一月七日は私の誕生日です。
と、くどく職場でアピールしたら、同僚が米をくれました。
なんてことだ! 嬉しい!(凄く)
というわけで、めでたく誕生日を迎えた日も仕事だったんですが、遅番で帰宅したら、玄関のノブにケーキがぶら下がってました。
誰だ、と考えるべくもなく、父なのですが、このご時勢大丈夫なのかとも思います。
うちの父親は、仕事を生かし、娘の一人暮らしに突如ウォシュレットを持って訪ねてきたという父親です。
たまに、野菜ジュースが箱で置いてあったりすることもあるので、何かがぶら下がっていることに驚きはしなかったのですが、ケーキを買ってくれたという事実には驚きました(微妙な差だが大きい)。
別に父親と疎遠になったつもりもないので、ありがたくいただこうと、ケーキの箱を開けると、中に、チョコレートケーキと、イチゴのパイが。
ちなみに、ご存知の方はご存知かもしれませんが、私は果物が嫌いです。
父親も、自分の娘と30年人生を共にしておりますから、娘が果物が嫌いだ、ということは、わかっているのですが、このあたりのケーキのチョイスが非常に父っぽい。
ケーキを買おう→チョコレートが好きだから一つはチョコレートケーキだ→もう一つ買おうか→似たようなものじゃないのにしよう→パイはどうだ→果物がついてるぞ→まあこれくらいならいいだろう→購入。
太字のあたりは、想像がつきすぎて笑えるんですが、うちの父親は「果物が嫌いなのは知っているがこれくらいはいいだろう」と良かれと思って自分判断をくだす人間です。
父よ、そして私がそれで果物を食べたことがあったか、という事実を毎回失念するのはどうにかなりませんか。だがしかしこれが家族イズム。
どちらも美味しくいただきました。お父様ありがとう。実際パイのほうが美味しかった(笑)。お父様わざわざ届けてくれてありがとう。
ですが、帰宅してパソコンを立ち上げたところ、唐突に使用していたDVDライティングソフトがエラーを起こして、一人騒然。
アンインストールと、インストールをし直しても、システムの復元をしてみても、どうにもならないので、とりあえず諦めてお試し期間がある、新しいバージョンのソフトをDLしてみたところ、ちゃんとそちらは動きます。
なんだよ! どう違うんだよ!
諦めてとっとと購入してしまおうか、とも思ったんですが、これも今に動かなくなったりすると悔しいので、とりあえずお試し期間中何の異常もなければ購入したいと思います。
誕生日なのにとんだ出費だ。どれだけ天中殺だ。
そして、誕生日の夜は自宅でひっそり、父の買ってくれたケーキを食べながら、「いつか晴れた日に」を見て、ラストシーンで涙ぐんだりしていました。
やっぱりあれだよ、お姉さんが真っ先に幸せにならなきゃいけないよ。そしてなったよ。いい映画だよ。男はどいつもこいつもへたれだけど。
この映画、ラストシーンでの
「跪いたわ!」
あたりでもう号泣なんですが、これでエマ・トンプソンいいなあと思うようになり、アラン・リックマンいいなあ、と思うようになり、先日たまたま深夜にやっていた「ラブ・アクチュアリー」にしょーもない編集者役で出ていてびっくりしました。
いや、確かに顔はそのまんまなんだけど!
ウィキで見てみると、この役者さん、ハリポタのスネイプ先生で二度びっくり。
嘘ォ!? ハリポタの時は明らかに気持ち悪いただの陰気でデブ(失礼)なおっさんだったよ!?
