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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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この前職場の同僚に「井原さんは絵文字メールで使ってこないよね」と言われました。
そう言われればそうですね。
このサイトやブログでも絵文字は一切使ってませんし。
意図的に使っていないのかと問われると、そうだとしか答えられないのですが、別に嫌悪感からくるものでもありません。
ただ、面倒くさいんだ。

実際顔文字っていうのは、その文章をやわらかくするものと考えているので、それそのものは文章の代わりにはならないと思っています。

「馬鹿」
という文章と
「馬鹿 \(●▽●)/」
では、画面から受ける印象がまるで違うでしょうし。勿論前後の文章の空気を読め、というのも当たり前ですが、その辺、読めなくても簡単に印象がやわらかくなる使い方が「できる」のが絵文字なんじゃないかと。

例えば、誤りたい場合に使うとしたら、
「すみません m(>o<)m」
まあこんな感じでしょうか。この場合、
「m(>o<)m」
だけを使って、すみませんとわかれというのは随分乱暴な話だと思いますし。何か説明できる文章があって、その後使われて初めて威力が発揮できるというか。

そうなると、顔文字、絵文字っていうのは、「。」とか「!」とか「?」とか、それくらいの位置づけなのかな、と自分ではそういう使い方をしています。いや、使ってないけど。

何で使わないのかというと、変換で出てこないからです。パソコンではね。
今回の絵文字を使うにあたっても、わざわざ絵文字を紹介してくださっているサイト様を介して紹介しているくらいですから。そんな手間考えると、自分でキーボード叩いて文章打ったほうが早いし、そうまでして使いたくもない。

携帯のメールに関しては、頼んだ覚えはないが勝手に絵文字が登録されているので、使わないことはないですが、基本的に携帯のメールでは、相手が使ってくるなら使います。
使わない人なら使わない。
ただそんだけ。
一番初めに紹介した、コメントの人は、多分相手の人が使ってなかったから、私も使わなかったんでしょう。大体、中年のおじさんと仕事のやりとりメールに、絵文字なんていちいち使わないよ。
まあここで、仕事の内容であっても絵文字とか、真面目な話なのに絵文字とか、そういうアホはともかくとしても、使いたい人は使えばいいんじゃないか、くらいですかね。意識としては。

ただ、サイトでも
『顔文字を頻繁に使う人に対する、無難な文章』

『顔文字を一切使わない人に対する、顔文字の文章』
では、後者の方が嫌がられるのは真理です(苦笑)。

そうなると、相手の好みがわからない段階では、無難な文章にしておくほうがいいんでしょうね。
でもこれも、サイトの隅々までその管理人の文章を読み解いて、メッセージを送るのも無理な話ですよ。トップの絵に感動して、拍手を送りたいって場合だってあるでしょうし、そのときに、サイトの文章の個性を読み取れって言われてもねえ。

厳しい方なら、それくらいしてからコメントを送れというご意見もあるでしょうし、或る意味ごもっともだと思います。それくらい、他人に対して自分の意見を送るということは、重みのあることなのです。それが無記名であろうがなかろうが。
逆にそうなると、初対面(初めての訪問)の相手には、顔文字を乱発するのは控える、くらいの、空気の読め具合、社交辞令度合いが重要になるんじゃないでしょうか。
その後、仲良くなる頃になれば、顔文字乱発しても嫌がられない関係になるかもしれませんし。
ならなかったとしても、その場一回限りで終わっても、それこそ返答蘭で、そっけない返事をもらうという事態も防げます。あれ、返事する方も嫌でしょうしね。

私は個人的に、コメントをちょうだいするときは、顔文字でも絵文字でもご自由にしていただいて構わないと思っています。ただ、文章としての使い方の問題です。
「返答」を前提にしている「コメント」の場合、
『●●が楽しかったです』

『楽しいワァァァ\(●▽●)/』
では、そりゃ、前者のほうが返事しやすいですよ。
逆に、後者では、どう頑張ってもそっけない返事になってしまいます。こちらとしては「ありがとうございます」くらいしか言えませんし。逆に絵文字を使ってお返しする、という気にもなれませんし。

ただ私自身は結構いい年齢の人間なので、今の若い方の感性とは、始まりからして違うかもしれませんね。
生まれたときから携帯があって、生まれたときから文章に絵文字がある生活をしていれば、どれだけ真面目な内容であっても、絵文字を使うことに全くためらいなどないでしょうし。

ただ、使う当人にためらいがなかろうが、使われる側にはそんなこと一切関係ないというのは、頭の片隅に置いておいてもらわないといけません。
一時期、「●●語」みたいな、若い子が使う言葉が流行った、というかクイズなどで「これはどういう意味でしょうか」みたいな紹介のされ方をしていた時期もありましたが、あれも、別にわかるもの同士で使っている分にはなんの問題もないんですよ。高校生だって、中学生だって、それこそその家庭でしかわからない言葉とか、大人になって恋人同士にだけわかる隠語とか、それだってみんな知らない人にはわからないという立ち位置は一緒です。
ただ、それを、わからない人の前で使うのは、ただのアホだというだけの話であって。
何語でも構いませんし、好きなように使えばいいと思います。
ですが、結局は、その場の状況を読まない奴は、自分の話を聞いてもらえないという、自分が損をするだけの話です。

絵文字は「語」というほど影響の強いものだと、私は捉えていないので、ここまで大げさに捉えることもないでしょうが、無難な言葉遣いで無難な文章を書けるスキルは、持っていて決して無駄にはならないと思います。生きていく上で必ず必要になります。

基本的に、絵文字を使おうが、使うまいが、きちんと礼儀をもった言葉使いであれば、なんら臆する必要も、遠慮する必要もない、という当たり前の結論に達してしまいました。
でも、文章の印象はそれだけ重要ですよ、というお話。
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