をとことん突き詰めると、それすらも魅力というか。
男女の愛憎のもつれとかでドロドロすると、結構普通に笑える性質なんですが(最低だ)、それが人情とか刹那的に変わると、途端に大好物になります。
今やっているドラマで「相棒」も、実は初めてまともにシリーズとして見ているんですが、結構普通に後味悪いんですね、これ。
まあ刑事物ですから、きれいなだけじゃ物語りにならないのかもしれませんが。
そして、後味の悪さの最高峰と言えば、やはり「TRICK」は外せません。
その中でも先日私が一番好きな「絶対に死なない老人ホーム」がやっていて、かぶりつきで見てしまいました。
結局、絶対に死なないというのは嘘で、自らの犯罪を隠すために、高嶋政伸氏扮する、インチキな先生が仕立てたものだったんですが、その最後が秀逸。
それまで本当に穏やかで、老人たちに優しく接してきて、それだけでも凄いのに(いや、仕事でも本当に凄いんですよ、常にあれだけ笑顔って。勿論ドラマですが)、アルバイトで働かせる老人たちを、上手く誉めてのばして、計画に加担させる手腕。
そのインチキと、実父を殺したと皮肉げに告白したところに、記憶を失った父親が猟銃を持って現れる。
自分が今から死ぬから、生き返らせればいい。お前の力は本物だ。自分は息子を信じている。
猟銃で自らの胸を打ち抜いた父親に、
「無理ですよ。僕にはそんな力ないんです。だって、インチキですから」
と静かに言うさまはまさに圧巻。
この上なく後味悪く、完全に誰も救われないというオチなんですが、この静かな絶望と、投げやりさ加減がまさにTRICKの醍醐味だと思います。
特別役者さんに詳しくないのですが、このときの高嶋政伸さんは、本当に凄い演技力だと思いました。胡散臭い優しい表情とか、投げ出した後の脱力感とか、本当に凄かった。
ちなみに同点一位は、恋人を占い師に殺され、最後占い師を騙して毒の水を飲ませて殺害し、高笑いして終わる「100%当たる占い師」です。
これも本当に、どうしようもない最後だった(そんな趣味ばかりですね)。
男女の愛憎のもつれとかでドロドロすると、結構普通に笑える性質なんですが(最低だ)、それが人情とか刹那的に変わると、途端に大好物になります。
今やっているドラマで「相棒」も、実は初めてまともにシリーズとして見ているんですが、結構普通に後味悪いんですね、これ。
まあ刑事物ですから、きれいなだけじゃ物語りにならないのかもしれませんが。
そして、後味の悪さの最高峰と言えば、やはり「TRICK」は外せません。
その中でも先日私が一番好きな「絶対に死なない老人ホーム」がやっていて、かぶりつきで見てしまいました。
結局、絶対に死なないというのは嘘で、自らの犯罪を隠すために、高嶋政伸氏扮する、インチキな先生が仕立てたものだったんですが、その最後が秀逸。
それまで本当に穏やかで、老人たちに優しく接してきて、それだけでも凄いのに(いや、仕事でも本当に凄いんですよ、常にあれだけ笑顔って。勿論ドラマですが)、アルバイトで働かせる老人たちを、上手く誉めてのばして、計画に加担させる手腕。
そのインチキと、実父を殺したと皮肉げに告白したところに、記憶を失った父親が猟銃を持って現れる。
自分が今から死ぬから、生き返らせればいい。お前の力は本物だ。自分は息子を信じている。
猟銃で自らの胸を打ち抜いた父親に、
「無理ですよ。僕にはそんな力ないんです。だって、インチキですから」
と静かに言うさまはまさに圧巻。
この上なく後味悪く、完全に誰も救われないというオチなんですが、この静かな絶望と、投げやりさ加減がまさにTRICKの醍醐味だと思います。
特別役者さんに詳しくないのですが、このときの高嶋政伸さんは、本当に凄い演技力だと思いました。胡散臭い優しい表情とか、投げ出した後の脱力感とか、本当に凄かった。
ちなみに同点一位は、恋人を占い師に殺され、最後占い師を騙して毒の水を飲ませて殺害し、高笑いして終わる「100%当たる占い師」です。
これも本当に、どうしようもない最後だった(そんな趣味ばかりですね)。
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