ゴールデンウィークもなく働いた同士の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は、世間様がGWということすら忘れて、首と腰の痛みに我慢できず、整体に行こうとしてやっと、祭日であることを思い出す始末でした。まあ、鍼はGW半ばに一回お店を空けてくれていたので、それに突貫して何とか事なきを得ましたが…すげえ混んでた。
祭日だから家にいる父親に「いってらっしゃい」とか言われて仕事に出かける日々って、なんとなく微妙な気持ちになりますね。何でだろう。
今月は結構シフトが酷いことになっていて、休み挟まずに夜勤連続とかあるんですが、それを知った同僚に、
「なんだか、井原さんのシフト見てたら悲しくなっちゃった」
と言われる始末でした。
大丈夫、自分でもそう思います。
職場でも地味に色々あって、うちの死ねばいいのに上司があまりの発現をして、もう一つ上の人間に直談判に行くとか、周囲が話し合い当日になるとひよった(苦笑)とか、精神的にあまりよろしくないような状況が多くて疲れ気味です。
別にひよったっていいんだ。話し合いそのものが反対ならそれはそれで構わない(突っ込むだけが生き方じゃない)んだけど、だったらことが流れた後に根掘り葉掘り内情を聞こうとしないでほしい。
実際、上司が作っているので、私へのあてつけでシフトが酷いことになってるのかなとも一瞬思ったんですが、他の人間も概ね酷いので、そこまで頭が回る人ではないと再認識。
私と仲よくもないくせに、年配の職員に比べて動けるから(自分で言うのもなんですが、定年終わって非常勤で勤めている人よりはそりゃね)という認識で、一緒の夜勤バカスカ入れる人ですからね。
先月、私上司の夜勤相方専属みたいでしたよ。
実際若い頃に比べて、働き方も変わりました。自分で疲れる行為はなるべくしたくないし。背負い込まずにすむものならしたくないし。
でも己の主義として、働いている間の動線が繋がっていないと嫌、っていうのがあって、たとえ何か物品を取りに行く動作一つでも、
「あっちに行ってあれを取ってきて、戻ってきてこれも持ってきて」
じゃなく、
「あっちに行ってあれを取ってきて、その途中でそれをすませて、これは帰りに渡せばいいから、まずどれをお願いしておかないと」
みたいな、少ない動作で済ませられるものは全部済ませたい派なので、その分正直損してるなあ、とも思います。
でも肉体的に損してたって自分で好きで、そういう動作をしてしまうんだから、それはそれで仕方がないことなんだ。でもまあ、疲れるんだ正直そういう生き方は。
まあそんなこんなで、五月は結構更新厳しいかと思います。
ともかく、『薄桜鬼』のレビューは鼻息荒く書いてますが。
本命は、始める前からの予想通り、丸眼鏡の彼でした。あの人、エロ担当過ぎるだろ。
どうでもいい話。
さて、先日ティッシュで鼻をかみました(いきなりなんだ)。
で、まあぶっちゃけた話、鼻をかむと鼻毛が抜けたりするじゃないですか。で、捨てる前にふっと視界に入ったその毛がですね、白髪だったことに、私愕然。
元々、髪の毛も黒くて太くて対処に負えない感じの髪質なので、他の部分も自己主張する黒さがあっただけに、本当の本気で「…歳とったなあ…」とじんわり疲弊してしまいました。
鼻かんだだけなのにな!(泣笑)
私は、世間様がGWということすら忘れて、首と腰の痛みに我慢できず、整体に行こうとしてやっと、祭日であることを思い出す始末でした。まあ、鍼はGW半ばに一回お店を空けてくれていたので、それに突貫して何とか事なきを得ましたが…すげえ混んでた。
祭日だから家にいる父親に「いってらっしゃい」とか言われて仕事に出かける日々って、なんとなく微妙な気持ちになりますね。何でだろう。
今月は結構シフトが酷いことになっていて、休み挟まずに夜勤連続とかあるんですが、それを知った同僚に、
「なんだか、井原さんのシフト見てたら悲しくなっちゃった」
と言われる始末でした。
大丈夫、自分でもそう思います。
職場でも地味に色々あって、うちの死ねばいいのに上司があまりの発現をして、もう一つ上の人間に直談判に行くとか、周囲が話し合い当日になるとひよった(苦笑)とか、精神的にあまりよろしくないような状況が多くて疲れ気味です。
別にひよったっていいんだ。話し合いそのものが反対ならそれはそれで構わない(突っ込むだけが生き方じゃない)んだけど、だったらことが流れた後に根掘り葉掘り内情を聞こうとしないでほしい。
実際、上司が作っているので、私へのあてつけでシフトが酷いことになってるのかなとも一瞬思ったんですが、他の人間も概ね酷いので、そこまで頭が回る人ではないと再認識。
私と仲よくもないくせに、年配の職員に比べて動けるから(自分で言うのもなんですが、定年終わって非常勤で勤めている人よりはそりゃね)という認識で、一緒の夜勤バカスカ入れる人ですからね。
先月、私上司の夜勤相方専属みたいでしたよ。
実際若い頃に比べて、働き方も変わりました。自分で疲れる行為はなるべくしたくないし。背負い込まずにすむものならしたくないし。
