四月から、完全に給料が一万円ほど減額になることがわかり、戦々恐々です。
元々大した給料をもらっていないのに、これ以上介護員を日干しにさせてどうしたいのだろう………。
先日、マンションの契約更新をして、二年間の住宅保健も更新したばかりなので、二年は今の住まいにいると思いますが、それが過ぎたらちょっと引越しも考えようかな、と。
同じ間取りもで、もっと辺鄙なところに行くと、家賃が二万円近く違ったりするので。
今の住まいに何の問題もないので、越すのは面倒くさいし、お金かかるから嫌なんですけどね。
まあ、この不況のご時勢仕事があるだけでもありがたいと思え、というように納得して、明るく楽しく節約にいそしみたいと思います。
でもなあ、実際に削るっていっても、娯楽費を使わない私にとって、食費くらいしか削るものが………。
まず、脱・ローソン。
これで下手すれば、一ヶ月一万くらい浮くのでは………(お前はどれだけローソンの売り上げに貢献しているのだ)。
後はまあ、ぼちぼちと。やっていてそれがストレスになったら意味がないですしね。なるべく自炊もします、はい………。
漫画だの、ゲームだのはもう生活の一部なので、削ることはできないと諦めます。というか、それをしなかったら私は何のために働いているのかわからんじゃないか!(食うためでしょうよ)
以下、しつこく『采配のゆくえ』豊久絵です。ご注意ください。
元々大した給料をもらっていないのに、これ以上介護員を日干しにさせてどうしたいのだろう………。
先日、マンションの契約更新をして、二年間の住宅保健も更新したばかりなので、二年は今の住まいにいると思いますが、それが過ぎたらちょっと引越しも考えようかな、と。
同じ間取りもで、もっと辺鄙なところに行くと、家賃が二万円近く違ったりするので。
今の住まいに何の問題もないので、越すのは面倒くさいし、お金かかるから嫌なんですけどね。
まあ、この不況のご時勢仕事があるだけでもありがたいと思え、というように納得して、明るく楽しく節約にいそしみたいと思います。
でもなあ、実際に削るっていっても、娯楽費を使わない私にとって、食費くらいしか削るものが………。
まず、脱・ローソン。
これで下手すれば、一ヶ月一万くらい浮くのでは………(お前はどれだけローソンの売り上げに貢献しているのだ)。
後はまあ、ぼちぼちと。やっていてそれがストレスになったら意味がないですしね。なるべく自炊もします、はい………。
漫画だの、ゲームだのはもう生活の一部なので、削ることはできないと諦めます。というか、それをしなかったら私は何のために働いているのかわからんじゃないか!(食うためでしょうよ)
以下、しつこく『采配のゆくえ』豊久絵です。ご注意ください。
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『シド』創作に、『采配のゆくえ』島津豊久短文更新。
久しぶりの二次創作に、血が騒ぎました。 よろしければ、ご意見などお聞かせください。
以下『采配のゆくえ』島津豊久妄想。
若干島津歴史談義。
豊久と奥さんの関係とか調べだすと結構面白いですね。
返す返すも、奥さんの名前がわからないのが悔しいなあ。
ちょこちょこと調べてみた限りだと、豊久はどうやらバリバリ政略結婚だったらしいですね。
島津忠長の長女さんらしいんですが、(豊久とは又従兄弟の関係)豊久の父親と、忠長がもめてその仲直りの一環だったとかなんとか。
縁戚関係で結婚したり、人質だったり、仲直りだったりするのは、別に戦国時代では珍しくもないと思うので、きっかけはどうあれ、二人はとりあえず夫婦だったわけですが、殆ど結婚生活がないんですな。
揉め事があったのが、1584年といわれ、その当時姫は11歳。
その後豊久と結婚し、小田原攻めが1590年で奥さん17歳の時。その時にはもう結婚しているので、まあ15歳くらいで結婚したとして、一緒にいたのは二年間くらい。
その後は、1592年に朝鮮出兵が始まりまた別れ別れになって、1598年に終結。
その二年後、1600年に豊久死亡。
正味、六年間くらいしか一緒にいられなかった夫婦って、どうなの………!!(多分江戸と薩摩の往復だからもっと少ない)
しかも、豊久と奥さんの間には子供がおらず、それを不仲と見るべきなのか、そんなことしている暇もなかったと見るべきか、どちらかの身体の状況があったのか、と、とにかくこの夫婦、色々な意味で関係性が不透明な感じです。
また、豊久の死後後妻として町田久幸と結婚しているんですが、そこでも出産を経験しないで三十八歳で死亡しています。
この町田久幸も豊久と同じように、大忙しの人だったので、子供もおらず、殆ど一緒に暮らしていないことを考えると、やはり、豊久との間に子供がいないのも、多忙の二文字で片付けられてしまうような気がします。
本当に豊久が、子供作る気満々の人間であれば、いくらでも側室を持てばいいし、江戸で作ったっていいんだし、そういう意味では、お互いが嫌いで子供ができなかった、という関係ではないといいなーと思ってしまうのは、私がネオロマに毒されているからでしょうか。
本当に奥さんが嫌いだったら、逆にその反動で、他所にぼこぼこ女を作って、結果子供がいそうだし。
今のご時勢より、戦国時代は子供を作るということが死活問題だったこともあって、作るのは仕事のうち、と考えると、やっぱり豊久は率先的に女性と関係を持ったり、おのれの血族を残すことに熱心じゃなかったのかな、と。うーんストイック。
父親が変死(まあ病死なんでしょうけども)したせいもあり、家族とか身内とかいうものに、若干懐疑的というか。
それでも自分を必要としてくれた伯父には、一族の人間として報いたいとか、このアンビバレンツ感がなんともいえません。(断るまでもないですが勿論妄想ですよ)
そんな、一族の中で微妙な立場の豊久と、例え政略結婚で、長い間一緒にいられなかったとしても、それでも互いが互いに大切な人であって欲しいなあと思いました。
久しぶりの二次創作に、血が騒ぎました。 よろしければ、ご意見などお聞かせください。
以下『采配のゆくえ』島津豊久妄想。
若干島津歴史談義。
豊久と奥さんの関係とか調べだすと結構面白いですね。
返す返すも、奥さんの名前がわからないのが悔しいなあ。
ちょこちょこと調べてみた限りだと、豊久はどうやらバリバリ政略結婚だったらしいですね。
島津忠長の長女さんらしいんですが、(豊久とは又従兄弟の関係)豊久の父親と、忠長がもめてその仲直りの一環だったとかなんとか。
