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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ウォールストリート』
若き証券マンである主人公と、その彼女、そして彼女の父親であるゴードン・ゲッコー。
ゲッコーはかつて株式市場を牛耳っていたが、インサイダー取引で服役し、娘とは絶縁状態になっていた。
主人公の勤める証券会社の社長が、汚い噂を流布されて地下鉄に飛び込み、主人公は黒幕と思しき相手に近づく。
それを影ながら応援するゲッコーの真意は、そして娘との関係は。

結論から言うと株式で儲けようとしている奴らの精神はよくわからん、といったところでしょうか。
大体からして株の知識も何もない私から見ると、こいつらの善悪の判断というか境目が全く理解できないし、それこそ同じ穴のムジナって言葉がぴったりじゃねえの? 金にまみれた男たちのアレコレを非常に冷めた目で見てしまいました。
別に金儲けに走ることが悪いなんてこれっぽっちも思ってませんし、主人公だって結局は証券マンなわけで、その上で自分の恩人を陥れたとか言われても、結局は株式という舞台で「自分の利益」のために、相手がどれだけ「汚い」手を使おうが、「それが」株式市場なんでしょ? と主人公が憤る理由に全く感情移入できませんでした。
主人公がそういったことに手を染めないのは勝手ですが、そういった手段を講じることができる「場」で金を稼ごうとするのであれば、そういった手段を取られることだって予想してしかるべきであり、それにはまってしまったのは恩人の油断というか隙であって、人として高潔であっても、証券マンとしての才覚が劣ってたという話なんじゃないのー?
ともかく、金を稼ぐ手段においての、主人公の善悪があまり判断できないというか。
主人公が青臭いっていうのはいいですし、主人公が感情論にしか訴えないっていうのも個性としていいんですが、それと「同じ穴のムジナ」になっちゃうゲッコーをオチに持ってくるのはちょっとダサすぎる。

まあ、何にせよ株の仕組みが全く分からず、噂一つで首をくくらなければいけないような市場はよくわかりません。


『狼の街』
ジェームズ・マーズデンが主役(わー珍しい)ということでレンタルして見た、劇場公開がなかった映画なんですが…なんつうか…つまらないわけじゃないけれど面白くもないっつうか…。
映画見終わった後に、あまりになんだろ、尖っている部分もなければ魅力に突出した部分もなかったので、ちょっと困惑してしまいました。
いえ、つまんなくないんですよ別に。
つまらなさで言うなら、もっと他に金返せレベル山ほどありますデビルマ…。
うーん、よくあるマフィア物で…できの悪い可愛い弟がいて…親戚のアニキと信頼関係があって、裏切るの裏切られるの、主人公は政府の狗だったりとかそういう話なんだけど…ううう本当にこれ、ってところがない映画でした。
強いて言えば、電話口の向こうで弟が首を絞められて殺される様を聞き続ける、っていう場面は印象深かったけども~。
マーズデンは精悍なんですが、元海兵隊にしてはちょっとスマートすぎるかなあ。他の人たちも知っているような知らないような役者さんが多いのは別にいいんですが、パッケージからも省かれる主要人物とか勘弁してやれよ…。


『魔法使いの弟子』
意外に大変面白かったです。
魔法使いっていう要素だけ際立って、しかも弟子である主人公が適度にお調子者で見ていてすんげえ楽。
ニコラス・ケイジが魔法使いの師匠で、こういう胡散臭い役のほうがこの人カッコイイよな、と思いながら見ていたんですが、冷静に考えるとこの人胡散臭い役以外あんまり見たことねえや。
主人公が私利私欲のために魔法も使いたいし、恋愛も大切だからこそ、ニコラスの恋人が封じ込められている壷を何とかして、自分の師匠を助けたいっていう、結果的には世界を救うかもしれないけれど、そういうことは二の次で大好きな人とはそばにいさせてあげたい、っていう実に普通の男子生徒であるのがいいですね。
おまけに理工学系で結構なオタクであって、それが魔法とミックスされているのがミソ。
誰も彼も高尚な使命とやらのために命が捨てられるような人間だと思ったら大間違い!