でも己の主義として、働いている間の動線が繋がっていないと嫌、っていうのがあって、たとえ何か物品を取りに行く動作一つでも、
「あっちに行ってあれを取ってきて、戻ってきてこれも持ってきて」
じゃなく、
「あっちに行ってあれを取ってきて、その途中でそれをすませて、これは帰りに渡せばいいから、まずどれをお願いしておかないと」
みたいな、少ない動作で済ませられるものは全部済ませたい派なので、その分正直損してるなあ、とも思います。
でも肉体的に損してたって自分で好きで、そういう動作をしてしまうんだから、それはそれで仕方がないことなんだ。でもまあ、疲れるんだ正直そういう生き方は。
まあそんなこんなで、五月は結構更新厳しいかと思います。
ともかく、『薄桜鬼』のレビューは鼻息荒く書いてますが。
本命は、始める前からの予想通り、丸眼鏡の彼でした。あの人、エロ担当過ぎるだろ。
どうでもいい話。
さて、先日ティッシュで鼻をかみました(いきなりなんだ)。
で、まあぶっちゃけた話、鼻をかむと鼻毛が抜けたりするじゃないですか。で、捨てる前にふっと視界に入ったその毛がですね、白髪だったことに、私愕然。
元々、髪の毛も黒くて太くて対処に負えない感じの髪質なので、他の部分も自己主張する黒さがあっただけに、本当の本気で「…歳とったなあ…」とじんわり疲弊してしまいました。
鼻かんだだけなのにな!(泣笑)
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『マイガーデン』その3
おばあちゃんが病気…なんだか、加齢に伴う体力低下なのか、とにかくリアルにヘルパーが来るようになってしばらく。
「イチゴとラベンダーがいいよ」と言われたので、ラベンダーを必死になって植えたのですが、実るのはいつだ。
そのイベントが起きてから、カナンさんはおばあちゃんのことばかりになり、こっちのイベントも停滞中。
仕方がないので、朝日ばかりをあびているサラリーマン・オレガンさんと交流を深めます。
何の花も咲いていないのに、「この庭にはきれいな花が咲いてるねえ」と明け方近くに歩いてくる貴方を、どうして見捨てられようか。
それに対するヒロちゃんがまた、「お、お疲れですね」「早く休んでください」と非常に当たり障りがなく大人。
最近何のイベントも起こらなかったのですが、おまわりさんが休みの日にわざわざ私服で訪ねてくれるようになり、それだけで満足。普段は垣根越しにしか会えない貴方が、真っ白なシャツで短い茶色の髪で現れたときは、何かの奇跡かと思った。
そして、ド級に久しぶりだったカイ・ソウカナとのイベント。
お母さんのニノさんが作ったケーキをわざわざ届けに来たカイ君。
カイ これ母さんがつくったケーキ。味は保証しない。
ヒロ そ、そんなに?
マイ …でもまあ、味覚なんて人それぞれだし…。…お前丈夫そうだから。
ヒロ 女の子にひどい。
カイ え…ひどい、か…。
ヒロ そうですよ。女の子はデリケートなんですよ。
カイ そういうもんなのか…。
ヒロ そうですよ。
萌え以外の形容詞が見当たらない!!
なんだよこの可愛い少年! なんていうか、となりのト○ロにおける、サツキちゃんと、カンちゃんのようなそんな関係! その清さの中に愛がある! 色々な形の愛が!
ちなみにこの辺で、しあわせが集まると咲く花は、真っ赤な花が咲きました。
まあどうでもいいんだそんなこたあ。こっちはオレガンさんがお誘いできるかどうかだけが今知りたいんだ。あとおまわりさん。
今更なんですが、次にやるときは絶対に人優先にして、庭放置しようと思います。絶対に誰も逃しはしない。
そんなこんなで、カイ・ソウカナは遠くの学校へ旅立っていったわけですが…。ニノ母から聞いて涙目の私。
何故、何故ヒロちゃんとの別れイベントがなかったか…! よほどのことがない限り、カイ君を追いかけていた身分からすれば、イベントを取り逃したとは到底考えづらいので、やはりこれは、第三者の口から当人のことが語られるという、生々しくて勘弁して欲しいけどこのゲームなんだかやたらによくあるこういうイベントというやつなのだろうか…。
ニノ母は寂しげだが、私の絶望は海より深い。
やっとオレガンをお茶に誘える。いまいちこのあたりは、何時に通りかかるとか、かからないとかがわからない。何の実のある会話はなかったのだけれど、オレガンさん、自分の会話時に頭をかきむしるのは一体なんなのだろう。さわやかなくせして病んでるのか。
あと、遅くにオットー・ソウカナさんに声をかけるのは基本(イベントがないと、大体朝一に来ているやつらは朝の挨拶で終わり、お茶に誘えない)なのだけれど、今回は「今日は遅くなったなあ。カミさんに怒られるなあ」と、コロンボばりの超萌えを炸裂させて帰っていった…。だったら貴方帰りなさいよ真っ直ぐ! 貴方の家隣り!
またこれも、そうこうしている間に、カナンさん、実家のお父様かなんかが具合悪くなって帰ってしまいました。
なんなんだよこのリアル! カナンさんどうなっちゃうの!?
