何を隠そう、野猿が大好きでした。
ご存知ない方がいらっしゃるかもしれませんが………いえ、このサイト閲覧者の平均年齢が低いとはとても思えませんが………ともかく、『とんねるずのみなさんのおかげでした』というバラエティ番組から生まれたユニットです。
とんねるずの二人以外、全員、番組制作者のスタッフと言う素人集団の組み合わせでしたが、全てがかっこよかった。
先日、番組で一夜限りの復活とありましたが、まあ八年も前のことで、みなさんグッダグダに踊っておりました。なんてほほえましい(苦笑)。
ですが、それでも色々あって独立だの異動だのあっても、同じ土俵でまだ仕事をしているんだなあ、ということが地味に嬉しかったりしました。八年だもの。へたすりゃ、誰かいなくなっていたとしても、おかしくもなんともないわけで。
ただそんな中、じぇ、ジェリーの記憶喪失はマジなんですか!?
う、ウィキだと、本当にように書かれておりますが………!?
ネタだと………ネタだとするには、あまりにジェリーの「思い出した?」「なんとなく」「なんとなく」というやり取りが、リアルすぎて………! な、なんとなくって、そんなそれお前………!
私は野猿の中でも、黄金の二列目と呼ばれていたダンサーズたちが大好きでした。いえ、ダンサーっていっても、特殊効果と、大道具と、ドライバー(職業)なんですが。
その中でも、抜群にダンスが上手いジェリーが好きで。キャラクターとかルックスで言えば、バカ(大道具)のほうが好みだったんですが、ともかくその二人が私の中で二大巨頭だったわけです。
そんなジェリーが………と思うと、真面目にしんみりしてしまったのでした。(後でカンちゃんのブログを見た限り、事故は本当らしい………)
そして、バカが野猿一夜限りの復活グダグダ踊りの中で、にこにこしながら、一番まともに踊れていたことが、凄く嬉しかったりしました。(さすが俺が惚れた男よ………!)
まあ、あのメンバーの中では最年少だしね。
ともかく、あの時代の企画モノっていうのは、気合の入り方も、金のかけ方も全然違いますね。
羞恥心とかと比べるつもりもありませんが、同じ企画から生まれたものであっても、元々芸能人とただのオッサンでは立ち位置が初っ端から全然違うわけであって。
そんな固定ファンも何もない、マイナスからの素人集団を、カッコイイおっさんたちにしてしまう、番組の企画力の凄さが、このユニットにはあります。
プロモの質の高さは、はっきりいってそこらの歌手よりも何倍も、金も時間もかかってます。
実家にいるときは、ケーブルが入っていたので、音楽チャンネルがあって 結構色々なプロモが見られる環境にあったのですが(音楽にはあまり興味がないが、プロモは映像として楽しめるので、見るのが好きだった)その中でも、ダントツにデキが良かったです。
ダンスのレベルや、歌のレベルに関しては、勿論プロと比べるべくもないのでしょうが(いや、でもテルの歌唱力は下手な歌手顔負けだと思う)それを踏まえて、差し引いて、そんなもん気合と力業でどうにでもかっこよくできる! それが演出! と言わんばかりのプロモの数々は、今見ても凄く楽しめます。
やっぱり、テレビ畑から生まれたものだからなのかもしれませんが、テレビで流すプロモの見せ方というものがわかっている、と申しましょうか。
曲を聴いてもらうためのプロモ、ではなく、映像込みで曲とは別で一つの作品としての面白さが、野猿のPVにはあると思います。
実は、大好きなPVの一つ。こう、近所のおっさんたちがかもしだすさわやかさ(胡散臭くない)が、凄く萌えました。どうでもいいバカ話をしてるんだろうなあ、というか、犬同士のじゃれあいみたいな雰囲気に、ロマンを感じます。
衣装の細かなバリエーションとか、同じ素材でも着こなし方で個性が出てるっていうか。
こういう、ただのおっさんたちでもスーツを着ていれば全員萌えという、恐るべきスーツマジックの威力を痛感した作品でした。
野猿は基本、どのプロモも必ずスーツを着ている(大体)ので、それがそれでまた、凄く、萌えたんですよ………!
このプロモはとにかく、半端じゃなく全員がかっこよかったです。金がかかっているなあというのが、素人目にもはっきりわかり、またそれが、あっぱれな印象を強く受ける、ハレな金の使い方っていうのがまたいい。
タカさんの指差し「アーユーレディー!?」とか、バカが踊りでセンターとか、ノリさんのシルクハットとバカでかいサングラスが超カッコイイとか、一人ひとりのかっこよさが、画面から現れまくりで、表現するならば、そこにダサさはいらねえ! あるのはダサかっこよさよ! という気合が大好きです。
「できると信じていれば、どんな道でも開けるだろう」
と、普段言えない、だけど言ってもいいんだ当たり前のことなんだから、いや、俺が当たり前にして見せるぜという歌詞の内容も好きでした。
特にこの歌は、ダンスの振り付けも最高にクオリティ高かったなあ。
どの歌もそうなんですが、最高技術のダンスっていうのは、どうしたって彼らには踊れないわけで。その実力の中で、どれだけ個性があってかつカッコイイ振り付けを選ぶか、というのは、振付師さんの実力の高さを証明するものだと思います。
制限のある中でだって、これだけただのおっさんたちがかっこよく見えるんだぜ! というのは、このユニットに関わった全ての人たちが自慢していいことだと思うんだ………!
私は実際、シングルやアルバムを買ったわけではないので、全部の曲を知っているわけではなく、わりと、野猿はプロモがあってナンボという捕らえ方なので、野猿のプロモ集はDVD持ってます。野猿の知識としては偏ってますが、それでも今見てもカッコいいなあ、と思ったのでした。
どなたか、この話題に年齢ガッツリの方、ご一報ください(笑)。
ご存知ない方がいらっしゃるかもしれませんが………いえ、このサイト閲覧者の平均年齢が低いとはとても思えませんが………ともかく、『とんねるずのみなさんのおかげでした』というバラエティ番組から生まれたユニットです。
とんねるずの二人以外、全員、番組制作者のスタッフと言う素人集団の組み合わせでしたが、全てがかっこよかった。
先日、番組で一夜限りの復活とありましたが、まあ八年も前のことで、みなさんグッダグダに踊っておりました。なんてほほえましい(苦笑)。
ですが、それでも色々あって独立だの異動だのあっても、同じ土俵でまだ仕事をしているんだなあ、ということが地味に嬉しかったりしました。八年だもの。へたすりゃ、誰かいなくなっていたとしても、おかしくもなんともないわけで。
ただそんな中、じぇ、ジェリーの記憶喪失はマジなんですか!?
う、ウィキだと、本当にように書かれておりますが………!?
ネタだと………ネタだとするには、あまりにジェリーの「思い出した?」「なんとなく」「なんとなく」というやり取りが、リアルすぎて………! な、なんとなくって、そんなそれお前………!
私は野猿の中でも、黄金の二列目と呼ばれていたダンサーズたちが大好きでした。いえ、ダンサーっていっても、特殊効果と、大道具と、ドライバー(職業)なんですが。
その中でも、抜群にダンスが上手いジェリーが好きで。キャラクターとかルックスで言えば、バカ(大道具)のほうが好みだったんですが、ともかくその二人が私の中で二大巨頭だったわけです。
そんなジェリーが………と思うと、真面目にしんみりしてしまったのでした。(後でカンちゃんのブログを見た限り、事故は本当らしい………)
そして、バカが野猿一夜限りの復活グダグダ踊りの中で、にこにこしながら、一番まともに踊れていたことが、凄く嬉しかったりしました。(さすが俺が惚れた男よ………!)
