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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』公式サイト


多少ネタバレあるかと思います。ご注意ください。




見に行ってから、「3Dかよ………」と遠い目になったのですが、思ったより疲れませんでした。おかしいな、『アバター』は本当に途中で具合が悪くなって眼鏡外したんだけど、あれは思いのほかに青かったからなのだろうか。

この映画、毎回思うんですけど、物語でよくある過程とか、お宝を得るための手段とか方法を「初めからわかってる」状態で出発するので、途中経過の謎とか一切ぶっ飛ばして、ドタバタハチャメチャに特化できるっていう実に潔い作りですね。それがいいかどうかはちょっと別として。

今回も、一応永遠の命を与えるであろう泉探しの旅に出る、っていうのが主題なんですが、通常なら問題(というか盛り上げるヤマサカ)になるであろう、
「その泉は何処にあるのか」
「どうやったら永遠の命が手に入るのか」
「そのために必要な道具は何か」
「それを持っているのは誰か」
「道具のほかに必要なのは何か」
「実際永遠の命なんてものはあるのか」
っていうような要素全て、ことごとく事前情報として皆知ってるという作りが、頭悩ませなくていいというか、「細かい事はもう全部こっちが知ってるからとにかくアクションだけ楽しんでくれればいいから細けえことはいいんだよ」とばかりに物語が進むので、本当に純然たるアクション映画なんですねえ。
もう話の内容とか考えるの馬鹿馬鹿しいっていうか、元からそういう作りになってないというか。

その分、それぞれのどたばた劇場で、キャラクターを掘り下げなきゃいけないのも、ある意味難しいと思うんですが、それはシリーズ物の強みというか、ジャックはあくまでお調子者情けなカッコよくて、強い美女がいて、悪党はとことん悪党で、とステレオタイプの登場人物の配置によって入り込みやすい印象です。別に二面性とかそんなもんはこの映画にいらねえんだよ、というところでしょうか。
後、広義的な正義の味方がいないのもいい。なんてったって出てくるのは基本海賊ですから。


まあ、そういう意味で誰か一人キャラクターとして好きな人物がいれば充分楽しめるんじゃないかと。
今回、宣教師と人魚のロマンスなんてものもありますが、この映画の中で色恋要素を担うのが宣教師ってうのがギャップ萌えなんでしょうか。海賊は女は買って囲って利用して、奥さんの干し首腰下げちゃったりするけど、恋愛要素なんて微塵もないもんね。(いや、むしろそれがいいんですが)

人魚役の女優さんは妙にエキゾチックなので、調べてみたらスペイン系フランス人という、情熱の美の粋を集めたような美人さんでした。
そりゃあ宣教師も惚れるよね。

ジャックの元カノ(?)のアンジェリカも、恋愛要素とかこれっぽっちもない力強い美人さんなので嫌味がありませんし、黒髭もなんだろう、こっちが想像する胡散臭い海賊なので貫禄充分。

そして、まさかのバルボッサ祭りでした。
バルボッサのためにこの映画見た、といっても過言ではない(元々ジャックにはあまり興味がない)のですが、期待を裏切らない「カッコイイ海賊」っぷりに、心中常時悲鳴でした。

カツラかぶった、実に胡散臭い(だがそれもいい)公賊(王によって雇われた海賊)になり、生命の泉を追うんですが、どうもきっちりした王の船乗りから胡散臭い目で見られるわけです。
で、人魚のいる湾に行きたがらない船乗りたちを、自分が微塵も信じていないであろう王や国の威光を出して「我々は王の船乗りだ! スペインなどに遅れをとるな!」と叱咤する様で悶絶。
一番王様なんてどうでもいいくせに、お前…お前その威厳なんだよ! 惚れる!

最終的に、バルボッサは「自分の目的」を完遂し、そして船を手に入れて、文字通り「船長キャプテン・バルボッサ」に返り咲くという、この映画においての最初から最後までの勝ち組でした。
なんつうカッコよさだ。仲間なんて誰一人大切にしないのに、人望がある実力者のバルボッサに終始メロメロ。私もこんな上司に「このゴキブリ野郎ども」なんて言われてみたいよ…!(笑)

大したものではありませんが、エンドロール後にもエピソードがありますので、明るくなるまで席は立たない方がいいと思います。
明らかに続編ありあり(実際三部作でしたっけか)なので、次回もバルボッサの活躍に期待して待とうと思います。
ジャックは…まあ、最初から最後までそれこそ皆様が想像する通りのジャックでしたよ。ゆがみ無く。
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