『ウルヴァリン:X-MEN ゼロ』公式サイト
結局、ウルヴァリンの女の趣味はこの頃から変わってないんだなという映画でした。
いや、だってヒロインの女性、そのまんまジーンですよ!
ちょっとプエルトリカンで色素が濃い感じの女がウルヴァリンは好みなのか、と再確認できました。
アクションシーンは迫力があるし、ウルヴァリンと兄貴の戦闘や、拳銃使いも見ものなのですが、こう、我々が想像するミュータントの超能力超常対決は正直ありません。
ストームとか、サイクロプスを期待するとつらいというか。
CFで流れるカード使いも、実際殆ど出番はありませんし、サイクロプスとか本編で出てきた人たちの異能ぶりが逆に目立ってましたね。
一生懸命本編とつじつまを合わせようと頑張っているのはよくわかるので、そういう意味では佳作。
そうでないと普通、という内容でした。
ただ、やっぱりウルヴァリンのウォーズマンみたいな爪とか、サイクロップスの超能力とか、様式美的なものは個人的に好みなので、「何故お前は常に上半身裸で山の上にいるんだよ」とかつまらぬ突込みをしながら、スカっと見られる作品だと思います。
何でも、スピンオフでマグニートーの若い頃が描かれるらしく、そちらがむしろ超楽しみです。
マグニートーの能力は本当に映えるよなあ!
『仮面ライダー THE FIRST』
「受け継ぐのは、魂」
キャッチコピーだけかっこいい作品。
いやあしかし、酷かった。
私自身、仮面ライダー作品は実はひとつも見たことがなく(いわゆる平成ライダーの電王のみ)思い入れも何もあったもんじゃない、いわば白紙の状態で見たのですが、それにしたってこの脚本の酷さはなんだ!
ようするに、一号と二号の恋愛関係のいざこざ、っていうんですか。それが主題で物語が進みます。
別にいいんですよ、女取り合ったって。
むしろ、「たとえ世界全てを敵に回しても俺はその女を取る」っていうのは、黄金のロマンですから。
ですが、前知識がない分、別に改造人間の悲哀とか、そういうものに主軸をおいてもらいたいわけではない私が見ていても、このヒロイン含めた恋愛模様が陳腐すぎる。
王道が悪いというのではないし、ベタが悪いとも思いません。
でも、ベタっていうものは全体的な作品の符号が取れた上で、質が「ベタ」であるから面白いのであって、恋愛部分だけがベタとか、感情発露の演出だけがベタだと、違和感を感じて仕方がないです。
役者陣がそろいもそろって演技が微妙なのは、もうデビルマンほどじゃなかったとあきらめるとしても、ヒロインの感情移入できなさ加減は半端なかったです。
婚約者を殺された場所に居合わせた本郷を、警察に通報するわけでもなく、ただ「真実を暴く」とかわけのわからないことを言う。あの状況では婚約者は普通に殺されただけであって、真相も何もあったものではないのに。
その挙句、一号に助けられてはよろめき、婚約者に似ている(婚約者なのか?)二号によろめき、猿回しの猿のように、都合よく襲われたり、そして個人的に一番うへえ、と思ったのが、都合よく気絶する。
気絶って、便利に仕える技なんでしょうが、作中であまりにヒロインが気絶するので、本当に気分が萎えました。一回や二回じゃないんだぜ! 脚本が「ここは眠ってて欲しい」という場所で都合よく気を失うので、見ていてげんなりしました。
大体、ヘルメットだけ外して他は一号スーツの本郷を目撃したのに、ヘルメットかぶった一号に「貴方は誰なの? その素顔を見せて」とか馬鹿じゃないのかお前。
物語にのれなかった理由の半分は、このヒロインだと思います。
そのヒロインを一号二号が取り合うってんだから、そりゃあ物語に感情移入できるはずもなく。
二号も、あれだったら婚約者殺さないで、ショッカーたちにさらわれるのを目撃した、とかにしときゃあ良かったのに。
それなら、二号がヒロインに固執する理由(人間だった頃の記憶が残ってるとか)だって説明がつくし、大体お前最後さわやかに去って終わったけど、自分の体の異変どうすんの?(改造されたせいで定期的にショッカーでメンテナンスを受けないと駄目、っていう描写が途中あるんだけど………何も解決しないままで終わる)
ついでに、一号が何でメンテナンスがいらないのか、という理由もなし。
逆に唯一のメンテナンスのいらない成功例なら、二号とは違う特別描写が絶対いるだろうが! 不死鳥のごとくピンチからよみがえるとかさあ!
