『ペルソナ4』公式
借りたままやっとプレイです。いやもう、PS2を起動させるのが億劫で億劫で。
これ、人から借りたんじゃなかったら、やってなかったんじゃなかろうか、と思いつつ開始です。
攻略本もセットで貸してくれたんですが、バリバリに付箋の付いた攻略本を貸してくれる持ち主の心意気に惚れる。私なら恥ずかしくて無理だ。(それは貴方が付箋を貼る場所に偏りがあるからでしょうよ)。
私は今まで、アトラスのソフトは殆ど遊んだことがありません。メガテンもデビルサマナーも、よくわかんないけどそのシリーズらへんも全くわかりません。わかるものといえば、『九龍』くらい。
■4月11日
なんだろう、この菜々子の可愛さは………。
別に幼女趣味ではない、俺ですらそう思った。
天の声は、俺なら抱きしめるね! と興奮しきっている。
………またこいつの采配で動くことになるのか。
俺は、井原麻生。この名前を名乗るのも久しぶりだ。前回は九龍の時だったが、果たして今回はどんなことになるのやら。
ともかく俺は、家庭の事情で叔父の家に引き取られることになった。そこで出会ったのが、叔父とその娘菜々子だ。
その菜々子が、またえらい可愛いので、さすがの俺も対処に困る。
菜々子がスーパーのテーマソングを口ずさむ姿に倒れ、そしてその姿をガン見していたところ、「食べないの?」と突っ込みを入れられて、慌てて食事を再開する俺。
は、恥ずかしい………。
霧の中でなにやら怪しげな物体と戦闘になって、やたらにポエムを口ずさむ奴に出会ったが、日常生活のほうが刺激満点だったので、それどころじゃなかった。
■4月12日
引っ越してきたばかりの俺の傘が、ビニール傘っていうのが、凄くリアルな感じだ。
通学途中で、股間をぶつけた少年とすれ違う。き、気の毒に。
そんな股間は同じクラスの後ろの席だった。結局、同じように股間をぶつける様を見て、俺はどう反応すればいいんだ。
とりあえず、見てみぬふりを決め込むことにした。クールとは違う。
放課後、千枝と雪子という女生徒二人に連行され、帰宅することに。
不倫疑惑のあったアナウンサーが、アンテナにひっかかって死体となって発見され、叔父はその捜査にまたかかりきりになってしまいそうだ。
ここで、真っ先に菜々子の心配をしてしまう俺は一体どうしてしまったのだろう………。いかん、いかん。
帰宅後、「エヴリデイ・ヤングライフ・ジュネス♪」を共に口ずさむ俺は、自分自身でもう引き返せないのだと学んだ。(わずか二日で)。
■4月13日
ここでやっと股間少年の名前が花村陽介であることがわかった。ノリは軽いが、基本いいのようだ。女が好きというよりは女に気を使える奴というか。
気になる先輩が声をかけてきてくれたが、初対面の相手に「花村がウザかたら正直に言って」なんて、冗談でもあまり聞きたくなかったな。陽介の趣味はよくわからん。
雨の日にマヨナカテレビを見ると、運命の相手が映るとかなんとか。あのノリだと、陽介は絶対に実行するな。
俺もまあ、付き合いだ。見ておくか。明日絶対に学校で結果を聞かれそうだし。
菜々子と二人きりの夕食。ご飯と味噌汁だけ作って、あとは惣菜を買ってきているらしいが、なんともわびしい感じだ。俺はいいが、菜々子はいくらなんでも可愛そうだろう、と、仕事で帰ってきた叔父にちょっと恨み言の一つでも言いたくなったが、当人が言わないのに俺が口を出すのも、おかしな話だ。黙っておいた。叔父は叔父で大変なんだろうし………って、俺は何故三日でここまでこの家族に順応して………!(やっぱり恥ずかしい)
■4月14日
マヨナカテレビに運命の相手が映るのだ、と千枝(ショートカットの少女)に言われ試してみたところ、手が吸い込まれるという奇怪な現象に巻き込まれた俺。
陽介と千枝は信じない。そりゃそうだろう。
そこで、テレビが小さかったから入れないんじゃないかという結論になる二人の脳がいまいちよくわからないが、とりあえずでかいテレビを求めてジュネスに行くことに。
ジュネスのテレビ売り場で試してみたところ、生理現象を我慢していた陽介と千枝と共に、別世界に飛んでしまった。
個人的に、周囲が慌てれば慌てるほど冷静になる俺は、逆に二人の慌てっぷりにほほえましさすら感じてしまった。俺は最近オカン化が進んでいるような気がしてならない。
なんだこのシュールなファンシーさ加減は。
迷い込んだ空間も、ポスターの首だけ切り抜かれていたり、血まみれだったり、どう考えても首吊り用の縄があったりと、あまり長居したくないような場所だった。
とにかく、落ち着けと二人をなだめたところに、『クマ』と名乗る巨大なぬいぐるみのような物体と遭遇する。
千枝の剣幕にすっかりびびってしまったクマに、すっかりなつかれる俺。ますますオカンだな。
結局、クマの力で元の世界に戻してもらったんだが、あの世界はなんだったのだろう。
こちらの世界では、アナウンサーの第一発見者の少女が行方不明だとか、キナ臭いニュースばかりだ。
………この前テレビを見た限りだと、第一発見者は、多分あの先輩だろう。………陽介が気の毒な思いをしなければいいんだが………。
風邪気味の俺に、菜々子が風邪薬を持ってきてくれた。場所さえ教えてくれれば取りに行くのに。こんな優しさが嬉しい俺は現役高校生。
■4月15日
朝電柱にひっかかった第一発見者の姿が。
酷い姿だったが、ここで天の声が、「パ、パンツが!?」と叫べる理由が俺にはわからない。不謹慎すぎるだろう、貴様!
陽介に頼まれ、事件に関係があるかもしれないと、またテレビの中へ連れて行ってくれと頼まれる。マヨナカテレビに映ったのが、先輩だからだ、と。確かにその可能性はある。俺たちが迷い込んだ空間も、不倫相手の奥さんに恨みがあるような部屋だったし。
関係ないかもしれないけど、これだけ色々知ってしまった以上、見て見ぬふりなんてできない、という陽介も男前だが、それをほっておけないという千枝もいい奴だ。
千枝に命綱を持たせ、再度あの空間へ。
命綱は、微塵も役に立たないというか、元の世界で千枝があの状態を通りすがった人たちにどうやって説明させる気だったんだ、陽介………。
向こうの世界でまたクマと遭遇し、この世界に人を送り込んでいる犯人を捜すことになった。
その必須アイテムが、霧の中でもよくものが見える眼鏡。
………これはなんだろう。誰に向けてのサービスなのだろう。察するに、これからこの世界で戦う人間全員、眼鏡を装着しなければならないらしいのだが。
シャドウとの戦闘で、俺のペルソナが覚醒する。
そこで、思わず、にやり、と恍惚の表情を浮かべて笑う主人公が、凄く世界観を現してますね。(BY・天の声)
何だろうあの感覚は。思わず高揚感に笑みがこぼれたが、個人的には、センセイとクマに呼ばれるようになってしまったので、妙な剣客意識が天の声に生まれるんじゃないかと凄く心配になった。
ここで陽介のペルソナが現れ、色々なことをあげつらってきます。
しかし、どれも俺から見れば当たり前のことにしかすぎない。うっとうしいものはあるし、危機を楽しむ気持ちだってある。それを別に表に出して他人を不愉快にさせなければ、それでいいじゃないか。この気持ちがあったところで、俺は別に陽介を軽蔑したりしない。
主人公、冷静にその事実を受け止める(むしろ楽しそう)。陽介その事実が受け入れられないってところに、主人公の異常性があっていいですね。やっぱり、「主人公」はこうでないとな。(BY・天の声)
結局、向こうの世界に人が送り込まれると、暴走したシャドウに殺されてしまう。それを食い止めるために俺と、陽介は戦うことになった。
どうでもいいが、天の声の俺神格化は気持ちが悪いのでやめて欲しい。
うう、九竜の悪夢再び………。
しかし、主人公のペルソナ・イザナギは凄くカッコイイのですが、初っ端で、「桃太郎! 剣桃太郎じゃないか!」と思った私は年食ってるからなのでしょうか。伊達! 伊達臣人は何処だ!(いませんよ)
そして、毎日必ず挿入される、菜々子との夜の会話は、製作者わかってると思います。いやーこれがあるのと、ないのとではゲームの印象全然違う。(むしろなかったら私は泣く) ………この感想は俺もちょっと、同意………。
深夜、マヨナカテレビに映ったのは………これ、雪子じゃないか? 事件後出会ったときの格好とよく似ている………。
■4月16日
いきなり朝から陽介と握手をし絆が深まるという濃い登校風景から始まり、俺仰天。こ、これが、イーゴルたちが問答無用で説明してきたコミュニティってやつか………!?