縁戚関係で結婚したり、人質だったり、仲直りだったりするのは、別に戦国時代では珍しくもないと思うので、きっかけはどうあれ、二人はとりあえず夫婦だったわけですが、殆ど結婚生活がないんですな。
揉め事があったのが、1584年といわれ、その当時姫は11歳。
その後豊久と結婚し、小田原攻めが1590年で奥さん17歳の時。その時にはもう結婚しているので、まあ15歳くらいで結婚したとして、一緒にいたのは二年間くらい。
その後は、1592年に朝鮮出兵が始まりまた別れ別れになって、1598年に終結。
その二年後、1600年に豊久死亡。
正味、六年間くらいしか一緒にいられなかった夫婦って、どうなの………!!(多分江戸と薩摩の往復だからもっと少ない)
しかも、豊久と奥さんの間には子供がおらず、それを不仲と見るべきなのか、そんなことしている暇もなかったと見るべきか、どちらかの身体の状況があったのか、と、とにかくこの夫婦、色々な意味で関係性が不透明な感じです。
また、豊久の死後後妻として町田久幸と結婚しているんですが、そこでも出産を経験しないで三十八歳で死亡しています。
この町田久幸も豊久と同じように、大忙しの人だったので、子供もおらず、殆ど一緒に暮らしていないことを考えると、やはり、豊久との間に子供がいないのも、多忙の二文字で片付けられてしまうような気がします。
本当に豊久が、子供作る気満々の人間であれば、いくらでも側室を持てばいいし、江戸で作ったっていいんだし、そういう意味では、お互いが嫌いで子供ができなかった、という関係ではないといいなーと思ってしまうのは、私がネオロマに毒されているからでしょうか。
本当に奥さんが嫌いだったら、逆にその反動で、他所にぼこぼこ女を作って、結果子供がいそうだし。
今のご時勢より、戦国時代は子供を作るということが死活問題だったこともあって、作るのは仕事のうち、と考えると、やっぱり豊久は率先的に女性と関係を持ったり、おのれの血族を残すことに熱心じゃなかったのかな、と。うーんストイック。
父親が変死(まあ病死なんでしょうけども)したせいもあり、家族とか身内とかいうものに、若干懐疑的というか。
それでも自分を必要としてくれた伯父には、一族の人間として報いたいとか、このアンビバレンツ感がなんともいえません。(断るまでもないですが勿論妄想ですよ)
そんな、一族の中で微妙な立場の豊久と、例え政略結婚で、長い間一緒にいられなかったとしても、それでも互いが互いに大切な人であって欲しいなあと思いました。
『采配のゆくえ』
第四話 命がつなぐ道
これやっぱり、島津の末路を表しているとしか思えないタイトルなんですが………。やめてくれよ! 奴のムッツリ顔だけを励みに頑張ってきたのに!
歴史を知っているとより楽しいんでしょうね。この史実がこうアレンジされているんだとか、熱い性格がこうキャラクターに反映されているのか、とか。特に戦隊井伊。
私は歴史に全く詳しくないので、純粋に、台詞と外見だけで萌えようと思います。それがゲームの醍醐味だよ。他にない。
時はさかのぼって関が原から一年半前。あたりをうろうろしていたくの一が、三成に仕えていた侍女であることがわかります。
それにしても、一年半前の三成も全く以って人望がないですね。ここまで他人に愛されない主人公っていうのも珍しいです。
その分、左近と大谷でおつりが来るような気もしますが。
「自分の意志を貫くだけで、他人の恨みに気づかない。賢くなれとは言いません。ただ、今夜だけは自分が恨まれているということを自覚してください」
深い………! 左近の言葉が深すぎる………!
外見は豪胆なオッサンですが、左近、キレ者の男前すぎて震えがきます。大谷みたいな、こう、才覚ある天才軍師じゃなくて、現実の中で頭の回転が速い人物って、本当にかっこいいですね。仮にも自分の主に、「殿は家康より人望も、何もかも劣るんです」と言ってのけちゃう肝っ玉に惚れる。
前田家の葬式に行くべく身支度をするも、次々に刺客に襲われる三成は、当事者であろう家康の屋敷に飛び込みます。
そこで家康と正面切って対決するわけですが、家康は家康で、キャラクター造形が上手くてかっこいいですね。
狸親父というよりは、イタリアマフィアのドンみたいな感じです。一言で相手を黙らせるっていうか、迫力のある男はべらべらしゃべる必要がねえというか(お前それ、三成どうなるんだ)。
この辺、三成のへっぽこ度合いがますます際立つので、非常にいい感じです。
時は戻り関が原。動かない毛利と合流し、くの一であった侍女はつが、徳川と内通している毛利家家臣を殺害し、敵の只中を島津の力を借りて突っ切る、という作戦にもならない作戦を実行にうつすべく、三成は島津義弘の説得にかかります。
しかし、やっぱり戦国時代。死に重みをおいている分、逆転裁判とは立ち位置が根本的に違いますね。
笑いもたまたまあっただけで、基本は、史実になぞらえるか、史実ではなしえなかったもしもの出来事、もし己が戦場の立場にいたらこういった会話をしたのではないか、という、ある種のドキュメンタリー会話なので、島津義弘の説得なんて、重くて胃もたれしました。
「おぬしは、我々に勝利のために死地に赴けといっているのだな?」
「はい」
という会話がまかり通るゲームは、根本的に他の部分もギャグ基本じゃ駄目だよな。
「伯父上、私は石田三成が嫌いです。あの男に命をかけるのではなく、伯父上、貴方のために私は命をかけます」
ギャー! 豊久の死亡フラグが完璧に立ったー!!
このゲーム、スチルそのもののできは、わりと普通なんですが、使いどころが上手いので、泣けてきます。顔のアップばかりで攻めるが業じゃない。男二人が並んで戦場を見つめるスチルがあってもいいじゃないかむしろ最高だ。
采配キャラクターは、誰も二枚目じゃないデザインにしてある、らしいのですが、個人的には誰もがツボなので、それはいいとして、くるくる動くキャラクターの動作、表情がそれぞれ、完璧に決めポーズを演出しているところが、高感度が高いです。
キチ印の藤堂も、ともかく取るポーズ取るポーズが、いちいちかっこいいのは、狙っているのでしょうし。
頑固一徹みたいな豊久のポーズが、常に腕組みとか、そういう動作そのものも、非常に上手いですね。
笑える要素として動くのではなく、その人物が一番かっこよく見えるポーズがそれぞれに用意されている、というところが、好印象です。それだけ、キャラクターが大事にされているってことだからな。
そしてついに、戦場に残った豊久が、スキル「すてがまり」発動。
実は、豊久に萌えたばかりに、事前にウィキで島津がらみを調べてしまっていた私は、その言葉が出た途端に突っ伏しました。
うわああああ! 伯父に言われないでも意味知ってるよ!
