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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ペルソナ4』公式


■10月6日
結局、直斗の話をまとめると、模倣犯が現在つかまっている高校生であり、真犯人は別にいる、ということなのだろうか。
しかし、そんなことより、直斗は胸がデカいのか。
そうか………男装少女にありがちなさらし装備って奴だな………(陽介が乗り移った)。
個人的には、十月に入り私服が冬仕様に戻ったのが一番嬉しい。
いや、菜々子のワンピースは捨てがたいが、俺は個人的に露出してあるよりも、しまってあるほうが萌える性質なんだ。
あと夏服だとたまにクマと陽介の区別が付かなかったりするからな………。

■10月10日
ろ、老婦人のコミュニティも重………ッ!
悪魔(看護師)と学童はクリアし、「結局ナースは何をやりに退職したんだ」くらいの疑問で残っていたほうが良かった。
老婦人は天の声の仕事柄正視できない苦々しさがあった(痛々しさではない)。

■10月11日
全員で試験勉強。個人的な経験から言えば、集団での試験勉強など何の意味もない。
「良かったら教えましょうか?」
直斗の完二に対する態度が可愛い。
巽君っていう呼び方も新鮮だ! いいじゃん、お前らもう普通にくっついちゃえよ!(性格変わりましたね)
その後、陽介にもいいようにイジられ、真っ赤になる直斗。
直斗が可愛いっていうより、すぐに、新しい友人を引き立てられる扱い方をマスターする陽介の気配りさが凄い。

■10月13日
あみぐるみ進化論。
えらいことになってきた。でも結局完二は自分の弱さを見つめなおす決意をしたようだ。
「強いって、難しいっすね」
決意を秘めた横顔から感じるものが、優しさって、なんだよ、それ、超萌えんだけど!

■10月20日
試験も無事に終わった。まあ、夜のコミュニティが埋まれば勉強くらいしかすることないしな(シビアな現実)。
そんな夜、菜々子が手紙を持ってきてくれた。
「コレジョウ タスケルナ」
………脅迫文か? 犯人のものか、イタズラかはわからないが、問題はこれを出した人間は、俺たちのやっていることをわかっている、ということになる。
なんにせよ、俺の菜々子にもしものことがあったら、お前の命は後三秒。

■10月24日
「貴方に心配されると、その、どうしていいか………」
さすがデレるのが早い!
俺が直斗に対して感じた第一印象、そのまんまだったな。
しかも俺はその後、半ば無理やり送って帰っている。
………最初から最後まで、少女目線で俺はものを見ているのか。そんなに少女に弱いのか。(自分が信じられない)

■10月25日
「僕のこと何も知らないのに、好きとかおかしいですよ………」
でも、恋愛って思い込みから始まるものだしなあ。
たまたま直斗のことを見かけたら、自分が好きな本を読んでいて、関心を持ったとか、そういう好意の始まり方だってあるわけだし。
と、そんなことを思いながら、直斗を送って帰った。
………これだと俺が、直斗の(精神面での)ボディーガードだな。

■10月27日
文化祭でミスコンをやるんだそうな。当然、俺たちのメンバーの女性陣は全員参加になるわけだが、それぞれに固定ファンがすでについているのが、凄く真理だ。
久慈川はアイドルだし、雪子も一見して美人だから(別に含むところは何もない)アレだし、直斗もミステリアスで話題性があるが、実は、普通に一番モテるのは千枝なんじゃないかと俺は思う。
明るくて、可愛くて、よく笑って、遊びにもなんでも付き合ってくれる。
こりゃあ、千枝に一票だな俺は。(すでに審査員の目線)

■10月28日
女装ミスコンに出ることになってしまった。
この俺が! 世界一カッコイイポーズでカーテンを閉め、世界一おしゃれに学生鞄を小脇に抱えるこの俺が!
ガニマタで驚いて、名前を二度見したが、間違いないようだ。
………女性陣の陰謀だな………。
俺たちは全員で頭を抱え、そして、うなされるようにして眠ったのだった。

■10月29日
合コン喫茶は案の定失敗だった。何で俺が陽介の男の好みなんか聞かなきゃならないんだ。そして完二、お前もいい加減直斗から離れろ。
その後、部活動の面々と楽しく文化祭見学。
「優勝しろよ!」
アホの長瀬に気合をいられて帰宅したら、
「明日、菜々子と一緒に見に行くからな」
叔父よー!
何故貴方はこんな時ばかり休みを! 有休を取るんだ!

