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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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コンプリートしましたので、このブログ内ではネタバレ解禁とします。なんだかんだで、40時間以上かかりました。
ちんたら効率の悪いプレイをしていたからですね。サブキャラなんて一気に落せばよかったよ。戦闘なんてみんなぶっ飛ばせばよかったよ。
最終的にクリアして、アンジェリークSpecial2と遙か2がやりたくなりました。
頭を使わなくていい、奴らの一挙手一投足に全てニヤニヤできていたあの時代に帰りたい(笑)。


「遙かなる時空の中で4」での忍人の台詞、「君が俺の死か」もそうですが、断髪式も含めて、今回シナリオ作った人は『風の谷のナウシカ』漫画版ファンですか。
どちらもクシャナにかかってるものですし、偶然にしてはちょっと共通点が多すぎるかなあ、と思わないでもないんですが。

最終的に主人公の断髪スチルが出なくて、イラっとしたんですが、これ妙に条件が中途半端なんですよね。多分またがけできる最後の四章まで均等に上げていても大丈夫で、その後、物語上で断髪式が行われるキャラクターを選ばず(まあアシュヴィンを選んでおけば大丈夫)進むと見られる、みたいな。おかげさまで私は全員クリアしても、このどうでもいいスチルが見られないかつ、不屈が覚えられないという面倒な事態になりました。
しかし、なんで主人公のスチルでこんなに悩まにゃならんのだ。
今回大団円迎えたところで、なんのおまけもないみたいなので、スチルそのものをコンプしようという気も、あまりないんですが。

大団円の章もそうですが、今回、ノーマル見て、個別見て、風早見なさいみたいなルートを強制されてるみたいで、ちょっと違和感が。
ただでさえシナリオのデキに強度のバラつきがあるにも関わらず、最初から押しなべて同じでないといけない(建前としても)八葉連中に、シナリオ以外でも差をつけるのって根本的にどうなのよ、という気はします。

シナリオに関してはーあーもうなんだか。
あまりにもバラつきがある、かつ、そのレベルも大して高くないので、どうリアクションしていいのやら。
これを言うと話が終わるんですが、普通のRPGやりたきゃ、わざわざ乙女ゲーム選ばないだろう。
乙女ゲームを買うのは、乙女ゲームをやりたいからであって、別になんちゃってRPGをやりたいわけじゃないんですよ。
私乙女ゲームユーザーの嗜好はよくわかりませんが、少なくとも、『ゴッド・オブ・ウォー』をやる人よりも、テイルズとか幻想水滸伝をやるユーザーのほうが多いでしょうから、ある程度はRPG慣れしているユーザーもいる、ということを加味するのであれば、今作の作りは、あまりにピントがずれている、と見るしかないようです。

始まりの物語、ということで今まで流れてきた八葉や、龍神やらの物語に一応のケリがつくのかと思ったのですが、それもなく。
大御所はどう考えても硬派の意味を履き違えている。

逆に遙か4が物語重視の乙女ゲームではなかったらどうだろう、と考えてみたのですが、そうなればやはり、システムが面倒なのは否めないところ。何度も繰り返し遊べて、そのつど、小さな台詞やイベントにニヤニヤできるためには、いつでも簡単にどこからでも遊び始めて、謎や物語など覚えておく必要がないシステムでなければなりませんが、今回は当たり前ですがそれはない。
途中までの一本道はどうやっても変えられないし、見なければいけない物語がある以上、そこには自由に萌えられるわけではない、という制限がつくわけです。
私は乙女ゲームを結構な回数やり続けて、最終的に乙女ゲームに物語の比重は少ないほうがいいと結論付けたのには、昨今林立する乙女ゲームにおいて、物語が重視されるものばかりになってきた、という流れも根底にあります。
これは乙女ゲームにだけ現れた傾向のようですね。
例えば、男性向けゲームなどは乙女ゲームよりも遙かに年季がありますし、ブームそのものも、一度回って元に戻ってもう一度回ったくらい、繰り返しているものもあるでしょうが、物語重視のものと、そんなのどうでもいいもののスタンスの分かれ方が、わりとはっきりしているように思います。
現在は、わりと物語重視のゲームが(18禁においては)多いように感じられますが、コンシューマで発売されている、いわゆるギャルゲーを見る限りでは、乙女ゲームほど顕著に物語要素が強いものはないように思います。まあ、コンシューマでのギャルゲーは今現在若干下火のようですが………。キミキスの次はベビプリを待てと。(ときめもはどこへ行ってしまったのだろう)