田舎の町で仕事を見つけ、そして都会に帰らざるをえなくなってしまったカナンさんを思い、ヒロちゃんはクララさんとしんみりするのでした。
サラリーマン・オレガンさんは、自分で花を育ててみようと思ったのですが、なかなか上手くいかない様子で、アドバイスを求めてきます。それに対するヒロちゃんの答えが、「不安な心をなくすといい」って、それどんなカウンセリング…。
要するに、ヒロちゃんは不安な心は植物にも伝わるから、ってことが言いたいのですが、それを聞いてしみじみしてしまうオレガンさんの病み具合の恐ろしさよ。いや、オレガンさん普通の人なんですけどね…。仕事に追われるとこうも抵抗力が弱くなるのか、というか。
売れない画家の恋愛相談も、お目当ての人と付き合いたいから、仕事に就こうと思うんだという会話で、ヒロちゃんの受け答えがまたすごい。
「それもいいですね」
そう、ヒロちゃんは「それはいいですね」ではなく、「それもいいですね」と答えたのだ!
筆者齢32にして、ヒロちゃんから学ぶべきことが多すぎる! 全肯定ではなく、あくまでアプローチの一巻として、今の貴方を否定するわけではないこの答えが凄すぎる! パーフェクト・ヒロ!
オレガンさんに引き続き、おまわりさんのアルベルトさんもついにお茶会へ誘うこと成功。
彼の場合、特別萌え会話に特化しているわけじゃなく、大体趣味の映画についてのコメントなのですが、それでも、
「プリムに、お兄ちゃんがスパイだったらどうする?」って聞いたら、「プリムは何があってもおにいさまの味方ですわ!」と目をきらきらさせて言ってきたときは、嬉しかったなあとか、横つながりの会話が上手い。
アルベルトがいいお兄さんで、プリムちゃんがおにいちゃんの思惑とはちょっと違う方向にわくわくしているであろうけど、いい妹っていうのが垣間見れるのがまた…。
何にせよ、主人公のヒロちゃんっていうのは、あくまで自分が知りうることが出来ないキャラクターたちの出来事を、あくまで聞いているだけっていうところがいい。それぞれの登場人物には、それぞれの生活とか繋がりとかがあって、ヒロちゃんはそれに一切関与していないのが現実味があります。誰も彼も、別にヒロちゃんに影響されて人生変わったりしない。それどころか、ヒロちゃんとは関係ないところで生活がちゃんとあって、相談はおろか、殆ど彼らの一方的な報告にしか過ぎないのだけれど、それでもヒロちゃんとは別次元で、彼らの生き様があるっていうのが、物凄く上手い。
タリナちゃんはアルベルトさんが好きで告白したいんだけど、年の差を感じていたり。
女性陣の誰と話していても必ず、当て馬のように出てくるサイデスとか。サイデス氏は実はそれほど庭にはやってこないし、彼のイベントそのものもあまりない(多分お茶会にも誘えないんじゃないかと思う。わからんが)のだけれど、それでも「女好き」一択の個性があるから、「ああ…私のあずかり知らぬところであの人は…」という理解が出来ちゃうのがまたミソ。
ヒロちゃんはあくまで、庭を育てるのが本業であって、他人の人生を変えるのがメインじゃない。
庭仕事のついでに、近所の人と付き合って、そこで彼らがどうやって毎日を過ごしているのか「知る」だけなのだ。
だから、ニノさんとソウカナさんにめでたく懐妊のニュースが知れ渡ったときには、国家予算で落としてもいいくらいの祭りだと思った。(これが言いたかっただけ)
ついに! カイ君にも妹か弟が!! 今は遠く離れたカイ君にも!!(錯乱)
いや、正直お茶会に誘いすぎて会話のバリエーションも早い段階に尽きた(笑)ニノさんに、久しぶりに話しかけてみたら、「具合が悪い」とか言い出すから! 普通ならすぐに赤ちゃんネタだと気づくべきなんだろうけど、おばあちゃんにカナンさんの前例があるだけに、本気で「ついに死亡ネタが来たか!?」と恐れおののいたのもつかの間、オットー・ソウカナさんがお茶会で「早く生まれないかなあ。男の子かなあ。女の子かなあ。カミさんと名前を考えないとなあ」と貴方も至福、私も至福な時を演出してくれたので、本当に良かったです。
今現在で、最後の春なのですが、間違いなくマーガレットは間に合わないとして、だ。これって年に一度のコンテストに優勝できるとか、出来ないとかで何か変わるんだろうか。一回だけ、何かの花(多分チューリップか何か)で優勝したんだけど、別にテーブルセットもらえただけだし。
これ、毎年必ず優勝したいのなら、事前に花を覚えていて、ちゃんと一年前から準備とか必要だなあ。
マーガレットなんか、植え時が3月から5月で、コンテストが5月にあるんだけど、その年の3月に植えたところで花絶対間に合わないもん。
ただ植えればいいってもんじゃない、ってところでは、年々コンテストの難易度上がっているんだとは思います。
さて春になって、ずっと姿が見えなかったひとりぼっちのコッコちゃん(書いているだけで泣きそう)が庭に姿を見せました。
狩人の速さで飛び込んで会話したところによると、何でも遠くに引っ越したそうで、さよならが言えなかったからわざわざ挨拶に来てくれたのだとか。
「おねえちゃん、コッコちゃんのたからものだった、チューリップ植えてくれて、きれいな花を咲かせてくれて、ありがとう」
コッコォォォォォォ!!
