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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『金色のコルダ3』公式サイト

いきなり辛いです。システム的なものでネタバレしているので、自己責任で閲覧ください。








さて、二回目プレイも終わりまして、結果としてまたがけプレイ余裕でした。
一回目は出来ないかなあと思ったんですが、どうやら星奏メンバー以外の好感度調節ぬるいっぽいんですよね。
最高値は1000なんですが、最後の音符が(音符が四つ集まるとキャラが落とせる)集まるまでその半分くらいでちゃんとED迎えられるので、無理して好感度MAXにしなくても大丈夫そうです。

今回は、響也、ハル、大地、火積、天宮、七海の五人またがけしまして、正直これも余裕でした。もう一人か、二人くらいはいけるんんじゃないかなあ。

二回目を遊んでみますと、やっぱり色々見えてきますね。
正直、「ラブフラかけられた編集部は乙女ゲームとかやったことねえから評価が甘かったんだろうな」と思わずにはいられません。
ゲームとして駄目とか、システムがいただけないとか、絵がSFCレベルとかそんなことはないので、ゲームとして高評価なのはわかるんですが、乙女ゲームとしては「なんでこんな仕様?」とツッコミを入れたい場面が多すぎます。

まず、二種類EDがある奴と、ない奴の差が全くわかりません。
これ、たとえば前作ならば、星奏の奴らには二種類あって、理事長とか後から出てきた中学生(でしたっけ)が一種類、とかならまだわかるんですよ。
でも今回、その二種類チョイスが微妙なんですよね。
星奏の奴らと、あと仙台と神戸の奴らが一人ずつ。
一瞬「声優?」とも思ったんですが、そうじゃなさそうなんですよね。だって二種類EDがない、仙台の火積と神戸の土岐って第一作目からのレギュラーメンバーですから。
となると、「こいつにあってあいつにない」理由が全くわからないんですよねえ。

で、まあその二種類のEDなんですけど、正直一番最初のプレイで、律の珠玉EDを見たときから薄々察してはいたんですよね。
何がっつーと、律って回想イベント15種類あるんですが、普通に見逃したドルチェ(放課後デートみたいなもの)の他、あと一つしかイベント見逃してなかったんですよ。
となると、その残り一つって間違いなく、「通常ED」の回想なわけです。
………あれ? EDの違いって本当にEDだけなんじゃね?
とまあその予想は大当たりでして、今回、響也は通常と珠玉の両方EDを見たんですが、これがまあ、ほんっとうに最後のEDが違うだけでしてねえ。
告白されるのと、されないままなんとなく仲いい、の違いだけだったんで、まあこれ正直珠玉ED一個だけ見れば十分なんじゃないかと思います。途中経過は寸分の狂いもなく全く同じです。
まあ告白されていない生ぬるいのがいい、とかEDの好き嫌いはもう好みによりますけども。

大分記憶が薄まっているのですが、金色のコルダって、ライバルルートとそうでないのと、ちゃんと二種類ありましたよねえ? EDに至る過程も違ったEDが用意されていたと記憶しているのですが、最新作で何故それが用意できなかったのか甚だ疑問です。
だって別に目新しいことしろってんじゃないんだぜ? 今まで自分たちがたどってきた道でしょうが。
おまけに、選ばれた基準もわからない六人だけですからねえ。何なんだこの仕様。


で、あとその回想シーンもですね、クリア後のおまけで見られることは見られるんですが、網羅されてないんですよね、明らかに。
大体、今回の珠玉EDって、問答無用でつぎはぎムービーなので音声だけなんですよ。個人的にはその仕様もイラっとくる(声優に興味がなかったりすると、音声だけだと正直きっつい)んですが、それはまあそれとして、そうなるとスチルがないってことになっちゃうんですよね。
通常EDがある奴は、通常EDはムービーではなくスチルなので、回想のアルバムで見られるんですが、そうでないキャラは結構気の毒です。


で、回想なんですが、これイベントとして必然のもの以外見られないんですよ。これなあ一番どうかと思うんですよねえ。
今回もヒント機能がついているので、たとえば落としたいキャラクターの必須イベントを順番に見ていったとしますわな。
そうなると、その最中で、それとは関係ない好感度が上下できるイベントも起こるんです。まあ別に選ばなきゃおきないんですけど、そりゃ選びますよね。
で、その細かなイベントが結構面白かったり、連鎖イベント(なのに必須ではないっつーのが…)だったりするんですが、それらは、一切クリア後のおまけでは見られません。
これねえ、私愕然としたんですよね。だって必須イベントって別に面白くなかったりするんですよ。物語運びに必要だってだけで、恋愛要素微塵もなかったりすると、そんなもんとっておくなら、細かく萌えられた遭遇イベントとかちゃんと回想できるようにしとけよ! と思ってしまいました。だってこれ、乙女ゲームなんだぜ?

でもその細かなイベントごとにセーブを残しておけるほど、記録の場所には余裕なんてないんですよ。
じゃあ、どうしろっつーの? という話ですよねえ。


で、このイベントもねえ。ある人とない人の差が激しすぎます。
あまりに差があるので、「これ作り途中なんじゃないのか」と今にしてみれば思ってしまうくらいの差があります。
必須のイベントは大体10前後なんですが、スチルの差たるや酷いですよ。
仙台なんて、八木沢と火積なんてスチル三個しかない。
同じもう一人の仙台組、新はいっとくけど11個ありますからね。
同じ学校で、ある意味同じサブキャラで、この扱いの差は一体なんなのでしょう。
ただこの数っていうのもなかなか曲者でして、どーでもいいような差分で量を獲得している場合もあるので、一見した数だけで一喜一憂するのも危険です。
実際、仙台の火積と天音の七海は本当にアルバム悲惨ですよ。
七海は四つのうちの二つは差分だし、火積に至っては、三つのうち二つは集合絵ですからね! 当人の恋愛スチル、一個しかねえのかよ!!