まあ、あのメンバーの中では最年少だしね。
ともかく、あの時代の企画モノっていうのは、気合の入り方も、金のかけ方も全然違いますね。
羞恥心とかと比べるつもりもありませんが、同じ企画から生まれたものであっても、元々芸能人とただのオッサンでは立ち位置が初っ端から全然違うわけであって。
そんな固定ファンも何もない、マイナスからの素人集団を、カッコイイおっさんたちにしてしまう、番組の企画力の凄さが、このユニットにはあります。
プロモの質の高さは、はっきりいってそこらの歌手よりも何倍も、金も時間もかかってます。
実家にいるときは、ケーブルが入っていたので、音楽チャンネルがあって 結構色々なプロモが見られる環境にあったのですが(音楽にはあまり興味がないが、プロモは映像として楽しめるので、見るのが好きだった)その中でも、ダントツにデキが良かったです。
ダンスのレベルや、歌のレベルに関しては、勿論プロと比べるべくもないのでしょうが(いや、でもテルの歌唱力は下手な歌手顔負けだと思う)それを踏まえて、差し引いて、そんなもん気合と力業でどうにでもかっこよくできる! それが演出! と言わんばかりのプロモの数々は、今見ても凄く楽しめます。
やっぱり、テレビ畑から生まれたものだからなのかもしれませんが、テレビで流すプロモの見せ方というものがわかっている、と申しましょうか。
曲を聴いてもらうためのプロモ、ではなく、映像込みで曲とは別で一つの作品としての面白さが、野猿のPVにはあると思います。
実は、大好きなPVの一つ。こう、近所のおっさんたちがかもしだすさわやかさ(胡散臭くない)が、凄く萌えました。どうでもいいバカ話をしてるんだろうなあ、というか、犬同士のじゃれあいみたいな雰囲気に、ロマンを感じます。
衣装の細かなバリエーションとか、同じ素材でも着こなし方で個性が出てるっていうか。
こういう、ただのおっさんたちでもスーツを着ていれば全員萌えという、恐るべきスーツマジックの威力を痛感した作品でした。
野猿は基本、どのプロモも必ずスーツを着ている(大体)ので、それがそれでまた、凄く、萌えたんですよ………!
このプロモはとにかく、半端じゃなく全員がかっこよかったです。金がかかっているなあというのが、素人目にもはっきりわかり、またそれが、あっぱれな印象を強く受ける、ハレな金の使い方っていうのがまたいい。
タカさんの指差し「アーユーレディー!?」とか、バカが踊りでセンターとか、ノリさんのシルクハットとバカでかいサングラスが超カッコイイとか、一人ひとりのかっこよさが、画面から現れまくりで、表現するならば、そこにダサさはいらねえ! あるのはダサかっこよさよ! という気合が大好きです。
「できると信じていれば、どんな道でも開けるだろう」
と、普段言えない、だけど言ってもいいんだ当たり前のことなんだから、いや、俺が当たり前にして見せるぜという歌詞の内容も好きでした。
特にこの歌は、ダンスの振り付けも最高にクオリティ高かったなあ。
どの歌もそうなんですが、最高技術のダンスっていうのは、どうしたって彼らには踊れないわけで。その実力の中で、どれだけ個性があってかつカッコイイ振り付けを選ぶか、というのは、振付師さんの実力の高さを証明するものだと思います。
制限のある中でだって、これだけただのおっさんたちがかっこよく見えるんだぜ! というのは、このユニットに関わった全ての人たちが自慢していいことだと思うんだ………!
私は実際、シングルやアルバムを買ったわけではないので、全部の曲を知っているわけではなく、わりと、野猿はプロモがあってナンボという捕らえ方なので、野猿のプロモ集はDVD持ってます。野猿の知識としては偏ってますが、それでも今見てもカッコいいなあ、と思ったのでした。
どなたか、この話題に年齢ガッツリの方、ご一報ください(笑)。
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一緒に、バットマンの『THE DARHK KNIGHT』が入っていたのですが、ディスクデザインのあまりの乙女っぷりにやられました。奴はたそがれていた………。
あれ? なんかこんなエロゲーアニメのDVD表紙見たことあるような、ないような………。
さて、『インクレディブル・ハルク』ですが、中々面白かったです。
前半はちょっと進みが遅くて、アクションシーンが延々流されるので、かったるい感じなのですが、後半のアクションシーンは中だるみせずに、化け物同士のつかみ合い(殴り合いではない)になって、非常に臨場感がありました。
最初から最後まで、緑色の巨大な化け物になってしまう主人公の、人間時の姿と、ハルクの外見がどう考えても一致しないので、それだけは違和感がありましたが………。
いっそ、人間が人間ではないモノになってくれれば、まだマシだったのでしょうが、人間が緑色になって大きくなるという変身の仕方なので、どうしても別人な顔だけが気になって気になって。
しかも、普通に見ても、変身後のルックスのほうがカッコいいと思うんだ………。
いえ、カッコイイというわけではないのですが(どこかのオバチャンみたいな顔をしている)ただ、私はこういう、いわゆる醜いと称される化け物顔が大好きなので、どうしても変身後の顔に肩入れしてしまうのです。
ほら、『美女と野獣』でも、元に戻った後の王子様の顔にがっかり! みたいなニュアンスというか。ずっと野獣でいてくれりゃ良かったのに! みたいな。
普通の細い冴えない顔した(エドワード・ノートンに失礼だろ)青年よりも、肉体化け物で、顔もどちらかといえば愛嬌がある顔をしている化け物と、きれいな女性が寄り添っている図って、超萌えませんか。私は萌えます。
こんな化け物を彼女は愛している(いえ元々恋人同士なんですが)っていうのもいいし、こんな外見になっても彼女への愛は変わらないっていうスタンスもいい。
外見の美しさ=内面の美しさではないところが、こう御伽噺っぽくてグっとくるのです。現実はそう甘くないからな。
まあ、私は化け物外見でも普通にカッコイイと思える人間なので、どっちが好みたら、圧倒的にハルク顔のほうなんですが。
物語としても、明確な敵が出てくるわけではなく、実験を志願し化け物になってしまう主人公と、それを追いかける軍部。
彼を救おうとするかつての恋人と、彼の化け物じみた力に魅せられた軍人という、小さな世界で行われる争いが主軸なので、感情移入しやすいです。別にこれによって世界が救われたりするわけではないので。
特に、ハルクがダサイ分、相手役として出てくる軍人のクリーチャーじみた化け物外見が際立ちます。
ハルクの力にただ魅せられるのではなく、現役の軍人としてはもう体力も力も及ばなくなってきた軍人が、自ら率先して化け物になってまでも、力を追い求める様は非常にリアルでした。
主人公は、戦いたくないし化け物になりたくないので、元に戻れる方法を必死で模索するのですが、軍人はむしろ嬉々として化物になろうとするその対比が見事。
ゆえに最終決戦も、主人公と戦うことだけを望む軍人を、やっつけるのではなく、止める主人公との戦いになるので、殴り合いにはならないわけです。
殴る=やっつける、というわかりやすい演出ではなく、組み伏せたり、つかんだり、ねじ伏せたり、という押さえつけようとする戦いの表現が、凄くカッコよかったです。
軍人役の人も、最初見たとき「小柄であまり軍人ぽくないなあ」と思ったのですが、多分わざとそういう人をキャスティングしているのでしょうね。化物になったときの対比のために。それはハルクも一緒なのですが。
一応、ハルクには表情があるので(人間外見ですから)「もーやりたくないよこんなことー」みたいな、うんざりした表情をしてくるヒーローっていうのも、中々ないと思います。そんなお茶目な表情が萌える。
アメコミが原作だけあって、細かく笑えるツボが抑えてあり、またしてもカラーテ文化万歳みたいな、おかしなアジア表現みたいなところもありますが、わりとさらっと流せます。嫌味に笑う部分が多くないのも高評価。