ここで陽介と携帯番号のやりとりをするのだが、その手馴れてる感が非常に今の子っぽいな。俺は携帯には疎いが。
叔父も連続殺人として、アナウンサーと先輩の調査を続けているみたいだが、本当にあの世界が原因だとすると、叔父の苦労も徒労に終わるわけか。少し後ろめたいが、切り出す方法もまだよくわからない。
新たにテレビに映ったのが、雪子ではないかと、またジュネスのテレビで試してみたところ、「ホストクラブをぶっ建てる」などと、いっちゃってる発言をぶちかました後に、あちらの世界へ向かってしまった。
俺は、正直雪子とそれほど関わりがあったわけではないが、抑圧されすぎだろう、お前。
■4月17日
菜々子………! 菜々子を一人で置いて出かけられるかあ!
という俺の血の叫びを押し殺しつつ、日曜日にジュネスへ向かうことに。
「るすばん、できるから。晴れだって。せんたくものほそうっと」
と、こちらを気遣う菜々子に、目頭が熱くなった。くっ、何でこんな時に。俺にとっては雪子も菜々子も大切だ。
渋々………もとい、雪子を救うためにジュネスへ。
そこで陽介が持っていたレプリカの刀のために、警察へ連行されるはめに。
「お前………こういう馬鹿をするタイプには見えなかったがな」
菜々子と一緒に留守番もせず、警察のお世話になる俺。
今すぐ死にたい。
叔父の視線が痛い………。お、おのれ陽介………お前のせいだぞ………!
街中にも、ベルベットルーム(ペルソナ作成のための場所)も好き勝手に現れいよいよ本格的な戦闘開始。が、まるで上手くいかん。
結局あれだ、弱点狙って攻撃できる時以外は、防御に徹していたほうがいいってことなのか? 敵とのエンカウントも武器振ってるはずなのに、先手を取られて大体ボコボコな目に。お、おのれ。
千枝のペルソナも覚醒。敵対時のペルソナ、俺の屍を越えてゆけ、の男神輿に匹敵するくらいのインパクトだった。アレは凄かった。
お、女神輿ですか千枝さんよ!
おまけに自分のものになった後のペルソナも凄かった。あの黄色の全身タイツの中身がパッツンパッツンだったのは、見なかったことにしよう。刺激が強すぎる。
くらくらしていたので、うっかりリーダーなんぞを拝命してしまった。なんでこう、俺はこういう集団で中心になってしまうのだろう………。
その後、珍しく三人で夕食。俺を心配してくれているのはわかるんだが、どうしても尋問になってしまう叔父に、「ここ、ケーサツじゃないよ」とむっとする菜々子が、本当に可愛い。
逆に、早く事件を解決して菜々子と一緒にいてやらないとな。父親の代わりにはなれないけれど、兄くらいにはなれるだろう。いや、なってみせる………(目標・菜々子の心の支え)
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『バスカヴィルの獣犬』
ムーラン・ルージュで変態貴族を演じて、凄くかっこよかったリチャード・ロクスバーグが出ているというので借りてみたんですが、あれ? ずっと違う人だと思ってたよ………。
私がリチャード・ロクスバーグだと思っていた、ワトソン役はイアン・ハートでした。
そして、リチャード・ロクスバーグは凛々しく男前であごがっちりのホームズでした。
あ、あの変態貴族の面影は何処に!?
いや、ホームズだってかなりの変態でおまけにヤク中だけどさ。
私は別に、ホームズファンではないので(名探偵ホームズは大好きだ)帽子とパイプがないから違和感、ということも全くなく、普通にシルクハットに巻きタバコのホームズを受け入れられました。
舞台がその時代のイギリスで、広大な自然と町並みが非常におしゃれです。おしゃれというか、想像できるよきイギリスの都会と田舎というか。薄いトーストをかじり、紅茶を飲み、不味そうな卵を食べて、男性は常にシルクハットに黒のロングコートにベスト。様式美的な美しさがそこにあります。
基本的に、ホームズシリーズは推理小説だとはあまり思っていないので、この映画もサスペンス物という捕らえ方で間違いないかと。
私は前述したとおり、イギリスの世界観や、衣装などを含めた映像としては楽しめましたが、話としてはまあ普通、という感じでしょうか。
特別怖くもなければ、ホームズが劇的に活躍するわけでもなく。
ホームズよりも主人公がワトソンなのは、個人的には嬉しい限りです。どう考えたって、他人の心の機微全くわからない男より、人情派なんだけど基本紳士で、行動力もあって、かつインテリ(医者だぜ)のワトソンのほうが好みです。ヘイスティングスとは違った可愛さがあるよね。
結局、最初から最後までまるで報われないワトソンが見所なのではないかと。
ホームズはーうーん、テレビシリーズのほうが病んでる感が強くて、こっちのホームズはただ性格が悪いだけに見えました。推理もまあアレだし、大体、依頼人を一ミリも大切にしないのってどうなの。
イギリスの文化と、ワトソンの可愛さを楽しむ、くらいのまったりした気持ちで見ればいいのではないかと思います。
『ラスト・マップ/真実を探して 特別版』
クリストファー・ウォーケンと、マイケル・ケインが出ていて、見ないわけにはいかないだろう、と鼻息荒くしてみました。
世間の評判は並で、短いとか色々言われているみたいなんですが、個人的にはこれくらいのドライ感が流れる親子物のほうが好みでした。
主人公が幼い頃に出て行った父親が急に戻り、祖父が急に亡くなり、そして祖父の遺言に従って、父親、主人公、その息子の三人で車の旅が始まる。散骨をしながら家族の交流が描かれるのですが、その描かれ方が非常にシャープというか、家族だけどそれぞれの領域にはあくまで踏み込まないというスタンスが非常にリアルでした。
これが女同士ならそうもいかないのかもしれませんが、男同士だとその微妙な距離感が凄く感情移入できました。
また、祖父(曽祖父になるのかな)の遺言がカッコいいんだ。
ケンタッキーフライドチキンの紙袋に、散骨して欲しい場所の地図と、開いて欲しい順番に詰められた青とピンク色の付箋。
がさがさ紙袋を開けながら、いちいち遺言どおりに、まず目的地に向かい、そして必ず食事をして、指定場所で散骨する。
見ているこっちは、その家庭でずっと離れていた父息子間の絆が深まるのかな、と思いきや、そうでもないんですね。
息子はじぶんをほっておいた父親を尊敬できないし(そりゃそうだ)父は父で「今まで何も頼んだことのなかった父が頼んでいるからやっているんだ。そうでなかったらこんなことするか」とはっきり言ってしまうんですね。またそれは前半の台詞なんですが、後半でも別にその発言を覆すわけではありません。
それでも、息子と父はなんとなく話をして、いさかいを起こし、話せなかったことを話すようになっていく。
また、クリストファー・ウォーケン演じる、初老の無精ひげの男がカッコいいんだまた! 饒舌じゃないんだけど無口じゃないんだけどハンサムじゃないんだけど、女にすげえもてる。
いや、わかるよ! こういう男が魅力的なのはさ!
散骨のための銀のスプーンも、友人と称する女が買ってくれるんですよ。いや、友人なのかもしれませんが、凄い親しい友人であるのは間違いないし、祖父を看病していた看護師とも関係しちゃうしで、おま、お前………。
そして、旅を続ける間に、最終目的地が近づき、父は何故かいなくなってしまいます。
息子は別居している妻から、父親が刑務所の病院で透析の最中に脱走し、そして余命いくばくもないことを知ります。
最後の目的地はある町の階段。父親と息子、母が暮らした場所でした。その場所で一体何があったのかと問い詰める息子。
「親子の交流を深める旅かと思っていたが、結局、これはヘンリーから俺への腹いせだったんだ」
「話してくれ。僕へのメモにはこうあった。「許してやれ」と」
母が亡くなり、麻薬に溺れた父親。
「自分を落としたのか」と問う息子。
「落としたんじゃない。投げ捨てたんだ」と答える父。
もう少し現実的に救いがあるのかと思っていたのですが、これ、許す許さないの時限を越えて酷い過去でした。
これが原因で今まで刑務所に入って………いたのかな?