これ、あんまりだと思いましたよ。
火積は今回ちゃんとイベントコンプしてクリアしたんですが(イベントとして回想できないものはわかりません。苦笑)わりと糖度高めで面白かったんですよね。スキンシップイベント多いし、純朴少年と女の子の恋愛未満みたいな、細かなイベントとか楽しかったので。
それなのにこの扱いはなあ…。

作り手側の温度差があるのか、力を入れている奴とそうでない奴の差が激しすぎるのかはわかりませんが、明らかにサブキャラ(落とせるんだけどメインじゃない)っていうくくりは今回には(一応)ないので、それならばせめてスチルの枚数とか、イベントくらいは大体同じくらいにしておいてもらいたかったです。


さて、今回落とした連中についてですが、乙女ゲームとして楽しかったのは、ハルと火積と七海でしょうかね。
ショタ趣味では全くない私が、ハルと七海をあげるのですから、それ以外の枯渇っぷりが明らかに見えてしまうのが悲しいところですが。

響也は恋愛イベント殆どありませんでした。兄弟そろってよく似てらあ。
当人が音楽に対して向き合うっていうのが主軸で、いちゃいちゃするシーンとかないですねえ。最後まで幼馴染ポジションから脱せないのは、やっぱりストイックな作りなんでしょうが。

大地はなんだろう、イベントそのものはわりと面白いものが多かったんですが、こう自分の家で買っている豆柴と主人公が似ている、程度のかまいっぷりなので、最後の最後でいきなり「恋人」とか言われても、そんな唐突な、と思ってしまいあまりノリきれませんでした。
まあこの人も、律かまいたくてチェロ始めたっていうのが主軸なので、やっていて「あれ、これってヒロイン律だっけ」と思わずにはいられませんでした。

ハルは頑張ってましたよ! 顔が女顔なだけで負けず嫌いで、熱血漢なのでやっていて楽しかったです。感情の起伏が激しいキャラクターは物語にも緩急つけやすいですしね。
ちゃんと最後には好きだっていうポジションになってからEDを迎えられるので、一番乙女ゲームしているなあと言う感じがしました。

火積は前述しましたが、こいつも乙女ゲームとして頑張ってました。暴力事件の色々とか、その手の葛藤は想像の範疇から逸脱しない(苦笑)ので別に流せましたが「細い腕だな。折れちまいそうだ」とかお約束で言われると、にやりとできます。
必須イベント(つまりnot回想)ではない部分の連鎖イベントが一番楽しかったです。必死になってストラップ探すさまとかね。

天宮はどうして天音の学生の名前が天宮なんだよわかりづれえよとそればかりが気になっていたのですが、明らかに作り手側の優遇が目に見えるので、若干苦笑いでした。
自分の音楽に色をつけるために主人公を実験と称して恋愛ごっこに興じる、という始まりからして極端なネオロマ色に染まっているのですが、スチルも差分一個もありません。全部それぞれ単独のイベントで出てくるという優遇さ。火積に分けてやってくれその配慮を。
スキンシップスチルも多いですし、なんですかネオロマは志水といい、天才肌の銀髪少年が好きなんですかね。

七海は主人公にあこがれる素直な少年が、直接的に憧れの視線を向けてくれるという、非常にやっていて気分が良くなる(笑)ルートでした。自分の音楽に自信が持てないのだけれど、それでもチェロが好きだから一所懸命頑張る、というなんかこう、凄く善人な気持ちになれるルートというか。
実家の中華料理をご馳走になるイベントもあったり、一時が万事可愛かったです。最後はちゃんと自分の音楽に向き合って、主人公に胸張って現れますしね。


今回の通常、珠玉EDの分岐は、ルートではなく最後の選択肢とか、些細な点でしかなく、その結果見られるEDも些細な差しかないので、他の連中のED差異を見るかどうかは未定です。
次のプレイでもう、落としてない残りの四人も余裕でしょうからねえ。
ひょっとしたら三回目のプレイで終わりになってしまうかもしれません。

そうだ、クリア後の特典で「星奏の連中全部落とせば見られる」みたいなイベントもあるんですが、これも別に大したことないです。
期待していたアルバムのスチルをクリックすれば、ちょっとロマンティックな一言…みたいなものも、『ウィル・オ・ウィスプ』の方がはるかに上でした。


なんていうのかなあ。ゲームとしてはちゃんとできているのかもしれませんが、「何でわざわざこんな差別仕様~?」という首を傾げたくなるような作りですね、今回の『金色のコルダ3』は。

いくらPSPで補足シナリオが配信されたり、また追加ディスクが出るとしたって、本編で魅力が発揮されないのであれば意味がないと思うんですが。
システムに関しても、今までつけられていたものがなかったり、いくらでも他にお手本になるべくシステムがあるのに、わざわざそぎ落とした、っていうのがよくわかりませんしねえ。
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