『マンマ・ミーア!』
狂った映画でした。
しかも、最初から最後まで狂ってた。
内に秘めた狂気とかではなく、完全に前面に押し出して狂ってました。
床のタイルを突き破って出てきた恋愛の女神の泉を浴びながら全員突如服を脱いで踊り狂い、結婚式準備の最中に突如同性愛を自覚し、恋人たちの危機はなかったことになり、水着の男たちが集団で肉体美を見せつけながらシュノーケルと足ひれをつけ桟橋に並び、腹の突き出た五十親父たちがスパンコールの衣装に身を包みステージを飾り、どう見てもババアにしか見えない二十歳の娘もちの女が必死でセクシーに迫り、結婚するはずだったカップルは何故か他の世界に旅立ち、何の脈絡もなく勝利者がすべてを手にするのよと歌い狂い、結局二十年越しのカップルが結婚して、エロエロエロエロしながら、若いジャマイカ青年みたいなのにオバンが口説かれ、娘の足の爪に母親が青いペディキュアを足を絡ませながら塗り、女も男もやたらに盛ってる。
そんな映画でした。
実際は、皆様ご自身の目でお確かめください。
ほぼ、間違いないと思います。
知り合いは「ABBAの曲が好きだから曲に合わせて作りました、っていうプロモーションみたい」と言っていましたが、それにしたって狂いすぎだ。
一時が万事、狂った世界の狂った住人たちが織り成すハーモニーっていうんですが。たぶん、同じ青い星の上には奴らは住んでいない。
曲自体はどこかで聴いたことのあるようなメロディーで、ノリはいいんですけど、なんかそういう、映画としての批評が馬鹿馬鹿しくなるくらい狂ってました。
しかし、あのお母さんは老けすぎだろう。
メリル・ストリープは実際の年齢よりも、遥かに上に見えます。正直あの格好だと本当にババアです。スーツを着たキャリア・ウーマンみたいな役は、年相応の熟女が際立ちますが、年齢の割には若々しいのよ、と主張するような役は、却って痛々しいだけです。見ていて本当に辛かった。
他の親友二人、特に背の高いタニア役の女優さんが、一番ミュージカル慣れしていて、歌も踊りも完璧でかっこよかったです。
男性陣は、ピアーズ・ブロスナンは歌も下手なら声もハリがなくて見るに耐えない感じでした。メリル・ストリープと並ぶと、カップルっていうよりも、母親を介護する息子だよ。
………とまあ、そんなことはどうでもよくてですね。
とにかく、狂ってました。
奴らの国の文化はよくわかりません。
先日、知り合いが『252 生存者あり』を見た、というので感想を聞いてみました。
「とにかく災害があって、地下に閉じ込められて、それを助けられるタイミングが台風の目の中心である、18分しかないのよ。それなのに、18分しかないってあれほど言ってるのに、伊藤の兄貴が「お前はあのことについて吹っ切れたのか」とかいきなり延々説教初めて、見ているこっちは、だからお前18分しかないって言ってんだろ!? とキレ気味になったら、案の定時間が足りなくて、他の山田太郎とまた伊藤は地下に閉じ込められちゃって、それで外の奴らが絶望してると、何故か、山田を肩に担いで伊藤が自力で出てくるのよ。しかもそれをスローモーションでアピールしつつ、ぼろぼろの伊藤がでかい男を担いで出てきたのにも関わらず、回りは呆然と見守ってるだけでさあ、本当にもう、あれ脚本書いた奴が馬鹿なんじゃないかと思うよ」
「わかった。見ないよ」
知り合いから、マカロンをもらいました。
実は、あれだけブームになっておきながら、私はマカロンを食べたことがなかったので、ありがたくちょうだいしました。
個人的な想像だと、さっくりとした口当たりの軽いお菓子、なんだと思ってたんですが、濃厚。
「美味しいけど甘い! 濃い!」
「大体、他の店のどのマカロンもこんな感じだよ」
胃もたれしました。
もう、お菓子ですら種類を選ぶ年齢になったか………。
狂った映画でした。
しかも、最初から最後まで狂ってた。