そしてラスト。
計画が失敗した軍部の将軍が、酒びたりになっている場所に現れるのがなんと、アイアンマンこと、ロバート・ダウニー・ジュニアではありませんか。
あーそういえばリンクしているとかなんとかー。
アイアンマンの続編が、イコールこの続編なのか、ハルクはハルクでまたあるのかは知りませんが、アイアンマンも映画としては非常に面白かったですし、続きが楽しみです。
ノリノリのロバート・ダウニー・ジュニアと、ちっともノリきれないエドワード・ノートンの組み合わせは、考えるだけでわくわくします(苦笑)。
あれ? なんかこんなエロゲーアニメのDVD表紙見たことあるような、ないような………。
さて、『インクレディブル・ハルク』ですが、中々面白かったです。
前半はちょっと進みが遅くて、アクションシーンが延々流されるので、かったるい感じなのですが、後半のアクションシーンは中だるみせずに、化け物同士のつかみ合い(殴り合いではない)になって、非常に臨場感がありました。
最初から最後まで、緑色の巨大な化け物になってしまう主人公の、人間時の姿と、ハルクの外見がどう考えても一致しないので、それだけは違和感がありましたが………。
いっそ、人間が人間ではないモノになってくれれば、まだマシだったのでしょうが、人間が緑色になって大きくなるという変身の仕方なので、どうしても別人な顔だけが気になって気になって。
しかも、普通に見ても、変身後のルックスのほうがカッコいいと思うんだ………。
いえ、カッコイイというわけではないのですが(どこかのオバチャンみたいな顔をしている)ただ、私はこういう、いわゆる醜いと称される化け物顔が大好きなので、どうしても変身後の顔に肩入れしてしまうのです。
ほら、『美女と野獣』でも、元に戻った後の王子様の顔にがっかり! みたいなニュアンスというか。ずっと野獣でいてくれりゃ良かったのに! みたいな。
普通の細い冴えない顔した(エドワード・ノートンに失礼だろ)青年よりも、肉体化け物で、顔もどちらかといえば愛嬌がある顔をしている化け物と、きれいな女性が寄り添っている図って、超萌えませんか。私は萌えます。
こんな化け物を彼女は愛している(いえ元々恋人同士なんですが)っていうのもいいし、こんな外見になっても彼女への愛は変わらないっていうスタンスもいい。
外見の美しさ=内面の美しさではないところが、こう御伽噺っぽくてグっとくるのです。現実はそう甘くないからな。
まあ、私は化け物外見でも普通にカッコイイと思える人間なので、どっちが好みたら、圧倒的にハルク顔のほうなんですが。
物語としても、明確な敵が出てくるわけではなく、実験を志願し化け物になってしまう主人公と、それを追いかける軍部。
彼を救おうとするかつての恋人と、彼の化け物じみた力に魅せられた軍人という、小さな世界で行われる争いが主軸なので、感情移入しやすいです。別にこれによって世界が救われたりするわけではないので。
特に、ハルクがダサイ分、相手役として出てくる軍人のクリーチャーじみた化け物外見が際立ちます。
ハルクの力にただ魅せられるのではなく、現役の軍人としてはもう体力も力も及ばなくなってきた軍人が、自ら率先して化け物になってまでも、力を追い求める様は非常にリアルでした。
主人公は、戦いたくないし化け物になりたくないので、元に戻れる方法を必死で模索するのですが、軍人はむしろ嬉々として化物になろうとするその対比が見事。
ゆえに最終決戦も、主人公と戦うことだけを望む軍人を、やっつけるのではなく、止める主人公との戦いになるので、殴り合いにはならないわけです。
殴る=やっつける、というわかりやすい演出ではなく、組み伏せたり、つかんだり、ねじ伏せたり、という押さえつけようとする戦いの表現が、凄くカッコよかったです。
軍人役の人も、最初見たとき「小柄であまり軍人ぽくないなあ」と思ったのですが、多分わざとそういう人をキャスティングしているのでしょうね。化物になったときの対比のために。それはハルクも一緒なのですが。
一応、ハルクには表情があるので(人間外見ですから)「もーやりたくないよこんなことー」みたいな、うんざりした表情をしてくるヒーローっていうのも、中々ないと思います。そんなお茶目な表情が萌える。
アメコミが原作だけあって、細かく笑えるツボが抑えてあり、またしてもカラーテ文化万歳みたいな、おかしなアジア表現みたいなところもありますが、わりとさらっと流せます。嫌味に笑う部分が多くないのも高評価。
そしてラスト。
計画が失敗した軍部の将軍が、酒びたりになっている場所に現れるのがなんと、アイアンマンこと、ロバート・ダウニー・ジュニアではありませんか。
あーそういえばリンクしているとかなんとかー。
アイアンマンの続編が、イコールこの続編なのか、ハルクはハルクでまたあるのかは知りませんが、アイアンマンも映画としては非常に面白かったですし、続きが楽しみです。
ノリノリのロバート・ダウニー・ジュニアと、ちっともノリきれないエドワード・ノートンの組み合わせは、考えるだけでわくわくします(苦笑)。
『やわらかい手』
ツタヤでやっと借りられました。レンタル開始になってから、リストの一番目にしたのに、中々借りられなくて時間がたちましたが。
場所はイギリス。夫に先立たれた冴えない中年女、マギーには孫がいた。難病の孫にやっと治療のメドがついたものの、渡航費などかかる費用は莫大だった。
仕事を探すも全て断られるマギーの前に「接客係募集・高給」の広告が目に入る。
それは、ただの接客ではなく、壁に開いた穴から男性をイかせる、風俗嬢としての仕事だった―。
マギーが飛び込んだ先には、オーナーであるミキの姿が。
「きれいじゃない。だが、なめらかだ。スベスベしてる」
「そんなに触らないで」
「週600ポンドでどうだ? あんたの手なら800」
何度もためらうも、意を決しミキの元に再度訪れるマギー。
「一人につき、5~6分。長引くようなら俺を呼べ」
懇切丁寧にやり方を教えてくれる、先輩のルイザ。
「どう? 簡単でしょ?」
「駄目よ、できないわ」
「じゃ、辞める?」
客の要望に答えるための手を持ったマギーは、先輩であるルイザにやり方を習いながら、必死で仕事を続けます。
手を念入りに洗い、後ろめたさにおびえながら電車をやり過ごしたり、ホームで他人に見つからないように隠れたり、何処へ行くのかと言う友人の問いに、必死で逃げたり。
鞄から、自分で持ってきた作業着を身に付け、飲み物や、食事を用意し、ローションを手になじませ、マギーは仕事を続けます。
淡々と流れる作業時間。
働きが悪い、と給料の支払いを渋るミキ。
その態度に腹を立て、強く無視するマギーの様子を、見に来てはいるのに、結局何も言えずに黙って去るミキ。
可愛さ開花の瞬間でした。(今まで真面目な感想だったのに)(これだって大真面目だ)
もっと稼ぎたい(大金の札束が今まで使っていた素朴な財布に入りきらないところが、すごくリアル)というマギーの要望を受けて、ミキは「イリーナ・パーム」という芸名をつけます。
「この名前で、男はセクシーな女性を想像するのね。年増のおばさんではなく」
「年増? 年増ってなんだ」
「私みたいなの。冴えない、中年女」
「そんな女は雇ってないぞ」
ちょ、ミキー!?
天然たらしというか、なんというか。長年裏社会で働いてきた男の、枯れた危なさがあって、ミキ物凄くセクシーです。
ルイザとは次第に親しくなり、仕事終わりに酒を飲む仲になります。
自分につけられた名前に困惑するマギーに、スージーは言います。
「私は別になんとも思わない。店ではスージー。家では息子の母親ルイザ。それだけよ」
地元の友人たちも、沈黙を守るマギーを、興味本位で想像し噂します。
「マギーに仕事って、何ができるの?」
いや、もう、本当に女の友情ってやつはさ………!