男性向けは選ぼうと思えば、物語重視のもの、そうでないものと自分で選ぶことができますが、現在の乙女ゲームにおいて、それはありません。十中八九物語重視のゲームが多く、そのせいで私は乙女ゲームにおける物語に飽食気味になりました。

以前も書きましたが、物語はいくら深く描こうが入り込めなければそれで終わりという諸刃の剣ですので、ゲームとしての相性に非常に高いハードルを設けていることになります。
ただでさえ乙女ゲームは絵柄、声優、値段、メーカーと、ありとあらゆる情報ではじくことができるソフトであるにも関わらず、高いハードルを設けられると、たまったものではありません。
それらにおいて、何を重要視するかは、勿論プレイヤー側の好みの問題になりますが。

元々女性は少女マンガも含めて、物語性の強いもの、心理描写の多いものが好きな傾向にあるでしょうから、乙女ゲームがその方向へシフトしていったのも、あながち必然なのかもしれません。
個人的には、それも結構、だが、それ以外の選択肢もあってほしいと思います。物語重視のものもあれば、そうでないものもある。それだけのニッチの中にも多様性があったほうが、ジャンルとしても衰退しなくていいように思うのですが。
世間的なニュースですら「乙女ゲームが流行っている」などと取りざたされる今ですが、その内部では既にゲーム以外で設けるのが当たり前として、ゲームそのものはわりと、どうでもいい扱いになっているのではないかな、と思いました。


まあ、遙か4に関しては、せっかくの集大成であったのなら、1から3を全て凌駕する萌えを見せてもらいたかったところ。全てを凌駕する物語でなくていい、何故ならこれはネオロマだから。
物語と全く関係のない日常会話で、他の連中同士が話し合うイベントでこそ、ニヤニヤ成分を補給「できる」のがネオロマだから。

繰り返しプレイして遊ばせるためには、ある程度の物語の希薄さがあるほうが、どちらにせよ楽だとも思います。何故なら、別に物語が盛り上がる場面で萌えがあるとは限らないから。
そういう意味でも、今回は正直疲れちゃってリプレイする気にならないし、萌えと萌えの間隔が広いので、途中経過でゲームに飽きてしまうこともあり、やり直して物語の謎をちゃんとおさらいしようとか、サザキのあのイベントを見てみようとか、そんな意欲も起きません。大体どこで誰のイベントがあったかなんてもう忘れたよ。

稼ぎ頭であった遙かシリーズもこれにて打ち止め、昨今のネオロマニュースを見てみると、取り上げられるのは遙かとコルダだけで、アンジェリークシリーズは触れられることもなくなってきた以上、アンジェはもう二軍として、コルダもキラータイトルとしては弱いことを考えると、大御所これからどうする気なのか。
だからこそ、最後の遙か4はきっちりユーザーに、深夜、親の目を盗んでヘッドフォンでプレイすることを強制するくらいの、人の目をはばかるソフトとしての満足度を重要視してもらいたかったところです。私は堂々と親にこのイベント泣けるぜ、と説明できる乙女ゲーよりも、変態とののしられようが自分が満足できる、同じ趣味の人以外には絶対にお勧めできないソフトでいい。あくまでニッチな世界観のままでいい。

ただこれは、私の乙女ゲームに対する意識が、明らかに低下していることも踏まえての評価になりますので、乙女ゲームへの意欲がうなぎのぼりだった頃に比べると、遊ぶ側としての私にも楽しめない責任があるとは思います。

もうやっぱり、純粋に乙女ゲームであれば全て遊ぶ時代は終わったな。嫌、とっくの昔に終わっていたのは百も承知ですが、改めて自覚しました。

その中で、『三国恋戦記 ~オトメの兵法!~』に何故興味があるかといいますと、頭使う必要なさそうなノリと、三国志、というバカでっかい下地があるからです。
この場合、このゲームにおいての物語がどうのというより、三国志の物語に初めから興味がある時点で、スタートから有利な立ち位置にいるゲームなのでした。

