『遥かなる時空の中で 夢浮橋』
PS2に移植されたのを遊んだんですが、なんかこれもう、ファンディスクですらないというゲームでした。
私の場合、2が一番好きでして、1と2の頃の物語性のない、回数さえこなせばご褒美がもらえますよという作りのゲームが好きだったのでまだ初回の2キャラ狙いの時は、とんでもなく楽しめたんですが、それが過ぎさってしまえばもうどうしたらいいのか。
まず、イベントは全部同じです。
ヒロインが選べるのは、それによって落とせる連中が違う(同じ時代のキャラしか落とせない)というポイントがあるのですが、それ以外の奴らは全部イベント使いまわしというとんでもないデキでした。
つまり、私のように2ヒロインで始めると、まあ落とせる連中のイベント八個見ますよね。
で、それ以外の1と3のキャラの友情イベント見ますよね。
それでもう出きっちゃうので、次に1を選ぼうが、3を選ぼうが、自分のキャライベント以外見るもん本当になくなっちゃうんですよ。強いて言えば時代の違う八葉同士の絡みがあるくらいで、あとはスキップで全部飛ばせるレベル。
で、肝心のキャライベントも、「あれ? これ本編ディスクで見たことがあるような気がする?」というものから、「これ恋愛イベントじゃねーよ!」と絶叫してしまうものまで、ちょっとレベルが低いんですよねえ。
好きなキャラならまだ台詞一つで許せるものから、好きだけにもうちょっと頑張ってもらいたいと思うのも乙女心であって。
通常の恋愛イベントならば、本編で完遂されているわけですから、個人的には友情イベントとかせっかく相容れない八葉同士が集まったのでそれらのイベントが充実していた方が嬉しかったですね。
このゲームのキモである、八葉同士の会話は本当に楽しかったです。
もう歴代百虎に囲まれて胃を痛くする景時とか、以外に女慣れしている眼鏡ズが譲にアドバイスとか。
どうしても私は2を一番にやって、故にその初回プレイは凄く楽しめたのでその記憶しか残っていないのですが、このゲームやはり、好きなヒロインを選択して落とす、というような工夫をこちらでしないと楽しめないような気がします。
好きな野郎を選ぶというよりは、ヒロインを選ばないと厳しいというか。
そういう意味では、本当に「初めて」選んだヒロインだけは楽しめると思います。
それ以外は正直微妙。
グラフィックはゲーム内で以前使われたものは流用、音楽も以下同文なのですが、これに関しては遥かシリーズのグラフィック、そして音楽は何気に高水準を保っているので問題なし。
個人的には2の音楽や映像が見られて嬉しかったくらいで。
塗りや造詣に関しても、舞台や設定が明確に変わった3以前のものが好きなので、思い出補正があるんでしょうねきっと。
ただ書き下ろしスチルに関しては、あからさまに水野スチルであるものとそうでないものの差や、「誰だお前」レベルのものもあり、せっかくグラフィックが売りのゲームなのですから、イベントの内容含めてもう少しこちらも底上げが欲しかったところです。
イベントが駄目でも、スチルや台詞だけで「元取った」と言わしめるのも、乙女ゲームの特徴なので。
以下、ツイッターから抜粋されたコメントになります。2しかないですが。
・「天から降りたった私の姫君にさぞかしお似合いだろうから」…やっぱり海賊の破壊力ハンパねえな!(悔しい)
・花梨との仲について歴代青龍にアドバイスを受ける勝真。天真は普通に「女のリアクションを期待してお化け屋敷」だったが九郎には聞くこと自体間違ってると思う。そして答えもやっぱりそんなだった。
・いい雰囲気だなと言われて「そうか?俺としてはかなり後れをとっているような気がする」と言った勝真に超萌えた。
・「菊花の香、あのゆかしい香りは僕の天女によく似合うかもしれません」本当に彰紋の破壊力もハンパないな! 何気に海賊よりも泉水とか彰紋とかのほうがさらっと凄いことを言ってる2。
・エロい声の白虎たちに囲まれて翡翠への気持ちを問いただされる花梨ちゃん。
ただひたすらに物凄い集団に圧倒されて萌えまでたどり着かなかった(笑)
こういう集うはずがない奴らの会話超楽しい。
・「キュートなお嬢さんどうかお手を」「恋愛と戦争ではすべてがフェアという諺もあるくらいですから」 「神子殿がそうやって頬を染めているところはまるで花のようですね。花と言えばこんなフレーズを思い出しました。薔薇は赤く、菫は青い、砂糖は甘くあなたは優しい…貴方にふさわしい言葉だと思いませんか?」 「こういう言葉をささやくのは貴方の耳にだけです」
………信じられるかこれおかっぱ眼鏡が言ってるんだぜ…。
超萌えた…。
そう言われればこいつ飛び級で留学してんだよな…。
2眼鏡はその他にも、譲に対してもキスだのハグだの言いたい放題言ってました。スキル高いな!