反吐が出る感じの、悪意のなさっていうか生々しさっていうか。これが女が酷いのが、嫌ってる相手ならともかく、友人にでもこういうことを言えちゃう(当然影で)ってところですね。
見ている側は、こんな腐ってただれた友人関係よりも、仕事ばで金に対して忠実なミキや、ルイザのほうがよほど好感が持てます。
彼らは、マギーの行いについて責めたりしないしね。
孫の面会もかかさず訪れるマギー。
「おばあちゃん、オリーの病気も必ず治すわ。だけどこれは内緒なの。誰にも言っちゃいけないのよ」
イリーナ・パームは次第に評判になり、長蛇の列ができます。
「いい腕だ。得がたいタッチだ。試したんだ」
「貴方が私を?」
「知りたかったんだ。知らなきゃ対策を立てられない」
ミキとマギーの絆が深まる一歩になるわけですが、それが、普通ではないというところがミソ。ミキはマギーにしてもらい、その腕を認めて、そしてマギーと対等に話をするようになるわけです。
この辺の、不器用な関係の深まり方というか、ある種必然の進み方が、凄くミキらしい。
結局マギーは治療費を前借し、返すために働き続けることになります。
ただ、この時点では、自分の事情は一切口にしていません。
「もしだましたら、探し出して、殺す」
ミキとマギーとの間に交わされる、おかしな握手。
急にわいた6000ポンドに、息子夫婦は疑念を隠せません。
「悪事を働いたんじゃないだろうね?」
「まさか」
金を借りた直後、遅刻してきたマギーを、ミキはそわそわしながら待ちます。
「電車が遅れて」
いつもの通り、何も言わずに奥に引っ込むミキ。
ですが、何処からどう見ても金以外の心配が含まれている態度がたまりません。
マギーが売れっ子になると同時に、ルイザは仕事がなくなっていきます。
自分の仕事部屋に、花を生け、絵を飾り、支給されたローションではなく、自分で用意したものを使用する。
「店中自分の部屋みたいにするつもりかい?」
ミキなりの冗談だったのか、うっすらとミキは笑います。
ですが、マギーに「もう行っても?」と会話を切り上げられ、その笑顔は実にわかりやすく一瞬で消えます。
仕事を続けるマギーは、「ペニス肘」になってしまいます。仕事のし過ぎで右腕が使えなくなってしまったのです。
右腕をつり、左手で仕事を続けるマギー。付けていた結婚指輪も外します。
結果、ルイザは首になります。
「私が辞めると言ったら彼女を呼び戻す?」
「あと八週働いて借金がなくなったら自由だ。辞めていい」
「私はそれだけの存在なの?」
マギーの言葉に、目を瞠るミキ。
「商売だけ?」
ミキだけではなく、マギーも互いを意識しているわけですよ。これ、ほぼ告白。
マギーはルイザを訪ねますが、罵倒されて終わります。
「よく平気でいられるわね。私の仕事を横取りして。このクソ女」
「私たち、友達では?」
「さっさと消えて」
ここで、マギーはルイザの住所が書かれた紙を捨てて、去っていきます。ずっとやめていたタバコを吸い始めるのも、この日からです。
「腕の具合は?」
そう尋ねるミキに、マギーは無言で去ります。
イリーナとしてのマギーに、スカウトの声がかかります。高給を提示する店側は借金の肩代わりも引き受けると言って来ます。
「誘いを受けたわ」
「いつ移る?」
それしか言わないミキに、背を向けて去るマギー。
ミキは、コートをつかみ、追いかけます。初めは悠然と、次第に必死で。
「マギー、待ってくれ」
「何故? ただの雇われ女。ルイザと同じよ」
「違う」
「商売女なんて。馬鹿だった。私は何をしているの?」
「何故来た?」
「孫のためよ。命が危ないのに、私はこんなところで。移るべき?」
「引き受けたのでは?」
「いいえ、まだよ」
「どうしたい?」
「残りたいわ」
そう答えたマギーに、思わず満面の笑みを浮かべてしまうミキ。
「もっと笑って」
困ったように、でも何度も、わざとらしい笑い顔を浮かべてしまうミキ。
二人は、コーヒーを挟んで互いのことを話し合います。
別れた女性のこと。店を開いた理由。引退したら行きたい島の名前。
「貴方の笑顔が好きよ」
そう言われて、泣き顔のように笑い、困ったように笑い、顔をくしゃくしゃにして笑顔を消したり、出したりするミキ。
「君の歩き方が好きだ」
そう言われて、驚くマギー。
最終電車があるから、と去るマギーを、ミキは黙って見送ります。
時を重ねるごとに、ミキとマギーの関係がよりいっそう深まっていくのが、画面から見て取れます。
翌朝、マギーの診断を心配そうに見守ったり、出勤するのを待ち構えたり、「無理するな」と声をかけてしまう様が、もう自分不器用ですから!
いやもう、ミキが最高。
マギーの言うとおり、凄く笑顔がチャーミングなのですが、自分で笑っている、笑おうという認識がないせいか、時折不意打ちのように見せる、画面いっぱいの笑顔には惹きつけられます。
自分では自覚していない分、指摘されると困るのか、照れるのか、困惑するのか、マギーの前で一瞬の間に、表情を変えるのが、演技として最高に上手です。
中年のオッサンが、自分で自分の表情を支えきれなくなって、ただ目を瞠る。凄く、ネオロマでした。
息子・トムは母親の大金に疑念を抑えることができず、マギーの後を追い、彼女の仕事を知ってしまいます。
「売春婦なんて! こんな穢れた金なんか、1ペニーもいらない!」
「売春婦じゃない。撤回して」
「あんたは一生汚れたままだ!」
「私は後悔してないわ。二度と売春婦と呼ばないで」
「二度とあの店に行くな。行けばオリーには会わせない」
錯乱する息子。店をやめるという電話まで強引にさせます。
本当に男って奴は………!
その金で! 必死で稼いだ金で息子の命が救われるのだとしたら、お前は母親に、その手段に頭を下げるべきであって、侮辱する資格など絶対にない!
これって、やっぱり男だからこういう反応なんでしょうかね。
自分も、してもらいたい、してもらうこともあるかもしれないという行為が、我慢ならないというか。
私ならむしろ、自分にもその手段を教えてくれ、くらいのこと言えるし、相手を尊敬しますけどね。
「もったいぶらないで、どうせ退屈な話でしょ」
侮辱されたマギーは、今まで付き合ってきた友人たちに、自分の仕事を語りだします。はっきりと、明確に。
「ミキが、私の腕はロンドン一、ですって。イリーナ・パーム。店のナンバーワン。じゃあ、またね」
マギーは、友人夫婦と自分たち夫婦が写っている写真を、叩き割ります。
ことが明らかになった後、今まで冷たかった嫁の態度が変わります。
息子にマギーに謝って、と促し、強い口調で言います。
「意地をはるべきじゃない。稼ぎ方なんて関係ないわ。親は子供のためなら死ねると言うけど、その意味がわかったわ。彼女は私の息子のために身を挺して尽くしてくれた。感謝してるわ」
結局、偽りの友人たちと決別し、マギーは新しいものを得ます。
それは、感受してきた今までの生活と違い、マギーが自分自身で得たものであり、かけがえのないものだった。
嫁からは心からの信頼。
孫の命。
そして、ミキとの間に生まれた感情。
最後、マギーは自分の意思で、孫の旅立ちには付き合わず、街に残ります。
向かった先は、自分の職場。
そこで、マギーにクリスマスプレゼントを用意していたミキと再会し、初めてキスをするのでした。
最初から最後まで、超、ネオロマー!
