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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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ネタバレには配慮しません。自己責任においてごらんください。



八本の首を持つヤマタノオロチを倒した、純白の狼を、人はこう呼ぶ―大神と。
OPからいきなりカッケエ!
決め台詞と共に始まるOPが非常にオシャレで、わくわくしながらプレイ開始です。
始まりがいきなりOPと同じで飛ばせないんですが、この世界観にはまるべくガン見して進みます。
ヤマタノオロチを封印した、イザナギの剣、ツクヨミを誰かが引き抜いてしまい、オロチが目覚め世界が混沌に包まれます。
大神を祭る祭壇にて、祈りを捧げ大神こと、アマテラスを蘇らせてくれたサクヤ姫。
ちょ、サクヤ姫、尻! 尻! 尻危険!
あまりに斬新な神ルックにいきなり洗礼を受けました。あんなに前から見ると可愛いのに、後ろに回ると尻しか目に入らない罪な女神です尻。
いえ、勿論蘇ったアマテラスがぶるぶる首を震わせたり、大地にごろりと横になる様も可愛いのですが、大母神と言う言葉が気になります。女 ですか! オカンですか!?
そして、サクヤ姫の桃のような胸(先ほどからそればかりが気になります)から飛び出してきた、さすらいの絵師イッスン。イッスン?
一瞬カエルかと思ったら、玉虫のようです。べらんめえ調でしゃべるイッスンを鼻の上に乗せるアマテラスが超可愛い。
サクヤ姫は村人の魂を果実の中に入れた守ったから、それを落すようにと言ってご神木の姿に戻ってしまいます。え、落としていいんですか。 中身つぶれやしませんか。

そこから始まるインターミッション。壷を割るのに、頭突きをしろとイッスンが言うので、□ボタンを押してみたところ、大木金太郎も真っ青のスライ ディング頭突きだったのに仰天。アマテラスの脳が心配です。
当然、壁ジャンプに延々と時間をかけ(私はいかなるアクションであってもまともに進んだためしがありません)、イッスンの筆業に感動し、 筆業の神様をうらやましそうに語るイッスンがこの時点でもう萌えとか、不埒なことを考えながら先に進みます。
その後、イッスンが鍛錬の上習得した筆業を、アマテラスがあっさり画龍(筆の業)の始祖である蘇神を宿して使えるようになり、ちょっと不服そうなイッスン にもますます萌えながら、この文章を打っている間にアマテラスが時間が経過して寝転がっていたりして、細かく萌え。
「さっそく拾い食いだあ」と、おかしな激励を受けながらも先に進みます。異袋とか道具も手に入れているみたいなんですが、今のところ保留。

筆業を駆使し、イザナギの祠で剣を蘇らせ、「断神」も宿します。こうやって使える筆業が増えていくみたいですね。
アマテラスの業に、汗をかきながら誉めてくれるイッスン。
「おみそれしたぜェ、毛むくじゃらァ」
ちょ、お前………可愛すぎるだろう。イッスンは自分の浅はかさを認め(認められるところが男前)十三すべての業を極めるまで、アマテラスの側から離れない といってきます。アマテラス、凄く、嫌そう。
体をぶるぶるふるわせる様を見ると、こんな可愛い生き物はないと思います。少年よりじじいよりの実年齢でお願いします。
そしていきなり戦闘開始。正直何がなんだかよくわかりませんでしたが、神器がどうのというより、頭突きですべて片付いたように見えたんで すが。説明書読もう。