ここでのクリストファー・ウォーケンは、それまでの枯れた男ではなく、急にギラギラとしたどうしようもないやるせなさを抱えた、男の顔になって、凄く迫力がありました。
息子は、父親を車に乗せて、結局父親が本当に行きたがっていた場所へ向かいます。
その最中、車中が映るんですが、延々無音なんですよね。
腎臓が全く機能していない父親が、もう意識混濁で、朦朧としているわけですよ。
それに気づき、必死で話しかけたり、身体をゆすったりして、今までになく自分から積極的になる息子。
父親はそんな息子の腕をたたき、息子は黙ります。
この間の「わかったから」「大丈夫だから」という父と息子のやりとりで、もう号泣。
無音なので、何を話しているのかはわからないんですが、息子が必死で笑ってるのも悲しいし、力なく声を出さずに反応する父親がもう。
結局、父親は車中で亡くなります。
その後、本来の父親の目的地に散骨されるところで話は終わります。
面白かったです。
あー私も、息子を持ってフライドチキンの袋に遺言詰めて、遺言執行してもらいたいなあ。父親として(無理だろ!)
ムーラン・ルージュで変態貴族を演じて、凄くかっこよかったリチャード・ロクスバーグが出ているというので借りてみたんですが、あれ? ずっと違う人だと思ってたよ………。
私がリチャード・ロクスバーグだと思っていた、ワトソン役はイアン・ハートでした。
そして、リチャード・ロクスバーグは凛々しく男前であごがっちりのホームズでした。
あ、あの変態貴族の面影は何処に!?
いや、ホームズだってかなりの変態でおまけにヤク中だけどさ。
私は別に、ホームズファンではないので(名探偵ホームズは大好きだ)帽子とパイプがないから違和感、ということも全くなく、普通にシルクハットに巻きタバコのホームズを受け入れられました。
舞台がその時代のイギリスで、広大な自然と町並みが非常におしゃれです。おしゃれというか、想像できるよきイギリスの都会と田舎というか。薄いトーストをかじり、紅茶を飲み、不味そうな卵を食べて、男性は常にシルクハットに黒のロングコートにベスト。様式美的な美しさがそこにあります。
基本的に、ホームズシリーズは推理小説だとはあまり思っていないので、この映画もサスペンス物という捕らえ方で間違いないかと。
私は前述したとおり、イギリスの世界観や、衣装などを含めた映像としては楽しめましたが、話としてはまあ普通、という感じでしょうか。
特別怖くもなければ、ホームズが劇的に活躍するわけでもなく。
ホームズよりも主人公がワトソンなのは、個人的には嬉しい限りです。どう考えたって、他人の心の機微全くわからない男より、人情派なんだけど基本紳士で、行動力もあって、かつインテリ(医者だぜ)のワトソンのほうが好みです。ヘイスティングスとは違った可愛さがあるよね。
結局、最初から最後までまるで報われないワトソンが見所なのではないかと。
ホームズはーうーん、テレビシリーズのほうが病んでる感が強くて、こっちのホームズはただ性格が悪いだけに見えました。推理もまあアレだし、大体、依頼人を一ミリも大切にしないのってどうなの。
イギリスの文化と、ワトソンの可愛さを楽しむ、くらいのまったりした気持ちで見ればいいのではないかと思います。
『ラスト・マップ/真実を探して 特別版』
クリストファー・ウォーケンと、マイケル・ケインが出ていて、見ないわけにはいかないだろう、と鼻息荒くしてみました。
世間の評判は並で、短いとか色々言われているみたいなんですが、個人的にはこれくらいのドライ感が流れる親子物のほうが好みでした。
主人公が幼い頃に出て行った父親が急に戻り、祖父が急に亡くなり、そして祖父の遺言に従って、父親、主人公、その息子の三人で車の旅が始まる。散骨をしながら家族の交流が描かれるのですが、その描かれ方が非常にシャープというか、家族だけどそれぞれの領域にはあくまで踏み込まないというスタンスが非常にリアルでした。
これが女同士ならそうもいかないのかもしれませんが、男同士だとその微妙な距離感が凄く感情移入できました。
また、祖父(曽祖父になるのかな)の遺言がカッコいいんだ。
ケンタッキーフライドチキンの紙袋に、散骨して欲しい場所の地図と、開いて欲しい順番に詰められた青とピンク色の付箋。
がさがさ紙袋を開けながら、いちいち遺言どおりに、まず目的地に向かい、そして必ず食事をして、指定場所で散骨する。
見ているこっちは、その家庭でずっと離れていた父息子間の絆が深まるのかな、と思いきや、そうでもないんですね。
息子はじぶんをほっておいた父親を尊敬できないし(そりゃそうだ)父は父で「今まで何も頼んだことのなかった父が頼んでいるからやっているんだ。そうでなかったらこんなことするか」とはっきり言ってしまうんですね。またそれは前半の台詞なんですが、後半でも別にその発言を覆すわけではありません。
それでも、息子と父はなんとなく話をして、いさかいを起こし、話せなかったことを話すようになっていく。
また、クリストファー・ウォーケン演じる、初老の無精ひげの男がカッコいいんだまた! 饒舌じゃないんだけど無口じゃないんだけどハンサムじゃないんだけど、女にすげえもてる。
いや、わかるよ! こういう男が魅力的なのはさ!
散骨のための銀のスプーンも、友人と称する女が買ってくれるんですよ。いや、友人なのかもしれませんが、凄い親しい友人であるのは間違いないし、祖父を看病していた看護師とも関係しちゃうしで、おま、お前………。
そして、旅を続ける間に、最終目的地が近づき、父は何故かいなくなってしまいます。
息子は別居している妻から、父親が刑務所の病院で透析の最中に脱走し、そして余命いくばくもないことを知ります。
最後の目的地はある町の階段。父親と息子、母が暮らした場所でした。その場所で一体何があったのかと問い詰める息子。
「親子の交流を深める旅かと思っていたが、結局、これはヘンリーから俺への腹いせだったんだ」
「話してくれ。僕へのメモにはこうあった。「許してやれ」と」
母が亡くなり、麻薬に溺れた父親。
「自分を落としたのか」と問う息子。
「落としたんじゃない。投げ捨てたんだ」と答える父。
もう少し現実的に救いがあるのかと思っていたのですが、これ、許す許さないの時限を越えて酷い過去でした。
これが原因で今まで刑務所に入って………いたのかな?
ここでのクリストファー・ウォーケンは、それまでの枯れた男ではなく、急にギラギラとしたどうしようもないやるせなさを抱えた、男の顔になって、凄く迫力がありました。
息子は、父親を車に乗せて、結局父親が本当に行きたがっていた場所へ向かいます。
その最中、車中が映るんですが、延々無音なんですよね。
腎臓が全く機能していない父親が、もう意識混濁で、朦朧としているわけですよ。
それに気づき、必死で話しかけたり、身体をゆすったりして、今までになく自分から積極的になる息子。
父親はそんな息子の腕をたたき、息子は黙ります。
この間の「わかったから」「大丈夫だから」という父と息子のやりとりで、もう号泣。
無音なので、何を話しているのかはわからないんですが、息子が必死で笑ってるのも悲しいし、力なく声を出さずに反応する父親がもう。
結局、父親は車中で亡くなります。
その後、本来の父親の目的地に散骨されるところで話は終わります。
面白かったです。
あー私も、息子を持ってフライドチキンの袋に遺言詰めて、遺言執行してもらいたいなあ。父親として(無理だろ!)
