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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ペルソナ4』公式


■11月4日
菜々子の風邪もよくなり、二人で留守番。そんな中、玄関のチャイムがなる。
「お父さん、鍵忘れたのかな?」
おおおい! それ危ないだろう!
何故そこで見送る俺!
悲鳴が出た俺だが、菜々子は無事にすぐ戻ってきた。お、驚かせやがって………!
俺は菜々子とコタツを買いに行くんだ! 誰にも邪魔はさせん!
しかしその夜、マヨナカテレビにはいつもよりも、はっきりしない人影が映ったのであった。

■11月5日
結局なすすべない俺たち。クマが「からだつきが細っこかったような」なんて、超不吉なことを言ってきた。
やめろ………なんだこのフラグ………。
帰宅後、叔父が例の手紙を持ってやってきた。
「コンドコソ ヤメナイト ダイジナヒトガ イレラレテ コロサレルヨ」
やっぱりかー!?
や、やめるって何をだ!? 今現在俺たちは特に何もしてないぞ!? 俺か!? 俺が俺をやめればいいのか!?(錯乱)
「お前やっぱり………。答えろ。お前この事件に関わってるな」
そして、叔父もついに面と向かって俺を問いただしてきた。
正直に話しても、当然信じてはもらえず、俺は警察署で一晩世話になることになってしまった。
………菜々子が………一人になる………!
なす術ない俺が夜中に見たものは、テレビに映る菜々子の影だった。
開けろー! 今すぐここから出さないとムドオンぶちかますぞ!

その後、情報整理と叔父の捜査のおかげで、犯人がはっきりとわかった。生田目という演歌歌手の元夫、第一の被害者と不倫していた男だ。
叔父はそれを追いかけ、事故にあってしまう。
生田目は以前行方不明だが、菜々子はテレビの中へ。
何が救うだ、ふざけんなよ生田目………!

■11月6日
菜々子を追って来た先は、花や美しい景観が見られる、まるで天国のようなところだった。
………この風景、昔、『サガフロンティア』というゲームの地獄描写で見たことがある………。
しかもこのダンジョン、上の階層へ行くときが、蔓を自力で登るという仕様。菜々子! お兄ちゃんの体力の限界に挑戦しようってことか!?
天国の割には微妙になまめかしいBGMをバックに、菜々子救出を続ける俺たち。
何とか生田目から菜々子を救出するも、具合が良くない。しかし、生田目はシャドウって感じじゃなかったが、一体何なのだろう。
それぞれに自己嫌悪し意気消沈する俺たちに、「ここで傷をなめあってグジグジしてる場合かよ。やるべきことはやったんだ」と、一人吼える完二。お前のその虚勢が偉い。
なすべきことはやったのだ、と病院を後にする俺だったが、「404号室」なんて病室は絶対に病院にはないと思う。

■11月9日
勢い任せで直斗に告白してみる。
仕方がない。三日も連続で昼休みに誘いに来たのはあっちのほうなんだしな!(ヤケクソ)
結局、直斗の自分探しとかどうのとかはおいといて、「もう………恥ずかしくて死にそうだ」にはそれはこっちの台詞だよ! と心から思った。

■11月21日
菜々子が目を覚ましました。
菜々子が目を覚ましました。
菜々子が目を覚ましました。(大事なことなので三回言いました)
喜び勇んで面会へ。まだ辛そうではあるが、とりあえず一安心。
ただ、辺り一面を覆うこの霧はなんなのだろう。今まで事件=霧が出るという図式が曲がりなりにも成り立っていただけあって、事件の終わりがまたやってきていない、とも取れるが。
しかし、今更当事者である俺が言うのもなんだが、突如生田目と菜々子(しかも満身創痍の)を連れてやってきた高校生の集団って、どれだけ怪しかったことだろう。
正直、何故俺があれから普通の生活を営めているのか理解できない。俺たちはどんな言い訳をしたのだろう。あれか、直斗の実家力でも働いたのか。
叔父はもう入院していたんだし、あれか、足立が頑張ったのか。

■11月26日
この辺まで来ると、大体コミュニティはMAXになっている。
そうなると、残っているのは気持ち的にわりとどうでもいいわけであって、イベントが起きてもあまり自分の中で盛り上がらないなあ。(………と不届きなことを考えているその裏では、雪子とりせが主要メンバーなのにMAXにたどりつけていない)

