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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ターミネーター4』
ネタバレあります。要注意で。




良くも悪くも普通のアクション映画でした。
最近こういうの多いなあ。
『トランスフォーマーリベンジ』でも思いましたが、人対人智の範囲内の武器、という図式ではなく、人の理解を超えた『物体』との戦闘が、人ならざるものの戦闘としての醍醐味だと思うのです。
圧倒的に力のある存在に非力な人間がただ逃げ回る、というのは1でやっているし、ターミネーターという存在の真骨頂である、未知の生物が未知の力を使って追い詰めるというのは2でやっている。
4である今作は、もうマシンがマシンとして普通に戦っているだけなので、これまた人間とのある意味不思議な戦闘がないんです。圧倒的な戦力があるのはそりゃそうなんですが、でもやっぱり、マシンガンやバズーカと相対するのは、戦闘機であり、戦車なので見たことがないもの、ではないわけです。

まあ、普通のアクション映画だと思えばそこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。
1や2で感じた、ターミネーターという存在の圧倒的な最先端の殺人マシン、は何処にもありません。
その代わりに、自分が何物かわからない、人として生きることを選んだターミネーター・マーカスは、傷つきながら必死で人として生きようとする、等身大のターミネーターとして、気持ちの上では一番、2のターミネーターに近い存在として感情移入できました。
むしろ、主役はジョン・コナーでもなければ、カイル・リースでもない。完全にマーカスです。
彼の表皮がはげ、特徴的な骨格、骸骨が半分むき出しになっても、自分は人だと、人とはなんなのかを最後まで迷うことなく遂げるのは、ジョンでもなければ、カイルでもない。
自分が誰であろうが、揺らぎのなかったマーカスこそ、まさに「運命を変えた」存在そのものなのでしょうな。

それだけに、ラストでマーカスの申し出をあっさり受けるジョン、貴様………!
むしろ、お前が受け取らずマーカスがそのままで私は良かったよ!

マーカス役のサム・ワーシントンが、マッチョで知性派イケメンで倒れそうになりました。
ワイルドなんだけど、なんか、それだけじゃない知的差が彼にはあるんだよ………! 完全に主役はマーカスでした。顔の好み含めて。

例のシュワ型(笑)ターミネーターは一瞬でしたが、ちゃんとシュワちゃんしてました。すぐそうじゃなくなっちゃいますけどね。

やっぱりあれですね、ターミネーターは2の液体金属に限るという感じでしょうか。
あれを『越える』インパクトのあるターミネーターはもう、難しいだけに、原点的なヒューマニズムのあるターミネーターっていうのは、いい置き方だったのかな、と思います。


余談ですが、マーカス役の男性、なんと32歳。

同級生かよ!?

映画よりも何倍もたまげた瞬間でした。
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