的な外見の男なんですが、派手な衣装を身にまとい、登場からして紫のジャケットに羽飾りのついた帽子で登場ですからね。その時点で魂を抜かれたようなものですよ。なんだあ、あのエロさ。
この人は侯爵とは別の意味で直接的にエロいというか、放送禁止用語を連発するのではなく、女性にエクスタシーを感じさせて、聞いているリスナーに「キャアアア!」と悲鳴をあげさせるようなしゃべり(長い)をするので、やっぱり見ている側も「キャアアア!」となります(笑)
そして、ラジオ局のオーナーのクエンティンですよ。『パイレーツシリーズ』でディヴィ・ジョーンズをやった方らしいんですが、あのメイクではわからない。
この人も、細身のスーツでばっちりきめて、最後は高々と拳を突き上げて「ロックンロール!」ですからね。DJではないので軽快なしゃべりとかはないんですが、ロックが好きでたまらないからラジオを経営しているという愛情があふれているので、こちらも男前ですね。
向こうの国はファンのリアクションも派手なので、「愛しているギャヴィン!」とか「貴方の一番のファンなの!」とか、熱狂ぶりも半端ないです。 最終的に、海賊局はなくなるのですが、その最後を締めくくるのが、熱狂するファンとの交流っていうのが、幸せな終わり方だったなあと思いました。
これ、あくまでロックンロールを放送する立場の人間なので、どれだけ酒やドラッグにおぼれていても、退廃的にならないのが安心して見られます。誰も死んだりしないし、自暴自棄になったりもしない。死ぬことが主張だとかそんなこともない。
勿論色々あるのですが、それでも俺たちにはロックがある。
音楽があるから、人生は最高だ。
そんな幸せな形の映画でした。野郎どもが全員カッコよく見えます。お勧め。
『イベリア 魂のフラメンコ』
レンタルで見たんですが、ゲージュツが前面に押し出されすぎて個人的にはあいませんでした。
『シャーロックホームズ』
衣装が良かった…。くらいでしょうか。
正直あんまり覚えてないです。私はホームズに対して特別思い入れがないので(強いて言うなら犬ホームズは最高だというくらいで)、ぐうたらでどうしようもなく皮肉屋で人好きのしない男であっても、別に抵抗なく受け入れられたんですが。
イギリス、かつてロックを代表するポピュラーソングの放送が、認められていなかった頃。
北海に浮かぶ船から、二十四時間音楽番組を放送するラジオがあった。
その名は、パイレーツ・ロック。
個性豊かな面々に、酒にドラッグに女。
それでも、常に彼らの根源にあるものは、ロックンロールだった。
エロ祭りでした。(最近こんな感想ばっかりだな)
やっていることや、会話も全部が全部下品なのですが、そこに女の同僚がいないだけに、からっとした下ネタとして楽しめます。
その下ネタ含めて、個性あるDJたちのトークが秀逸。
流れる音楽の種類がわかれば、もっともっと楽しいんだろうなあと思いながら、流れるBGMを聞きつつ、DJの軽快なトークを楽しむ映画です。別に内容とか全然ありませんしね。
でも、ロックンロールが好きで好きでたまらない連中がそろって、バカなこと全力投球で真剣にやっている様は、見ていて自分のあの輪の中に入れたらなあ、と思うような爽快感があります。
ああいうのって、男だらけの独特の空間なんだろうなあ。少し羨ましいような気もしますが。
各DJはそれぞれ個性のかたまりで、見ていてとても楽しいです。
「侯爵」というあだ名の、放送禁止用語を連発する男や、さわやかにロックを放送する男。早朝に自分の世界を持ってロックを流したり、ひたすらニュースを読み続ける男。
そんな中でも、最高のDJと称される、ギャヴィンが、はい、エロい!
