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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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しかし、『北斗無双』のアテレコを見ると、トキの声優さんがセキトモさんなのは、トキのためではなく、アミバ主体だからなんじゃないかと勘ぐりたくなります。
アニメを知らない私から見ると、サウザーの神奈さんぴったりだと思うけどなあ。

最近『北斗の拳』のことばかり考えています。
199X年、地球は核の炎に包まれた!
嘘だ! 包まれているのは萌えの炎! というくらい美形祭りでした。凄かった。とても。

基本的に主人公のケンシロウは、降りかかる火の粉を払うためだけの役割なので、感情を発露するのは基本的に相手の方。
なので、こちらも感情移入できるのは敵側というのが、漫画を読んでいく上でのお約束になっております。
全員がそれぞれ熱い主張を持っており、それが歪んでいようが、正しかろうが、ひたすら非常識であるところがとにかく魅力的です。
台詞だけ抜き出すと、笑いなくしては見られないのですが、これが漫画として一つの作品として読んでいると、素直に感動したり、下手すりゃ落涙までたどり着いてしまうのが、この漫画の力ですな。
誰か一人がとんでもなくとんでもない(笑)のならば、そのバランスの悪さにひたすら笑えるのですが、これが出てくる奴ら全員熱いので、テンション低い奴がいたらかえっておかしいですよ。
そのおかしさを吹き飛ばす迫力は、やっぱり漫画市場を席巻しただけありますね。


この漫画、前半はユリアという女神のような女性を争って、様々な相手とケンシロウが戦うのですが、なんていうか、ユリアってともかく女神様なので、そこに人間味とかそういうの全くないのですよ。
超母性で、美人で、薄幸でと、三拍子そろっちゃった女性は、男たちが何が何でも手に入れようというトロフィーと同じであって、羨望の眼差しを向ける象徴でしかないわけです。
ケンシロウも、トキも、ラオウも、義理三兄弟(正確には四兄弟)全部ユリアにゾッコンなわけですが、そこで輝くのがユリアに全く関心を向けないレイの存在ですよ!(結局それが言いたかった)
レイはユリアと面識がないから、当たり前ったらそうなんですけど、結局単品でカッコイイ男も変な女とカップリングになると評価が下がるのが世の常でありまして。女もとい、私は心が狭いからな!(苦笑)
ここで同じように、ユリアみたいな超母性の女神様に惚れると、ちょっとがっかり感が漂うのですが、レイはマミヤっていうケンシロウに惚れていて「とうに女は捨てた! 私は戦士マミヤ!」とか言っちゃう可愛らしい(私の年齢になっちゃうと本当に可愛い主張)女の人に惚れて、報われない愛をとことん貫こうとするので、それがまた株を上げているわけですよ! 単品でも吐くほどカッコイイのに、女絡むともっとカッコイイってお前えええ!
レイの主張も、「女は戦う必要なんかない。女は自分の幸せだけ考えていれば良いんだ」という、へたれな男が言ったら逆に「死ねばいいのに」と冷笑を浮かべられてしまいそうなものなのですが、これが実力があって自分に厳しい男が言うと、「イヤアアアアア! 言われてみてえええ!」となります。
大体、レイは誘拐された妹を助けるためだけに世界を旅しているという、登場の理由からして卑怯な上に、惚れた相手にどれだけ報われなかろうが尽くすし、女だけでなくケンシロウにも大きな義理を感じているので、単身敵わないと知っていながらラオウという強大な敵に立ち向かうという男気の持ち主です。
最終的に、マミヤにも死相が出ているという事を知っても、「そんな女のためだけに死ぬ男が一人くらいいてもいい」と、笑って立ち向かうわけですよ敵に!
その時にはレイは既に、三日後に死ぬというツボ(笑)をラオウに押されてしまっているので、その苦しみの中で戦い抜き、勝利します。
崩壊する体を抱えて、マミヤに向かって「幸せにな」と微笑みながら、一人で建物に閉じこもり、誰にも死に様を見せずに死んでいくのです。
ああ泣いたよ! なんでレイが死ななきゃならないんだよ! なんて勿体無い!