でも、やっぱりゲーム中での細かい動きや演出は凄くいい。
地面のつぎはぎ(一部分だけ新しい)とか、秀(家庭教師の子供)が眼鏡を外して涙を拭くとか、俺がよっこいしょ、とばかりに石段から立ち上がるとか、そういうアクションは見ていて常に面白いな。
あ、あと、完二のコミュは無事にMAXになったのだが、進化したペルソナが可愛くなかったのが凄く予想外だった。
お前、あみぐるみ教室を開けるほどの腕前を持ち、おれに可愛いキーホルダーまで渡すんだから、第二形態は『忘れ物を届けに来ました』レベルの可愛い奴が来ると思っていたのに………!
ちょっと、裏切られた。

■11月30日
霧は相変わらず晴れない。
そして、菜々子も目覚めない。雪子とりせ(と小西弟)のコミュもまず無理だ。
そんな状態で、11月はあまりテンションが上がらないまま、期末試験を終えたのだった。

終末近し。70時間オーバーのまま次回へ続く。
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私には執事属性がまったくありません。まだ、笑いのタネとしてメイド属性ならあるかもしれませんが、執事のよさが何もわかりません。
秘書ならまだいいんです。仕事場でのパートナーですし、業務の上で必要なわけですから。お互いに。
ただ、己のプライベートな家という中において、完全に赤の他人が自分の生活をしたり顔で介入して管理してくるなんて、耐えられそうにありません。
私が執事に出す一番初めの命令は、「帰ってください」だと思います。

でも逆に、「一体どんな執事なら許せるだろうか」と考えてみたところ(何故そういうことをわざわざ考えるんですか)、それこそ、「フレッド・アステアならいけるんじゃないか!?」という結論に達しました。
物腰柔らかく、タキシードが似合うのは映画で証明済み。ほどほどにウィットに富んだ会話に、決して二枚目ではないが、洗練されている。
そして、年寄りである。(大体執事が若い兄ちゃん、というだけでなんかもう駄目だそれは)

で、せっかく考えたので(せっかく?)じゃあ、他にお気に入りの役者陣で己の好みのままに、欲望の館を考えてみました。

まず、執事は『フレッド・アステア』で決まり。

で、運転手は『マイケル・ケイン』。運転手は勿論基本年寄り、その屋敷に仕えて云十年。親の代から仕えて娘にも仕えますくらいの勤務暦があり、そして、半ボディーガードみたいな役割を背負っているので、ある程度恰幅がよくないと。
「お嬢様、今日は寄り道はいけませんよ」
「でも、今日は友人と約束してて………」
「お嬢様、そう言ってこの前アステアに、こっぴどく怒られたのを、お忘れですか」

そして、庭師に『クリス・クーパー』。頑固一徹職人だけに、他人に対して無愛想。いつも庭の片隅にある小屋で一人で住んでいるんだけど、親の時代とはまた違う、娘(私のことです)の時代になったらなったで、娘の好きな花を植えて楽しませてくれる。
「また、なんでこんな急に桔梗ばかり植える気になったんだい? みんな、あんたがついにおかしくなったって、噂してるぜ」
「………お嬢様がお好きな花だ」
とか、他人に対して無愛想なんだけど、それでもいい、みたいな。
で、お嬢様が(だから私です)いざ、花が咲いて大喜びでお礼を言いにくると、ただむすっとしながら
「もうじき、コスモスも咲く」
とだけ言って去る、とか。………………………ッ!(自分の妄想で萌える)

馬屋番は、じゃあ若手で『リチャード・ロクスバーグ』(この年齢で若手なんですか)。
ちょっと情けない感じで、他の老齢の使用人たちに押されがちなんだけど、フランクな態度でお嬢さんとは仲がいい。
本当は何処かの没落した貴族のボンボンか何かで、執事のフレッド・アステアが拾ってきた。だから、貴族的なしきたりとか、そういうのもわかっていて、お嬢様がちょっと落ち込むと、黙って慰めてくれるとか。
相手がいない場合、急遽タキシードを着て相手役に化けるとか、そういう小技も可能な器用貧乏な人間。
「チャック(リチャードの愛称)が、今度のダンスパーティーのパートナーだったらいいのに」
「俺がですか? ははあ、それはちょっと無理な相談なんじゃないかと。俺はただの御者ですしね」
「でも、他の人だと上手く踊れるかどうかわからないし………」
「困りましたねえ。じゃあ、ほら、俺で練習しておきますか」

