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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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身内に不幸がありまして、初めて忌引き休暇をいただくことになりました。
よりにもよって、このクソ忙しい七月に! ただでさえ人がいないのに! 二日間も休めるのか現実問題としていや休むけどそれで現場に負担をかけるのは嫌だ!
という血も涙もない身内で申し訳ありませんが、普段全く付き合いのない親戚では、自分の仕事のほうが大切です。大体、入院しているのさえも知らなかった。
結局、シフトをあれこれ操作し、夜勤を変わってもらったり、代わりに私が休みに出勤したりと、結構な手間をかけて、忌引き休暇をもぎ取りました。

私は父方も母方も長命なのか、元々大して親戚がいないのかはわかりませんが、葬祭に出たことが殆どないため、喪服すら持っていない有様。
随分前に遠い親戚の葬儀に出たときは、まだ学生だったため、制服でよかったんですよね。

今回は必要に迫られる事態になったため、喪服を買いに行くことにしました。イトーヨーカドーへ。
買っておかねばなあ、というくらいの時間的余裕があれば、通販で安いのを購入していたんでしょうが、もうすぐ使う、明日使う、みたいな状況では、届くのを待っていられないし、万が一サイズが合わなかったら泣くに泣けません。デザインなど二の次です。

フォーマルウェアのコーナーに行くと、結構な数が並んでいて、早速何がなんだかよくわかりません。
年齢でデザインも違うでしょうし、それこそ夏向きとかあるんだろうなあ、喪服ということは派手なアクセントとかないほうがいいんだろうし、と見てみても、それでも結構な種類があります。
どうしたもんか、と思っていたら、店員さんがにじり寄ってきてくれたので、すがります。
こういう場所にいる店員さんって、下手すりゃ母親かくらいの年齢の人が多いんですね。完璧におばさん年齢である店員さんが、気さくに丁寧に教えてくれました。

「あの、必要に迫られまして喪服が欲しいんですが、何がいいのかさっぱりわからなくて」
「すぐお使いになられるとしても、オールシーズン着られるほうがいいですよねー」
というようなやりとりを経て、無難な喪服をチョイスしてもらい、試着へ。
「サイズは9号でよろしいですよね」
「入りません」
私は腕が長いので、9号だとおかしな六部袖みたいになってしまいます。私は顔も長いせいか、わりとやせて見られることが多いのですが、実際の体重を考えると9号では厳しいです。筋肉がついた腕とか。
まあそんなこんなで、11号を購入。
「何回も買い換えるものじゃありませんし、年齢が上がっても、サイズが多少変わっても着られるほうがいいですからねー」
全くですよ。年取って太ることはあっても痩せることはありえません。
「値段もここから始まるので、サイズが合ってよかったですね」
一番安いのをお勧めしていただいたみたいなので、いい店員さんでした。しかしそれでも、ン万円かかったけどね!!(血涙)
こ、こんな、数年に一回着るか着ないかのものに、ン万円!!
結局、ものの十分ほどで買い物を終わらせて帰宅しました。
自分の好みのものを買うならいざ知らず、必要物品を買うのに、いちいち時間を費やしてなどいられません。この暑いのに。店員さんが良いというのであれば、それでいいのです。
変に若い店員さんより、世の中の酸いも甘いもかみ分けたようなおばさんのほうが、確かにフォーマルウェアを選ぶときの説得力が違うな、と思ったのでした。
イトーヨーカドーってなんか良くわからない薄茶色の袋に商品を入れられることが多いんですが、喪服だったからなのか、フォーマルだからなのか、真っ黒な紙袋に入れられて、それもびっくりしました。むしろ、その紙袋のほうがデザインとしてカッコよかったです。いえ、ただ真っ黒なだけなんですけど。

本当は女性らしいちょっとヒールがついた靴も買おうかなあ、と思ったんですが(黒いパンプスは用途問わないので)面倒くさくなってやめました。就職活動にも使った、底が全くない、ベタ靴のローファーで出席します。