とにかく外見も美形で、ケンシロウに比べて細身に見えるのもツボです。いえ、実際細身どころか、体重筋肉だけで百キロオーバーであろう肉体なんですが、細面でオールバックに前髪はらりで後ろ髪長い男は、外見ド直球に好みでした。
スパロボのイルムといい、ブーツホルツといい、レイといい、私はどうもこの外見の男に弱い…。眉毛がりりしい男に弱いというか…。

実際台詞で「愛」「愛」出てきちゃうのもこの漫画の凄さですね。
「愛している」ならまだしも、「この愛に報いねばならぬ!」とか「愛のために生きよう!」とか、真顔で真剣に、大の男がばんばん言い放ってくるわけですよ! なかなか凄いですよこのインパクトは。
またそれが、レイとかラオウとかが言うとさまになるんだなあ、これが。


ラオウはケンシロウの義理のお兄さんで、長兄なんですがもう、言ってることもやってることも、一事が万事突拍子もなさすぎて燃えます。
「我が人生に一片の悔いなし!」
と絶叫しながら立ったまま絶命とか、もう男前すぎて!
そして、弟トキが好きすぎて!!
トキはもう、出てくる登場人物全員に愛されている、完全にヒロインな男(ヒゲ面細面で髪の毛長い)なのですが、大体ラオウなんてトキとの戦いのさなかに号泣ですよ!
「さらば、我が最愛の弟よ!」
とか、身の丈五メートル(笑)の男が、キリストみたいな外見の男をお姫様抱っこして号泣ですからね! もう、どんだけ愛し合ってんだおめーら!

ラオウはラオウで、当然ユリアに執着しているのですが、ユリアはケンシロウと相思相愛なわけです。それを指摘されて、
「誰を愛していようが、汚されていようが、そんなことはどうでもいい。最終的に俺のそばにいればいい」
と言っちゃうのも、見方を変えれば超男前ですよね。
束縛しまくっていて、おまけに非常識の極みであるラオウが言うと物凄く暴力的ですし、実際そうなんですが、惚れた相手の過去とか全部どうでもいい、その上で自身の愛は揺るがないのだ! っていうのはうじうじさ加減がなくて、男前だなあと思うのですよ。そういえば、レイもそんな感じだったなあ。


北斗神拳と南斗聖拳の争いが中盤からのキモになるんですが、この南斗の連中もカッコイイんだこれが…。
盲目の戦士シュウは、幼いケンシロウを助けるために自ら目をつぶしたという男前で、外見も超カッコいいです。顔に走る自分の爪あとが色っぽくてたまりません。
おまけに、仁星の下に生まれた宿命を背負って生きているので、その死に様がどんだけ凄惨かと。
しかも、一児の子持ちですよ! 奥さんどんだけ羨ましいのかと。(実際漫画では子供しか出ていないので奥さん亡くなられたっぽいんですが)

皇帝サウザーも、やってることとか最悪だし、言ってることも生ぬるいんですが、神経質そうな外見が超好みでした。
レイを筆頭に、南斗は美形が多すぎる…。
北斗がバラエティに富んだ二枚目が多いのに比べ(まあ殆ど血のつながりがないので)、南斗は血のつながりなんか全然ないのに正統派美形が粒ぞろいで、私もう本当に参ってしまいます。いや、本当にあんなに美形ばかりだともうどうしたらいいのか…(何故何かをしようとするのか)
狼の星がどうの、というリュウガはレイに匹敵する正統派美形で、下まつげばっきばきで、線が細い知的な感じでこれまた好みでした。知的も何も、人間を輪切りに出来る奴に知的ってどうなん、とも思うんですが。でもリュウガってちょっとやりたかったことが中途半端というか、使いどころが難しかったのか、不完全燃焼キャラクターの筆頭で、この漫画に出てくるキャラクターの中ではちょっと可哀想な感じです。すんごい美形なのに勿体無いっつーか。ウィキの登場人物解説を見て「ああ、こういうことがやりたかった人なのね」ではちょっとね。いえ、彼以外がわかりやすすぎる、ってこともあるんでしょうけど。

シュウザとか、あのあたりも勿論カッコイイんですが、それくらい後半(中盤後期というか)になると、絵柄が随分変わってきちゃうんですよね。全体的に弱弱しくなっちゃうというか。いえ、それだって体重百キロ越えの人間たちは弱々しくもなんともないんですけど、タフネスからは遠いっていうか。
それはケンシロウも同じであって、最終的にラオウとの決着がついた後のおまけみたいな後期は、ケンシロウ完全に世捨て人というか、修行僧みたいになっちゃって、常に悲しみばかりが先にたつ顔立ちになっちゃうんですよね。
そこには成長したというか、大人になったケンシロウはいても、その矛先はタフネスには向かなかったというか、まあ全体的にあごが細くなったりといった、外見的な特徴が際立ってきちゃうわけです。