今のところ自炊は続けてます。
甘いものが食べたくなって、コンビニに寄ったり、スーパーに寄ったついでにお惣菜を買ったりはしていますが、基本作ってます。
同僚「どういう心境の変化があったの!?」
私「………いえ、別になにも」
強いて言えば、やってみたらできたとか、そんな理由でしょうか。買った食材を片付けて消すことに達成感があると申しましょうか(なんだその殺伐とした理由)。
ただ一つ問題があって、どうしても冷凍保存しづらい野菜を先に食べよう、調理しようとすると、意図的ではなく野菜しか食べない日々が続いてしまうのです。ほぼ食生活がヤギ。
元々大して野菜は好きじゃないんですが、ほっとくとすぐに悪くなるからなあ。
………というような話をしたところ、
同僚「大丈夫よ。基本、野菜を食べていれば間違いないわよ! 他は何もいらない!」
という、物凄い極論が返ってきました。
いえ、まあ、豆腐や大豆で取ろうと思えばたんぱく質取れますしね………。
こうなってくると、せめて外での食事くらいは(外に食事なんてめったにありませんが)肉を食おう、と思うのですが、今度は食べなれないものを食べて腹を壊すというコンボが待ち構えていそうな気がします。
まだ怖くて試していないので、何だか外でも肉を食うのにためらいが生じてしまいました。まあ年だしね………。
先日作ったもの。
■炊飯器で作るチーズケーキ。
何故またお菓子にチャレンジするという声が聞こえてきそうですが、先日同僚にちょっとしたおめでたいことがあったので、それに何か贈ろうと考えたものです。
実際、上手くできたためしもないのに、何故手作り品を贈ろうと思うんだ、手編みのマフラークラスに迷惑だとも言えるんですが、失敗したら自分で処分すりゃいいだけの話ですし。
材料を混ぜて炊飯器のスイッチを入れるだけなんですが、合計、五回くらい炊飯を重ねたので、簡単なんだか面倒なんだか判断つきかねる感じでした。どれだけ時間かかるんだ。
うちのレンジが、オーブンレンジだったら話が早いのでしょうが、うちはダイヤルで解凍とあたためしかできないのです。でも、一番最初に勤めた職場を退職する時に同僚みんなから贈られた大切なものなので、捨てる気もなく、今後もフライパンと炊飯器を駆使するしかなさそうです。
味としてはまあまあでしょうか。クリームチーズがだまになって、最終的に疲れて混ぜるのをやめたわりには上手くできました。
まあ、しかしこういうお菓子作業にはやっぱり、泡だて器が必要ですね。(ないの!?)
しゃもじと、フライ返しで延々混ぜる作業は疲れました。うちにはミキサーなんてものも、自動泡だて器もない。
実際、クリームチーズと生クリームで500円くらいかかっているのであれば、買った方が美味いし大して味も変わらないんじゃなかろうか。
勿論、ボリュームで言えば三合炊き山盛りにできるんですけど、そんなに食べたくもない。
■豆腐ハンバーグ。
卵を入れ忘れたりありましたが、わりと普通にできました。型崩れもしなかったし。
ただ、今更ですが、レシピの分量って大体3~4人前なので、その通りにやると、多くて仕方がない。
三回くらいフライパンで焼いて、タッパ一杯できました。
肉も面倒だったので、鶏と豚(余り)のひき肉混合。これくらいいい加減にやってもできましたが、手間っちゃあ手間ですね。
■手羽先とじゃがいもの塩煮。
塩煮という言葉は何故か心惹かれませんか。
私は惹かれたのでやってみたのですが、100均の包丁で手羽を切るのはかなり無謀でした。
こういう、後先考えずに材料だけそろえると、後々自分がえらい苦労するという見本ですね。ほとんど力に任せて包丁を振るったので、凄く疲れました。いや、でも、100均包丁は六年以上頑張ってくれているので、彼を責めるのはお門違いだと思うんだ………。
味としてはまあまあ、でしょうか。水を多く入れすぎた。にこごりみたいになってしましましたが、暖めなおせば味がしみて美味しいような気がします。(願望)
■ネギ焼き。
上の手羽先を炒めるのに、臭みを取るためにネギが必要だったので、その後始末という感じでした。長ネギ一本とかあまり売ってないからなー。
ごま油・マーガリンで炒めて、しょうゆ、お酢、みりんで味をつけるというシンプルなものでしたが、あれ、一番美味しい………?
すっぱいものがあまり得意ではないので、お酢を控えめにしたのですが、それでも十分酸味が効いていて美味しかったです。どちらかといえば中華風、でしょうか。
ねぎ丸ごと食べられるので、お得感が強いです。
■納豆いため。
買っておいた納豆がだいぶ日数が経ってしまったので、ひき肉やら玉ねぎやら卵やらと一緒に炒めてみました。
まあ、不味くはないけど納豆は納豆として食ったほうが美味いよというくらいのできばえ。
というか、私別に納豆特別好きじゃないんですよね。(なら何故買うのだ)(それは身体にいいと聞いたから)
■鮭の炊き込みご飯。
材料を入れて炊飯器にお任せ、という簡単レシピのはずが、米がべたべたになりました。
あー水が多すぎたかーいっそおかゆレベルくらいゆるければよかったのに、と思いながら混ぜたのですが、底は焦げていたので、よくわかりません。
鮭とえのきが具材なのですが、えのきから水が出るから、表面がべちゃべちゃになったということなのか?
味そのものは、だしと鮭の味が出ていて美味だったので、今度やるときは、えのきを米に混ぜておくとか、工夫が必要な気がします。いえ、この工夫に効果があるのかどうかは知りません。
最新式の炊飯器なら、米が踊り炊かれるから不必要なんだと思うんですが、これも一人暮らしのときに買った古い三合炊きだからなあ。
そしてこれもやはり、三合炊きで三合分の混ぜご飯は無謀でした。
ああ分量………。
今後一ヶ月くらい、このご飯を食べ続けなければいけない気がします。冷凍庫を開けるのも嫌だ。
後はいつもの通り、期限の切れそうな野菜をぶちこんだ中華風煮物(鶏かと思ったら牛だったという例のスープのもと)くらいでしょうか。
具材は豚肉なのにスープは牛というわけのわからなさですが、この料理は味付け関係なく煮ればいいので失敗なく楽です。
まあ、こんなところでしょうか。
今現在、冷蔵も冷凍もぎゅうぎゅうです。
思っていたよりも消費の激しい調味料は、圧倒的に酒。これは小瓶じゃ間に合わないなあ。
やっぱり、ムキになってドカ買いするからいけないんでしょうね。冷凍庫には鶏のむね肉ばかり、六枚くらい冷凍されてます。いいけどさ、焼いて食べればいいんだし………。
当たり前ですが、凝った食事を作るより、とにかく炒め物とか、とにかく煮物でマメに調理したほうが、安上がりですし美味しいですよね。
ただ私は、基本、やらずにすむのであればしたくないので、一気に料理してあとは毎日電子レンジ、という生活になると中々。いやー遅番後に料理とかはしたくないなあ。
料理そのものは、思っていたよりも楽しい………もとい、思っていたよりもつまらなくはないくらいのレベルなんですが、なんていうか、食材をはかせる、野菜を消費する、結果できるのが料理なので、出来上がった料理は別に食べたくもないというのが一番の問題のような気がします。
いえ、まあ、完成すればそれでいいっつーか………。わざわざ食べたくもないっていうか………。
よく、作りながらつまみ食いをしておなか一杯、とか、誰かに食べさせるために作っていると、それだけで満腹になるとかいう、かわいらしい理由はよく聞きますが、つまみぐいもしない、誰かに作るって誰に作るんだよ自分だよレベルの私が、食べることを諦めたら、どうにもならないので、自分を発奮させて消化活動に挑みたいと思います。
こういう人間に料理される食材って気の毒ですね。(本当にな)
甘いものが食べたくなって、コンビニに寄ったり、スーパーに寄ったついでにお惣菜を買ったりはしていますが、基本作ってます。
同僚「どういう心境の変化があったの!?」
私「………いえ、別になにも」
強いて言えば、やってみたらできたとか、そんな理由でしょうか。買った食材を片付けて消すことに達成感があると申しましょうか(なんだその殺伐とした理由)。
ただ一つ問題があって、どうしても冷凍保存しづらい野菜を先に食べよう、調理しようとすると、意図的ではなく野菜しか食べない日々が続いてしまうのです。ほぼ食生活がヤギ。
元々大して野菜は好きじゃないんですが、ほっとくとすぐに悪くなるからなあ。
………というような話をしたところ、
同僚「大丈夫よ。基本、野菜を食べていれば間違いないわよ! 他は何もいらない!」
という、物凄い極論が返ってきました。
いえ、まあ、豆腐や大豆で取ろうと思えばたんぱく質取れますしね………。
こうなってくると、せめて外での食事くらいは(外に食事なんてめったにありませんが)肉を食おう、と思うのですが、今度は食べなれないものを食べて腹を壊すというコンボが待ち構えていそうな気がします。
まだ怖くて試していないので、何だか外でも肉を食うのにためらいが生じてしまいました。まあ年だしね………。
先日作ったもの。
■炊飯器で作るチーズケーキ。
何故またお菓子にチャレンジするという声が聞こえてきそうですが、先日同僚にちょっとしたおめでたいことがあったので、それに何か贈ろうと考えたものです。
実際、上手くできたためしもないのに、何故手作り品を贈ろうと思うんだ、手編みのマフラークラスに迷惑だとも言えるんですが、失敗したら自分で処分すりゃいいだけの話ですし。
材料を混ぜて炊飯器のスイッチを入れるだけなんですが、合計、五回くらい炊飯を重ねたので、簡単なんだか面倒なんだか判断つきかねる感じでした。どれだけ時間かかるんだ。
うちのレンジが、オーブンレンジだったら話が早いのでしょうが、うちはダイヤルで解凍とあたためしかできないのです。でも、一番最初に勤めた職場を退職する時に同僚みんなから贈られた大切なものなので、捨てる気もなく、今後もフライパンと炊飯器を駆使するしかなさそうです。
味としてはまあまあでしょうか。クリームチーズがだまになって、最終的に疲れて混ぜるのをやめたわりには上手くできました。
まあ、しかしこういうお菓子作業にはやっぱり、泡だて器が必要ですね。(ないの!?)