■10月30日
「ジュネスの御曹司、さわやかイケメン、口を開けばがっかり王子!」
この陽介の紹介、あまりに的を得ていたので、俺は舞台袖で思わずうなずいてしまった。
「都会の香り漂うビターマイルド、泣かした女は星の数」
俺の紹介文もあまりといえばあまりだった。
女の数より、ビターマイルドってなんだそれ………。
そしてクマが、アリスだった。
お、お前は何処までワンダーランドの住人なんだ!(あふれる鼻血をさすがに抑えきれない)

そして本題のミスコンでは、頬を赤く染めうるんだ瞳をアピールした直斗が全部持ってった感じだった。完二のな。
その後、天城旅館で打ち上げ。俺たちは、散々だった。一言で言うならば。

■10月31日
「おにいちゃん………春になったら、帰っちゃうの?」
仕方がないんだそういうシステムなんだから!(泣き笑い)
菜々子が熱を出した。看病するも、こういう時に叔父がいないのはさびしいだろうな、と思う。
「ふゆになったら、おにいちゃんと雪だるま作る。いっぱい、あそぶ………」
その言葉に、うなずくしかできない俺だった。

泣きそうになりながら11月へ進む。
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皆様、GWはいかがお過ごしでしたか。
私は休みもなく普通に働いていたんですが、看護師さんがキレてました。

「春はろくなことがない! 税金払えって来るし、家の更新はあるし、車の車検はあるし、それなのに給料日は遠いしで、五月始まったばかりなのに、もうお金なんてないよ! わかる!? 井原ちゃん! 何がGWだよ!」
「GWに夜勤をすれば休日手当てがつきますから」
「そんな微々たるもの!」

あの、看護師さんに金がないとか言われると、介護員はどうしていいのかわかんないんすけど。


先日、久しぶりに友人と外出しました。
今更言うまでもないですが、私は、基本職場と家しか行き来しないひきこもりなので、一ヶ月に自主的に出かける用事が二回あると「今月は忙しいなあ」と思います。(よくそれで31年間社会生活を営んでこられましたね)

いつも車を出してくれる友人が、久しぶりだから、と待ち合わせ場所をメールしてくれました。
私「これって、いつもの場所だよね」
友人「そうそう。久しぶりだから一応メールしてみた」
「この内容の通りに行くと、いつもの場所にたどり着けないんだけど」

私はこの世の中で、方向音痴という人種がよくわかりませんが、私の知り合いには爆発的に方向音痴が多いです。
別に私も地図だけを頼りに初見で全て迷わずにたどり着けるわけではありませんが、少なくとも普段使っている場所の説明を間違えたりはしません。

友人の新車に乗車して、もう一人を迎えに行きます。

私「カッコイイねえ、新しい車」
友人「でもねえ、これこの車種で一番安い車だから、色々不満があってさあ」
私「例えば」
友人「ワイパーの速度調整ができないところ。これはもう致命的だよ! 金払って直そうかと思って。もう雨が降るたびにイライラしちゃってさあ」
私「………それって重要なことなの?」
友人「重要だよ! 最重要課題だよ!」
私「うちの実家の車、別に速度調整なんかついてなかったような気がするけどなあ」
友人「そんなことはない! そんな車今時ありえない!」

白熱する友人の車で、もう一人の家まで迎えに行きます。会うのは3年ぶりくらいだったのですが、私くらいの年齢になると、3年くらいのブランクじゃ、別に何も変わりません。

で、延々乗せられて向かわされたのが、『Sanki ファッション市場』

私「………『しまむら』なら、行ったことあるけど………」
友人A「しまむらよりも、ちょっと安くて、ちょっとダサい感じ」
友人B「元々は生地屋さんだったんじゃなかったっけ」

それぞれ勝手に服を見るのかと思いきや、何故か、私のコーディネート合戦に。

友人A「まず、ジーンズ買いなよ、ジーンズ。こういうタイトな感じがいいよ」
私「え、いやいいよ、ズボンは家にある」
友人A「ウェストいくつくらい? 60きってるよね?」
「そんな馬鹿な」
友人B「麻生ちゃんは、普段どういうの着てるかわかんないから、ズボン買っても上に何あわせるのか考えないと駄目だよね」
私「だから買わないって。大体ここにあるトップス、アンサンブルかと思いきやデザインみたいなものが多すぎて、買う気にならない」
友人A「じゃあ、これどうだこれ。脇ばっくり」
「大体何故私の買い物になって。Bちゃんも何か買いなよ。お子さんのものとか」
友人B「いや、子供のものはこの前買ったばっかりだからいらない」
「なら何故今日ここに来た」
友人A「まず、これだね。これはいてみて」
「まて、買うこと決定なのか。ハンガーはどうした」
友人B「買うならハンガーはいらないんだよ」
私「いや、だから私はこの店には安いスパッツを買いに来ただけであって」

