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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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レンタルにて『Chicago』を鑑賞しました。
レネー・ゼルウィガーと、キャサリン・ゼタ=ジョーンズとリチャード・ギアが出てるやつですね。
元々ミュージカルは大好きなので、歌と踊りの部分は楽しめましたが、ショービジネスの部分や、肝心の裁判の部分はわりと流せました。後半、裁判シーンに関しては結構だれましたし。
リチャード・ギアはデキる男というより、仕事はできるんだけどちょっと人の良さそうな男、というイメージの方が強いので、悪い男たらしく出てくると「お前は放課後ダンスを習っているほうが向いている」とか思ってしまいます。嫌いな役者さんじゃないんですが。

まあ、オチがどうなるかとかそのへんは予想がつくし、リチャード・ギア扮する弁護士の、甘い胡散臭さはともかくとして、主役のレネー・ゼルィガーがあまりに骸骨で色っぽくないので、どうも彼女が主役で舞台上で歌いだしても、あまりショーを見ている、という気になれないんですな。
胸まな板なのはいいとしても、身体に丸みがひとつもないし、あまりに痩せすぎていて、歌と踊りというよりは、筋肉の動きを見ているような気分になってしまうので。
ダンスは勿論、うねる筋肉! はじける振り付け! を楽しむためのものだと思っているので(ウェストサイド物語だって、ピンヒールでステップ踏んでるんだぜ。信じられん)筋肉が凄いのは別に構わないんですが、あまりに痩せているとせっかく女性なのにと思ってしまいます。

その点、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは適度に筋肉適度に脂肪なので、まあ役柄とあいまって迫力のあること。
黒髪ってカッコイイですし、ドスの聞いた歌声もカッコイイ。
この手の役柄の人間が喫煙するのは、絵になりますね。どうしようもなく排他的な感じが。プライド高そうだし。
実際会って見たら、贅肉なんて微塵もないんでしょうけど、二の腕むき出しでビキニを着ていると、もりもり肩とか腕とかの肉が目立つわけですよ。そこらへんが、女性ならではの踊り、という気がして、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが目立っている前半のほうが、個人的には好みでした。

元々金髪属性があまりないので、可愛らしい金髪より、おかっぱの黒髪や、赤毛やブルネットのちりちりヘアーの方が魅力的に見えます。

レネー・ゼルウィガーって『ブリジット・ジョーンズの日記』の人だったんですね。あれくらい太ってても全く良かったのに(踊れないだろあれじゃ)。



『雨に唄えば』
往年のミュージカル映画の大傑作。
音楽から、衣装からとにかくおしゃれ。
『スティング』でも思ったのですが、この時代のアメリカを舞台にした映画は、男女問わず帽子がおしゃれのポイントなのがツボ。現代で帽子をオシャレに決める(特に男性)ってのは中々難しいですが、この時代は、紳士のたしなみが=帽子だもんな。
主人公が雨の中踊りだすシーンは、あまりにも有名。
個人的にはその前の、『グッド・モーニング』の軽やかなハーモニーもお勧め。
主役のジーン・ケリーも勿論ですが、ドナルド・オコーナーもいい味出してます。というか、奴はエロい。
常に主人公を励まし、叱咤し、会話もウィットに富んでいて、本当に文句なし。無口な男がいいっていうのは幻想だよな。

途中ダンスシーンがあまりにも長くて、だれる部分もありますが、古きよき時代のミュージカル映画として文句なくお勧めです。

個人的には、声が甲高くて使い物にならない、という女優リナが出てくるのですが、その黄色い声のインパクトが強すぎて、金髪美女(マリリン・モンローとか)の吹き替えもあんな感じになったのかな、と思っております。実際、向こうの女優さんは声が低い人のほうが多いですし、リナの声を吹き替えする女優さんこそ実はその場面吹き替え、とか、色々面白い映画です。
この頃から、歌だのそれこそ足だの、向こうの映画はパーツごとの代役が結構当たり前に行われて、実にビジネスとしてシビアですね。
それはともかく、社長役の役者さんが、最高に恰幅が良くてカッコイイんですが、誰だ!(必死の形相で)(ミラード・ミッチェル?)
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