そんなこんなで、父方の祖父の通夜だの、告別式だの、身内の集まりだのに出席してきます。
しかし私、いまだに父方の祖父母の下の名前知らないんですよねー………。
おばあちゃん、おじいちゃん、と呼んでいた時代は下の名前なんて意識しないし、中学入学と同時期くらいに引っ越してから、完璧疎遠だったので、今現在など何のつながりもなく。
12歳まで親しかったとしても、その後疎遠ですから、18年間は疎遠なわけですよ。親しかった時間より長い。
何回か聞いたような覚えはあるんですが、覚える気がなかったらしく、結局そのまま今に至ります。
亡くなったその日には行けなかったので、次の日に休みをもぎ取って、顔を見に行こうかと父には言ったのですが「別にいいんじゃない」と返ってきたので、今現在どんな様子なのかもよくわかりません。
一応、「私だけ会いに行かないで、後々何かモメたりしないか」と気を遣ったんですが、従姉妹も子供が生まれたばかりだとかで、そっちもごたごたしているらしいので、それはそれで大丈夫そうです。

通夜に集まる親戚の、ほぼ半数以上は知らない顔なんだろうなあ、と思いつつ、義務をこなしてまいります。
結局、何歳だったのだろう(本当に何も知らない人)。
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「シド」創作に「遙かなる時空の中で4」柊SSアップしました。よろしければ感想お聞かせください。
凄い必死で柊に萌えるために頑張りました。(頑張らなきゃ駄目なのか)
別に主人公とのラブラブSSとかではないので、ご注意ください。
というか、誰かと誰かがラブラブなSSなんて、ここ最近めっきり遠ざかってますね。元々そういうSS書きじゃないので(アンジェリークや魔人で死ぬほどSSを書いた人間がどのツラ下げて言っているのか)。
コンプリートしましたので、このブログ内ではネタバレ解禁とします。なんだかんだで、40時間以上かかりました。
ちんたら効率の悪いプレイをしていたからですね。サブキャラなんて一気に落せばよかったよ。戦闘なんてみんなぶっ飛ばせばよかったよ。
最終的にクリアして、アンジェリークSpecial2と遙か2がやりたくなりました。
頭を使わなくていい、奴らの一挙手一投足に全てニヤニヤできていたあの時代に帰りたい(笑)。


「遙かなる時空の中で4」での忍人の台詞、「君が俺の死か」もそうですが、断髪式も含めて、今回シナリオ作った人は『風の谷のナウシカ』漫画版ファンですか。
どちらもクシャナにかかってるものですし、偶然にしてはちょっと共通点が多すぎるかなあ、と思わないでもないんですが。

最終的に主人公の断髪スチルが出なくて、イラっとしたんですが、これ妙に条件が中途半端なんですよね。多分またがけできる最後の四章まで均等に上げていても大丈夫で、その後、物語上で断髪式が行われるキャラクターを選ばず(まあアシュヴィンを選んでおけば大丈夫)進むと見られる、みたいな。おかげさまで私は全員クリアしても、このどうでもいいスチルが見られないかつ、不屈が覚えられないという面倒な事態になりました。
しかし、なんで主人公のスチルでこんなに悩まにゃならんのだ。
今回大団円迎えたところで、なんのおまけもないみたいなので、スチルそのものをコンプしようという気も、あまりないんですが。

大団円の章もそうですが、今回、ノーマル見て、個別見て、風早見なさいみたいなルートを強制されてるみたいで、ちょっと違和感が。
ただでさえシナリオのデキに強度のバラつきがあるにも関わらず、最初から押しなべて同じでないといけない(建前としても)八葉連中に、シナリオ以外でも差をつけるのって根本的にどうなのよ、という気はします。

シナリオに関してはーあーもうなんだか。
あまりにもバラつきがある、かつ、そのレベルも大して高くないので、どうリアクションしていいのやら。
これを言うと話が終わるんですが、普通のRPGやりたきゃ、わざわざ乙女ゲーム選ばないだろう。
乙女ゲームを買うのは、乙女ゲームをやりたいからであって、別になんちゃってRPGをやりたいわけじゃないんですよ。
私乙女ゲームユーザーの嗜好はよくわかりませんが、少なくとも、『ゴッド・オブ・ウォー』をやる人よりも、テイルズとか幻想水滸伝をやるユーザーのほうが多いでしょうから、ある程度はRPG慣れしているユーザーもいる、ということを加味するのであれば、今作の作りは、あまりにピントがずれている、と見るしかないようです。

