『ペルソナ4』公式
■11月4日
菜々子の風邪もよくなり、二人で留守番。そんな中、玄関のチャイムがなる。
「お父さん、鍵忘れたのかな?」
おおおい! それ危ないだろう!
何故そこで見送る俺!
悲鳴が出た俺だが、菜々子は無事にすぐ戻ってきた。お、驚かせやがって………!
俺は菜々子とコタツを買いに行くんだ! 誰にも邪魔はさせん!
しかしその夜、マヨナカテレビにはいつもよりも、はっきりしない人影が映ったのであった。
■11月5日
結局なすすべない俺たち。クマが「からだつきが細っこかったような」なんて、超不吉なことを言ってきた。
やめろ………なんだこのフラグ………。
帰宅後、叔父が例の手紙を持ってやってきた。
「コンドコソ ヤメナイト ダイジナヒトガ イレラレテ コロサレルヨ」
やっぱりかー!?
や、やめるって何をだ!? 今現在俺たちは特に何もしてないぞ!? 俺か!? 俺が俺をやめればいいのか!?(錯乱)
「お前やっぱり………。答えろ。お前この事件に関わってるな」
そして、叔父もついに面と向かって俺を問いただしてきた。
正直に話しても、当然信じてはもらえず、俺は警察署で一晩世話になることになってしまった。
………菜々子が………一人になる………!
なす術ない俺が夜中に見たものは、テレビに映る菜々子の影だった。
開けろー! 今すぐここから出さないとムドオンぶちかますぞ!
その後、情報整理と叔父の捜査のおかげで、犯人がはっきりとわかった。生田目という演歌歌手の元夫、第一の被害者と不倫していた男だ。
叔父はそれを追いかけ、事故にあってしまう。
生田目は以前行方不明だが、菜々子はテレビの中へ。
何が救うだ、ふざけんなよ生田目………!
■11月6日
菜々子を追って来た先は、花や美しい景観が見られる、まるで天国のようなところだった。
………この風景、昔、『サガフロンティア』というゲームの地獄描写で見たことがある………。
しかもこのダンジョン、上の階層へ行くときが、蔓を自力で登るという仕様。菜々子! お兄ちゃんの体力の限界に挑戦しようってことか!?
天国の割には微妙になまめかしいBGMをバックに、菜々子救出を続ける俺たち。
何とか生田目から菜々子を救出するも、具合が良くない。しかし、生田目はシャドウって感じじゃなかったが、一体何なのだろう。
それぞれに自己嫌悪し意気消沈する俺たちに、「ここで傷をなめあってグジグジしてる場合かよ。やるべきことはやったんだ」と、一人吼える完二。お前のその虚勢が偉い。
なすべきことはやったのだ、と病院を後にする俺だったが、「404号室」なんて病室は絶対に病院にはないと思う。
■11月9日
勢い任せで直斗に告白してみる。
仕方がない。三日も連続で昼休みに誘いに来たのはあっちのほうなんだしな!(ヤケクソ)
結局、直斗の自分探しとかどうのとかはおいといて、「もう………恥ずかしくて死にそうだ」にはそれはこっちの台詞だよ! と心から思った。
■11月21日
菜々子が目を覚ましました。
菜々子が目を覚ましました。
菜々子が目を覚ましました。(大事なことなので三回言いました)
喜び勇んで面会へ。まだ辛そうではあるが、とりあえず一安心。
ただ、辺り一面を覆うこの霧はなんなのだろう。今まで事件=霧が出るという図式が曲がりなりにも成り立っていただけあって、事件の終わりがまたやってきていない、とも取れるが。
しかし、今更当事者である俺が言うのもなんだが、突如生田目と菜々子(しかも満身創痍の)を連れてやってきた高校生の集団って、どれだけ怪しかったことだろう。
正直、何故俺があれから普通の生活を営めているのか理解できない。俺たちはどんな言い訳をしたのだろう。あれか、直斗の実家力でも働いたのか。
叔父はもう入院していたんだし、あれか、足立が頑張ったのか。
■11月26日
この辺まで来ると、大体コミュニティはMAXになっている。
そうなると、残っているのは気持ち的にわりとどうでもいいわけであって、イベントが起きてもあまり自分の中で盛り上がらないなあ。(………と不届きなことを考えているその裏では、雪子とりせが主要メンバーなのにMAXにたどりつけていない)
でも、やっぱりゲーム中での細かい動きや演出は凄くいい。
地面のつぎはぎ(一部分だけ新しい)とか、秀(家庭教師の子供)が眼鏡を外して涙を拭くとか、俺がよっこいしょ、とばかりに石段から立ち上がるとか、そういうアクションは見ていて常に面白いな。
あ、あと、完二のコミュは無事にMAXになったのだが、進化したペルソナが可愛くなかったのが凄く予想外だった。
お前、あみぐるみ教室を開けるほどの腕前を持ち、おれに可愛いキーホルダーまで渡すんだから、第二形態は『忘れ物を届けに来ました』レベルの可愛い奴が来ると思っていたのに………!
ちょっと、裏切られた。
■11月30日
霧は相変わらず晴れない。
そして、菜々子も目覚めない。雪子とりせ(と小西弟)のコミュもまず無理だ。
そんな状態で、11月はあまりテンションが上がらないまま、期末試験を終えたのだった。
終末近し。70時間オーバーのまま次回へ続く。
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