『カンバセーションズ ~終わらせた恋のはじめ方~』
アーロン・エッカート祭り引き続き。
面白さが良くわからないのは、私がまだ若造だからでしょうか。三十じゃ足りないということなのか。いや、私に足りないのは明らかに恋愛経験値であって。
久しぶりに知人の結婚式で再会した、元夫婦。最初は知ってか知らずか、他人のふりをして会話を続け、最後には一夜を共にしてしまう。だが、結局それぞれには、それぞれの生活があり、そこに戻っていく。
愁嘆場という感じではなく、こう、ダラダラ会話が続く感じです。延々、最後まで画面が二分割状態で進むので、個人的にはかなり違和感がありました。慣れればいいんでしょうが、慣れるほど映画にのめりこめなんだ。
アーロン・エッカートが終始、未練たらたら、という感じなんですが、その未練がカッコよすぎるのが気になります。泣いてすがって欲しいわけではないし、「別れろ」とか言うんですが、どうもそれが、いちいちカッコつけてるというか。情けない男ではないというか。
まあ、恋愛映画が好きな大人なら楽しめるんじゃないでしょうか。
生々しい、とは思いませんでした。リアルって感じじゃなし。それともアメリカの38歳男女は、いちいちこんなに映える恋愛してんでしょうかね。
『サンキュー・スモーキング』
アーロン。エッカート続き。
しかし………公式サイトが見づらい………!(毎度のことながら疲れる)
こちらは面白かったです。しゃべりだけが心情の男が、あくまでビジネスとして、その話術を駆使する。彼がビジネスとして選んだのは、全米から非難を浴び続ける、「タバコ」だった。
これ、日本との価値観の違いなんでしょうけど、タバコの害がわかった上で、吸うも吸わないも個人の勝手だと思うんですが、アメリカだと、それがヒステリックに責任を追及するんですなあ。こんな国は生き辛くて嫌だ。
これ、どれだけタバコ業界と、それに対抗する人たちとの、やり取りがあるのかと思いきや、そんな映画じゃありませんでした。
タバコのスポークスマンとして、世間から非難を浴びる主人公と、その息子。
息子は、父親の仕事に対し疑問を持ち、父親はその疑問に答える。
父の仕事を共に見学していくうちに、息子は父親の考えから、様々なことを学んでいく。
感動臭くない父子ものとして、非常に秀逸なデキでした。
仕事をする父親の背中から、学ぶ何かっていうのは、凄くリアルですしね。
聞きようによっては、ただの屁理屈だったり、理論を煙に巻いているだけだったりする主人公ですが、「交渉じゃない、議論だ」と言い切る姿はカッコイイですし、どうも見ている側(特にこの世界が日常ではない私としては)は、一つを糾弾したがる大多数よりも、アーロン・エッカートに味方したくなります。
最終的に、タバコにドクロマークをつける審問会で、主人公は、敵対する議員に「子どもが18歳になったら、タバコを買ってやるか」という問いを投げかけられます。
それに対する答えは、「彼がそう望むのであれば、金を出します」という、私から見れば、ごく当たり前の答えだったのも、好印象。
あくまで、決めるのは自分。
全編通して父親が、息子に語り続けるのはそれであり、その言葉は見ている側には受け止めやすいものでした。
役者陣では、禁煙派の議員、オートラン・フィニスター上院議員が凄くカッコよかったです。顔がね! 超好み! ウィリアム・H・メイシー!
一見して、情けない顔したおっさんに見えないこともないんですが、この手の顔は大好物で、絶対見たことある、この顔には覚えがある、と調べたところ、ERのドクター・モーゲンスタンじゃないですか! けえー懐かしいー! 大好きだったよ先生!
