澤田「『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」』を買ってみた。最近、推理物をやっていなかったし」
泡坂「あ、それ私も気になってたんですよ。評判もまあまあみたいですし、どうですか? 面白いですか?」
「今のところ、第一話をクリアしただけなんだが、まあまあかな。お約束の、二時間推理ドラマの要素はしっかり押さえていると思う」
池波「というとあれか、温泉で人が死んだり、親兄弟が報われぬ死に方をしてたり、観光名所だったり」
「温泉では死なないが、死ぬのは美人女将だ。おまけに、舞台は京都で、殺人現場は旅館の茶室だ」
「予想できるだけに、楽しめそうですね。操作性とかどうですか? DSですよね」
「タッチパネルは基本的に使用しなくてもゲームは進められる。方向キーと、決定ボタンさえあれば別に困らないな。二画面に分割されているのが違和感があるが、逆転裁判と違い、上の画面に全体図、下の画面に会話や調べるなどの重要な情報が出てくる、といった感じで、視線は下に向けていてまず間違いない」
「話の内容とかは?」
「そうだな、基本的に、トリックはわからなくても、犯人とその動機はすぐにわかる感じだ」
「さすが二時間推理ドラマ………」
「俺は、最初の頃で、動機や犯人はわかったんだが、逆にそれがわかりすぎてしまって別の部分を指摘されたり、問題になったりしたときに、自分がもうそこを通り越していただけに、びっくりすることがあった」
「今更それ聞くのかよ、とか、問題になってんのかよ、という感じか」
「何故この証拠品が、というものも、ないわけではなかったが、ゲームそのものは、総当りで進むし、詰まる心配は全くない。大体調べる必要がなくなれば、「もうここには用はない」と、コマンドが表示されるしな」
「懇切丁寧に初心者ユーザー向けですねえ。それじゃゲームとしてやりがいないんじゃないですか?」
「これから先にどうなるかはわからないが、これはこれでいいと思う。あくまでこのゲームは、推理を楽しむというよりは、この二時間ドラマを楽しむというスタンスの元に作られているようだから」
「そうだよな。二時間ドラマは別に、奇抜なトリックとか、自分で犯人を見つけるのが第一、じゃねえもんな」
「どれだけ、この作品にユーザーをひきつけるか、ということを念頭においているのであれば、それでいいと思う。別に推理による難易度を楽しませるためのゲームではないし」
「推理物の、ヘビーユーザーは楽しめないかもしれないけど、それこそ、二時間ドラマを楽しむようなユーザーには楽しめるレベルってことですね」
「レベルと言うか、スタンスの違いだよな。別に高いとか低いとかの違いじゃなく、狙っている層が、こてこての推理ゲームユーザーじゃないわけだから」
「でも、推理が自動のようなものであっても、内容そのものが面白ければ別に腹も立たないんだから、これから先に期待できるとは思う」
「そうですよね。面白ければいいんですもんね、内容が」
「登場人物とかどうだった?」
「主人公はあれだ、成歩堂を薄くしたような感じで、会話も、逆転裁判を薄くしたような感じだった」
「澤田さん、それ誉めてない」
泡坂「あ、それ私も気になってたんですよ。評判もまあまあみたいですし、どうですか? 面白いですか?」
「今のところ、第一話をクリアしただけなんだが、まあまあかな。お約束の、二時間推理ドラマの要素はしっかり押さえていると思う」
池波「というとあれか、温泉で人が死んだり、親兄弟が報われぬ死に方をしてたり、観光名所だったり」
「温泉では死なないが、死ぬのは美人女将だ。おまけに、舞台は京都で、殺人現場は旅館の茶室だ」
「予想できるだけに、楽しめそうですね。操作性とかどうですか? DSですよね」
「タッチパネルは基本的に使用しなくてもゲームは進められる。方向キーと、決定ボタンさえあれば別に困らないな。二画面に分割されているのが違和感があるが、逆転裁判と違い、上の画面に全体図、下の画面に会話や調べるなどの重要な情報が出てくる、といった感じで、視線は下に向けていてまず間違いない」
「話の内容とかは?」
「そうだな、基本的に、トリックはわからなくても、犯人とその動機はすぐにわかる感じだ」
「さすが二時間推理ドラマ………」
「俺は、最初の頃で、動機や犯人はわかったんだが、逆にそれがわかりすぎてしまって別の部分を指摘されたり、問題になったりしたときに、自分がもうそこを通り越していただけに、びっくりすることがあった」
「今更それ聞くのかよ、とか、問題になってんのかよ、という感じか」
「何故この証拠品が、というものも、ないわけではなかったが、ゲームそのものは、総当りで進むし、詰まる心配は全くない。大体調べる必要がなくなれば、「もうここには用はない」と、コマンドが表示されるしな」
「懇切丁寧に初心者ユーザー向けですねえ。それじゃゲームとしてやりがいないんじゃないですか?」
「これから先にどうなるかはわからないが、これはこれでいいと思う。あくまでこのゲームは、推理を楽しむというよりは、この二時間ドラマを楽しむというスタンスの元に作られているようだから」
「そうだよな。二時間ドラマは別に、奇抜なトリックとか、自分で犯人を見つけるのが第一、じゃねえもんな」
「どれだけ、この作品にユーザーをひきつけるか、ということを念頭においているのであれば、それでいいと思う。別に推理による難易度を楽しませるためのゲームではないし」
「推理物の、ヘビーユーザーは楽しめないかもしれないけど、それこそ、二時間ドラマを楽しむようなユーザーには楽しめるレベルってことですね」
「レベルと言うか、スタンスの違いだよな。別に高いとか低いとかの違いじゃなく、狙っている層が、こてこての推理ゲームユーザーじゃないわけだから」
「でも、推理が自動のようなものであっても、内容そのものが面白ければ別に腹も立たないんだから、これから先に期待できるとは思う」
「そうですよね。面白ければいいんですもんね、内容が」
「登場人物とかどうだった?」
「主人公はあれだ、成歩堂を薄くしたような感じで、会話も、逆転裁判を薄くしたような感じだった」
「澤田さん、それ誉めてない」
PR