この手の、一見して人生やらの物語は、最後がなんともやりきれないものが多く、重苦しくなったりするのですが、これはなんていうか、逆に明るいメロドラマで、感動や喜びの涙は見ている側にはあっても、やるせなさは感じませんでした。
映像としても、場所は風俗店ですが、心配するような映像は一切でてきませんので、女性が見ても全く問題ありません。
ともかく、ミキが最高にセクシー振りまいてました。
詳しくは公式サイトの映像参照。
中年になればなるほどセクシーでたまりませんな。
女性のはっきりとした生き方。別れる人間とは別れ、出会う人間とは出会う。
不器用で裏社会で生きていたとは思えない男の朴訥な優しさ、笑顔がが味わえる作品です。
ミキが輝いて見えるのは、他のどうしようもない連中と比べて、あまりに、真っ直ぐだからでしょうか。ここには詳しく書きませんが、女の友人なんて本当に酷かった。でも、女ってああいうことができる生き物というか、男性とは強さの根幹が違う感じが確かにしますよね。それは勿論マギーにも当てはまるのですが。
ツタヤでやっと借りられました。レンタル開始になってから、リストの一番目にしたのに、中々借りられなくて時間がたちましたが。
場所はイギリス。夫に先立たれた冴えない中年女、マギーには孫がいた。難病の孫にやっと治療のメドがついたものの、渡航費などかかる費用は莫大だった。
仕事を探すも全て断られるマギーの前に「接客係募集・高給」の広告が目に入る。
それは、ただの接客ではなく、壁に開いた穴から男性をイかせる、風俗嬢としての仕事だった―。
マギーが飛び込んだ先には、オーナーであるミキの姿が。
「きれいじゃない。だが、なめらかだ。スベスベしてる」
「そんなに触らないで」
「週600ポンドでどうだ? あんたの手なら800」
何度もためらうも、意を決しミキの元に再度訪れるマギー。
「一人につき、5~6分。長引くようなら俺を呼べ」
懇切丁寧にやり方を教えてくれる、先輩のルイザ。
「どう? 簡単でしょ?」
「駄目よ、できないわ」
「じゃ、辞める?」
客の要望に答えるための手を持ったマギーは、先輩であるルイザにやり方を習いながら、必死で仕事を続けます。
手を念入りに洗い、後ろめたさにおびえながら電車をやり過ごしたり、ホームで他人に見つからないように隠れたり、何処へ行くのかと言う友人の問いに、必死で逃げたり。
鞄から、自分で持ってきた作業着を身に付け、飲み物や、食事を用意し、ローションを手になじませ、マギーは仕事を続けます。
淡々と流れる作業時間。
働きが悪い、と給料の支払いを渋るミキ。
その態度に腹を立て、強く無視するマギーの様子を、見に来てはいるのに、結局何も言えずに黙って去るミキ。
可愛さ開花の瞬間でした。(今まで真面目な感想だったのに)(これだって大真面目だ)
もっと稼ぎたい(大金の札束が今まで使っていた素朴な財布に入りきらないところが、すごくリアル)というマギーの要望を受けて、ミキは「イリーナ・パーム」という芸名をつけます。
「この名前で、男はセクシーな女性を想像するのね。年増のおばさんではなく」
「年増? 年増ってなんだ」
「私みたいなの。冴えない、中年女」
「そんな女は雇ってないぞ」
ちょ、ミキー!?
天然たらしというか、なんというか。長年裏社会で働いてきた男の、枯れた危なさがあって、ミキ物凄くセクシーです。
ルイザとは次第に親しくなり、仕事終わりに酒を飲む仲になります。
自分につけられた名前に困惑するマギーに、スージーは言います。
「私は別になんとも思わない。店ではスージー。家では息子の母親ルイザ。それだけよ」
地元の友人たちも、沈黙を守るマギーを、興味本位で想像し噂します。
「マギーに仕事って、何ができるの?」
いや、もう、本当に女の友情ってやつはさ………!
反吐が出る感じの、悪意のなさっていうか生々しさっていうか。これが女が酷いのが、嫌ってる相手ならともかく、友人にでもこういうことを言えちゃう(当然影で)ってところですね。
見ている側は、こんな腐ってただれた友人関係よりも、仕事ばで金に対して忠実なミキや、ルイザのほうがよほど好感が持てます。
彼らは、マギーの行いについて責めたりしないしね。
孫の面会もかかさず訪れるマギー。
「おばあちゃん、オリーの病気も必ず治すわ。だけどこれは内緒なの。誰にも言っちゃいけないのよ」
イリーナ・パームは次第に評判になり、長蛇の列ができます。
「いい腕だ。得がたいタッチだ。試したんだ」
「貴方が私を?」
「知りたかったんだ。知らなきゃ対策を立てられない」
ミキとマギーの絆が深まる一歩になるわけですが、それが、普通ではないというところがミソ。ミキはマギーにしてもらい、その腕を認めて、そしてマギーと対等に話をするようになるわけです。
この辺の、不器用な関係の深まり方というか、ある種必然の進み方が、凄くミキらしい。
結局マギーは治療費を前借し、返すために働き続けることになります。
ただ、この時点では、自分の事情は一切口にしていません。
「もしだましたら、探し出して、殺す」
ミキとマギーとの間に交わされる、おかしな握手。
急にわいた6000ポンドに、息子夫婦は疑念を隠せません。
「悪事を働いたんじゃないだろうね?」
「まさか」
金を借りた直後、遅刻してきたマギーを、ミキはそわそわしながら待ちます。
「電車が遅れて」
いつもの通り、何も言わずに奥に引っ込むミキ。
ですが、何処からどう見ても金以外の心配が含まれている態度がたまりません。
マギーが売れっ子になると同時に、ルイザは仕事がなくなっていきます。
自分の仕事部屋に、花を生け、絵を飾り、支給されたローションではなく、自分で用意したものを使用する。
「店中自分の部屋みたいにするつもりかい?」
ミキなりの冗談だったのか、うっすらとミキは笑います。
ですが、マギーに「もう行っても?」と会話を切り上げられ、その笑顔は実にわかりやすく一瞬で消えます。
仕事を続けるマギーは、「ペニス肘」になってしまいます。仕事のし過ぎで右腕が使えなくなってしまったのです。
右腕をつり、左手で仕事を続けるマギー。付けていた結婚指輪も外します。
結果、ルイザは首になります。
「私が辞めると言ったら彼女を呼び戻す?」
「あと八週働いて借金がなくなったら自由だ。辞めていい」
「私はそれだけの存在なの?」
マギーの言葉に、目を瞠るミキ。
「商売だけ?」
ミキだけではなく、マギーも互いを意識しているわけですよ。これ、ほぼ告白。
マギーはルイザを訪ねますが、罵倒されて終わります。
「よく平気でいられるわね。私の仕事を横取りして。このクソ女」
「私たち、友達では?」
「さっさと消えて」
ここで、マギーはルイザの住所が書かれた紙を捨てて、去っていきます。ずっとやめていたタバコを吸い始めるのも、この日からです。
「腕の具合は?」
そう尋ねるミキに、マギーは無言で去ります。
イリーナとしてのマギーに、スカウトの声がかかります。高給を提示する店側は借金の肩代わりも引き受けると言って来ます。
「誘いを受けたわ」
「いつ移る?」
それしか言わないミキに、背を向けて去るマギー。
ミキは、コートをつかみ、追いかけます。初めは悠然と、次第に必死で。
「マギー、待ってくれ」
「何故? ただの雇われ女。ルイザと同じよ」
「違う」
「商売女なんて。馬鹿だった。私は何をしているの?」
「何故来た?」
「孫のためよ。命が危ないのに、私はこんなところで。移るべき?」
「引き受けたのでは?」
「いいえ、まだよ」
「どうしたい?」
「残りたいわ」
そう答えたマギーに、思わず満面の笑みを浮かべてしまうミキ。
「もっと笑って」
困ったように、でも何度も、わざとらしい笑い顔を浮かべてしまうミキ。
二人は、コーヒーを挟んで互いのことを話し合います。
別れた女性のこと。店を開いた理由。引退したら行きたい島の名前。
「貴方の笑顔が好きよ」
そう言われて、泣き顔のように笑い、困ったように笑い、顔をくしゃくしゃにして笑顔を消したり、出したりするミキ。
「君の歩き方が好きだ」
そう言われて、驚くマギー。
最終電車があるから、と去るマギーを、ミキは黙って見送ります。
時を重ねるごとに、ミキとマギーの関係がよりいっそう深まっていくのが、画面から見て取れます。
翌朝、マギーの診断を心配そうに見守ったり、出勤するのを待ち構えたり、「無理するな」と声をかけてしまう様が、もう自分不器用ですから!
