『サマーウォーズ』公式サイト
見る前は、「少し不思議なご近所SFかあ」と思って、あまりいい印象がなかったのですが、SF要素はミジンコほどもありませんでした。
何でそんな印象持っちゃったんだろう。電脳世界が舞台だと、いきなり胡散臭くなるからだろうか。
非常に面白かったです。
電脳世界が舞台だと、所詮バーチャルなのに何右往左往してるんだと思うこともしばしなのですが(そのバーチャルが如何に当人にとって精神的に大事であるかどうかなど、こちら側には関係ないため)電脳世界のAIの暴走のために、実際に世界全てが危機に陥れば話は別。
それに、それぞれが出来うる方法で立ち向かう、という正統派の物語でした。
細かな表情や、動き一つとっても登場人物たちが生き生きと動き、見ていて凄く楽しめます。
人間描写もそうですが、それぞれが持つアバター(仮想空間での自分の分身)がとても個性的で、性格に見合ったものもあれば、逆に意外なものもあり、で、デザインひとつ見ているだけでも非常に楽しめます。
大勢でごちゃ、っと出てくるものですから、どれが誰のアバターだか判別できず、そのためだけにパンフレット買いました。
いや、実際はキャラクター紹介(アバター紹介)くらいしか、パンフレットも見るもんなかったんだけど。
結果としては地球規模の問題になりますが、立ち向かうのはひとつの家族。
一人の少年に、一人の少女。
ひねくれて育った大人に、かつてはいじめられていた少年。
それぞれがそれぞれに、なすべきことをなした後味のいい物語でした。
やっぱり、家族モノはどれだけ中身がどろどろしていても、最後はハッピーエンドにならないと。
オチや、最後の直接対決に意外性はないものの、映像の迫力と演出とあいまって、高揚感が半端なかったです。
「こいこい!」
「こいこい!」
「こいこい!」
と、花札のスピード感と、緊張感の上にもたらされる勝利は、見ている側も熱狂できます。
戦闘シーンもすばらしいですが、基本的には、年老いたものは若い者を導き、そして、去るという人生で当たり前の流れを踏まえている物語です。
年老いたものには、経験がある。それによって助言をすることもできる。けれど、それを受けて実行するのは、後を走る若い者たちである。
人は年老いて、そしていつかこの世界を去るときに、どれだけのものを残せるのか。また残さずにいられるのか。
ただしい世代交代の形が、さわやかに演出されて、泣けますが、あざといお涙頂戴でなかったのがいいですね。
しかし、ヒロイン、カズマだよね。
いや、最初私疑うことなくあの子女の子だと思ってたよ! じいちゃんを師匠と呼んだり、母親と生まれてくる妹を守ろうとしたりとか、どれだけピュアっ子なのお前!
そして、おばあちゃんと侘助もこれ、どれだけカップリングなのかと! 最後にちゃんとボロボロの車で駆けつけるのが、侘助の純粋さだよなあ。今時の登場人物なら、あのまま来ないとか来ても理屈こねたりしそうだし。
地味に、長男一家の三兄弟も凄く萌えました。日焼けした外見もそうですが、全員家庭持ちで、消防やレスキュー関係の仕事をしていて、ピンチになったら頼りがいがあって、と、お前ら完璧じゃんよ!
現実的な出番は殆どないんですが(苦笑)キャラクターのルックスだけで、凄く満足できました。
理一さんとかも、貴方一体自衛隊の何処所属なんですか………! 萌える………!
細かいところですが、爆風が吹いてくるときに、自分の体をたてにして覆いかぶさる、という動作凄く萌えます。
大好物です。この家族は女系家族なわりには、男どもが全員この行動を取るので、本当に侮れないぜ………!