魔法のシーンはワイヤーアクションアリ、CGあり、そして、ディズニーの映画『ファンタジア』からのオマージュあり(この映画はディズニー作品です)で見ていて楽しいです。踊るほうきとか、水浸しの床とかね。

メイキングビデオが面白くてですね。
魔法シーンが山ほど出てくるんですが、これはCGだろうと思っていたシーンが実写だったり、CGディレクターの人が「画面をよりよくするには、CGだけではなくより効果的に実写とCGを使わなければならない」と言っていて、そのプロ意識に惚れてみたり。
映画二時間の中でも、始めに実写、途中CG、最後また実写っていう一連の流れがより映像にリアリティを出すとか、CGのプロであるからこそ、実写の大切さがよくわかっている技術屋さんたちに惚れ直しました。ただ使えばいいってものじゃない…!
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『バーレスク』
大変面白い映画でした。
ショービジネスの世界での、しかもサクセスストーリーをメインに据えていて、ここまで後味爽やかに誰も悪役がいない状態で終わらせる作品なんて始めて見たよ…。
誰もジャンキーになったり、強引に地上げする悪徳不動産屋とかいないんだもん。

内容は田舎から出てきた才能のある女性、アリ(クリスティーナ・アギレラ)が、テス(シェール)の経営するBAR「バーレスク」でスターになっていくという至極単純明快なもので、そこにちょっとした恋愛要素あり、歌あり、踊りありといったサービス満点の映画になっております。
話は実際大した事ない、というか、多分メインはクリスティーナ・アギレラ(私この人全然知らないんですがかなり有名な人らしいですね)の抜群の歌唱力に、ボディバランスなんでしょうから、それを楽しめれば充分ではないかと。
個人的にはテスを演じたシェールの抜群のエロティックさ、歌唱力に倒れそうになりました。

話も、アリをねたむそれまでのスターダンサーとか、アリにちょっかい出してくる不動産屋とか、色々悪役的なポジションもいることはいるんですが、別に誰も彼も悪人じゃないので、見ていて大変気が楽です。
特に不動産屋も、テスの店を買おうとはしていますが、それこそ法外な値段を提示してますし、別に裏で何か悪い事やってるわけでもない。
アリにちょっかい出すのは「出来る」男のステータスであって、ちょっかいは出しても別にアリと肉体関係を持った風でもない。
それでアリを見限るわけでもないし、アリを新聞記者に紹介したり、コンサートスタッフに紹介したりと、あくまで「金持ちのできる男が田舎娘を援助している」っていう、アメリカ的由緒正しい金持ちの流れを系譜しているので、個人的には好感度非常に高かったです。

この場合、肉体関係のあるなしは関係なくて、ただ、バーレスクっていう自分を救ってくれたステージに愛着があってそれを守りたいアリと、ビジネスとしてバーレスクが建っている土地が必要である不動産屋では、生き方が違ったから親密にはなれない(恋愛関係なく、人間関係の延長上として)だけであって、バーレスク存続後は普通に、不動産屋はお客として店に来てるんじゃないかな、くらいの大人の関係でした。

脇を固める俳優陣もまた渋くて、出ました、全国のハゲファン必見のスタンリー・トゥイッチ! 「ターミナル」や「アメリカ版シャルウィーダンス」で有名な俳優さんですが、今回もゲイの舞台担当を好演。
若い主人公カップルにちょくちょくいいこと言ったり、テスの精神的な支えになったり、それでいて自分の恋愛はその場限りだったりして、なんだこの色っぽいハゲは。

比重としては、歌と踊りに8割、物語2割程度の位置づけで見れば充分なんじゃないかと思います。
ルブタンの足首折れそうなヒールとか、女性の体をなまめかしく見せるこれでもか、な舞台衣装とか、鍛え上げられた女性ダンサーの見事な動きとか、それだけでも眼福ものでした。

