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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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「ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛」
見てきました。しかし、公式サイトがやたらセンスがないのは一体どういうことなんだ。
予想外に面白かったです。
個人的には第1章よりも遙かに。
主題がはっきりとしていますし、「戦い」のシーンが多いので映像としても迫力があります。
若干成長してなんだかいわく言いがたいルックスになってしまった四人の王子と王女はともかくとして、カスピアン王子は文句なしの正統派二枚目ですし。
ナルニアの住民達は、いわゆる獣人ってやつですが、やっぱり御伽噺の世界の住人達が実際に文章ではなく、映像になると迫力があります。空を飛びまわるグリフィンに、剣を高々と掲げるケンタウロスに、ミノタウロス。王を迎えるときにずらりと、ケンタウロスの戦士達が剣を掲げてアーチを作るシーンは様式美ながらカッコいい。

物語としては、確かに今回の適役である執政のミラースは、カスピアン王子の父を謀殺した人間なのですが、王子の復讐や虐げられてきたナルニア人は別として、民に対して悪い政治を行ったという場面がちらりとも出てこないので(大体即位式で民は喝采だったしな)、最後ナルニア軍が勝利した後に、カスピアン王子が拍手喝采で迎えられ、かつ何百年も虐げてきたナルニア人を笑顔で受け入れるオチは非常に弱いです。せめてミラースが「悪い王」だったのならば、それもいいんですが、ミラース自体は結構普通の人なんで。頭さしてよくもないし。

アスランは相変わらず、奇跡は起こすけどそれが不便なので、美味しいところを持っていく割に「何で今まで出てこなかったんだよ」と逆に思わずにすみます。アスランはそういう位置にいるわけじゃないんですな。拝まれても助けるわけじゃなく、ただ力として存在しているというか。
今回のアスランは最後しか殆ど出てこないので、それまでの必死で戦う四人(というか長男と長女。苦笑)の映像は結構リアルです。血の描写があるわけではありませんが、ファンタジーとして至極当然に人殺しをそれぞれ行ってますし。

今回、四人のルックスが本当に微妙なので(別に美人と美男であって欲しいとは思いませんが………)それと際立って、テルマール人側のおっさん達が輝きすぎます。
まずミラース自体が、「300」のレオニダスみたいで、すっげえかっこいいヒゲだし。
おまけに、その側近の将軍(ジェネラルと呼ばれるとしびれる)もこれがまた、ちょっと美形のヒゲだし。この将軍が一番男性としてもルックスもカッコいいんですが、そのおっさんが「イエス・マジェスティ」って本当に言うんだぜ………! どこぞのギアスよりも億倍萌えました。
政治家としての側近である気弱なおっさんも、ちょっと小粋なヒゲだし。
この映画はまるで素晴らしいヒゲのおっさん達を集めた博覧会なのかと思いました。ヒゲズたちは素晴らしすぎた。
世界観の描写の中で、戦士(成人男子)はすべからくヒゲを生やすべし、という習慣があるらしく、出てくるテルマール人はほぼ全員ひげを生やしているんですが、そのおかげで画面を埋め尽くすヒゲ男達がよりどりみどりです。このヒゲのバージョンは東洋人にはちょっと無理だよなあ。濃くて汗臭そうなんだけど、死ぬほどセクシーなヒゲを拝みたければ是非(嫌な推薦)。

ヒゲのことばかり話していてもあれなので、衣装の話でも。
今回も衣装はとても素敵です。
初めに四人がナルニアに来たときに身に着けるルーシーの衣装も、凄く可愛いし、何より少女らしく細く見えます。そしてヒゲズの鎧と仮面もカッコいい。集団の美学じゃないですが、どことなく獅子に似た顔面を覆う仮面をつけて、足並みそろえる軍隊は絵的に非常に映えます。
音楽が若干微妙………というか、せっかくナルニア国という空想の世界観があるので、エンドクレジットはもう少し考えて欲しいなあと思いました。せっかくディズニー作品なのに。

しかし、本気で公式サイト使えません。
あのヒゲ将軍の役名とキャストもわからないってどういうこっちゃ。あのミノタウロスの名前がわからないってどういうことだあああ。


ディズニーつながりではないですが『レミーのおいしいレストラン』もレンタルで見ました。これはエンドクレジット凝ってたな。カッコよかったです。どうもアニメに慣れているせいか、ただ延々と続く読めない名前が出てくるよりは、ちょっと工夫があるほうが見ていて楽しいです。ただこれも、劇中で流れた音楽が印象に残っていたりすると、その場面の感動がよみがえってきたりするので、一概に悪いというわけでもないんですが。
レミーは評判どおり中々面白かったです。こういうアニメは絶対に最後ハッピーエンドになって、敵役もちょっと憎めなくて、くらいのスタンスがいいですね。
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