たまに遊びに来る、放蕩な叔父に、『ロバート・ダウニー・Jr』(う、胡散臭い!)
米国で一山当てようと色々やっているんだけど、結局上手くいったり、いかなかったりで、人生の浮き沈みが激しい。
お嬢様の父親が存命中のときは、金をせびりにだけ現れたんだけど、娘の代になったら、用もないのにフラっと来てみたり。
お嬢様にとって、外の世界をのことを色々教えてくれる、スピード狂の叔父(当然、田舎貴族では珍しい自動車を乗り回している)は来てくれれば楽しい相手。
女好きだが、貴族ぜんとした女は好みでなく、お嬢様にちょっかいを出したり、ふらふらしている。
「大きくなったなあ。これだけ大きくなったら俺の嫁さんにもなれるかな」
「叔父さん、そんなことばっかり言って」
「お? 信じてないな? 試してみるか?」

『ポール・ニューマン』は、新しく金で台頭してきた貴族領主で、古式ゆかしいお嬢様の家をちょっとバカにしているふしもある、現実的な紳士。土地を治めるだけでなく、自ら率先して事業に投資したりと、バイタリティあふれている。
お嬢様の父親と親友で、娘の保護者のような立場にいるけれど、あまり猫かわいがりせずに、大人の目線での付き合いをしている。
若い頃はかなり遊び人で、お嬢様を連れて盛り場や賭博場に行くことも。
鼻を人差し指で、ひょい、っと軽く撫でるのが夜遊びのサイン。
「………!」
「じゃあまたな」
「あ、あの、フレッド、私ちょっと出かけてくる!」
「………ニューマン氏、お嬢様を遊びに誘うのもほどほどに願います」
「さあ。何のことだ?」

『モーガン・フリーマン』は教会の神父。肌の色で差別されることもあったが、穏やかな人柄で土地の人々の信頼も厚い。何処か他人に対して一閃をひいているところもあり、急進的なポール・ニューマンとはあまり仲がよくなく、お嬢様が彼と一緒にいると、穏やかに遮ったりする。何処か達観した見方の人間であり、お嬢様は日曜日にかかさず教会へ出かけ、よく話を聞いている。
「神父様は、どうして神父になろうと思ったのですか?」
「それが一番、近道だと思ったからです」
「何処に至る?」
「天国ですよ」

『ウィリアム・H・メイシー』は、お嬢様の家庭教師。ちょっと情けなくて、いつもおたおたしているものの、知識に関しては膨大であり、少し変人のように見られている。お嬢様が望むままに知識を与え、時には、室内を飛び出し、お嬢様を連れまわして一泊してくる、などの行為も見られ、熟睡したお嬢様を、背負って真夜中に帰宅し、フレッド・アステアにこっぴどく怒られることもある。
「もう、私がお嬢様をおんぶできるのも、今年で最後かなあ」
マイケル・ケインとは幼馴染で、よく悪ふざけの片棒を担ぎあっている。

『ジェームズ・マースデン』は明るく楽しい主人公の婚約者。
ポール・ニューマンの甥であり、いつかは自分も外の世界に出て、一山当てたいと思っている。根っこは善良で、土地の娘たちに好意を寄せられているが、当人は鈍く、その事実にあまり気づいていない様子。
お嬢様とは幼馴染であり、互いのイロハも全てわかっているような関係だが、それ故にお嬢様は恋愛感情を全く彼に対して持っておらず、仲のいい兄妹のような関係。
当人としては、それが気に入らないわけではないが、いずれ自然にどうにかなるさ、と持ち前の天然さで今の関係を楽しんでいる。
「今日は何処行く? 遠乗りがいいか、それとも釣りがいいか」
「ジェイは、いつも楽しそうね。辛いこととか、何もないみたい」
「そんなことはないよ。俺だって辛いこともあるさ」
「例えば?」
「例えば、そうだなあ。………………………」
「ないのね………」
「いや、ちょっと待って! 今すぐ考えるから!」

『ダニエル・クライヴ』は土地の買収や開発をもくろむ余所者。穏やかな物腰でお嬢様に近づくも、腹の中は真っ黒で時折見せる表情は凄みがある。仕事の一環として主人公に近づくも、歳の離れた今はなき妹を思い出されて、甘くなりがち。だが、仕事人としての羽目は外さない大人の人間。
「いつか、絶対誰もが大人になる。それが早いか遅いかの話だ」
「クライヴさんは、早かったの? 遅かったの?」
「俺は、今でも子供だよ」
「嘘ばっかり」

