デヴィット・ストラザーン祭り。
………の、はずだったんですが、始まってみれば誰がストラザーンだかわからない始末。結局、消去法でこの人じゃないか、と思った人がそうでした。これは役者さんの妙というよりは、単に、このころ奴はまだ若かったというだけの話なのかもしれませんが。でも、1992年の作品ですからそれほど昔というわけでもないのか………。いや、そんなことない二十年前なら十分昔だ。
地味だ地味だといわれているらしく、派手な銃撃戦があるわけでもないですし、コンピューターが古臭いとか、時代を感じるものもありますが、個人的には十分楽しめました。その地味さを楽しむ作品といいましょうか。
主人公たちも取り立てておしゃれな会話をするわけではないですが、むさい男たちばかりが集まって、普通にしているであろうリアルな会話のセンスは中々上手でした。男だらけの集団だと、変にそれを引っ掻き回す女が出てきたりするんですが、彼らは性格はそれぞれ個性的であっても、根っからの職人気質なので(ただし明るい)女が出てきても、基本、仕事に役立つかどうかでしか見ていないのがかっこよかったです。
「ベティーはどうだ? 使えるか?」
「無理だ。俺と離婚してから行方不明だ」
とかね。結局、元彼女を利用したりするんですが、それもドライというか。
スパイ物のジャンルに入るだけあって、諜報活動は見ごたえがあります。これも地味に。ルパンや007、ミッションインポッシブルばりの潜入捜査もあるんですが、地味に警報装置にひっかからないように、ゆっくりゆっくり忍び足をするという原始的な方法(もちろんわけがある)。
そこを、敵が迫ってくるから急げ! と支持されて「急げないだろうが!」と返事をするのが笑えました。
デヴィット・ストラザーン目当てだったんですが、ふたを開けてみれば、なんだ この 凄い 俳優陣。
主役がまず、ロバート・レットフォードですよ。個人的に、甘いマスクというとまず真っ先にこの人が思い浮かびます。私的に好みというわけではないですが、「スティング」での若い青年時代は、もう、半端ないくらい正統派二枚目でした。今の世代なんか目じゃない。
敵役もなんと、ベン・キングズレー。ただし、毛はあります。おかげで凄く若く見えますねえ。セクシーです相変わらず。
最後に出てくる役人さんは、ジェームズ・アール・ジョーンズ。実は、一度気になって調べたことがある役者さんだったので、出てきた瞬間にわかったのですが、かなり有名な役者さんです。特に、声を聞けばすぐにわかると思います。そう、ダース・ベイダーの声優さんなのです。くええ、渋い!
他にも、非業の死を遂げる、リヴァー・フェニックスや、「ゴーストバスターズ」で有名な、ダン・エイクロイド。そして、黒人俳優として先駆者と呼ばれるシドニー・ポワチエ。
役者さんだけずらりと並べると、まさにそれだけで圧巻ですね。ただし、映画は本当に地味です。
俳優さんの派手さ加減を楽しむのではなく、純粋に演技として見られるので、個人的にはこれくらいのオーラの加減の仕方のほうが好みでした。
現代版オーシャンズなのかもしれませんが、オーシャンズよりも絶対こっちのほうが面白いし、役者の格が違うと思う。
そして、愛しのストラザーンは盲目の天才技術者として、最初から最後まですんごく可愛かったです。
この人には可愛いという形容詞がよく似合う………。
………の、はずだったんですが、始まってみれば誰がストラザーンだかわからない始末。結局、消去法でこの人じゃないか、と思った人がそうでした。これは役者さんの妙というよりは、単に、このころ奴はまだ若かったというだけの話なのかもしれませんが。でも、1992年の作品ですからそれほど昔というわけでもないのか………。いや、そんなことない二十年前なら十分昔だ。
地味だ地味だといわれているらしく、派手な銃撃戦があるわけでもないですし、コンピューターが古臭いとか、時代を感じるものもありますが、個人的には十分楽しめました。その地味さを楽しむ作品といいましょうか。
主人公たちも取り立てておしゃれな会話をするわけではないですが、むさい男たちばかりが集まって、普通にしているであろうリアルな会話のセンスは中々上手でした。男だらけの集団だと、変にそれを引っ掻き回す女が出てきたりするんですが、彼らは性格はそれぞれ個性的であっても、根っからの職人気質なので(ただし明るい)女が出てきても、基本、仕事に役立つかどうかでしか見ていないのがかっこよかったです。
「ベティーはどうだ? 使えるか?」
「無理だ。俺と離婚してから行方不明だ」
とかね。結局、元彼女を利用したりするんですが、それもドライというか。
スパイ物のジャンルに入るだけあって、諜報活動は見ごたえがあります。これも地味に。ルパンや007、ミッションインポッシブルばりの潜入捜査もあるんですが、地味に警報装置にひっかからないように、ゆっくりゆっくり忍び足をするという原始的な方法(もちろんわけがある)。
そこを、敵が迫ってくるから急げ! と支持されて「急げないだろうが!」と返事をするのが笑えました。
デヴィット・ストラザーン目当てだったんですが、ふたを開けてみれば、なんだ この 凄い 俳優陣。
主役がまず、ロバート・レットフォードですよ。個人的に、甘いマスクというとまず真っ先にこの人が思い浮かびます。私的に好みというわけではないですが、「スティング」での若い青年時代は、もう、半端ないくらい正統派二枚目でした。今の世代なんか目じゃない。
敵役もなんと、ベン・キングズレー。ただし、毛はあります。おかげで凄く若く見えますねえ。セクシーです相変わらず。
最後に出てくる役人さんは、ジェームズ・アール・ジョーンズ。実は、一度気になって調べたことがある役者さんだったので、出てきた瞬間にわかったのですが、かなり有名な役者さんです。特に、声を聞けばすぐにわかると思います。そう、ダース・ベイダーの声優さんなのです。くええ、渋い!
他にも、非業の死を遂げる、リヴァー・フェニックスや、「ゴーストバスターズ」で有名な、ダン・エイクロイド。そして、黒人俳優として先駆者と呼ばれるシドニー・ポワチエ。
役者さんだけずらりと並べると、まさにそれだけで圧巻ですね。ただし、映画は本当に地味です。
俳優さんの派手さ加減を楽しむのではなく、純粋に演技として見られるので、個人的にはこれくらいのオーラの加減の仕方のほうが好みでした。
現代版オーシャンズなのかもしれませんが、オーシャンズよりも絶対こっちのほうが面白いし、役者の格が違うと思う。
そして、愛しのストラザーンは盲目の天才技術者として、最初から最後まですんごく可愛かったです。
この人には可愛いという形容詞がよく似合う………。
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