全体的に押しが弱いというか、もごもごした話し方が特徴的な役者さんで、声がこもっているのはもともとの声質というよりも、あの口の動かしかただろ、どの表情見ても口の動き全部一緒だとか思ったんですが、それこそウィキで、
独特の甘い声も彼の持つ魅力のひとつであり、「ミルクチョコレート・ヴォイス」、「ベルベット・ヴォイス」などと形容される。
と称されているのを見て、え、それは友雅声のことなのではと素で思った私の頭は沸いていると思いました。
でも向こうのいい声って、ちょっと低くて聞き取りづらい感じの声が多いですな。誰もがみんなルチアーノ・パヴァロッティじゃない。
でも向こうの表現って凄いですね。ベルベットはまだわからないでもないですが、ミルコチョコレートボイスって………。凄いセンス。
ラブ・アクチュアリーも軽く笑えて、非常に楽しみやすい映画でした。
編集者の女の人のクリスマスは悲しすぎるが………何のフォローもねえのかよあれ………。
この映画でダントツにかっこいいのは、義理の幼い息子の恋を応援する父親で、クリスマスコンサートに見事ドラムを演奏した子どもに向かって、
「サム! 君のドラムは最高だよ! 素晴らしい!」
と満面の笑みを浮かべて、思わずドアを思い切り押し開いて、物凄い勢いで走りよってしまう姿には、本気で倒れた。本気でそう思っている(演奏そのものは、そりゃ子どもの学芸会レベルなんですが、そういうことが言いたいわけではなく、彼の感動が伝わってくる)ところが、お国柄の違いなんでしょうが、ストレートに出てくる分だけ、こりゃ参ったね、というか。
この役者さんも何処かで見たなあ、と思ったら、リーアム・ニーソン氏だった。スターウォーズのクワイ=ガン・ジン役の人か。
クワイ=ガン・ジンは別になんとも思わなかったのになあ(失礼な)。
ちなみにウィキでは
身長は190cmを超えるほど大柄でありながら、優しいまなざしが特徴。
とあり、でかくて優しい眼差しかあ。いいなあ。
とうっとりしつつ、ちょっと前の日曜を思い出して泣けてきました。
デカい男は幸せになってほしい………(そろそろ自分自身の幸せを考えるべきじゃないのか)。
と、くどく職場でアピールしたら、同僚が米をくれました。
なんてことだ! 嬉しい!(凄く)
というわけで、めでたく誕生日を迎えた日も仕事だったんですが、遅番で帰宅したら、玄関のノブにケーキがぶら下がってました。
誰だ、と考えるべくもなく、父なのですが、このご時勢大丈夫なのかとも思います。
うちの父親は、仕事を生かし、娘の一人暮らしに突如ウォシュレットを持って訪ねてきたという父親です。
たまに、野菜ジュースが箱で置いてあったりすることもあるので、何かがぶら下がっていることに驚きはしなかったのですが、ケーキを買ってくれたという事実には驚きました(微妙な差だが大きい)。
別に父親と疎遠になったつもりもないので、ありがたくいただこうと、ケーキの箱を開けると、中に、チョコレートケーキと、イチゴのパイが。
ちなみに、ご存知の方はご存知かもしれませんが、私は果物が嫌いです。
父親も、自分の娘と30年人生を共にしておりますから、娘が果物が嫌いだ、ということは、わかっているのですが、このあたりのケーキのチョイスが非常に父っぽい。
ケーキを買おう→チョコレートが好きだから一つはチョコレートケーキだ→もう一つ買おうか→似たようなものじゃないのにしよう→パイはどうだ→果物がついてるぞ→まあこれくらいならいいだろう→購入。
太字のあたりは、想像がつきすぎて笑えるんですが、うちの父親は「果物が嫌いなのは知っているがこれくらいはいいだろう」と良かれと思って自分判断をくだす人間です。
父よ、そして私がそれで果物を食べたことがあったか、という事実を毎回失念するのはどうにかなりませんか。だがしかしこれが家族イズム。
どちらも美味しくいただきました。お父様ありがとう。実際パイのほうが美味しかった(笑)。お父様わざわざ届けてくれてありがとう。
ですが、帰宅してパソコンを立ち上げたところ、唐突に使用していたDVDライティングソフトがエラーを起こして、一人騒然。
アンインストールと、インストールをし直しても、システムの復元をしてみても、どうにもならないので、とりあえず諦めてお試し期間がある、新しいバージョンのソフトをDLしてみたところ、ちゃんとそちらは動きます。
なんだよ! どう違うんだよ!