「私のことなど気にかける必要はない。戦場の一将にすぎない私のことなど、忘れてしまって結構。たとえ屍となっても敵の足を止めて見せよう」
ギャー!!
手の内に残されたのが、義弘だけなんてー! おまけにこれから先仲間になりそうなのが、全く好みじゃない毛利当主と坊主だけなんてー!
毛利は無事に仲間になり、なんかニュータイプっぽく目覚めましたが、終盤にかけて、一気に潤いがなくなりました。
誰か………誰か私に益荒男を………!
第五話 決意、その先へ
ついに家康との直接対決です。
この期に及んで未だに味方の説得に紛糾する三成は、何処まで恵まれていないのか。
難易度としては総当りで進めるので、難しいわけではないのでしょうが、ひらめきという言葉にとんと縁がない私としては、結構采配で間違えて怒られたりしています。
何がどう動いたらどうなる、っていうのがイマイチぴんとこないんですよねえ。
ここにきて、藤堂が凄いピュアっ子であること判明。お前………片思い野郎だったのか………高校生か………。
家康と三成の天眼対決です。超能力を使っているという、キテレツな感じではないので(あくまでパズルを解いている、という印象にしか過ぎない)特別おかしくもないですね。
三つに分かれた戦場を、絶対的な苦境から脱出させ、勝利をつかむというのはやはり盛り上がります。
結果として、家康の手のひらの上で転がされていた三成は、戦力を集中させられ、総攻撃を受けてしまいます。
必死に天眼を使おうとする三成に、叱咤激励する仲間たち。
「私が決断したように、そなたも決断を!」
「こんなときにこそ、我らに頼るがいい。南の敵はわし一人で食い止める!」
島津と毛利がすげえかっこいいです。
自分ひとりで背負い込もうとする、そんなところまで、みんな期待していないから、大丈夫という励まし方がかっこいい。
しかし、鬼籍に入った人を思い出すシーンで、大谷と左近しか出てこないのが………悲しい………(豊久のことも思い出してあげてください)。
大体、撤退した宇喜多と小西と豊久を一緒くたにされているのも、個人的には気に入らないのよォォォ!(苦笑)
でも、一つの戦場でなら絶対的に優位な状況を作り出せる家康と、そんな力はないが仲間たちの尽力あって複数の戦場での采配をふるえる三成、という図式は面白いですね。家康が一つところで良かれと思ってやったことが、他の戦場では致命的なミスになる。それを三成は見抜いて、仲間に託す、っていうのは物語の進みとしても、「采配のゆくえ」としても上手いです。
戦いは続き、豊久の仇なんだけどどうしても憎めないヒーロー戦隊井伊が参戦。
お前は………キャラクターとしてはむしろこっち側であっても全くおかしくないのに………。
そして、見事天眼でも家康に勝利し、三成は関が原の合戦を終結させます。
その後、力業で黒幕もねじ伏せ、史実は進み、昔語りは終わります。
いやあ、その終わり方もちゃんと一ひねりきいていて、面白かったです。
総括。
個人的には非常に楽しめました。
何がいいって、基本コメディじゃないのがいい。
コメディや笑いの路線を感じるのは、あくまでキャラクター造形にだけのみ限定されていて、物語そのものはシビアに進みますし、人死にも当然あります。
政治的な角度や、自分の手柄など、サブキャラの台詞一つとっても凄くセンスがありました。
システムに関しては特になし。セーブロードもスムーズですが、セーブロードは別にいらないゲームなので、苦もなく進めるかと思います。
ただ、クリア後になんのおまけもないのは、ちょっとさびしいかなと。
別になくて当然ったらそうなんですが、せっかくですから出てきた人物の略歴とか見られても面白かったような。せっかく戦国時代なわけですし、采配のキャラデザで実際はどうだったか、とか、色々見せ方があったような気がします。
「天眼」というのがいわゆる合戦パートの中に組み込まれる、パズル要素なのですが、この難易度については初めから問題ではないと思います。
クリアのために必須な陣形は、ちゃんと映像として出ているので、それに合うように自軍のこまを動かせばいいわけで。
この図のあるなしが選べれば、難易度としても違ってくるかもしれませんが、基本的に、パズルって言うのは何度も間違えてやり直した上に完成すること前提なわけですから、間違えてペナルティ、という「説得」や「合戦」時における指示と同列に扱う必要はないと思います。
パズルでもなんでも、鉛筆で書いて消しゴムで消してやり直して、っていう手順を常に踏んで完成させるわけですから。
この「天眼」に関しては「合戦」をただしめるのではなく、盛り上がりとしてもう一工夫、のためだけにあるようなものなのでしょう。
三成が家康と同じ「天眼」を持つ異能である、というのは別段物語上では関係のないことなわけですし。
基本このゲームの肝は、「戦場」パートにおける「説得」と、「合戦」パートにおける仲間への「指示」なわけですが、重きを置かれているのは、やはり「合戦」パートなのでしょうね。
そりゃそうですよ、合戦場なんだもん。命かかってるんだもん。
現実的に難しいかどうかはおいておいて、人の命を左右する選択肢を選んでいるまたは、選ばなければならない、というのは、ゲームにおいて緊迫感が非常にありました。
元々人の生き死には、フィクションにおいても扱いが難しいものですし、「撤退する」と「全滅」ではそれこそ受ける印象が全く違ってきますし。
「戦場」パートでは、主に仲間に引き入れるための説得や、事実関係を明らかにするために行う会話なので、合戦パートほどの緊迫感は望めません。
この辺、ちゃんと戦国時代である設定が生かされていて、良かったと思います。答えがすぐにわかった(正しい選択がわかった)としたら、すぐわかってつまらない、ではなく、すぐにわかることによって味方への被害を少なくできるというような、充足感があるわけです。
まあ、私がのめりこみすぎている(ゲームではなく、戦場という設定そのものに)のも、あるかもしれませんね。
やっぱりねえ、純粋に、物語の上でただ人が必要があるから死ぬのではなく、己の采配によって死ぬっていうのは、いい気持ちしないですから。
そういう意味では、正しい選択肢を選んでも、物語の展開上爽快感を得られない、とも言えますが、それは逆に関が原の合戦を舞台に選んでいる以上、致し方のないことなんでしょう。
音楽とか、逆裁にどこか似ている雰囲気がありますが、盛り上がり時の音楽は必聴。
グラフィックもきれいです。というか、DSできれいとか汚いとか論じることに意味があるのかどうか。