始まりの物語、ということで今まで流れてきた八葉や、龍神やらの物語に一応のケリがつくのかと思ったのですが、それもなく。
大御所はどう考えても硬派の意味を履き違えている。

逆に遙か4が物語重視の乙女ゲームではなかったらどうだろう、と考えてみたのですが、そうなればやはり、システムが面倒なのは否めないところ。何度も繰り返し遊べて、そのつど、小さな台詞やイベントにニヤニヤできるためには、いつでも簡単にどこからでも遊び始めて、謎や物語など覚えておく必要がないシステムでなければなりませんが、今回は当たり前ですがそれはない。
途中までの一本道はどうやっても変えられないし、見なければいけない物語がある以上、そこには自由に萌えられるわけではない、という制限がつくわけです。
私は乙女ゲームを結構な回数やり続けて、最終的に乙女ゲームに物語の比重は少ないほうがいいと結論付けたのには、昨今林立する乙女ゲームにおいて、物語が重視されるものばかりになってきた、という流れも根底にあります。
これは乙女ゲームにだけ現れた傾向のようですね。
例えば、男性向けゲームなどは乙女ゲームよりも遙かに年季がありますし、ブームそのものも、一度回って元に戻ってもう一度回ったくらい、繰り返しているものもあるでしょうが、物語重視のものと、そんなのどうでもいいもののスタンスの分かれ方が、わりとはっきりしているように思います。
現在は、わりと物語重視のゲームが(18禁においては)多いように感じられますが、コンシューマで発売されている、いわゆるギャルゲーを見る限りでは、乙女ゲームほど顕著に物語要素が強いものはないように思います。まあ、コンシューマでのギャルゲーは今現在若干下火のようですが………。キミキスの次はベビプリを待てと。(ときめもはどこへ行ってしまったのだろう)

男性向けは選ぼうと思えば、物語重視のもの、そうでないものと自分で選ぶことができますが、現在の乙女ゲームにおいて、それはありません。十中八九物語重視のゲームが多く、そのせいで私は乙女ゲームにおける物語に飽食気味になりました。

以前も書きましたが、物語はいくら深く描こうが入り込めなければそれで終わりという諸刃の剣ですので、ゲームとしての相性に非常に高いハードルを設けていることになります。
ただでさえ乙女ゲームは絵柄、声優、値段、メーカーと、ありとあらゆる情報ではじくことができるソフトであるにも関わらず、高いハードルを設けられると、たまったものではありません。
それらにおいて、何を重要視するかは、勿論プレイヤー側の好みの問題になりますが。

元々女性は少女マンガも含めて、物語性の強いもの、心理描写の多いものが好きな傾向にあるでしょうから、乙女ゲームがその方向へシフトしていったのも、あながち必然なのかもしれません。
個人的には、それも結構、だが、それ以外の選択肢もあってほしいと思います。物語重視のものもあれば、そうでないものもある。それだけのニッチの中にも多様性があったほうが、ジャンルとしても衰退しなくていいように思うのですが。
世間的なニュースですら「乙女ゲームが流行っている」などと取りざたされる今ですが、その内部では既にゲーム以外で設けるのが当たり前として、ゲームそのものはわりと、どうでもいい扱いになっているのではないかな、と思いました。


まあ、遙か4に関しては、せっかくの集大成であったのなら、1から3を全て凌駕する萌えを見せてもらいたかったところ。全てを凌駕する物語でなくていい、何故ならこれはネオロマだから。
物語と全く関係のない日常会話で、他の連中同士が話し合うイベントでこそ、ニヤニヤ成分を補給「できる」のがネオロマだから。

繰り返しプレイして遊ばせるためには、ある程度の物語の希薄さがあるほうが、どちらにせよ楽だとも思います。何故なら、別に物語が盛り上がる場面で萌えがあるとは限らないから。
そういう意味でも、今回は正直疲れちゃってリプレイする気にならないし、萌えと萌えの間隔が広いので、途中経過でゲームに飽きてしまうこともあり、やり直して物語の謎をちゃんとおさらいしようとか、サザキのあのイベントを見てみようとか、そんな意欲も起きません。大体どこで誰のイベントがあったかなんてもう忘れたよ。