ヒロちゃんとコッコちゃんはさわやかに挨拶して別れていましたが、こっちはそれどころじゃない。
まだ進めていないのでわかりませんが、コッコちゃんはもう二度と来ないのかなあ。
このゲーム、カイ君とか、カナンさんとか、コッコちゃんもそうですが、ある日突然それぞれの事情で説明もなしにいなくなる人が多すぎると思います。いや、その辺も吐くほどリアルったらそうなんだけど…心臓に悪いぜ。
おばあちゃんが病気…なんだか、加齢に伴う体力低下なのか、とにかくリアルにヘルパーが来るようになってしばらく。
「イチゴとラベンダーがいいよ」と言われたので、ラベンダーを必死になって植えたのですが、実るのはいつだ。
そのイベントが起きてから、カナンさんはおばあちゃんのことばかりになり、こっちのイベントも停滞中。
仕方がないので、朝日ばかりをあびているサラリーマン・オレガンさんと交流を深めます。
何の花も咲いていないのに、「この庭にはきれいな花が咲いてるねえ」と明け方近くに歩いてくる貴方を、どうして見捨てられようか。
それに対するヒロちゃんがまた、「お、お疲れですね」「早く休んでください」と非常に当たり障りがなく大人。
最近何のイベントも起こらなかったのですが、おまわりさんが休みの日にわざわざ私服で訪ねてくれるようになり、それだけで満足。普段は垣根越しにしか会えない貴方が、真っ白なシャツで短い茶色の髪で現れたときは、何かの奇跡かと思った。
そして、ド級に久しぶりだったカイ・ソウカナとのイベント。
お母さんのニノさんが作ったケーキをわざわざ届けに来たカイ君。
カイ これ母さんがつくったケーキ。味は保証しない。
ヒロ そ、そんなに?
マイ …でもまあ、味覚なんて人それぞれだし…。…お前丈夫そうだから。
ヒロ 女の子にひどい。
カイ え…ひどい、か…。
ヒロ そうですよ。女の子はデリケートなんですよ。
カイ そういうもんなのか…。
ヒロ そうですよ。
萌え以外の形容詞が見当たらない!!
なんだよこの可愛い少年! なんていうか、となりのト○ロにおける、サツキちゃんと、カンちゃんのようなそんな関係! その清さの中に愛がある! 色々な形の愛が!
ちなみにこの辺で、しあわせが集まると咲く花は、真っ赤な花が咲きました。
まあどうでもいいんだそんなこたあ。こっちはオレガンさんがお誘いできるかどうかだけが今知りたいんだ。あとおまわりさん。
今更なんですが、次にやるときは絶対に人優先にして、庭放置しようと思います。絶対に誰も逃しはしない。
そんなこんなで、カイ・ソウカナは遠くの学校へ旅立っていったわけですが…。ニノ母から聞いて涙目の私。
何故、何故ヒロちゃんとの別れイベントがなかったか…! よほどのことがない限り、カイ君を追いかけていた身分からすれば、イベントを取り逃したとは到底考えづらいので、やはりこれは、第三者の口から当人のことが語られるという、生々しくて勘弁して欲しいけどこのゲームなんだかやたらによくあるこういうイベントというやつなのだろうか…。
ニノ母は寂しげだが、私の絶望は海より深い。
やっとオレガンをお茶に誘える。いまいちこのあたりは、何時に通りかかるとか、かからないとかがわからない。何の実のある会話はなかったのだけれど、オレガンさん、自分の会話時に頭をかきむしるのは一体なんなのだろう。さわやかなくせして病んでるのか。
あと、遅くにオットー・ソウカナさんに声をかけるのは基本(イベントがないと、大体朝一に来ているやつらは朝の挨拶で終わり、お茶に誘えない)なのだけれど、今回は「今日は遅くなったなあ。カミさんに怒られるなあ」と、コロンボばりの超萌えを炸裂させて帰っていった…。だったら貴方帰りなさいよ真っ直ぐ! 貴方の家隣り!
またこれも、そうこうしている間に、カナンさん、実家のお父様かなんかが具合悪くなって帰ってしまいました。
なんなんだよこのリアル! カナンさんどうなっちゃうの!?
田舎の町で仕事を見つけ、そして都会に帰らざるをえなくなってしまったカナンさんを思い、ヒロちゃんはクララさんとしんみりするのでした。
サラリーマン・オレガンさんは、自分で花を育ててみようと思ったのですが、なかなか上手くいかない様子で、アドバイスを求めてきます。それに対するヒロちゃんの答えが、「不安な心をなくすといい」って、それどんなカウンセリング…。
要するに、ヒロちゃんは不安な心は植物にも伝わるから、ってことが言いたいのですが、それを聞いてしみじみしてしまうオレガンさんの病み具合の恐ろしさよ。いや、オレガンさん普通の人なんですけどね…。仕事に追われるとこうも抵抗力が弱くなるのか、というか。
売れない画家の恋愛相談も、お目当ての人と付き合いたいから、仕事に就こうと思うんだという会話で、ヒロちゃんの受け答えがまたすごい。
「それもいいですね」
そう、ヒロちゃんは「それはいいですね」ではなく、「それもいいですね」と答えたのだ!