押し切られました。

………まあ、ジーンズが2000円しなかったのはいいとしよう。

私「ウェストがきついような気がする」
友人A「この状態はきついとは言わない。サイズってのは、腰だけじゃなく、ほら、お腹だけじゃなくって、背中側があいてるじゃん。あと、お尻にたるみがあったりすれば、これはサイズが大きいんだよ。腹をへこませてもうワンサイズ小さいものを買いなさい」
「嫌です」

そういえば、自炊の成果なのか(食生活レベル・ヤギ)ピラティスのせいなのか知りませんが、今のところ体重3キロ減、ウェスト3センチマイナスってところです。
私自身、顔が長いので、見た目あまり変わらない(顔やせすることがない)のですが、職場の人に、「井原さん、薄くなった」と言われたので、外見もそれなりに違うのかもしれません。
あまりそっち方面に興味がないので、気にしていなかったのですが、体重は落ちても体力は落ちていなさそうなので、まあまあ成功している方なのだと思います。ただ、これがリミットだろうな。続けたとしてもこれ以上減ることはないでしょうな。

その後、「足を出すんだよ、足を!」と言われ、何故か短パンまで買わされた挙句、お目当てのスパッツを大量購入し(勤務中腰が冷えたりするのが嫌なので、夏はショート、冬はロングのスパッツをはいて働いている)、6000円ほどの会計を済ませて、買い物終了。

友人A「うわあ、サンキで会計6000円越えるって、ありえない」
「誰のせいだよ」

私はファッションについて詳しくないし、元々センスがないので、逆にファッションについて意欲的な人からの押しに、凄く弱いです。
前に職場の人と、しまむらに行ったときも、こんなんだったな………。

その後、友人の勧めでカレー屋に。
ナンが『トリコ』の足のサイズくらいあるのに、ランチで700円しないという、リーズナブルかつ本格的なインドカレー屋でした。バターがきいていて、ナン美味しかったです。
ちなみに友人Aは、カレーにはまり、最近では日がな一日カレーを食べ、一年間で五キロ太ったそうです。

私「五キロ太ると、服のサイズとか、変わっちゃうんじゃないの?」
友人A「勿論変わるよ。家では、カレーを作るか、ドクターマリオをするしかしてない」
私「せっかくのWiiが何故そんなことに」
友人A「でさあ、通販でやってた機械買おうかと思って。一日、朝、昼、晩、一分でいいんだって」
友人B「その前に、以前買った健康器具使いなよ」
「カレーを一週間に一度くらいにしときなよ」

その後、物凄く久しぶりにカラオケ。
もう何年ぶりだわーという友人たちの前で、ぱっと聞いただけではアニソンだとわからないアニソンを練習したりするのも、ものの三曲くらいで終わり、あとは、それぞれの懐かしのメロディ集へ。
もう、最近の歌なんてわかんねーよ、というのは互いのいつもの台詞です。

友人B「じゃあ、竹内まりやの『駅』」
友人A「じゃあ、 松任谷由実の『最後の嘘』」
私「じゃあ、GAOの『サヨナラ』」
友人B「えーと、福山雅治の『HELLO』」
友人A「TMNの『We love the EARTH』」
私「野猿feat.CAの『First impression』」

どんだけ懐メロなんだ。

この歌、全てがわかる方は、私とガチンコで年齢が合う方です。

友人Aは歌が上手く、機嫌がいいとこちらのリクエストに答えてくれます。今回は、『THE YELLOW MONKEY』の『Love Love Show』を歌ってくれたのですが、思わず当人のPVが流れてきて、見入ってしまいました。
今の若い方は知らないかもしれませんが、当時、イエモンって半端なくカッコよかったんですよ。
不良ミュージックじゃないんだけど、そこはかとなく退廃的で、でも受け入れやすくて、ボーカルが中世的で病んでる感じなんだけど、男のフェロモンぷんぷんで、バンドメンバーもそれぞれすげえカッコイイ、みたいな(長い説明)。

私「………そういえば当時、うちの母親もイエモンってカッコイイって、普通に言ってた」
友人A「かっこよかったよね」
友人B「カッコよかった」

またこのPVが凄くかっこよくて。検索をかけると出てきたりするので、機会があればぜひ。

その後、最後の曲が友人Bが入れた浜崎あゆみの曲だったのですが(我々にしては画期的に若い)、なんか、コンサート映像みたいのが流れたんですよね。

「………何故、マタドール………?」

曲は全く知らなかったのですが、なんか、浜崎がステージでとにかく闘牛士と踊ってるんですよ。周囲のダンサーも、プリマドンナと闘牛士。旗まわしたり、火が吹き上がったりして、凄く派手な演出でした。