ドット絵は見慣れているので、贔屓目がありますしね。
どうせなら、二画面で下の背景は、朝、昼、夜で変わって欲しかったかなと思いましたが、それはまあ蛇足。
さて、特筆すべきはキャラデザの見事さですね。
この辺は、ネオロマも三国シリーズも含めて、さすがのお家芸と言ったところでしょうか。それぞれ、少ない出番で見事にキャラが立ってます。
台詞もそうですが、やはり、ぱっと見でこいつはこういうキャラだとわかる、単純さっていうのは入り込みやすいですし、とっかかりができれば、それに準じたポーズもつけられるでしょうから、見ていた楽しいです。
ロボが煙吹いたり、ドラキュラみたいな細川がマント羽織ってそれを翻したり、と、して欲しいなと思うことをちゃんとしてくれる、と申しましょうか。
ただ惜しむらくはゲームとしてのプレイ時間の短さと(10時間きるのかな?)絶対的な自由度のなさ、でしょうか。
パズル要素は当たり前ですが、間違えればゲームオーバーなので、それこそ物語を含めて常に一本道ですし、それならばそれで二度やりたい内容かというと、そうでもない。
その辺は、総当りで台詞を聞いた時の面白さや、場所を注目したときの台詞のパターンなど、細かなところまでは追いつけなかった、というところでしょうか。
後半につれてウェイトが大きくなっていく合戦は、基本パズルなので、答えがわかっているパズルを二度やることは当然退屈なわけで、二度目では合戦そのものは楽しめない。
じゃあ、説得の戦略パートや日常会話が面白いか、というとこれはバリエーションに欠ける、といったふうでしょうか。
ただ、もう少し練りこめばよかったのに、という足りなさ加減の中で、あれだけキャラクターを立たせた手腕を個人的には評価したいと思います。
まあ、ただ私は豊久の台詞を網羅するためだけに二週目プレイするけどね。
要するに、島津豊久の外見、性格、超萌えました。
久々に、ド級のヒットでした。
いやもう本当に、二次元の男は顔だよね!
顔が好みでナンボだよね!
藤堂もずる賢く生き残っていて、あくまで他人に煙たがれる賢しさで、人並みの幸せが欲しいくせに、別になきゃないでもいいっていうスタンスが、超かっこよかったです(そんなキャラクターでしたか?)。
と、まあ個人的には凄く楽しめました。二千円台で購入したし。
第四話 命がつなぐ道
これやっぱり、島津の末路を表しているとしか思えないタイトルなんですが………。やめてくれよ! 奴のムッツリ顔だけを励みに頑張ってきたのに!
歴史を知っているとより楽しいんでしょうね。この史実がこうアレンジされているんだとか、熱い性格がこうキャラクターに反映されているのか、とか。特に戦隊井伊。
私は歴史に全く詳しくないので、純粋に、台詞と外見だけで萌えようと思います。それがゲームの醍醐味だよ。他にない。
時はさかのぼって関が原から一年半前。あたりをうろうろしていたくの一が、三成に仕えていた侍女であることがわかります。
それにしても、一年半前の三成も全く以って人望がないですね。ここまで他人に愛されない主人公っていうのも珍しいです。
その分、左近と大谷でおつりが来るような気もしますが。
「自分の意志を貫くだけで、他人の恨みに気づかない。賢くなれとは言いません。ただ、今夜だけは自分が恨まれているということを自覚してください」
深い………! 左近の言葉が深すぎる………!
外見は豪胆なオッサンですが、左近、キレ者の男前すぎて震えがきます。大谷みたいな、こう、才覚ある天才軍師じゃなくて、現実の中で頭の回転が速い人物って、本当にかっこいいですね。仮にも自分の主に、「殿は家康より人望も、何もかも劣るんです」と言ってのけちゃう肝っ玉に惚れる。
前田家の葬式に行くべく身支度をするも、次々に刺客に襲われる三成は、当事者であろう家康の屋敷に飛び込みます。
そこで家康と正面切って対決するわけですが、家康は家康で、キャラクター造形が上手くてかっこいいですね。
狸親父というよりは、イタリアマフィアのドンみたいな感じです。一言で相手を黙らせるっていうか、迫力のある男はべらべらしゃべる必要がねえというか(お前それ、三成どうなるんだ)。
この辺、三成のへっぽこ度合いがますます際立つので、非常にいい感じです。
時は戻り関が原。動かない毛利と合流し、くの一であった侍女はつが、徳川と内通している毛利家家臣を殺害し、敵の只中を島津の力を借りて突っ切る、という作戦にもならない作戦を実行にうつすべく、三成は島津義弘の説得にかかります。
しかし、やっぱり戦国時代。死に重みをおいている分、逆転裁判とは立ち位置が根本的に違いますね。
笑いもたまたまあっただけで、基本は、史実になぞらえるか、史実ではなしえなかったもしもの出来事、もし己が戦場の立場にいたらこういった会話をしたのではないか、という、ある種のドキュメンタリー会話なので、島津義弘の説得なんて、重くて胃もたれしました。
「おぬしは、我々に勝利のために死地に赴けといっているのだな?」
「はい」
という会話がまかり通るゲームは、根本的に他の部分もギャグ基本じゃ駄目だよな。
「伯父上、私は石田三成が嫌いです。あの男に命をかけるのではなく、伯父上、貴方のために私は命をかけます」
ギャー! 豊久の死亡フラグが完璧に立ったー!!
このゲーム、スチルそのもののできは、わりと普通なんですが、使いどころが上手いので、泣けてきます。顔のアップばかりで攻めるが業じゃない。男二人が並んで戦場を見つめるスチルがあってもいいじゃないかむしろ最高だ。
采配キャラクターは、誰も二枚目じゃないデザインにしてある、らしいのですが、個人的には誰もがツボなので、それはいいとして、くるくる動くキャラクターの動作、表情がそれぞれ、完璧に決めポーズを演出しているところが、高感度が高いです。
キチ印の藤堂も、ともかく取るポーズ取るポーズが、いちいちかっこいいのは、狙っているのでしょうし。
頑固一徹みたいな豊久のポーズが、常に腕組みとか、そういう動作そのものも、非常に上手いですね。
笑える要素として動くのではなく、その人物が一番かっこよく見えるポーズがそれぞれに用意されている、というところが、好印象です。それだけ、キャラクターが大事にされているってことだからな。
そしてついに、戦場に残った豊久が、スキル「すてがまり」発動。
実は、豊久に萌えたばかりに、事前にウィキで島津がらみを調べてしまっていた私は、その言葉が出た途端に突っ伏しました。
うわああああ! 伯父に言われないでも意味知ってるよ!