筆者齢32にして、ヒロちゃんから学ぶべきことが多すぎる! 全肯定ではなく、あくまでアプローチの一巻として、今の貴方を否定するわけではないこの答えが凄すぎる! パーフェクト・ヒロ!
オレガンさんに引き続き、おまわりさんのアルベルトさんもついにお茶会へ誘うこと成功。
彼の場合、特別萌え会話に特化しているわけじゃなく、大体趣味の映画についてのコメントなのですが、それでも、
「プリムに、お兄ちゃんがスパイだったらどうする?」って聞いたら、「プリムは何があってもおにいさまの味方ですわ!」と目をきらきらさせて言ってきたときは、嬉しかったなあとか、横つながりの会話が上手い。
アルベルトがいいお兄さんで、プリムちゃんがおにいちゃんの思惑とはちょっと違う方向にわくわくしているであろうけど、いい妹っていうのが垣間見れるのがまた…。
何にせよ、主人公のヒロちゃんっていうのは、あくまで自分が知りうることが出来ないキャラクターたちの出来事を、あくまで聞いているだけっていうところがいい。それぞれの登場人物には、それぞれの生活とか繋がりとかがあって、ヒロちゃんはそれに一切関与していないのが現実味があります。誰も彼も、別にヒロちゃんに影響されて人生変わったりしない。それどころか、ヒロちゃんとは関係ないところで生活がちゃんとあって、相談はおろか、殆ど彼らの一方的な報告にしか過ぎないのだけれど、それでもヒロちゃんとは別次元で、彼らの生き様があるっていうのが、物凄く上手い。
タリナちゃんはアルベルトさんが好きで告白したいんだけど、年の差を感じていたり。
女性陣の誰と話していても必ず、当て馬のように出てくるサイデスとか。サイデス氏は実はそれほど庭にはやってこないし、彼のイベントそのものもあまりない(多分お茶会にも誘えないんじゃないかと思う。わからんが)のだけれど、それでも「女好き」一択の個性があるから、「ああ…私のあずかり知らぬところであの人は…」という理解が出来ちゃうのがまたミソ。
ヒロちゃんはあくまで、庭を育てるのが本業であって、他人の人生を変えるのがメインじゃない。
庭仕事のついでに、近所の人と付き合って、そこで彼らがどうやって毎日を過ごしているのか「知る」だけなのだ。
だから、ニノさんとソウカナさんにめでたく懐妊のニュースが知れ渡ったときには、国家予算で落としてもいいくらいの祭りだと思った。(これが言いたかっただけ)
ついに! カイ君にも妹か弟が!! 今は遠く離れたカイ君にも!!(錯乱)
いや、正直お茶会に誘いすぎて会話のバリエーションも早い段階に尽きた(笑)ニノさんに、久しぶりに話しかけてみたら、「具合が悪い」とか言い出すから! 普通ならすぐに赤ちゃんネタだと気づくべきなんだろうけど、おばあちゃんにカナンさんの前例があるだけに、本気で「ついに死亡ネタが来たか!?」と恐れおののいたのもつかの間、オットー・ソウカナさんがお茶会で「早く生まれないかなあ。男の子かなあ。女の子かなあ。カミさんと名前を考えないとなあ」と貴方も至福、私も至福な時を演出してくれたので、本当に良かったです。
今現在で、最後の春なのですが、間違いなくマーガレットは間に合わないとして、だ。これって年に一度のコンテストに優勝できるとか、出来ないとかで何か変わるんだろうか。一回だけ、何かの花(多分チューリップか何か)で優勝したんだけど、別にテーブルセットもらえただけだし。
これ、毎年必ず優勝したいのなら、事前に花を覚えていて、ちゃんと一年前から準備とか必要だなあ。
マーガレットなんか、植え時が3月から5月で、コンテストが5月にあるんだけど、その年の3月に植えたところで花絶対間に合わないもん。
ただ植えればいいってもんじゃない、ってところでは、年々コンテストの難易度上がっているんだとは思います。
さて春になって、ずっと姿が見えなかったひとりぼっちのコッコちゃん(書いているだけで泣きそう)が庭に姿を見せました。
狩人の速さで飛び込んで会話したところによると、何でも遠くに引っ越したそうで、さよならが言えなかったからわざわざ挨拶に来てくれたのだとか。
「おねえちゃん、コッコちゃんのたからものだった、チューリップ植えてくれて、きれいな花を咲かせてくれて、ありがとう」
コッコォォォォォォ!!