四十過ぎくらいの、金髪で細面のいかにもヤクやってます的な外見の男なんですが、派手な衣装を身にまとい、登場からして紫のジャケットに羽飾りのついた帽子で登場ですからね。その時点で魂を抜かれたようなものですよ。なんだあ、あのエロさ。
この人は侯爵とは別の意味で直接的にエロいというか、放送禁止用語を連発するのではなく、女性にエクスタシーを感じさせて、聞いているリスナーに「キャアアア!」と悲鳴をあげさせるようなしゃべり(長い)をするので、やっぱり見ている側も「キャアアア!」となります(笑)
そして、ラジオ局のオーナーのクエンティンですよ。『パイレーツシリーズ』でディヴィ・ジョーンズをやった方らしいんですが、あのメイクではわからない。
この人も、細身のスーツでばっちりきめて、最後は高々と拳を突き上げて「ロックンロール!」ですからね。DJではないので軽快なしゃべりとかはないんですが、ロックが好きでたまらないからラジオを経営しているという愛情があふれているので、こちらも男前ですね。
向こうの国はファンのリアクションも派手なので、「愛しているギャヴィン!」とか「貴方の一番のファンなの!」とか、熱狂ぶりも半端ないです。 最終的に、海賊局はなくなるのですが、その最後を締めくくるのが、熱狂するファンとの交流っていうのが、幸せな終わり方だったなあと思いました。
これ、あくまでロックンロールを放送する立場の人間なので、どれだけ酒やドラッグにおぼれていても、退廃的にならないのが安心して見られます。誰も死んだりしないし、自暴自棄になったりもしない。死ぬことが主張だとかそんなこともない。
勿論色々あるのですが、それでも俺たちにはロックがある。
音楽があるから、人生は最高だ。
そんな幸せな形の映画でした。野郎どもが全員カッコよく見えます。お勧め。
『イベリア 魂のフラメンコ』
レンタルで見たんですが、ゲージュツが前面に押し出されすぎて個人的にはあいませんでした。
『シャーロックホームズ』
衣装が良かった…。くらいでしょうか。
正直あんまり覚えてないです。私はホームズに対して特別思い入れがないので(強いて言うなら犬ホームズは最高だというくらいで)、ぐうたらでどうしようもなく皮肉屋で人好きのしない男であっても、別に抵抗なく受け入れられたんですが。
職場では、月ごとに特別食と呼ばれるものが出ることがあります。
四月に関していえば、「花祭り食」というものが出ました。
私「ああー灌仏会…。お釈迦様の誕生日か」
看護師「何故知っている」
私は毎回年齢詐称疑惑をささやかれます。
この場合、何故私が知っているかというと、川原泉の漫画に出ていたからです。
これ、なんかこの前もあったな…。
オリジナル小説『忘却の王』無事に終了しました。
皆様のコメントのおかげです。ありがとうございます。
最終話をアップしたところ、たくさんのコメントをいただいたのですが(自分がびっくりするくらいいただいた)そのすべてが、(反転)「ああいう終わり方でほっとした」(反転終了)というものでした。
私は一体どんな着地を見せると思われていたのか…。
基本的に作品は完結させてから載せているので、次回作は当分先のことになりますし、いつになるかもわからないので、気長にお待ちください。
今期のアニメも、ちょこちょこ見たり見なかったりです。
継続するかどうかはどれもちょっとわからんなあ。
『薄桜鬼』と『RAINBOWW』と『荒川アンダーザブリッジ』あたりは継続すると思うんですが。
『閃光のナイトレイド』とか『ヒーローマン』あたりは怪しいなあ。
どれも第一話は見たんですが、食いつきという点では似たり寄ったりでした。
『荒川』は面白かったんですけど、やっぱり漫画でもう読んじゃってるし。
最近、シリアス路線とかのアニメはあまり見る気がしないので。
前期も見ていたのは『バカとテストと召還獣』だけでしたしね。
あ、でも『よりぬき銀魂』は見ます。
初っ端が、鍋バトルだった時点で、こいつらわかってやがると真剣に思いました。大好きだ。よりぬきは全部お笑い話であって欲しい。
四月に関していえば、「花祭り食」というものが出ました。
私「ああー灌仏会…。お釈迦様の誕生日か」
看護師「何故知っている」
私は毎回年齢詐称疑惑をささやかれます。
この場合、何故私が知っているかというと、川原泉の漫画に出ていたからです。
これ、なんかこの前もあったな…。
オリジナル小説『忘却の王』無事に終了しました。
皆様のコメントのおかげです。ありがとうございます。
最終話をアップしたところ、たくさんのコメントをいただいたのですが(自分がびっくりするくらいいただいた)そのすべてが、(反転)「ああいう終わり方でほっとした」(反転終了)というものでした。
私は一体どんな着地を見せると思われていたのか…。
