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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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「ファイアーエムブレム」シリーズ最新作「ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~」,ニンテンドーDSにて発売決定
来ましたね、紋章の謎!
暗黒竜と光の剣が移植された以上、こちらも来るとは思っておりましたが、やはりテンション上がります。
私はオグマ大好きっ子ですが、シーダに惚れているという設定だけは微妙なので、ユベロとユミナを連れて歩いているオグマのほうが好みです(苦笑)。
今のところ新システムがあるのかどうかわかりませんが、公式サイトの動画を見るに、大コケした軍師システムの復活でもあるのでしょうか。それは…恐ろしい話だ…。どうせなら、『バテンカイトス2』ばりの必要性が欲しいところですが。
ついでに、仲間殺戮によるおまけマップとか、賛否両論あった新キャラデザとか、色々改変も欲しいところですね。


【リリース】「Vitamin」シリーズ作品のキャラ達がVISAカードに&会員特典情報
すげえ話。
これ、年会費無料なので一瞬「観賞用のポストカードだと思えば…」と自分を納得させたんですが、

前年度1回以上のカード利用で、次年度以降も年会費無料!

の文字に、「一回は嫌でも使わないといけないのか…」と我に返りました。
いや、使われる側からすれば、カードの絵柄がネズミだろうが、ネコだろうが、守護聖(違う)だろうが一向に構わないのですが、使う側は構うよな。
むしろ、このカードを使って初海外、とか初アニメイトとか、それくらいの使い方がちょうどいいのかもしれませんね。
そうだよ、店頭で使う必要なんてないんだ! 通販専用、密林専用とかにすればいいんだよ!
…でもそれはそれで物足りないような…(結局どうしたいんだ)。


『魔装機神』発売!(公式)
遂に発売されて現在手元にあります。
まだ月末に鴉学園の攻略本待ちなので、遊ぶのはもう少し先になりますね。
多分、SFCの頃とカットされているシナリオとか、変更になった条件付け(何気に分岐も凄く多い)があると思うので、こちらも攻略本を待ってのんびり遊ぼうかと。
いい機会なので、DS本体のLLを買おうかなあと思っているのですが、どんなもんなんでしょうね。
もし、お持ちの方がいらっしゃったら、感想いただけると嬉しいです。
外で携帯して遊ぶことはない(おい)ので、室内で画面だけがでかけりゃそれでいい、ニーズには応えてくれるはずなんですが。
ともかく、今現在使っている旧DSと比べて酷いってこたあないとは思いますが。

そうそう、初回版だったのでソフトに、カードダスみたいなものがついてたんですね。
やっぱり自分の好きな機体とか、キャラクター出て欲しいじゃないですか。で、結果ついてきたのが、『ジャオーム』。
………いや、別にジャオームが嫌いだとかそんなこたないけどさ! 序盤での主力機体だけどさ!
もうちょっとマニアックなのが良かったなあ…。グランヴェールとは言わないから、ザインとかさ…。 それともこれ、ジャオーム一択なんでしょうかね。それはそれでちょっと悲しい。




ちょっと前に職場がアレだという話を、少し書いたような気がするんですが、またしても急転直下。
色々ありまして。直接関係しているといえばしている、していないといえばしていない、んですが、シフト一から作り直しの憂き目に遭っております。何だこれ呪われてるのか(人生という名の大きなくくりで)。
まあ個人的には、ザマミロ的な出来事だったんですけど、この辛さも乗り切ってみせますよ! 多分!
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整体師「ちゃんとストレッチすれば、完全に良くなったりはしませんが、むくんでぶよぶよしている脚もよくなりますよ」
言いたいことは伝わりましたが先生。
普段は女性の先生なのですが、日が合わなかったりすると(こちらもシフトで働いている以上、先生のスケジュールに合わせるのは土台無理)他の男性の先生が施術してくれます。非常に優しい先生なのですが、今回は微笑みながらちょっと言葉の選択を間違えたようです。