大体、改造されてヒロインに付きまとわれているのに、普通に大学生活に戻っているあたり、一号のやりたいことはわけがわかりません。
仮面ライダーの造形などは、非常に良かったです。
変身シーンも厳密にはないのですが(ヘルメットはただかぶる仕様なので)ベルトがアップになり、そこから虫を思い出させるライダースーツがアップになると、非常に迫力があります。
スーツのデザインもシャープで、こう甘い要素がなく、セクシーさすら感じられるいいデザインでした。
二号のほうが明るくて、一号は色合いも含めてダークな印象が強いのもポイント高し。
途中出てくる、コブラとスネーク怪人のデザインも、カッコよくて素敵でした。
クモ怪人とか、コウモリ怪人とかが、かっこいいというよりは、ノスタルジーのあるデザインだけに、わざと対比になるように、現代風デザインの怪人も置いているんだと思いますが、どちらも素敵でした。
派手な必殺技もありませんが、敵を倒すのはきりもみキックであったり、ダブルライダーキックだったりする、人間が元になった改造人間の魅力満載で、アクションシーン(いい意味で古臭いワイヤーアクション)はとても楽しめました。
役者陣はまあ、コブラとスネークの中の二人が一番頑張ってたんじゃないかと。上手かったし、女の子は可愛かったし。
ベテラン勢はともかくとして、まあ一号、二号、ヒロインはノーコメントレベルでした。
個人的には、借りたDVDのメインメニュー画面で並ぶ二人の絵が一番良かったです(もう物語ですらない)。
『仮面ライダー THE NEXT』
ディスカスが一緒に送ってきてしまったので、逃げようがありませんでした。
前作から二年経っているわけですが、全裸に黄色いマフラーで怪人が現れた時は、目が点に。
あ、でもただ黄色いマフラー集団はデザイン的にも凄くカッコよくて良かったですよ。萌えました。
その後、思いがけずホラーな場面ばかり(しかも妙に力が入っている)が続きますが、一文字がクラブでドンペリ頼んだりしているシーンもあったりと、笑いとそうでない部分の温度差が激しすぎます。
しかし秘密組織に追われているにも関わらず、堂々と教師になって生活している本郷に仰天。
ただ、キャラクラーとしては本郷凄く立ってました。お人よしで生徒に馬鹿にされている、及び腰で情けない男。
それでも、生徒を懸命に助けようとして、結果正体がバレてしまう。
本郷、ドジっ子としてかなりの昇格を果たしてました。
不法侵入時に、「失礼しま~す」とか、恐る恐る入ってみたり、甘党でコーヒーに砂糖四杯入れてみたり。
一文字とは、びっくりするくらいホモ疑惑が漂っていてそちらもびっくり。
「お前友達っていったら俺だけだろ」
「そういうお前もな」
ギエエエエ!
ほぼ相思相愛なんじゃないか、というくらいの構いっぷりに仰天。
血液汚染が治らないままの一文字に、当身を食らわし、最後の戦いに赴かせないようにするなんて、それどんなヒロイン扱いだ。
今回、前作におけるヒロイン担当が不在なのは、それはそれでよかったです。生徒はあくまで本郷にとって庇護対象であって愛情じゃないし、謎の包帯少女関係は風見の領分なので。
本郷は、善人だから一文字が心配だし、ショッカーは倒さないといけないと思っているという、素直な性格表現は中々良かったのではないかと。
こいつはキャラ立ったなあ。一文字もかっこつけのうっかり君で可愛かったです。
前作登場人物の二人は良かったですが、肝心のV3こと風見の物語は正直弱い!
妹であるチハルも怪奇事件に関わっているんだかいないんだか。面と向かってショッカーを止めてくれと言われたわけでもなく、そう思い込んでショッカーを裏切る風見の頭の悪さは一体………。
実際、チハルが替え玉になっていて実の妹ではない、ということとショッカーのやってたことは別にイコールでもなんでもない(そっちはそっち芸能界裏話のようなもんで)ので、実際風見が妹のことを心配するからといって、それがショッカーに敵対する理由にはならないんですよね。
結局、貞子のように怪奇事件を起こしていたのは、チハルの亡霊? というか精神体みたいな扱いでオッケーなんでしょうか。肉体は廃棄場にいたわけだし。そうなると、チハルはチハルで手当たり次第にそこらへんの人を殺していた、ってことですよねえ。ファンクラブ会長とか普通にかわいそうじゃないか。
これも、ごく普通に風見を利用するために、ショッカーは自殺したチハルをナノマシンで生き返らせて、だからこそ風見はしたがっていたのに、実際死の原因はそのナノマシンだった、とかそれでよかったんじゃ………。
都市伝説的な、アイドル整形替え玉とか、あの辺全部いらないよなあ。
やっぱり今回もシナリオはぐったり、というデキでしたが、前作より極端にキャラ立ちには成功していると思うので、そういう意味では面白かったです。
個人的にはもう少しV3に活躍の場が欲しかったですが………。
結局、ウルヴァリンの女の趣味はこの頃から変わってないんだなという映画でした。
いや、だってヒロインの女性、そのまんまジーンですよ!
ちょっとプエルトリカンで色素が濃い感じの女がウルヴァリンは好みなのか、と再確認できました。
アクションシーンは迫力があるし、ウルヴァリンと兄貴の戦闘や、拳銃使いも見ものなのですが、こう、我々が想像するミュータントの超能力超常対決は正直ありません。
ストームとか、サイクロプスを期待するとつらいというか。
CFで流れるカード使いも、実際殆ど出番はありませんし、サイクロプスとか本編で出てきた人たちの異能ぶりが逆に目立ってましたね。
一生懸命本編とつじつまを合わせようと頑張っているのはよくわかるので、そういう意味では佳作。
そうでないと普通、という内容でした。
ただ、やっぱりウルヴァリンのウォーズマンみたいな爪とか、サイクロップスの超能力とか、様式美的なものは個人的に好みなので、「何故お前は常に上半身裸で山の上にいるんだよ」とかつまらぬ突込みをしながら、スカっと見られる作品だと思います。
何でも、スピンオフでマグニートーの若い頃が描かれるらしく、そちらがむしろ超楽しみです。
マグニートーの能力は本当に映えるよなあ!
『仮面ライダー THE FIRST』
「受け継ぐのは、魂」
キャッチコピーだけかっこいい作品。
いやあしかし、酷かった。
私自身、仮面ライダー作品は実はひとつも見たことがなく(いわゆる平成ライダーの電王のみ)思い入れも何もあったもんじゃない、いわば白紙の状態で見たのですが、それにしたってこの脚本の酷さはなんだ!