ああ、逆に物語なんてあってなきようなものっぽい、『遙かなる時空の中で ~夢浮橋~』なんかは、別の意味で購入してもいいかもしれませんね。どうしてもDSで乙女ゲームをやる気にはなれない(というか、根本的に携帯機でゲームはしたくない。疲れるから)ので、購入するか否かはまた別の話ですが。
少なくとも、現在情報として明らかになっている乙女ゲームで、関心があるものといったら、これらくらいです。
他にも山ほどソフトがあるのは知っていますが、特別関心を向けることもなくなってきました。

とりあえず今現在は、底値も底値になった『スパロボOG外伝』が届くのを待つだけです。
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ネタバレに過剰な配慮はしません。自己責任において閲覧ください。警告しました。
以下、空欄を空けた後記述します。 サブキャラクター感想です。



























サブキャラクター感想。
■岩長姫
元々顔が怖いので、さしたる興味もなく。ドーラおばさんは大好きなんだけど。多分ベラベラしゃべるからだよ、おばさん二人が。


■足往
狼少年は主人公のために色々頑張ったというお話でした(酷い感想)。普通に大団円を迎えないと、あまりにつまらないまま終わるので、こんなならこのキャラクターを作るなと思わず言いそうになりました。


■道臣
彼は通常ルートを通っても、わりと主人公をごく普通にフォローしてくれる得がたいキャラです。布都彦と神子に囲まれ、柊まで現れたときに「貴方まで………私に何か御用なのですか」と困惑気味に言ったとき、お前は素直すぎると思いました。優しい割りに顔に出る男、道臣。ちなみにこのイベントでは、柊が大岩転がしたときの作戦の準備がにおわされます。
みんなのお母さん道臣は、神子にも色々気を遣ってくれるのですが、そこにサティ付きのエイカが現れ、小刀を渡し、戦の現況である神子を殺せと迫ります。その前に狭井君を殺したらどうだろう。
本当に苦労性で気の毒です。どうしてもワリ食うタイプ。
「そして、この命ある限り私の全てを貴方に。貴方をお支えすることが、私の何よりの喜びなのです」
一人称「俺」の男が言うのと、「私」の男が言うのとでは、意味合いが微妙に違ってくるのが面白いですが、私は「私」が言う所有物にしてください発言のほうが盲目度が高そうなので、ニヤリとできます(笑)。
別に悪くはなかったですが、そりゃ淡白なのは致し方ないかと。


■夕霧
「悪い男に騙されちゃいかんよ」
この時点で多分もう山ほど騙されてますよお嬢さん。
どうにも胡散臭さ漂います。大体、何の関係もない一般人がこのメンバーにいること自体がおかしい。ほら、サスペンス劇場でちょっと有名な役者さんがいると、その人犯人ってすぐわかるような感じというか。
まあ案の定なんですが。しかし、それにしたって、最後正体バレしてからのグラフィックが無い、かつ、ポリゴンも官吏と一緒って、それどんな手抜き?
あーわかったよ、追加ディスクで補完されんだろ?(完璧にやさぐれました)


■シャニ・皇
男前、末恐ろしい度ではぶっちぎりのシャニです。嫌いじゃないです。というか、奴の顔は卑怯です(可愛いというよりは男前だ)。
預言書を逆手に取り、「では自分が今から日記に未来に起こる出来事を書いたらどうなるのか」と思うシャニ。どこぞの変態よりも頭いいですね。
まあそんなの反映されなきゃそれまでなんですが、「誰もが助かる平和な未来を書いた」っていうのが泣けるじゃないですか。子供ならではの反則技ですよ。
で、結果皇がああだこうだ言っていた「黒き手の王」とやらは、それもやっぱり主人公であることがわかります。ああだこうだ詰め込みすぎだ!
その結果、皇は助かり、未来はサティを除いてシャニの思い描いた通りになるというED。
さわやかではありましたが、ぬけぬけと平和になるんじゃないと黒い私は思いました。