「私のことなど気にかける必要はない。戦場の一将にすぎない私のことなど、忘れてしまって結構。たとえ屍となっても敵の足を止めて見せよう」
ギャー!!
手の内に残されたのが、義弘だけなんてー! おまけにこれから先仲間になりそうなのが、全く好みじゃない毛利当主と坊主だけなんてー!
毛利は無事に仲間になり、なんかニュータイプっぽく目覚めましたが、終盤にかけて、一気に潤いがなくなりました。
誰か………誰か私に益荒男を………!
第五話 決意、その先へ
ついに家康との直接対決です。
この期に及んで未だに味方の説得に紛糾する三成は、何処まで恵まれていないのか。
難易度としては総当りで進めるので、難しいわけではないのでしょうが、ひらめきという言葉にとんと縁がない私としては、結構采配で間違えて怒られたりしています。
何がどう動いたらどうなる、っていうのがイマイチぴんとこないんですよねえ。
ここにきて、藤堂が凄いピュアっ子であること判明。お前………片思い野郎だったのか………高校生か………。
家康と三成の天眼対決です。超能力を使っているという、キテレツな感じではないので(あくまでパズルを解いている、という印象にしか過ぎない)特別おかしくもないですね。
三つに分かれた戦場を、絶対的な苦境から脱出させ、勝利をつかむというのはやはり盛り上がります。
結果として、家康の手のひらの上で転がされていた三成は、戦力を集中させられ、総攻撃を受けてしまいます。
必死に天眼を使おうとする三成に、叱咤激励する仲間たち。
「私が決断したように、そなたも決断を!」
「こんなときにこそ、我らに頼るがいい。南の敵はわし一人で食い止める!」
島津と毛利がすげえかっこいいです。
自分ひとりで背負い込もうとする、そんなところまで、みんな期待していないから、大丈夫という励まし方がかっこいい。
しかし、鬼籍に入った人を思い出すシーンで、大谷と左近しか出てこないのが………悲しい………(豊久のことも思い出してあげてください)。
大体、撤退した宇喜多と小西と豊久を一緒くたにされているのも、個人的には気に入らないのよォォォ!(苦笑)
でも、一つの戦場でなら絶対的に優位な状況を作り出せる家康と、そんな力はないが仲間たちの尽力あって複数の戦場での采配をふるえる三成、という図式は面白いですね。家康が一つところで良かれと思ってやったことが、他の戦場では致命的なミスになる。それを三成は見抜いて、仲間に託す、っていうのは物語の進みとしても、「采配のゆくえ」としても上手いです。
戦いは続き、豊久の仇なんだけどどうしても憎めないヒーロー戦隊井伊が参戦。
お前は………キャラクターとしてはむしろこっち側であっても全くおかしくないのに………。
そして、見事天眼でも家康に勝利し、三成は関が原の合戦を終結させます。
その後、力業で黒幕もねじ伏せ、史実は進み、昔語りは終わります。
いやあ、その終わり方もちゃんと一ひねりきいていて、面白かったです。
総括。
個人的には非常に楽しめました。
何がいいって、基本コメディじゃないのがいい。
コメディや笑いの路線を感じるのは、あくまでキャラクター造形にだけのみ限定されていて、物語そのものはシビアに進みますし、人死にも当然あります。
政治的な角度や、自分の手柄など、サブキャラの台詞一つとっても凄くセンスがありました。
システムに関しては特になし。セーブロードもスムーズですが、セーブロードは別にいらないゲームなので、苦もなく進めるかと思います。
ただ、クリア後になんのおまけもないのは、ちょっとさびしいかなと。
別になくて当然ったらそうなんですが、せっかくですから出てきた人物の略歴とか見られても面白かったような。せっかく戦国時代なわけですし、采配のキャラデザで実際はどうだったか、とか、色々見せ方があったような気がします。
「天眼」というのがいわゆる合戦パートの中に組み込まれる、パズル要素なのですが、この難易度については初めから問題ではないと思います。
クリアのために必須な陣形は、ちゃんと映像として出ているので、それに合うように自軍のこまを動かせばいいわけで。
この図のあるなしが選べれば、難易度としても違ってくるかもしれませんが、基本的に、パズルって言うのは何度も間違えてやり直した上に完成すること前提なわけですから、間違えてペナルティ、という「説得」や「合戦」時における指示と同列に扱う必要はないと思います。
パズルでもなんでも、鉛筆で書いて消しゴムで消してやり直して、っていう手順を常に踏んで完成させるわけですから。
この「天眼」に関しては「合戦」をただしめるのではなく、盛り上がりとしてもう一工夫、のためだけにあるようなものなのでしょう。
三成が家康と同じ「天眼」を持つ異能である、というのは別段物語上では関係のないことなわけですし。
基本このゲームの肝は、「戦場」パートにおける「説得」と、「合戦」パートにおける仲間への「指示」なわけですが、重きを置かれているのは、やはり「合戦」パートなのでしょうね。
そりゃそうですよ、合戦場なんだもん。命かかってるんだもん。
現実的に難しいかどうかはおいておいて、人の命を左右する選択肢を選んでいるまたは、選ばなければならない、というのは、ゲームにおいて緊迫感が非常にありました。
元々人の生き死には、フィクションにおいても扱いが難しいものですし、「撤退する」と「全滅」ではそれこそ受ける印象が全く違ってきますし。
「戦場」パートでは、主に仲間に引き入れるための説得や、事実関係を明らかにするために行う会話なので、合戦パートほどの緊迫感は望めません。
この辺、ちゃんと戦国時代である設定が生かされていて、良かったと思います。答えがすぐにわかった(正しい選択がわかった)としたら、すぐわかってつまらない、ではなく、すぐにわかることによって味方への被害を少なくできるというような、充足感があるわけです。
まあ、私がのめりこみすぎている(ゲームではなく、戦場という設定そのものに)のも、あるかもしれませんね。
やっぱりねえ、純粋に、物語の上でただ人が必要があるから死ぬのではなく、己の采配によって死ぬっていうのは、いい気持ちしないですから。
そういう意味では、正しい選択肢を選んでも、物語の展開上爽快感を得られない、とも言えますが、それは逆に関が原の合戦を舞台に選んでいる以上、致し方のないことなんでしょう。
音楽とか、逆裁にどこか似ている雰囲気がありますが、盛り上がり時の音楽は必聴。
グラフィックもきれいです。というか、DSできれいとか汚いとか論じることに意味があるのかどうか。
ドット絵は見慣れているので、贔屓目がありますしね。
どうせなら、二画面で下の背景は、朝、昼、夜で変わって欲しかったかなと思いましたが、それはまあ蛇足。
さて、特筆すべきはキャラデザの見事さですね。
この辺は、ネオロマも三国シリーズも含めて、さすがのお家芸と言ったところでしょうか。それぞれ、少ない出番で見事にキャラが立ってます。