いやもう、ミキが最高。
マギーの言うとおり、凄く笑顔がチャーミングなのですが、自分で笑っている、笑おうという認識がないせいか、時折不意打ちのように見せる、画面いっぱいの笑顔には惹きつけられます。
自分では自覚していない分、指摘されると困るのか、照れるのか、困惑するのか、マギーの前で一瞬の間に、表情を変えるのが、演技として最高に上手です。
中年のオッサンが、自分で自分の表情を支えきれなくなって、ただ目を瞠る。凄く、ネオロマでした。
息子・トムは母親の大金に疑念を抑えることができず、マギーの後を追い、彼女の仕事を知ってしまいます。
「売春婦なんて! こんな穢れた金なんか、1ペニーもいらない!」
「売春婦じゃない。撤回して」
「あんたは一生汚れたままだ!」
「私は後悔してないわ。二度と売春婦と呼ばないで」
「二度とあの店に行くな。行けばオリーには会わせない」
錯乱する息子。店をやめるという電話まで強引にさせます。
本当に男って奴は………!
その金で! 必死で稼いだ金で息子の命が救われるのだとしたら、お前は母親に、その手段に頭を下げるべきであって、侮辱する資格など絶対にない!
これって、やっぱり男だからこういう反応なんでしょうかね。
自分も、してもらいたい、してもらうこともあるかもしれないという行為が、我慢ならないというか。
私ならむしろ、自分にもその手段を教えてくれ、くらいのこと言えるし、相手を尊敬しますけどね。
「もったいぶらないで、どうせ退屈な話でしょ」
侮辱されたマギーは、今まで付き合ってきた友人たちに、自分の仕事を語りだします。はっきりと、明確に。
「ミキが、私の腕はロンドン一、ですって。イリーナ・パーム。店のナンバーワン。じゃあ、またね」
マギーは、友人夫婦と自分たち夫婦が写っている写真を、叩き割ります。
ことが明らかになった後、今まで冷たかった嫁の態度が変わります。
息子にマギーに謝って、と促し、強い口調で言います。
「意地をはるべきじゃない。稼ぎ方なんて関係ないわ。親は子供のためなら死ねると言うけど、その意味がわかったわ。彼女は私の息子のために身を挺して尽くしてくれた。感謝してるわ」
結局、偽りの友人たちと決別し、マギーは新しいものを得ます。
それは、感受してきた今までの生活と違い、マギーが自分自身で得たものであり、かけがえのないものだった。
嫁からは心からの信頼。
孫の命。
そして、ミキとの間に生まれた感情。
最後、マギーは自分の意思で、孫の旅立ちには付き合わず、街に残ります。
向かった先は、自分の職場。
そこで、マギーにクリスマスプレゼントを用意していたミキと再会し、初めてキスをするのでした。
最初から最後まで、超、ネオロマー!
この手の、一見して人生やらの物語は、最後がなんともやりきれないものが多く、重苦しくなったりするのですが、これはなんていうか、逆に明るいメロドラマで、感動や喜びの涙は見ている側にはあっても、やるせなさは感じませんでした。
映像としても、場所は風俗店ですが、心配するような映像は一切でてきませんので、女性が見ても全く問題ありません。
ともかく、ミキが最高にセクシー振りまいてました。
詳しくは公式サイトの映像参照。
中年になればなるほどセクシーでたまりませんな。
女性のはっきりとした生き方。別れる人間とは別れ、出会う人間とは出会う。
不器用で裏社会で生きていたとは思えない男の朴訥な優しさ、笑顔がが味わえる作品です。
ミキが輝いて見えるのは、他のどうしようもない連中と比べて、あまりに、真っ直ぐだからでしょうか。ここには詳しく書きませんが、女の友人なんて本当に酷かった。でも、女ってああいうことができる生き物というか、男性とは強さの根幹が違う感じが確かにしますよね。それは勿論マギーにも当てはまるのですが。
『ペルソナ4』公式
■4月18日
いよいよ普通に行動できるようになりました、が、色々やることがありすぎて脳が動きません。少なくとも、29日くらいまで雪子救出まで間があるようなので、本命後回しにして、コミュニティやらレベル上げやらにいそしみたいと思います。しかし、ペルソナ合体やら、コミュやら全くわかりません。なんのこっちゃい。
ともかく、戦闘で先手を打てません。エンカウントする際に上手く攻撃を当てられればいいのですが、距離感が掴めないために、大体先手を取られるという。主人公は電撃で、陽介は回復でと役割分担ができているのですが、千枝が特化していないので、アイテムの消費率が半端じゃないです。うーん、これは金のことは余り考えずに、アイテムちゃんと買ってダンジョンに挑んだほうがいいなあ………と、雪子姫の城で瀕死になりながら学んだのでした。(そういうことは行く前に気づけ)
俺にはこんなところでぐずぐずしている暇はないのに………。俺の帰りを菜々子が待ってるのに………!(気のせいです)
実際雪子姫の城で全滅をくらい、最初からイージーモードでやり直してます。こずるい社会人にプライドも時間もねえよ!
………という天の声は無視、かつ忘れてもらいたい。本当にどうしようもないな。
本来ならば、一度プレイした後に、コミュニティなどを網羅すればいいのだろうが、まあ、時間がないという管理人の気持ちもわからないでもないがな………と思いつつ、自由行動で思い切り校内で迷子になる俺。くっ、このカメラワークの微妙さはどうにかならんのか………!
その後、雪子姫の城(何度口に出しても恥ずかしい名前だ)でなんとか八階まで進むことに成功する。その代わり、ソウルドロップをことごとく失って、個人的には差し引きゼロどころか、マイナスな気がしてならない………。
戦闘であまりに疲弊してしまったので、雪子がどんな面白話をしていたのかすら覚えていない。
■4月19日
いよいよ部活に入部できることになる。正直俺としては自分のキャラクターがよくわからないので、運動部に入部したところで活躍できるとは思えないのだが、コミュニティとやらの忠告を、わざわざ朝っぱらからベルベットルームの金髪美女が電話してきてくれたので、とりあえず入ってみることにする。ていのいいストーカーだな、あの部屋の連中は………。
とりあえず、バスケ部に入部。どうやらあまり活動していないようだ。一緒にボール磨きを手伝ったり、バスケ部の部員、一条と、サッカー部の部員長瀬と親しくなる。というか、一条と長瀬の越えられない友情の壁を目の当たりにしたというか。
コミュニティに参加すると、あっという間に一日が終わってしまうので、特にやることもない。
一応勉強をしてから休むことにする。脳筋とは言わせない。
■4月20日
しかし、相変わらずペルソナが何なのかよくわからない。
いや、俺の背後にいる剣桃太郎のことではなく実際に、システムとして作るあのペルソナのほうだ。
勝手気ままに組み合わせて作っていいものなのだろうか。実際自分が持っていられる数には限りがあるのだし、作ろうと思えばイゴールが「ボーナスはないけど本当に作る?」みたいな思わせぶりな態度をしてくるし。お前は俺に作らせたくないのか、作らせたいのかどっちなんだ!(意味不明の現状に脳がパンク)
今のところ正直、特別ペルソナで困ったことはないんだが………。強いて言えば、戦闘時に、陽介と千枝の属性と被らないペルソナを持っていたほうが、何かの特に敵の弱点に合わせやすい、ということくらいなのだろうか。どうもよくわからない。
元々、コレクター資質がまるでない天の声のどうでもいいよというため息が聞こえてきそうだ。
そんなこんなで、陽介と商店街でビフテキコロッケを食べて帰宅。
どう考えても、わざと聞こえるように陽介の悪口を言うあの主婦連中はなんなんだ。親の仕事に子供は関係ないだろう。
それに、「俺って有名人だろ?」と笑って答える陽介の笑顔が痛い。
………いかん、ちょっとポエムが入ってしまった。
しかし、これだけ商店街の連中に嫌われているジュネスは、一体なんなのだろう。陽介の親父が心配だ。
個人的には、菜々子のお気に入りというだけで、おつりがくる感じなんだが………。
■4月21日
昼休み、一条に部活に出てくれと念押しされる。そんなにあの部活人の集まりが悪いのか。
そして、自分で言うのもなんだが、俺の制服の着こなしはどうかと思う。
いや、千枝の緑ジャージよりはましだと思うんだが、なんていうか、その、妙にかっこつけているスタイルが酷く恥ずかしい。
部活では、一条に差し入れられた甘いものを食べて、長瀬と一緒に帰った。
………俺はこんなことをしている場合なのだろうか………。
まあ、現実的に雪子姫の城で死にかけるより、部活動に勤しんでいたほうがそりゃ楽だ。精神的に。
■4月22日
実は昨晩千枝から、今日テレビの中に行こうと電話がかかってきたのだが(しかも真夜中にな)行っても意味がないというか、無駄に時間経過してしまうだけ、かつ、ソウルドロップもない状態で行きたくないので、さっくり無視することにした。というか、それは無謀だ。
そして、立て続けに深まる俺と陽介の絆。
いや、別に浅くなって欲しいわけじゃないんだが………。なんか、後ろめたい思いがするのは何故だろうか。
ここで、携帯のアドレスを陽介が変えない理由についてきける。引っ越す前の奴らに変わったと、わざわざ連絡するのも、向こうが「連絡する気なんてない」かもしれないのに、できないとかなんとか。
………なんていうか、陽介の話は、重い。
日常生活の中の、ふとした胸苦しさがある。凄くそれがリアルで、結局「お土産買って帰ろうぜ」と、多分千枝のことも考えてあわただしく帰る姿を見て、守ってやりたいと思ってしまった俺は、病気なのだろうか………。
いや、違う! 守ってやりたいは菜々子で、陽介は支えてあげたいというか………!(必死の言い訳)
■4月23日
何でここまで俺が順調にいっているかと言うと(戦闘以外は)当然攻略サイト様のお世話になっているからだ。そうでなかったら、正直路頭に迷っている自信がある。
というわけで、学童保育でアルバイトを始める。バスケ部とかぶらないから、ちょうどいいだろ………って待て! このエプロン姿は恥ずかしすぎる!