ヒロちゃんとコッコちゃんはさわやかに挨拶して別れていましたが、こっちはそれどころじゃない。
まだ進めていないのでわかりませんが、コッコちゃんはもう二度と来ないのかなあ。
このゲーム、カイ君とか、カナンさんとか、コッコちゃんもそうですが、ある日突然それぞれの事情で説明もなしにいなくなる人が多すぎると思います。いや、その辺も吐くほどリアルったらそうなんだけど…心臓に悪いぜ。
『金色のコルダ3』配信イベント。
まあ、所詮追加イベントだよなというような内容でした。無料だからこの程度なのかなんなのか知りませんが、別にこっちゃ今更集合イベントのスチルが見てえわけじゃねえんだ。
それこそ追加イベントならば、個別のラブラブイベントが見たかったところですね。本編でやるべきことがなせてないと、追加もこの程度なのかなあ(あっ、普通に酷いこと言ってる)。
個人的にはこれなら、ディスクとっておかなくても売っちゃってもいいかな、と思いました。
しかもコンスタントに作品が配信されるかどうかもわかんないんですよね? むしろ集団イベントじゃなくて、何月に誰々のイベント配信、くらいの力の入れようが欲しかったですねえ。なんかおまけまで残念な感じだなあ。
『銀魂 新訳紅桜編』
S神さんにお付き合いいただいて、新宿まで見に行きました。
会場にガチャポンがあることに驚き、男性客の多さに驚き。
ええと、内容としては、劇場版にしては絵が頑張らなさ過ぎてた。
いやあ~本当に作画に関してはテレビアニメの延長程度で。モブとか危険だったし。これならテレビアニメでもっと作画のいい回たくさんあったよ。
他の男性向け劇場版が(ハルヒしかり、Fateしかり)他はほっといても絵のレベルだけは高く保ちます、っていう劇場版ならではのコンセプトがあるにも関わらず、あくまでアニメの延長的な作画で勝負、っていうのが銀魂らしいったらそうなんですが…。正直、高杉の髪ツヤぐらいでしたね、力の入れようがわかったのは。
話の内容も、うすぼんやりとTV版を覚えていた(私は原作は七巻くらいで読むのをやめました)んですが、改めて振り返ってみるとこれ、高杉とかあの当たりがいないほうが、話としてはまとまるんじゃないかなあ。それこそ、刀鍛冶と人斬りニゾウ(字がわからん)とに絞るとか。
見終わった後の感想としては、とにかく、「高杉厨二病すぎる」の一言でした。
個人的には、最初と最後のおまけ要素が一番面白かったです。
その後、S神さんと色々お話させていただいたのですが、八割表に出せない話だったので、とても満足です(笑)。
『落第忍者乱太郎47巻』
登場人物が多すぎて、さすがに何がなんだかよくわからなくなってきましたが、長次の髪の毛一本結わきが見られたのでそれだけでもう満足です。
割烹着に、頭に三角巾という超キュートな姿で登場したのですが、そのときにちゃんと髪の毛を下で結わえているのが芸が細かい…! いつものポニテじゃないだけで、凄く萌えました。かっけえなあ、もう。
おまけに、図書医院として手作りのボーロを振舞うというウルトラCまで。
やっぱり、あの手の強面の男には、料理上手というスキルが必ずついてくると、S神さんとガッツポーズを抑えられませんでした。私たちは信じていた…! 長次が家庭科万能男だということを…!
後は、雑渡さんと伏木蔵との絡みが超キュートでした。個人的には雑渡さんは伊作よりも伏木蔵と絡んでいたほうが萌えます。素晴らしいですね。
まあ、所詮追加イベントだよなというような内容でした。無料だからこの程度なのかなんなのか知りませんが、別にこっちゃ今更集合イベントのスチルが見てえわけじゃねえんだ。
それこそ追加イベントならば、個別のラブラブイベントが見たかったところですね。本編でやるべきことがなせてないと、追加もこの程度なのかなあ(あっ、普通に酷いこと言ってる)。
個人的にはこれなら、ディスクとっておかなくても売っちゃってもいいかな、と思いました。
しかもコンスタントに作品が配信されるかどうかもわかんないんですよね? むしろ集団イベントじゃなくて、何月に誰々のイベント配信、くらいの力の入れようが欲しかったですねえ。なんかおまけまで残念な感じだなあ。
『銀魂 新訳紅桜編』
S神さんにお付き合いいただいて、新宿まで見に行きました。
会場にガチャポンがあることに驚き、男性客の多さに驚き。
ええと、内容としては、劇場版にしては絵が頑張らなさ過ぎてた。
いやあ~本当に作画に関してはテレビアニメの延長程度で。モブとか危険だったし。これならテレビアニメでもっと作画のいい回たくさんあったよ。
他の男性向け劇場版が(ハルヒしかり、Fateしかり)他はほっといても絵のレベルだけは高く保ちます、っていう劇場版ならではのコンセプトがあるにも関わらず、あくまでアニメの延長的な作画で勝負、っていうのが銀魂らしいったらそうなんですが…。正直、高杉の髪ツヤぐらいでしたね、力の入れようがわかったのは。
話の内容も、うすぼんやりとTV版を覚えていた(私は原作は七巻くらいで読むのをやめました)んですが、改めて振り返ってみるとこれ、高杉とかあの当たりがいないほうが、話としてはまとまるんじゃないかなあ。それこそ、刀鍛冶と人斬りニゾウ(字がわからん)とに絞るとか。
見終わった後の感想としては、とにかく、「高杉厨二病すぎる」の一言でした。
個人的には、最初と最後のおまけ要素が一番面白かったです。
その後、S神さんと色々お話させていただいたのですが、八割表に出せない話だったので、とても満足です(笑)。
『落第忍者乱太郎47巻』
登場人物が多すぎて、さすがに何がなんだかよくわからなくなってきましたが、長次の髪の毛一本結わきが見られたのでそれだけでもう満足です。
割烹着に、頭に三角巾という超キュートな姿で登場したのですが、そのときにちゃんと髪の毛を下で結わえているのが芸が細かい…! いつものポニテじゃないだけで、凄く萌えました。かっけえなあ、もう。
おまけに、図書医院として手作りのボーロを振舞うというウルトラCまで。
やっぱり、あの手の強面の男には、料理上手というスキルが必ずついてくると、S神さんとガッツポーズを抑えられませんでした。私たちは信じていた…! 長次が家庭科万能男だということを…!