友人A「金かかってるね」
私「半端ないよね。浜崎あゆみの曲一つも知らなくても、ここまで見世物として迫力があれば、コンサートは楽しめるかも」
友人A「TMNのコンサートとは偉い違いだ」
「かかってる金の桁が違うよ」

まあ、最終的に凄くドラマティックな感じで、その曲は終わったんですが、
私「でもさあ、舞台の演出と歌詞の内容何にも共通点なかったよね」
友人A「なかった」
友人B「結構辛気臭い曲だったしね」

まあ、そんなこんなの休日でした。
同年代と集まると、最終的に、「うわ、それ何年前だよ」「いや、もう何年じゃきかないよ。何十年だよ」という話で終わることに何の不思議もなくなってきた一日でした。
『シンデレラマン』
知り合い大好き。ラッセル・クロウの主演作品。
ちなみに私は、ラッセル・クロウはどちらかといえば好みじゃありません。(ただ顔の問題)

時は大恐慌の時代。
かつて無敵を誇ったハードパンチャーのジミーも、不景気の中日雇い労働で家族を養う日々が続いていた。
電気も、ガスも止められ、ミルクは配達されなくなる。
ミルクを水で薄め、請求書の山が見守る生活を、妻と子供三人と続けているジミー。
貧しくとも、厳しく正しい彼は、よき夫であり、よき父であった。

「いいか、人のものを獲ってはいけない。それは泥棒だ」
「はい」
「約束するか?」
「約束します」
「じゃあ、パパも約束しよう。決してお前を他所にはやらない。ずっと、一緒だ」

ピークも過ぎた彼の試合は、常にブーイングの嵐が起こり、ついにコミッショナーは彼のライセンス剥奪を告げる。

「家族のもとへ帰れ」
「帰れ? 何も持たず? 勝利も、金も?」

骨折した腕だけを抱え、彼は帰宅する。

「靴墨でギプスを塗れば、ばれない。俺が二倍働くから、大丈夫」
「あなた」
「すまない」
「あなた」
「すまない」
「謝らないで」

貧しさの中でも、彼には幸せがあった。

「何故、俺と結婚した?」
「そうね。他に山ほど男がいたのに、なぜかしら」

そんな中、息子の具合が悪くなる。
見かねた妻は、子供たちを親戚の元へ預けてしまう。

「俺は約束したんだ。絶対他所へはやらないと。子供たちがいなければ、俺は何のために働くのかわからない」

ジミーは周囲の目を無視し、救済局へ足を運ぶ。

「貴方が来るなんて」

その足で、かつてのコミッショナーたちが集う、マディソン・スクウェア・ガーデンへ向かう。居並ぶスーツの男たち。みすぼらしいジミー。静まり返る室内で、ジミーは帽子を脱ぎ、訥々と語る。

「日雇いの仕事も少なくなりました。救済局へも行きました。でも、電気が通るには、あと12ドル足りません。他にあてがあれば、ここには来ません。………援助していただければ、嬉しいのですが………」

かつての二階級制覇した王者が、静かな声で言う。
「いいとも」
「ジミー、頑張れよ」

古ぼけた帽子に、小銭が投げ入れられる。
どんな意味合いを持つものだとしても、それはジミーにとって、子供たちとまた暮らせるための手段になりえるものだった。


月日は流れ、ジミーの元に、元マネージャーであるジョーが現れる。一度限りの試合に出てみないか、と。

「相手役が急遽欠場になった。今からでは、相手は見つからない。それに………」
「金は?」
「250ドル」

絶対に勝てない。負け戦だとジョーは言う。
ボクシングの道具すら全て売り払ったジミーは、それでも試合に参加することを決める。

「子供たちに少しは楽をさせてあげられるし、この場所への別れにもなる」

配給食にあぶれたジミーは、犬のように、持ってこられたハッシュをがっつく。そこに現れたスポーツ記者は、ジミーの引退試合をあげつらった記者だった。

「駄ボラを書け」

記者は、こう書き出した。

「ジミーがまともに歩けたのは、ロッカールームから、リングに上がるまでだった」

ジミーは結果、3Rで相手をKOする。

ハッシュをがっつくジミーに、歓喜に咽ぶジョーが叫ぶ。

「あの左は?」
「右手が骨折した時、左手で働いたからだらよ。自然に鍛えられた」

一度限りの試合が終わり、ジミーは家族の元へ帰り、そしてまた日雇いに向かう。

「賞金が250ドル。取り分は123ドル。借金が118ドル。俺の手元に残ったのは5ドル」
「金持ちだな」
「この辺ではね」
「いい試合だった」

ジミーの元に、ライセンスを取り戻すための、トレーニング費用がジョーから渡される。
次は、骨折ではすまないと、心配する妻・メイ。
「二度目のチャンスだ。つかまないと。リングでの苦しみなら、耐えられる」