『ラブφサミット』
遊んでみてます。
まだロシア人だとかいう金髪(短髪不器用から落とすんですね、わかります)の第五話くらいまでしか進んでいないのですが、それなりに面白いです。というか、設定だけ抜き出すと、「ああ、ネオロマ!」という妙な安心感があります。
やっぱりネオロマの定義って、野郎どもじゃなくヒロインにあると思うんですよ。
主人公は、普通の女の子? いや、とんでもない。ネオロマのヒロインは、中身は普通だけど外見と、己を取り巻く環境は普通じゃないっていうのが基本なわけです。
『アンジェリーク』にせよ、中身は明るく可愛いただの女の子。頭も決してよくはない。だけど女王候補っていう、自分の本質とは違うところで振り回されるっていう、鉄の掟があるわけです。
『遥か』シリーズも、神子っていうしばりがあって、『金色のコルダ』も、初期は妖精が見えるなんていうトンデモ天才設定で、かろうじてネオロマ縛りのヒロイン要素を満たしていたわけです(自分で書いていて気づきましたが、そういった点でも、主人公に外的非凡要素がない『金色のコルダ3』って異質なんだな)。

で、『ラブサミット』のヒロインって、平凡な生活をしていたんだけど、いきなり祖父が金持ちで、ハイソな学校に放り込まれてっていうお約束な設定なんですが、その時点で、ネオロマのヒロイン要素ほぼ満たしているにも関わらず、その学校の中にも、派閥があるっていう、凄く美味しい設定が生きてくるわけです。
彼女は、地位ある人間の孫娘。その孫娘陣営の奴らに、敵対する奴ら、少し格下の奴ら、と、主人公は全員からもろ手を挙げて歓迎される立場にはないっていうのが、凄く設定として「そそり」ます。
同じ派閥の人間はひいきしてくれるんだけど、そりゃいきなり出てきた主人公に突如いい感情を持ったりはしない。お嬢様としての振る舞いができない主人公にいらだったりする。
敵対する側は、あからさまに嫌がったり、主人公を利用しようとしたりする。
格下の人間は身分の違いを感じたりする。

それらの、外的要因が問答無用に主人公に「愛されない理由」を植えつけてくれる、っていうのが、初っ端からして物語の起伏をつけやすいから、凄く上手いと思ったのです。その上手さは別にお約束であっても構わない(要するに、ロミオとジュリエット的なノリであったり)
で、この主人公嫌われ要素っていうのが、ネオロマの特徴なんですなあ。
ただ、無関心とか今まで知らなかった他人から、っていうのじゃなく、「負の感情」から顕著に始まるのって、ネオロマの専売特許だと思うんですよね。
だから、その要素が極限まで薄い『金色のコルダ3』は確かに物足りなく思うのですが、その中で絶対的嫌いオーラ(ただのツンデレであったとしても。笑)から始まる冥加をやっていると、好きか嫌いか萌えるかは別として、ネオロマやってる感が強く味わえるわけです。

その嫌われ度がより顕著だったので、私は『遥か2』(とにかくほぼオールメンバーから嫌われているところから発進する。笑)が一番好き、っていうのは凄くあります。
アンジェリークだって、私がはまりにはまった2では、ほっとけば普通に周囲敵だらけですからね。しかもただ敵じゃなく、相手の女のものになって妨害してくる始末。
冷静に考えると凄いよな! 普通嫌いったらただ無視したり、相手にしないだけなのに、意識的に妨害工作を行うって、それかなりの嫌われ度合いだよ!

これをしっかり踏まえている時点で、たとえ媒体が携帯であっても、「ああーネオロマ」っていう安心感がやっていて凄くあったので、そういう意味ではこのゲーム面白いです。実際ゲームとして面白いかはまだわかりませんが。

しかし、こう振り返ってみるとネオロマの初期設定って、ゲームとしてかなり秀逸だったんだなあ。
美形の男たち。
平凡な主人公が非凡な世界に落とされる。
選ぶのは恋か、それとも。
ただ特定の人間を追いかけて仲良くするのではなく、敵対する人間とのやり取りも楽しめる。
このネオロマ世界から、私の乙女ゲーム遍歴が始まってしまっているので、昨今の物語主題とか、基本的に主人公は好かれているところから始まる乙女ゲーム(嫌われる要素がないゲーム)に違和感と言うか、物足りなさを感じるのかもしれませんね。
おや、私はドMなのでしょうか。
いや、でもドMとドSは紙一重というし…。あのアカギですら、ドSかドMか意見が分かれるところだというし…!(最終的に脱線)
以前から「更新雑記」ってなんだよとずっと思っていた(以前は更新履歴として使うつもりだった)のを、やっとただの「雑記 徒然」に修正しました。
だからなんだ、と自分でも思ったのですが、それなりにすっきりしました。こういうタイトルもセンスがあればどんだけいいか、といつも切なくなります。