ただ、一つ難を言うのであれば、このDVDチャプター選択もできないんですが、どうなってるんですか。何処だ発売元。今時チャプター選択もできないDVDなんて見たことねえぞ。
そして、英語訳がなんか変…。私英語が本当に出来ないので、これが、といえないのが辛いんですが、それでも日本語版聞いて、英語の音声聞いて、字幕見ると「??」となる部分非常に多かったです。しかも、ミュージカルシーンで、店の女の子の名前を次々紹介する場面でされてなかったり、と、結構肝心なところがおかしくなっているのが残念でした。
『RED』公式サイト
予告編が本当に面白そうで「これは買いだぜ!」と息巻いたものの、なんとなく劇場で見忘れた作品でしたが、正直期待はずれもいいとこでした。
第一線を引退した、ロートルなオヤジたちの競演という非常に燃えるシチュエーションでありながら、個々の役割分担が散漫で全く生かしきれておらず、最終的には「え? ブルース・ウィリスのラブコメにつきあってたの?」と錯覚してしまうほどでした。

それぞれプロフェッショナル「だった」男たちが、引退して後分け合って現役CIAの面子に立ち向かう、という設定だけは良かったものの、その立ち向かうロートルたちの魅力が皆無。
ブルース・ウィリスがまず主役で何でもできる男を演じちゃっている時点で、既にアウトなわけです。何でもできるなら仲間いらねえのよね。
しかも事の発端が、ブルースが声を聞きたくてわざと電話していた保険会社の女の拉致だったりするもんですから「なんじゃその気持ち悪い恋愛は!」と見ていてドン引き。これで女がブルースを好きになる理由が全くない。危機的状況に陥って助けられたからっても、陥らせたのはお前だよ!
他にも、せっかくのモーガン・フーマンも物語中盤でほぼ意味なく退場するし。最初諜報活動的役割にいるのかと思ったらそんなこともないし。
ジョン・マルコヴィッチも武器のスペシャリストなのかと思いきや、ただの空気の読めない変態だし。
女性ヒットマンのヘレン・ミレンも、この人大変外見はカッコよく、狙った獲物は逃さない暗殺者よ、という触れ込みなんですが…この人が撃つ弾ヒットしたためしがないし。遠距離射撃であるならば、「わざと」外せる腕があるっていう演出もわかるんですけど、マシンガンぶっ放したり、爆弾爆発する場面で、こっとごとく誰も撃たれない(死ぬ必要はない)っていう演出ばかり見せられると「何処が一撃必殺だよ!」と見ていてイライラしてしまいました。

結局は、それなりの人物をキャスティングしたものの、そのキャストそのものに必要性がないっていう一番「キャラ物」としては致命的な部分ばかりが気になった作品でした。キャラ物は、キャラクターさえ魅力的ならば物語なんて本当にどうでもいいと思える魅力のある作品でなければならぬのに…。

例えば、「ミッションインポシブル」なんかも、スパイ連中の共闘がありますが、それこそ、潜入、武器調達、PC関連担当などそれぞれの得意分野に特化した役割分担があったわけですよ。だからこそ、チームを組む必要があるわけで。
ところがこの『RED』にはその役割分担が何もない。たまたま一緒に戦わなければならなくなっただけ、なのは「物語の上」だけのきっかけであって、その戦う連中の役割を上手くちりばめるのは、「脚本家」の仕事でしょうが。何もその個性をなしにして、役割分担不明瞭なまま物語に参加させるこたあなかろうに。

ブルース・ウィリスが万能担当(実行担当)なのはともかくとしても、他の人たちの個性がそれぞれ台無し、といったところでしょうか。
モーガン・フリーマンなんか、上手く使えないから退場させたのかと本気で思ったよ。

唯一、ヘレン・ミレンのちょっとした過去話とか、ロシア人との恋愛のおしゃれさなんかは、見ていてとても楽しかったですが、そりゃまあ、こっちは、ブルースと保険会社のオペレーターっていう、全く萌えない二人を無理やり見せられてるからな…。