絵柄でいうならば、後半は女子もマネキンみたいになっちゃうので、可愛いとかきれいとか思えませんね。ユリアに関しては女神像なので、人間としての美しさがなくなっても構わないのですが、他の要所要所で出てくる地方ヒロイン(笑)が可愛くないのはちょっと致命的かなあ。
子供の描写も、リンとか初っ端超可愛いですけどね!(隠す気もない)
サニーちゃんみたいな、足首も手首もない真っ直ぐな手足も可愛いですけど、リンはむっちむちのちゃんと関節がある、ソーセージみたいな体系をしていて、それがまったえっらい可愛いんだこれが!
個人的には、マネキンみたいな顔になっちゃった大人のリンよりも、子供の頃のリンのほうが可愛くて好きです。
バットは大人になって生まれ変わったようにカッコよくなったけどね!

ジュウザも、立ち位置的には好みだったんですけど、それでも前半の生きのいい(笑)奴らと比べて、どうしても悲壮感が前面に出てきちゃったので、あまりノリきれなかった、というのはあります。まあ、大体奴はユリア関係で損してるしな。
ジュウザにせよ、リュウガにせよ、ユリアの兄弟(このへん血縁関係がよくわからないのですが、ユリアの親父がいっぱい妾がいた、ってことなんでしょうか)ってだけで「勿体無いなあ」と思ってしまいます。別に血縁関係ここはいらんよなあ。
大体にして、ケンシロウファミリー(笑)だって、殆ど義理の兄弟なわけですから。その中で燦然と輝く、ラオウとトキの兄弟愛が萌えるんじゃないか!(笑)


調子に乗って外伝も読んでみました。
一番出来がよかったのはトキ外伝かなあ。完全にオリジナルじゃなくて、原作でも描かれていた場面を焼きなおしたところも多いので、物語として入りやすかったのかもしれません。ユリア外伝も完全に絵が少女マンガしていて、ユリア主役なので違和感ありませんでした。なんと作者が、いつかの魔人壬生漫画を描かれた方で仰天。どこかで見た絵柄だと思ったんだ…。
ラオウ外伝は、絵柄が違うったって限度があるだろ、程度で流れました。
期待していたレイ外伝は、なんていうかエロゲーみたいな…別に、エロシーンが多いのはいいんですけど、レイが主役である意味がないので、一番がっかり度が高かったです。これだったらトキ外伝にちらっと出てきたほうがよっぽどカッコよかった。


とまあ、漫画制覇してみましたが面白かったです。
「我が人生に一片の悔いなし!」と胸張って言えるキャラクターが全く違和感なく出てくる漫画の力強さにひたすら燃えました。
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『赤ひげ』
もう黒澤作品は長いもんだと諦めるしかないのでしょうか。
見終わってから寝ようなんて気軽に始めたら、三時間以上もあって睡眠時間が削れました。びっくりよ。
三船主演で、白黒映画としては最後の作品らしいのですが、これは三時間飽きずに楽しめました。
小石川療養所で貧乏人相手に診療を続ける赤ひげ。
そこに無理やり連れてこられた形の保本。
始めは抵抗してばかりの保本も次第に、赤ひげのたくましくも誠実な態度を見て、自らも立派な医者たろうと成長していく物語です。
事実上、主役は香山雄三演じる、保本なのですが、彼が変わっていくきっかけが、殆ど死であるということが重いです。
生き様を感じた上での死はまだましですが、始めに出会う死は、ただただ苦痛なだけで、保本は正視できません。死んでいった老人が如何なる人生を歩んだか、保本が知るのはその後。報われない人生を送り、苦痛の中で死んでいった老人。
しかし、赤ひげは訪ねて来た娘に、「安楽な死に方だった」と嘘をつく。
そのやりきれなさを抱いた保本が、次に目にするものも、新たな死。
事実上、保本が直接関わり助けることができる命は、おとよという少女だけなのです。
後の命は、保本を通り過ぎ消えていく。
助けられる命より、助けられない命のほうが多い。
実際、死ぬ間際に語られる過去であったり、真実であったりすることが加わったからといって、人が死ぬこと事態は変わらない。
けれど、保本は己を恥じ入ります。
苦痛の中でも、何も語らず死んでいった人たちに比べて、幼い頃から虐げられてきた娘に比べて、自分はどれだけのことをしてきたのだろう、と。

