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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『K-20 怪人二十面相・伝』

鑑賞後。

私「で、結局、金城武って演技下手なの?」

そればかりが気になって、映画が楽しめませんでした。
ラストも、あの決め台詞を何故あんな抑揚のない………かつぜつの悪い………勢いのない………。
一緒に見た知り合いは、「以前、黒木瞳と共演していたコメディドラマみたいなものを見たことがあって、その時に演技力については見放したから、今回はむしろ上手くなったと思ってた」と、非常にクールな返事をしてくれましたが。あれで上手くなったのなら、以前はどれだけ酷かったんだよ。

内容としては、とても面白かったです。
戦争のなかった架空の時代の雰囲気もよく出ていますし。セットもあるんでしょうが、実在の場所だと思うと萌えますね。
しかも、戦争とか何かの続編とか、ドラマの展開などではなく、純粋に何処から出てきたかわからない、娯楽映画っていうのが、堂々と公開してくれるっていのうが、嬉しいじゃありませんか。

脚本も、きちんと起承転結が出来てますし、軽いコメディから(決して大笑いではない)ちょっとしたシリアスまで、一通り楽しめます。
アクションに関しても、CGに関しても、一貫して凄くわかりやすい演出を取られていて、意図的なんでしょうが、終始安心して見られる感じです。

俳優陣も文句なし。
元々仲村トオルさんは好みの顔ですし、終始貴族的な衣装がカッコイイ。ベストにされている刺繍とかね。恰幅もいいですし、スラっと通った背筋が素敵。
普段はオールバックでかっちりとした髪型をしているんですが、後半、くしゃっとしたカジュアルな感じで具体的に言うと前髪が生まれるんですが、まあそのときの可愛さったらない。

私「もうねえ、あの時凄く可愛くてねえ」
知り合い「何故可愛いと思えるんだ」

知り合いには全く理解されませんでしたが、私は、デヴィット・ストラザーンですら可愛いと思える女ですよ。仲村トオルさんだったら余裕ですよ。

世間知らずのお嬢様役の松たか子は必見。いやあ、この人演技上手だったなあ。ただ世間知らずなだけではなく、嫌味もないし、きちんと自分の考えを持った上で、過ちは過ちで認められる潔さがいいです。コメディ路線はほぼこの人が全部担っているので、彼女が受け付けられないと辛いと思いますが。

脇を固める、渋い職人肌の源治は国村隼さんで、もう文句ないし(故に何故金城………)刑事の益岡徹さんも、ベテランさんで、いるだけで役柄がはっきりわかって面白いです。小林少年役の子も、何処かで見たことがあるなあと思ったんですが、『秘密の花園』の四男か!  へー細い子だなあ(そんな感想?)

肝心の物語、というか謎についてですが、怪人二十面相の正体なんて、98%はすぐわかると思います。まあ詳しくは言及しませんが、私はわざわざ(以下、超絶ネタバレ)金城と二十面相が戦うシーンで、お互いにサーカスの技を披露するときがあり、そこで「あ、二十面相は未来から来た年取った金城で、兵器によって過去に飛んじゃったんだ。だから自分をどうにかして未来を変えたいんだ」と、必死で妄想解釈をしたんですが、そんなんいらなかったよ。普通で良かった(苦笑)。(反転終了)

明らかに万人ウケする映画として作られているので、肩肘張らずに楽しめると思います。金城が気にならない方は是非どうぞ。(そんな勧め方)
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