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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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「最高の人生の見つけ方」
エンターティメントというより、淡々と見てじんわりとした気分で終われる映画でした。
実際余命宣告されてからの生き方の話ですから、奇跡が起こって命が永らえる、とかそういう話じゃないわけです。結果死ぬんだ、という終わりであれば、それは幸福とはいえないのかもしれませんが、それでも二人の終わり、そこに至る過程は幸せなものだった、ということが明らかになる映画といいましょうか。
死ぬ前にやりたいことをピックアップして、それを完遂したときに、線を引いていくんですが、一体どんなシチュエーションでそれがなされるのか、が気になるわけです。
「泣くほど笑う」とか、「最高の美女にキスをする」とか、「見ず知らずの人に親切にする」とか「荘厳な景色を眺める」とか。
やろうと思えばいつでもやれるわけですが、当たり前にやるわけがないのは、見ている側も承知なわけで、一体誰が世界一の美女なんだろう、親切ってどういう親切、そして荘厳な景色は何をさすのか、とか。
結果、畳み掛けるようにラストでこれら三つが叶えられます。
その過程でもう涙ですよ。
どれも納得できて、そして最後よかったと思える終わり方でした。

役者陣はもう言わずもがな。
ジャック・ニコルソンはデブのしょうがないおっさんだし、モーガン・フリーマンは生真面目な整備士だし。
最初の場面と最後の場面がつながってるんですが、いい仕事したよ秘書!
やたらに物語りに絡んでくるとは思っていましたが、奴は美味しかった。

しかし、邦題はいかにもの題名ですが、原題だと「棺おけリスト」って結構凄いよね。確かに「棺おけリスト」だと見るのに抵抗があるかもしれん。


「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」
インディシリーズがどんな位置づけなのか、私は詳しくないのでよくわからないんですが、アクション映画というよりは、案外おしゃれでウィットに飛んだ会話を楽しむ映画でした。
ハリソン・フォードがカッコいいのは、うん、それはもう随分前から知ってる。
奴が年取ったのは、「ファイア・ウォール」の時点でよくわかってる。
かつての恋人と再会したり、それで慌てたり、若者に説教したり、インディのスタンスはカッコよく敵をなぎ倒すんじゃなく、その場その場でやることやりながらも、ある程度愚痴もこぼす、みたいな雰囲気が楽しいです。
最後のオチに関しては、日本人であればあるほど「ハハハ」という苦笑が洩れそうですが、まあこれこそハリウッド映画なので、何でもありという意味ではいいんじゃないかと。
CGバリバリよりも、泥くさい映画という意味で、安心して楽しめるんじゃないかと思います。底なし沼に沈みながら、元彼女とけんかするインディを見たいのならぜひ。
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