諦めてとっとと購入してしまおうか、とも思ったんですが、これも今に動かなくなったりすると悔しいので、とりあえずお試し期間中何の異常もなければ購入したいと思います。
誕生日なのにとんだ出費だ。どれだけ天中殺だ。
そして、誕生日の夜は自宅でひっそり、父の買ってくれたケーキを食べながら、「いつか晴れた日に」を見て、ラストシーンで涙ぐんだりしていました。
やっぱりあれだよ、お姉さんが真っ先に幸せにならなきゃいけないよ。そしてなったよ。いい映画だよ。男はどいつもこいつもへたれだけど。
この映画、ラストシーンでの
「跪いたわ!」
あたりでもう号泣なんですが、これでエマ・トンプソンいいなあと思うようになり、アラン・リックマンいいなあ、と思うようになり、先日たまたま深夜にやっていた「ラブ・アクチュアリー」にしょーもない編集者役で出ていてびっくりしました。
いや、確かに顔はそのまんまなんだけど!
ウィキで見てみると、この役者さん、ハリポタのスネイプ先生で二度びっくり。
嘘ォ!? ハリポタの時は明らかに気持ち悪いただの陰気でデブ(失礼)なおっさんだったよ!?
全体的に押しが弱いというか、もごもごした話し方が特徴的な役者さんで、声がこもっているのはもともとの声質というよりも、あの口の動かしかただろ、どの表情見ても口の動き全部一緒だとか思ったんですが、それこそウィキで、
独特の甘い声も彼の持つ魅力のひとつであり、「ミルクチョコレート・ヴォイス」、「ベルベット・ヴォイス」などと形容される。
と称されているのを見て、え、それは友雅声のことなのではと素で思った私の頭は沸いていると思いました。
でも向こうのいい声って、ちょっと低くて聞き取りづらい感じの声が多いですな。誰もがみんなルチアーノ・パヴァロッティじゃない。
でも向こうの表現って凄いですね。ベルベットはまだわからないでもないですが、ミルコチョコレートボイスって………。凄いセンス。
ラブ・アクチュアリーも軽く笑えて、非常に楽しみやすい映画でした。
編集者の女の人のクリスマスは悲しすぎるが………何のフォローもねえのかよあれ………。
この映画でダントツにかっこいいのは、義理の幼い息子の恋を応援する父親で、クリスマスコンサートに見事ドラムを演奏した子どもに向かって、
「サム! 君のドラムは最高だよ! 素晴らしい!」
と満面の笑みを浮かべて、思わずドアを思い切り押し開いて、物凄い勢いで走りよってしまう姿には、本気で倒れた。本気でそう思っている(演奏そのものは、そりゃ子どもの学芸会レベルなんですが、そういうことが言いたいわけではなく、彼の感動が伝わってくる)ところが、お国柄の違いなんでしょうが、ストレートに出てくる分だけ、こりゃ参ったね、というか。
この役者さんも何処かで見たなあ、と思ったら、リーアム・ニーソン氏だった。スターウォーズのクワイ=ガン・ジン役の人か。
クワイ=ガン・ジンは別になんとも思わなかったのになあ(失礼な)。
ちなみにウィキでは
身長は190cmを超えるほど大柄でありながら、優しいまなざしが特徴。
とあり、でかくて優しい眼差しかあ。いいなあ。
とうっとりしつつ、ちょっと前の日曜を思い出して泣けてきました。
デカい男は幸せになってほしい………(そろそろ自分自身の幸せを考えるべきじゃないのか)。
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『シド』に創作、電王キンタロス×コハナSS「笑うで」更新しました。
少なくとも、俺は笑えねえな!(号泣)
何で自分の誕生日に、しかも、三十の大台にのったこの日に、こんな切ない気持ちにならねばならんのでしょうか。
ハッピーバースデイ自分。いよいよ30歳突入ですが、いざなってみるとあまりに自分に変わりないので、どうでもいいものですね。
本家、「シド」ももうすぐ1万ヒットになります。
あんな僻地のサイトにお越しくださる皆様、本当に感謝しております。
