『シド』・にオリジナル創作『忘却の王』第四話更新しました。
目覚めたら世界が真っ白でした。
仰天して(私が休んだときは雨だったので油断していた)慌てて、バスで行くかタクシー呼ぶか、と思案していたところ、
「お父さんが道路大丈夫って電話くれたわよ」
と母が。
そうか、なら原付で行こうかと出発してみたところ、出発三分でカッチカチに凍った道路で立ち行かなくなる私。
実家に「タクシー呼んでくれ」とヘルプコールをし、仕方がないので近くのコンビニに原付を突っ込んだ私の目の前に、水を購入して店から出てきたタクシーの運転手さんの姿が。
「あの、今営業中でしょうか!?」
「いいですよ。どちらまで?」
不運だか幸運だかわかりませんが、タクシーに乗って何とか職場まで間に合いました。危なかった…!
その後、母親にタクシーいらんコールを車中でし(結局つながらないか、用意できないかの二択だったらしい)職場に着いたら1500円とかだったので、一万円と五百円を出すと、
「はい、じゃあ、いち、に、さん、し、ご、ろく、なな、はち。はい、八千円のおつり」
と、本気で言ってきたので脳みそが固まりました。
私に向かって真剣に札を数えてくれたので、故意におつりをごまかしているわけではなさそうなのですが、私も一瞬「…八千円だっけ」と素で思いましたよ。
大慌てで携帯の電卓を駆使し、九千円だということを確かめて、結局九千円ちゃんともらったんですが、それにしたって、おじいちゃん大丈夫なのか!
かなり高齢の運転手さんだったんですけど、これ、お互いのためにならないよ。
おじいちゃんが無事に一日の業務を終えたことを祈ります。
最終的に、原付は弟が取りにいってくれた(弟も原付乗り)らしいのですが、取りに行ってくれた後のせりふが、
「お姉ちゃんのヘルメットが小さくて頭が締め付けられて気持ちが悪くなった」
だったと知ったときは、「お前の頭がでかすぎるんだよ」と心中で寂しいツッコミをせざるをえませんでした。(迷惑かけた手前、口には出せない。笑)
帰宅したら、絶対に袋叩きにしてやる父と思っていたのですが、これもまた、
「お父さん、仕事終わってたら迎えに来てもらえる?」
「いいよ。何時に行けばいい?」
と、図々しい娘願いを表に出して迎えに来てもらったので、何も言うまい。
父「これ、お母さんには内緒にしてて。実は今日、仕事暇だったから映画見に行っちゃったんだ」
私「何時の回見に行ったの?」
父「お昼の12時かなあ」
私「…本当に午前中で仕事終わらせて、私が電話した三時ごろは家に帰る途中だったんだね…」
色々な意味で大丈夫なのか井原家。
もうねえ、本当に雪はいろいろな人に迷惑をかけるから、やめてもらいたいですよ。これだって、一人暮らしのときは泣くしかなかったわけで、基本、一人暮らしでも家族と暮らしていても、かける迷惑はなきゃないほうがいいわけであってさあ。
目覚めたら世界が真っ白でした。
仰天して(私が休んだときは雨だったので油断していた)慌てて、バスで行くかタクシー呼ぶか、と思案していたところ、
「お父さんが道路大丈夫って電話くれたわよ」
と母が。
そうか、なら原付で行こうかと出発してみたところ、出発三分でカッチカチに凍った道路で立ち行かなくなる私。
実家に「タクシー呼んでくれ」とヘルプコールをし、仕方がないので近くのコンビニに原付を突っ込んだ私の目の前に、水を購入して店から出てきたタクシーの運転手さんの姿が。
「あの、今営業中でしょうか!?」
「いいですよ。どちらまで?」
不運だか幸運だかわかりませんが、タクシーに乗って何とか職場まで間に合いました。危なかった…!
その後、母親にタクシーいらんコールを車中でし(結局つながらないか、用意できないかの二択だったらしい)職場に着いたら1500円とかだったので、一万円と五百円を出すと、
「はい、じゃあ、いち、に、さん、し、ご、ろく、なな、はち。はい、八千円のおつり」
と、本気で言ってきたので脳みそが固まりました。
私に向かって真剣に札を数えてくれたので、故意におつりをごまかしているわけではなさそうなのですが、私も一瞬「…八千円だっけ」と素で思いましたよ。
大慌てで携帯の電卓を駆使し、九千円だということを確かめて、結局九千円ちゃんともらったんですが、それにしたって、おじいちゃん大丈夫なのか!
かなり高齢の運転手さんだったんですけど、これ、お互いのためにならないよ。
おじいちゃんが無事に一日の業務を終えたことを祈ります。
最終的に、原付は弟が取りにいってくれた(弟も原付乗り)らしいのですが、取りに行ってくれた後のせりふが、
「お姉ちゃんのヘルメットが小さくて頭が締め付けられて気持ちが悪くなった」
だったと知ったときは、「お前の頭がでかすぎるんだよ」と心中で寂しいツッコミをせざるをえませんでした。(迷惑かけた手前、口には出せない。笑)
帰宅したら、絶対に袋叩きにしてやる父と思っていたのですが、これもまた、
「お父さん、仕事終わってたら迎えに来てもらえる?」
「いいよ。何時に行けばいい?」
と、図々しい娘願いを表に出して迎えに来てもらったので、何も言うまい。
父「これ、お母さんには内緒にしてて。実は今日、仕事暇だったから映画見に行っちゃったんだ」
私「何時の回見に行ったの?」
父「お昼の12時かなあ」
私「…本当に午前中で仕事終わらせて、私が電話した三時ごろは家に帰る途中だったんだね…」
色々な意味で大丈夫なのか井原家。
もうねえ、本当に雪はいろいろな人に迷惑をかけるから、やめてもらいたいですよ。これだって、一人暮らしのときは泣くしかなかったわけで、基本、一人暮らしでも家族と暮らしていても、かける迷惑はなきゃないほうがいいわけであってさあ。
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