『デンゼル・ワシントン』はもう当然ボディーガード。米国からやってきた歴戦の勇者。ダニエル・クライヴとは過去に因縁あり。この土地とお嬢様に決して騒ぎは起こさせまい、と普段から気を張って生きている。戦いで喉を焼かれているため、殆どしゃべらないが、身振り手振りでお嬢様と意思疎通は完璧。
「お前がああもこだわるとはな。あのお嬢さん、そんなに大切か?」
「お前には関係ない。ここで何か揉め事を起こす気なら、お前を殺す」
「そりゃ怖い」

『アーロン・エッカート』は気のいいコック。
他所から来た流れ者のコックだが、腕は確か。常ににこにこと新しい料理を創作しては、お嬢様に食べさせている。アルコール依存症だった過去があり、今でも酒瓶を見ると複雑な表情を浮かべることがある。明るい表情とは対照的に、根っこに暗いものがあり、手の震えを押さえるために酒や薬に依存しがちな自分を、必死で抑えている。
「やりたいならやればいい。私がいつでも都合しよう」
「ドクターは、本当に医者なのか?」
「私が医者だと、何か問題でもあるのかね?」
「俺にはないが、お嬢様には毒かもな」
「お嬢様は、君よりも何倍も強いよ。要らぬ世話だな」

『ハビエル・パルデム』は、土地にふらりと、現れる風来坊で。立場でいうと、トム・ソーヤーのインジャンジョーみたいな。
幼い頃、泉で溺れていたお嬢様を助けた経緯もあり、お嬢様は全くおびえないが、村の人間には忌み嫌われている。紆余曲折あり、生まれ故郷の土地に帰ってきたものの、すでに居場所はなく、土地のはずれに、猟犬とふたり、ぽつんと住んでいる。お嬢様が飼っている犬は、この犬の子供。
「子犬は元気か」
「とっても。毎日走り回ってて、追いつくのが大変」
「そうか」
「今度、連れてきます」
「いや。………ああ、そうだな」

『クリストファー・ウォーケン』は屋敷付きの弁護士。財産の管理を一手に引き受けているが、田舎の弁護士であり、あまりやる気はない。いつもちゃらんぽらんな態度だが、決めるべきところは決める、大人の男。「疲れた」が口癖だが、金がなければ何もできないということは自覚しており、仕事に手を抜くことはない。
「俺は若い頃からずっと金に苦労してきたけど、これからもずっと苦労しそうだなあ」
「どうして?」
「どうしてだろうな。浪費してるわけじゃないんだけど。大酒を飲むわけじゃないし………ああ、でも女は嫌いじゃない」
「最低」

そして、主治医は『アンソニー・ホプキンス』でお願いします。(危ない! 危ない!)
それこそ、出産から知っているお嬢様の健康を一手に担い、逆にこんな屋敷にずっととどまるのではなく、外の世界に出て才能を試してみるのもいいんじゃないか、と、リベラルな考えも持っていて、怖さ半分魅力半分みたいな、ちょっと危険な感じが魅力です。
「君は外の世界が見たいかね?」
「外の世界って、どんなですか?」
「それは自分で確かめるんだな。きっと君にとって―刺激的だよ」

そして、最後に控えしは、お嬢様の後見人である、堅物貴族の『デヴィット・ストラザーン』ですよ。
古きものを守る強い意志があり、無口でめったに笑うこともない。お嬢様を任された手前、黙って彼女の成長を見守っている。
実はかつてお嬢様の母親を、父親と争った過去があり、その母親の面影を残しているお嬢様に対し、我が子のような、かつての恋心のような、複雑な感情を抱いているが、口にも態度にも表さない。
常にきっちりした衣装を身にまとい、休日であろうがベスト、タイ着用は外せない。懐に持っている銀色の懐中時計がトレードマーク。普段はつけないが、主人公と話すときは、老眼鏡をつけていることが多い。
お嬢様に対し、厳しい言動を取ることが多いが、それも全て将来を思ってのこと。お嬢様は自分が嫌われているのだろうか、と、落ち込むこともあるが、
「………ストラザーンさんに、情けない子だって、思われたくなくて」
「何?」
「でも、思えば思うほど、上手くいかなくて、私………」
「私がお前を情けないなどと、思うわけがない。お前は私の自慢の………娘だ」
と明確に言われてからは、緊張し通しの態度も軟化した。