そして果実を解放し、村が蘇ります。おお、きれいだ。その分、あっちの世界で筆業が面白くて樹木を滅多切りにしていたことが悔やまれます が。
村が蘇ったのはいいものの、どうやら村人は石になってしまっているようです。ここで新たな業を使い、暗闇に太陽を復活させ、村人は石から目覚めます。
そんなアマテラスの下に、ミカン爺という長老が。
「まさかそんなはずはいやいや」と爺の昔話を「しょうがないなあ」雰囲気満載であくびも取り入れつつ、律儀に座って聞くアマテラスの可愛さはなんだ私に向けての挑戦か。
「白野威さまにしてはちょっとトボけておるかのう」
バッカ、お前、じじい、そのトボけ具合が可愛いんじゃねえかよ!(力説)
別に封印されていた100年の間に老成したわけでもなく、初めからアマテラスは割合トボけた奴だったと信じて疑いません。周りはあがめるけ ど、当人「ふーん」くらいな。超萌える。
そんなミカン爺とのハートフルな会話の後、戦闘です。体ちっとも灰色にならなくて筆業使う機会ないんだけど、なんか間違ってるんだろうか。

「お、お前キレると結構アグレッシブになるなァ」
ボケたアマテラスも、アグレッシブなアマテラスも大好きです。
どうやら妖怪を倒すと幸玉を手に入れることができ、世界がそれによってきれいな姿を取り戻すと、アマテラスの力も戻ってくるそうです。
よし、世界きれいにしちゃうぞ(私が言うとうそ臭い)。


■神木村にて

途中手に入れた豆で、トリを餌付け。
「ほら………お前にやるよ」
「アマテラス様………」
「美味しいかい?」
「そんな、もったいのうございます。わたくしめ如きにこんな………」
「何を言っているんだ。生きとし生けるものすべて、みな平等ではないか」
というような、お花畑が繰り広げられました。
凄い………この世界はアガペーに満ちすぎている。
そしてこの後、大根堀りに一時間費やした………。
最初筆の使い方が良くわからなくて、カアチャンを真っ黒にして時間を稼ぐのかと思いきや、一閃かよ!
その夜、ファイティング桜餅も入手し、アマテラスすっかり目的を見失っております。
いや、未だに筆業が上手く使いこなせないので。太陽を描くのも、物干し竿を描くのも必死。
村外れに大岩があって通れず、商人が困っているので、イザナギの自称子孫であるスサノオの元へ。けむくじゃらのオッサンですが、それと対面しているとき、 アマテラスの尻尾がぴこぴこ揺れているのが超可愛い。
なんだ、こういうのが好みなのかアマテラスは(違います)。

スサノオの意中の人である、酒造り姫クシナダ(頭に米俵を乗せ、妖怪に酒を飲ませるアバンギャルドな娘さん)の水車を直し、スサノオを調 子にのらせて、見事大岩を真っ二つに。
「???」と怪訝そうなスサノオも可愛いし、それを見て足で地面をかいたりしているアマテラスも二倍可愛い。
妖怪退治だと見栄を張り、村を出て行ってしまったスサノオ。その後、じゃない、サクヤ姫が現れます。
ここで旅の目的、サクヤの世界に散らばせた芽を、妖怪たちの穢れから解放するということがわかります。
ただ、その間ずっとアマテラス寝そべってたけどね。
この人の個性がいまひとつわかりません。天然というくくりでいいのでしょうか萌えますヤッホー。
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『ボーンアルティメイタム』
三部作完結編。主役であるマッド・デイモンに興味のない私からすると、第一作目のクリス・クーパーがカッコよかったくらいの感想なんですが、今回もこの映画、おっさんにかけては外してきませんでした。
デヴィッド・ストラザーンですよ、デヴィッド・ストラザーン!
ボーンを執拗に追う、CIAの実行的悪い人(笑)なんですが、このおっさん眼鏡があまりに知的で、あまりにキュートで悶絶。
こんな知的な人の口から「ガッデム」とか「ジーザスクライスト」とか聞こえると、倒れそうになりますね。すっげえ萌える。
立場的には徹頭徹尾悪役で、自分探しの旅をし続けるボーンと、その意図をくんでボーンに協力しようとするCIAのパメラがいい者なんでしょうが、社会の枠組みというか、所詮CIAも会社組織であってその「企画」に振り回される人のほうが、感情移入しやすいです。
ただ、デヴィッド・ストラザーン演じるノア・ウォーゼン(名前までカッコイイと思ってしまうのは贔屓目でしょうか)は、ただの上から下から挟まれる中間管理職上司ではないので、切れ者な様子もちゃんと見られます。
向こうの国の役者さんですが、ガタイがあまりがっちりしておらず、なで肩でちょっと異国なハンサムな雰囲気がたまりませんでした。『LAコンフィデンシャル』にも出てたらしいんですが、覚えがないなあ。あの刑事の上司だろうか。『LAコンフィデンシャル』は私的にそんなに見るものがなかった映画だったので、役者の印象も残ってません。