■カリガネ
料理上手のポジションは、一度皿から取ったものを戻すことは許しません。ぼそぼそしゃべるわりに、感情の起伏が激しくて面白い。
昔はどんな子供だったのかという問いに対し、
「………サザキがいたずらを思いつき………いい加減な計画を私が直す………サザキがへまをして見つかり………二人とも怒られる」
どんだけ可愛いんだお前ら!
見事な相乗効果ですね。その後、過去を思い出し沈む主人公に、「この前の改良型だ」と言ってお菓子を渡すカリガネ。
「全部やる」
ちょ、おま、ちょ、メインの奴らよりも萌える。
他にもいちいち会話が可愛くて、日向の一族の翼の説明の際には、
「遠くまで飛べる翼を持つもの………高く飛べる翼を持つもの………」
「カリガネはどんな翼なの?」
「オレは………遠くまで飛べて………高く飛べる翼だ………」
とか。
ただ、ワレモコウという秋の花を摘んで、何故かそれを主人公に触れて欲しくないそぶりを見せます。その行為が無駄だというサザキに対し、
「………期待していろ。夕食はツクシの卵とじだ」
と言い放つ可愛さ。
結局ワレモコウは過去の女が好きだったかららしいんですが、そのまま終わるわけもなく。
やはりその女性はどうやらカリガネたちをかくまったため、亡くなったということがわかります。
「私が怪我などしたから………この………翼のせいだ」
「そんなふうに考えてはいけないと思う」
「………死ぬよりましだ。私は………この翼を呪う」
結果、その女もカリガネの翼が好きだった、といって静かに笑うわけですが、これはもうあれですよ、主人公になびいちゃいけない。
奴はその女に準じているほうが萌えだよ。
まあそうはいいつつも、ファンディスクか何かでしっかりイベント追加されてラブラブED迎えられるんでしょうが(遠い目)。
しかし、このルートの主人公は押しが強いというか、「私はこう思う」みたいな意見の押し付け的な雰囲気が強いですね。これも時代か。
即位後主人公に花束を持ってきてくれます。
「………君が好きな花を知らない。だから………咲いていた花を………すべて摘んだ。………教えてくれ、君の好きな花を………」
日向一族は一族郎党罪作りですね。どんな教育を受けてきたのでしょう。
そして旅に出たカリガネはまた戻ってきます。
「………君は変わらない。………いや………綺麗になった………」
「ま、前のカリガネはそんなこと言わなかったわ」
「前から………そう思っていた」
ケー!(奇声)
まあこれは夢オチなんですが、帰ってくるもうすぐ、という明るい終わり方で、メインよりナンボかまとまってると心底思いました。しかし、なんでわざわざ昔好きだった女の話なんか入れ込むかなあ。そこには普通萌えはない。


■ムドガラ
土蜘蛛の遺跡で出会い、かつての伝承を教えてくれます。
「行かれませ。過去に捕らわれて歩みを止めてしまうのは、もっと老いてからでよい」
ちょ、何気に萌えるんですが!
やっぱり紳士的かつ常識人は私の中でポイントが高いです。
結局今の中つ国は、初代の神子がいけにえになってから、人間同士の間で争ってできた国であるとわかります。まあそれはそれ。
そしてムドガラは五年前の戦で、主人公の母親を殺した仇であるとわかります。でも正直、あまりいい母ではなさそうかつ、覚えてない立場としては、衝撃も結構人事です。私の中では。
「龍神の神子、息災でな………」
そうだよ、時代劇好き、おっさん好きの私から見ても、ムドガラはおしゃれな発言をしちゃいけない。その点においては硬派で逆に萌えますね。
最終決戦間際、ムドガラとの会話。
「歴史は絶え間なくつむがれていく。振り返ることなど知らぬ。これからは、あなたが新たな世を作るときです。迷ってはなりませぬ」
「星よ、もうひとつだけ願いを聞き入れてはくれぬか。どうか、姫の瞳に宿る光が永遠にかげることのなきよう………」
普通だ! 普通の会話だ!
確かに萌えは無いかもしれませんが、普通の物語には普通の会話が必要だと改めて思い知らされた瞬間でした。キちゃってる人々の群ればかりでは話なりたたん。
そして、最終決戦でムドガラは皇の前に現れます。
「ずっと、陛下に付き従ってきたのです。陛下の側こそが、私のいるべき場所なのだから」
真剣に涙ぐんだ。
じじい二人の抱擁がおかしかったなんて言わせねえ!(苦笑)
結果、皇は正気を取り戻し空に消え、ムドガラは常世の地に戻ります。主人公の御世の安泰を確信して。
私申し訳ないんですが、どこかのメインよりも何倍も萌えました。