「いや、むしろ、クールビューティーがエプロンしているさまは、超萌えだね」
ほら、また天の声のテンションがおかしな方向に!
別に子供は嫌いじゃない。菜々子に対する熱意があれだけあって子供が嫌いだったらそれはそれで困る。
ここで、ママハハとの関係がどうの、という勇太君に出会う。
個人的には、どうしようもない実母より、血のつながりがなかろうが、面倒を見てくれる人のほうが、よほどいいと思うんだが………って、別に叔父のことを言っているわけではない。
大体あの人は、俺の本当の叔父であってだな………!
■4月24日
最近俺の行動が言い訳じみているのが、個人的に凄くわかって嫌だ。
日曜日、一条に誘われて外出。
何故か長瀬の私服がジャージとか、色々思うところがないわけではなかったが、まあまあ楽しかった。
その後、夜に俺は男をじっくり味わった。(嘘じゃない)
■4月25日
そろそろ天気が崩れだしてきそうだ。
今更だが、この間雪子はずっと失踪中なのだろうか。毎晩、帰ってきた気配のない叔父を思うと、ちょっと気がとがめる。
千枝にまで念押しされたにも関わらず、クラスメートの気になるあの子の趣味を聞いたり、吹奏楽部に入部したりと、俺、青春絶好調。
いかん、だんだん俺のキャラクターが怪しくなってきた………。
でも、吹奏楽部の後輩、松永はすぐ顔が赤くなるし、前髪ぱっつんで、いかにも可愛い後輩、と言った感じだ。
このゲーム、何かそっち路線の充実が著しいんだが………。
そして俺はその夜、白味噌を食べて死んだように眠った………。
■4月26日
俺の放課後はトイレに行くことから始まる。
いや、まあ、もらえるものはもらっておきたいしな。
昼休みに、立て続けにバスケと吹奏楽から部活に出ろとプレッシャーをかけられる。これ、普通コミュニティがMAXになってから次の部活を選ぶとか、そういうふうにするんじゃ………気持ち的に。
ともかくバスケ部に出ると、長瀬から一条の問題について話される。
一条のことを話しに店に行ったのに、「一条のことなんだ」と切り出す長瀬はわけがわからない。
結局、名門の一条はバスケを反対されていて、それでもやめずに頑張っているらしい。本当に血族とか、名門ってやつは………。
「良かった。頼れる奴ができて」
と、ほっとしたように笑う長瀬。可愛い奴だなお前は。
その後、ザーサイをおごられて帰宅。この辺の、体育会系なのに天然気質は、現実にいたらさぞ周りが迷惑だろうとは思うが。
その夜、俺の勇気は「なくはない」から「頼りになる」へ。
お、俺は今まで「なくはない程度」だったのか、勇気。
テレビの中に入って、おかしな奴らと戦って、それでも俺の勇気がその程度だったのか、とちょっとへこむ。
■4月27日
「得るものの大きい、中々の戦いだった………」
今までのどんなダンジョンよりも、成し遂げた感の強い発言だった………(中華料理・愛屋にて)
■4月28日
ここで、寛容も「それなり」から「情け深い」へ。
あえて、俺は今までそれなりだったのかと突っ込むよりも先に、何故いきなり「情け深い」にランクアップするのかもっと途中になんかないのかと思ってしまった。
■4月29日
明日から晴れ間が続いてしまう。つまり、今日が雪子救出のリミットなわけだ。また一階から地味に上り、SP回復アイテムを宝箱(ダンジョンは宝箱も道も復活するんだな)をとり、戦闘へ。
結論。
俺は回復役に徹していないと命が危ない。
基本、陽介がその役目を担うんだが、敵がやたらと千枝の弱点ばかりを付いてくるので、回復が一人では追いつかない。かといって、アイテムの回復量はたかがしれているし、どうしても回復薬がもう一人必要になってくる。陽介と千枝が固定な以上、俺が頑張るしかあるまい………。
と、回復できるペルソナを一個も持っていない状態で俺は思ったのだった(瀕死)。
なんとか倒し、雪子を連れて現実の世界へ。結局犯人も何もわからずじまいだった。
帰宅後、菜々子が叔父が帰ってきたと喜んで迎えると、そこには新米刑事の姿が。
「上がりが珍しく一緒だったんで、連れてきた」
叔父よ………!(やり場のない拳)
別に悪くない。悪くないが、せめて雪子が見つかって捜査もそれなりに落ち着いた時に、何故客を連れてくる………!
今までも、嘔吐していたり情けない姿しか見ていないが、刑事の名前は足立というらしい。このゲーム、基本変換でちゃんと出てくる苗字と名前の持ち主しかいないのが、凄く好感触だ。
「うるさい、さっさと手を洗って来い。………あ、俺もか」
そしてここに来てまでの可愛さアピール。
叔父よ………あんた、叔父じゃなかったら本当に何されてるかわからないぞ。(天の声)
菜々子ちゃんの子供らしさは、ここで変に足立に愛想振りまいたり、挨拶したりしないところだと思います。会話の区切れ目で「おなかすいた」と、はっきり自分の主張も「言っちゃう」ところが、ぬぐいきれない子供らしさで、それが当たり前だからこそ可愛いっつーか。
そして、GWに菜々子と叔父とジュネスへ行く約束が。
任せろ! 菜々子のジュネスライフ充実させてみせる………! なんてったって、俺には陽介がいるんだからな!(気の毒な使われ方)
■4月30日
救うことができてよかった………と、ニヒルに校門に向かって行く俺。
な、なんだか今回の俺は、やたらにクールが強調されていて、やたらに照れる。自分のことなのに。
屋上でカップめんを強奪しながら、今後について話し合うことに。
結局、マヨナカテレビをチェックし、第一の被害者の周囲を警戒すること、くらいしか結論は出なかったが。
妙にズレている雪子の感性を見つつ、帰宅。
「四日と五日なら、休み取れそうだ」
「ほんと!? ………ほんとう?」
「な、なんだよ」
「いつもだめだから」
「ま、毎年じゃないだろ」
二人ともが二人共に可愛い。
そんな二人のためなら、俺はお弁当でもなんでも作ってみせる………!