夫をジョーの道具にはさせないと、乗り込んだメイが見たものは、一切の家財道具を売り払い、それをジミーに渡したジョーの姿だった。

「虚勢をはってたのさ」

「何かを決めたご主人を止めることができて?」
「止めたいわ」
「女は男の決意を見守るだけ。そして男は女を失望させたと悩む。でも悪いのは世の中よ」

妻二人は、何もない部屋の中で向かい合い笑った。

ジョーはジミーのライセンスを復活させる。
再試合が決まったジミーは黙々とトレーニングに励んだ。
続く試合。
ついに、チャンピオンへの挑戦が決まる。

「何のために戦うのか」という、記者の問いにジミーは一言答えた。

「ミルク」

チャンピオンが相手を殺した試合を、コミッショナーが見せるが、ジミーはそれに冷ややかに答える。

「何が言いたい? ボクシングは危険だってことか? 港での労働だって危険だ。あんたは金を稼ぐ辛さを知らない。ボクシングは俺の職業だ。俺はまだー恵まれている」

不安ばかりが募るメイ。

「いつも祈ってたのよ。ほどほどに怪我をしてボクシングができなくなるようにって。いつか、死ぬ日が来るからと」
「無事でいるためにも金が要るんだ」
「選手としての貴方を黙って支えてきたわ。でもこの試合だけは嫌よ。試合は棄権して。手の骨を折ってでも」

試合当日、協会で祈りをささげようとしたメイの目に、必死にジミーの勝利を祈る、大勢の市民の姿が映る。
控え室に、今まで試合会場に来たことがなかった、メイの姿があった。

「私の支えがないと、勝てないわ」
「そうとも、メイ」
「わかった気がするの。貴方が何のために戦うのか。貴方はニュージャージーの星。子供たちのヒーロー。私の心のチャンピオンよ」
「帰ったほうがいい。ボクサーなんてろくなもんじゃないから」
「家で待ってるわ。だから、ジミー、必ず帰ってきて」

食料の無料配給に並んだ男が挑む、チャンピオン戦。
選んだ末の、勝利。
得たものは、タイトルと―カメ。
実に真面目な作品。
ジミーは激昂しない。唯一、子供が自分の元から去ってしまったとき以外。淡々と働き、プライドなど物ともせず、わずかな金のために他人に頭を下げる。
彼にとってボクシングは夢でも、名誉でも、自らの力を鼓舞するものでもない。
ただ、糧を得るための手段なのだ。
そして、その糧は彼が最も大切である、家族を支えるために必要なものであり、それこそが、彼の生そのものなのである。
これは、戦う男の物語ではない。
働くことは戦うことなのだと自ら体現する男の物語なのだ。


ボロ泣きしました。
特に、前半の恐慌時代の貧しさ描写は、痛々しくて見ていられませんでした。その中でもメイや、ジミーが必死で生きていこうとする姿が、逆にとても辛く見えます。
もう、かつての仲間たち相手に、静かに施しを求めるシーンでは、もう涙で前が見えませんでした。ジミーが情けないのではなく、逆にジミーのその態度が誇らしくて。
普通なら、そんなことできるかよ、プライドだけは捨てないぜというのが、男らしさなのかもしれませんが、そんな姿で腹は膨らまないぜ、とばかりに帽子に入れられた金を数えるジミーの姿は、そりゃ、情けないのかもしれません。
家族すら食わせられない男に、甲斐性はないのかもしれない。
でも、そんなんじゃないんだよ! そうじゃなくって、それでも生きていくのに、当たり前だけどできないことをやってのける姿っていうのは、誰にもバカにされるもんじゃないし、むしろ誇って当然なんだよ!

ジミーがそれなりに、ボクシングで活躍できるようになっても、彼の根っこは常に変わらないので、「何のために戦うのか」「ミルク」のくだりはぞくっときました。
派手な試合ではなく、ジミーや彼を取り巻く家族は勿論、トレーナーのジョー。冷徹なコミッショナー。友人に、その妻など、周囲を固めるキャラクターも多彩です。

………ただ、だ。
ボクシングシーンが面白くない………………。
臨場感がないというか、それこそ最終戦なんか、10R以上戦っているのに、序盤と全く変わらない様子(外見的に)ってそれ、おかしいだろうよ。
相手の得意なスタイルでの特色も出ていないし、試合そのものは見ていて面白くありませんでした。結構な尺を取ってるし、ボクシングがメインなのですから、もう少し肝心の試合演出をどうにかして欲しかったところです。
ジミー演じる、ラッセル・クロウも、チャンピオンの役者さんも、どう見てもボクサーには見えないなあ………。
他は演出も、台詞も、地味ですがグっとくるのに、逆に派手であるはずの試合が足を引っ張っている、という感じでした。惜しいなあ。