はい、以上自分だけが楽しい妄想でした。
何この土地の年齢層の高さ。
若造は、橋の向こうの土地にいるんだよ。
こういう設定でネオロマゲームしたいですねえ。なんだかんだ言っても、やっぱり世間様の乙女ゲームは高年齢層に厳しい。
『バイオハザード』
結構グロかった!
私はホラーものに耐性があると、『ミスト』なんかでもわかったのですが、これは結構「うへえ」となりました。
どうも、未知の物体であればあるほど、恐怖心が薄れるようです。
例えソンビ化してしまっていても、元々人間であったモノのほうが見ていて怖いし、「あんなんなっちゃって」という悲壮感もあるので、恐怖心倍増、というところでしょうか。
でもこの映画で一番「ぎええ」と思ったのは、ゾンビに集団で囲まれるシーンでも、突入部隊がレーザーで滅多切りになる場面でもなく、初っ端、エレベーターに閉じ込められた女の人が、抜け出そうとして途中で引っかかり、『断裂』するシーンでした。
アレは怖い! アレはグロい! 実際のシーンが映ってなくても、もう、女の人が抜け出そうとするだけで「お前それはやめろ!」と先の展開が読めるだけにより怖い!

実際の恐怖って、噛み付かれるとか、撃たれるとか、そういうことじゃなく、『密室に閉じ込められる』、『何物かが追ってくる』、『抜け出せるタイムリミットが迫る』とか、そういう場面的なシチュエーションそのものだったりするので、それは概ね全部味わえたかと思います。

元になったゲームは、一つもプレイしていないのでわかりませんが、いわゆる、静的な恐怖を味わうものではなく、目に見えて怖いもの、目に見えてカッコイイ主人公、というわかりやすい路線をアピールしたのは、逆に良かったのではないかと。
映画で、あまりに静的なものを主題におくと、そこにはかっこよさが生まれにくいし、主人公の魅力を出すのが難しいから。
文章であれば、その静の中にも、何千文字と割けるでしょうが、映像であれば(しかも限られた時間の)そうもいかないわけで。

主演の、ミラ・ジョヴォヴィッチは鉄の女を好演。あの鶏がらボディの何処に筋肉があるんだと問い詰めたい気もしますが、赤いスカートなびかせて戦う様は圧巻。
人のよさそうな刑事役、エリック・メビウスも如何にもちょっと尻にしかれそうなナイスガイだし、地味にすぐ死んじゃう特殊部隊の面々もいいしで、役者陣は安定して見られるのではないかと。

ラストは、全く完結してないといえばしてないのですが、(続編の匂いプンプンという意味で)結果、捕らえられ、目覚めた主人公が、必死の思い出病院を抜け出してくると、そこは生きているものが誰もいない、廃墟が広がるばかりだった―という終わり方は、最後まで絶望という意味で、凄く良かったと思います。

個人的には、「仲間連中と必死に逃げるんだけど、もう少しこう、逃げる様にドロドロ感と絶望感があった、エイリアンの………あれ、何作目だっけ?」と、妙な違和感が残る作品になりました(バイオハザード関係ない)。


『バイオハザード II アポカリプス』
その二作目。ホラー物の面影全くなく普通のアクション映画でした。
まあ、一作目も特筆するほどホラー物ではなかったのですが、今回は、ゾンビの集団や化物や犬に襲われるとはいっても、それはビジュアルとして前作で見てしまっているのですから、新たな恐怖、というものは全くありません。
かといって、原初の恐怖というような、密室でわけのわからないまま閉じ込められてあいつらはなんだ、というじわじわくる恐怖感もないので、本当にただのアクション映画でした。

ただ、見せ方が上手かったり、ドンパチシーンの迫力があったりと、つまらないわけではありません。
カッコイイ女性が、己の肢体を武器にして拳銃をぶっ放したり、バイクで突っ込んだりする、様式美的な楽しみ方は健在。
今回は、アリスではなく、黒髪短髪(スピンオフ的な出演)のジルがかっこよかったですね。ノースリーブにホルスターっていうファッションが健康的にエロい。

今回もやはり、なんちゃってタイマンは健在で、本当に見せ場にこれをもってくる辺り、「向こうの国の人たちは本当にこういう演出好きだよな」としみじみします。
前作で仲間だったマットが、化物になってしまい、それに気づき必死で「ごめんなさい」と傷つけたことを謝るアリスとか、正気を取り戻してアリスのために身を投げ出すマットとか、お約束はお約束としてそれなりに感動できました。