そんな決意と共に五月へ進む。
先日見た『リーダー’s ハウトゥ Book』で農業について取り上げられていました。
ダサい農業をかっこよく、ということで、作業着や長靴ではなく、おしゃれでカジュアルな衣装で農作業………というような演出だったのですが、 馬鹿野郎! その作業着こそがカッコいいんじゃねえかよ! その長靴が! 首に巻いたタオルがいいんじゃねえかよ! それこそがNG系の証! と真剣に思った私は少数派なのでしょうか。
別にその分野でのスタイルがあるのだから、そこに109とか持ち込む必要ないと思うんだ………。つなぎや作業着の萌えっていうものは確実にあると思うんだ………。
整体に行って、「疲労はたまってますが、ゆがみもありませんし、比較的落ち着いてますよ」と言われたのは嬉しいんですが、いつもより時間が短めに終わられると、何故か損した気分になります。
いや、勿論体調最悪で延々やられるより遥かにマシなんですが。今回の一つ前、酷い頭痛の連発に耐え切れず通院した時は、かなり時間長かったなあ。
ストレッチのせいか、たまたま体調が良かったせいなのかわかりませんが、月一ではなく二ヶ月に一度くらいのレベルで、大丈夫かな、と。
一ヶ月に一度飛ぶ五千円札は、普通に辛いので、行かずに自分でどうにかできる分にはどうにかしたいですしね。
ただ、それでほったらかしにして、酷い状態で行くと、先生に酷く怒られるので、それはそれで困る。(私の受け持ちの先生は厳しい女の人です)
また余談ですが、予約の電話を入れると、物凄く声の小さい、覇気のない男性が出ることがあるんですが、あれどうにかなりませんか。
フォントサイズ間違えたんじゃないかくらいのか細い声で、そんな人にこれから健康にしてもらえるのかと甚だ陰鬱な気分になるんですが。
新アニメ。
地上派に引っ越してくれた『タイタニア』は漠然と見ようかな、と思っているんですが、私貴族よりは職業軍人のほうが好きなんだよなあ。
『戦場のヴァルキュリア』は、まるで駄目なオーディン声を聞いたので、それで満足しました。継続はしない。
『リストランテ・パラディーソ』は絵もきれいでしたし、今流行りの枯れた男子好みならいいんじゃないでしょうか。逆に絵がきれいだけだと、私の中で一回見れば気が済むので、これも継続しないと思います。どうもなあ、ニコレッタの恋を応援しようという気になれんしなあ。
『蒼天航路』はまあまあ面白かったです。ドラゴンボールみたいで(どうなのそれ)。
曹操は男前でいいんですが、どうもあの声がなあ………。
あと、気合一閃の決め台詞みたいな後に出てくるフォントが、ぬるいわ!
もっと、文字だけで人が殺せるくらいの勢いで出てきてもらいたかったなあ。北斗神拳みたいに。
後半は押し問答みたいになっちゃって、正直よくわからなかったのですが、これで知性を現しているっていうのが凄いよな。強引で。(気に入ったと膝を打つ感じ)
全部はったりで乗り切る、みたいな勢いは嫌いじゃないので、今後は他の義兄弟の活躍を見たいところです。か、夏侯惇とか超好み(結局それ)。
聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話 13
凄いあっさり蠍が死んだ。
ちなみに、ワイバーンは身体消滅してなかったので絶対生きてると思います。
まあ、そのあっさり感が蠍っぽいといえばそうなのかもしれませんが、私の原作蠍の印象は、図太くしつこいなので、対比としては面白かったです。
今回、とにかく水瓶座が原作に負けず劣らず友情してたので、踏まえている面と、そうでない面の対比としても奴らは一緒にいたのかなあ、と。
なんにせよ、力業で相手をやっつけるか、説得するかの違いしかないんですが。
ともかく今回は、パンドラとセラフィナのセクシー対決でした。
頑張れサーシャ(そういう話じゃない)。
しかし、生き残った星座が原作では全く好みでなかった連中ばかりなので、微妙にテンションが下がってきました。
こうなるともう、面白おかしい火山に住んでる奴に期待するしかないのか………!?
ダサい農業をかっこよく、ということで、作業着や長靴ではなく、おしゃれでカジュアルな衣装で農作業………というような演出だったのですが、 馬鹿野郎! その作業着こそがカッコいいんじゃねえかよ! その長靴が! 首に巻いたタオルがいいんじゃねえかよ! それこそがNG系の証! と真剣に思った私は少数派なのでしょうか。
別にその分野でのスタイルがあるのだから、そこに109とか持ち込む必要ないと思うんだ………。つなぎや作業着の萌えっていうものは確実にあると思うんだ………。
整体に行って、「疲労はたまってますが、ゆがみもありませんし、比較的落ち着いてますよ」と言われたのは嬉しいんですが、いつもより時間が短めに終わられると、何故か損した気分になります。
いや、勿論体調最悪で延々やられるより遥かにマシなんですが。今回の一つ前、酷い頭痛の連発に耐え切れず通院した時は、かなり時間長かったなあ。
ストレッチのせいか、たまたま体調が良かったせいなのかわかりませんが、月一ではなく二ヶ月に一度くらいのレベルで、大丈夫かな、と。
一ヶ月に一度飛ぶ五千円札は、普通に辛いので、行かずに自分でどうにかできる分にはどうにかしたいですしね。
ただ、それでほったらかしにして、酷い状態で行くと、先生に酷く怒られるので、それはそれで困る。(私の受け持ちの先生は厳しい女の人です)
また余談ですが、予約の電話を入れると、物凄く声の小さい、覇気のない男性が出ることがあるんですが、あれどうにかなりませんか。
フォントサイズ間違えたんじゃないかくらいのか細い声で、そんな人にこれから健康にしてもらえるのかと甚だ陰鬱な気分になるんですが。
新アニメ。
地上派に引っ越してくれた『タイタニア』は漠然と見ようかな、と思っているんですが、私貴族よりは職業軍人のほうが好きなんだよなあ。
『戦場のヴァルキュリア』は、まるで駄目なオーディン声を聞いたので、それで満足しました。継続はしない。
『リストランテ・パラディーソ』は絵もきれいでしたし、今流行りの枯れた男子好みならいいんじゃないでしょうか。逆に絵がきれいだけだと、私の中で一回見れば気が済むので、これも継続しないと思います。どうもなあ、ニコレッタの恋を応援しようという気になれんしなあ。
『蒼天航路』はまあまあ面白かったです。ドラゴンボールみたいで(どうなのそれ)。
曹操は男前でいいんですが、どうもあの声がなあ………。
あと、気合一閃の決め台詞みたいな後に出てくるフォントが、ぬるいわ!
もっと、文字だけで人が殺せるくらいの勢いで出てきてもらいたかったなあ。北斗神拳みたいに。
後半は押し問答みたいになっちゃって、正直よくわからなかったのですが、これで知性を現しているっていうのが凄いよな。強引で。(気に入ったと膝を打つ感じ)
全部はったりで乗り切る、みたいな勢いは嫌いじゃないので、今後は他の義兄弟の活躍を見たいところです。か、夏侯惇とか超好み(結局それ)。
聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話 13
凄いあっさり蠍が死んだ。
ちなみに、ワイバーンは身体消滅してなかったので絶対生きてると思います。
まあ、そのあっさり感が蠍っぽいといえばそうなのかもしれませんが、私の原作蠍の印象は、図太くしつこいなので、対比としては面白かったです。
今回、とにかく水瓶座が原作に負けず劣らず友情してたので、踏まえている面と、そうでない面の対比としても奴らは一緒にいたのかなあ、と。
なんにせよ、力業で相手をやっつけるか、説得するかの違いしかないんですが。
ともかく今回は、パンドラとセラフィナのセクシー対決でした。
頑張れサーシャ(そういう話じゃない)。
しかし、生き残った星座が原作では全く好みでなかった連中ばかりなので、微妙にテンションが下がってきました。
こうなるともう、面白おかしい火山に住んでる奴に期待するしかないのか………!?