稼ぎ頭であった遙かシリーズもこれにて打ち止め、昨今のネオロマニュースを見てみると、取り上げられるのは遙かとコルダだけで、アンジェリークシリーズは触れられることもなくなってきた以上、アンジェはもう二軍として、コルダもキラータイトルとしては弱いことを考えると、大御所これからどうする気なのか。
だからこそ、最後の遙か4はきっちりユーザーに、深夜、親の目を盗んでヘッドフォンでプレイすることを強制するくらいの、人の目をはばかるソフトとしての満足度を重要視してもらいたかったところです。私は堂々と親にこのイベント泣けるぜ、と説明できる乙女ゲーよりも、変態とののしられようが自分が満足できる、同じ趣味の人以外には絶対にお勧めできないソフトでいい。あくまでニッチな世界観のままでいい。

ただこれは、私の乙女ゲームに対する意識が、明らかに低下していることも踏まえての評価になりますので、乙女ゲームへの意欲がうなぎのぼりだった頃に比べると、遊ぶ側としての私にも楽しめない責任があるとは思います。

もうやっぱり、純粋に乙女ゲームであれば全て遊ぶ時代は終わったな。嫌、とっくの昔に終わっていたのは百も承知ですが、改めて自覚しました。

その中で、『三国恋戦記 ~オトメの兵法!~』に何故興味があるかといいますと、頭使う必要なさそうなノリと、三国志、というバカでっかい下地があるからです。
この場合、このゲームにおいての物語がどうのというより、三国志の物語に初めから興味がある時点で、スタートから有利な立ち位置にいるゲームなのでした。

ああ、逆に物語なんてあってなきようなものっぽい、『遙かなる時空の中で ~夢浮橋~』なんかは、別の意味で購入してもいいかもしれませんね。どうしてもDSで乙女ゲームをやる気にはなれない(というか、根本的に携帯機でゲームはしたくない。疲れるから)ので、購入するか否かはまた別の話ですが。
少なくとも、現在情報として明らかになっている乙女ゲームで、関心があるものといったら、これらくらいです。
他にも山ほどソフトがあるのは知っていますが、特別関心を向けることもなくなってきました。

とりあえず今現在は、底値も底値になった『スパロボOG外伝』が届くのを待つだけです。
ネタバレに過剰な配慮はしません。自己責任において閲覧ください。警告しました。
以下、空欄を空けた後記述します。 サブキャラクター感想です。



























サブキャラクター感想。
■岩長姫
元々顔が怖いので、さしたる興味もなく。ドーラおばさんは大好きなんだけど。多分ベラベラしゃべるからだよ、おばさん二人が。


■足往
狼少年は主人公のために色々頑張ったというお話でした(酷い感想)。普通に大団円を迎えないと、あまりにつまらないまま終わるので、こんなならこのキャラクターを作るなと思わず言いそうになりました。


■道臣
彼は通常ルートを通っても、わりと主人公をごく普通にフォローしてくれる得がたいキャラです。布都彦と神子に囲まれ、柊まで現れたときに「貴方まで………私に何か御用なのですか」と困惑気味に言ったとき、お前は素直すぎると思いました。優しい割りに顔に出る男、道臣。ちなみにこのイベントでは、柊が大岩転がしたときの作戦の準備がにおわされます。
みんなのお母さん道臣は、神子にも色々気を遣ってくれるのですが、そこにサティ付きのエイカが現れ、小刀を渡し、戦の現況である神子を殺せと迫ります。その前に狭井君を殺したらどうだろう。
本当に苦労性で気の毒です。どうしてもワリ食うタイプ。
「そして、この命ある限り私の全てを貴方に。貴方をお支えすることが、私の何よりの喜びなのです」
一人称「俺」の男が言うのと、「私」の男が言うのとでは、意味合いが微妙に違ってくるのが面白いですが、私は「私」が言う所有物にしてください発言のほうが盲目度が高そうなので、ニヤリとできます(笑)。
別に悪くはなかったですが、そりゃ淡白なのは致し方ないかと。