■ナーサティア
途中で炎のかけらがどうとか出るんですが、一番初めに持っていたのかすら覚えてません。繰り返しプレイすると結局自分がどんなルートをたどってどのフラグを無意識に潰したのかなんて日々の果てよ。
結局EDを迎えても別に何もなかったんですが。なんなんだ。これ幼い頃に主人公を助けたのはわかるんですが、逆にこいつが主人公を助けて時空を飛ばした、くらいでも良かったのでは。結局こいつのせいで記憶を失ったってことなのか? この人の氏素性に関しての決着ってなかったですよね?
ネオロマ要素があまりにもなくてキャラクターとして判断のしようがありませんでした。
こいつがあれですね、移植でイベント補充の筆頭にあげられるキャラなわけですね。


■リブ
第二章で出会ったとき、こともあろうに、風早に似ているというとんでもない理由で関心を持つ主人公。似てませんよ! リブのほうが現実主義だし、ロリコンでもない!
どうやらリブは発明家らしく、たたら場にこもりきりのようです。
「そのくせ、手伝ってくれるわけでもありませんしね。おかげで外はあんなにいい天気なのに、たたら場にこもりきりです」
上司の愚痴をこぼすリブ。新鮮です(笑)
結局兵器を作っているのですが、どうせ戦うのなら少しでも犠牲がないように早く終わらせたい、そのために自分の得意分野を活用する、貴方の臣下が貴方のために戦いたいと願うように、私も私の主が王になる姿が見たいのです、と実に淡々と言ってのける姿に惚れた。
ここで善悪の話にならないのがいいですね。お互い様ってやつですよ。
アシュヴィンを馬鹿にされて、「あの方は怒っていませんよ。むしろ腹を立てたのは私のほうかもしれません」と、開眼。
怖い! 怖いは正義!
室生に私情も含めて援軍に行く直前、リブの元を訪れます。
「なんだか急に、リブの顔が見たくなっただけ」
「………や、普通なら喜ぶべき言葉なんでしょうが………迷ってますね?」
お前の開眼は出をわきまえすぎている!
そしてここでお茶を入れてくれる立ち絵(!)が出るんですが、So cute! 超可愛いなにこの物体!
「さて二ノ姫、ここには私のほかには誰もいません。どうでしょう? 心のうちに積もることをきれいに吐き出してみては? あ、私は何も聞きませんよ。すべて、あなたの独り言です。辛いことを心に入れっぱなしにするのはよくありませんよ?」
こいつは年齢上位向けだ!(苦笑)
わかってる、ティーンの人気は得られない。だが、私はティーンの頃からこういうキャラクターが大好きだ!(胸をはれ)
その後、主人公が「戦いがいやだった」と吐露するのも「や、そうですね。貴方は頑張りましたね」とうなずくのみのリブ。
つらいのは無理もない、敵国の人々のことを厭わないからだ、と言うリブに対し、「リブは怖くなかったから。だからそのおかげだ」と告げる主人公。
「少しは、私も両国の友好に貢献できたってことですかね?」
「ええ、とっても!」
「や………これは………まいりましたね、そうきますか」
フラグの立ち方まで可愛いなあ、お前!
リブは穏やかそうに見えて、惚れた相手は手段を選ばず己のものにするタイプだと信じて疑わないので、きっとラストに恥ずかしい告白をしてくれるんだと、今から超楽しみです。

決戦間際、リブは命を捧げる方を既に決めているのだと告げます。
「や、たとえばあなたと殿下が同時に危険な状況になるとしますよね? その時、私は迷わず殿下をお助けする………そういうことです」
そこで主人公が「仕方がないわね」と言うと、
「え、いや違うんです」
何が違うんだ(ニヤニヤ)。
「もし、私に命が二つあれば、一つは貴方に捧げられるのですが………主君は、ただお一人なので」
「じゃあ、私は何なのかしら? だったら私………リブにとって私って………」
「それは、や、なんといったらいいのでしょうね。これが命と忠誠以外のものでしたら、貴方に捧げられるのですが………」
愛! 愛をください愛を!
なんかこういう男はむしろ、こっちが捧げてやるぜ貴様にな! と鼻息荒くなってしまいますね。恥ずかしい告白はなかったですし、厳密に奴の所有物になった(苦笑)わけではありませんが、これはこれでよかったです。
しかも最後奴は自分の発明で助けてくれました。
「二ノ姫ーっ!」
普段声を荒げない奴の絶叫はそれだけで萌える!
こういう部分はやっぱり声付きで聞きたいですねえ。