実際の本編は、基本的にボーンさんが何をやりたいのかよくわからないし、感情移入して見るような映画ではないので、科学技術の粋を集めた盗聴技術や、鬼ごっこ的なスリルを楽しめばいいのではないかと。
アクションシーンもお楽しみに、と言いたいところなのですが、アクションになるとカメラのぶれが物凄い(演出として)ので、正直何をやっているのかよくわかりません。
派手な動的なアクションよりも、追われるものはひたすら足で逃げ、追うものはビルの一室から一歩も出ない、という静的なアクションの方が見ごたえがある映画でした。


『トランスフォーマー』
「自由は、全ての生物に平等の権利だ」
オプティマス・プライム様ァァ!
こんな色気のある司令官見たことない。強く、気高く、ちょっとおちゃめなところもありつつ、命を犠牲にしないという確固たる思いを胸に、それでも目的のためなら自らの命を犠牲にすることも厭わない、最高の司令官。その名は、オプティマス・プライム! プライム様! むしろプライム閣下!? プライム隊長!?(狂った)
話そのものは結構どうでもいい………というか、私見る前は宇宙からの侵略ロボットに、地球人が団結して戦うみたいな話かと思っていたんですが、そうでもなかったです。
いえ、わりとアメリカの軍人さんとかも普通にカッコイイんですが、むしろ、地球にキューブを探しに来た、オートボットたちのカッコ可愛さ(超造語)を楽しむ映画かと。
ああ、もう初っ端の人間ドラマとかそういうのどうでもいいから、オートボットたちの個性にもっと時間を割いて欲しかったよー。
プライム様が「眼鏡、眼鏡」と連呼したり、頭を抱える仕草とか、もう正視できない(萌えすぎて)。
敵役、メガトロンたちもすげえカッコよくて、あの連中がもう少し、いや、一言でも個性を発する発言をしてくれたらなあ、億倍萌えたのに。
オートボットたちが「出動!」とかいちいち行動の前に掛け声を発するのがかっこいいですね。様式美で。
メガトロンたちも、終結する際に「急行中」「向かう」「集結せよ」「参上」「メガトロンに栄光を!」と、それぞれに口にする台詞がいちいちカッコイイので参りました。狙うべくして狙ったものが、がっちりはまったとき、奴らは輝いた………(特にスタースクリームは最高だった)。
最後の方で「あれ? 戦闘機タイプのメガトロンの部下(この時点で個別認識できていない。わかったのは鑑賞後調べたから)はどうしたの?」と思っていたら、戦いの場に応援にも来ず、宇宙に捨て台詞つきで去っていって、その小ずるい姿に惚れ直しました。
こういう、カッコ悪い態度がカッコイイ悪役って最高ですね。
というか、スタースクリームってセクシーだよね(異論は認めない)。
がちゃがちゃとロボット達が変形するシーンは勿論カッコイイし、ここではあまり触れませんが(苦笑)人間の俳優陣たちも、いい演技をしていて笑えるので、普通の映画としても、それなりにお勧め。ただはっきり言って長い。二時間以上もあるからなあ。

