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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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何を隠そう、野猿が大好きでした。
ご存知ない方がいらっしゃるかもしれませんが………いえ、このサイト閲覧者の平均年齢が低いとはとても思えませんが………ともかく、『とんねるずのみなさんのおかげでした』というバラエティ番組から生まれたユニットです。
とんねるずの二人以外、全員、番組制作者のスタッフと言う素人集団の組み合わせでしたが、全てがかっこよかった。
先日、番組で一夜限りの復活とありましたが、まあ八年も前のことで、みなさんグッダグダに踊っておりました。なんてほほえましい(苦笑)。
ですが、それでも色々あって独立だの異動だのあっても、同じ土俵でまだ仕事をしているんだなあ、ということが地味に嬉しかったりしました。八年だもの。へたすりゃ、誰かいなくなっていたとしても、おかしくもなんともないわけで。
ただそんな中、じぇ、ジェリーの記憶喪失はマジなんですか!?
う、ウィキだと、本当にように書かれておりますが………!?
ネタだと………ネタだとするには、あまりにジェリーの「思い出した?」「なんとなく」「なんとなく」というやり取りが、リアルすぎて………! な、なんとなくって、そんなそれお前………!

私は野猿の中でも、黄金の二列目と呼ばれていたダンサーズたちが大好きでした。いえ、ダンサーっていっても、特殊効果と、大道具と、ドライバー(職業)なんですが。

その中でも、抜群にダンスが上手いジェリーが好きで。キャラクターとかルックスで言えば、バカ(大道具)のほうが好みだったんですが、ともかくその二人が私の中で二大巨頭だったわけです。

そんなジェリーが………と思うと、真面目にしんみりしてしまったのでした。(後でカンちゃんのブログを見た限り、事故は本当らしい………)
そして、バカが野猿一夜限りの復活グダグダ踊りの中で、にこにこしながら、一番まともに踊れていたことが、凄く嬉しかったりしました。(さすが俺が惚れた男よ………!)
まあ、あのメンバーの中では最年少だしね。

ともかく、あの時代の企画モノっていうのは、気合の入り方も、金のかけ方も全然違いますね。
羞恥心とかと比べるつもりもありませんが、同じ企画から生まれたものであっても、元々芸能人とただのオッサンでは立ち位置が初っ端から全然違うわけであって。
そんな固定ファンも何もない、マイナスからの素人集団を、カッコイイおっさんたちにしてしまう、番組の企画力の凄さが、このユニットにはあります。

プロモの質の高さは、はっきりいってそこらの歌手よりも何倍も、金も時間もかかってます。
実家にいるときは、ケーブルが入っていたので、音楽チャンネルがあって 結構色々なプロモが見られる環境にあったのですが(音楽にはあまり興味がないが、プロモは映像として楽しめるので、見るのが好きだった)その中でも、ダントツにデキが良かったです。

ダンスのレベルや、歌のレベルに関しては、勿論プロと比べるべくもないのでしょうが(いや、でもテルの歌唱力は下手な歌手顔負けだと思う)それを踏まえて、差し引いて、そんなもん気合と力業でどうにでもかっこよくできる! それが演出! と言わんばかりのプロモの数々は、今見ても凄く楽しめます。

やっぱり、テレビ畑から生まれたものだからなのかもしれませんが、テレビで流すプロモの見せ方というものがわかっている、と申しましょうか。
曲を聴いてもらうためのプロモ、ではなく、映像込みで曲とは別で一つの作品としての面白さが、野猿のPVにはあると思います。




実は、大好きなPVの一つ。こう、近所のおっさんたちがかもしだすさわやかさ(胡散臭くない)が、凄く萌えました。どうでもいいバカ話をしてるんだろうなあ、というか、犬同士のじゃれあいみたいな雰囲気に、ロマンを感じます。
衣装の細かなバリエーションとか、同じ素材でも着こなし方で個性が出てるっていうか。
こういう、ただのおっさんたちでもスーツを着ていれば全員萌えという、恐るべきスーツマジックの威力を痛感した作品でした。
野猿は基本、どのプロモも必ずスーツを着ている(大体)ので、それがそれでまた、凄く、萌えたんですよ………!





このプロモはとにかく、半端じゃなく全員がかっこよかったです。金がかかっているなあというのが、素人目にもはっきりわかり、またそれが、あっぱれな印象を強く受ける、ハレな金の使い方っていうのがまたいい。
タカさんの指差し「アーユーレディー!?」とか、バカが踊りでセンターとか、ノリさんのシルクハットとバカでかいサングラスが超カッコイイとか、一人ひとりのかっこよさが、画面から現れまくりで、表現するならば、そこにダサさはいらねえ! あるのはダサかっこよさよ! という気合が大好きです。
「できると信じていれば、どんな道でも開けるだろう」
と、普段言えない、だけど言ってもいいんだ当たり前のことなんだから、いや、俺が当たり前にして見せるぜという歌詞の内容も好きでした。

特にこの歌は、ダンスの振り付けも最高にクオリティ高かったなあ。
どの歌もそうなんですが、最高技術のダンスっていうのは、どうしたって彼らには踊れないわけで。その実力の中で、どれだけ個性があってかつカッコイイ振り付けを選ぶか、というのは、振付師さんの実力の高さを証明するものだと思います。
制限のある中でだって、これだけただのおっさんたちがかっこよく見えるんだぜ! というのは、このユニットに関わった全ての人たちが自慢していいことだと思うんだ………!

私は実際、シングルやアルバムを買ったわけではないので、全部の曲を知っているわけではなく、わりと、野猿はプロモがあってナンボという捕らえ方なので、野猿のプロモ集はDVD持ってます。野猿の知識としては偏ってますが、それでも今見てもカッコいいなあ、と思ったのでした。
どなたか、この話題に年齢ガッツリの方、ご一報ください(笑)。
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