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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『シド』にオリジナル創作『忘却の王』第六話更新しました。
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『チェイサー』公式サイト

いつも一緒に映画を見る知り合いが、「今年のナンバーワンかも」と言っていたので、レンタルして見たんですが、私はこういう後味の悪すぎる映画をナンバーワンに据えてしまう感性がちょっとよくわかりません。
いや、だって本当に後味悪いんだってば!
予想できる最悪の結末を普通に迎えるんだもん!
必死に探しても何処にも救済の余地ないんだもん!

場面によってはかなりグロいので、その手のことが苦手な方にはまったくお勧めできません。内臓ドバーとかそんなことはないですが、のみとハンマーで女の頭をかち割る様とか、実際にはかけられないけれど、殺した後の女の体を串刺しにして壁から吊り下げる予定のS字フックとか普通に描写されちゃいますからね。
ナイフとか拳銃とか、人を殺すためにある道具も恐ろしいですが、そんな用途に使われるはずがないのに、使われてしまう道具の描写っていうのは、生々しくてとても怖気がたちます。

実際に行われた猟奇殺人がモデルらしいのですが、風俗嬢(デリヘル)を大量に殺していた青年と、自分の経営する店の女の子を殺された男が、その犯人を追い詰めるというのが主なあらすじ。

男は最初は女が逃げたか売られたかと思っているので、殺人犯を捕まえて警察に突き出そうという正義感があるわけではありません。あくまで己の仕事の中での不利益を避けたいだけで、探しているのは自分の所有物である商売女なわけです。

それが、最後に行方不明になった女性の娘さんを引き連れて行くにつれ、また、女性の命がほぼ絶望的である、追っている相手がただの変態ではなく真性の人殺しであると気づき始めた男は、必死で「そんなはずはない」と女性を探す。

それは、ただの商売女を取り戻すという意識から、女の子の母親を生きて連れ戻すという男の気持ちの変化なのですが、このあたりがちょっと描き方が弱いんだなあ。
男は別に、聖人ではないですが悪人じゃない、悪人よりの普通の人なので、女の子にほだされて必死になる様はおかしくないんですが、肝心の女の子が事件と関係のないことで退場してしまうんですよ。しかも結構途中で。
そうなると、女の子って、男に心境の変化をさせるために出てきたという印象が強くなりすぎてしまうんですよね。勿論実際物語の中では女の子は「そういう」役割を担っているのでしょうが。

で、女の子が退場したというターニングポイントの後に、物語が急転直下するかというとそうでもない。
この話、基本的に犯人が捕まっているにも関わらず、捕らえられた女の居場所がわからない、証拠がない、警察の捜査が進まない、検事の横槍が入る、死体を埋めた場所もわからない、動機なんて初めからあったもんじゃない、というとにかくすべてが不透明で、躓いてばかりなのです。
題名になっている、「追跡」すらもスムーズに進まない。
見ているこっちは、進んでいる実感が全くないので、本当にイライラもやもやしながら見続けなければいけないわけです。
歯軋りしながら「なんで女の居場所くらいすぐに見つけられねえんだよ!」とばかりが焦ります。だってこのままだと最悪な未来予想できちゃいますからね。

男が物語後半で「女はこのあたりにいる。車がここで発見されたんだから、そこから何キロ県内に男の家がある」みたいなことを言い出すんですが、それ、事件発生後真っ先に言うべきことなんじゃねえの!?

上手くいかない、かみ合わない、を繰り返した挙句、三歩進んで十歩下がるくらいの時間を過ごした挙句、一度は男によって捕まえられた犯人は、証拠不十分で釈放されてしまいます。
しかも、その後を尾行するのがたった二人ですよ。これありえないですよ。完全に凶悪殺人犯(冤罪ではないことは警察も重々承知している)だってわかってるのに。

その結果、犯人はいとも簡単にまた殺人を犯してしまいます。それも、最悪な被害者を選んで。

このあたりの話運びのかったるさとか、もう少しなんとかならなかったのかなあと思います。
犯人追跡のために追いかけっこをしたりとか、殴りあうシーンなんかは当然多いんですが、それではなく、警察内部で錯綜している場面とか、それ以外の表現がとにかく要所要所でテンポがそがれているというか。
実際、125分とかありますからね。私途中ではっきりと最悪な未来が見えてからかなり忍耐力が削られました。

ここでは、男の心情とか、犯人の動機とか、心理描写は殆どありません。あるのは、暴力に追跡に殺人。
結局この作品で重きをおきたかったのは、何故男は捕らえられなかったのか。その前に服役もしていて、他の事件でも取調べを受けているのに、何故また人殺しを防げなかったのか、というどちらかといえば、アウトローの目から見た、どうしようもない社会体制なのかなあと思いました。