こういう、ぱっと見全然美形じゃないおっさんが、すっげえゴージャスな妻をエスコートしている図とか、それだけでもうおなかいっぱいです。ご馳走様!(すっかり映画の感想から逸脱)
アーロン・エッカート祭り引き続き。
面白さが良くわからないのは、私がまだ若造だからでしょうか。三十じゃ足りないということなのか。いや、私に足りないのは明らかに恋愛経験値であって。
久しぶりに知人の結婚式で再会した、元夫婦。最初は知ってか知らずか、他人のふりをして会話を続け、最後には一夜を共にしてしまう。だが、結局それぞれには、それぞれの生活があり、そこに戻っていく。
愁嘆場という感じではなく、こう、ダラダラ会話が続く感じです。延々、最後まで画面が二分割状態で進むので、個人的にはかなり違和感がありました。慣れればいいんでしょうが、慣れるほど映画にのめりこめなんだ。
アーロン・エッカートが終始、未練たらたら、という感じなんですが、その未練がカッコよすぎるのが気になります。泣いてすがって欲しいわけではないし、「別れろ」とか言うんですが、どうもそれが、いちいちカッコつけてるというか。情けない男ではないというか。
まあ、恋愛映画が好きな大人なら楽しめるんじゃないでしょうか。
生々しい、とは思いませんでした。リアルって感じじゃなし。それともアメリカの38歳男女は、いちいちこんなに映える恋愛してんでしょうかね。
『サンキュー・スモーキング』
アーロン。エッカート続き。
しかし………公式サイトが見づらい………!(毎度のことながら疲れる)
こちらは面白かったです。しゃべりだけが心情の男が、あくまでビジネスとして、その話術を駆使する。彼がビジネスとして選んだのは、全米から非難を浴び続ける、「タバコ」だった。
これ、日本との価値観の違いなんでしょうけど、タバコの害がわかった上で、吸うも吸わないも個人の勝手だと思うんですが、アメリカだと、それがヒステリックに責任を追及するんですなあ。こんな国は生き辛くて嫌だ。
これ、どれだけタバコ業界と、それに対抗する人たちとの、やり取りがあるのかと思いきや、そんな映画じゃありませんでした。
タバコのスポークスマンとして、世間から非難を浴びる主人公と、その息子。
息子は、父親の仕事に対し疑問を持ち、父親はその疑問に答える。
父の仕事を共に見学していくうちに、息子は父親の考えから、様々なことを学んでいく。
感動臭くない父子ものとして、非常に秀逸なデキでした。
仕事をする父親の背中から、学ぶ何かっていうのは、凄くリアルですしね。
聞きようによっては、ただの屁理屈だったり、理論を煙に巻いているだけだったりする主人公ですが、「交渉じゃない、議論だ」と言い切る姿はカッコイイですし、どうも見ている側(特にこの世界が日常ではない私としては)は、一つを糾弾したがる大多数よりも、アーロン・エッカートに味方したくなります。
最終的に、タバコにドクロマークをつける審問会で、主人公は、敵対する議員に「子どもが18歳になったら、タバコを買ってやるか」という問いを投げかけられます。
それに対する答えは、「彼がそう望むのであれば、金を出します」という、私から見れば、ごく当たり前の答えだったのも、好印象。
あくまで、決めるのは自分。
全編通して父親が、息子に語り続けるのはそれであり、その言葉は見ている側には受け止めやすいものでした。
役者陣では、禁煙派の議員、オートラン・フィニスター上院議員が凄くカッコよかったです。顔がね! 超好み! ウィリアム・H・メイシー!
一見して、情けない顔したおっさんに見えないこともないんですが、この手の顔は大好物で、絶対見たことある、この顔には覚えがある、と調べたところ、ERのドクター・モーゲンスタンじゃないですか! けえー懐かしいー! 大好きだったよ先生!
こういう、ぱっと見全然美形じゃないおっさんが、すっげえゴージャスな妻をエスコートしている図とか、それだけでもうおなかいっぱいです。ご馳走様!(すっかり映画の感想から逸脱)
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