基本的に作品は完結させてから載せているので、次回作は当分先のことになりますし、いつになるかもわからないので、気長にお待ちください。
今期のアニメも、ちょこちょこ見たり見なかったりです。
継続するかどうかはどれもちょっとわからんなあ。
『薄桜鬼』と『RAINBOWW』と『荒川アンダーザブリッジ』あたりは継続すると思うんですが。
『閃光のナイトレイド』とか『ヒーローマン』あたりは怪しいなあ。
どれも第一話は見たんですが、食いつきという点では似たり寄ったりでした。
『荒川』は面白かったんですけど、やっぱり漫画でもう読んじゃってるし。
最近、シリアス路線とかのアニメはあまり見る気がしないので。
前期も見ていたのは『バカとテストと召還獣』だけでしたしね。
あ、でも『よりぬき銀魂』は見ます。
初っ端が、鍋バトルだった時点で、こいつらわかってやがると真剣に思いました。大好きだ。よりぬきは全部お笑い話であって欲しい。
『シド』にオリジナル創作『忘却の王』最終話更新しました。
長編とは程遠い長さですが、個人的にはこんくらいでちょうど良かったです。
十代の普通のボーイミーツガールものを書きたかったのですが、結局、色々普通じゃなかったというオチに。
長編とは程遠い長さですが、個人的にはこんくらいでちょうど良かったです。
十代の普通のボーイミーツガールものを書きたかったのですが、結局、色々普通じゃなかったというオチに。
遠隔捜査-真実への23日間- 公式サイト
わりと評判がよさそうなのと、お手ごろな値段で購入できたので遊んでみたのですが、色々かったるいゲームでした。
少なくとも、推理ゲームにおける推理していく楽しさ、みたいなものは全くありません。
捕まっている主人公が、毎日の尋問で、質問してくる刑事と対決し、その問いに答えられないとゲージが減っていく、というシステムがあるのですが、これ破綻しているんですよね。
だって、初っ端の質問で答えられることって、ないんで。
そうなると、質問全部に「黙秘権」で決定なんですよ。
こっちは、減っていくゲージをぼーっと見ているだけ。
しかも、質問は答えられたのが除外されて、新しい質問が追加されるという仕組みなので、結局次も黙秘権を繰り返すばかりになっちゃうわけです。
確かに、新しい情報を仕入れなければ、尋問も打破できないのは当たり前なんですが、ただここで、推理ゲームにありがちな「何故この証拠じゃ答えにならないのか」というのが多すぎるんですよ。
だから新しい情報を仕入れて尋問を打破したところで、「それってだからこの証拠品でもいけるよね?」というものであると、真実に近づいている感が全くないのです。
これ多分、主人公の脳みそと私の脳みそがシンクロ率マイナスかなんかのせいなんでしょうが、主人公が特定の証拠に対して答えを導き出す順番がおかしいというか、相手の刑事の「それでいい」という線引きが曖昧というか、確固たる証拠を求めてくる場合もあれば「ふむ、それでよしとしよう」と流されてしまう部分もあって、「だから、だったらこれわざわざ調べてくる必要なかろうが!」と途中で嫌になってしまいました。
大体、こちらが反論材料として選べる証拠も、曖昧すぎるんですよ。
「拳銃」とかならまだしも「○○の怪しい行動」とかって、それ証拠?
大体なんで相手の刑事に、同じ容疑者候補連中のアリバイなんか聞かれて、答えなきゃなんないの?
実際、推理ゲームとは程遠いと思います。
推理はプレイヤーではなく、主人公が勝手にやってる感じですね。
聞き込みをして、情報を積み重ねて、相手を打破するという流れは完璧なんですが、その達成感がないというか。
弁護士が動く探偵パート時のシステム的にも色々難ありで、全体的に読み込みがもっさりしているのは、個人的には流せたのですが、毎回やることが「特定の場所に行って聞き込み」というそれだけなのに、移動すれば何故かカーソルが意味不明な空中を指しているという仕様。
だってそこ、建物の前なわけですよ。
そこからすることって、建物に入るしかないのに、何故カーソルわざわざ空中(要するにコマンド指定できないただの「部分」)固定なのでしょう。入り口固定であってしかるべきなのではないでしょうか。
大体、建物に入るしかないのに関わらず、建物の景観が出発点というだけで個人的にはマイナスです。
そこに訪れる時間が違うと景色が変わるとか、誰か人物と遭遇できるとかならまだしも、一切そういうことないのに、この無駄な段階一体なんなのでしょうか。
探偵パートは特定の場所で話を聞く、という本当にそれだけです。
しかも、目的地を選択した時点で、何を聞くかは強制的に決まっているので、こちらに推理の余地はありません。
で、まあ建物に入っていちいち人を呼び出してもらうなり、面会するなりして、人物がアップになればそこでもまた空中に浮かぶカーソルですよ。
これねえ、全部無駄な行動をさせられている感があって、凄く不快なんですよね。