小さな仕草でいえば、大きなロボットが人間を手のひらに乗せて運ぶとか、顔の横に持ってきて話すとか、そういうの最高ですね。
大きいものは大きいことをより強調してくれないと! でかい男と幼女の組み合わせが最高なように、大きなロボットと小さな生身って組み合わせも萌えます。ああ、これで主人公がへたれな少年とかじゃなく、それこそメカに全く詳しくない女の子とかだったら、カップリング普通にイケたのに………(生き物同士ですらないが、可能)。

最後、夕日を目の前にして「我々は人間の中にまぎれ、影ながら暮らしている。宇宙に散っていった同氏達よ、私はここで待ち続ける。人類を見守りながら」とたそがれるオプティマス・プライムが堂々人型に変形していて、ちっとも隠れるそぶりも見せないお茶目っぷりに惚れ直しました。
ちょ、可愛すぎるよこの司令官………!(この人生終わったら私オプティマスプライムと結婚するんだ………)(人生終わらないと無理なんですか)
以前は、ゲームソフトをオークションに出していたんですが、落札者の方がどうにも常識知らずだったりするのにうんざりして(殆どはまともな方なんですけど、それだけに、ババひくと辛い)一切手を引いて以来、初めてブックオフを利用してみました。個人的には、別に儲けようとして売るわけではないので、半額で売れれば御の字なんですが、それくらいの値段で旅立っていったので満足です。
ただ、ブックオフは特典品を引き取ってはくれないので、真っ赤な箸が残されてしまったのが心残りです。
やはり記念作品としてこれだけは取っておけ、という神の啓示なのでしょうか。使いませんが。


『アメトーーーーーーク』
木暮! 木暮! 木暮!
スペシャルにするのに、テーマが短かったら何にもならないだろう! 素直に深夜枠でやれよ! と毎回スペシャルを見るたびに思うんですが、今回、メガネ君凄かった!
正直、キャラクターとしても特別人気があるほうではないと自覚しているので、触れられないまま終わっても仕方がないかなあ、と思っていたんですが、とんでもない、むしろ主役だった。
取り上げられた内容が、ミッチーの例のシーン(これだけでわかる。笑)とか、ラストのタッチとかならまだわかるんですが、安西先生の過去とか、それこそ木暮君の綾南戦の3Pシュートとかをあまりに熱く取り上げすぎて、これは編集の趣味に違いない! アメトーク編成に同じ趣味の方がいる! と確信しました。
桜木よりも、ルカワよりも絶対取り上げ方大きかった!
そして、アンガールズの山根さんが「世の中にはレギュラーになれない人の方が絶対に多くて、みんな木暮さんの視点から感情移入する」という言葉に不覚にも涙。
その後も、品川庄司の庄司さんが「木暮君はメガネを外すと凄く男前なんですよ!」と細かいところまで話してくれたりして、本当に至福の時間でした。
皆さん、スラムダンクが好きだから当たり前なんですけど、それでも、木暮君をただの脇役扱いしないで、盛り上がってくれるって言うのが、凄く嬉しかったんですよね。
それまで、なんちゃってアナだと思っていた女子アナの人が、やはり作品の説明とかが一番上手くて、それも中々収穫だったな、と思いましたし。
変に理屈ばっかりこねて、番組として面白くもない夜話よりも、バラエティーに特化して作品を紹介する、「ナントカ芸人」のほうが、その作品の説明としてわかりやすいし、親しみやすく紹介できると思います。
こういうのもっといっぱいやればいい。全部ケンドーさんと品川とツッチーが出ればいい。個人的にはペナルティヒデさんも大好きです。

スラムダンク芸人で満足したわりに、47年組み芸人はもう正直ネタ切れですね。思い出にひたる感じでもないし。正直、ワッキーのいじめが辛くてネタでも見ていられません(苦笑)。

