『ペルソナ4』公式
■4月18日
いよいよ普通に行動できるようになりました、が、色々やることがありすぎて脳が動きません。少なくとも、29日くらいまで雪子救出まで間があるようなので、本命後回しにして、コミュニティやらレベル上げやらにいそしみたいと思います。しかし、ペルソナ合体やら、コミュやら全くわかりません。なんのこっちゃい。
ともかく、戦闘で先手を打てません。エンカウントする際に上手く攻撃を当てられればいいのですが、距離感が掴めないために、大体先手を取られるという。主人公は電撃で、陽介は回復でと役割分担ができているのですが、千枝が特化していないので、アイテムの消費率が半端じゃないです。うーん、これは金のことは余り考えずに、アイテムちゃんと買ってダンジョンに挑んだほうがいいなあ………と、雪子姫の城で瀕死になりながら学んだのでした。(そういうことは行く前に気づけ)
俺にはこんなところでぐずぐずしている暇はないのに………。俺の帰りを菜々子が待ってるのに………!(気のせいです)
実際雪子姫の城で全滅をくらい、最初からイージーモードでやり直してます。こずるい社会人にプライドも時間もねえよ!
………という天の声は無視、かつ忘れてもらいたい。本当にどうしようもないな。
本来ならば、一度プレイした後に、コミュニティなどを網羅すればいいのだろうが、まあ、時間がないという管理人の気持ちもわからないでもないがな………と思いつつ、自由行動で思い切り校内で迷子になる俺。くっ、このカメラワークの微妙さはどうにかならんのか………!
その後、雪子姫の城(何度口に出しても恥ずかしい名前だ)でなんとか八階まで進むことに成功する。その代わり、ソウルドロップをことごとく失って、個人的には差し引きゼロどころか、マイナスな気がしてならない………。
戦闘であまりに疲弊してしまったので、雪子がどんな面白話をしていたのかすら覚えていない。
■4月19日
いよいよ部活に入部できることになる。正直俺としては自分のキャラクターがよくわからないので、運動部に入部したところで活躍できるとは思えないのだが、コミュニティとやらの忠告を、わざわざ朝っぱらからベルベットルームの金髪美女が電話してきてくれたので、とりあえず入ってみることにする。ていのいいストーカーだな、あの部屋の連中は………。
とりあえず、バスケ部に入部。どうやらあまり活動していないようだ。一緒にボール磨きを手伝ったり、バスケ部の部員、一条と、サッカー部の部員長瀬と親しくなる。というか、一条と長瀬の越えられない友情の壁を目の当たりにしたというか。
コミュニティに参加すると、あっという間に一日が終わってしまうので、特にやることもない。
一応勉強をしてから休むことにする。脳筋とは言わせない。
■4月20日
しかし、相変わらずペルソナが何なのかよくわからない。
いや、俺の背後にいる剣桃太郎のことではなく実際に、システムとして作るあのペルソナのほうだ。
勝手気ままに組み合わせて作っていいものなのだろうか。実際自分が持っていられる数には限りがあるのだし、作ろうと思えばイゴールが「ボーナスはないけど本当に作る?」みたいな思わせぶりな態度をしてくるし。お前は俺に作らせたくないのか、作らせたいのかどっちなんだ!(意味不明の現状に脳がパンク)
今のところ正直、特別ペルソナで困ったことはないんだが………。強いて言えば、戦闘時に、陽介と千枝の属性と被らないペルソナを持っていたほうが、何かの特に敵の弱点に合わせやすい、ということくらいなのだろうか。どうもよくわからない。
元々、コレクター資質がまるでない天の声のどうでもいいよというため息が聞こえてきそうだ。
そんなこんなで、陽介と商店街でビフテキコロッケを食べて帰宅。
どう考えても、わざと聞こえるように陽介の悪口を言うあの主婦連中はなんなんだ。親の仕事に子供は関係ないだろう。
それに、「俺って有名人だろ?」と笑って答える陽介の笑顔が痛い。
………いかん、ちょっとポエムが入ってしまった。
しかし、これだけ商店街の連中に嫌われているジュネスは、一体なんなのだろう。陽介の親父が心配だ。