・しかもこれを見ていた他の眼鏡白虎たちが「人格障害」とか「天界は油断がならない」とか言ってるのも凄く笑えました。白虎眼鏡の連中って譲以外の二人は正直普通に女慣れしてるよなあ。
・「私は神子に甘い言葉を言うことを求められている そもそも言葉とは味覚で表せるものではないと思う」こういうボケボケしい奏継は萌える。そしてそれに対するリズの答えが「名前を呼べばいい。それが甘い言葉だ」ってお前は何か他の玄武の奴らと違いすぎる!(笑)
・奏継に向かって「甘い言葉を言ってください」と言っちゃう花梨ちゃんが俺は好きだ。花梨ちゃんは基本的にノリツッコミの人間で性格に何処となくずぼらさとか図太さがあるので大好きだ。
でも正直スチルのばらつき感は否めないところ。
八葉連中はともかく花梨ちゃんまで安定していない(髪形すらボブっぽかったりする)のはどういうこっちゃ。
花梨ちゃんはあのショートカットが可愛いのにい! 美しい長い髪っていう誉め言葉が「ない」のが彼女の真骨頂なのにい!
2は凄く楽しめました。これに関してだけは元取ったと胸を張っていえます。
しかし1は正直2とヒロインと八葉の「設定」そのものが似通っているのでなんとも…。ただ、落とせるキャラクターがオリキャラなので、まだおまけ要素としては満足です。
2はアクラムのイメチェンには大笑いして楽しめました。
おかしなホストみたいな格好で出てきておまけに「他の乗客の迷惑になるから電車の中では静かにしろ」と言われたときは倒れそうになった(笑いで)
アクラムってなんか私の中でやる事なす事全部暴投してくるから対処に困ります。アクラムに対している時の花梨ちゃんは、クールなツッコミ上手になるので好きなんだけど。
3では隠しキャラである平家兄弟が酷すぎました。
スチルもイベントもそうですが、正直声優さんが演技忘れすぎてて唖然とした。
演技忘れてるシリーズは、結構他のキャラクターにもあてはまるんですが…。まあ1とか2なんて何年も前の話だしな…。
少なくとも宮田さんは当ててたキャラ全員別人でした(苦笑)
ファンディスクとしてもあまり親切ではないですが、声優さんファンは音声のおまけが山ほど入っているので楽しめるのかもしれません。
あくまでゲームをクリアした後のものなので、個人的にはあまり高い評価にはならないのですが。大体おまけボイス充実させるなら本編フルボイスにするべきであって。
少なくとも、これを定価で買ったら暴動を起こしていたな程度のゲームですが、思い出に代金を払ったと思えば悔しくもないのかな、と。
PS2に移植されたのを遊んだんですが、なんかこれもう、ファンディスクですらないというゲームでした。
私の場合、2が一番好きでして、1と2の頃の物語性のない、回数さえこなせばご褒美がもらえますよという作りのゲームが好きだったのでまだ初回の2キャラ狙いの時は、とんでもなく楽しめたんですが、それが過ぎさってしまえばもうどうしたらいいのか。
まず、イベントは全部同じです。
ヒロインが選べるのは、それによって落とせる連中が違う(同じ時代のキャラしか落とせない)というポイントがあるのですが、それ以外の奴らは全部イベント使いまわしというとんでもないデキでした。
つまり、私のように2ヒロインで始めると、まあ落とせる連中のイベント八個見ますよね。
で、それ以外の1と3のキャラの友情イベント見ますよね。
それでもう出きっちゃうので、次に1を選ぼうが、3を選ぼうが、自分のキャライベント以外見るもん本当になくなっちゃうんですよ。強いて言えば時代の違う八葉同士の絡みがあるくらいで、あとはスキップで全部飛ばせるレベル。
で、肝心のキャライベントも、「あれ? これ本編ディスクで見たことがあるような気がする?」というものから、「これ恋愛イベントじゃねーよ!」と絶叫してしまうものまで、ちょっとレベルが低いんですよねえ。
好きなキャラならまだ台詞一つで許せるものから、好きだけにもうちょっと頑張ってもらいたいと思うのも乙女心であって。
通常の恋愛イベントならば、本編で完遂されているわけですから、個人的には友情イベントとかせっかく相容れない八葉同士が集まったのでそれらのイベントが充実していた方が嬉しかったですね。
このゲームのキモである、八葉同士の会話は本当に楽しかったです。
もう歴代百虎に囲まれて胃を痛くする景時とか、以外に女慣れしている眼鏡ズが譲にアドバイスとか。
どうしても私は2を一番にやって、故にその初回プレイは凄く楽しめたのでその記憶しか残っていないのですが、このゲームやはり、好きなヒロインを選択して落とす、というような工夫をこちらでしないと楽しめないような気がします。
好きな野郎を選ぶというよりは、ヒロインを選ばないと厳しいというか。
そういう意味では、本当に「初めて」選んだヒロインだけは楽しめると思います。
それ以外は正直微妙。
グラフィックはゲーム内で以前使われたものは流用、音楽も以下同文なのですが、これに関しては遥かシリーズのグラフィック、そして音楽は何気に高水準を保っているので問題なし。