赤ひげは、貧しさは不幸せなことである、とはっきり断じます。
だから、商人から上前をはねたり、奉行所の人間の弱みを握ってゆすったりと、金策のためには手段を選びません。
「俺は卑怯な奴だ。お前はこんな奴になるな」
と言う赤ひげを、周囲の人間は好ましげに見つめるわけです。
その周囲にいるのは皆貧しいもので、赤ひげの恩恵にあやかるものばかりで、そしていかなる手段であっても、貧しさよりはずっといい、と。

また、この虐待されて精神を病んでいた、おとよという少女と、盗みを働いている長坊っていう少年の会話が、立ち上がれなくなるほど悲しいんだこれが。
貧しさのあまり、診療所の粥を盗もうとする長坊。見てみぬふりをしたおとよに、長坊は盗んできた飴を差し出します。せめてものお礼だと。
親は働けず、兄弟たちはあてにならない。
「そんなにひもじかったの?」
「おいら、ひもじくなかったことなんてねえよ」
「でもこれは盗んできたものでしょう? あたしだったら、こじきをするわ」
「おいら、馬に生まれてきたかったな」
「馬に? どうして?」
「だって馬なら、草食ってればいいもの」

私この一連の会話で泣き通しでした。
母親もいない少女が、平気な顔をして「こじきをすればいい」と言ってしまう悲しさ(実際この前におとよは理由があってこじきを普通にしているのですが)。
とにかくひもじくて、飢えて、それしか自分の世界にない長坊が、「馬になれば草を食べていればいいから」と、そんなことを素晴らしい夢のように語る現実が本当に悲しくて、延々泣きました。
子供が飢えて犯罪に走る世界に幸せはなく、そして長坊はおとよから診療所の残り物をもらうことになるのですが、ある日もう必要でなくなったと言います。

「おいら、遠くに行くんだ。そこには花がいっぱい咲いていて、きれいな鳥がいっぱいいて、腹も減ることがねえんだって。きっと、今の姉ちゃんみたいにきれいな鳥がいっぱいいるんだ」
「そんなところ、あるのかしら?」
「…あるさ。西のほうにあるんだってさ。だから姉ちゃんと会うのは今日が最後だ。だから、よく姉ちゃんのことを見せてくんな。今日の姉ちゃん、本当にきれいだ。本当だよ」

うがあああああああ! やめてやめてやめー!

もうこの会話が始まった途端、嫌な予感炸裂ですよ。というか、嫌な予感しかしない!!
長坊が、本当にその世界を信じていても悲しいのですが、この場合、完全に信じていなくて、自分を信じ込ませようとしているのか、おとよに心配をかけまいとしているのか、一生懸命言い訳を考えて、素晴らしい世界を説明するその様が、辛くて辛くて。
結果、長坊は一家心中の末に、療養所へ運ばれてきます。
もう、私の心の中では悲鳴ですよ。
おまけに、息も絶え絶えに長坊が言うには、自分が盗みを働いて、捕まってしまったことが周囲に知れ渡ってしまったから、もう生きてはいられないと、心中することになったというのです。

「ごめんな、姉ちゃん。俺また盗みをしちまったんだ。…やっぱりこじきにしときゃよかった。本当に、ごめんよ」

こんな酷い話があるかと!!
食うために、働けない親や兄弟のために、生きるために必死でやってきたことが、まだ十歳ににも満たないような少年が、懸命に生きてきたのに、それなのに、周囲に顔向けできないからと心中ってお前それお前それお前ええええええ!!
もう、誰に怒りを向けていいのかわからないのですが、錯乱しつつ号泣でした。悪いのはもう誰でもない。ひたすら、貧しさこそが罪であるというしかない。けれど、その貧しさは現実として長坊の目の前に常にあって、誰かが助けてくれたとしても、それは、結局間に合わなかった。

どん底にテンションが下がるほど、悲惨な話でした。
まあ、実際長坊は助かるのですが、それでも彼が体験してきたことは、悲惨なことなのです。この上なく、不幸せで、絶対に子供が味わう必要がないことだったはずなのに、誰よりも不幸せと共にあらねばならなかった。

この後は、保本の結婚とか、診療所に居残るとか、色々見通しが明るい話で一応は終わるのですが、個人的には長坊とおとよの、悲惨以外形容できない話のテンションから、盛り上がることができないまま終わりました。

