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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者- 』

ベストEDを見た後の二週目です。
何かが引き継がれるんだろうけど何が引き継がれるんだっけ、というくらいの認識だったんですが、アイテムに装備品にスキルまで引き継げるというサービスが。このサービス精神を一週目にまわせと思わないでもないですが。
ほぼ、初期のメンバー(シェリファ、ロクスウェル)でクリアした私にとっては、もう楽すぎてろくにマップを見ていません。うーん、これだと初めての面が難しいとか、そうでないとかがわからないなあ。いや、装備しなきゃいいだけの話なんですけど。でもほら、あれだけ苦労したんだから、次はちょっと楽したいっていうか(誰に向けての言い訳なんですか)。

ともかく、二週目はとにかく女神の羽を使って、虐殺EDを見たいと思います。嫌な目標だな。
ということで、Chapter2[数奇な再会] をリベンジし、速攻シェリファとロクスウェルに死亡してもらいました(酷い話)。
どうせなら、一回目で使わなかった奴を使いたいですしね。
娘が先に死んで泣き叫ぶロクスェルは、情けな父の面目躍如だと思いました。この二人は初っ端で強制的に仲間になるせいか、感情移入しやすいですね。

その後、人の生き死になんとも思ってない、享楽的な幼い姉弟が勝手についてきてしまったので、嬉々として羽を使った私ですが、姉弟揃って凄く静かに、弟のほうなんて下手すりゃ感動路線で旅立ったので、イラっとしました。
報いがあるからこその粛清ルートじゃないんかい。
その後、羽を使いすぎたので粛清EDで、フレイお姉様に殺害されて終わりました。
うーん、別に主人公が報いを受けて、凄く情けない死に様になるとかじゃなく、凄くさっぱりしていて拍子抜けしました。なんなんだこれ。


気を取り直して、Chapter2[一様の闇] を選びます。これでチャプター2の分岐は全部潰しました。よし、とりあえず全部のルート見るぞ。
このルートでは、平田ボイスの超好みの傭兵が仲間になります。グエンダルは金に汚いわ、命なんて屁とも思ってないわで、超萌えます。ウッヒョウ。
しかもこのルートだと、親友を手にかけてしまった相手をわざと生かしておき、(こんなところでは死なせない。彼は俺と同じだから)とのたまう物凄く性格のいい主人公が見られて凄く満足しました。
同じだから共感っていうんじゃなく、同じように苦しめっていう解釈でいいんですよね?(おい)

とりえあず、エンディングBルートを通ることにします。私のグエンダルを殺すのは忍びないので。
このルートだと、弟王子に組するルートらしく、大筋は変わりませんが、中々主人公の心情などが描かれて面白いです。すると、エンディングCルートは兄王子ルートになるわけか。
ベストEDルートだと、逆に物語そのものは結構描かれないような気がするので、話としてはこちらのほうが盛り上がります。
しかし、グエンダルの
「はっはっは。痛えだろ?」
「痛えのくれてやるよ」
「いーもの見せてやるよ」
などの必殺技ボイスを平田声でやられると、倒れそうになりますね。
一回仲間になってしまえば、その後、物語に絡むことは一切ないんですが、後は妄想で補完ということで。

そしてこのルートだと、ヴァルキリー・レナスと直接対決です。いやあ、あの美声でニーヴェルン・ヴァレスティの技を繰り出されると、そりゃあの変態も惚れるわと、どこかの眼鏡を思い出します。何もかもが懐かしい。
ヴァルキリーとの対決後、主人公の父親が現れて、「今からでも遅くない」といさめるのですが、「今更言われたって!」と普通に逆ギレして、結局戦闘に。この主人公は本当にバカだな。
そして、冥界の契約を実行するメイドの放った一撃を、主人子の代わりに父親が受けます。
「セオドールを返しなさい!」
ヘタレな主人公に比べて、戦乙女のこの輝きっぷりはどうだ。
「………セオドールが言っていただろう? 私はお前と共には行けない」
結果、主人公は助かり、戦乙女は去るというEDでした。
本当にねえ、主人公がもう少し頭よかったらどうにかなったろうになあ(そんなこと言ったら物語が始まらないじゃないか)。