『ペルソナ4』公式


■9月1日
直斗が転校してきた。どうやら一年らしいが、空気も読まずクールっぷり絶好調だ。
今まで培ってきたスキルから考えると、こういうタイプは背伸びしていて甘えたがりが基本だろうな。

■9月2日
堂島叔父コミュニティMAX。
まあ、叔父が何であれふっきれたのなら良いことだ。
なんだか結局堂島家のコミュニティは、ドロドロしてないイベントの時のほうが面白かったな………。(遠い目)

■9月7日
明日から修学旅行だ。その前に、また雪子の自立支援につき合わされるのだが、どうも、なんていうか、努力の矛先が間違っているような気がしてならない。
蛍や、雪明りで勉強した人間もいるというのに………。まず形から入りたいタイプなんだな。
「お兄ちゃん、明日からいないんだね。………だいじょうぶ、ちゃんと留守番できるから」
いや、むしろ、別に行かずとも………(そんなわけには)

■9月8日
修学旅行初日。
クラスごとだって言われているのに、至極当然のように俺たちの周りにいる完二。
お前………りせと直斗だっていないのに。
その後、江戸川とかいう先生の授業を受ける。
………真面目に聞き入るほど面白かった俺は、どうかしてしまったのだろうか。いや、でも1000人殺し、1500人の産屋を建てるなんて、中々聞ける話じゃないし。

そして、ラブホテルの前で上がる俺とクマの友情。
疲れた………。

■9月9日
未だに直斗に慣れない完二。お前そんなだから、いつまで経っても過去のトラウマにうじうじしてるんだ。
そして、何故か始まる王様ゲーム………。
何で俺は修学旅行に来て、クマにチッスされている完二を目の当たりにし、雪子に抱きつかれている(首を絞められている)のだろう。
俺の修学旅行は悪夢のような思い出に変わった………。
直斗がなんだか、己のことをぼそぼそしゃべっていたようだが、全く覚えていない。
「バカ軍団ですか」と言われたのは覚えているが、こう見えてこの連中、料理の腕以外は結構まともだと俺は思う。

■9月10日
「さらば、クマ………」
こうやって全員がノリで手を合わせているグラフィックは、本当にできがいいなあ、としみじみ。
変な台詞を語らせるより、キャラクターの動きだけ見ていたほうが、生き生きとしていて実に面白い。

帰宅した俺を迎えてくれる菜々子。ただいま!(壊れている)
しかし、俺がいない間の食事が手に取るようにわかるな。なんだこの、テーブルに広げられたカップ麺は………。
ちょうちんを菜々子が喜んでくれたので、凄くほっとした。
今頃、菜々子と叔父の部屋に飾られているんだろうなあ、と思うと、嬉しい限り。

■9月11日
陽介のコミュは、拳で友情を確かめ合い、二人で並んで河原に寝そべり、空の高さを確認することで極まった。
………正直、こんなオチになるとは思わなかったな………。

■9月15日
直斗は自らテレビ出演し、そしてマヨナカテレビに映り、あちらの世界に入った、と。
自らの意思で入れるものなのか、同じように誰かに拉致されたのかはわからないが。
直斗のことを、凄く心配している完二。親切心からだとわかっちゃいるが、過剰反応さがからかわれる元だと何故気づかないのだ。

■9月16日
「彼女と約束してるから、雨だと困るなって」
「雨よやむな! 降り注げ滝のように!」
名もなきクラスメートの立ち聞き会話がこうまで面白いゲームは中々ないと思う。
もう、主題はどうでもいいから、こういう小ネタを毎回はさんでくれたほうが(以下省略)。

「菜々子、お父さんがさびしくないように頑張る!」
なんちゅう、よくできた娘さんじゃ………!
感涙と嗚咽がとまらない、菜々子コミュの終焉であった………。正直、あの叔父には勿体無いくらいの娘(以下略)。

■9月17日
秘密結社クリア。
え………いや、特筆するようなことは別に何もなかったというか。
レベル60代のペルソナを生み出すことに躍起になっていたというか。
直斗はなんだ、子ども扱いされるのが嫌で、実は●●●であるのが嫌で、みたいな、わりと、思春期によくありがちな話だったので別に印象に残ってない。
………というか、他の連中のペルソナ云々も、十年後の同窓会で笑い話になるようなレベルなんだよな、正直。
問題は問題としていいんだが、結局戦闘終了後、如何なる心境の変化でもう一人の自分を受け入れているのか全くわからないので、なんかこう、オチは全部一緒みたいな捕らえ方をついしてしまう。
俺がやったことといえば、攻撃力を下げたり、回避率を上げたりしていただけだしな。
戦闘を挟む前と、後で、否定したものを認められるような「何か」がいまいちよくわからない。
………あ、そうか、それが助けた俺たちってことなのか………(あまりに遅い自覚)。
あーいや、でも、なんていうか、別に、マヨナカテレビがなかったらどれも自然解消できるような話だと思うんだがな………。