しゃもじと、フライ返しで延々混ぜる作業は疲れました。うちにはミキサーなんてものも、自動泡だて器もない。
実際、クリームチーズと生クリームで500円くらいかかっているのであれば、買った方が美味いし大して味も変わらないんじゃなかろうか。
勿論、ボリュームで言えば三合炊き山盛りにできるんですけど、そんなに食べたくもない。
■豆腐ハンバーグ。
卵を入れ忘れたりありましたが、わりと普通にできました。型崩れもしなかったし。
ただ、今更ですが、レシピの分量って大体3~4人前なので、その通りにやると、多くて仕方がない。
三回くらいフライパンで焼いて、タッパ一杯できました。
肉も面倒だったので、鶏と豚(余り)のひき肉混合。これくらいいい加減にやってもできましたが、手間っちゃあ手間ですね。
■手羽先とじゃがいもの塩煮。
塩煮という言葉は何故か心惹かれませんか。
私は惹かれたのでやってみたのですが、100均の包丁で手羽を切るのはかなり無謀でした。
こういう、後先考えずに材料だけそろえると、後々自分がえらい苦労するという見本ですね。ほとんど力に任せて包丁を振るったので、凄く疲れました。いや、でも、100均包丁は六年以上頑張ってくれているので、彼を責めるのはお門違いだと思うんだ………。
味としてはまあまあ、でしょうか。水を多く入れすぎた。にこごりみたいになってしましましたが、暖めなおせば味がしみて美味しいような気がします。(願望)
■ネギ焼き。
上の手羽先を炒めるのに、臭みを取るためにネギが必要だったので、その後始末という感じでした。長ネギ一本とかあまり売ってないからなー。
ごま油・マーガリンで炒めて、しょうゆ、お酢、みりんで味をつけるというシンプルなものでしたが、あれ、一番美味しい………?
すっぱいものがあまり得意ではないので、お酢を控えめにしたのですが、それでも十分酸味が効いていて美味しかったです。どちらかといえば中華風、でしょうか。
ねぎ丸ごと食べられるので、お得感が強いです。
■納豆いため。
買っておいた納豆がだいぶ日数が経ってしまったので、ひき肉やら玉ねぎやら卵やらと一緒に炒めてみました。
まあ、不味くはないけど納豆は納豆として食ったほうが美味いよというくらいのできばえ。
というか、私別に納豆特別好きじゃないんですよね。(なら何故買うのだ)(それは身体にいいと聞いたから)
■鮭の炊き込みご飯。
材料を入れて炊飯器にお任せ、という簡単レシピのはずが、米がべたべたになりました。
あー水が多すぎたかーいっそおかゆレベルくらいゆるければよかったのに、と思いながら混ぜたのですが、底は焦げていたので、よくわかりません。
鮭とえのきが具材なのですが、えのきから水が出るから、表面がべちゃべちゃになったということなのか?
味そのものは、だしと鮭の味が出ていて美味だったので、今度やるときは、えのきを米に混ぜておくとか、工夫が必要な気がします。いえ、この工夫に効果があるのかどうかは知りません。
最新式の炊飯器なら、米が踊り炊かれるから不必要なんだと思うんですが、これも一人暮らしのときに買った古い三合炊きだからなあ。
そしてこれもやはり、三合炊きで三合分の混ぜご飯は無謀でした。
ああ分量………。
今後一ヶ月くらい、このご飯を食べ続けなければいけない気がします。冷凍庫を開けるのも嫌だ。
後はいつもの通り、期限の切れそうな野菜をぶちこんだ中華風煮物(鶏かと思ったら牛だったという例のスープのもと)くらいでしょうか。
具材は豚肉なのにスープは牛というわけのわからなさですが、この料理は味付け関係なく煮ればいいので失敗なく楽です。
まあ、こんなところでしょうか。
今現在、冷蔵も冷凍もぎゅうぎゅうです。
思っていたよりも消費の激しい調味料は、圧倒的に酒。これは小瓶じゃ間に合わないなあ。
やっぱり、ムキになってドカ買いするからいけないんでしょうね。冷凍庫には鶏のむね肉ばかり、六枚くらい冷凍されてます。いいけどさ、焼いて食べればいいんだし………。
当たり前ですが、凝った食事を作るより、とにかく炒め物とか、とにかく煮物でマメに調理したほうが、安上がりですし美味しいですよね。
ただ私は、基本、やらずにすむのであればしたくないので、一気に料理してあとは毎日電子レンジ、という生活になると中々。いやー遅番後に料理とかはしたくないなあ。
料理そのものは、思っていたよりも楽しい………もとい、思っていたよりもつまらなくはないくらいのレベルなんですが、なんていうか、食材をはかせる、野菜を消費する、結果できるのが料理なので、出来上がった料理は別に食べたくもないというのが一番の問題のような気がします。
いえ、まあ、完成すればそれでいいっつーか………。わざわざ食べたくもないっていうか………。
よく、作りながらつまみ食いをしておなか一杯、とか、誰かに食べさせるために作っていると、それだけで満腹になるとかいう、かわいらしい理由はよく聞きますが、つまみぐいもしない、誰かに作るって誰に作るんだよ自分だよレベルの私が、食べることを諦めたら、どうにもならないので、自分を発奮させて消化活動に挑みたいと思います。
こういう人間に料理される食材って気の毒ですね。(本当にな)
「ルパン三世 VS 名探偵コナン」
まあまあ面白かったですね。基本、コナン側はどうでもいいので、王女様云々はどうでもよく、あの世界観で緑川声は死ぬほど浮いていると思いつつ、ルパンが基本美味しいところを総取りだったのでほっとしました。
カリオストロのオマージュみたいなシーンもあって、わりとルパンファン向けの映画だったのではないかと。無難だよね。
「戦国BASARA」
馬鹿馬鹿しい内容だといいな、馬鹿馬鹿しいキャラクターだといいな、と思ったら、予想以上に馬鹿馬鹿しかったので、これからも見ようと思います。
個人的に好きなのは、オクラと光秀です。
でも、いつきちゃんは出ないのかなあ。正宗との絡みが見たいのに。
正宗がおかしいとか、真田がおかしいとか、色々ありましたが、一番おかしかったのは圧倒的に百合組でした。
わ、私の美しきつるぎっすか!
「Phantom ~Requiem for the Phantom~」
「ヒゲぴよ」
「マリー&ガリー」
は見ましたけどやめます。
「スラップアップパーティー -アラド戦記-」
オッケー! こういう何処かで見たことあるようなキャラデザだけど、ちょっとずかっこうなデザインは大好きだ!
主人公が釣り目だけど美形じゃないっていうのがいい! 敵役ライバルみたいなのが、まんまセフィロスだったのも、あざとくて凄くいい!(それ誉めてるんですか)
まあアニメの全体的な水準(動きとか絵とか)はもう少し頑張りましょうレベルではあったんですが。というかあの色指定なんだ………? 第一話でこれじゃあ、ちょっと先行き不安だ。
なんかの呪いで、腕だけが鬼になってしまった青年の話なんですが、旅先で鬼手と呼ばれて畏怖されてしまうわけですよ。だが、だったら何故そんなあからさまな腕をむき出しにしておく。
実際のギャグパートよりも、物語の齟齬として半笑い、というようなテンションでした。
作品の質としては………どうなんだ?