台詞もそうですが、やはり、ぱっと見でこいつはこういうキャラだとわかる、単純さっていうのは入り込みやすいですし、とっかかりができれば、それに準じたポーズもつけられるでしょうから、見ていた楽しいです。
ロボが煙吹いたり、ドラキュラみたいな細川がマント羽織ってそれを翻したり、と、して欲しいなと思うことをちゃんとしてくれる、と申しましょうか。
ただ惜しむらくはゲームとしてのプレイ時間の短さと(10時間きるのかな?)絶対的な自由度のなさ、でしょうか。
パズル要素は当たり前ですが、間違えればゲームオーバーなので、それこそ物語を含めて常に一本道ですし、それならばそれで二度やりたい内容かというと、そうでもない。
その辺は、総当りで台詞を聞いた時の面白さや、場所を注目したときの台詞のパターンなど、細かなところまでは追いつけなかった、というところでしょうか。
後半につれてウェイトが大きくなっていく合戦は、基本パズルなので、答えがわかっているパズルを二度やることは当然退屈なわけで、二度目では合戦そのものは楽しめない。
じゃあ、説得の戦略パートや日常会話が面白いか、というとこれはバリエーションに欠ける、といったふうでしょうか。
ただ、もう少し練りこめばよかったのに、という足りなさ加減の中で、あれだけキャラクターを立たせた手腕を個人的には評価したいと思います。
まあ、ただ私は豊久の台詞を網羅するためだけに二週目プレイするけどね。
要するに、島津豊久の外見、性格、超萌えました。
久々に、ド級のヒットでした。
いやもう本当に、二次元の男は顔だよね!
顔が好みでナンボだよね!
藤堂もずる賢く生き残っていて、あくまで他人に煙たがれる賢しさで、人並みの幸せが欲しいくせに、別になきゃないでもいいっていうスタンスが、超かっこよかったです(そんなキャラクターでしたか?)。
と、まあ個人的には凄く楽しめました。二千円台で購入したし。
先日、職場の同僚が『必殺仕事人』シリーズの熱狂的なファンだ、ということがわかりました。
DVDを持っているのに、子供がまねをするからと、寝静まった後にしか見られないから悲しいとか、主水は一度映画で死んでいるからシリーズとしてはナントカ、とか色々話ていたのですが、今もやっているけどオンタイムでは見られないんだ、ということになり。
私「で、●●さんとしては、どうなんですか。今の『必殺仕事人2009』は」
同僚「駄目だね。だって、ジャニーズが三人出てる時点で駄目だよ! 二人なら許せるけど、三人は許せない!」
何故二人は良くて、三人が駄目なのかは結局よくわかりませんでした。
以下、『采配のゆくえ』島津豊久絵。妄想炸裂してます。ご注意を。
DVDを持っているのに、子供がまねをするからと、寝静まった後にしか見られないから悲しいとか、主水は一度映画で死んでいるからシリーズとしてはナントカ、とか色々話ていたのですが、今もやっているけどオンタイムでは見られないんだ、ということになり。
私「で、●●さんとしては、どうなんですか。今の『必殺仕事人2009』は」
同僚「駄目だね。だって、ジャニーズが三人出てる時点で駄目だよ! 二人なら許せるけど、三人は許せない!」
何故二人は良くて、三人が駄目なのかは結局よくわかりませんでした。
以下、『采配のゆくえ』島津豊久絵。妄想炸裂してます。ご注意を。
『采配のゆくえ』
第一話 霧の中の真実
いきなり、ド級に受けくさい三成の登場で、動揺を隠し切れません。
部下の左近にはバカだ青臭いだと励まされ、子供を守ってくれと、秀吉の病床の指が手に食い込んだから、その誓いを守るとか臆面もなく言っちゃう、甘ちゃんがプレイヤーなのかと思うと、複雑な気がしないでもないですが。
ゴッツイ傷だらけのマッチョマン島左近は、適度におちゃめでおっさんで超可愛いんですが、味方が指示を聞いてくれないと、がっくり膝を突く三成はもっと可愛い。
操作もスムーズで今のところ困るような要素はありません。キャラクターもよく動くし、別にタッチペンを強要されるわけでもないので。
ただ、失敗時のリアクションはそれほど特筆するレベルでもないかと。まあ、実際合戦場なわけですから。
いきなり黒幕風を吹かせながら去っていった左近が気になりますが、戦隊モノのようなルックスだった井伊直政は、凄く好みでした。
第二話 それぞれの思惑
ごつい左近の変わりに、余命いくばくもない視力を失った、線の細い大谷吉継と合流します。バラエティに飛んでいる上に、MにはSがついてくるというペア感覚が見事です(いや、BLに興味がない私から見ても、大谷はドSだと思う)。
結局、大谷ではなく、左近の娘さんであるたまきがくっついてくることに。テンションダダ下がりですが、ともかく引き連れて、動きが鈍いとされている島津軍の元へ向かいます。
そこでもめている、小西と、島津豊久。
豊久、超好みです。
色黒でガッチリしていて強面で。おまけに、前から見ると短いのに、後ろは延びていてしかも一本に束ねている髪型。
男のロン毛は許せない性質ですが、一つに結わえていれば話は別です(ええー!?)。
豊久は進軍を勧めたのに、門前払いを食わされたため、三成の言うことなどきけないと言って来ます。覚えがない三成の前に、忍びが書状を落としていきました。
それにより、豊久を説得します。
ここで上手いのが、これでもいいのでは、という資料を選んだ場合のリアクションです。
こちらはもう、説得材料を突きつける前に、結論がわかっている場合があると思いますが、それに類する材料をつきつけると、ちゃんと、「これも大いに関係がある。だが、全てがそろってから出すべきだ」と、ちゃんと三成がフォローしてくれるんですね。
推理としては間違いじゃないから、減点対象にもなりませんし。
この辺、中々上手いなあと思いました。
その後、戦闘に勝利するも、細川の手のものに襲われてしまう三成。
よぎる思い出は、昔の風景、武将、そして美しい女性。
お約束の展開に俄然盛り上がって、中盤へ続く。
関が原の戦いより二ヶ月前。
淀殿が細川ガラシャを保護すべしとの命令を出します。ていのいい人質として。
ここでもまた、左近ではなく娘のたまきがくっついてきます。
オジンが駄目なら幼女という発想がある意味凄い。
歴史に疎い私は、ここで初めてガラシャが明智光秀の娘だと知ったのですが、なんとなくイメージとして、「明智光秀の娘なら儚げな美人であって当然」と思ってしまうのは何故でしょうか。
明智の一族は、全員線の細い色っぽい人間であって欲しいという欲望が………。当然、男女問わず。
ゆりの花を背負ったまんまでガラシャ登場。
何とか説得に成功するも、屋敷は焼けてしまいます。
夫である細川忠興は当然三成に戦いを挑んでくることに。
そしてこの忠興がまあ、よく動くこと。青いマントを翻し、額に手を当てて苦悩し、変貌までして、かつ、嫁さんにはピュアっ子という、超ド級のスキルを備えて迫ってくる様は、まさに眼福(意味違います)。
つがいの小鳥を送って、「こんなものしかあげられないが」と言いよどむ忠興に「嬉しい」と答えるガラシャ。
「そ、そうか!」とその返事にすこぶる嬉しそうな忠興。
なんだ………なんだこの甘酸っぱさ!