話の内容は特にないんですが、この二作品は、キャラクターの配置と見せ方が上手いので、人を選ばず素直に面白い、と思える要素満載という意味で、いい映画だと思います。面白さがわかりやすい、っていうのは凄く大切なことですので。


『あぁ、結婚生活』
クリス・クーパー主演の夫婦間の物語を描いた作品。
見終わった後、何のカタルシスも得られない物語にびっくり。すっきりもしなければ、後味がすげえ悪いわけでもないし、かといって盛り上がるわけでもないし、でもいい話では絶対にないというか。
実際の夫婦なんてこんなもんですよ、と言われてしまえば、リアルな話なのかもしれませんが、これは別に映画で見たくもないなあ。
個人的に、シュっとした中年(壮年)である(笑)クリス・クーパーは大好きなんですが、今回は不倫した挙句に「妻を苦しめるくらいなら殺そう」とか思い立っちゃってすったもんだあった挙句、結局親友に愛人を取られて、めそめそしながら、慌てて自分が殺そうとした奥さんを助けに行った挙句、結局奥さんの不倫も目撃しちゃって、でも口には出せなくて「君を愛してる。君が必要なんだ」とか言って最終的にはそれぞれ夫婦を営んでます、みたいな(長い)本当に、利己的でどうしようもない男で、げんなりしました。
かっこよさが何処にもないっていうか。情けない男なら情けない男で、情けない男萌えって絶対にあると思うんですが、クリス・クーパー演じるハリーは、ただただガキくさいっていうか、本当に自分のことしか考えてないって言うか。

愛人が結局如何なる理由で別れを切り出そうが(別に親友のことを好きになったから別れたい、であったとしても、自分が女房と別れもせず不倫している時点で、ハリーに何かを言う資格はない)ショックを受けることすら、アホらしいというか。
その挙句、妻に見捨てられたらどうしようもないのは自分のほうであって。その情けなさに涙するあたり、別に悪い人じゃないのかもしれませんが………って、妻殺しの練習に飼い犬殺すような男の何処がいい人なんだよ! 犬、ただただ可哀相。

個人的には、親友の愛人を紹介されてデキちゃうピアーズ・ブロズナン(この人はこれくらいのギスギス程度でちょうどいいですね。もうあんまりフェロモン全開だと笑える)は特別嫌な奴だなあ、とは思わなかったり。
あえて、夫婦の秘密(W不倫・笑)を知っても自分が愛人とくっつきたいから、わざと黙ってるとか、腹黒いところはあるんですが、それでも、ピアーズ・ブロズナンと愛人は互いにフリーなわけで。
別に付き合うことが法に触れるわけでもなく、ただ、好きな人がいたけどもっと好きな人ができたから、恋人同士になりたいわ、そのための努力をしたわ、というそれだけのように思えました。まあ、だからといって彼ら二人に好感がもてるというと、そんなこともないんですが。

どちらにせよ、どの登場人物にせよ、とことん、自分を正当化したいので、自己犠牲を炸裂されてどんな言い訳を並べたところで、結局自分大事の欺瞞よね、という印象で終わった映画でした。

「他人の幸せの上に幸せを築くことはできないわ。良心が痛んで苦しいだけよ」

とは、ほぼ全部の登場人物が口にすることなんですが、お前らそれ、全員あてはまってる。

でも、そうまでして誰かと常に一緒にいたいですかねえ。いいじゃんもう、それこそ一人でだってさあ。

DVDを借りるようになって、DVDにも金銭的な縛りがあるんだなあ、としみじみ思います。特に金がないところが作っているDVDは、とにかくメニューが不親切だったり、デザインのかけらもなかったりして、今作も凄く見づらかったです。
『やわらかい手』も吹き替え音声すらついてなかったし、このへんは、やっぱり資本の大きいところが作っているDVDのほうが、見やすいし、見ごたえありますね。


おばさんホイホイ。
やめ時がわからないので、永遠に睡眠が削られていく罠。
特に11回目はヤバイ。
シティーハンターに、ボーグマンに、おまけにワタルだぜ………!? TMN全盛期だぜ!?
言っておくが、俺はワタルのOVAをベータで持ってたぜ………!
「夢冒険」が流れた時は、「アラミスー!」と本気で画面の前で叫んだ。もう、アニメ三銃士の読者投稿はがきのイラストの高レベルなあめあられさは半端じゃなかった。
アラミスの復讐を遂げる回なんて、はがきだけで完全に話再現できてた。

