次の日。
背中が相変わらず痛いままなので、午前中は整体に行きます。
結局、表面上の筋肉ではなく、骨の奥の筋肉が痛んでいるであろうから、しばらく週一くらいで通うように、ストレッチは必ずやるように、と念押しされました。確かに最近ストレッチさぼってたからなあ…。でも先生、一週間に一度五千円払うのはキツイんですが…。
その後、細かい用事を済ませていると、夜になり下の人帰宅。
以前下の人の騒音に悩まされた私としては、初っ端のにらみをきかせておくため、もとい、ご挨拶は肝心だと夜ですが突貫しました。というか、その人が昼日中にいる人なのかもわからんし。
一人暮らしで夜だと出ないかなあ、と思ったのですが、チャイムを鳴らしたら、ニット帽をかぶったおじさんがさっくり出てきました。
挨拶をすると「それはわざわざご丁寧に! 何かわからないこととかありますか? ゴミ捨て場とかわかります?」と親切な方でした。特別変ななれなれしさもなかったし、さっくり「よろしくお願いします」「こちらこそわざわざどうも」で済んだので好感触です。
下から聞こえてくる音も、テレビにせよ生活音にせよ、うっすらと聞こえてくる程度なので、以前と比べれば雲泥の差です。ありがたいなあ。普通の人たちに囲まれているって…。
ちなみに、今回、洋間も和室も差し置いて、キッチンが一番でかいです。
ファミリーならココに机とか置くんだろうけど、洋間に全部の家財道具を運び入れている私としては、和室とキッチンは遊んでいるようなものです。
うーん、掃除が。
この住まいの広さにはなんの文句もありませんが、唯一欠点があるとすれば、揺れる。
まあボロいからなあ。外で車が通るたびに揺れます。わりと交通量が多いので、外の車の音なんかはガンガン聞こえるのですが、そのへんは全く気にならないので、個人的にはかまいませんが、気になる人は嫌かもなあ。車の音と揺れさえ我慢(というレベルではない。大体通り過ぎるんだし)すれば十分都です。ありがたい話だ。
引越しの間に預かってもらっていた宅急便を取りに実家に向かいます。
そこには、父親に手伝ってくれた御礼に注文した芋焼酎が三本セットで届いておりました。
ちなみに「ファラオ」と「紫のセキトバ」と「金のセキトバ」です。
父、ご満悦。以前にも何本か芋焼酎を贈ったことがあり、私自身、酒が全く飲めないので味も質も何にもわからないまま頼んだのですが、父親はセキトバが一番美味しかったらしいので、今回は紫と金をそろえてみました。
ちなみに金のセキトバは、金の座布団にくるまれてます。生意気なやつだなお前はよ。
母親にはリンゴが届く予定なのですが、酒のほうが仕事が早かったようですね。なんとなくわかる。
その後、ゴミ箱を買いに父親がまた車を出してくれました。今度のところはごみ置き場に、そこのアパートのバケツがあるだけなので、そこに入りきらない場合はむき出しにはできないだろうし、どうすんだ、と思っていたら隣の奥さんは自分の家のを出しているみたいなので、私も買おうと思ったのです。
その車中で、またも父のリフォーム談義が。
「普通は150万円もかけないよ。まあ、大体かけても家賃一年分とかかな」
「たとえば七万円の家賃だったら、八十万くらいってこと?」
「まあかけて、それくらいだな。そうすれば、一年住んでくれればまあ元が取れるわけだ」
「二年目からやっと大家さんの利益、ってことだね」
「最低でも、二年住んでもらわないと駄目だな。まあ実質は次の更新から利益発生になるんだろうけど。だから、リフォームにあれだけお金かけるのってすごいよな。たぶん、大家さんは地元の人で管理投げっぱなしなんだろう。だから、管理会社の人の言うがままに、リフォームしたんじゃないのかなあ。ある意味、あまり経営にあくせくしてないタイプなんだろうけど、まあ、経営者としては良し悪しだな」
「でも、不動産屋さんは、屋根つきの駐輪場も作ってもらえるように大家さんに言ってる最中だって言ってたよ。別に野ざらしでもいいのにね」