■夕霧
「悪い男に騙されちゃいかんよ」
この時点で多分もう山ほど騙されてますよお嬢さん。
どうにも胡散臭さ漂います。大体、何の関係もない一般人がこのメンバーにいること自体がおかしい。ほら、サスペンス劇場でちょっと有名な役者さんがいると、その人犯人ってすぐわかるような感じというか。
まあ案の定なんですが。しかし、それにしたって、最後正体バレしてからのグラフィックが無い、かつ、ポリゴンも官吏と一緒って、それどんな手抜き?
あーわかったよ、追加ディスクで補完されんだろ?(完璧にやさぐれました)


■シャニ・皇
男前、末恐ろしい度ではぶっちぎりのシャニです。嫌いじゃないです。というか、奴の顔は卑怯です(可愛いというよりは男前だ)。
預言書を逆手に取り、「では自分が今から日記に未来に起こる出来事を書いたらどうなるのか」と思うシャニ。どこぞの変態よりも頭いいですね。
まあそんなの反映されなきゃそれまでなんですが、「誰もが助かる平和な未来を書いた」っていうのが泣けるじゃないですか。子供ならではの反則技ですよ。
で、結果皇がああだこうだ言っていた「黒き手の王」とやらは、それもやっぱり主人公であることがわかります。ああだこうだ詰め込みすぎだ!
その結果、皇は助かり、未来はサティを除いてシャニの思い描いた通りになるというED。
さわやかではありましたが、ぬけぬけと平和になるんじゃないと黒い私は思いました。


■カリガネ
料理上手のポジションは、一度皿から取ったものを戻すことは許しません。ぼそぼそしゃべるわりに、感情の起伏が激しくて面白い。
昔はどんな子供だったのかという問いに対し、
「………サザキがいたずらを思いつき………いい加減な計画を私が直す………サザキがへまをして見つかり………二人とも怒られる」
どんだけ可愛いんだお前ら!
見事な相乗効果ですね。その後、過去を思い出し沈む主人公に、「この前の改良型だ」と言ってお菓子を渡すカリガネ。
「全部やる」
ちょ、おま、ちょ、メインの奴らよりも萌える。
他にもいちいち会話が可愛くて、日向の一族の翼の説明の際には、
「遠くまで飛べる翼を持つもの………高く飛べる翼を持つもの………」
「カリガネはどんな翼なの?」
「オレは………遠くまで飛べて………高く飛べる翼だ………」
とか。
ただ、ワレモコウという秋の花を摘んで、何故かそれを主人公に触れて欲しくないそぶりを見せます。その行為が無駄だというサザキに対し、
「………期待していろ。夕食はツクシの卵とじだ」
と言い放つ可愛さ。
結局ワレモコウは過去の女が好きだったかららしいんですが、そのまま終わるわけもなく。
やはりその女性はどうやらカリガネたちをかくまったため、亡くなったということがわかります。
「私が怪我などしたから………この………翼のせいだ」
「そんなふうに考えてはいけないと思う」
「………死ぬよりましだ。私は………この翼を呪う」
結果、その女もカリガネの翼が好きだった、といって静かに笑うわけですが、これはもうあれですよ、主人公になびいちゃいけない。
奴はその女に準じているほうが萌えだよ。
まあそうはいいつつも、ファンディスクか何かでしっかりイベント追加されてラブラブED迎えられるんでしょうが(遠い目)。
しかし、このルートの主人公は押しが強いというか、「私はこう思う」みたいな意見の押し付け的な雰囲気が強いですね。これも時代か。
即位後主人公に花束を持ってきてくれます。
「………君が好きな花を知らない。だから………咲いていた花を………すべて摘んだ。………教えてくれ、君の好きな花を………」
日向一族は一族郎党罪作りですね。どんな教育を受けてきたのでしょう。
そして旅に出たカリガネはまた戻ってきます。
「………君は変わらない。………いや………綺麗になった………」
「ま、前のカリガネはそんなこと言わなかったわ」
「前から………そう思っていた」
ケー!(奇声)
まあこれは夢オチなんですが、帰ってくるもうすぐ、という明るい終わり方で、メインよりナンボかまとまってると心底思いました。しかし、なんでわざわざ昔好きだった女の話なんか入れ込むかなあ。そこには普通萌えはない。