ただ、別にキャラ萌えできりゃそれでいいんだよ。(自分自身への反語)
主人公が近年まれに見る、普通の青年で凄く驚きました。ぎゃ、逆にその普通さ加減が斬新………!
「バスカッシュ!」
さすが吉松、という感じでキャラクターは一番可愛かったです。男も女も。ただ、話としてはよくわからんなあ。
何処かの世界で、ロボットでやるバスケットが流行っていて、それに妹が巻き込まれてそのロケットのバスケットに反感を抱く少年が主人公なんですが、まずなんでロボットのバスケットが流行っているのかがよくわからん。
例えば、凄く迫力があって国民的スポーツというならわかるけど、実際主人公の少年がバスケを見に行くと、どうしようもなくつまらない、ぐだぐだしたただのロボットの動きなんですな。テレビ用に演出や加工した映像だから流行っている、ということらしいんですが、それ無理があるだろ。
別に、妹の足の自由を奪ったロボットのバスケに、逆に熱中してしまい、というのじゃ駄目だったんかな。
ラストを見る限り主人公の超人的プレイを目の当たりにした連中が、本当にロボットの使い方を模索し、ロボバスケが面白くなっている、ということらしいんですが………そういうことは、ちゃんと一話で入れておいて欲しいなあ。
キャラクターの年齢層は低めですが、基本的に吉松デザインは、目のでかいファニーフェイスが凄く可愛いので、問題なし。『大江戸ロケット』のソラさんとか、超可愛かった。デザインだけで奇声を上げたくなるくらい可愛かった。
それほどまではまったわけではありませんが、周囲の人間もそれなりに常識人そうなので、継続して見ようかと。
今後の課題は、面白くなってくるであろうロボバスケシーンが、あまりにバリバリCGで違和感を感じるくらいでしょうか。まあ仕方がないんだけどさあ。
「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」
「やあ。俺は兜甲児。君と同じなんの変わりもない普通の少年だ」
どこいらへんが普通だ!
と、まるでまるで穏やかなガンダムファイトみたいな感じで、甲児君が私たちに向かって問いかける、という私的にはありえない始まり方でした。
あ、でもそうか。Gガンと同じ監督なんだから、当たり前ったら当たり前なのか………?
他にも「この手は全てを生み出す!」とか、どう考えてもゴットフィンガーとか、そういうノリ満載でした。
デザインとしては勿論古臭いんですが、それにしたって、第一話のピグマン子爵の色っぽさは異常。
黒人のスーツでアフロでって、お前それでセクシーさを演出しているつもりかよ顔の線!( 意味不明)
次々に現れる悪の軍団。悪のロボット。悪の将軍はやはり非常にカッコいいです。ミエきる様が普通だっているのがいい。
「ふふふ。これで因縁深き熱海の町もおさらばだ」
いきなりローカル! 熱海!? 熱海!?
悪役一人登場するのに、いきなり空にパルテノン神殿ができちゃったりするんだぜ!
マジンガーを助けに、いきなりどこから見ても微妙なデザインのZマジンガーとか出てきちゃうんだぜ! ゼーウースー! ゼウスの説明は肌色青で片方の顔機械で傷だらけのおっさんがやってくれちゃうんだぜ!?
甲児君が出ているよりも、中年女と、中年男とのドロドロに尺取ってるんだぜ!
とにかく、怒涛のように登場人物が出てくるのですが(私にはほぼ、わからん)それぞれにカッコいいアクションと見せ場があるので、やはり映えます。
話としては、第一話にして『大団円』ですから、時間軸としては未来なんでしょうが、よくわからんというのが正直なところです。
ですがそんなこと問題にならないくらい、オッサンしか出てこなかったので、非常に満足です。
ただ出てくるだけじゃなくて、それぞれにいちいち決めポーズと、決め台詞があるのがいい。
今のところ見た今期のアニメでは、一番純粋に先が楽しみです。
こういう、話なんか知らねえよ! だけど、キャラが立ってればそんなの問題じゃねえんだぜ! という作りはどうも宮崎御大に通じるものがあるような………。
まあまあ面白かったですね。基本、コナン側はどうでもいいので、王女様云々はどうでもよく、あの世界観で緑川声は死ぬほど浮いていると思いつつ、ルパンが基本美味しいところを総取りだったのでほっとしました。
カリオストロのオマージュみたいなシーンもあって、わりとルパンファン向けの映画だったのではないかと。無難だよね。
「戦国BASARA」
馬鹿馬鹿しい内容だといいな、馬鹿馬鹿しいキャラクターだといいな、と思ったら、予想以上に馬鹿馬鹿しかったので、これからも見ようと思います。
個人的に好きなのは、オクラと光秀です。
でも、いつきちゃんは出ないのかなあ。正宗との絡みが見たいのに。
正宗がおかしいとか、真田がおかしいとか、色々ありましたが、一番おかしかったのは圧倒的に百合組でした。
わ、私の美しきつるぎっすか!
「Phantom ~Requiem for the Phantom~」
「ヒゲぴよ」
「マリー&ガリー」
は見ましたけどやめます。
「スラップアップパーティー -アラド戦記-」
オッケー! こういう何処かで見たことあるようなキャラデザだけど、ちょっとずかっこうなデザインは大好きだ!
主人公が釣り目だけど美形じゃないっていうのがいい! 敵役ライバルみたいなのが、まんまセフィロスだったのも、あざとくて凄くいい!(それ誉めてるんですか)
まあアニメの全体的な水準(動きとか絵とか)はもう少し頑張りましょうレベルではあったんですが。というかあの色指定なんだ………? 第一話でこれじゃあ、ちょっと先行き不安だ。
なんかの呪いで、腕だけが鬼になってしまった青年の話なんですが、旅先で鬼手と呼ばれて畏怖されてしまうわけですよ。だが、だったら何故そんなあからさまな腕をむき出しにしておく。
実際のギャグパートよりも、物語の齟齬として半笑い、というようなテンションでした。
作品の質としては………どうなんだ?
ただ、別にキャラ萌えできりゃそれでいいんだよ。(自分自身への反語)
主人公が近年まれに見る、普通の青年で凄く驚きました。ぎゃ、逆にその普通さ加減が斬新………!
「バスカッシュ!」
さすが吉松、という感じでキャラクターは一番可愛かったです。男も女も。ただ、話としてはよくわからんなあ。
何処かの世界で、ロボットでやるバスケットが流行っていて、それに妹が巻き込まれてそのロケットのバスケットに反感を抱く少年が主人公なんですが、まずなんでロボットのバスケットが流行っているのかがよくわからん。
例えば、凄く迫力があって国民的スポーツというならわかるけど、実際主人公の少年がバスケを見に行くと、どうしようもなくつまらない、ぐだぐだしたただのロボットの動きなんですな。テレビ用に演出や加工した映像だから流行っている、ということらしいんですが、それ無理があるだろ。
別に、妹の足の自由を奪ったロボットのバスケに、逆に熱中してしまい、というのじゃ駄目だったんかな。
ラストを見る限り主人公の超人的プレイを目の当たりにした連中が、本当にロボットの使い方を模索し、ロボバスケが面白くなっている、ということらしいんですが………そういうことは、ちゃんと一話で入れておいて欲しいなあ。
キャラクターの年齢層は低めですが、基本的に吉松デザインは、目のでかいファニーフェイスが凄く可愛いので、問題なし。『大江戸ロケット』のソラさんとか、超可愛かった。デザインだけで奇声を上げたくなるくらい可愛かった。
それほどまではまったわけではありませんが、周囲の人間もそれなりに常識人そうなので、継続して見ようかと。
今後の課題は、面白くなってくるであろうロボバスケシーンが、あまりにバリバリCGで違和感を感じるくらいでしょうか。まあ仕方がないんだけどさあ。
「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」
「やあ。俺は兜甲児。君と同じなんの変わりもない普通の少年だ」
どこいらへんが普通だ!
と、まるでまるで穏やかなガンダムファイトみたいな感じで、甲児君が私たちに向かって問いかける、という私的にはありえない始まり方でした。
あ、でもそうか。Gガンと同じ監督なんだから、当たり前ったら当たり前なのか………?
他にも「この手は全てを生み出す!」とか、どう考えてもゴットフィンガーとか、そういうノリ満載でした。
デザインとしては勿論古臭いんですが、それにしたって、第一話のピグマン子爵の色っぽさは異常。
黒人のスーツでアフロでって、お前それでセクシーさを演出しているつもりかよ顔の線!( 意味不明)
次々に現れる悪の軍団。悪のロボット。悪の将軍はやはり非常にカッコいいです。ミエきる様が普通だっているのがいい。
「ふふふ。これで因縁深き熱海の町もおさらばだ」
いきなりローカル! 熱海!? 熱海!?