あと、家電芸人も、最先端の家電もいいんですが、個人的には「思い出の家電」を復活して欲しかったです。
「VHSはひいひいおじいちゃんが家にいるようなもんだ」とか言われてましたが、観覧のお客様もVHS現役の方が殆どでしたし、どうせならベータとか(うちは結構最後までベータ使ってました)懐かしいCF含めての話が聞きたかったなあ。
この前、ドデカホーンの話が出たときは悲鳴が出たし。弟が手をかざすと蓋が開く、というドデカホーンを持っていたんですが、あっという間に認識されなくなって、結局、鉛筆を隙間に突っ込んでバキバキとこじ開けたのもいい思い出です(よくない)。

最新の情報も、色々な意味でためになりましたが、100万円のスピーカーなんて買えるかよ!
『バンド・ワゴン』
桂歌丸………もとい、フレッド・アステア祭り。私的ブームのときに予約リストに入れても、順番どおりに発送してくれるわけではないので、忘れた頃にやってくるのが困りものです。
フレッド・アステアだけが注目されるのではなく、むしろ約を固める俳優陣の個性が光るのが、アステア映画として中々珍しくて面白かったです。
奇抜なプロデューサーに、親友の作家夫婦。相手役のバレリーナ、シド・チャリシーと、それぞれキャラクターが立っていて、見ごたえがあります。
映画としては、落ち目のトップスターがミュージカルの舞台を成功させるまでの、軽く楽しめる物語で、舞台での歌と踊り、現実世界での歌と踊り、それぞれにメリハリがあります。
特に、『ザッツ・エンターテイメント』は、この映画で使われていた曲だったとは知りませんでした。それくらい有名。


しかし、昔の映画は本当に倒れそうになる台詞を平気で言いますね。
これは、ミュージカル劇中での台詞なんですが、危険な香りがする女性に誘惑されたときに、
「この女は危険だ。信用ならない。だが、俺の好みだ」
なんて、お前どのツラ下げて………!
いちいち行っている台詞がおしゃれなので、こっちもちょっとやそっとじゃ驚かない耐性がついても、中々効いてくる台詞でした。いいなあ、こういうの、ただのおっさんが言ってるのかと思うと。

シド・チャリシーがきれいなのは勿論なんですが、作家奥さんのファニーな可愛さも捨てがたい。作家旦那のオスカー・レヴァントも、外見はただの小太りオヤジなんですが、歌いだすとどんだけいい声なのかと。
テンションの高いプロデューサー、ジャック・ブッキャナンも恰幅が良くてカッコイイし、普通に俳優陣が素敵、という見方のできる良作でした。


『幸せのレシピ』
ケツアゴ………もとい、アーロン・エッカート祭り。こちらは今現在旬ですね。
しかし、アーロン・エッカートかっけえな! 勿論好みだったから連続して見続けているんですが、この映画のアーロンのカッコよさは伊達じゃなかった。
アーロン演じる陽気なシェフの着こなしがちょっとアウトドア系(乗っている車も4WDのトラック?)だったり、それなのに持ってるデッキが小さなラジカセ(どう考えても古いタイプ)だったりするのも可愛いし。
顔がわりとゴツくて、顎がしっかりしているんだけど、それほど体がゴツく見えないのも、なんだか好みでした。
あと、仕事場とプライベートの髪型の微妙な差。かっちり固めているわけではなく、厨房でも無造作ナチュラルヘアーなんですが、プライベートだと、その髪の毛がぺったりしていて、ああ、いかにも寝起きなんだなあ、というか、お出かけ仕様じゃないんだなあ、ジェルとかワックスとかつけてないんだなあ(いえ、勿論つけてるんでしょうが)というオンオフの細かな差がカッコよくて参りました。

話の内容としては、仕事一筋の女性シェフが、突然姪を引き取ることになり、上手くいかないながらも、これも突然職場に現れたスー・シェフ(副料理長)に振り回されながらも、恋に仕事にと、生き方を考えていく、というような見やすい映画です。