ようするに、一号と二号の恋愛関係のいざこざ、っていうんですか。それが主題で物語が進みます。
別にいいんですよ、女取り合ったって。
むしろ、「たとえ世界全てを敵に回しても俺はその女を取る」っていうのは、黄金のロマンですから。
ですが、前知識がない分、別に改造人間の悲哀とか、そういうものに主軸をおいてもらいたいわけではない私が見ていても、このヒロイン含めた恋愛模様が陳腐すぎる。
王道が悪いというのではないし、ベタが悪いとも思いません。
でも、ベタっていうものは全体的な作品の符号が取れた上で、質が「ベタ」であるから面白いのであって、恋愛部分だけがベタとか、感情発露の演出だけがベタだと、違和感を感じて仕方がないです。
役者陣がそろいもそろって演技が微妙なのは、もうデビルマンほどじゃなかったとあきらめるとしても、ヒロインの感情移入できなさ加減は半端なかったです。
婚約者を殺された場所に居合わせた本郷を、警察に通報するわけでもなく、ただ「真実を暴く」とかわけのわからないことを言う。あの状況では婚約者は普通に殺されただけであって、真相も何もあったものではないのに。
その挙句、一号に助けられてはよろめき、婚約者に似ている(婚約者なのか?)二号によろめき、猿回しの猿のように、都合よく襲われたり、そして個人的に一番うへえ、と思ったのが、都合よく気絶する。
気絶って、便利に仕える技なんでしょうが、作中であまりにヒロインが気絶するので、本当に気分が萎えました。一回や二回じゃないんだぜ! 脚本が「ここは眠ってて欲しい」という場所で都合よく気を失うので、見ていてげんなりしました。
大体、ヘルメットだけ外して他は一号スーツの本郷を目撃したのに、ヘルメットかぶった一号に「貴方は誰なの? その素顔を見せて」とか馬鹿じゃないのかお前。
物語にのれなかった理由の半分は、このヒロインだと思います。
そのヒロインを一号二号が取り合うってんだから、そりゃあ物語に感情移入できるはずもなく。
二号も、あれだったら婚約者殺さないで、ショッカーたちにさらわれるのを目撃した、とかにしときゃあ良かったのに。
それなら、二号がヒロインに固執する理由(人間だった頃の記憶が残ってるとか)だって説明がつくし、大体お前最後さわやかに去って終わったけど、自分の体の異変どうすんの?(改造されたせいで定期的にショッカーでメンテナンスを受けないと駄目、っていう描写が途中あるんだけど………何も解決しないままで終わる)
ついでに、一号が何でメンテナンスがいらないのか、という理由もなし。
逆に唯一のメンテナンスのいらない成功例なら、二号とは違う特別描写が絶対いるだろうが! 不死鳥のごとくピンチからよみがえるとかさあ!
大体、改造されてヒロインに付きまとわれているのに、普通に大学生活に戻っているあたり、一号のやりたいことはわけがわかりません。
仮面ライダーの造形などは、非常に良かったです。
変身シーンも厳密にはないのですが(ヘルメットはただかぶる仕様なので)ベルトがアップになり、そこから虫を思い出させるライダースーツがアップになると、非常に迫力があります。
スーツのデザインもシャープで、こう甘い要素がなく、セクシーさすら感じられるいいデザインでした。
二号のほうが明るくて、一号は色合いも含めてダークな印象が強いのもポイント高し。
途中出てくる、コブラとスネーク怪人のデザインも、カッコよくて素敵でした。
クモ怪人とか、コウモリ怪人とかが、かっこいいというよりは、ノスタルジーのあるデザインだけに、わざと対比になるように、現代風デザインの怪人も置いているんだと思いますが、どちらも素敵でした。
派手な必殺技もありませんが、敵を倒すのはきりもみキックであったり、ダブルライダーキックだったりする、人間が元になった改造人間の魅力満載で、アクションシーン(いい意味で古臭いワイヤーアクション)はとても楽しめました。
役者陣はまあ、コブラとスネークの中の二人が一番頑張ってたんじゃないかと。上手かったし、女の子は可愛かったし。
ベテラン勢はともかくとして、まあ一号、二号、ヒロインはノーコメントレベルでした。
個人的には、借りたDVDのメインメニュー画面で並ぶ二人の絵が一番良かったです(もう物語ですらない)。
『仮面ライダー THE NEXT』
ディスカスが一緒に送ってきてしまったので、逃げようがありませんでした。
前作から二年経っているわけですが、全裸に黄色いマフラーで怪人が現れた時は、目が点に。
あ、でもただ黄色いマフラー集団はデザイン的にも凄くカッコよくて良かったですよ。萌えました。
その後、思いがけずホラーな場面ばかり(しかも妙に力が入っている)が続きますが、一文字がクラブでドンペリ頼んだりしているシーンもあったりと、笑いとそうでない部分の温度差が激しすぎます。
しかし秘密組織に追われているにも関わらず、堂々と教師になって生活している本郷に仰天。
ただ、キャラクラーとしては本郷凄く立ってました。お人よしで生徒に馬鹿にされている、及び腰で情けない男。
それでも、生徒を懸命に助けようとして、結果正体がバレてしまう。
本郷、ドジっ子としてかなりの昇格を果たしてました。
不法侵入時に、「失礼しま~す」とか、恐る恐る入ってみたり、甘党でコーヒーに砂糖四杯入れてみたり。
一文字とは、びっくりするくらいホモ疑惑が漂っていてそちらもびっくり。
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今回、前作におけるヒロイン担当が不在なのは、それはそれでよかったです。生徒はあくまで本郷にとって庇護対象であって愛情じゃないし、謎の包帯少女関係は風見の領分なので。
本郷は、善人だから一文字が心配だし、ショッカーは倒さないといけないと思っているという、素直な性格表現は中々良かったのではないかと。
こいつはキャラ立ったなあ。一文字もかっこつけのうっかり君で可愛かったです。
前作登場人物の二人は良かったですが、肝心のV3こと風見の物語は正直弱い!