大団円では、都に会いに来て、
「待てど暮らせど貴方が常世の国にいらっしゃる様子がなかったもので………即位の儀の言葉はいわゆる社交辞令だったのかもしれないと」
なんて可愛いこと言ってくれました。
「どうも気がせいていたようです。早くお会いしたくて」
俺もさ!
「両国が落ち着く日も、そう遠くはありません。そうればまたこうして、会える時がくる………いえ、会える時が増えます。そうしたら」
「そうしたら?」
「私の忠義と、命以外のすべてを………あなたに捧げてもよろしいでしょうか? 私の愛情は全て、貴方一人に捧げたい………そう思うんですよ」
「あ、愛情って」
「や、意外でした? おかしいですね………自分ではとっくに、さわりくらいは申し上げたつもりでいたのですが」
ケェェェー! 萌えるー!
「二ノ姫、実を申しますとね。こうしてあなたと過ごすときは、殿下の傍に控えるときと、甲乙つけがたいのですよ。あなたの態度次第ではうっかりすると逆転するかもしれません」
逆転! 逆転神子!
「はは、冗談………いえ、軽く本気ですけどね」

元々好みではありましたが、半端なく萌えました、リブ。
話としては別に謎に関わってくるわけではないし、一介の兵士としての会話なのですが、立場なんぞ関係なく、奴が魅力的であればそれでいいとこの短いイベントの中で良くぞ納めた! これぞ台詞の妙ですね。
そうなると、あんだけイベントがあるメインの奴らが何故ああまで萌えないのか逆に悲しくもなりますが。
ともあれ満足です。
あああああファンディスクが出たらリブのためだけに買ってしまうかもしれない………(重症です)(だがファンディスクというのは本来そういうもんです)。
ネタバレに過剰な配慮はしません。自己責任において閲覧ください。警告しました。
以下、空欄を空けた後記述します。風早トゥルーEDです。



























この後、大団円を一通り見てみたりしたんですが、ここでもサザキとアシュヴィンの優遇されっぷりを見た。
アシュヴィンはアップで攻めてくるし、サザキは純粋に一つのイベントとして普通に萌えるし。今回アレか、この二人以外はひやかしか。
そして柊のイベントに違和感。これはどう考えても、ノーマルEDを迎えた後の行く末ではないですか。逆にこっちの方が、らしいったらそうなんですけど。いまだに柊の性格がよくつかめません。いっそ、ただのタラシであった方がナンボか良かった。
やっぱり柊のシナリオの意味不明さは果てしないですよ。奴は星の一族だ、だから未来が読めるんだ。それはいい。で、未来に主人公が勝つことを知っている。で、それでどうして特別にお前が肩入れするのか、こっちはまるでわからないし、「わかっている上での行動」にいちいち勿体つけてるのもわからない。そして、滞りなく未来を進めてどうしたいのかもわからない。もう奴の行動理念全てが普通に意味不明ですよ。
何故わかった未来がある、その上で主人公を特別に大切にしたいのか。
たとえば、未来を知っているから自暴自棄になって、それでも運命に抗う主人公を見て、自分の生き方を変えるほどの衝撃を受けて、神に立ち向かう、というのであればわかりますよ。でも別に自暴自棄になってるふうでもないし、その知識を出し惜しみとかではなく、わりと当たり前に使って………使って………使っているのかどうかもよくわかりませんが(大体予言の書って、どういう書き方されてるのかもわからん)ともかく、奴なりに使ってるつもりなら、別に運命に立ち向かおうとかそういう気もなく、そして最後を見ても「貴方は黒龍を倒す」ということを、確信していてそれに向かってまい進していたというのであればなおさら、お前が向かいたかった結末がわからん。自分の死を知り、主人公だけでも守りたい、未来に向かって進んで欲しいと解釈しても、それこそ、予言で助かることが決まっている人間を「助ける」ことに何の意味があるんだ。それは善意でもなんでもないし、奴を見る限り主人公を惑わすことはあったにせよ、ためになることを言っていたとは到底思えない。
このシナリオ、本当にどういう意味で書いたんでしょうね。主人公が柊に惚れる理由も、柊が主人公に惚れる理由もまるで見当たらないんだよなあ。
本当に、運命に対してやさぐれ、酒びたりになっていた男が、逆に主人公の不利になるようなことばかりいい、その結果運命に抗おうとしたが、結局ひたむきな姿勢にうたれて、自ら運命に立ち向かうくらいのわっかりやすいシナリオだったら良かったのに。上級者向けというよりは、レベルEだぜ。