主人公とヒロインも別に目立っていないわけじゃないんですが、あくまで家族群像の中での物語ということで、変に目立っていなくて良かったのではないかと。
弱々しいながらも言うべきことは言う主人公。
その姿を見て奮起するヒロイン。
王道ですが、可愛いしかっこいいです。
登場人物も人間であっても、アニメである以上二次元であり、三次元ではありえない表情のゆがみや、照れて触れた指先から顔までピンク色になる、というようなアニメ的な演出も、良かったです。
こういう、実際にはありえない人間の演出は、アニメならではのものなので、これが上手く世界観に結合していると、その作品の質は凄く高く感じられます。
仮想空間も含め、絵的にも非常に見所満載のいい映画でした。
色々な好みや、角度から見ても楽しめると思います。
見る前は、「少し不思議なご近所SFかあ」と思って、あまりいい印象がなかったのですが、SF要素はミジンコほどもありませんでした。
何でそんな印象持っちゃったんだろう。電脳世界が舞台だと、いきなり胡散臭くなるからだろうか。
非常に面白かったです。
電脳世界が舞台だと、所詮バーチャルなのに何右往左往してるんだと思うこともしばしなのですが(そのバーチャルが如何に当人にとって精神的に大事であるかどうかなど、こちら側には関係ないため)電脳世界のAIの暴走のために、実際に世界全てが危機に陥れば話は別。
それに、それぞれが出来うる方法で立ち向かう、という正統派の物語でした。
細かな表情や、動き一つとっても登場人物たちが生き生きと動き、見ていて凄く楽しめます。
人間描写もそうですが、それぞれが持つアバター(仮想空間での自分の分身)がとても個性的で、性格に見合ったものもあれば、逆に意外なものもあり、で、デザインひとつ見ているだけでも非常に楽しめます。
大勢でごちゃ、っと出てくるものですから、どれが誰のアバターだか判別できず、そのためだけにパンフレット買いました。
いや、実際はキャラクター紹介(アバター紹介)くらいしか、パンフレットも見るもんなかったんだけど。
結果としては地球規模の問題になりますが、立ち向かうのはひとつの家族。
一人の少年に、一人の少女。
ひねくれて育った大人に、かつてはいじめられていた少年。
それぞれがそれぞれに、なすべきことをなした後味のいい物語でした。
やっぱり、家族モノはどれだけ中身がどろどろしていても、最後はハッピーエンドにならないと。
オチや、最後の直接対決に意外性はないものの、映像の迫力と演出とあいまって、高揚感が半端なかったです。
「こいこい!」
「こいこい!」
「こいこい!」
と、花札のスピード感と、緊張感の上にもたらされる勝利は、見ている側も熱狂できます。
戦闘シーンもすばらしいですが、基本的には、年老いたものは若い者を導き、そして、去るという人生で当たり前の流れを踏まえている物語です。
年老いたものには、経験がある。それによって助言をすることもできる。けれど、それを受けて実行するのは、後を走る若い者たちである。
人は年老いて、そしていつかこの世界を去るときに、どれだけのものを残せるのか。また残さずにいられるのか。
ただしい世代交代の形が、さわやかに演出されて、泣けますが、あざといお涙頂戴でなかったのがいいですね。
しかし、ヒロイン、カズマだよね。
いや、最初私疑うことなくあの子女の子だと思ってたよ! じいちゃんを師匠と呼んだり、母親と生まれてくる妹を守ろうとしたりとか、どれだけピュアっ子なのお前!
そして、おばあちゃんと侘助もこれ、どれだけカップリングなのかと! 最後にちゃんとボロボロの車で駆けつけるのが、侘助の純粋さだよなあ。今時の登場人物なら、あのまま来ないとか来ても理屈こねたりしそうだし。
地味に、長男一家の三兄弟も凄く萌えました。日焼けした外見もそうですが、全員家庭持ちで、消防やレスキュー関係の仕事をしていて、ピンチになったら頼りがいがあって、と、お前ら完璧じゃんよ!
現実的な出番は殆どないんですが(苦笑)キャラクターのルックスだけで、凄く満足できました。
理一さんとかも、貴方一体自衛隊の何処所属なんですか………! 萌える………!
細かいところですが、爆風が吹いてくるときに、自分の体をたてにして覆いかぶさる、という動作凄く萌えます。
大好物です。この家族は女系家族なわりには、男どもが全員この行動を取るので、本当に侮れないぜ………!
主人公とヒロインも別に目立っていないわけじゃないんですが、あくまで家族群像の中での物語ということで、変に目立っていなくて良かったのではないかと。
弱々しいながらも言うべきことは言う主人公。
その姿を見て奮起するヒロイン。
王道ですが、可愛いしかっこいいです。
登場人物も人間であっても、アニメである以上二次元であり、三次元ではありえない表情のゆがみや、照れて触れた指先から顔までピンク色になる、というようなアニメ的な演出も、良かったです。
こういう、実際にはありえない人間の演出は、アニメならではのものなので、これが上手く世界観に結合していると、その作品の質は凄く高く感じられます。
仮想空間も含め、絵的にも非常に見所満載のいい映画でした。
色々な好みや、角度から見ても楽しめると思います。
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