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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『デトロイト・メタル・シティ』
原作の漫画は、四巻あたりでもういいやと思っていたんですが、逆に原作を知らなくても楽しめます。コメディ映画というよりは、わりと普通のヒューマンストーリーでした。

ただ、映像シーンは(曲そのものは賛否両論ありそうですが)やっぱり映像で見たほうがかっこいいですね。逆に、何を歌っているのかさっぱりわからんので、原作を知っていれば「SATUGAIせよ! SATUGAIせよ!」とわかるのですが、読んだことがない場合は、ただのシャウトにしか聞こえないんだろうなあ、といらぬ心配をしました。

私「せっかく音で聞こえるんだから、はっきり歌詞聴きたかったなあ」
知り合い「私も歌詞が字幕で出ればいいと思ったけど、そんなわけないよね」
私「でも現実的に、実際のデスメタルって歌詞わかるような歌なのかなあ」
知り合い「わからないからメタルなんじゃないの?」

何を歌っているのかわからないシャウト、がメタルなら、映画で使われていた曲は、明らかにメタルじゃないですが、個人的にはステージの迫力も相まって、非常に面白かったです。

内容としてもきれいにまとまっていましたし、原作がギャグマンガである以上、正体がバレたらおしまい、という連載のしばりがありますが、映画にはそんな垣根がないために、しっかりと物語としてのオチもついていたと思います。
ヒロイン相川さんよりも、何もかもわかっていて見つめるお母さんがいい。そして、それ以上に動じないお父さん。私この菅原大吉さん大好きなんで、出てくるだけでにやにやしてしまいました。

影の主役と言ってもいい、社長役の松雪泰子さんも迫真の演技で、他人の迷惑顧みず、下品な発言ばかりの口から「NO MUSIC NO DREAM」が出てくるからこそ、感じ入るわけです。ただ、松雪泰子さんガリッガリ。あまりにやせていて怖いくらいでした。着ているキャミソールの胸の部分に空白があるってそれどういうこと………。えぐれているのか胸が………。

主役の松山ケンイチは、正直、カツゼツが悪くて何を言っているのかよくわからんと思ったこともあったんですが、演技としては良かったです。この人、デカイんですね。家族の集合写真で頭二つくらいでかくてびっくり。
ああ、だから一番熱狂的なファン役の人が、大倉孝二さんなのか。この人もデカイもんなあ。並んで釣り合いが取れるだけの背丈の人なのか。

エンディングロール後の家族の集合写真、全員凄く個性が出ていて、一番映像として実は泣けました。ようするに家族物語だよな、これ。
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