■ムドガラ
土蜘蛛の遺跡で出会い、かつての伝承を教えてくれます。
「行かれませ。過去に捕らわれて歩みを止めてしまうのは、もっと老いてからでよい」
ちょ、何気に萌えるんですが!
やっぱり紳士的かつ常識人は私の中でポイントが高いです。
結局今の中つ国は、初代の神子がいけにえになってから、人間同士の間で争ってできた国であるとわかります。まあそれはそれ。
そしてムドガラは五年前の戦で、主人公の母親を殺した仇であるとわかります。でも正直、あまりいい母ではなさそうかつ、覚えてない立場としては、衝撃も結構人事です。私の中では。
「龍神の神子、息災でな………」
そうだよ、時代劇好き、おっさん好きの私から見ても、ムドガラはおしゃれな発言をしちゃいけない。その点においては硬派で逆に萌えますね。
最終決戦間際、ムドガラとの会話。
「歴史は絶え間なくつむがれていく。振り返ることなど知らぬ。これからは、あなたが新たな世を作るときです。迷ってはなりませぬ」
「星よ、もうひとつだけ願いを聞き入れてはくれぬか。どうか、姫の瞳に宿る光が永遠にかげることのなきよう………」
普通だ! 普通の会話だ!
確かに萌えは無いかもしれませんが、普通の物語には普通の会話が必要だと改めて思い知らされた瞬間でした。キちゃってる人々の群ればかりでは話なりたたん。
そして、最終決戦でムドガラは皇の前に現れます。
「ずっと、陛下に付き従ってきたのです。陛下の側こそが、私のいるべき場所なのだから」
真剣に涙ぐんだ。
じじい二人の抱擁がおかしかったなんて言わせねえ!(苦笑)
結果、皇は正気を取り戻し空に消え、ムドガラは常世の地に戻ります。主人公の御世の安泰を確信して。
私申し訳ないんですが、どこかのメインよりも何倍も萌えました。


■ナーサティア
途中で炎のかけらがどうとか出るんですが、一番初めに持っていたのかすら覚えてません。繰り返しプレイすると結局自分がどんなルートをたどってどのフラグを無意識に潰したのかなんて日々の果てよ。
結局EDを迎えても別に何もなかったんですが。なんなんだ。これ幼い頃に主人公を助けたのはわかるんですが、逆にこいつが主人公を助けて時空を飛ばした、くらいでも良かったのでは。結局こいつのせいで記憶を失ったってことなのか? この人の氏素性に関しての決着ってなかったですよね?
ネオロマ要素があまりにもなくてキャラクターとして判断のしようがありませんでした。
こいつがあれですね、移植でイベント補充の筆頭にあげられるキャラなわけですね。


■リブ
第二章で出会ったとき、こともあろうに、風早に似ているというとんでもない理由で関心を持つ主人公。似てませんよ! リブのほうが現実主義だし、ロリコンでもない!
どうやらリブは発明家らしく、たたら場にこもりきりのようです。
「そのくせ、手伝ってくれるわけでもありませんしね。おかげで外はあんなにいい天気なのに、たたら場にこもりきりです」
上司の愚痴をこぼすリブ。新鮮です(笑)
結局兵器を作っているのですが、どうせ戦うのなら少しでも犠牲がないように早く終わらせたい、そのために自分の得意分野を活用する、貴方の臣下が貴方のために戦いたいと願うように、私も私の主が王になる姿が見たいのです、と実に淡々と言ってのける姿に惚れた。
ここで善悪の話にならないのがいいですね。お互い様ってやつですよ。
アシュヴィンを馬鹿にされて、「あの方は怒っていませんよ。むしろ腹を立てたのは私のほうかもしれません」と、開眼。
怖い! 怖いは正義!
室生に私情も含めて援軍に行く直前、リブの元を訪れます。
「なんだか急に、リブの顔が見たくなっただけ」
「………や、普通なら喜ぶべき言葉なんでしょうが………迷ってますね?」
お前の開眼は出をわきまえすぎている!
そしてここでお茶を入れてくれる立ち絵(!)が出るんですが、So cute! 超可愛いなにこの物体!
「さて二ノ姫、ここには私のほかには誰もいません。どうでしょう? 心のうちに積もることをきれいに吐き出してみては? あ、私は何も聞きませんよ。すべて、あなたの独り言です。辛いことを心に入れっぱなしにするのはよくありませんよ?」
こいつは年齢上位向けだ!(苦笑)
わかってる、ティーンの人気は得られない。だが、私はティーンの頃からこういうキャラクターが大好きだ!(胸をはれ)
その後、主人公が「戦いがいやだった」と吐露するのも「や、そうですね。貴方は頑張りましたね」とうなずくのみのリブ。
つらいのは無理もない、敵国の人々のことを厭わないからだ、と言うリブに対し、「リブは怖くなかったから。だからそのおかげだ」と告げる主人公。
「少しは、私も両国の友好に貢献できたってことですかね?」
「ええ、とっても!」
「や………これは………まいりましたね、そうきますか」
フラグの立ち方まで可愛いなあ、お前!
リブは穏やかそうに見えて、惚れた相手は手段を選ばず己のものにするタイプだと信じて疑わないので、きっとラストに恥ずかしい告白をしてくれるんだと、今から超楽しみです。