悪役一人登場するのに、いきなり空にパルテノン神殿ができちゃったりするんだぜ!
マジンガーを助けに、いきなりどこから見ても微妙なデザインのZマジンガーとか出てきちゃうんだぜ! ゼーウースー! ゼウスの説明は肌色青で片方の顔機械で傷だらけのおっさんがやってくれちゃうんだぜ!?
甲児君が出ているよりも、中年女と、中年男とのドロドロに尺取ってるんだぜ!
とにかく、怒涛のように登場人物が出てくるのですが(私にはほぼ、わからん)それぞれにカッコいいアクションと見せ場があるので、やはり映えます。
話としては、第一話にして『大団円』ですから、時間軸としては未来なんでしょうが、よくわからんというのが正直なところです。
ですがそんなこと問題にならないくらい、オッサンしか出てこなかったので、非常に満足です。
ただ出てくるだけじゃなくて、それぞれにいちいち決めポーズと、決め台詞があるのがいい。
今のところ見た今期のアニメでは、一番純粋に先が楽しみです。
こういう、話なんか知らねえよ! だけど、キャラが立ってればそんなの問題じゃねえんだぜ! という作りはどうも宮崎御大に通じるものがあるような………。
そして第四章。
後半でへこむので、前半はすっ飛ばそうと思います(意味不明)。
しかし、何度見ても三成って他人の心の機微がわからない人ですねえ。一部の人には慕われているかもしれませんが、吉継や左近のほうが、明らかに趣味がマニアックだったとしか思えません。
力押しだった武将の気持ちとか、世情を重んじる武将の考えとか、一切わからないって、やっぱりちょっと天才とナントカは紙一重って感じがします。現実にいたら、さぞ嫌な奴でしょうな。
もう少し他人を慮れれば、それこそ関が原なんてなかったのかもしれんし。
さて、関が原へ戻り、胃が痛くなる思いをします。
初めてプレイした時も「貴方のために命をかけます」という豊久の台詞に悶絶したものですが、改めてみてみると「貴方だけは死なせはしません………」と、物凄い乙女っぷりでした。
「ふん、石田三成のためではない。ただ伯父上のために………」とかね。これは怖い。
ここまで妄信していると、なんかちょっと悲しいですね。大局を見て、島津を思う義久と違い、豊久には伯父以外何もないのか、という感じで。
豊久は、義弘とセットでのスチルが多いんですが、他の武将のスチルと違い、何故か殆どシルエットのみです。顔がぼやけているとか、全身像で顔がつぶれているとか。それでもその、ストイックさにたまらなく萌えます。
でっかい男が、兵士たちに指示する姿とか、かっけえなあ。
阿多盛淳に声をかけられ、それに気づかずびっくりして、「あ、ああ。そうでしょうね。阿多殿の言うとおりだと思います、伯父上」とか、狼狽する姿に、フラグを見た。
うわあ、もう、この時既にすてがまり腹づもり中か………。
いえ、多分三成が参戦を望む前から、豊久は生き残る気なんてなかったんでしょうけど。
しかし、阿多盛淳にはちゃんと丁寧語ですね。
まあ、一緒にすてがまる仲だからな………(そんな言葉)。
ははは、永遠に三成嫌われているといいよ。うちの豊久はそう簡単にはデレないからね!(笑)
「石田殿………貴方に任せるのは、甚だ不満だが………致し方ないでしょう。頼みました」
この簡潔な言葉で、これだけで去ってくな! 豊久!
全然関係ないですが、公式や世間様の評判を見るに、豊久が美形キャラと位置づけられていて愕然としました。
豊久………美形か!?(酷い)
いや、好きだけど! 個人的には超好みだけど、あれって美形!?
それが本当に大多数の意見ならば、昨今の乙女ゲームにだってもっと鬼のようなツラした奴らが増えてもいいはずだと真剣に思いました。
「報告します。追っ手を確認しました」
一人居残り、覚悟を決めた豊久が淡々と告げる言葉が泣けます。
そこに現れる井伊直政。私は正直、井伊のことは別段なんとも思ってないんですが、こうも島津と絡みがあると、カップリングにしたい人の気持ちがわからないでもありません。
「我ら島津に二度もやられているというのに………懲りない男だ………井伊直政!」
当然、豊久はなんとも思ってない方向で!(私はこういう一方的片思いシチュエーションが大好物です)
義久、阿多の前には「狩らせてもらうぜ!」と、まるでビジュアル系バンドの決め台詞かのような発言と共に、藤堂参戦。
「石田殿。私は貴方に叔父上のことを託したのです。無茶を承知で言いましょう。何とか、してください!」
これだよ! 大切なものためなら誰にだって頭を下げられるところが、ビバ・苦労性!
大切なもののために、絶対に頭を下げないのもそれはそれで魅力ですが、土下座も平然と行うくらいの気概も大好きです。
「忘れたのですか? 私は貴方を大将と認めていません。さあ、もう私のことはほっておいてください」
すてがまりを止めればこれで、取り付く暇もありません。
「石田殿。余計な同情などいりません。全ては私が選び………決めたことです。………貴方が気に病む必要など、かけらもないのです。戦場の一将にすぎない私のことなど、忘れてしまってけっこう。………まあ、この行動は決して貴方のためではなく………伯父上のためだということは、覚えておいてほしいですが。………さあ、そろそろ………この追いかけっこにけりをつけたいのです。早く、東へ進んでください!」
ギャアアア!(錯乱のあまり可愛くない悲鳴)
ここにきてやっと、豊久が三成にデレたとか、それでも一番はやっぱり義弘だとか、お前「追いかけっこ」って言葉のチョイスが可愛すぎるだろうとか、ともかく色々物議をかもし出すには十分の台詞でした。
「ふん! 全くじれったい人だな、石田殿。あなた方がそこにとどまっていては………井伊直政らを倒すことができないのですよ。早く、東へ向かってください。………伯父上。伯父上なら、おわかりでしょう。さあ、お進みください!」
「ふん! 決断が遅いのですよ石田殿。大将を名乗るくせに、迷いすぎなのです。だから、私は、貴方が嫌いだ。………伯父上。………どうか、ご武運を」
「おぬしもな、豊久」
「豊久殿!」
「ふん」
そう言って、好漢のごとく笑う豊久。
この笑い方を見ても、奴を美形に位置づけるのはいかがなものかと思います(そこなの!? こだわり!)。
いや、こう、美形はもっとですね、口の端だけを使う笑いとかそういうのが似合う奴であってですね………。
「ふん! 正義正義とうるさい男だ。井伊直政、貴様は本当にそんな実のない題目に命をかけているのか?」
「なにい!? わが家康様こそ正義!」
「ふん。そうだろうな。空虚な題目や理想のために戦うなど、理解しがたい。みな、誰かのために戦っているのだ。だからこそ、命をかける価値がある」
………そして、この章で実質的な私の采配のゆくえは終わるのでした………(おい)。
いえ、別に第五章がつまらないとかそんなわけじゃないんですが、まあほら、豊久の代わりにしては毛利が好みじゃなさ過ぎた。
それはもう、ひっくり返せない現実なので(苦笑)。
しかし、いくら史実が上手いことアレンジされているといっても、完璧にキャラゲーなのに、何で後半になるにしたがって、乙女を裏切るようなルックスばかりそろえるかなあ………(酷い物言い)。
キャラ設定として、毛利が嫌いだとか、坊主が嫌だとか、義弘は豊久のものだからとか、言うつもりはないんですが、これから先、充実していくのが徳川方ばかりって、やっぱりそれノリきれませんよね。
前半であれほどキャラ立ってた、秀家もいないし、個人的に好きだった小西も結局出てこないし。
殆ど高みの見物だけ決め込んでいた毛利だけじゃ、潤いに欠けるってものですよ、そりゃ。
物語とか、システムとか、そういった部分ではなく、わかりやすく、ラスボス戦は今まで育ててきた、もしくは思い入れのある連中と挑むのは、ゲームとして当然って気がするんですが………。
せめてもう少し、三成と毛利との直のかかわりがあって、かつ、美形であったならと思わずにはいられません。
もしくは、ちゃんと、東西問わず、モブキャラにもちゃんと顔つけるとかね!