『聖☆おにいさん 5巻』
漁師兄弟が男前過ぎるんですが、どうしたら。
この作者さんの描く美形は、ただカッコイイだけじゃなくて、漂うワイルドさと、服のセンスがあるので、本気で倒れそうになります。あのニット系のジャケットを着こなす冗談好きな兄弟に乾杯…!
個人的には、ブッダが描いた四コマ漫画のオチが羽化したっていう話が一番笑えました。




最近ツイッター流行ってますね。
というか、流行としてはもう下り坂なんでしょうか。よくわかりませんが。
今のところツイッターをやるつもりはまったくありません。結局日常で、例えば携帯で呟こうとか思うと、すべからく仕事の愚痴みたいになっちゃいそうですし。あと、病院先が勤め先ですから、基本的に携帯をいじるのって他の社会人に比べて圧倒的に少ないんですよ。休み時間だけみたいな。まあ、休み時間も飯食って三十分、残りの三十分はその場にいる人との雑談とかなると、携帯開かないことすらありますし。
そうなると、移動先で携帯をいじるってことがまず殆どない。

いざ帰宅すればパソコンがあるわけで、じゃあパソコンから文字を打とうとなると、私はあれだけの短い文章で面白さを表現できる自信がないので、書く側からするとツイッターの敷居が高いのです。
基本的に文章を打って某かを発信している場合は、面白さを常に念頭においている(笑いだけの話ではなく)ので、そうなるとあの細かさに面白さを凝縮するのって、中々難しいと思うんですよ。
たった一言呟くだけで、読んだ人、もしくは書いている自分自身に「面白い」と思わせるのって、至難の業です。
どれだけプライベートなことを書いても、己の内面を吐露しても、そこに「文章として」作成するって言うワンクッションを置くと、やはりそれが読んで面白いか、書いていて面白いか、っていうのが自分の中で一番重要になってくるわけです。ゆえに、脚色したり間引いたり、文章にした時点でプライベートは途端にフィクションになるわけですが。

そうなると、ツイッターって文章の推敲をしたりするのには、どうしても向いているとは思えず、自分の中で文章を書いた、っていう充実感に欠けるものがありそうなので、手が出しづらいんですよね。

逆にその短さを利用して、面白い文章が書ければそれが一番いいのですが、なかなか。

いざ使い始めれば違うのかもしれませんが、ツイッターというのはやはり、情報収集、またはコミュニケーションツールなんだと思います。「読むもの」として捉えている私の方がおかしいんだな。
当人が書いてすぐに満足が得られる、第三者の共感がすぐに見てわかる、っていう部分では凄くいいと思うんですけどね。

ブログもそうなのかもしれませんが、私は元々ブログにはコメントも、トラックバックもつけていないので、あれはただ文章を置く場所というだけの扱いにしているので、コミュニケーションの場としては全く機能しておりませんし。管理が面倒なので今後もブログにコメント欄等を設ける気はありませんが。

書く側ではなく、読む側からすると、短くても長くても、書き放ったものはより一方的になるので、「その時は楽しかったんだけど」という印象がが強くなってしまうような気がするんですよ。
「その時は楽しかった」っていう感情だけ伝わってくる文章よりも、その時は楽しかったけど、後で読んでも読み物として面白いというものを書くことに時間を割きたいし、そういうものを面白いなあと思いたいのです。

あと、どうしても、説明不足の文章が多くなっちゃうんですよね。
ほにゃららについて説明をこれから始める、って前提で始まると、その後ダーっと説明なしに単語の羅列になると、読んでいてちょっとよくわからない場面とかが出てきてしまうのですよ。

例えば、

・彼氏に振られました。
この前長年付き合った彼氏にふられました。もうなんだかわけがわかりません。いきなり別れを切り出されて泣いてしまいましたよ。

これが、
・彼氏に振られました。
・長年付き合ってきたのに。
・わけがわかりません。
・いきなり切り出されました。
・泣いてしまいました。

になるだけで、随分印象が違ってくるものですし。(しかも、ツイッターの画面としては、「何月何日何時」とか、そういう必然的に表示されるものも一回一回見る羽目になるわけで)。