あと一番肝心な、「現役ではない」人たちの魅力っていうものは皆無でした。
それこそ引退してもなお健在っていう魅力のほかに、引退した人ならではの魅力っていうのも、絶対に必要だと思うんだよね…。常に関節痛を気にするとか、逆にゴシップに詳しくなるとかね。
ツイッターで「#好きな映画の特徴を3つ言って当ててもらう」というタグがあり、これが結構面白くて一時期はまってました。
せっかくなので、ここでお披露目。
答えは反転表示しますので、チャレンジしてみてください。


1・「コーラ瓶の開け方がわからない」「若いお母さん超美人」「テレビでやる度に何となく見てしまう」
答え「バック・トゥ・ザ・フューチャー
名作ですよねえ。やっぱり一が一番好きです。


2・「デリヘル経営者」「連続殺人事件」「残された娘」
答え「チェイサー
記念すべき初●●(国名)映画でした。


3・「記者」「ヒッチハイク」「ジェリコの壁」
答え「或る夜の出来事
頭の先からつま先までおしゃれな映画でした。男って大変(笑)


4・「子供ができちゃったのよくそったれ」「貴方だと思うけどわからないわ」「夢を捨てられないの」
答え「キャバレー
力強く生きている、どうしようもない女の映画でした。愚かで強くて弱くて美しい。


5・「クリストファー・ウォーケン」「遺言」「ケンタッキー・フライドチキン」
答え「ラストマップ 真実を探して
カッコイイだけでは表せない親子の話。結局は、救いようのない話なんですが、それでも救おうとした祖父とそれに答えた子供たちの話。


6・「ジョディ・フォスター」「リメイク版」「ハゲてない」
答え「アンナと王様
主演女優目当てで見たんですが、以外に面白かったです。リメイク版ではない方もその後見たんですが、さすがに時代が古すぎてあまり楽しめなかったなあ。


7・「叶わなかったコンサート」「凄い私服」「みんな愛してるんだ」
答え「マイケル・ジャクソン This Is It
これは本当にダークホースでした。プロフェッショナルが仕事として一つの作品を作ろうとする様は美しい。


8・「脱走する二人」「修道院」「ロバート・デニーロ」
答え「俺たちは天使じゃない
ベータで持ってたんですよね。懐かしいです。ドタバタコメディ…になるんですかね?


9・「アラン・リックマン」「トカゲ頭の名にかけて」「SF?」
答え「ギャラクシー・クエスト
これも意外や意外で大変面白かったです。笑いあり、涙ありの盛りだくさんな作品でした。


10・「エマ・トンプソン」「アラン・リックマン」「ひざまずいたわ!」
答え「ある晴れた日に
最後のキーワードだけいられれらば後はどうでも良かったのです(苦笑)。


11・「見えない等身大うさぎ」「ジェームズ・スチュワート」「白黒映画」
答え「ハーヴェイ
なんとも切ない作品でした。幸せなんだけどそれを手放しで喜べるほど純粋ではなくなったなあ。


12・「駐車場」「屋上」「ウェディング用品店」
答え「ウェストサイド物語
私の場合ミュージカルといえばこれ。


13・「お兄さんがマッチョ」「マッハ~」「エンディングで歌の発音が良すぎて倒れた」
答え「スピードレーサー
これも意外に面白かった作品の一つ。馬鹿馬鹿しい映画は嫌いじゃないですむしろ大好き。


14・「アンソニー・ホプキンス」「執事」「私には答えかねます」
答え「日の名残り
これは良かったですね~。人物とそれを取り巻く景色が美しい映画でした。


15・「チャイカ」「ダイヤモンド」「銀行強盗」
答え「人生に乾杯!
これも会話運びがおしゃれな映画でしたねえ。「神に誓って美しい」「神なんて軽々しく言わないで。信じてもいないくせに」とかね。


16・「必要なのはバンダナと五円玉」「寒い」「さよなら自転車」
答え「ラヂオの時間
何気に一作目が一番面白かったですね。それ以降もつまんないわけじゃないんだけどなあ。