ここで、いわゆる詰め将棋的な戦術、「天眼」が使用可能になります。
間違えても何度でもやり直せるので、総当りすれば問題なし。
左近が銃弾の餌食になるも、総攻撃ののろしを上げて後半へ続く。
しかし、歴史的事実に基づくバラエティなものですから、ただよう物悲しさが物語上でありますね。
養子に迎えられたのに、実子が生まれた途端に追い出されたも同然の小早川とか、どんだけ空しいか。
毛利家も、不良番長みたいな家臣と、坊主という組み合わせ。小早川も美少年で全くキャラ萌えできません。
くそ、島津と細川を返してくれ………!
東軍を攻める絶好の好機に、それぞれ思うところがあるのか、小早川も毛利も攻撃を開始しません。
何とか、島津の裏切りはないと判明したものの、小早川の動きは相変わらず。
線の細い美青年(どんな紹介だ)大谷と敵との戦闘が開始されます。
そこに飛び出るのは、ずるがしこい知将ルックス(わかる人にはわかる説明)藤堂高虎。もっとわかりやすく説明するならば、『BASTEERD』のマカパインです。(もっとわからない)
え、じゃあ『パプワくん』のアラシヤマ。
この辺から、非常にパズル要素が強くなってくるというか、パズル通信ニコリ要素が強くなってくると申しましょうか。
その手のことが苦手な私は、青色吐息です。
どちらかが嘘をついていて質問をして嘘を見抜くとか、よくありがちな問答なんですが、私はこの手の質問で真偽を暴け、というネタが死ぬほど苦手です。
先行き不安になってきました。藤堂は凄く萌えました。
第三話 想い
案の定少年小早川が裏切りました。そりゃそうだろ。
ここから、説得一つも結構面倒です。場面の変わる二つの戦場を渡り合わねばなりませんしね。
キャラクターの造形こそ、結構コメディ路線ですが、完全なお笑い世界観でないのは、やはり舞台が戦場だからでしょうか(いえ、別にBASARAが駄目だというのではなく。苦笑)。
逆に、戦場で人が生きるか死ぬかの合戦を指揮していて、あまりに調べた場所に対する反応がお笑い、じゃ逆にノリきれない気がしますし、この辺の、キャラクター以外は普通にシリアス、というノリは中々上手くできているのではないかと思います。
やっぱり、やっていることは戦争なわけですから。
日常会話がギャグなのはともかくとして、戦場でギャグやられても寒いだけですし。
しかし、三成はことごとく味方から人望がありませんね。
戦闘で四苦八苦するより、味方の説得に振り回されている方が多いっていうの、それ、どんな史実?
ここで、大筒を運ぶために島津に協力を仰ぐのですが、どれだけ壁が高くても、好みの男(豊久)を落とすためだと思えば、困難すら萌えに変わります(むしろ高ければ高いほどいい)。
ここで、敵をひきつけ親友である大谷が最期を遂げます。落ち込む三成の前に、次々に慰めに現れる周囲の連中。
最初は、ただのうっとうしくてしつこい小僧なのかと思っていた宇喜多が、とてつもなく良質なツンデレ(ただしとても天然バカ)だとわかった時、このゲームの向かう先がわかったような気がしました。
ここで、三局面を打破するための戦闘開始です。
ついに、島津が積極参加。豊久は、ツンデレではなく、伯父デレということが判明し、ますますヒートアップします。(私が)
彼には、一生三成にはデレず、伯父にのみデレていてもらいたいです。
ここでついに、島左近が討ち死に。
こうして、どんどん側近が減っていくのはさびしいですね。
残るのが、宇喜多(別に嫌いじゃないが)と小西(商売上手は嫌いじゃないが)と島津伯父(嫌いじゃないが)と豊久(大好きだ(それが言いたかった))しかいないとなると、余計に不安になります。
これで、島津が抜けたら、戦局ではなく私のテンションがえらいことになる。
第一話 霧の中の真実
いきなり、ド級に受けくさい三成の登場で、動揺を隠し切れません。
部下の左近にはバカだ青臭いだと励まされ、子供を守ってくれと、秀吉の病床の指が手に食い込んだから、その誓いを守るとか臆面もなく言っちゃう、甘ちゃんがプレイヤーなのかと思うと、複雑な気がしないでもないですが。
ゴッツイ傷だらけのマッチョマン島左近は、適度におちゃめでおっさんで超可愛いんですが、味方が指示を聞いてくれないと、がっくり膝を突く三成はもっと可愛い。
操作もスムーズで今のところ困るような要素はありません。キャラクターもよく動くし、別にタッチペンを強要されるわけでもないので。
ただ、失敗時のリアクションはそれほど特筆するレベルでもないかと。まあ、実際合戦場なわけですから。
いきなり黒幕風を吹かせながら去っていった左近が気になりますが、戦隊モノのようなルックスだった井伊直政は、凄く好みでした。
第二話 それぞれの思惑
ごつい左近の変わりに、余命いくばくもない視力を失った、線の細い大谷吉継と合流します。バラエティに飛んでいる上に、MにはSがついてくるというペア感覚が見事です(いや、BLに興味がない私から見ても、大谷はドSだと思う)。
結局、大谷ではなく、左近の娘さんであるたまきがくっついてくることに。テンションダダ下がりですが、ともかく引き連れて、動きが鈍いとされている島津軍の元へ向かいます。
そこでもめている、小西と、島津豊久。
豊久、超好みです。
色黒でガッチリしていて強面で。おまけに、前から見ると短いのに、後ろは延びていてしかも一本に束ねている髪型。
男のロン毛は許せない性質ですが、一つに結わえていれば話は別です(ええー!?)。
豊久は進軍を勧めたのに、門前払いを食わされたため、三成の言うことなどきけないと言って来ます。覚えがない三成の前に、忍びが書状を落としていきました。