これが、「一つの記事」として書かれていれば、同じ内容で、短い文章の箇条書きでも、混乱することもないんですが。


私はブックマークさせていただいているサイト様で、二次はほぼ100%イラストサイト様、あとは文章に惚れこんで閲覧させていただいているテキストサイト様なので、あまりツイッターが主流になってくると、ちょっと寂しいなあと思いました。
同じ短い一言でも、こうつぶやく、んじゃなくて、堂々と自分の土俵で面白い言葉として発信してもらいたいというか。(いや、使っている方にとっては、そのツイッターこそが既に母屋なんでしょうけど)せっかく面白い文字を選んで使うことが出来るのに、ただのつぶやきで終わらせるのは勿体無いというか。
読み手側の単なる希望なんですが。
わかりやすい共感とか、読む側もそれなりの修行が必要なのかもしれませんね。

まあ私が書き手側としてツイッターを使わない一番の理由は、使い方が全くわからないっていうただそれだけなんですが。
フォローがなんだかもわからないしねえ。
物凄い今更なんですが、gooメールが新しくなって重いことこの上なく、動作も不安定なので、ここ一ヶ月ほどでこちらに連絡をいただいた方で、返信がない場合は、お手数ですがもう一度メールいただけると助かります。
一応こちらからは返信させていただいてるのですが、果たして本当に届いているのやら…。何通か返信させていただいたのですが、甚だ不安です。gooの新しいメールの使いづらさ(というか重すぎる)は筆舌に尽くしがたいですよ。




『ヘタリア3巻』
ヘタリアは完全に、漫画よりアニメ、アニメより他者の二次創作っていう図式が確立してしまっているのですが、今回は、プロイセンとハンガリーに超萌えました。なんだよ、ハンガリーに振り回されるプロイセンってよお! 大体プロイセンの位置づけが卑怯なんだよ…! あいつどの時代だって誰に対してだってツンデレじゃねえか!
Webコミックを網羅しているわけではないので、どれが書き下ろしなのかよくわかっていないのですが、絵柄に関しては非常に見やすくなってました。いや、実際漫画の1、2巻って絵の見づらさとキャラクターの判別の出来なささ加減は、半端なかった。
たまに、前の絵柄(鉛筆書きのような)もありますが、それと見比べると絵の変化がよくわかります。というか、大分絵柄変わったなあ。日本なんてちょっと別人みたいだ。
個人的には、顔は可愛いのに、全員それなりに肉厚のあるいい体つきをしているので、体のバランスとしては非常に好みの絵柄です。全員、肉が服に詰まってる感(なにそれ)があるのがいい。




『GIANT KILLING 15巻』
ついこの前出たばっかりでは? と思ったら連続刊行だったみたいですね。
しかし、前巻は現実的でありながらも、その先に自分が選んだ未来があった、晴れ晴れしい移籍の話だったのに比べて、達海の過去話は生々しく重苦しいので、正直読んでいて辛いです。いえ、面白いんですが…。
元々スポーツ全般に興味のない私から見ると、フーリガンでなくとも、調子の乗ったサポーターはただの馬鹿の群れにしか見えないのですが、何故ファンなら自分が応援しようと言うチームの面々に対して、「役に立ってない」とか「調子に乗るな」とか言えるんでしょうか。信じられません、そういう感性が。
選手を罵倒するのは、ファンの役目じゃない。チームを思うのがファンの役目だろうが。ましてや、己がチームを支えているなんて勘違いもおこがましい。サッカーなんてものは、金と選手と、応援してくれる一般の人々がいれば出来るのです。スポーツなんですから。極論、サポーターが一人もいなくたって、サッカーはできる。その辺を勘違いしている、サポーターたちの姿とかが描かれるたびに、もう眉間にしわですよ。本当にこういう奴らがまかり通る世界は嫌いだ。
試合内容に愚痴をいうのであれば、試合後の飲み屋か、自分のブログにしとけよ。
個人的には、金やファン層獲得のために、試合には出ないけれど、達海をベンチ入りさせろと監督に迫る首脳陣のほうが、まだ会社人としてまともに見られます。彼は金を稼がなきゃならない。達美はその「商品」であるっていう考え方の方が、まだ割り切って見られます。
四十九日の日。
弟「姉ちゃん、いつもより顔色悪いみたいだけど大丈夫?」
「化粧してるからだよ」
頬紅を忘れてました。井原です。




『ムダヅモ無き改革 4巻』

こんなカッコイイベタオリ始めてみました。
最初は小泉人気だけでもっているのかとも思いましたが、今回のローマ法王も誰もが(オタクなら)一度は聞いたことがある経典の一説がガンガン出てきて、非常に白熱しておりました。
「人はポンのみにて生きるにあらず」って、こんなカッコイイ…いや、カッコイイフレーズそうないよ!