後は、雑渡さんと伏木蔵との絡みが超キュートでした。個人的には雑渡さんは伊作よりも伏木蔵と絡んでいたほうが萌えます。素晴らしいですね。
マイガーデンその2
四年目に突入し、ヒロちゃんの庭をとりまく人間模様がドロドロしてまいりました。
なんだよこのゲーム…。可愛い絵柄に可愛い登場人物で、明るく楽しい日の光がそそぐ庭を作る、っていうファンシーなゲームじゃなかったのか…。
大体、おばあちゃんの具合が悪くなってヘルパーが通うようになるって、それどんなリアル? いつの時代のゲーム? これってPSのゲームだよね? そのご時勢ここまで具体的におばあちゃんの様子描くってどれだけ。そういうゲームなのこれは。
その前にも、「いつもひとりぼっちなの」というコッコちゃんという女の子がぽつんとやってくるようになったり、一時が万事生々しいです出てくる人物たちの抱えるものとか、会話の節々に出てくる事情が。
勿論、普段は明るく楽しい会話が殆どというか、天気の話に終始する、本当にただの挨拶を交わす間柄なんですが、いざイベントが起こったり、室内でのお茶会になったりすると、それぞれに話す内容が…生々しいです…凄く…。
この、普段は当たり障りなく楽しい話をしてるんだけど、二人っきりになって気が緩んだり、ふと何かが起こって誰かに聞いてもらいたい、的な絶妙な頻度で起こる重い内容の会話が、頂点突き抜けてリアリティがあります。楽しいだけが人性じゃないし、辛いだけが人性じゃない。だけどこれ、ガーデニングゲームだったはずなんだけど。
ヒロちゃんが別に、カウンセラーポジションにいるわけじゃないのがまたリアル。別にヒロちゃんは他の住人の機嫌を取るために、庭を育てているわけじゃないし、それこそ社交辞令の延長上でお茶に誘っているだけなんだけど、人として相手が真面目な話をしてくれば、それは真面目に対応しますよ、っていう立ち位置が凄くリアル。
彼女はご機嫌をとっているわけではない。自分より年少者であるコッコちゃんが、悲しそうな顔で話をすれば、それに対して「気を遣うことが当たり前に出来る」っていうだけの話。それって普通に人が意識しないでやってることなんだけど、それをよもやゲームでまざまざと見せ付けられるとは思わなんだ。
別にこれは、人との関わりを忘れないで都会砂漠から流れてきたヒロちゃんが田舎の人々と触れ合って真実の真心を探していく…なんつうゲームでは全くないので(大体人物に話しかけなくたってゲームは進むわけで)そんな深読みいちいち必要じゃないんだけど、思わず唸ってしまう会話の秀逸さが、それぞれの登場人物に振り分けられている、っていうのがこのゲームの上手さだなあ。
大体会話のバリエーションもありすぎです。おばあちゃんにせよ、庭に迷い込んでくる奴らにせよ、ただの挨拶一つとってもどれだけあるのかと。
あと、バリエーションが少なかったとしても、「こういうこと言いそうな人物がそういうことちゃんと言ってる」場合において、その言葉が何百回出てきたとしても、飽きが来ないっていう上手さもあります。挨拶一つとってもいちいちお見事。
お茶会っていうのは、登場人物たちと挨拶で親密度を上げていくと、自宅に呼べるっていうイベントなのですが、そこではボタンが振り分けられています。
相手が話すのは○ボタンで、自分が話すのは△。お茶菓子を食べるのは×。
この三種類を駆使して、光ったらタイミングよくボタンを押そう、っていう失敗要素あまりないようなイベントなんですが、ここでの個性の描き方も本当に上手い。
よくしゃべるプリムちゃんは、延々自分が話し続けたいので、○ボタンしか光らない。
かと思えば、ソウカナさんは、自分が殆ど話さないので、△ボタンしか光らない。だけど、相槌を打っている間にソウカナさん、勝手に親密度上がっていく、みたいな。
ただ指定されたボタンを押しているだけなのに、登場人物の個性ががっつり確立されるってのも、なかなか凄いなあ。
地味に第三者同士のイベントも連動していて、おまわりさんからミステリーサークルの話を聞いた後は、他の人物もそれについて言及したりと、細かなところもよく、出来てる…。
正直、そういう部分で楽しめるゲームだと思っていなかったのに変な大作RPGよりもよほど人間描写が秀逸でそういう方向でも物凄く楽しめるゲームです。
伏兵だった…。場つなぎにやるようなゲームじゃねえ…。こりゃふんどしを締めてかからないと…。
取り逃しているイベントとか、好感度上げ足りないような人物も山ほどいると思うので、これは何回やってもかなり楽しめそうです。
これ、作った人の人物ソースとかすげえ上手かったんだろうなあ。誰一人媚びてないし、萌えとかからかけ離れているんだけど、魅力だけはフル稼働っていうか。
いえ、私はソウカナファミリー全員萌えますが、それはこう萌えっていうよりは、純粋に好きだっていう恥ずかしい気持ちの方が強いっつーか(こういうことを言い出すと後々憤死したくなります)。