内に秘めた狂気とかではなく、完全に前面に押し出して狂ってました。
床のタイルを突き破って出てきた恋愛の女神の泉を浴びながら全員突如服を脱いで踊り狂い、結婚式準備の最中に突如同性愛を自覚し、恋人たちの危機はなかったことになり、水着の男たちが集団で肉体美を見せつけながらシュノーケルと足ひれをつけ桟橋に並び、腹の突き出た五十親父たちがスパンコールの衣装に身を包みステージを飾り、どう見てもババアにしか見えない二十歳の娘もちの女が必死でセクシーに迫り、結婚するはずだったカップルは何故か他の世界に旅立ち、何の脈絡もなく勝利者がすべてを手にするのよと歌い狂い、結局二十年越しのカップルが結婚して、エロエロエロエロしながら、若いジャマイカ青年みたいなのにオバンが口説かれ、娘の足の爪に母親が青いペディキュアを足を絡ませながら塗り、女も男もやたらに盛ってる。
そんな映画でした。
実際は、皆様ご自身の目でお確かめください。
ほぼ、間違いないと思います。
知り合いは「ABBAの曲が好きだから曲に合わせて作りました、っていうプロモーションみたい」と言っていましたが、それにしたって狂いすぎだ。
一時が万事、狂った世界の狂った住人たちが織り成すハーモニーっていうんですが。たぶん、同じ青い星の上には奴らは住んでいない。
曲自体はどこかで聴いたことのあるようなメロディーで、ノリはいいんですけど、なんかそういう、映画としての批評が馬鹿馬鹿しくなるくらい狂ってました。
しかし、あのお母さんは老けすぎだろう。
メリル・ストリープは実際の年齢よりも、遥かに上に見えます。正直あの格好だと本当にババアです。スーツを着たキャリア・ウーマンみたいな役は、年相応の熟女が際立ちますが、年齢の割には若々しいのよ、と主張するような役は、却って痛々しいだけです。見ていて本当に辛かった。
他の親友二人、特に背の高いタニア役の女優さんが、一番ミュージカル慣れしていて、歌も踊りも完璧でかっこよかったです。
男性陣は、ピアーズ・ブロスナンは歌も下手なら声もハリがなくて見るに耐えない感じでした。メリル・ストリープと並ぶと、カップルっていうよりも、母親を介護する息子だよ。
………とまあ、そんなことはどうでもよくてですね。
とにかく、狂ってました。
奴らの国の文化はよくわかりません。
先日、知り合いが『252 生存者あり』を見た、というので感想を聞いてみました。
「とにかく災害があって、地下に閉じ込められて、それを助けられるタイミングが台風の目の中心である、18分しかないのよ。それなのに、18分しかないってあれほど言ってるのに、伊藤の兄貴が「お前はあのことについて吹っ切れたのか」とかいきなり延々説教初めて、見ているこっちは、だからお前18分しかないって言ってんだろ!? とキレ気味になったら、案の定時間が足りなくて、他の山田太郎とまた伊藤は地下に閉じ込められちゃって、それで外の奴らが絶望してると、何故か、山田を肩に担いで伊藤が自力で出てくるのよ。しかもそれをスローモーションでアピールしつつ、ぼろぼろの伊藤がでかい男を担いで出てきたのにも関わらず、回りは呆然と見守ってるだけでさあ、本当にもう、あれ脚本書いた奴が馬鹿なんじゃないかと思うよ」
「わかった。見ないよ」
知り合いから、マカロンをもらいました。
実は、あれだけブームになっておきながら、私はマカロンを食べたことがなかったので、ありがたくちょうだいしました。
個人的な想像だと、さっくりとした口当たりの軽いお菓子、なんだと思ってたんですが、濃厚。
「美味しいけど甘い! 濃い!」
「大体、他の店のどのマカロンもこんな感じだよ」
胃もたれしました。
もう、お菓子ですら種類を選ぶ年齢になったか………。
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