実年齢として、アニメに「はまった」と思えるのはもう少し後の年齢なんですが、絶対的に覚えているのは、本当に自分が子供だった頃、ですね。

12回もいきなりらんまですよ。らんまはどのシリーズのどのOPもEDも全部よかったな。ちなみに、熱烈良牙ファンでした。
あと久能先輩ね。
どうやらこの時点で、お気に入りの声に傾くという図式は出来上がっていたようで………(鳥さん………)。

で、「夢を信じて」も超燃えた。デイジーが女性キャラとしてすげえかわいくて。そして、「何故魔法使いがバギとホイミを使えるのか納得いかねえ」と真剣に悩んだものでした。
確か、それこそアニメージュかなにかに、公式見解が載ったんじゃなかったっけか………(「魔法使い」だから、魔法を使えるんです、とかなんとか)。
マーニャとミネアも出たりして、世界観(武器防具宿屋アイテム)が面白かったなあ。

そして私は、サムライトルーパーが全くわかりません。
キャラも話も何もかも。今にして思えば、オタクだったはずなのに何故なのでしょうね。

あと、TMN全盛期(シティーハンター)なんですが、木根さんが作った曲だってことも忘れないでください。

ワタルも当然大好きで見てたんですが、コメントで「デフォルメされたロボットの新境地」とあって、凄く納得しました。
勿論ごついロボットも大好きなんですが、ああいう、かわいらしいけれど非常にカッコイイ(個人的にデザインとして一番好きなのは、戦神丸です)デザインって、今にしてみれば物凄く斬新だったんだなあ。
少ない色使いで、少ないパーツで、あれだけの個性を出せることこそが凄いというか。

そして、やはり私はオタクにあるまじき行為として、シュラトもパトレイバーもナディアもアニメ全くわかりません。
いや、パトレイバーは漫画全巻ちゃんと持ってたんだけど、アニメ全然知らないんだ………。シュラトにいたっては、もう知識皆無。この頃確か中学生だったはずなので、アニメについてちゃんと穿った見方(苦笑)ができていたはずなんですが。
あ、でもナディアを見なかった理由は覚えてる。ナディアがいい性格すぎてついていけなかったからです。

これ、ただ見ていた時間帯の問題かなあと思うんですが。シティーハンターもワタルも、午後五時代だったんですよね、うちでやってた時は。

そして、私だって小室の歌声は酷いと思った。
作画が最高だっただけに、あれはないと思った。香がのけぞって離れるところとか、どれだけいい動きなのかと。
私はTMN好きですが、シティーハンターはTMN以外のOPやEDも凄く大人の雰囲気満載で、幼心にあこがれました。将来ああやってお酒飲むんだーとか。

しかし、やはり私もアニソンにジブリは土俵が違うと思います。
ほらもう、ジブリはもうジブリっていうジャンルだからさ。

ちなみに14回くらいになると、もう半分はわからないですね。
アニメから離れていった、というよりは、自分で見るものと見ないものを厳選し始めたというところでしょうか。私は昔からアニメなら何でも見る、とかそういうタイプじゃなかったので。

しかし、第14回は、サイバーフォーミュラーが1・2フィニッシュだぜ!
私かつてのサイトで、ブーツホルツ以外何もないコンテンツを持っていたことすらありました。コミケで晴海に行ったのもこの頃です。友人が幽白の同人誌を作っていたのもこの頃です。
アニメに関しては、サイバーフォーミュラーで完全にアニメオタクになった転機でした。ある意味。
しかし、ワタルの曲がいっぱい入っているのは嬉しいけれど、グランゾートもかなり良曲だったと思うんだけどなあ。

そして、第15回から、まるで革命で指導者が変わったかのように一気にオタク臭が漂うのは何故だ。
何を持ってオタクとするかは曖昧ですが、個人的には、可愛い女の子が可愛いことやらかすのは皆オタクアニメだと思ってます。
まあ、つまりカッコイイ男がカッコイイことをやらかすのもオタクアニメなわけで、私は今現在それを嬉々として見ている………と言いたいわけですが、ここ数年で本当にアニメ見なくなったからなー………。
タグで、夫婦無双と閣下無双を考えた方は天才だと思います。
■「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」のナレーションが千葉繁。
何故………!? 何故繁………!? そして何故田中では………!?(ちなみにどちらも大好きなので、文句はありません)