それにより、豊久を説得します。
ここで上手いのが、これでもいいのでは、という資料を選んだ場合のリアクションです。
こちらはもう、説得材料を突きつける前に、結論がわかっている場合があると思いますが、それに類する材料をつきつけると、ちゃんと、「これも大いに関係がある。だが、全てがそろってから出すべきだ」と、ちゃんと三成がフォローしてくれるんですね。
推理としては間違いじゃないから、減点対象にもなりませんし。
この辺、中々上手いなあと思いました。
その後、戦闘に勝利するも、細川の手のものに襲われてしまう三成。
よぎる思い出は、昔の風景、武将、そして美しい女性。
お約束の展開に俄然盛り上がって、中盤へ続く。
関が原の戦いより二ヶ月前。
淀殿が細川ガラシャを保護すべしとの命令を出します。ていのいい人質として。
ここでもまた、左近ではなく娘のたまきがくっついてきます。
オジンが駄目なら幼女という発想がある意味凄い。
歴史に疎い私は、ここで初めてガラシャが明智光秀の娘だと知ったのですが、なんとなくイメージとして、「明智光秀の娘なら儚げな美人であって当然」と思ってしまうのは何故でしょうか。
明智の一族は、全員線の細い色っぽい人間であって欲しいという欲望が………。当然、男女問わず。
ゆりの花を背負ったまんまでガラシャ登場。
何とか説得に成功するも、屋敷は焼けてしまいます。
夫である細川忠興は当然三成に戦いを挑んでくることに。
そしてこの忠興がまあ、よく動くこと。青いマントを翻し、額に手を当てて苦悩し、変貌までして、かつ、嫁さんにはピュアっ子という、超ド級のスキルを備えて迫ってくる様は、まさに眼福(意味違います)。
つがいの小鳥を送って、「こんなものしかあげられないが」と言いよどむ忠興に「嬉しい」と答えるガラシャ。
「そ、そうか!」とその返事にすこぶる嬉しそうな忠興。
なんだ………なんだこの甘酸っぱさ!
ここで、いわゆる詰め将棋的な戦術、「天眼」が使用可能になります。
間違えても何度でもやり直せるので、総当りすれば問題なし。
左近が銃弾の餌食になるも、総攻撃ののろしを上げて後半へ続く。
しかし、歴史的事実に基づくバラエティなものですから、ただよう物悲しさが物語上でありますね。
養子に迎えられたのに、実子が生まれた途端に追い出されたも同然の小早川とか、どんだけ空しいか。
毛利家も、不良番長みたいな家臣と、坊主という組み合わせ。小早川も美少年で全くキャラ萌えできません。
くそ、島津と細川を返してくれ………!
東軍を攻める絶好の好機に、それぞれ思うところがあるのか、小早川も毛利も攻撃を開始しません。
何とか、島津の裏切りはないと判明したものの、小早川の動きは相変わらず。
線の細い美青年(どんな紹介だ)大谷と敵との戦闘が開始されます。
そこに飛び出るのは、ずるがしこい知将ルックス(わかる人にはわかる説明)藤堂高虎。もっとわかりやすく説明するならば、『BASTEERD』のマカパインです。(もっとわからない)
え、じゃあ『パプワくん』のアラシヤマ。
この辺から、非常にパズル要素が強くなってくるというか、パズル通信ニコリ要素が強くなってくると申しましょうか。
その手のことが苦手な私は、青色吐息です。
どちらかが嘘をついていて質問をして嘘を見抜くとか、よくありがちな問答なんですが、私はこの手の質問で真偽を暴け、というネタが死ぬほど苦手です。
先行き不安になってきました。藤堂は凄く萌えました。
第三話 想い
案の定少年小早川が裏切りました。そりゃそうだろ。
ここから、説得一つも結構面倒です。場面の変わる二つの戦場を渡り合わねばなりませんしね。
キャラクターの造形こそ、結構コメディ路線ですが、完全なお笑い世界観でないのは、やはり舞台が戦場だからでしょうか(いえ、別にBASARAが駄目だというのではなく。苦笑)。
逆に、戦場で人が生きるか死ぬかの合戦を指揮していて、あまりに調べた場所に対する反応がお笑い、じゃ逆にノリきれない気がしますし、この辺の、キャラクター以外は普通にシリアス、というノリは中々上手くできているのではないかと思います。
やっぱり、やっていることは戦争なわけですから。
日常会話がギャグなのはともかくとして、戦場でギャグやられても寒いだけですし。
しかし、三成はことごとく味方から人望がありませんね。
戦闘で四苦八苦するより、味方の説得に振り回されている方が多いっていうの、それ、どんな史実?
ここで、大筒を運ぶために島津に協力を仰ぐのですが、どれだけ壁が高くても、好みの男(豊久)を落とすためだと思えば、困難すら萌えに変わります(むしろ高ければ高いほどいい)。
ここで、敵をひきつけ親友である大谷が最期を遂げます。落ち込む三成の前に、次々に慰めに現れる周囲の連中。
最初は、ただのうっとうしくてしつこい小僧なのかと思っていた宇喜多が、とてつもなく良質なツンデレ(ただしとても天然バカ)だとわかった時、このゲームの向かう先がわかったような気がしました。
ここで、三局面を打破するための戦闘開始です。
ついに、島津が積極参加。豊久は、ツンデレではなく、伯父デレということが判明し、ますますヒートアップします。(私が)
彼には、一生三成にはデレず、伯父にのみデレていてもらいたいです。
ここでついに、島左近が討ち死に。
こうして、どんどん側近が減っていくのはさびしいですね。
残るのが、宇喜多(別に嫌いじゃないが)と小西(商売上手は嫌いじゃないが)と島津伯父(嫌いじゃないが)と豊久(大好きだ(それが言いたかった))しかいないとなると、余計に不安になります。
これで、島津が抜けたら、戦局ではなく私のテンションがえらいことになる。