妹であるチハルも怪奇事件に関わっているんだかいないんだか。面と向かってショッカーを止めてくれと言われたわけでもなく、そう思い込んでショッカーを裏切る風見の頭の悪さは一体………。
実際、チハルが替え玉になっていて実の妹ではない、ということとショッカーのやってたことは別にイコールでもなんでもない(そっちはそっち芸能界裏話のようなもんで)ので、実際風見が妹のことを心配するからといって、それがショッカーに敵対する理由にはならないんですよね。
結局、貞子のように怪奇事件を起こしていたのは、チハルの亡霊? というか精神体みたいな扱いでオッケーなんでしょうか。肉体は廃棄場にいたわけだし。そうなると、チハルはチハルで手当たり次第にそこらへんの人を殺していた、ってことですよねえ。ファンクラブ会長とか普通にかわいそうじゃないか。
これも、ごく普通に風見を利用するために、ショッカーは自殺したチハルをナノマシンで生き返らせて、だからこそ風見はしたがっていたのに、実際死の原因はそのナノマシンだった、とかそれでよかったんじゃ………。
都市伝説的な、アイドル整形替え玉とか、あの辺全部いらないよなあ。
やっぱり今回もシナリオはぐったり、というデキでしたが、前作より極端にキャラ立ちには成功していると思うので、そういう意味では面白かったです。
個人的にはもう少しV3に活躍の場が欲しかったですが………。
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『『逆転裁判』の巧舟氏が手掛ける完全新作ミステリー『ゴースト トリック』始動!!』
『ゴーストトリック』公式サイト
私の中で逆転裁判シリーズはナルホドの崩壊と共に終わったので、気分を新たにこちらの作品は期待大です。
たった一晩の推理劇っていうのが燃えますね。
先ほど、yahooのトップページで、
「カムイ伝をまとめてよもう!」
みたいなキャンペーンがやっており、本気で「待て!」と叫びそうになりました。
私実際、CFで『カムイ外伝』を見たときも、
「ええ!? あの漫画映画化するの!? 色々な意味で放送禁止じゃないの!?」
と仰天したものでした。
すぐに「あ、外伝か………」と気づいたんですが、どちらにせよ、松山ケンイチ目当てとか、アクション映画目当てで、本家『カムイ伝』を読むのは厳しいと思います。
実は『カムイ外伝』は読んだことがないので、どういう作品なのかわからないのですが、少なくとも、yahooの口車に乗って、若いお姉さんたちが 『カムイ伝』を読むと、痛い目見ます。確実に。
基本的に、『カムイ伝』はアクション漫画ではありません。
侍に百姓、エタ、ヒニン、という差別社会の中での人々の生き様を描いた作品で、正直私も読んでいてつらかったです。
侍同士のイザコザとか、カムイ中心の忍の話題ならともかく、百姓中心の物語になると、重い以外の何ものでもないので。
拷問されて死ぬ。はりつけにされて死ぬ。火あぶりになって死ぬ。一揆の首謀者として、焼け爛れた鉛を飲む。舌を抜かれる。虫に食われて死ぬ。
漫画の半分は、それぞれの死が描かれます。生きている以上、死の描写は避けて通れないのはわかりますが、それにしても読んでいて本当につらいです。
前半はまだ、エンターテインメントとして「楽しめる」部分もあるんですが、後半に従って生きていく=苦しみぬいて殺されるみたいな図式が確立されてしまうので、後味は全くよくありません。
実家にいるとき、文庫本で全巻読んだのですが(父親購入。今にして思えば実家の本棚は本当にカオスだった)その文庫の表紙も、確か最終巻、処刑された生首が怨念むき出しの顔のまま、口を開けて並んでいる、という見ただけで目を背けたくなるような絵だったのを覚えています。(どうやら旧小学館文庫らしい。画像を探してみたんだけど見当たらなかった)
ただ、別にアクション色が強そうな映画が悪い、というわけではないのです。
前述したとおり、私は『カムイ外伝』を読んだことがないので、そちらの色はアクション性が強かったのかもしれませんし、画面から流れる迫力が重視の映画において、アクション方向に路線が変わったとしても当たり前だと思います。
原作において、殺伐としたシーンばかりが多くなるのも、これも当たり前なのです。身分違い、土と血を噛んでも生きていかねばならない百姓たちの話が、明るいわけなどないのですから、そこにほのぼの要素などはなから比重が多くなるわけがない。
ただ、それでも生活の中には笑いがあって、楽しみがあって、恋があって、とそういう要素が前半では少なからずあったのに、後半に行くに従って少なくなってしまうのが、これも至極当然の流れなのですが、当然だけにつらい、という印象が強いのです。
絵柄としての変化もあるのでしょうが(段々と線が多くなり、陰影が強くなり、頭身が高くなる)画面から出てくる迫力とはあいまって、非常に印象の強い漫画でした。
なんていうか、藤田数日郎の生首ごろん、は全然怖くないけど(あの人は人間以外の死に様は凄く生々しいけど、人が死ぬ場面はモブであろうが主役であろうが、正直あんまり怖くない)白土三平の描く絵からの人の死に様は、目が釘付けにならずをえないし、逆に思わず目を逸らしてしまう、両極端な魅力があるというか。
殺伐としたシーン以外も、非常に絵柄は洗練されていてシャープです。古臭くは全くないと思います。今風でなくても、基本上手い人の絵は見ていて飽きがこないし、実際、この人の描く女性はとにかく可愛く、青年はひたすらかっこいいので、女性には受け入れやすいんじゃないかと。
三頭身の子どもとかも、凄く可愛いですよ。顔も目もまんまるで、手足に関節がないようなやわらかい棒みたいで。この辺、やはり手塚時代を感じますね。
女性のきれいさも必見。ペンタッチが強弱がはっきりしている、ゆるやかなものなので、ボディラインはシンプルですが見ごたえがあります。
野郎どももねえ。赤目が超カッコよくってさあ。(どうしてもこういう感想をいれずにはいられない)
個人的には、赤目、一角、右近の野郎三人は当時から大好きでした。誰一人まともな死に方しなかったけどね! 特に右近とか酷かった!(泣笑)
漫画としては、話の内容も、絵柄としても一級品なのでお勧め。カラー絵も凄くきれいです。旧文庫は連載していたガロの表紙だったらしいんですが、あれ表紙だけでも凄く見ごたえあったなあ。