ここまでくると戦闘がかったるいのは勿論ですが、力の流転を利用してパラメーターを上手く配分するのにも必死です。みんな丸いのばかり欲しがるんだよ! 四角いのも欲しがれ!(陰陽すら覚えていない)


さて、前置きが長くなりましたが風早です。
正体をついに尋ねるわけですが、もうわかってるのはこっちだけなのですが、やはり白い麒麟でした。
そこでこの世界はループし続けており、いくつもの歴史が同じように意図的に繰り返され、そのたびに、二ノ姫がいけにえに捧げられ国が生まれる、という出来事が続いていたとわかります。ひぐらしか。
麒麟は人の性をはかるために、白龍に言われて地上に降り立ったらしいです。一度は人は滅ぶべきだと思った。けれど、そうしなかった。
「あなたがいたからです」
直球ー! 嫌いじゃないぜ、こういうの!(笑)

しかも中つ国では既に、「本当は王にも龍の声は聞こえない」ようになっていたのに、主人公だけがそれをはっきりと「言ってしまった」ために、隔離されている事実がありました。虐待か。
でも、白龍が眠っている以上、確かに龍の声なんて聞こえなくて当たり前なんですよね。………一ノ姫と羽張彦の立場は………(泣笑)。

「俺が誰なのか、どうして貴方を守るのか。それだけは絶対に問わないでください」
幼い日の約束は破られ、そして風早は去ります。
主人公の記憶喪失設定はこのためだけにあったのかと嫌な確信をした今日この頃です。


第九章 神々の選択
いきなり酷いポリゴンで白龍登場。
私、今まで酷い酷いと思いつつ、キャラクターや戦闘のポリゴンは別に見ちゃいないのでどうでもいいったらいいと思っていたんですが、神々までこんな姿に。
そして白龍と麒麟(風早)が人を滅ぼすための話をしています。何故か声付きで。お前………この前の正体バレイベントで声なかったのに、何故麒麟で声がつく。
しかも、選択肢まで出やがった。お前、何でこっちが風早の立場で麒麟の選択肢選ばにゃならんのだ!
「駄目だ!」
と、超野太い井上ボイスで叫ばれたときは、思わず全てを許しそうになってしまいましたが。

世界は自身とともに崩壊しつつあるので、空飛ぶ船に人を集めよう、という話になります。ノアの箱舟EDだったら激しくへこもうと思います。
結局龍神の元へ行くことになるのですが、どうも神の位置づけがよくわかりません。朱雀の力を借りて風早が船を動かしているのですが、そうなると、龍神って絶対の存在じゃないんじゃ。


終章 消滅の日が来ても
ここでどうやって龍神の世界に行ったんだよというツッコミはなしとして、主人公は「平和を求める心に偽りがあるならこの矢を自分に向けろ、ないなら平和を」と誓いを立てます。それを理由にして龍神と戦うわけですね。
結果勝利するのですが、世界が新しく生まれなおすから十年のときがなしになって、風早の存在もなしになる、ということになるんですが、何故だ。

結果十年のときを経て、一ノ姫と羽張彦が生きて王になっていたという事実だけは評価したいと思います。ぶっちゃけ、主人公のカップルよりも何倍も応援したい。
結局人に生まれ変わった風早と出会い、主人公は記憶を取り戻しハッピーエンドというやつですね。どうやって麒麟が八葉になるのかと思ったら、人に生まれ変わって改めてなるのか、なるほどね。

「俺は、貴方を失えない」
萌えたぜ、この台詞。
失いたくないとかじゃないのが、また。 ただまあ、個人的には麒麟のまま神のまま人と恋愛してもらいたかったところですが。
何故幼い頃の記憶がないのか。
「神に抗い運命を超える」というキャッチフレーズはなんのためか。
他の連中のEDを見る必要性があるのは何故か。
一応の決着がちゃんとつきましたが、デフォルトヒーローとしての位置づけができてしまった八葉は空しい。
こうなると、風早以外の連中は全部神が世界を試した踏み台、みたいになってしまいますしね。別に物語重視じゃなきゃ、要所要所で萌えられればそれでオッケー! といえるんですが。
風早はー性格的にもっとうんと抜けててもよかったかもしれません。過保護度合いが病気とか。(おい)
わりと個性が薄いまま終わってしまいました。麒麟だと正体がわかってからが真骨頂ではなく、麒麟とわかる前こそが、奴に対してこちらが執着する理由を生む大事な時間だと思うのですが。