誰に裏切られたわけでもない。
国家大逆の陰謀にはめられたわけでもない。
無差別に人を殺した狂人がいたわけでもない。
それでも、長坊は飢えという、最も救いがたく誰もが遭遇する不幸せの中で生きるしかなかった。
それは、例えようもないくらい、「不幸」なことなのだ。

赤ひげはそんな中、立ち上がった男であり、保本はその後を継いで生きる決意を固めます。
「後悔するぞ」
「試してみましょう」
聖人ではない赤ひげ。それに続く若者。
どうしても病人が減らない世界があるなら、そこには、同じように医者が必要なのだ。
貧しさを理解し、体現する医者が。

浮き渋みの激しい、重い映画でした。でもこれを、ドキュメンタリーではなく「映画」として完成させているという点でも、名作といえるでしょう。


ちなみに私は、映画を見ながら号泣し、この感想を書きながら号泣し、内容を親に説明しながら号泣し、風呂に入りながら号泣し、親が同じように説明してくれたNHKの連続ドラマの「赤ひげ」の内容が、またこれもすべからく救われない話であったことに更に号泣し、泣き疲れました。
この映画に出てくる人物の人生や、死を見ると、もうなんだろう、侍の切ったはったの死に様なんて、ちゃんちゃらおかしいわ! と思ってしまいます。
「七人の侍」の奴らだって、好き勝手「やれるだけの自由」があった末で「死ねた」んですから、そんなの、長坊の境遇に比べたら天国みたいなもんだろ! もう、なんだかもうなんだか!(錯乱)
『シド』にオリジナル創作『忘却の王』第十二話更新しました。
次週最終回。
魔装機神の情報は、こちらの『ビッグムーンブリッジ』様を参照しております。
大体、初っ端からシュウがしたり顔で出ていること自体が気に入らない(笑)のですが、全体的に乗るマシンが頭身高いような気がするんだよなあ。もう少し寸足らずだったような気が…。
思い出補正か、とも思うんですが思い出がダサイ方向に向かっているというのも考えづらいし。
今回出てきたキャラクターでは、シモーヌ一押しです。
カップリングでは、シモーヌ⇒ヤンロン一押しで、気の強い娘さんにヤンロンが振り回されればいいと思うよ。
というか、個人的にヤンロンがモニカ姫に惚れているという設定が気に入らない(苦笑)だけです。心が狭いんだ私は。
ただ、シモーヌはラセツと報われない関係を築いてもらいたいとも思っているので、そこから引きずりあげる図を想像するのであれば、ヤンロン⇒シモーヌっていうのもありだな、と思います。
同情が横滑りするというか、気骨のある娘は好きだぜ的な惚れ方をすればいいよヤンロン!(「→」(矢印)がブログ表示だと豆粒になってしまう仕様はどうにかならんのか…)

個人的にはファング(スカウター(笑)をつけた青年)とか、ロリコンが速く出てきてもらいたいなあと思います。後はベッキー姉さんね。それにロドニーははずせないよね! CV海坊主だもんな!!


以前も書いたような気がするんですが、pixiv、重いし、検索しづらいしあれどうにかならないんでしょうか。
結構大きなコミュニティだと思うんですけど、せっかく検索かけても、イラストの並び替えが不自由極まりないので、お目当てのものを探し当てるまでに膨大な時間がかかってしまって、結局途中で諦めてしまう、というのを結構繰り返しております。
せめてニコ動くらい検索の種類が欲しいなあ。
作品によっては、ユーザー数を見るものもあれば、投稿順でみたいものもあるので。
ちなみに、ポケモンタケシを検索してにやにやしているのが私です(わかるかよ)


XboxもPS3も持っていないのに、北斗無双のCFを見て、思わず漫画北斗の拳を大人買いしてしまった私です。
あの爪ギーッとやってる美形にカッとなった…。(しかし子安さんだと知った時はああ~となった…)(がっかりしたわけではなく)
しかし、KOEIは本当にケンユウさんが好きですね。ネオロマ班にも無双班にも、ケンユウさんファンがいるんでしょうか。
現在、一週目読み終わったところですが、レイがあまりに美しすぎてレイがレイがレイがレイが。
こんなに美形祭りな漫画だとは知りませんでした。聖闘士星矢を読んだときも同じような感想だったんですが、やはり一世を風靡した漫画は違う!
漫画としてもとても面白かったです。私はアニメを知らないのですが、世間で評判になっているような、声優さんの演技が凄すぎて、みたいなものを無視して読んでも、原作である漫画は漫画として非常に読み応えがありました。
しかし、レイが男前過ぎて! 外見だけなら、サウザーだってシュウだってトキだってラオウだって全部好みです。
というか、ユリアもマミヤも押しのけて、トキがヒロインすぎると思いました。
『Vengo』
場所はスペイン・アンダルシア。
そこで生きる、カコという男と、甥のディエゴ。
ファミリーの抗争を食い止めるために奔走するディエゴだが、一人娘を失った悲しみからは逃れるすべはなかった。