ただし、いずれにせよ要覚悟ということでひとつ。
そういえば、『忍者武芸帳』も読んだはずなんですが、正直あまり記憶に残ってません。なんでだろう、普通に面白かったのは覚えてるんですが………。
ただ、その頃から私は、作者が描く常にどちらかから風が吹いていないと目が見えない髪形をしている男が大好きでした。影丸………超かっこいいよ………。
『ゴーストトリック』公式サイト
私の中で逆転裁判シリーズはナルホドの崩壊と共に終わったので、気分を新たにこちらの作品は期待大です。
たった一晩の推理劇っていうのが燃えますね。
先ほど、yahooのトップページで、
「カムイ伝をまとめてよもう!」
みたいなキャンペーンがやっており、本気で「待て!」と叫びそうになりました。
私実際、CFで『カムイ外伝』を見たときも、
「ええ!? あの漫画映画化するの!? 色々な意味で放送禁止じゃないの!?」
と仰天したものでした。
すぐに「あ、外伝か………」と気づいたんですが、どちらにせよ、松山ケンイチ目当てとか、アクション映画目当てで、本家『カムイ伝』を読むのは厳しいと思います。
実は『カムイ外伝』は読んだことがないので、どういう作品なのかわからないのですが、少なくとも、yahooの口車に乗って、若いお姉さんたちが 『カムイ伝』を読むと、痛い目見ます。確実に。
基本的に、『カムイ伝』はアクション漫画ではありません。
侍に百姓、エタ、ヒニン、という差別社会の中での人々の生き様を描いた作品で、正直私も読んでいてつらかったです。
侍同士のイザコザとか、カムイ中心の忍の話題ならともかく、百姓中心の物語になると、重い以外の何ものでもないので。
拷問されて死ぬ。はりつけにされて死ぬ。火あぶりになって死ぬ。一揆の首謀者として、焼け爛れた鉛を飲む。舌を抜かれる。虫に食われて死ぬ。
漫画の半分は、それぞれの死が描かれます。生きている以上、死の描写は避けて通れないのはわかりますが、それにしても読んでいて本当につらいです。
前半はまだ、エンターテインメントとして「楽しめる」部分もあるんですが、後半に従って生きていく=苦しみぬいて殺されるみたいな図式が確立されてしまうので、後味は全くよくありません。
実家にいるとき、文庫本で全巻読んだのですが(父親購入。今にして思えば実家の本棚は本当にカオスだった)その文庫の表紙も、確か最終巻、処刑された生首が怨念むき出しの顔のまま、口を開けて並んでいる、という見ただけで目を背けたくなるような絵だったのを覚えています。(どうやら旧小学館文庫らしい。画像を探してみたんだけど見当たらなかった)
ただ、別にアクション色が強そうな映画が悪い、というわけではないのです。
前述したとおり、私は『カムイ外伝』を読んだことがないので、そちらの色はアクション性が強かったのかもしれませんし、画面から流れる迫力が重視の映画において、アクション方向に路線が変わったとしても当たり前だと思います。
原作において、殺伐としたシーンばかりが多くなるのも、これも当たり前なのです。身分違い、土と血を噛んでも生きていかねばならない百姓たちの話が、明るいわけなどないのですから、そこにほのぼの要素などはなから比重が多くなるわけがない。
ただ、それでも生活の中には笑いがあって、楽しみがあって、恋があって、とそういう要素が前半では少なからずあったのに、後半に行くに従って少なくなってしまうのが、これも至極当然の流れなのですが、当然だけにつらい、という印象が強いのです。
絵柄としての変化もあるのでしょうが(段々と線が多くなり、陰影が強くなり、頭身が高くなる)画面から出てくる迫力とはあいまって、非常に印象の強い漫画でした。
なんていうか、藤田数日郎の生首ごろん、は全然怖くないけど(あの人は人間以外の死に様は凄く生々しいけど、人が死ぬ場面はモブであろうが主役であろうが、正直あんまり怖くない)白土三平の描く絵からの人の死に様は、目が釘付けにならずをえないし、逆に思わず目を逸らしてしまう、両極端な魅力があるというか。
殺伐としたシーン以外も、非常に絵柄は洗練されていてシャープです。古臭くは全くないと思います。今風でなくても、基本上手い人の絵は見ていて飽きがこないし、実際、この人の描く女性はとにかく可愛く、青年はひたすらかっこいいので、女性には受け入れやすいんじゃないかと。
三頭身の子どもとかも、凄く可愛いですよ。顔も目もまんまるで、手足に関節がないようなやわらかい棒みたいで。この辺、やはり手塚時代を感じますね。
女性のきれいさも必見。ペンタッチが強弱がはっきりしている、ゆるやかなものなので、ボディラインはシンプルですが見ごたえがあります。
野郎どももねえ。赤目が超カッコよくってさあ。(どうしてもこういう感想をいれずにはいられない)
個人的には、赤目、一角、右近の野郎三人は当時から大好きでした。誰一人まともな死に方しなかったけどね! 特に右近とか酷かった!(泣笑)
漫画としては、話の内容も、絵柄としても一級品なのでお勧め。カラー絵も凄くきれいです。旧文庫は連載していたガロの表紙だったらしいんですが、あれ表紙だけでも凄く見ごたえあったなあ。
ただし、いずれにせよ要覚悟ということでひとつ。
そういえば、『忍者武芸帳』も読んだはずなんですが、正直あまり記憶に残ってません。なんでだろう、普通に面白かったのは覚えてるんですが………。
ただ、その頃から私は、作者が描く常にどちらかから風が吹いていないと目が見えない髪形をしている男が大好きでした。影丸………超かっこいいよ………。
久しぶりに『シド』三人組創作「三人組のBGM」更新です。
内容としてはいつもと同じですな。
殆どトップページを更新する機会がないせいか、自分のサイトのULR覚えてません。(最低)
漠然と、こんなだったかなあというのはあるんですが………。
それぞれのコンテンツのほうがまだいじる機会がありますしね。
なんちゅうことはない絵。
現実的に池波は澤田以上に音楽に関して興味がないような気がします。
さすがに芸術関係は全部網羅しているとは思えませんが、教えてもらえれば即一通りできそうな。
泡坂は音楽的なセンスは人並み。
澤田ははなからあるわきゃない。
内容としてはいつもと同じですな。
殆どトップページを更新する機会がないせいか、自分のサイトのULR覚えてません。(最低)