「色々ウリを作らないと駄目なんだろうな。どうしても新築に比べて、築年数が経った建物は人が入りづらいから。内装でつるとか、家賃を下げるとか、それくらいしないとなあ。築年数ウン十年じゃあなあ」
「私は別に気にしないけどね。建物揺れるけど。でも、ウン十年で、駅からも遠くて、交通の便も悪くて、じゃ確かに足がない学生さんとかも無理だろうしね」
「今は不景気だから、不動産は全く動かないからな。引越しの代金も勿体無い、っていう時代だから、どこも色々必死なんだろうなあ…」
「お金持ちの人もいるのにねえ」
「お金持ちといえば、この前、駅前の畑で取れた山田さん(仮名)のさつまいももらったんだ。あれ、土地代考えれば、一本千円くらいにはなるんだろうなあ」
「ありがたみがわくさつまいもだね」
「山田さん、この前ベンツ買うって話をしてたんだけど、周囲の反対にあってやめたんだって」
「景気のいい話だねえ」
「で、代わりに軽トラック買ったんだって」
「何でベンツが駄目だと軽トラック。つながりが全くわからない」
「耕運機も買ったんだって」
「そっちの路線でそろえたいなら初めからベンツなんて言わなきゃいいのに」
「いや、前までベンツ持ってたんだって。でも使わないから売ったら、古いタイプですごくプレミアがついたんだってさ」
「お金はあるところに集まるねえ」
「で、そのベンツがなくなっちゃったから、スペースがさびしくてなんか大きいの買いたかったんだってさ」
「…お金持ちの考えることはよくわからないなあ…」
結局、カーテンとゴミ箱を買って帰宅しました。本当は物干し竿も長さが足りなかったのですが、もうそれはいいです。
お父さん色々ありがとう。正月に金のざぶとんに鎮座したセキトバ飲んでください。
ちなみに、私の口調がイラっとかわいらしい(これでも。苦笑)のはあくまで父相手だからです。普段はああいう話し方はしない。父相手に乱暴な対応もできない、の折衷案口調です。
背中が相変わらず痛いままなので、午前中は整体に行きます。
結局、表面上の筋肉ではなく、骨の奥の筋肉が痛んでいるであろうから、しばらく週一くらいで通うように、ストレッチは必ずやるように、と念押しされました。確かに最近ストレッチさぼってたからなあ…。でも先生、一週間に一度五千円払うのはキツイんですが…。
その後、細かい用事を済ませていると、夜になり下の人帰宅。
以前下の人の騒音に悩まされた私としては、初っ端のにらみをきかせておくため、もとい、ご挨拶は肝心だと夜ですが突貫しました。というか、その人が昼日中にいる人なのかもわからんし。
一人暮らしで夜だと出ないかなあ、と思ったのですが、チャイムを鳴らしたら、ニット帽をかぶったおじさんがさっくり出てきました。
挨拶をすると「それはわざわざご丁寧に! 何かわからないこととかありますか? ゴミ捨て場とかわかります?」と親切な方でした。特別変ななれなれしさもなかったし、さっくり「よろしくお願いします」「こちらこそわざわざどうも」で済んだので好感触です。
下から聞こえてくる音も、テレビにせよ生活音にせよ、うっすらと聞こえてくる程度なので、以前と比べれば雲泥の差です。ありがたいなあ。普通の人たちに囲まれているって…。
ちなみに、今回、洋間も和室も差し置いて、キッチンが一番でかいです。
ファミリーならココに机とか置くんだろうけど、洋間に全部の家財道具を運び入れている私としては、和室とキッチンは遊んでいるようなものです。
うーん、掃除が。
この住まいの広さにはなんの文句もありませんが、唯一欠点があるとすれば、揺れる。
まあボロいからなあ。外で車が通るたびに揺れます。わりと交通量が多いので、外の車の音なんかはガンガン聞こえるのですが、そのへんは全く気にならないので、個人的にはかまいませんが、気になる人は嫌かもなあ。車の音と揺れさえ我慢(というレベルではない。大体通り過ぎるんだし)すれば十分都です。ありがたい話だ。
引越しの間に預かってもらっていた宅急便を取りに実家に向かいます。