ただ、私は結婚もしていないし、子供もいないので、どうしても突然引き取られる子供ではなく、突然己の生活に入り込まれて子供に気を遣って自分が悪いわけでもないのに大人だから謝らなければならない主人公に感情移入してしまい、駄目な大人だなあと自分自身を省みてへこんだりしてしまいました。
子供が嫌いとか、そんなことは全くないんですが、それと「自分の生活を犠牲にする」というのは、別問題だと思うんですよね。愛情のあるなしではなく。
肉親とか、血のつながり関係なく、大人が子供を、親が子供のために自分の人生をかける、というのは、並大抵のことじゃないと思っているので、子供が子供らしい主張をするたびに、のりきれない何かがありました。その主張を、主人公である女シェフ、ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ )が必死になって叶えようとするのが、そちらに感情移入している側として、凄く切なくなるというか。

まあ、重い映画ではないので、女性の生き方、それに関わってくる男性をカッコイイ、と思えれはそれでいいと思います。
ケイトが目隠しをして、ニック(アーロン・エッカート)がソースを食べさせて、レシピを当てるという行動を、夜に明かり一つの下でやってる、ってそれどんなプレイ。
なんじゃこのエロいプレイ! と思ったんですが、その後、ニックが朝、姪と一緒にパンケーキを焼き、おはようのキスをケイトにしようとするんですね。
ケイトが「姪が見てるから」と言うと、くるっと首を姪に回して、「今から君の叔母さんにキスするよ」と、宣言して、キスですよ。お、お、お、お前、肉食ってる奴らは凄すぎる! とわけのわからないことを思いました。
いいなあ、私もアーロン・エッカートにそんなこと言われたいよ。(英語 もわからないくせに)

最終的に、ケイトは自分が積み上げてきた人生である、厨房に、ニックが徐々に入り込み、チーフにオーナーがさせようとしていることがどうしても認められず、ニックは出て行ってしまいます。
「この厨房は、私の努力の結晶なの。私の人生そのものなのよ」
というケイトに対し、
「いいや、これは君の人生のほんの一部だ」
とニックは言って出て行くんですが、これは、なんていうかな、交わらない人生の考え方ですよね。
この台詞、正直感銘を受けたわけではなく、お互いに分かり合えない部分というものは、絶対に存在するんだな、という確認のように思えました。
仕事に限った話ではなく、自分にとって、他人がどう滑稽に思おうと、譲れない何かがある、というだけの話であって、それに対してどんなに説得しようとしても、それは、理解できるはずもない話なんですよ。自分のために行っている、他人に認めてもらおうと、はなからしていないことなので。
確かに、仕事は人生のほんの一部かもしれない。けれど、ほんの一部ではない人もいるという、初めからベクトルの違う主張なんです。
この台詞で、ニックに嫌悪感を抱いたわけでも、その台詞について考えるケイトに煮え切らなさを感じたわけでもなく、逆に、全く考え方が違うもの同士は、所詮わかりあえないけれど、その部分だけわかりあえなくても一緒にいられるんだな、ということでした。

ニックも男の甲斐性バリバリで、凄い包容力のある男というわけではなく、ケイトの行動に腹も立てるし、「自分の店を持とうとしないなんて無責任で気楽な生き方だ」といわれて、逆に自分の考え方を変えるくらいの、ごく普通の男の人なんですが、それでも、喧嘩別れしたあと、姪が行方不明になったと、パニックで連絡してきたケイトの側に、すぐに飛んできて一緒に探しながら「大丈夫、必ず見つかる」と懸命に慰める姿は、男前の面目躍如だと思いました。
相手の女に未練があるとかじゃなく、頼ってきた人間に自分の力を惜しげもなく貸せる、というのは、人間として非常にかっこいいですよね。これ、現実では殆どないと思うので。

腫れは何とか落ち着きましたが、今現在猛烈にせ な か が 痛 いんですが、これはどういう副作用………。
完璧に中毒なんじゃないかと思えてきました。
ああ、薬がまるで星のようだー。
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