漠然と、こんなだったかなあというのはあるんですが………。
それぞれのコンテンツのほうがまだいじる機会がありますしね。
なんちゅうことはない絵。
現実的に池波は澤田以上に音楽に関して興味がないような気がします。
さすがに芸術関係は全部網羅しているとは思えませんが、教えてもらえれば即一通りできそうな。
泡坂は音楽的なセンスは人並み。
澤田ははなからあるわきゃない。
『ウィル・オ・ウィスプ ポータブル』公式サイト
以前、オトメイトで発売されたソフトと、『イースターの奇跡』というファンディスクが一緒になってPSP版です。
あくまで、イースターの奇跡はおまけ的な扱いなのでしょうが、そっちのほうが物語面白かったな。
このゲーム、ほぼ物語が金太郎飴です。
最初の始まりから、最後のオチまで全部一緒。
落とすキャラクターが違っても、二日目に何かが起きて、三日目に何かが起きる、のその何かがが一緒。
そこで語られることが違うとしても、過程が全員同じなので、一人を落とした時点で物語としては完璧に飽きました。
にやりとする台詞がないわけではないんですが(にやりという表現もどうかと)それにしたって、最後の感動的なシーンまで五人全員一緒じゃあ、物語として楽しめないですよ。
だからといって、作業的な要素はないので、嫌でも同じ段階を踏んで別のキャラクターと付き合わねばならず、その物語そのものが結構苦痛です。
これが、完全に作業ゲーで、っていうのなら語られない部分とかぶっ飛ばされた部分とかで、脳内補完できるのでしょうが、一応物語性のあるゲームなので、そんなゆとりはなく、ただひたすら残念な印象でした。
しかもこのゲームの既読スキップは、どうやらルート別にわかれているらしく、完璧に同じ台詞見た、同じシチュエーション見た、と思っても狙ってる奴が違うとスキップが適応されないという、どうしようもない仕様で、さらにイライラ感が増しました。
それに途中で気づいてからは強制スキップの嵐ですよ。
ここで、展開が同じだから別にスキップで見逃しても構わないだろう、と思えてしまうのも、金太郎飴シナリオの弊害でもあります。
そのシナリオに関しても、色々思うところありでして。
特別な力を持つ人形師の少女が、精霊人形たちと愛をはぐくんでいく、というのが大まかな流れなのですが、その特別な力の解明、一切ありません。
シャムロックという過去の人形師の力を受け継いでいるんだということだけで作中の人物たちは勝手に納得してしまいます。
遊んでいる側は、唐突にそんなこと言われても面食らうだけなのですが、とにかくこの少女は力があるからそれで納得してもらわないと話が進まないから、とばかりに置いてけぼりの展開に、こっちは唖然とするばかりです。
おまけに、人形はそれぞれ固有のオーナーを持っているところから始まるのですが、この必然性もよくわからない。
途中で理由があって人形たちの所有権をよこせ的な流れに絶対になってしまうのですが(金太郎飴だからね)これこそ、不思議な力がある前提であれば、不思議な力で主人公が全員よみがえらせればいいんじゃねえの? とか思ってしまいます。
バラバラで見つかる(しかも勝手に)理由がよくわからないんですよね。大体、どうやってオーナーになったのか、主人公以外一切語られないっていうのも、意味がわからないし。
結局、主人公と初手から遂になるのは、ウィルという人形オンリーなのですが、それを差し置いて他の人形たちと仲良くなる過程は、やはり不自然です。
ウィル自身にとにかく不思議な力でしか目覚められない理由があるだけに、(だからといってこいつがデフォルトヒーローという印象は全くない。金太郎飴だから)他の連中が主人公を特別とみなすのが、突如振って沸いた不思議力のせいではない(せいであってもその上で)という動機が非常に弱く、シナリオとしては正直全体のレベルは低いかな、と思います。
最終的には、フラグを上手く立てると人形が人間になるわけですが、それ以外全部消えるという、これさあ、素直にハッピーとか思えないだろう、というオチで、しかもやはりこれを五体分見るわけですから、感動は砕けました。
要所要所の台詞には上手い部分も多々あるのですが、これが作業ゲーならそれだけ抜粋することもできましょうが、物語性があるだけに、そこに行き着くまでの過程でダレる、少なくとも言葉は違えども同じシチュエーションで主人公が何に悩んでいるのかこっちが「わかっている」状態で、心に響く台詞を言わせるのは至難の業です。
言っていたとしても、白紙のままから受ける印象とは明らかに違ってきてしまいますし。
本編のシナリオが正直残念だっただけに、ファンディスク的なものはどうかなあ、と思っていたのですが、こちらはむしろ本編よりもいいできでした。
全員そろっているところから始まるので、人形同士の兼ね合いや、主人公を互いに取られまいと必死になる様子などは、それぞれの個性もわかりますし、乙女ゲームの面目躍如ですね。
残り少ない時間を、どれだけ主人公と過ごそうとするか。
その接し方に個性が出ていて、本編よりも面白かったです。
どうせ消えるのだから距離を置こうとするもの。
それでもいいからそばにいたいと願うもの。
願ったものの、叶わない夢を見てしまうもの。
この辺の、絶対に悲恋になるであろう結末に向けての個性の出し方は非常に上手でした。
ゆえに、やっぱり最終的にはオチは同じでしかも愛力かよという感じで終わっても、それはまあ乙女ゲームだからと許されるような気がします。
本筋がしっかりしていれば、多少の甘さには目を瞑れると申しましょうか。
イベントCGは時折怪しいものもありますが、全体のレベルとしては高いです。このゲームは絵が売りなので、それが駄目なら正直つらいでしょうが、これならばかなりイケるのではないかと。
立ち絵もバリエーションがありますし、室内と室外で衣服を脱ぎ着する細かな差異も、とても見ごたえがあります。
個人的には、オプションでイベントシーンなどが回想でき、かつ、男からの目線で「この時は実はこうだった。怖い思いをさせてすまない」とか思い出を語ってくれるシステムはナイス。
超萌えます。
むしろ、このゲームで一番萌えた瞬間でした。
大体において回想だと、男が後悔しているか、メロメロかの二パターンしかないので、安心してしかも余計な手順すっ飛ばして萌えが補充できるわけです。簡単だ!