17・「二階に閉じ込められた車椅子の姉」「アルコール依存の妹」「皿の上に乗せられた小鳥」
答え「何がジェーンに起こったか
ホラー映画といえばこれ。怖いなんてものじゃない。


18・「鼻筋を撫でる」「氷で目覚める」「電信競馬」
答え「スティング
おしゃれといえばこれ。カッコイイといえばこれ。


19・「ウェスタン」「ソン・ガンホ」「すげえ腹筋」
答え「グッド・バッド・ウィアード
これもカッコよかったなあ。お約束の映画です。


20・「大学アメフト」「飛行機事故」「デヴィッド・ストラザーン」
答え「マーシャルの奇跡
私の中では好きな男優さん目当てで見たら意外に他もあたりだったという、一番嬉しいパターン。


21・「血しぶき」「母と娘の肝っ玉」「押入れ侍」
答え「椿三十郎
これがやっぱりあの監督作品では一番好きです。壮大な娯楽作品というか。


22・「見下ろすミッチー」「白髪の唐沢」「誰かの願いが叶うころ」
答え「CASSHERN
あまり評判は良くないみたいなんですが、こういう様式美的な作品は嫌いじゃないです。


23・「ボクシング」「電気代」「ミルク」
答え「シンデレラマン
家族のために頭を下げられる男のカッコよさ。


24・「父と息子」「死体撮影好きな殺し屋」「雨の中の銃撃戦」
答え「ロード・トゥ・パーディション
これも男優目当てで見たら意外に面白かった作品。雨の中の銃撃戦シーンは圧巻。


25・「傭兵」「神は俺たちを許すと想うか?」「無理だ」
答え「マイボディーガード
男くさい映画でした。原作の小説はもっとなんか生々しかったです。映画は精神的なファンタジー。


26・「冤罪」「義手の男」「カルテの改ざん」
答え「逃亡者
何を隠そう私はこの主演俳優が大好きでね…。


27・「ミッキー・ローク」「ブルース・スプリングスティーン」「リング」
答え「レスラー
誰も悪い人はいないのに、誰もが幸せには届かない映画。


28・「電車の窓から」「ダンス」「何気にリメイク版も好きだ」
答え「Shall we ダンス?
泣きと笑いに関して頑張っている映画は私の中で評価が高いです。


29・「冷凍」「愛してるわ」「知ってたよ」
答え「スターウォーズ 帝国の逆襲
他の追随を許さない回答率でした。


30・「タバコ」「テレビ」「デヴィッド・ストラザーン」
答え「グッドナイト&グッドラック
いつもどっちが先立ったか迷う(笑)


31・「スパイ」「カジノ」「拷問シーンで全部ぶっ飛んだ」
答え「007カジノロワイヤル
せっかく最高に色っぽい主人公だったのに…(笑)


32・「ジーン・ケリー」「シナトラ」「甘い言葉を囁いてよ」
答え「踊る紐育
昔の映画の言葉運びは昔ならではといえども勉強すべき。


33・「酔って結婚」「酔って行方不明」「自業自得だろう」
答え「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
体調悪くて2見に行けなかった…。