そこには、父親に手伝ってくれた御礼に注文した芋焼酎が三本セットで届いておりました。
ちなみに「ファラオ」と「紫のセキトバ」と「金のセキトバ」です。
父、ご満悦。以前にも何本か芋焼酎を贈ったことがあり、私自身、酒が全く飲めないので味も質も何にもわからないまま頼んだのですが、父親はセキトバが一番美味しかったらしいので、今回は紫と金をそろえてみました。
ちなみに金のセキトバは、金の座布団にくるまれてます。生意気なやつだなお前はよ。
母親にはリンゴが届く予定なのですが、酒のほうが仕事が早かったようですね。なんとなくわかる。
その後、ゴミ箱を買いに父親がまた車を出してくれました。今度のところはごみ置き場に、そこのアパートのバケツがあるだけなので、そこに入りきらない場合はむき出しにはできないだろうし、どうすんだ、と思っていたら隣の奥さんは自分の家のを出しているみたいなので、私も買おうと思ったのです。
その車中で、またも父のリフォーム談義が。
「普通は150万円もかけないよ。まあ、大体かけても家賃一年分とかかな」
「たとえば七万円の家賃だったら、八十万くらいってこと?」
「まあかけて、それくらいだな。そうすれば、一年住んでくれればまあ元が取れるわけだ」
「二年目からやっと大家さんの利益、ってことだね」
「最低でも、二年住んでもらわないと駄目だな。まあ実質は次の更新から利益発生になるんだろうけど。だから、リフォームにあれだけお金かけるのってすごいよな。たぶん、大家さんは地元の人で管理投げっぱなしなんだろう。だから、管理会社の人の言うがままに、リフォームしたんじゃないのかなあ。ある意味、あまり経営にあくせくしてないタイプなんだろうけど、まあ、経営者としては良し悪しだな」
「でも、不動産屋さんは、屋根つきの駐輪場も作ってもらえるように大家さんに言ってる最中だって言ってたよ。別に野ざらしでもいいのにね」
「色々ウリを作らないと駄目なんだろうな。どうしても新築に比べて、築年数が経った建物は人が入りづらいから。内装でつるとか、家賃を下げるとか、それくらいしないとなあ。築年数ウン十年じゃあなあ」
「私は別に気にしないけどね。建物揺れるけど。でも、ウン十年で、駅からも遠くて、交通の便も悪くて、じゃ確かに足がない学生さんとかも無理だろうしね」
「今は不景気だから、不動産は全く動かないからな。引越しの代金も勿体無い、っていう時代だから、どこも色々必死なんだろうなあ…」
「お金持ちの人もいるのにねえ」
「お金持ちといえば、この前、駅前の畑で取れた山田さん(仮名)のさつまいももらったんだ。あれ、土地代考えれば、一本千円くらいにはなるんだろうなあ」
「ありがたみがわくさつまいもだね」
「山田さん、この前ベンツ買うって話をしてたんだけど、周囲の反対にあってやめたんだって」
「景気のいい話だねえ」
「で、代わりに軽トラック買ったんだって」
「何でベンツが駄目だと軽トラック。つながりが全くわからない」
「耕運機も買ったんだって」
「そっちの路線でそろえたいなら初めからベンツなんて言わなきゃいいのに」
「いや、前までベンツ持ってたんだって。でも使わないから売ったら、古いタイプですごくプレミアがついたんだってさ」
「お金はあるところに集まるねえ」
「で、そのベンツがなくなっちゃったから、スペースがさびしくてなんか大きいの買いたかったんだってさ」
「…お金持ちの考えることはよくわからないなあ…」
結局、カーテンとゴミ箱を買って帰宅しました。本当は物干し竿も長さが足りなかったのですが、もうそれはいいです。
お父さん色々ありがとう。正月に金のざぶとんに鎮座したセキトバ飲んでください。
ちなみに、私の口調がイラっとかわいらしい(これでも。苦笑)のはあくまで父相手だからです。普段はああいう話し方はしない。父相手に乱暴な対応もできない、の折衷案口調です。
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