■9月22日
服とリボンと帽子と傘がついているウサギのあみぐるみ。
物凄く凝っている。
服と靴とキャップとサッカーボールがついているウサギのあみぐるみ。
やはり物凄く凝っている。
当然、作ったのは完二だ。
………お前、本当に、可愛いな………。

■9月27日
このままだと、どう考えても全部のコミュニティはMAXまでいかないので、欲望に忠実になることにした。
それを察したのか(無理だろう)怒涛のように押し寄せる完二。
川に流れているあみぐるみを見つけたら、あいつも嫌だろうから、気になってって、お前それ気遣いのレベル超えて、ほぼ、聖人だぞ!
最終的に手芸をからかわれて、という話になるのだが、個人的には家で一人であみぐるみを作るのと、獣柄のタンクトップ眉毛が埋まっている男が手芸屋に材料を買いに行くのとでは、圧倒的に後者のほうが度胸がいると思う。

■9月28日
え、海老原のコミュニティが重………ッ!
過去がどうあれ、今増長していいという理由にはならないが、必死になる理由は勿論わかる。
その結果、それだけじゃなくて、それも踏まえて、ふられるっていうのは中々厳しいだろうな………。
と、結構あっさりほだされる俺だった。

下世話な話題のまま10月へ進む。
■先日、職場でNECのネットブックを起動していたところ、突然電源が落ちました。おかしい、充電はしてきたはずなのに。壊れたか!? 買ったばっかりでー! と帰宅してから電源に突っ込んでみたところ、ちゃんと起動した挙句「バッテリーがね」との文字が。
改めて見てみると、電源を入れているはずなのに、バッテリーのランプがついていません。ぐりぐりと接続をいじってみると、点いた。
加減!? ただの加減なのか!?
さすが乾だぜ………と心底思いました。
「んー? 朝ごはん食べたっけ」くらいのノリで生きてるんだよこいつは!


■新しくなったバラエティ番組『リンカーン』のOPが、意味不明な金八パロディになって絶望しました。
その前のSTUDIO4℃製作のアニメでよかったのに………。
この番組、OP四割、『激論・朝までそれ正解』で5割の期待で見ていたので、一気に視聴する気分じゃなくなりました。


漫画雑感。ちょっと古いものもまとめて。

「落第忍者乱太郎 45」
なんか、作者様の一生懸命さが伝わってくる感じでした。
もう、全部の学年ある程度出さなきゃいけないし、かといって主役は三人組だし、今回はプロ忍まで大賑わいで、いやあもう大変そうだったなあ。
個人的には、How To 室町目当てで読んでいるようなものなので、弾丸が体内に入ったときのピンセットとか、そういう小さな文化的なネタのほうが面白かったりするんですが。



「GIANT KILLING 10」
八谷が超羨ましい………。
誰だって上司に恵まれたい………。上司に才能を見出されて己の真価を発揮できればどれだけ幸せなことか………と、真剣に遠い目をしてしまいました。
「このチームは、監督に才能を伸ばしてもらった奴ばかりだ。だから俺たちは、ウチのボスを優勝監督にしてやりたい。そういう思いで一つにまとまっている。それが俺たちの強さの理由だ」
こんな台詞胸張って言ってみてえー!
今回はベテラン勢に光が当たっているようで、私のサックが絶対に見せ場を持っていくと信じて疑いません。
サック………同い年のよしみで応援してる!(ヨコシマ加減含む)



「竹光侍 6」
蟹侍、大三郎死す。
この物語に出てくる主人公・瀬野も、人斬り・木久地も「人の皮をかぶったばけもの」と称されており、どこか浮世離れした印象を受けます。
どれだけ人を殺しても、どれだけ人を殺すまいとしても、江戸の町に住んでいるのに、心も身体もどこか遠くにいるような印象を受けるような人物なのです。
その中で、武家の冷や飯食い三男坊、御輿大三郎は、いでたち、行動全てが奇抜であっても、物語の中で地に足のついた存在なのです。
ゆえに、その行動が現実と照らし合わせて悲しい。
どれだけ思うがままに生きても、奇行を自ら楽しんでも、それを冷ややかに見る現実がある。
現実は、大三郎に決して優しくない。
瀬野や木久地には、思うが侭に生きろとばかりに優しい景色ばかりなのに、大三郎は見たい景色が見られず、自分でもそのことを知っている。慣れ親しんだ屋敷は取り壊される。
「皆して儂の落ち度を待っておるのよ」
大三郎は現実を楽しもうとしたのに、現実は決して大三郎を楽しませてはくれなかった。
そんな大三郎の最期は、自ら選んだ木久地によって、首をはねられて終わった。
「今生をあのように夢うつつに生きて存分に楽しまれたと思うのです」
そばにいた源次はそう語りましたが、私にはそうは思えませんでした。
結果は悪いものではなかったのかもしれない。けれど、そこに至るまでの過程が、なんとも空しい大三郎の最期でした。