34・「アントニオ・カナーレス」「歌」「ギターをひく人が寺尾聰さんに似てた」
答え「Vengo
歌、そして家族。


35・「女シェフ」「ケツアゴ」「今から君のおばさんにキスするよ」
答え「幸せのレシピ
これもおしゃれな映画だったなあ。というかアメリカの男って大変だな…。


36・「鞭」「そういえば考古学者」「最近隠し子が」
答え「インディージョーンズ
王道はやはり素晴らしい。


37・「家の取り替えっこ」「子持ちのイケメン」「デブだが仕事の出来る性格最高な超イケメン」
答え「ホリディ
これはただの恋愛映画と侮るなかれの、いい映画でした。


38・「穴」「ペニス肘」「君の歩き方が好きだ」
答え「やわらかい手
「貴方の笑い方が好きよ」


39・「炭坑」「ピエロ」「威風堂々」
答え「ブラス!
個人的にはジャップ刑事が出てる映画。でもすんげえ哀しい映画なんだこれ。


40・「盲目の退役軍人」「ダンス」「マシュマロ入りチョコレート」
答え「セント・オブ・ウーマン
映画館で大泣きした。


41・「じじい兄」「じじい弟」「老いた雌ライオン」
答え「ウォルター少年と夏の休日
私の中でベスト3に入る映画。


42・「飛行機」「賭」「スイミングクラブの子」
答え「紅の豚
私の中で宮崎アニメ不動のナンバーワン。


43・「空気銃」「保安官」「靴の裏」
答え「ノーカントリー
私の中で恐ろしいの定義が変わった殺し屋。


44・「馬に生まれてくれば良かったな」「どうして?」「馬なら草食ってればいいもの」
答え「赤ひげ
吐くほど泣いた。


45・「フランク・ランジェラ」「60パーセントは正しく」「30パーセントはその時は正しく今は間違っていた」
答え「フロスト&ニクソン
政治映画というより会話のキャッチボールを楽しむ意味で。


46・「ワールドカップ」「投獄」「我が運命を決めるのは我なり」
答え「インビクタス
監督作品の中で唯一性に合った映画でした。


47・「スタローン」「ドルフ・ラングレン」「シュワルツェネッガー(ちょっぴり)」
答え「エクスペンダブルズ
私はこういう映画が大好きです。


48・「リアルドール」「ビアンカ」「自立」
答え「ラースとその彼女
周囲の人々の優しさの上の結末。


49・「グロリア・スワンソン」「シュトロハイム」「アクション!」
答え「サンセット大通り
女優とはかくあるべし。


50・「エリック」「チャールズ」「片思い(報われない)」
答え「X-MEN:ファースト・ジェネレーション
ピュアっ子だと思ってはいたがここまでだったとは…。


51・「七枚のシャツ」「クール」「ばーちゃん」
答え「トイレット
いい映画でした…。


52・「本当の無罪」「歴代の美女達」「青い海」
答え「ショーシャンクの空に
私の中で殿堂入りした映画です。


53・「赤と黒」「殺し屋」「成長した少女はストリッパー」
答え「シン・シティ
私はどうもミッキー・ロークに弱い…。


54・「世界一」「幸運な夫」「私なら秘書に全財産を残します」
答え「最高の人生の見つけ方
キャスティングで勝ったも同然だったが、実際全てを持っていったのは違う奴だったという。


55・「医師」「人食い」「ムラサキ」
答え「ハンニバルライジング
またこういう過去モノ…と思ったら面白かったという。


56・「海賊」「音楽」「いけないことしてるかい?」
答え「パイレーツ・ロック
かっこよくてどうしようもない男たちの映画。


57・「助けてくれって」「だから?」「助けようと思って」
答え「アフタースクール
この男前のもじゃもじゃめ!


58・「太った娘が踊る」「太った母親が踊る」「小さい父親も踊る」
答え「ヘアスプレー
俺のマーズデンに乾杯。


59・「ケツアゴ」「口裂け男」「地味ですな」
答え「バッドマン・ダークナイト
劇場で震えが来た映画。全編見せ場。


60・「レモンの木」「たちション」「未だ破られていない」
答え「世界最速のインディアン
私はどうもカッコイイ男性に弱い…。


とまあこんな感じです。本当は答えをいただけなかった場合にちょっとキーワードを変えて投稿したりしているので、これよりも多いんですが、答えをいただけた分かりやすいキーワードの方を掲載してみました。
こうして見ると自分の好みが顕著で恥ずかしいですね。    
『ロレンツォのオイル』
実際にあった話を映画化したもの。
それゆえに、起承転結など関係なく淡々と物語は進みます。
ある意味ドキュメント的要素が強いので、その描き方自体には好感が持てるのですが、持っていてそこから漂うのが「希望」ではなく「現実」である以上、ちょっと臓腑をえぐられるものがあって辛かったです。