しかし、戦乙女に選ばれたから死ぬにせよ、死んでから選ばれるにせよ、戦乙女のほうが余程、自分の選んだエインフェリアに対して親身であり、責任を持っているさまが、非常に矛盾していていい感じです。
後日談として、レナスがエインフェリアを冥界に落としてしまったことを、非常に悔やみ、フレイとオーディンがそのことについて画策する、という場面すらあります。
「人の様に悩み、人のように悔やむか………。レナスといい、シルメリアといい、ヴァルキリーが人に近づきすぎると、よくないことが起きるようだな。………次に呼び出す時は、人としての記憶はいらぬ。エインフェリアをつれてくるという役割さえ覚えていれば良い」
おおー!? これはどれに向けての複線だー!?
ベストEDでは、まるっきり戦乙女と絡まないので、Cエンディングか、それとも他のシリーズのことなのでしょうか。時間軸とかその辺の設定知識としてないんでよくわからないんですが、これだけで燃えました。
話そのものとしては、ベストEDルートよりも面白いです。
お父さん、死に損ですが。

ちなみに、私の中でグエンダルと、ポニーテールお嬢様(名前くらい覚えてやれよ)(使ってないと覚えられません)は、何の接点もなくてもカップリングとしていけると思いました。
世間知らずで怖いもの知らずのお嬢様(ただし武闘派)と、世ズレした下品な傭兵という組み合わせは、王道でエロいと思います。


さて、エンディングCルートです。ちなみにセラフィックゲートはこのシリーズ毎回やってません。別に戦闘がしたいわけじゃないんだ私は。
さすがに最初からやり直す気もないので、チャプター3の途中からやり直します。ここで、一回人死にを出せばいいわけですね。

ここで最後のルートをプレイしていて思ったんですが、このゲーム、話の展開を楽しむとしても、やはり初めにベストEDルートを通らないのが王道のようです。
ベストEDルート以外では、それなりに語られる物語がありますし、Bでは弟王子と、武門の兄弟。Cでは兄王子と武門の両親とか、異なった視点で同じ物語をなぞる、という物語を「わからせよう」とするちゃんとした意思があります。
それらのルートを見た上で、細部が解明されないベストEDルートを最後に通ることにより、符号が合致するというのが、製作者が見てもらいたい物語の順番なんでしょうね。
確かに、BとC(厳密にはチャプター2で三つに分岐するため二回ではおさまらないが)を見た上で、ベストEDルートを通れば、物語として納得できたかもしれません。
まあそれも、最初にベストEDを見ることだってできる仕様なわけですから、どれを最初にやっても「面白く」なきゃ意味がないんですが。

今回は兄王子ラングレイ陣営の話なんですが、何度見ても武者っぽいラングレイが魔術師っていうのが笑えます。穏やかな弟王子なんて射程距離の長い槍使いだっていうのに。
このルートだと、思慮深い武門の家柄長男が、弟妹に先立たれ、「おにいちゃんとあそぼう! どこにかくれているんだい?」と唐突に狂うというとんでもない鬱っぷりが控えてました。
この人、本当にどのルートでもまったく報われないなあ………。

結果、話としては兄も弟も死に、主人公は今生での戦乙女は倒したものの、結局冥界に連れて行かれるという、わりと普通のオチでした。
どのルートを通っても、主人公が絶望のままに迎える報いの描き方が非常に淡白で(だから「怖い」というのではなく)個人的には、バッドEDとしてはどのルートもぬるかったです。
途中で、それなりに面白いところもあったんですけど。

システム云々については前述したとおりですが、最終的に三回も別ルートを通って戦闘をしていると、正直戦闘がぬるいとすら感じてしまいます。最終的には、あれほど難しかった戦闘がかったるくて仕方がありませんでした。
違うルートを通り、違う戦闘イベントをこなすことによって、新しい戦術的楽しみがあるゲームでは全くないので、戦略シミュレーションとしては、個人的にはもの足りなく感じました。
戦闘の楽しさ、仲間を育てる楽しさ、兵種による戦略の立て方などは、やはり、FEなどのほうが何枚も上手のようです。
一週目も、コツが早くわかってしまった方は、たぶんあっさりクリアできるのではないかと思います。ようは、時間をかけろということですね。
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