『たいようのマキバオー 12巻』

久々に(苦笑)面白かった本編です。
文太だけでなく、謎の覆面馬が出てきて、誰もまとめる人がいなかった(解説役ともいう)福留厩舎にもしまりが出てきた感じ。
『みどりのマキバオー』では、性格はアレでしたが、飯富さんって基本大人で解説役に徹していてかつ熱かった(チュウ兵衛親分もいたしね)ので、わりと明後日の方向にバラバラ向いている福留ファミリーが、やっとまとまってきた感じでしょうか。
バットがその役割担うのかと思ってたら、そうでもなかったしなあ。

文太(ヒノデマキバオー)や、中央勢に地元をあらされて、憤懣やるかたない九州勢。
対に、打倒中央、マキバオーを掲げて特訓に入ります。
ギガモッコス、ハグマシャグマ、タイガーズアイ。そしてフラットビッキー。
選ばれた四頭の中で、実績のないフラットビッキーが何故選ばれたのか。それは、砂のカスケードと呼ばれる馬、トータルケイオスに狙いを定めた布陣だった。

「なるほど、モチベーションの差ってやつだな。そういうことならしょうがねえか。しっかりやれよ、日陰者」
「ああ…」

そして迎えた佐賀記念当日。
「いつもいつも中央勢に踏みつけられてよ。ロータスクラウン賞じゃ、高知にまでやられた。それでも見捨てなかった地元ファンに、胸張って九州競馬のファンでよかったと言ってもらおうぜ」
「ああ、そうだな。九州の意地見せたるか」

引き締まった空気の中で挑む九州勢。
それでも、ファンが選んだ人気では、中央勢が上位を独占し、地方のトップがマキバオーという現実だった。

「あの、漆黒の帝王の血を継ぐ馬、砂のカスケード・トータルケイオス!」
威風堂々と入場するトータルケイオスのに、フラットビッキーが九番人気で登場する。
トータルケイオスの声援残る中、「こちらも“一応”カスケード産駒です」と紹介されるビッキー。
地方競馬ファンの現実を目の当たりにし、腐る馬たち。
「はっはっは、傑作じゃねえか。誰も俺らに期待などしてないとよ。中央の有名な騎手と馬を見に来ただけだと。へっ、だったら期待に応えてやろうか。簡単だ、走らなきゃいいんだ」
「スネたってしょうがねえだろう。そうさせたのはオレたちだ。負け続けても応援してもらうなんてのは、ただの甘えだぜ。九州馬への声援も、期待も、元々「ここ」にあったものなんだ。今日はそいつを取り戻す………あいつらから…」

追う背中は、漆黒の帝王の血と、白い珍獣の血。
眼光鋭く四頭の九州勢は、静かに自らのレースに気迫をこめるのだった。


九州勢の、底からの意地の見せ所が超カッコいいです。
レースはまだ決着ついていませんが、トップを走るマキバオーに追いすがるモッコス。
中央から様子を伺う、ハグマシャグマとタイガーズアイ。
そして、最後尾に位置するトータルケイオスに、ぴったりとついたフラットビッキー。
「えらいハイペースだぜ。ついてるな、ジュニア。ここはもっと脚をためて、見せてくれるんだろ? 父親ゆずりの末脚ってのを。みんな期待してみてるぜ。スターのカッコイイところを…」
相変わらず、チクチク嫌味を言いながら走るビッキーの、捨て身さかげんが凄く好きです。
トータルケイオスも、外見といい仏頂面といい、カスケード的なのはこっちなんでしょうが、カスケードって残る印象はそうでなくても、実際はマキバオーの中で、ド級に熱い馬だったからなあ。(いえ、みどりのマキバオーに出てくる馬は全員マグマ級でしたが)

正直馬の数が多すぎて、誰が誰やら個性と顔と名前がまるで一致しないまま読んでいるんですが、ハグマシャグマってこんなにクールでカッコイイ馬だったっけ(一連のクール台詞は全部この馬が言っている)。
謎の覆面馬の今後(正体はバレバレだとしても)も気になりますし、続刊が楽しみです。
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