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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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私はヤマザキパンをこよなく愛しており、いつも毎年クリスマスは、ローソンでヤマザキのクリスマスケーキを買って一人で食すのを掟としているのですが(何故そんな寂しい掟)、最近ロールちゃん、という細長い一口サイズのロールケーキが大好きです。
今まで、セブンイレブンとスーパーでしか見かけたことがなく、バニラ味とココア味では、圧倒的大差をつけてココア派です。美味い。
最寄のコンビニ、ローソンでは一度も見かけたことがなく(私はローソンも愛しています)それだけが唯一の不満だったのですが、先日買い物に出かけたところ、ロールちゃんの姿を発見。
おお! と思ったものの、よくよく見てみればそれはストロベリークリーム味でした。
私は、どんなに歩み寄っても果物が愛せません。
さよなら、私の恋。
今後、あの人が果物よりに進化していくのであれば、この時点で忘れた方がお互いのためだと思うので、傷が深くなる前に互いの関係を清算したいと思います。
思い出は美しいままでいい(いつからそんな話に)。


先日購入した、「しゃばけ」と「ぬしさまへ」と「ねこのばば」を読みました。いまいち。

この時代の「時代小説」を読みたいのであれば、宝引の辰捕者帳シリーズ(泡坂妻夫著)や、山本周五郎氏の作品の方が、圧倒的に時代背景に重みがあって面白いし、妖怪変化の面白さを得たいのであれば、一世を風靡した、陰陽師シリーズ(夢枕獏著)のほうが、人ならざるもののの、どうしようもないどろっとした感じが出ていて面白いです。

わりとどっちつかずな感じが強い作品で、キャラクターの個性の立ち方もいまいちであり、三巻一気読みしましたが、特別登場人物の誰にも、好感も嫌悪感も抱かない、という淡白な感じです。

妖怪変化の書き方に、正直あまり力を入れる気がないのか、わざわざ時代モノと、妖怪、という黄金の打ち出の小槌を起用したわりに、あまり生かされているとは思えません。
人型を取っていても、人以外の行動を起こしたときの、ワクワク感(読み手にとっての)や、驚愕感がない。

巻末に、「百鬼夜行抄」(今市子著) との関連性が書かれていましたが、媒体の違いを差し引いても、比べ物にならないくらい、百鬼夜行抄の方が作品として面白いです。
百鬼夜行抄のほうが、物語の進行として、異形のものたちが出てくる必然性(非常識であろうがなかろうが)がありますし、登場人物のキャラ立ちも圧倒的に上です。

エピソードとしてはわりとよくあるものが多いんですが、それに対してページ数を多く取ってあるのも、中だるみの原因かもしれません。
もっと短いページ数で、話をすっきりさせても良かったかも。
こうなると、人格がどうあれ短編で面白い作品を量産する、山本周五郎氏や、池波正太郎氏ってのは、パイオニアだなあと思います。

しかし、何故こんなに乗り切れないかなあ、と思っていたのですが、筆者紹介で「ファンタジーノベル賞」を取った作品と書かれていて納得。
そうだよなあ、これファンタジー小説だよな。

私、ファンタジー属性欠片もない(ちょっと貴方その手の作品書いてませんでしたか)。
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