個人的には、菜々子のお気に入りというだけで、おつりがくる感じなんだが………。
■4月21日
昼休み、一条に部活に出てくれと念押しされる。そんなにあの部活人の集まりが悪いのか。
そして、自分で言うのもなんだが、俺の制服の着こなしはどうかと思う。
いや、千枝の緑ジャージよりはましだと思うんだが、なんていうか、その、妙にかっこつけているスタイルが酷く恥ずかしい。
部活では、一条に差し入れられた甘いものを食べて、長瀬と一緒に帰った。
………俺はこんなことをしている場合なのだろうか………。
まあ、現実的に雪子姫の城で死にかけるより、部活動に勤しんでいたほうがそりゃ楽だ。精神的に。
■4月22日
実は昨晩千枝から、今日テレビの中に行こうと電話がかかってきたのだが(しかも真夜中にな)行っても意味がないというか、無駄に時間経過してしまうだけ、かつ、ソウルドロップもない状態で行きたくないので、さっくり無視することにした。というか、それは無謀だ。
そして、立て続けに深まる俺と陽介の絆。
いや、別に浅くなって欲しいわけじゃないんだが………。なんか、後ろめたい思いがするのは何故だろうか。
ここで、携帯のアドレスを陽介が変えない理由についてきける。引っ越す前の奴らに変わったと、わざわざ連絡するのも、向こうが「連絡する気なんてない」かもしれないのに、できないとかなんとか。
………なんていうか、陽介の話は、重い。
日常生活の中の、ふとした胸苦しさがある。凄くそれがリアルで、結局「お土産買って帰ろうぜ」と、多分千枝のことも考えてあわただしく帰る姿を見て、守ってやりたいと思ってしまった俺は、病気なのだろうか………。
いや、違う! 守ってやりたいは菜々子で、陽介は支えてあげたいというか………!(必死の言い訳)
■4月23日
何でここまで俺が順調にいっているかと言うと(戦闘以外は)当然攻略サイト様のお世話になっているからだ。そうでなかったら、正直路頭に迷っている自信がある。
というわけで、学童保育でアルバイトを始める。バスケ部とかぶらないから、ちょうどいいだろ………って待て! このエプロン姿は恥ずかしすぎる!
「いや、むしろ、クールビューティーがエプロンしているさまは、超萌えだね」
ほら、また天の声のテンションがおかしな方向に!
別に子供は嫌いじゃない。菜々子に対する熱意があれだけあって子供が嫌いだったらそれはそれで困る。
ここで、ママハハとの関係がどうの、という勇太君に出会う。
個人的には、どうしようもない実母より、血のつながりがなかろうが、面倒を見てくれる人のほうが、よほどいいと思うんだが………って、別に叔父のことを言っているわけではない。
大体あの人は、俺の本当の叔父であってだな………!
■4月24日
最近俺の行動が言い訳じみているのが、個人的に凄くわかって嫌だ。
日曜日、一条に誘われて外出。
何故か長瀬の私服がジャージとか、色々思うところがないわけではなかったが、まあまあ楽しかった。
その後、夜に俺は男をじっくり味わった。(嘘じゃない)
■4月25日
そろそろ天気が崩れだしてきそうだ。
今更だが、この間雪子はずっと失踪中なのだろうか。毎晩、帰ってきた気配のない叔父を思うと、ちょっと気がとがめる。
千枝にまで念押しされたにも関わらず、クラスメートの気になるあの子の趣味を聞いたり、吹奏楽部に入部したりと、俺、青春絶好調。
いかん、だんだん俺のキャラクターが怪しくなってきた………。
でも、吹奏楽部の後輩、松永はすぐ顔が赤くなるし、前髪ぱっつんで、いかにも可愛い後輩、と言った感じだ。
このゲーム、何かそっち路線の充実が著しいんだが………。
そして俺はその夜、白味噌を食べて死んだように眠った………。
■4月26日
俺の放課後はトイレに行くことから始まる。
いや、まあ、もらえるものはもらっておきたいしな。
昼休みに、立て続けにバスケと吹奏楽から部活に出ろとプレッシャーをかけられる。これ、普通コミュニティがMAXになってから次の部活を選ぶとか、そういうふうにするんじゃ………気持ち的に。