キャラクターとしては、個人的には唯一物語が金太郎飴とは若干違う、イグニスはまあまあ楽しめました。デレてからの破壊力がとても笑えますが。
人形たちの性格はどれも嫌味がなく楽しめますし、個性が強すぎでうんざりする、という奴らではないので、むしろ大人のスタンスで楽しめるのではないかと。
ジルなんて、外見女みたいですが近年まれに見る常識人キャラクターでしたよ。
ルディも可愛い腹黒で楽しめますし、ウィルは言葉遣いは乱暴ですが、これも常識の範疇から抜け出さないキャラクターなので、安心して楽しめます。
実際、一番萌えてかつ笑えたのはジャックなんですが、これはもう断言できます。
理由はひとつ。
衣装萌え。
真っ黒のロングコートにタイトなスーツに中身柄物のベストという、ストイックな格好最高でした。
以前、オトメイトで発売されたソフトと、『イースターの奇跡』というファンディスクが一緒になってPSP版です。
あくまで、イースターの奇跡はおまけ的な扱いなのでしょうが、そっちのほうが物語面白かったな。
このゲーム、ほぼ物語が金太郎飴です。
最初の始まりから、最後のオチまで全部一緒。
落とすキャラクターが違っても、二日目に何かが起きて、三日目に何かが起きる、のその何かがが一緒。
そこで語られることが違うとしても、過程が全員同じなので、一人を落とした時点で物語としては完璧に飽きました。
にやりとする台詞がないわけではないんですが(にやりという表現もどうかと)それにしたって、最後の感動的なシーンまで五人全員一緒じゃあ、物語として楽しめないですよ。
だからといって、作業的な要素はないので、嫌でも同じ段階を踏んで別のキャラクターと付き合わねばならず、その物語そのものが結構苦痛です。
これが、完全に作業ゲーで、っていうのなら語られない部分とかぶっ飛ばされた部分とかで、脳内補完できるのでしょうが、一応物語性のあるゲームなので、そんなゆとりはなく、ただひたすら残念な印象でした。
しかもこのゲームの既読スキップは、どうやらルート別にわかれているらしく、完璧に同じ台詞見た、同じシチュエーション見た、と思っても狙ってる奴が違うとスキップが適応されないという、どうしようもない仕様で、さらにイライラ感が増しました。
それに途中で気づいてからは強制スキップの嵐ですよ。
ここで、展開が同じだから別にスキップで見逃しても構わないだろう、と思えてしまうのも、金太郎飴シナリオの弊害でもあります。
そのシナリオに関しても、色々思うところありでして。
特別な力を持つ人形師の少女が、精霊人形たちと愛をはぐくんでいく、というのが大まかな流れなのですが、その特別な力の解明、一切ありません。
シャムロックという過去の人形師の力を受け継いでいるんだということだけで作中の人物たちは勝手に納得してしまいます。
遊んでいる側は、唐突にそんなこと言われても面食らうだけなのですが、とにかくこの少女は力があるからそれで納得してもらわないと話が進まないから、とばかりに置いてけぼりの展開に、こっちは唖然とするばかりです。
おまけに、人形はそれぞれ固有のオーナーを持っているところから始まるのですが、この必然性もよくわからない。
途中で理由があって人形たちの所有権をよこせ的な流れに絶対になってしまうのですが(金太郎飴だからね)これこそ、不思議な力がある前提であれば、不思議な力で主人公が全員よみがえらせればいいんじゃねえの? とか思ってしまいます。
バラバラで見つかる(しかも勝手に)理由がよくわからないんですよね。大体、どうやってオーナーになったのか、主人公以外一切語られないっていうのも、意味がわからないし。
結局、主人公と初手から遂になるのは、ウィルという人形オンリーなのですが、それを差し置いて他の人形たちと仲良くなる過程は、やはり不自然です。
ウィル自身にとにかく不思議な力でしか目覚められない理由があるだけに、(だからといってこいつがデフォルトヒーローという印象は全くない。金太郎飴だから)他の連中が主人公を特別とみなすのが、突如振って沸いた不思議力のせいではない(せいであってもその上で)という動機が非常に弱く、シナリオとしては正直全体のレベルは低いかな、と思います。
最終的には、フラグを上手く立てると人形が人間になるわけですが、それ以外全部消えるという、これさあ、素直にハッピーとか思えないだろう、というオチで、しかもやはりこれを五体分見るわけですから、感動は砕けました。
要所要所の台詞には上手い部分も多々あるのですが、これが作業ゲーならそれだけ抜粋することもできましょうが、物語性があるだけに、そこに行き着くまでの過程でダレる、少なくとも言葉は違えども同じシチュエーションで主人公が何に悩んでいるのかこっちが「わかっている」状態で、心に響く台詞を言わせるのは至難の業です。
言っていたとしても、白紙のままから受ける印象とは明らかに違ってきてしまいますし。
本編のシナリオが正直残念だっただけに、ファンディスク的なものはどうかなあ、と思っていたのですが、こちらはむしろ本編よりもいいできでした。
全員そろっているところから始まるので、人形同士の兼ね合いや、主人公を互いに取られまいと必死になる様子などは、それぞれの個性もわかりますし、乙女ゲームの面目躍如ですね。
残り少ない時間を、どれだけ主人公と過ごそうとするか。
その接し方に個性が出ていて、本編よりも面白かったです。
どうせ消えるのだから距離を置こうとするもの。
それでもいいからそばにいたいと願うもの。
願ったものの、叶わない夢を見てしまうもの。
この辺の、絶対に悲恋になるであろう結末に向けての個性の出し方は非常に上手でした。
ゆえに、やっぱり最終的にはオチは同じでしかも愛力かよという感じで終わっても、それはまあ乙女ゲームだからと許されるような気がします。
本筋がしっかりしていれば、多少の甘さには目を瞑れると申しましょうか。
イベントCGは時折怪しいものもありますが、全体のレベルとしては高いです。このゲームは絵が売りなので、それが駄目なら正直つらいでしょうが、これならばかなりイケるのではないかと。
立ち絵もバリエーションがありますし、室内と室外で衣服を脱ぎ着する細かな差異も、とても見ごたえがあります。
個人的には、オプションでイベントシーンなどが回想でき、かつ、男からの目線で「この時は実はこうだった。怖い思いをさせてすまない」とか思い出を語ってくれるシステムはナイス。
超萌えます。
むしろ、このゲームで一番萌えた瞬間でした。
大体において回想だと、男が後悔しているか、メロメロかの二パターンしかないので、安心してしかも余計な手順すっ飛ばして萌えが補充できるわけです。簡単だ!