個人的には2の音楽や映像が見られて嬉しかったくらいで。
塗りや造詣に関しても、舞台や設定が明確に変わった3以前のものが好きなので、思い出補正があるんでしょうねきっと。
ただ書き下ろしスチルに関しては、あからさまに水野スチルであるものとそうでないものの差や、「誰だお前」レベルのものもあり、せっかくグラフィックが売りのゲームなのですから、イベントの内容含めてもう少しこちらも底上げが欲しかったところです。
イベントが駄目でも、スチルや台詞だけで「元取った」と言わしめるのも、乙女ゲームの特徴なので。
以下、ツイッターから抜粋されたコメントになります。2しかないですが。
・「天から降りたった私の姫君にさぞかしお似合いだろうから」…やっぱり海賊の破壊力ハンパねえな!(悔しい)
・花梨との仲について歴代青龍にアドバイスを受ける勝真。天真は普通に「女のリアクションを期待してお化け屋敷」だったが九郎には聞くこと自体間違ってると思う。そして答えもやっぱりそんなだった。
・いい雰囲気だなと言われて「そうか?俺としてはかなり後れをとっているような気がする」と言った勝真に超萌えた。
・「菊花の香、あのゆかしい香りは僕の天女によく似合うかもしれません」本当に彰紋の破壊力もハンパないな! 何気に海賊よりも泉水とか彰紋とかのほうがさらっと凄いことを言ってる2。
・エロい声の白虎たちに囲まれて翡翠への気持ちを問いただされる花梨ちゃん。
ただひたすらに物凄い集団に圧倒されて萌えまでたどり着かなかった(笑)
こういう集うはずがない奴らの会話超楽しい。
・「キュートなお嬢さんどうかお手を」「恋愛と戦争ではすべてがフェアという諺もあるくらいですから」 「神子殿がそうやって頬を染めているところはまるで花のようですね。花と言えばこんなフレーズを思い出しました。薔薇は赤く、菫は青い、砂糖は甘くあなたは優しい…貴方にふさわしい言葉だと思いませんか?」 「こういう言葉をささやくのは貴方の耳にだけです」
………信じられるかこれおかっぱ眼鏡が言ってるんだぜ…。
超萌えた…。
そう言われればこいつ飛び級で留学してんだよな…。
2眼鏡はその他にも、譲に対してもキスだのハグだの言いたい放題言ってました。スキル高いな!
・しかもこれを見ていた他の眼鏡白虎たちが「人格障害」とか「天界は油断がならない」とか言ってるのも凄く笑えました。白虎眼鏡の連中って譲以外の二人は正直普通に女慣れしてるよなあ。
・「私は神子に甘い言葉を言うことを求められている そもそも言葉とは味覚で表せるものではないと思う」こういうボケボケしい奏継は萌える。そしてそれに対するリズの答えが「名前を呼べばいい。それが甘い言葉だ」ってお前は何か他の玄武の奴らと違いすぎる!(笑)
・奏継に向かって「甘い言葉を言ってください」と言っちゃう花梨ちゃんが俺は好きだ。花梨ちゃんは基本的にノリツッコミの人間で性格に何処となくずぼらさとか図太さがあるので大好きだ。
でも正直スチルのばらつき感は否めないところ。
八葉連中はともかく花梨ちゃんまで安定していない(髪形すらボブっぽかったりする)のはどういうこっちゃ。
花梨ちゃんはあのショートカットが可愛いのにい! 美しい長い髪っていう誉め言葉が「ない」のが彼女の真骨頂なのにい!
2は凄く楽しめました。これに関してだけは元取ったと胸を張っていえます。
しかし1は正直2とヒロインと八葉の「設定」そのものが似通っているのでなんとも…。ただ、落とせるキャラクターがオリキャラなので、まだおまけ要素としては満足です。
2はアクラムのイメチェンには大笑いして楽しめました。
おかしなホストみたいな格好で出てきておまけに「他の乗客の迷惑になるから電車の中では静かにしろ」と言われたときは倒れそうになった(笑いで)
アクラムってなんか私の中でやる事なす事全部暴投してくるから対処に困ります。アクラムに対している時の花梨ちゃんは、クールなツッコミ上手になるので好きなんだけど。
3では隠しキャラである平家兄弟が酷すぎました。
スチルもイベントもそうですが、正直声優さんが演技忘れすぎてて唖然とした。
演技忘れてるシリーズは、結構他のキャラクターにもあてはまるんですが…。まあ1とか2なんて何年も前の話だしな…。
少なくとも宮田さんは当ててたキャラ全員別人でした(苦笑)
ファンディスクとしてもあまり親切ではないですが、声優さんファンは音声のおまけが山ほど入っているので楽しめるのかもしれません。
あくまでゲームをクリアした後のものなので、個人的にはあまり高い評価にはならないのですが。大体おまけボイス充実させるなら本編フルボイスにするべきであって。
少なくとも、これを定価で買ったら暴動を起こしていたな程度のゲームですが、思い出に代金を払ったと思えば悔しくもないのかな、と。
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