■職場の同僚が最近腹が立つ、と言うので何か聞いてみたところ、
「ジャニーズが抜けた後に入ってきたのが、またジャニーズだった!」
と、必殺についての憤りが再燃しておりました。
でも私、そのジャニーズの人知らないので、あまり上手く盛り上がれませんでした。同僚は、凄いよく知ってた。






ほのぼの系四コマ漫画。
そして、そのほのぼのには萌えがふんだんに盛り込まれていた………。
面白かったです。
元々、ネオロマ四コマ漫画フルコンプリート(ただしベスト除く)するくらいですから、基本四コマ漫画は好きなのです。
特に松田円さんの可愛いすっきり絵柄なのに、クールシュールなネタとか、大好きでした。
悪キューレは、それほどシュールなネタは多くなく、純粋に主婦怪人として、パートに励む可愛い割子さんの姿や、夫であるヒーロー・イエローの夫婦間の関係などが、実にかわいらしく面白く描かれております。

そして、すんごい萌え。

まず、普段はごろごろしている子煩悩で、でも奥さん大好きなイエローが可愛い。
割子さんと大輔さんは勿論ラブラブなのですが、奥さんが別の仲間のヒーローに迫られたりして、
「お前うちの嫁になにしてんだコラ」
とコブラツイストをかける様がたまりません。外見、ちょっと筋肉質(太め)で髪の毛短いおっさんがとにかく可愛い。
こういう普通の夫婦が「うちの嫁」とか「父ちゃん大好き」とか言い合ってるのって、本当に………羨ましい………。
以前は、妻とか嫁とかっていう呼び方なんて、ヘッ、みたいな突っ張っていた時代もあった(いや、別になかったか)んですが、今となっては普通に、「うちの家内です」とか「うちの妻です」とか「うちの嫁です」とかいいなあとしみじみ思います。
………は、いやこれは、「うち」呼び萌え………?

ヒーロー戦隊の面々もそれぞれカッコイイです。勿論このかっこよさは、(笑)よさなんですが。
地味で全く存在感のない、眼鏡のグリーンが、仲間に忘れられて悪の組織に入団してしまったり。
その後奥様の陰の努力により、ちゃんと復帰するんですが、それでも忘れられっぱなしだったり。
そんな情けないグリーンは、実は既婚者ということで、宇宙の果てよりも高く株を上げました。
き、既婚者だなんて………! 最高………!
グリーンがヒーロースーツを脱いだ後、「今日も無事だったよ」と奥さんに電話をするさまは、超萌えました。
おまけに、奥さんがスーツフェチなため、スーツで出勤だぜチキショウ!

ピンクが必死に意中の人に食べさせたいとカレーを作り、その相手が、妻もいて孫もいそうな司令官だったときは、同じ匂いを感じました。
「妻に辛いものを止められているから」っていう断り方、最高………!

悪の組織の人たちも本当に可愛くて、太陽のかぶりものをした司令は、本当にバカでお茶目で、部下の足を引っ張りまくっていて可愛すぎる。
悪キューレが必死に悪の秘密組織を大掃除しすぎて、司令のかぶりものを粗大ごみに捨ててしまい、本拠地の位置がばれるとか、日常密着型のボスがすんげえほんわかします。
とにかくわがままで、でも悪に対して一生懸命で。

そして、この作品で生粋かつ随一かつ断トツの萌えを誇るのが、人事部長。
中身、痩身のおじさんで、娘さんの名前は美咲。
フランス語ぺらぺらで、転勤も経験。
何でも器用にできて、人員の勧誘から、部下の世話まで、苦労性でなんでも引き受けて、それでも常識から抜け出せない悪で。
強気の悪キューレの防波堤になったり、被害にあったりしながらも、懸命に働く様が、もう、本当に、ひたすら萌え。

「どうしたこんな遅くまで」
「怪人の影響で電車が遅れちゃってさ」
「………そ、そうか」
「でも怪人って凄いよね。私学級委員だけど、あんなに統制できないもん」
「それが、父の仕事の結晶なのだよ………!」

時代………時代は中間管理職既婚者娘あり父萌え!

今、四コマからアニメや漫画のヒット作が多いですが、基本的に四コマは物語漫画よりも絵の好みが分かれると思いますが(どうしても小さなコマでは見易さや、絵の映え方にセンスが出るからなあ)、あっさり目の絵柄で凄く親しみやすいので、万人にお勧めします。
久しぶりに純粋に漫画で面白かったです。
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