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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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なんか唐突に斜体タグが使えなくなった。なんだ?


「みどりのマキバオー」がやっと届きました。
届けてくれた郵便局の人が、すげえ二枚目でびびったんですが、そんな三次元のびっくりが嘘のように、馬たちの生き様に感動してます。

以前紹介したニコニコのMADも、原作を読んでからだと尚感動もひとしお。



サトミアマゾンで泣き、カスケードの叫びで泣き、モーリアローで泣き。
私は涙もろくて、わりと創作物で簡単に泣ける方なんですが、サトミアマゾンは本当にヤバイ。
競馬のことは詳しくないのですが、地方出身者としてのプライドをかけているサトミアマゾン。
「俺たちは、中央の二軍だというのか」
懸命に走るも、結果惨敗をきしたアマゾンは、帰還した船橋で周囲の馬から距離をおかれる存在になる。
「………どうやら俺には、帰る場所もなくなっちまったようだ。………ま、何かを期待していたわけじゃないけどな………」
そして次のレース、日本ダービーへ向かうアマゾンへ、避けていた仲間たちが見送りにかけつける。
「お前ら、どうして………」
「どうしてって言い方はないだろ。仲間がダービーに出発するんだ」
「見送ってもなんの不思議もないだろ」
「だが………お前ら、俺のこと避けてたじゃないか」
仲間たちは、練習相手としても役に立たない自分たちが、アマゾンの足を引っ張ることになってはならないと、わざと距離を置いていたのだった。
「まったく………そんなことだからお前らは、地方代表にならねえんだよ。だがもっと情けないのは、そんな奴らのおかげで順調にダービーに向けて調整できたんだ………ということを、知らずにいた俺かもな………」

ダービーは開催され、アマゾンはマキバオーに食い下がるが、その驚異的な走りについていくことができず、脱落しかける。
「………冗談じゃねえ………こんな走りについていけるか。こいつを差し返しにいこうもんなら、ゴールまでもたねえよ。他の馬にまで負けちまう。そうさ、俺は地方の代表なんだ………ここで力尽きて大敗なんてみっともねえ真似はできねえ。せめて………せめてこのまま二着はキープしないと………」

そんなアマゾンの脳裏に、仲間たちの必死の叫びが蘇る。

―俺たちの分も、頑張ってくれ!―

「みっともなく大敗するよりも、このまま二着………だと………? 何を考えてんだ俺は。二着だろうが、しんがりだろうが、負けは負け。いつも俺が言ってることじゃねえか。勝負ってのは、勝つか負けるかしかねえんだ。負けるのがみっともない………? 勝負から逃げるのは………それ以下じゃねえか!」

うわああああアマゾーン!!!(号泣)
ああどうして彼らが馬だ。何故!(アンタみたいに怖い人がいるからだよ)
しかし、そろいもそろって熱い男ばかりで、すげえアンカルジア(出番の多い唯一の牝馬)がうらやましいんですが、どうすれば。もう彼女にすら嫉妬。セグレター(怖い)。
アンカルジア自体は、ネズミのチュウ兵衛親分と相思相愛なので(文字にすると凄い話だ)他には眼もくれないんですが、ここまでいい男ばかりだと、ネオロマの主人公ばりにとりあえず男とのカップリングのためにとにかく女がいればいいくらいの、欲望に偏った目線でアンカルジアを見てしまいます。
いやだって、私が馬になれない以上、何処からか馬を調達してこなきゃならないし(だからその発想怖いですよ)。
でも別に、異種族恋愛に何の弊害もない我が脳なので、人間と馬とのカップリングでも全然オッケーです。
基本的にあれだよね、二次元の妄想の基本って、プラトニックラブだからね(怖い発言連発)。
私も、カスケードとか、サトミアマゾンを影から支える女とかになってみたいなあ。それで、勝っても負けても、来てくれるわけだ。

「………アマゾン………」
「………よう………。見てたか」
「うん」
「………そうか………」
「………………………」
「………悪いな、また勝てなかった」
「………そんなことない」
「………………………」
「アマゾンは、負けてなかった。最初から最後まで、一回も負けなかったよ………」

とか、恥ずかしいくらいに青い妄想をしてみたいです。

自分の持っていた印象よりも、凄くアマゴワクチンがお坊ちゃんだったのが、意外でした。兄の成し遂げられなかった連覇を制する、というギスギスした感じのイメージがあったんですが、それよりももっと何て言うかな、育ちのいい感じで。ぶっちゃけ、アマゴワクチン可愛いよワクチン。
声も、松本保典でなんとなくお育ちの良さそうな感じがするんですよね。うわあ、あの足のふわふわ(笑)が超可愛い。

外見で思い出しましたが、サトミアマゾンは唯一赤いブリンカー(仮面のようなもの)をつけ、カスケードほど身体は真っ黒ではないものの、シャープな印象を受ける、鋭い外見をしています。
その外見、挑戦だな。(誰への?)(私への)

この時点で文庫本5巻までしか読み返していないので(本誌での連載は一応飛ぶを買っていた頃なので、読んでいるはずなんですが、さすがにうろ覚えなので)これから先も非常に楽しみです。
余談ですが、ウィキで、サトミアマゾンの紹介欄に、

船橋競馬場内にある「船橋競馬ミュージアム」にサトミアマゾンが登場した場面が描かれた作品が展示されている。

と書いてあったのを見たとき、私は泣いた。(愛していれば何でも泣ける罠)
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