余命を宣告された息子のために、素人の夫婦が懸命に治療法方を模索する。
しかし、息子の病状はよくならず、家族やそれをとりまく環境にも焦りの色が濃くなる。
子供は次第に寝たきりになり、食事や排泄やすべて他人の手を借りるようになって、家族の負担も大きくなる中、夫婦はついに植物油から取れる成分に、病気を抑制する効果があるのではないかとたどり着く。
周囲が見えない夫婦に、それを支える身内。遅々として進まぬ医療実験に、同じ家族の団体。
様々な人々の思惑の中で、果たしてそのオイルは息子の命を救う事ができるのか。


病気の息子を治すために懸命になる母親の姿に文句はないし、それはそれでいいんですが、その結果第三者に対して攻撃的になる事実を見るのは苦しいし、正直辛い。
母親が賢明になっても他人との差は埋まらない。
母親は病気の息子を「得る」ために、他の全てを「切り捨てる」生き方をせざるを得ない。

病人の苦しみは病人にしかわからないし、それを看病する人間の気持ちは第三者には絶対にわからない。

その必死な様が見ていて苦しかったです。
むろん、母親も病気の息子も父親も誰も悪いわけではないのですから。
抱え込んでしまう家族の姿は、第三者から見ると鬼気迫るものがあるのですが、それこそが横たわる現実であって、唾液が排出できずにむせ続け、苦しみ続ける姿を見て「これ以上は」と思ってしまう看護師が弱いわけでもない。

結局、それぞれがそれぞれの立場以上のものを言う資格は誰にもない。
けれど、その母親も絶対に「一人」ではどうにもならないのですが、その事実に母親は見事に気づかず、そして結果として一人ではなく夫や他の身内の助けがなくなることはなかった、という「幸運」にも気づけない。

母親が、自分以外に向ける「感謝」が殆ど出てこない(というか、あったっけ…?)、というのがちょっとキツかったです。
第三者に気を遣う暇などないのもわかるし、そんな精神状態じゃないっていうのもわかるんですが…。
どれだけ多くの人々の手を借りているか、必要か、貴方が息子を必要としているように、息子にとって他の誰かが必要だとは思わないのか。
自らの人生をとして一人の人間に全てを捧げる様は、感動ではなく、狂気に近いものがあるのだなあと見ていて疲れました。

医者がほぼ悪役っていうの描き方としてはちょっとなあ、というか。
新薬の認可に時間がかかるのは正当な理由あってのことなので、ある程度は致し方ないと思いますが、結局は情報開示が不明瞭であったり、個人の腹一つで決まってしまうものだったりする現実を見ると、悪役扱いになっても仕方がないかなあとは思います。

まあ、医者は基本的に患者の事なんてミジンコも考えてませんよ間違いなく。

ただ、母親が自分の子供第一に生きるように、医者は全ての病人を公平に扱わなければならないというのは、確固たる主張である上に、互いが絶対に両立しないものなので、医師と患者の家族で軋轢が生まれるのは必然なのでしょうな。この映画でも、そういった描かれ方でした。

個人的に一番「うへえ」と思ったのが、病気の子供を持つ団体の存在。
その中で主催者が権力を持っているという描写も嫌でしたし、その主催者の主義主張が絶対であって、他の家族がいくら治療法を発見したとしても「むやみに希望を与えるな」とか、お前それ一体なんの権限があって…と、会社ではない、集団社会の暗部が生々しくて反吐が出そうでした。
その結果、希望と取るか絶望と取るかは、それぞれの家族の問題であって主催者側が操作していいものではない。

オイルの実際の効果や、この映画が与えた影響などは詳しくないので割愛。
映画としては結構昔の映画なので、演出や映像などに時代を感じます。
夫婦の会話の描写がひたすらねちっこいのですが、一応イタリア人であるという誇張なんでしょうかね。
アメリカ夫婦にしたってなんでこんなに、ベッタベタなんだろうとは思いました。
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