キャラクターとしては、個人的には唯一物語が金太郎飴とは若干違う、イグニスはまあまあ楽しめました。デレてからの破壊力がとても笑えますが。
人形たちの性格はどれも嫌味がなく楽しめますし、個性が強すぎでうんざりする、という奴らではないので、むしろ大人のスタンスで楽しめるのではないかと。
ジルなんて、外見女みたいですが近年まれに見る常識人キャラクターでしたよ。
ルディも可愛い腹黒で楽しめますし、ウィルは言葉遣いは乱暴ですが、これも常識の範疇から抜け出さないキャラクターなので、安心して楽しめます。
実際、一番萌えてかつ笑えたのはジャックなんですが、これはもう断言できます。
理由はひとつ。
衣装萌え。
真っ黒のロングコートにタイトなスーツに中身柄物のベストという、ストイックな格好最高でした。
最近プライベートではたから見るとたいしたことでは全くないのに、こっちからすると、悶々と悩まねばならないようなゴタゴタがあり、更新する気力が全く起こりませんでした。
元々、ネタがなけりゃしない、というスタンスなので、そういう意味で更新しないのなら自分の中で昇華できるんですが、そうでないために、毎日が非常に憂鬱でして。
もうねえ、いいよもう私の人生で必要な男は弟だけで!(超極論)
色っぽい話でもなんでもないんですが、もう、ひたすら、面倒くさくって………。
そんな私は、チェリオのキャラメルチョコ味を食べて心を癒そうと思います。
毎年、チェリオの新作は俺の心をとらえて話さない………。
泡坂「私………知らなかったんです………」
澤田「どっ、どうした泡坂!?」
「知らなかったんです! 情報としては知ってたのに、その後おろそかにして、詳しいことは何も………!」
池波「過ぎたことは気にするな。昔は知らずとも、今のお前が知ってしまったのなら、逆にできることもあるはずだ」
「お前もなんだ!?」
「そうですね………。私は、ただ認めたくないだけなのかもしれません。この事実を………」
「だからなんだ!?」
「そうだな。こんな奇跡が起こるとは………。でもこれは現実だ。目を逸らしても変わることのない、な」
「だから何なんだ!? 泡坂!?」
「ついさっき知ったんです………。『Last Escort ~Club Katze~』で、キンタ◎スが落とせるなんて………!」
「な、なんだってー!?」
「まさか、てらそま氏がな………。世の中、捨てたもんじゃないってころか」
「ええ………。私も冬までは………あの最後の一葉が散るまでは………生きていたい………」
「心配するな。カミサマってやつは、いるものさ。お前のすぐそばに、な」
「で、これは一体何の出し物なんだ」
元々、ネタがなけりゃしない、というスタンスなので、そういう意味で更新しないのなら自分の中で昇華できるんですが、そうでないために、毎日が非常に憂鬱でして。
もうねえ、いいよもう私の人生で必要な男は弟だけで!(超極論)
色っぽい話でもなんでもないんですが、もう、ひたすら、面倒くさくって………。
そんな私は、チェリオのキャラメルチョコ味を食べて心を癒そうと思います。
毎年、チェリオの新作は俺の心をとらえて話さない………。
泡坂「私………知らなかったんです………」
澤田「どっ、どうした泡坂!?」
「知らなかったんです! 情報としては知ってたのに、その後おろそかにして、詳しいことは何も………!」
池波「過ぎたことは気にするな。昔は知らずとも、今のお前が知ってしまったのなら、逆にできることもあるはずだ」
「お前もなんだ!?」
「そうですね………。私は、ただ認めたくないだけなのかもしれません。この事実を………」
「だからなんだ!?」
「そうだな。こんな奇跡が起こるとは………。でもこれは現実だ。目を逸らしても変わることのない、な」
「だから何なんだ!? 泡坂!?」
「ついさっき知ったんです………。『Last Escort ~Club Katze~』で、キンタ◎スが落とせるなんて………!」
「な、なんだってー!?」
「まさか、てらそま氏がな………。世の中、捨てたもんじゃないってころか」
「ええ………。私も冬までは………あの最後の一葉が散るまでは………生きていたい………」
「心配するな。カミサマってやつは、いるものさ。お前のすぐそばに、な」
「で、これは一体何の出し物なんだ」