録画している映画のDVDが膨大な枚数になってしまい、保管するだけならタウンページばりの冊子に突っ込んどけばいいのですが、さすがに探し出すのが至難の業になってきたので、どうにかいい方法はないかと思案中の井原です。
一応、アニメとか洋画とかの大雑把なジャンルには分けていたんですが、もうちょっと細分化しないと。
それこそヘタリアみたいに数が多いのはそれだけでまとめたいですしねえ。
バベルの塔(自室にある回転式本棚。基本的にコレにおさまるだけしか本は置かない。際限ないから)も少し整理して考えたいと思います。
定期的にあるんですよねえ、物捨てたい願望が爆発することが…。
心星ひとつ―みをつくし料理帖
小松原ァァァァ! となった一冊でした。
いえ、あいつの「俺の女房殿になるか」とか、一連のプロポーズ台詞だけを抜粋すれば悶絶モノ(台詞一つだけで凄いよね)なんですけど、もう、何処をどう転がったって、澪ちゃんの幸せの先に少なくとも「あの世界」はないよ! 今回非常に繋がりがとれた一冊になっており、それまでの本店再興や、野江を助けるために吉原への出店など、すべてに澪が悩んで出した答えの「結果」がラストの決意に現れるという見事な作りでした。そらあ、悪いけど「あのまま」じゃお互いに誰も幸せになれないよね。
そして、種市さんの言うとおりにあまりに煮え切らない、都合のいい存在に結果としてしちゃってる小松原にイラっときたり、父親の形見の箸ですらかくして見せるなという武家社会にイラっときたり、野江ちゃんを自分では助けられないから澪ちゃんに託しているのに失望の色を隠せない又さんにイラっときたり、身一つで身代をぶちあげたのかなんなのか知りませんが上から目線で「大きな器がないと人はそれまで」とかいけしゃあしゃあと言う商人にイラっときたりで、この一冊とても面白かったんですけど、どいつもこいつも澪ちゃんの個性に甘えすぎで大変イライラしてしまいました。
まずさあ、彼女の生き方をとやかく言う前にてめえの生き方どうにかしろよ! 小松原の態度もどうなんだよ! 本来ならてめえが自分で澪ちゃんが欲しければ動くべきだろうが!
結局、これまでもこれからも、澪ちゃんは指の怪我があってもなくても、「人々の目の前で料理を作る料理人でありたい」という気持ちは、どれだけ周囲がざわめいても変わらないものだったわけで、そのまま進んでいって欲しい…というか、進んでいくのだろうなという再確認の巻でした。
このシリーズに関してはわりとハッピーエンドになるんだろうな、という妙な安心感があって(勝手に思ってるだけ)そういう分でも続きが待ち遠しいです。
そういえば、結局辛抱たまらず剣客商売番外編を読んでいるのですが、「黒白」の主人公の侍がバカ過ぎて笑える。
いえ、脳筋の可愛らしいバカではなく「お前剣の腕前も立つし、人格的にも申し分ないのに、どうしてあんな、頭の天辺からつま先まで怪しさ炸裂の女の甘言になんぞひっかかるかな」という、女の私から見ると大変しょーもない感じの男の人でした。
剣客商売の主人公の秋山小兵衛が、わりと女にもなれていて、女の甘言も「知っていながら」全てを受け止められるだけの度量がある上に、決断力も、切り捨てる能力もあるのに比べて、この黒白の主人公の生々しいしょーもなさ加減が、「おい………」と苦笑しながら読んでいる最中です。
密林で画像が出ないのですが、私が読んでいる新潮文庫の表紙デザインがカッコよくて好きです。
こちら7ネットショッピングで画像が見られます。下巻も素敵。
そして漢字を見るだけでぴたりと意味がわかる、「黒白」という題名がシンプルでいいですね。白黒、ではなく黒白(こくびゃく)っていうのがいい。
一応、アニメとか洋画とかの大雑把なジャンルには分けていたんですが、もうちょっと細分化しないと。
それこそヘタリアみたいに数が多いのはそれだけでまとめたいですしねえ。
バベルの塔(自室にある回転式本棚。基本的にコレにおさまるだけしか本は置かない。際限ないから)も少し整理して考えたいと思います。
定期的にあるんですよねえ、物捨てたい願望が爆発することが…。
心星ひとつ―みをつくし料理帖
小松原ァァァァ! となった一冊でした。
いえ、あいつの「俺の女房殿になるか」とか、一連のプロポーズ台詞だけを抜粋すれば悶絶モノ(台詞一つだけで凄いよね)なんですけど、もう、何処をどう転がったって、澪ちゃんの幸せの先に少なくとも「あの世界」はないよ! 今回非常に繋がりがとれた一冊になっており、それまでの本店再興や、野江を助けるために吉原への出店など、すべてに澪が悩んで出した答えの「結果」がラストの決意に現れるという見事な作りでした。そらあ、悪いけど「あのまま」じゃお互いに誰も幸せになれないよね。
そして、種市さんの言うとおりにあまりに煮え切らない、都合のいい存在に結果としてしちゃってる小松原にイラっときたり、父親の形見の箸ですらかくして見せるなという武家社会にイラっときたり、野江ちゃんを自分では助けられないから澪ちゃんに託しているのに失望の色を隠せない又さんにイラっときたり、身一つで身代をぶちあげたのかなんなのか知りませんが上から目線で「大きな器がないと人はそれまで」とかいけしゃあしゃあと言う商人にイラっときたりで、この一冊とても面白かったんですけど、どいつもこいつも澪ちゃんの個性に甘えすぎで大変イライラしてしまいました。
まずさあ、彼女の生き方をとやかく言う前にてめえの生き方どうにかしろよ! 小松原の態度もどうなんだよ! 本来ならてめえが自分で澪ちゃんが欲しければ動くべきだろうが!
結局、これまでもこれからも、澪ちゃんは指の怪我があってもなくても、「人々の目の前で料理を作る料理人でありたい」という気持ちは、どれだけ周囲がざわめいても変わらないものだったわけで、そのまま進んでいって欲しい…というか、進んでいくのだろうなという再確認の巻でした。
このシリーズに関してはわりとハッピーエンドになるんだろうな、という妙な安心感があって(勝手に思ってるだけ)そういう分でも続きが待ち遠しいです。
そういえば、結局辛抱たまらず剣客商売番外編を読んでいるのですが、「黒白」の主人公の侍がバカ過ぎて笑える。
いえ、脳筋の可愛らしいバカではなく「お前剣の腕前も立つし、人格的にも申し分ないのに、どうしてあんな、頭の天辺からつま先まで怪しさ炸裂の女の甘言になんぞひっかかるかな」という、女の私から見ると大変しょーもない感じの男の人でした。
剣客商売の主人公の秋山小兵衛が、わりと女にもなれていて、女の甘言も「知っていながら」全てを受け止められるだけの度量がある上に、決断力も、切り捨てる能力もあるのに比べて、この黒白の主人公の生々しいしょーもなさ加減が、「おい………」と苦笑しながら読んでいる最中です。
密林で画像が出ないのですが、私が読んでいる新潮文庫の表紙デザインがカッコよくて好きです。
こちら7ネットショッピングで画像が見られます。下巻も素敵。
そして漢字を見るだけでぴたりと意味がわかる、「黒白」という題名がシンプルでいいですね。白黒、ではなく黒白(こくびゃく)っていうのがいい。
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