ともかくバスケ部に出ると、長瀬から一条の問題について話される。
一条のことを話しに店に行ったのに、「一条のことなんだ」と切り出す長瀬はわけがわからない。
結局、名門の一条はバスケを反対されていて、それでもやめずに頑張っているらしい。本当に血族とか、名門ってやつは………。
「良かった。頼れる奴ができて」
と、ほっとしたように笑う長瀬。可愛い奴だなお前は。
その後、ザーサイをおごられて帰宅。この辺の、体育会系なのに天然気質は、現実にいたらさぞ周りが迷惑だろうとは思うが。
その夜、俺の勇気は「なくはない」から「頼りになる」へ。
お、俺は今まで「なくはない程度」だったのか、勇気。
テレビの中に入って、おかしな奴らと戦って、それでも俺の勇気がその程度だったのか、とちょっとへこむ。
■4月27日
「得るものの大きい、中々の戦いだった………」
今までのどんなダンジョンよりも、成し遂げた感の強い発言だった………(中華料理・愛屋にて)
■4月28日
ここで、寛容も「それなり」から「情け深い」へ。
あえて、俺は今までそれなりだったのかと突っ込むよりも先に、何故いきなり「情け深い」にランクアップするのかもっと途中になんかないのかと思ってしまった。
■4月29日
明日から晴れ間が続いてしまう。つまり、今日が雪子救出のリミットなわけだ。また一階から地味に上り、SP回復アイテムを宝箱(ダンジョンは宝箱も道も復活するんだな)をとり、戦闘へ。
結論。
俺は回復役に徹していないと命が危ない。
基本、陽介がその役目を担うんだが、敵がやたらと千枝の弱点ばかりを付いてくるので、回復が一人では追いつかない。かといって、アイテムの回復量はたかがしれているし、どうしても回復薬がもう一人必要になってくる。陽介と千枝が固定な以上、俺が頑張るしかあるまい………。
と、回復できるペルソナを一個も持っていない状態で俺は思ったのだった(瀕死)。
なんとか倒し、雪子を連れて現実の世界へ。結局犯人も何もわからずじまいだった。
帰宅後、菜々子が叔父が帰ってきたと喜んで迎えると、そこには新米刑事の姿が。
「上がりが珍しく一緒だったんで、連れてきた」
叔父よ………!(やり場のない拳)
別に悪くない。悪くないが、せめて雪子が見つかって捜査もそれなりに落ち着いた時に、何故客を連れてくる………!
今までも、嘔吐していたり情けない姿しか見ていないが、刑事の名前は足立というらしい。このゲーム、基本変換でちゃんと出てくる苗字と名前の持ち主しかいないのが、凄く好感触だ。
「うるさい、さっさと手を洗って来い。………あ、俺もか」
そしてここに来てまでの可愛さアピール。
叔父よ………あんた、叔父じゃなかったら本当に何されてるかわからないぞ。(天の声)
菜々子ちゃんの子供らしさは、ここで変に足立に愛想振りまいたり、挨拶したりしないところだと思います。会話の区切れ目で「おなかすいた」と、はっきり自分の主張も「言っちゃう」ところが、ぬぐいきれない子供らしさで、それが当たり前だからこそ可愛いっつーか。
そして、GWに菜々子と叔父とジュネスへ行く約束が。
任せろ! 菜々子のジュネスライフ充実させてみせる………! なんてったって、俺には陽介がいるんだからな!(気の毒な使われ方)
■4月30日
救うことができてよかった………と、ニヒルに校門に向かって行く俺。
な、なんだか今回の俺は、やたらにクールが強調されていて、やたらに照れる。自分のことなのに。
屋上でカップめんを強奪しながら、今後について話し合うことに。
結局、マヨナカテレビをチェックし、第一の被害者の周囲を警戒すること、くらいしか結論は出なかったが。
妙にズレている雪子の感性を見つつ、帰宅。
「四日と五日なら、休み取れそうだ」
「ほんと!? ………ほんとう?」
「な、なんだよ」
「いつもだめだから」
「ま、毎年じゃないだろ」
二人ともが二人共に可愛い。
そんな二人のためなら、俺はお弁当でもなんでも作ってみせる………!
そんな決意と共に五月へ進む。
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