自分の脳が追いつかないせいで、無駄な行動を「してしまった」のならいいんですけど、「させられている」のはイライラします。
でまあ、答えがわかっているような質問を、二、三して(一つということすらある)速攻退出。
これで聞き込みは終わりです。
ここに臨場感なんぞ微塵もありません。
ついでに新しい情報を得た、という充実感もありません。
だって最初から、「答えがわかっている」ことを聞きにいくことが殆どだからです。
まだ「あの日のアリバイは?」ならわかりますが、聞きに行く内容が「被害者の人となりは?」だったりしてみてくださいよ。そこには、その情報に基づく爽快感なんて何もないのです。
おまけに、動機の面から推理していこうとか行っておきながら、最終的に主人公が真犯人を指摘する根拠って、アリバイが不確かなのはそいつだけっていう理由なのです。
そこに、動機が入り込む余地ないでしょう。
結果として動機が必要になってくるのでしょうが、私このオチ愕然としました。
アリバイが不確かなのは確かに、犯人ではないかと疑われているやつらの中だけで言えばこいつだけかもしれない。でも、それは、主人公だって最終的にはそうなんじゃないか。
絶対に「こいつしかできない」犯人を証拠を見つけて追い詰めるなら爽快感もありましょうが、消去法でこいつでは、どこかの二時間ドラマで開始直後有名な俳優さんだから犯人こいつというのと一緒です。
話の内容としては、交錯させたいのかわかりませんが、明らかに詰め込みすぎです。
しかも、実際のオチのつけ方が移植術にかこつけたファンタジーロマンスなので、非常に不愉快になりました。
そんなほいほい移植できる話なんてあるかよ! しかも流されて全部過去のことにして最終的には奇跡オチかよ!
物語の背景を調べるにつれ、心臓移植だの、腎臓移植だのといったものが、やたらにポンポン出てくる(しかも複数人)のですが、どうも扱い方が軽いというか。
まあ主人公が捕まっている以上、上澄みだけを救い出す作業になってしまうのは致し方ないのかもしれませんが、なんかこう、重い題材を扱っている(つもり)のわりには、凄く薄っぺらい感が漂うというか…。
ちなみに、ゲームの題名になっている『遠隔捜査』は主人公が捕らわれているから、弁護士が外で聞き込みをするから、っていうところからきているんですが、意味ないです。
だって、主人公は捜査できないかもしれせんが、主人公にしろ弁護士にしろ操作しているのはプレイヤーなわけですからね。
人物描写に関しては、地味ですが丁寧で好感が持てます。
台詞なども、思い返すとそういうことちゃんと前フリで言ってたな、という作りはちゃんとしていたと思います。
どんでん返しも一応ありますが、まあ私はその頃にはテンションダダ下がっていたので、別に盛り上がらなかったというか…。
ただ、ゲームとしては単調な作業の繰り返しなので、推理ゲームではなく作業ゲーですね、これは。
ただ作業ゲーだと割り切るには、システムがいまいちという…。個人的にはがっかりな作品でした。
わりと評判がよさそうなのと、お手ごろな値段で購入できたので遊んでみたのですが、色々かったるいゲームでした。
少なくとも、推理ゲームにおける推理していく楽しさ、みたいなものは全くありません。
捕まっている主人公が、毎日の尋問で、質問してくる刑事と対決し、その問いに答えられないとゲージが減っていく、というシステムがあるのですが、これ破綻しているんですよね。
だって、初っ端の質問で答えられることって、ないんで。
そうなると、質問全部に「黙秘権」で決定なんですよ。
こっちは、減っていくゲージをぼーっと見ているだけ。
しかも、質問は答えられたのが除外されて、新しい質問が追加されるという仕組みなので、結局次も黙秘権を繰り返すばかりになっちゃうわけです。
確かに、新しい情報を仕入れなければ、尋問も打破できないのは当たり前なんですが、ただここで、推理ゲームにありがちな「何故この証拠じゃ答えにならないのか」というのが多すぎるんですよ。
だから新しい情報を仕入れて尋問を打破したところで、「それってだからこの証拠品でもいけるよね?」というものであると、真実に近づいている感が全くないのです。
これ多分、主人公の脳みそと私の脳みそがシンクロ率マイナスかなんかのせいなんでしょうが、主人公が特定の証拠に対して答えを導き出す順番がおかしいというか、相手の刑事の「それでいい」という線引きが曖昧というか、確固たる証拠を求めてくる場合もあれば「ふむ、それでよしとしよう」と流されてしまう部分もあって、「だから、だったらこれわざわざ調べてくる必要なかろうが!」と途中で嫌になってしまいました。
大体、こちらが反論材料として選べる証拠も、曖昧すぎるんですよ。
「拳銃」とかならまだしも「○○の怪しい行動」とかって、それ証拠?