決戦間際、リブは命を捧げる方を既に決めているのだと告げます。
「や、たとえばあなたと殿下が同時に危険な状況になるとしますよね? その時、私は迷わず殿下をお助けする………そういうことです」
そこで主人公が「仕方がないわね」と言うと、
「え、いや違うんです」
何が違うんだ(ニヤニヤ)。
「もし、私に命が二つあれば、一つは貴方に捧げられるのですが………主君は、ただお一人なので」
「じゃあ、私は何なのかしら? だったら私………リブにとって私って………」
「それは、や、なんといったらいいのでしょうね。これが命と忠誠以外のものでしたら、貴方に捧げられるのですが………」
愛! 愛をください愛を!
なんかこういう男はむしろ、こっちが捧げてやるぜ貴様にな! と鼻息荒くなってしまいますね。恥ずかしい告白はなかったですし、厳密に奴の所有物になった(苦笑)わけではありませんが、これはこれでよかったです。
しかも最後奴は自分の発明で助けてくれました。
「二ノ姫ーっ!」
普段声を荒げない奴の絶叫はそれだけで萌える!
こういう部分はやっぱり声付きで聞きたいですねえ。

大団円では、都に会いに来て、
「待てど暮らせど貴方が常世の国にいらっしゃる様子がなかったもので………即位の儀の言葉はいわゆる社交辞令だったのかもしれないと」
なんて可愛いこと言ってくれました。
「どうも気がせいていたようです。早くお会いしたくて」
俺もさ!
「両国が落ち着く日も、そう遠くはありません。そうればまたこうして、会える時がくる………いえ、会える時が増えます。そうしたら」
「そうしたら?」
「私の忠義と、命以外のすべてを………あなたに捧げてもよろしいでしょうか? 私の愛情は全て、貴方一人に捧げたい………そう思うんですよ」
「あ、愛情って」
「や、意外でした? おかしいですね………自分ではとっくに、さわりくらいは申し上げたつもりでいたのですが」
ケェェェー! 萌えるー!
「二ノ姫、実を申しますとね。こうしてあなたと過ごすときは、殿下の傍に控えるときと、甲乙つけがたいのですよ。あなたの態度次第ではうっかりすると逆転するかもしれません」
逆転! 逆転神子!
「はは、冗談………いえ、軽く本気ですけどね」

元々好みではありましたが、半端なく萌えました、リブ。
話としては別に謎に関わってくるわけではないし、一介の兵士としての会話なのですが、立場なんぞ関係なく、奴が魅力的であればそれでいいとこの短いイベントの中で良くぞ納めた! これぞ台詞の妙ですね。
そうなると、あんだけイベントがあるメインの奴らが何故ああまで萌えないのか逆に悲しくもなりますが。
ともあれ満足です。
あああああファンディスクが出たらリブのためだけに買ってしまうかもしれない………(重症です)(だがファンディスクというのは本来そういうもんです)。
「ホワイトナイツ 白夜」


結構前に見たんですが、感想忘れてました。
ダンスというより、ホンモノのバレーダンサーを使用した、芸術的背景が濃い作品。ロシアから亡命したダンサーが、飛行機事故でロシアにとどまらざるを得なくなってしまい、その世界から必死で脱出を試みる。逆にアメリカからロシアへ亡命してきた、黒人のタップダンサーと共に、という社会派サスペンスですが、サスペンス部分はそれほど盛り上がらず。盛り上がらないというか、流すべき部分としてわりと流されてます。実際、過去の恋人に協力してもらって、アメリカ大使館と連絡を取るんですが、その彼女にあんなザルな監視をしているわけがないし。