四年目に突入し、ヒロちゃんの庭をとりまく人間模様がドロドロしてまいりました。
なんだよこのゲーム…。可愛い絵柄に可愛い登場人物で、明るく楽しい日の光がそそぐ庭を作る、っていうファンシーなゲームじゃなかったのか…。
大体、おばあちゃんの具合が悪くなってヘルパーが通うようになるって、それどんなリアル? いつの時代のゲーム? これってPSのゲームだよね? そのご時勢ここまで具体的におばあちゃんの様子描くってどれだけ。そういうゲームなのこれは。
その前にも、「いつもひとりぼっちなの」というコッコちゃんという女の子がぽつんとやってくるようになったり、一時が万事生々しいです出てくる人物たちの抱えるものとか、会話の節々に出てくる事情が。
勿論、普段は明るく楽しい会話が殆どというか、天気の話に終始する、本当にただの挨拶を交わす間柄なんですが、いざイベントが起こったり、室内でのお茶会になったりすると、それぞれに話す内容が…生々しいです…凄く…。
この、普段は当たり障りなく楽しい話をしてるんだけど、二人っきりになって気が緩んだり、ふと何かが起こって誰かに聞いてもらいたい、的な絶妙な頻度で起こる重い内容の会話が、頂点突き抜けてリアリティがあります。楽しいだけが人性じゃないし、辛いだけが人性じゃない。だけどこれ、ガーデニングゲームだったはずなんだけど。
ヒロちゃんが別に、カウンセラーポジションにいるわけじゃないのがまたリアル。別にヒロちゃんは他の住人の機嫌を取るために、庭を育てているわけじゃないし、それこそ社交辞令の延長上でお茶に誘っているだけなんだけど、人として相手が真面目な話をしてくれば、それは真面目に対応しますよ、っていう立ち位置が凄くリアル。
彼女はご機嫌をとっているわけではない。自分より年少者であるコッコちゃんが、悲しそうな顔で話をすれば、それに対して「気を遣うことが当たり前に出来る」っていうだけの話。それって普通に人が意識しないでやってることなんだけど、それをよもやゲームでまざまざと見せ付けられるとは思わなんだ。
別にこれは、人との関わりを忘れないで都会砂漠から流れてきたヒロちゃんが田舎の人々と触れ合って真実の真心を探していく…なんつうゲームでは全くないので(大体人物に話しかけなくたってゲームは進むわけで)そんな深読みいちいち必要じゃないんだけど、思わず唸ってしまう会話の秀逸さが、それぞれの登場人物に振り分けられている、っていうのがこのゲームの上手さだなあ。
大体会話のバリエーションもありすぎです。おばあちゃんにせよ、庭に迷い込んでくる奴らにせよ、ただの挨拶一つとってもどれだけあるのかと。
あと、バリエーションが少なかったとしても、「こういうこと言いそうな人物がそういうことちゃんと言ってる」場合において、その言葉が何百回出てきたとしても、飽きが来ないっていう上手さもあります。挨拶一つとってもいちいちお見事。
お茶会っていうのは、登場人物たちと挨拶で親密度を上げていくと、自宅に呼べるっていうイベントなのですが、そこではボタンが振り分けられています。
相手が話すのは○ボタンで、自分が話すのは△。お茶菓子を食べるのは×。
この三種類を駆使して、光ったらタイミングよくボタンを押そう、っていう失敗要素あまりないようなイベントなんですが、ここでの個性の描き方も本当に上手い。
よくしゃべるプリムちゃんは、延々自分が話し続けたいので、○ボタンしか光らない。
かと思えば、ソウカナさんは、自分が殆ど話さないので、△ボタンしか光らない。だけど、相槌を打っている間にソウカナさん、勝手に親密度上がっていく、みたいな。
ただ指定されたボタンを押しているだけなのに、登場人物の個性ががっつり確立されるってのも、なかなか凄いなあ。
地味に第三者同士のイベントも連動していて、おまわりさんからミステリーサークルの話を聞いた後は、他の人物もそれについて言及したりと、細かなところもよく、出来てる…。
正直、そういう部分で楽しめるゲームだと思っていなかったのに変な大作RPGよりもよほど人間描写が秀逸でそういう方向でも物凄く楽しめるゲームです。
伏兵だった…。場つなぎにやるようなゲームじゃねえ…。こりゃふんどしを締めてかからないと…。
取り逃しているイベントとか、好感度上げ足りないような人物も山ほどいると思うので、これは何回やってもかなり楽しめそうです。
これ、作った人の人物ソースとかすげえ上手かったんだろうなあ。誰一人媚びてないし、萌えとかからかけ離れているんだけど、魅力だけはフル稼働っていうか。
いえ、私はソウカナファミリー全員萌えますが、それはこう萌えっていうよりは、純粋に好きだっていう恥ずかしい気持ちの方が強いっつーか(こういうことを言い出すと後々憤死したくなります)。