これからもまったり更新ですので、肩肘はらずに今後ともよろしくお願いいたします。
少なくとも、俺は笑えねえな!(号泣)
何で自分の誕生日に、しかも、三十の大台にのったこの日に、こんな切ない気持ちにならねばならんのでしょうか。
ハッピーバースデイ自分。いよいよ30歳突入ですが、いざなってみるとあまりに自分に変わりないので、どうでもいいものですね。
本家、「シド」ももうすぐ1万ヒットになります。
あんな僻地のサイトにお越しくださる皆様、本当に感謝しております。
これからもまったり更新ですので、肩肘はらずに今後ともよろしくお願いいたします。
「あ」
外で新聞を読んでいた乾は、何処からか焦げ臭ささをかぎつけ、顔をあげた。
正月分の分厚い新聞は読むところが一杯ある。
特集記事だったり、数日分のテレビ欄だったり。
普段、自分の畑を耕すことくらいしかしない乾には、無駄に力が有り余っており、その新聞を立って読むことくらい、ぞうさもない。
ただ、その場所が寒風吹きすさぶ玄関前、手作りの郵便受けの前であったことは、乾にとってあまり有益なできごとではなかった。
気づいたときは、時既に遅し。
焦げ臭さをたどってみれば、見事に底の焦げ付いたやかんが、台所で派手な音を立てていた。
「あーあ」
既にこれが何個目かわからない。
お湯を沸かそうと思ったことも、自分の机の上に置いてあるカップを見て、ようやく気づく始末で、乾の年明けは、慣れ親しんだともいえないやかんに別れを告げることから始まった。
やかんの買い置きなどしているわけもなく、どうしようかと周囲を見回して、乾はごそごそと下の引き出しに顔を突っ込んだ。
「あ、これでいいや」
そう言いながら、鍋に水をはる。
よっこいしょ、と火にかけ、乾はくるり、と台所を後にした。
その、大鍋いっぱいにはられる必要のない水が沸騰し、カップ一杯を満たすのは、随分と先の話だった。
そして、テレビをつけた乾は
「あ、今日正月だったんだ」
正月特番で大騒ぎする番組を見て、やっと今日が何日であるか気づいたのであった。
ちなみに、
「あれ、新聞どうしたっけ」
玄関前で読み始めた新聞は、きちんとたたまれ、郵便受けに戻されていたことも、付け加えておく。
改めまして、皆様、新年もよろしくお願いいたします。
今年も皆様にご多幸がありますように。
外で新聞を読んでいた乾は、何処からか焦げ臭ささをかぎつけ、顔をあげた。
正月分の分厚い新聞は読むところが一杯ある。
特集記事だったり、数日分のテレビ欄だったり。
普段、自分の畑を耕すことくらいしかしない乾には、無駄に力が有り余っており、その新聞を立って読むことくらい、ぞうさもない。
ただ、その場所が寒風吹きすさぶ玄関前、手作りの郵便受けの前であったことは、乾にとってあまり有益なできごとではなかった。
気づいたときは、時既に遅し。
焦げ臭さをたどってみれば、見事に底の焦げ付いたやかんが、台所で派手な音を立てていた。
「あーあ」
既にこれが何個目かわからない。
お湯を沸かそうと思ったことも、自分の机の上に置いてあるカップを見て、ようやく気づく始末で、乾の年明けは、慣れ親しんだともいえないやかんに別れを告げることから始まった。
やかんの買い置きなどしているわけもなく、どうしようかと周囲を見回して、乾はごそごそと下の引き出しに顔を突っ込んだ。
「あ、これでいいや」
そう言いながら、鍋に水をはる。
よっこいしょ、と火にかけ、乾はくるり、と台所を後にした。
その、大鍋いっぱいにはられる必要のない水が沸騰し、カップ一杯を満たすのは、随分と先の話だった。
そして、テレビをつけた乾は
「あ、今日正月だったんだ」
正月特番で大騒ぎする番組を見て、やっと今日が何日であるか気づいたのであった。
ちなみに、
「あれ、新聞どうしたっけ」
玄関前で読み始めた新聞は、きちんとたたまれ、郵便受けに戻されていたことも、付け加えておく。
改めまして、皆様、新年もよろしくお願いいたします。
今年も皆様にご多幸がありますように。