しかしダンスシーンは圧巻。
楽しみのために踊るのではなく、ほぼ生きる手段としてのダンス。
主役、ミハイル・バリシニコフのピルエットは一ミリのずれもないし、迫力が半端ない。
そして黒人のグレゴリー・ハインズのタップも含めたダンスも、また生きるために必要なものであり、生きるために身に着けざるを得なかった、という点で、ミハイルよりも力強さを感じます。

亡命する前の恋人役、プリマドンナだったヘレン・ミレンと、ミハエルの会話が大人。

「僕はあの時、君に何も言えなかった。だけど、今一緒に行こうと言ったら、君も来るかい?」
「………いいえ、私はいけないわ」

かつて、自分に何も言わずに去っていったミハエルをうらみながらも、情を捨てられないヘレン。そして彼のいない年月は確かに窮屈だったかもしれないが、それでも、彼女の生活はここにある。だから、行かない。
またヘレン・ミレンがきれいなんだーこれがー。
話や時間としてはちょっと長めの印象が強いので、もう少し中だるみしないような見せ方をして欲しかったかな、と思います。ダンスシーンも確かに素晴らしいんだけど、延々流したら物語としてのテンポが崩れるし。


「APPLESEED」



公開前にCFか何かを見たときは「なんじゃあ、このマネキンたちはー」と思ったものですが、やっぱり人物に関してはそんな感じでした。
確かに映像としてはきれいですし、よく動いて、SF的なメカニックもカッコいいんですが、これがいざ肌の露出する生身のシーンや、普通の可愛い女の子になっちゃうと、やっぱり普通の二次元と同じようには萌えないなあ。細かな動きが可愛い、っていうのと、ビジュアルで萌えたっていうのは基本的にベクトル違うし。

ただ、主人公の女が戦闘服みたいなぴったりしたスーツを着だしてからは、非常にカッコいいです。結局「肌」を見せるのが一番難しいってことなのか。あと髪の毛。あれはどのキャラも普通に毛糸にしか見えんし。

話の筋としては、どんでん返しがあるわけでもなく、わりと普通に見られるできかと思います。というかSFの題材としては王道です。Dタンクの存在意味もすぐわかると思いますし。
ただヒトミというバイオロイドの位置づけがかなり大きいにも関わらず、結局彼女が何故特別なのかとか、時折見せる行動理念がどこからきているものなのか、がよくわからないままだったので、謎の部分に関してはわりと肩透かしが多かったです。

最初は、SFアクションやガンアクションを楽しめばいいのかな、と思ってたんですが、結構普通に主役のデュナンと、全身機械の恋人ブリアレオスの恋愛話とかのほうが楽しめました。
「俺には、お前を守ること以外どうでもよくなっていた」
とか、完全に機械の外見で息も絶え絶えに言われると、そりゃ萌えます。
画像としてインパクトがあるのは確かなので、私のようにどうもバリバリのCGはどうもなー、という意識がないのであれば、ごく普通に楽しめるのではないかと思います。


「三人のゴースト」



ベッタベタな王道話。こういうの嫌いじゃないぜ。
結局クリスマスの奇跡を描いた、ディケンズそのままの物語なんですが、「スクルージ」を「3人のゴースト」と邦題にしてしまう昔のセンスって凄いよね。まあ確かに物語の固有名詞出されてもわからんかもしれないが………。
内容も濃いというか、ラストのオチも予想通りだけどやっぱり濃いというか。主人公が心を入れ替えて親切になって、というオチだけじゃあきたらず、延々ラストが演説で終わるのって、さすがアメリカの奇跡っぽいなあ、と思いました。なんというか奇跡の感じさせ方も、描き方も一事が万事とにかく濃い。
私はもうちょっとさらっと流せるほうが好みです。守銭奴の主人公が変わったことによって、周囲の人間が救われる姿は見たいけど、別に主人公そのものが救われる姿は別にどうでもいい、っつーか。
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・氷見晃堂(石川県立美術館)
・佐々木象堂(佐渡歴史伝説館)
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