元刑事だった男が一番男を自由に追いかけて、そして殴ることができる。犯人の居場所を突き止めることができる。被害者の残された娘さんの元に傷だらけの体を引きずって訪ねることができる。
できたはずなのに、できなかった。
そんな人たちの中で、結局男も「最終的には何もできなかった」物語なのでした。暗すぎる。
先日、焼き魚を食べていたときにのどに違和感がありました。
骨でも刺さったのかな、とそのままほったらかしにしていたんですが、違和感が消えず、痛みが走るように。
「何だよ今度は喉かよ」(痛みに対する耐性がつきすぎた)とうがいをしたしていたんですが、どうにも治らず。
指を喉に突っ込んでみたところ、触れる部分に明らかに傷があるのがわかりました。
そんな浅いところにあったとはねー、と耳鼻咽喉科へ。喉の奥ならばポリープとか癌とも思ったんですが、口腔の下部分なので炎症だろうと思っていたんですが、その通りでした。
膿んでいるからと、抗生剤をもらったんですが、診察の最中反射が凄くてグロッキー。
診察後に薬を吸入したんですが、そこでも吐きそうになってなんだか散々でした。
「反射が強いのねえ」
と先生に言われてしまいましたが、職場の35歳以上の内視鏡検査を思うと、今から戦々恐々です。

ひそかに実家に戻って二キロも体重が増えた(食べる量も増えたし、買いに行かなくても家に食べ物があるっていうのが脅威だ)ので、喉大事で少し食べる量を減らしたいなあと思っております。体重増えると腰にも悪いしね。
運動? やる気がおきません(完全に諦めた)。



『海街diary3 陽のあたる坂道』
今回の主役は、しっかりものの看護師幸さんなんでしょうが、なんていうか、私は逆にさらっと流せました。
自分が同年代だからなのか、幸さんがちゃんと自分だけで乗り越えてくれると「信じて」しまっているからなのか。
彼女は仕事に対しても、人に対してもとても前向きで、不倫をしていることによるドロドロ感はありません。
読んでいる側が、不倫を応援して彼女が幸せになればいいというより、彼女が自分でどうしたら幸せになるかを模索している力になればいい、というか。
そこに静かな日常がある幸さんとはまた別に、末っ子のすずにもさまざまなことが起こります。
幸さんと比べればそれは「些細なこと」なのかもしれませんが、その中でも、大事なものは大事、凄いことは凄いと誉められるすずはまぶしいですね。見ていて嬉しくなります。
実際この作品で出てくる人たちの中で、風太(中学生)が一番男前だと思うんだ。あいつはいい男になる…! 人の欠点ではなくいい部分を即座に気づける人間は器の大きさが半端ないですね。
個人的に次女の飲み話は一番好き(私は酒は飲めないですが)なので、えびすさんとの関係も気になります。
『ラヴァーズキス』の頃から出ていた、酒屋の兄ちゃんも好きなので、細かな部分でも楽しめた三巻でした。




特に意味はありませんが三人組。
毎年一体何処で泡坂はああいうものを探してくるのだろう手作りはありえないと思う澤田と、何考えてんだかわからないけどニヤニヤしている池波。
一月十六日に一迅社より発売の、『WARD  NO.13』に、『孫と三匹』(漫画 川添真理子氏)という作品の原作者として掲載していただいております。
名前は井原ふじえですが、当人です。
よろしければ手にとっていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
患者様の家族「一足早いけど、これチョコレート。皆さんで食べてね~」
看護師「そういうものはいただけないことになってますから~」
私「………」



「あっ、そうか、バレンタインデーがあるんだっけ」


乙女心をくすぐるはずの行事は、私の中ではなかったことになっていたようです。もう空しさも振り切れました。

気がついたのに無視するのも悔しい(どんな悔しさ?)ので、当日仕事帰りに駅に寄ってみました。チョコレート売り場は混んでいて行きたくないので、新しいジェラード屋さんへ。
家族の分のアイスを買って帰宅したところ、ちょうど父親が柿の種わさび味を食べながらコタツに入っていたので、アイスを渡します。うちの男どもは、甘いのも辛いのも両刀です。だから太るんだ。

父「うーん、美味しゅうございました。幸吉はもう食べられません」

私・母「ヤメロ」

うちの父親は悪い人じゃないんですが、人を笑わせるための冗談が壊滅的に面白くありません。
面白くないだけならまだしも、不謹慎なんだよお前はよ!
ちなみに弟に渡したアイスは、二秒で消えました。
どうしてカップアイスが二口で消えるんだお前もよ…。


もう32歳になると、結婚について本気で活動するような年齢なのでしょうが、具体的にどうすればいいのかもわからず、今のところ仕事もあるしとなると、金銭的な面で伴侶は必要ないんですよね。
じゃあ精神面でとなると、基本一人が好きな人間にとって、第三者の存在って場合によっては必要、くらいの位置づけになってしまうわけです。
まあ月一ペースくらいで会えればいいというか、仕事帰りクタクタな状態で他人になんぞ会いたくもないというか。
そこから始まると、結局、仕事場で次第に人柄を知っていって好感を持つ、という気持ちのスライド(プライベートじゃないけどともかく付き合っている時間は長い)はあっても、たとえば出会い系であろうが、結婚相談所だろうが、そのために初対面の人間に会う努力をする、っていうのがもう私の中ではありえないことになってしまうんですよねえ。
かといって職場に男性なんていないに等しいか、既婚者か、老人かですし、ほぼ職場での出会いは皆無なわけです。

もう独り身決定だなあ、と改めて思ったのでした。

なんかこう、人を好きになる方法を教えてもらいたいくらいです。
他人に厳しすぎるとはよく言われますが、人を好きになるハードルは高いけど、嫌いになるハードルは驚くほど低いので、恋人が必ずいる、という人は憧れの的だったりします。
それだけ、自分以外の人を愛せるってことですもんね。いい部分をすぐ見つけられるってことですからね。それはとてもうらやましくていい才能だと思っております。
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