これ、地味だけど凄く重要だと思うんですよね。
私は詳しくありませんが、戦国好きなら、誰もが知っている武将たちがそろっているわけですから、ちゃんと、山内とか、浅井くらいは、一瞬しか出番がなくとも、顔欲しかったなあ。
逆にその、オリジナルのキャラクター絵があるだけで、妄想の幅も広がってくるんじゃないかと。
本多のじいさんだって、出番はろくすっぽなかったけれどあの外見は好みだったし(じじいですよ!)。
まあ、純粋に、東西入り乱れての戦いの時、同じ顔がマッチアップするのは、どこから見てもおかしいというだけの話なんですがね。
せめて………モブキャラ同士の戦いは、違う顔同士で戦わせてくださいよ………。
後半でへこむので、前半はすっ飛ばそうと思います(意味不明)。
しかし、何度見ても三成って他人の心の機微がわからない人ですねえ。一部の人には慕われているかもしれませんが、吉継や左近のほうが、明らかに趣味がマニアックだったとしか思えません。
力押しだった武将の気持ちとか、世情を重んじる武将の考えとか、一切わからないって、やっぱりちょっと天才とナントカは紙一重って感じがします。現実にいたら、さぞ嫌な奴でしょうな。
もう少し他人を慮れれば、それこそ関が原なんてなかったのかもしれんし。
さて、関が原へ戻り、胃が痛くなる思いをします。
初めてプレイした時も「貴方のために命をかけます」という豊久の台詞に悶絶したものですが、改めてみてみると「貴方だけは死なせはしません………」と、物凄い乙女っぷりでした。
「ふん、石田三成のためではない。ただ伯父上のために………」とかね。これは怖い。
ここまで妄信していると、なんかちょっと悲しいですね。大局を見て、島津を思う義久と違い、豊久には伯父以外何もないのか、という感じで。
豊久は、義弘とセットでのスチルが多いんですが、他の武将のスチルと違い、何故か殆どシルエットのみです。顔がぼやけているとか、全身像で顔がつぶれているとか。それでもその、ストイックさにたまらなく萌えます。
でっかい男が、兵士たちに指示する姿とか、かっけえなあ。
阿多盛淳に声をかけられ、それに気づかずびっくりして、「あ、ああ。そうでしょうね。阿多殿の言うとおりだと思います、伯父上」とか、狼狽する姿に、フラグを見た。
うわあ、もう、この時既にすてがまり腹づもり中か………。
いえ、多分三成が参戦を望む前から、豊久は生き残る気なんてなかったんでしょうけど。
しかし、阿多盛淳にはちゃんと丁寧語ですね。
まあ、一緒にすてがまる仲だからな………(そんな言葉)。
ははは、永遠に三成嫌われているといいよ。うちの豊久はそう簡単にはデレないからね!(笑)
「石田殿………貴方に任せるのは、甚だ不満だが………致し方ないでしょう。頼みました」
この簡潔な言葉で、これだけで去ってくな! 豊久!
全然関係ないですが、公式や世間様の評判を見るに、豊久が美形キャラと位置づけられていて愕然としました。
豊久………美形か!?(酷い)
いや、好きだけど! 個人的には超好みだけど、あれって美形!?
それが本当に大多数の意見ならば、昨今の乙女ゲームにだってもっと鬼のようなツラした奴らが増えてもいいはずだと真剣に思いました。
「報告します。追っ手を確認しました」
一人居残り、覚悟を決めた豊久が淡々と告げる言葉が泣けます。
そこに現れる井伊直政。私は正直、井伊のことは別段なんとも思ってないんですが、こうも島津と絡みがあると、カップリングにしたい人の気持ちがわからないでもありません。
「我ら島津に二度もやられているというのに………懲りない男だ………井伊直政!」
当然、豊久はなんとも思ってない方向で!(私はこういう一方的片思いシチュエーションが大好物です)
義久、阿多の前には「狩らせてもらうぜ!」と、まるでビジュアル系バンドの決め台詞かのような発言と共に、藤堂参戦。
「石田殿。私は貴方に叔父上のことを託したのです。無茶を承知で言いましょう。何とか、してください!」
これだよ! 大切なものためなら誰にだって頭を下げられるところが、ビバ・苦労性!
大切なもののために、絶対に頭を下げないのもそれはそれで魅力ですが、土下座も平然と行うくらいの気概も大好きです。
「忘れたのですか? 私は貴方を大将と認めていません。さあ、もう私のことはほっておいてください」
すてがまりを止めればこれで、取り付く暇もありません。
「石田殿。余計な同情などいりません。全ては私が選び………決めたことです。………貴方が気に病む必要など、かけらもないのです。戦場の一将にすぎない私のことなど、忘れてしまってけっこう。………まあ、この行動は決して貴方のためではなく………伯父上のためだということは、覚えておいてほしいですが。………さあ、そろそろ………この追いかけっこにけりをつけたいのです。早く、東へ進んでください!」
ギャアアア!(錯乱のあまり可愛くない悲鳴)
ここにきてやっと、豊久が三成にデレたとか、それでも一番はやっぱり義弘だとか、お前「追いかけっこ」って言葉のチョイスが可愛すぎるだろうとか、ともかく色々物議をかもし出すには十分の台詞でした。
「ふん! 全くじれったい人だな、石田殿。あなた方がそこにとどまっていては………井伊直政らを倒すことができないのですよ。早く、東へ向かってください。………伯父上。伯父上なら、おわかりでしょう。さあ、お進みください!」
「ふん! 決断が遅いのですよ石田殿。大将を名乗るくせに、迷いすぎなのです。だから、私は、貴方が嫌いだ。………伯父上。………どうか、ご武運を」
「おぬしもな、豊久」
「豊久殿!」
「ふん」
そう言って、好漢のごとく笑う豊久。
この笑い方を見ても、奴を美形に位置づけるのはいかがなものかと思います(そこなの!? こだわり!)。
いや、こう、美形はもっとですね、口の端だけを使う笑いとかそういうのが似合う奴であってですね………。
「ふん! 正義正義とうるさい男だ。井伊直政、貴様は本当にそんな実のない題目に命をかけているのか?」
「なにい!? わが家康様こそ正義!」
「ふん。そうだろうな。空虚な題目や理想のために戦うなど、理解しがたい。みな、誰かのために戦っているのだ。だからこそ、命をかける価値がある」
………そして、この章で実質的な私の采配のゆくえは終わるのでした………(おい)。
いえ、別に第五章がつまらないとかそんなわけじゃないんですが、まあほら、豊久の代わりにしては毛利が好みじゃなさ過ぎた。
それはもう、ひっくり返せない現実なので(苦笑)。
しかし、いくら史実が上手いことアレンジされているといっても、完璧にキャラゲーなのに、何で後半になるにしたがって、乙女を裏切るようなルックスばかりそろえるかなあ………(酷い物言い)。
キャラ設定として、毛利が嫌いだとか、坊主が嫌だとか、義弘は豊久のものだからとか、言うつもりはないんですが、これから先、充実していくのが徳川方ばかりって、やっぱりそれノリきれませんよね。
前半であれほどキャラ立ってた、秀家もいないし、個人的に好きだった小西も結局出てこないし。
殆ど高みの見物だけ決め込んでいた毛利だけじゃ、潤いに欠けるってものですよ、そりゃ。
物語とか、システムとか、そういった部分ではなく、わかりやすく、ラスボス戦は今まで育ててきた、もしくは思い入れのある連中と挑むのは、ゲームとして当然って気がするんですが………。
せめてもう少し、三成と毛利との直のかかわりがあって、かつ、美形であったならと思わずにはいられません。
もしくは、ちゃんと、東西問わず、モブキャラにもちゃんと顔つけるとかね!
これ、地味だけど凄く重要だと思うんですよね。
私は詳しくありませんが、戦国好きなら、誰もが知っている武将たちがそろっているわけですから、ちゃんと、山内とか、浅井くらいは、一瞬しか出番がなくとも、顔欲しかったなあ。
逆にその、オリジナルのキャラクター絵があるだけで、妄想の幅も広がってくるんじゃないかと。
本多のじいさんだって、出番はろくすっぽなかったけれどあの外見は好みだったし(じじいですよ!)。
まあ、純粋に、東西入り乱れての戦いの時、同じ顔がマッチアップするのは、どこから見てもおかしいというだけの話なんですがね。
せめて………モブキャラ同士の戦いは、違う顔同士で戦わせてくださいよ………。