結論から言うと、話は殆どありません。
画面から流れるフラメンコと、そのリズムを楽しむ映画でした。
極論を言っちゃえば、フラメンコという音楽が文化であり日常である彼らのPVを見ているような感覚、というべきでしょうか。

ただ、その画面からほとばしるエネルギーが半端ないのです。
私の中でフラメンコというと、バラを加えてキレイなお姉さんが床を踏み鳴らす、という浅い知識しかなかったのですが、この映画におけるフラメンコは歌とギターと手拍子です。
踊りもありますが、本職の人が踊っているというよりは、音楽に合わせて体が自然に動き出すという感じで、そのノリこそがジプシーの生きてきた証の積み重ね、というか。

始まりは娘の葬儀なのですが、そこでのフラメンコも、ギターにエジプト文化に、イスラム文化と、ごったになっていて凄く以外でした。
エジプト文化はよくわからないのですが、イスラム色が強かったというか。そこだけ抜き出すと、ジプシー音楽って感じは全くしませんし、その流浪の民が培ってきた、ジャンルが分けられない音楽がフラメンコなのかとも思いました。
どうしても音楽に詳しくないので、音楽的な部分での説明ができないのが歯がゆいのですが(致命的)画面からほとばしる、ダミ声の渋い歌声(女性)はまさに圧巻。
男性の歌い手さんもいましたが、むしろそちらの画面のほうがやわらかかった気が。女性の迫力半端ない。


そして、個人的にはイケメンパラダイスでした。(いきなり貧相な発想)
主役のカコからして、どんだけ…どんだけ男前持ってきたんだアントニオ・カナーレスー!? と仰天。
超有名なフラメンコダンサーの方らしいのですが、踊るシーンは一つも出てきません。
彼は酒を飲み、手拍子を打ち、甥の姿に目を細め、失った娘を思い涙するジプシーの一人の男として描かれます。
まった、これがほとばしるエロさ。
真っ黒でツヤのない、くせのある髪がセクシーで、少したれた目元に、ぎょろっとしたこれまた黒い瞳が迫力満点。
そして、着こなしがまた素敵でして、基本真っ黒いスーツに、白いシャツなんですが、金のネックレス(たぶん宗教的なものなのかと。十字架ではないですが、ペンダントトップがでかい)を身につけ、そして何故か柄物のスカーフを常に首からかけているのです。
一瞬女物のスカーフなのかと思うくらいの柄物なのですが、基本明るい色バージョンが一つと、後は濃紺に金字のスカーフを巻いた姿がもう、エロすぎて正視に耐えられません。
いとこの、アレハンドロもすんごいエロいし、ボディーガードの天然パーマ長髪のトレスもたまりません。
私、この映画ほど長髪真ん中わけ髪型の男を許そうと思ったことはありませんでした。
その上、ひげボーボーだぜ…!? 奴らの胸毛は常時装備だぜ…!?
このあたりの、ひげの生やし方もちょっとイスラムっぽいなあと思うんですが。カコは生やしてないけれど、敵対する側は基本的に全員生やしているし。




実際はこの二億倍エロいです。というか似てなさ具合に自分がびっくり。
顔のしわも、笑いしわから、目の下のしわまで、すべてがたまりません。
そして、何処からどう見てもスペインの古田新太だと思ってしまった私は間違っていないと思います。
いや、これ古田さん以外ありえない…!




フラメンコギターをかきならすおじさんも、超素敵でした。
なんていうか、ヒゲ面で面長の寺尾聰さんみたいでした。この人も胸毛ばっちりだったなー。

ともかく、フラメンコの迫力のある音楽と、右を向いても左を向いてもイケメンしかいない(私的に)世界観はお勧め。
話そのものはあまり考えずに、画面から流れるジプシーの世界を楽しむのが吉かと。
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