大体なんで相手の刑事に、同じ容疑者候補連中のアリバイなんか聞かれて、答えなきゃなんないの?
実際、推理ゲームとは程遠いと思います。
推理はプレイヤーではなく、主人公が勝手にやってる感じですね。
聞き込みをして、情報を積み重ねて、相手を打破するという流れは完璧なんですが、その達成感がないというか。
弁護士が動く探偵パート時のシステム的にも色々難ありで、全体的に読み込みがもっさりしているのは、個人的には流せたのですが、毎回やることが「特定の場所に行って聞き込み」というそれだけなのに、移動すれば何故かカーソルが意味不明な空中を指しているという仕様。
だってそこ、建物の前なわけですよ。
そこからすることって、建物に入るしかないのに、何故カーソルわざわざ空中(要するにコマンド指定できないただの「部分」)固定なのでしょう。入り口固定であってしかるべきなのではないでしょうか。
大体、建物に入るしかないのに関わらず、建物の景観が出発点というだけで個人的にはマイナスです。
そこに訪れる時間が違うと景色が変わるとか、誰か人物と遭遇できるとかならまだしも、一切そういうことないのに、この無駄な段階一体なんなのでしょうか。
探偵パートは特定の場所で話を聞く、という本当にそれだけです。
しかも、目的地を選択した時点で、何を聞くかは強制的に決まっているので、こちらに推理の余地はありません。
で、まあ建物に入っていちいち人を呼び出してもらうなり、面会するなりして、人物がアップになればそこでもまた空中に浮かぶカーソルですよ。
これねえ、全部無駄な行動をさせられている感があって、凄く不快なんですよね。
自分の脳が追いつかないせいで、無駄な行動を「してしまった」のならいいんですけど、「させられている」のはイライラします。
でまあ、答えがわかっているような質問を、二、三して(一つということすらある)速攻退出。
これで聞き込みは終わりです。
ここに臨場感なんぞ微塵もありません。
ついでに新しい情報を得た、という充実感もありません。
だって最初から、「答えがわかっている」ことを聞きにいくことが殆どだからです。
まだ「あの日のアリバイは?」ならわかりますが、聞きに行く内容が「被害者の人となりは?」だったりしてみてくださいよ。そこには、その情報に基づく爽快感なんて何もないのです。
おまけに、動機の面から推理していこうとか行っておきながら、最終的に主人公が真犯人を指摘する根拠って、アリバイが不確かなのはそいつだけっていう理由なのです。
そこに、動機が入り込む余地ないでしょう。
結果として動機が必要になってくるのでしょうが、私このオチ愕然としました。
アリバイが不確かなのは確かに、犯人ではないかと疑われているやつらの中だけで言えばこいつだけかもしれない。でも、それは、主人公だって最終的にはそうなんじゃないか。
絶対に「こいつしかできない」犯人を証拠を見つけて追い詰めるなら爽快感もありましょうが、消去法でこいつでは、どこかの二時間ドラマで開始直後有名な俳優さんだから犯人こいつというのと一緒です。
話の内容としては、交錯させたいのかわかりませんが、明らかに詰め込みすぎです。
しかも、実際のオチのつけ方が移植術にかこつけたファンタジーロマンスなので、非常に不愉快になりました。
そんなほいほい移植できる話なんてあるかよ! しかも流されて全部過去のことにして最終的には奇跡オチかよ!
物語の背景を調べるにつれ、心臓移植だの、腎臓移植だのといったものが、やたらにポンポン出てくる(しかも複数人)のですが、どうも扱い方が軽いというか。
まあ主人公が捕まっている以上、上澄みだけを救い出す作業になってしまうのは致し方ないのかもしれませんが、なんかこう、重い題材を扱っている(つもり)のわりには、凄く薄っぺらい感が漂うというか…。
ちなみに、ゲームの題名になっている『遠隔捜査』は主人公が捕らわれているから、弁護士が外で聞き込みをするから、っていうところからきているんですが、意味ないです。
だって、主人公は捜査できないかもしれせんが、主人公にしろ弁護士にしろ操作しているのはプレイヤーなわけですからね。
人物描写に関しては、地味ですが丁寧で好感が持てます。
台詞なども、思い返すとそういうことちゃんと前フリで言ってたな、という作りはちゃんとしていたと思います。
どんでん返しも一応ありますが、まあ私はその頃にはテンションダダ下がっていたので、別に盛り上がらなかったというか…。
ただ、ゲームとしては単調な作業の繰り返しなので、推理ゲームではなく作業ゲーですね、これは。
ただ作業ゲーだと割り切るには、システムがいまいちという…。個人的にはがっかりな作品でした。