「魔人探偵脳噛ネウロ 21」
早坂お兄さんが相変わらず内村プロデュースでほっとしました。あの兄弟は本当に癒し系ですね。
笹塚が至極あっさり退場したのが、凄く違和感を感じたのですが。主要人物だから出番があるんじゃ、というわけじゃなく、なんていうかシックスのかませ犬、手のひらの上にしたって、見せ場がなかったというか。
無駄死になら無駄死にの美学みたいなものがあってもいいような気がしたんですが、このあたりの淡白さが、この作品の色ったらそうなのかもしれません。
「別に。笑いたくなったら普通に笑うよ」
この台詞にはぐっときましたが。
でも、ダンボールおじさんのほうが、インパクトはあったなあ。
春川教授と刹那のロマンスも、この親父があってこそというか、全ての元凶というか。
アヤもそうですが、この教授も完璧に犯罪者なのに、その罪を責める相手がいなかったり、責めることをヤコがしない、っていう犯罪者に対する感情の描き方に特徴がありますね。
殺された笹塚に対する悲しみは歩けど、殺した相手に対する憎しみは希薄な印象が強いです。
そして、葛西、お前、何で生身………!(大喜び)
こんなキュートな41歳見たことない。
長生きしたいとか言っておきながら、結局最後に主張することは主張して、それで死ぬならまあいいや、的な曖昧な部分が人間っぽくってかっこよかったです。
「パチンコは………魔物だ………。あと、ゴールデンでCM………やりすぎだ………」
この単行本で一番笑った瞬間でした。



「トリコ 4」
相変わらずの色使いに、とんでもセンスの服装に、何故あえて新キャラが変態とか、色々な意味で凄く王道のジャンプ漫画だと思いました。
1~3巻にかけての、食材絡みの話から、格闘中心になると物語のインパクトは薄くなりますが、トリコがかっこいいので許す。
ただ、マンサムは除く。
マンサムは生理的に受け付けません。何故あえて、ああいうキャラクターをぶつけるのだろう………。女性受けさせたくないのだろうか。
でも男性受けさせるには、女子が本当に可愛くない。
いや、割と今の漫画って女子が可愛いの多いんですが、この漫画に出てくる女子(リンしかいないが)の可愛くなさは一体なんなのでしょうな。顔………はまあ、あの絵柄ですからどうにもなりませんが、なんだろう、性格………?
だったらココのほうが億倍可愛いよ。
あんな分厚い胸板してるくせに、小松を軽く持ち上げられるくせに、ココのほうが絶対可愛いよ。

個人的にはグルメ路線を突き進みつつ、グルメ漫画なんだからもう少し食事、食物を美味しく描けるようになってくれと思います。人物とか、そんなんは今のレベルでいいから。むしろ、今のトリコで十分萌えられるから。

巻末で、トリコの年齢25歳に凄く萌えたんですが、この年齢も珍しいですよね。少年漫画の主人公としては。
主人公を見守る立場、とかでいる年齢としてはおかしくないですが、主人公で25歳って新鮮だ。
そして、なんていうかトリコの性格が熱血漢とも違うし、勿論バカでもないし、なんていうか、ただ真っ直ぐなんだけど酸いも甘いもわかる、大人っていうか、バカに見えるんだけど、馬鹿な子供ではないっていう性格設定が魅力的です。
ココとか、それこそ変態サニーとか、小松とかは性格として凄くわかりやすいんですが、肝心のトリコの性格がちょっと不透明なのが意外かなあ、と。
基本、気は優しくて力持ち。でも知識も当然あって肉体派であり頭脳派。他人の心の機微もわかるし、差別もないし、「俺は食べる以外の目的で動物は殺さない」っていう確固たるものもちゃんと主張できるし、他人のために憤ることもできるし、で、あれ? トリコって完璧超人なんじゃねえの?(古い表現)
なんか、トリコが男前過ぎて、目がかすんできたような気がします。
四巻の裏表紙(というかカバーめくったところ)の闘牛士トリコは超萌えた。
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