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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『金色のコルダ3』公式サイト

全員落とすのやっていたんですが、途中で面倒になったのでやめます。大地の好感度が面倒くさいのと、ランダムイベントで、特定の場所に現れるまでリセットとか、そういうのやってられんので。
イベントの条件を満たしたら問答無用で現れてくれなきゃ、それこそ、条件を満たした意味ないじゃんよ。
その条件付けが難しいとか、期間限定だとか、そういう明白なものならどれだけ難易度が高くてもやってやろうじゃんか、と思いますが満たした上で運試し、ってわけがわからんし。

というわけで、『金色のコルダ3』のプレイはこれにて終了。
ちゃんと萌えるイベントとかありましたが、ゲームの作りとしては万人にお勧めできません。乙女ゲームになれていれば「意味不明」と思うでしょうし、これが最初(『3』と銘打っていて最初ってのもなかなかないでしょうが)だとしたら「ご愁傷様」という感じでしょうか。

一応追加ディスクが出たら買おうかな、と思っているのですが(個人個人のイベントでは萌えられたものもちゃんとあったので)それって、本編のディスク必要なんでしょうかねえ。
売るのはその動向次第でしょうか。


今更『俺の屍を越えてゆけ』に戻る気にもなれないので、『ウィッシュルーム』を軽く遊んでみようかと思っております。
『グローランサーPSP』はなんだか面倒そうなのでパス。
その後、『ラストウィンドウ』ときて、4月発売の『東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚』に突入しようかな、と。
後は『ゴーストトリック』がどうなるか、ですね。これもなんだか発売まで間が空きそうなんだよなあ。

余談ですが、何故か最近密林が凄く重いんですが、これ私だけなんでしょうか。前々から軽いサイトじゃありませんでしたが、最近物凄くタイムラグが発生するので、イライラします。
以前は猿のように利用しておりましたが、最近では欲しいゲームの20%引き以外で全く使わなくなってしまったので、たまに来るとその重さ加減に非常にびっくりします。
本は新刊netでチェックして本屋で購入するし、そうでないものはブックオフに頼んだほうがポイントもつくので、密林の利用価値って本当に値引き以外ありえなくなってきました。
これが一人暮らしなら、コンビニで受け取れるからなどのメリットもあるのでしょうが、実家暮らしだと気にせずどの通販も注文できますしねえ。



『魔法使いの娘 8巻』
まさかの最終回。この唐突さ加減は打ち切りなのだろうか、と思ったんですが続編も始まっているのでどうやら予定通りの様子。
なんだか、最初から最後まで登場人物に感情移入できない作品でした。
元々この作者さんの表題作である『ここはグリーンウッド』も高校生を主役にしているからまだわかりやすくなっていただけであって、一歩はずれてみると、大人の心理描写とか複雑すぎてよくわからない、という印象が凄く強いんですが、今回の作品もその「普通すぎる人の描写が秀逸すぎてついていけない」感が個人的には凄くありました。

兵吾も結局、初音に好意を抱いたきっかけがよくわからないままだったし、最終的に己を縛っていたものが「君を殺そうとした」という負の概念から来ているわりには、凄くふてぶてしいんですよね。
そのふてぶてしさが大人と言うか、えぐいほどリアルっていうか。
自分が殺そうとした人間を結果として愛した。
例えば、土下座して謝罪するとか、開き直ってそれでも愛してる、って主張するとか、そのどちらも兵吾はない。
ただ、逆らえないからそばにいて、自分を縛るものがなくなっても、結局自分からは一切何の主張もせずに、その場から消えようとする。
この、ある意味「面倒だからしない」ともとれる、主張のしなさが、すんげえリアルで胸苦しかったです。
大体最初で最後の主張が、泣きながら「俺は君の事を殺そうとしたんだよ」ですからね。
これって、恋愛絡んだ会話じゃないよなあ。

だからこそ、初音が(これもなんか同属庇護っていうか、兵吾に恋愛感情抱いている風には全く思えなかったのですが)「人は変われるんだもん。一人にしないで」といって、逃げることを許さずふん捕まえるっていう図式が成り立つのでしょうが…。

まあ、初音ちゃんは、パパもそうですが、すべてにおいて戦う女、追う女、首根っこ掴んで引きずり出す女なので、この子もちょっと感情移入から程遠い場所で生きている感がありますが…。

育ての親であるパパの描写も、ある意味、少しも救いがなくて仰天。
遊びで人を殺してしまった。
だからその人が残した子供に自分を殺してもらおうとした。
だけど嫌われたくないし、いつまでも過去のこと覚えていらんないし、今が楽しければそれで良いかな、きっともっと先の話になるんだ、だけど他の連中がちょっかいだしてくるのは許せないし、うーん色々面倒になってきたけど、やっぱり謝らないと駄目かな、という、一から十まですべてにおいて成長が見られない腐敗したキャラを貫いてくれて、なんかこう、キャラクターとしての救いのなさと言うか、読み手が一切入り込めない構築された性格描写に仰天とうか。


逆にその理解の出来なささが凄くリアルなんですよね。
極端に走る感情は、こちらとしても見栄えがするし、「そうかも」と思ってしまう感があるのですが、踏み込めない不透明な感情が根源になっていると、これは書き手の力量もそうですが、読み手の力量も試されるんじゃないかというか。
混じりけなしの善意とか、悪意とかじゃなくて、清濁飲み込んだ上で、ぼんやりと針がどちらに傾くかわからない。
そんな人物描写が秀逸な作品でした。
…が、やっぱり人を選ぶと思うなあ、これ。

ちなみに私はこの方の絵が好きですが、表紙のデザインとしては、このシリーズちょっとどうかと思いました。
見開きにして映える絵じゃないんだから、こうもうちょっとなんとかならなかったのか。
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