立ち絵もせっかくきれいなので、やはり紙芝居方式ではなく、上半身をちゃんと切れないで見せてもらいたかったところです。今までの遙かシリーズって、立ち絵の美しさとか、「友雅の照れ顔は最高ですよ」という楽しみ方は絶対にあったと思うので。ぶった切られていると、人が人と並んで立っている、みたいな見方がしづらいんですよね。


最終的に、奴はやっぱりロリコンだったという意識も変わりませんでした。やっぱりあれだよね、麒麟が幼い頃姫に助けられて、それで、っていうのはいいんだけど、あえてその上で特別な感情を持つイベントとか欲しかった。この世には可愛くて優しい子供はいっぱいいるわけで、どうしてその上で主人公だけ特別に思ったのか、とかね。


今のところの順位
物語 遠夜=アシュヴィン>サザキ>風早>ムドガラ>布都彦>カリガネ>柊>忍人>>那岐=夕霧 風早ノーマル
風早は正史だと思うのですが、この順位はあくまで萌えに基づきます。

キャラクター 那岐の師匠>サザキ>カリガネ>アシュヴィン>リブ>遠夜>ムドガラ>忍人>柊>風早>布都彦>道臣>柊>那岐
風早はなんだろう、とにかく霞のような印象しか生まれませんでした。人を愛するが故の苦悩とか、あまりないので。やはり今回途中経過が凄く惜しい。

最終的な萌え台詞 「ありがと」
今のところ習得時の風早の声がぶっちぎりです。
結局初手に感じた印象って変わらないものですな。
ネタバレに過剰な配慮はしません。自己責任において閲覧ください。警告しました。
以下、空欄を空けた後記述します。今回はアシュヴィンです。



























むしろ、早く落しておけば、サブキャラがことごとく落せるようになり、経験値ももっと早くにもらえる状態になったのに、と、ゲームに飽きてきた私は思うようになってしまいました。
いや、だが後悔はさせない程度の萌えを頼むぜ。
しかし、戦闘のオート機能が欲しい………。スキップしていちいちアクションを見ていないので、かったるいだけです。
一章からやり直します。フラグは立ってますが、イベント見れないの悔しいじゃないか。さすがにここまで頑張ってきたのに。
しかし、アシュヴィンは完璧超人ですね(表現が古い)。
あの笹百合イベントなんて、できすぎですよ。いつの間に惚れたのかって? それは初対面で弓を持って向かってきたときさ!(笑)
「互いのことなど知らねばよかったと、思える日が来なければいいのだがな」
そんな台詞をはきつつ、口調や態度は平坦、というのがまた萌えます。感情の幅に揺らぎがなくて、でも持ってるポテンシャルがはなっから常人より高い人間は恵まれてる。
女のために国を捨てる、もいいですし、そのために苦悶するのもいいですが、父王に「出雲を攻めろ」といわれて、内心どう思っているのか知りませんが、おくびにも出さないアシュヴィンがカッコいいです。いや、実際奴はそれほどうろたえてないと思いますが。
主人公のことはそれなりに特別だけど、国を立て直すという考えのほうがもっと大切っていうか。色恋も国も全部同じ思考で考えられるっていうか。どっちが上か、下かで区別する人なんでしょうな。恋は別格じゃないんだぜ!(盲目な奴はそれはそれで嫌いじゃないぜ!)

熊野でアシュヴィンとの婚姻を迫られます。
まあ妥当ったら妥当で平和裏な解決方法でしょう。別に相手がブ男とかじゃないわけですし(酷い)。
主人公も判然としないまま割り切り、アシュヴィンは最初から割り切っているので、特別萌えポイントというものはありません。個人的には「これから何をすべきか考えていた」という主人公の発言に対し、
「そうだな、いや、いちいちお前に話すほどのことでもない」
というアシュヴィンの返事は、絶対子作りだろうとネオロマにはあってはならない想像をしたくらいでしょうか。
つうか、結婚後も寝室は別々とかなんですかね? 政略結婚であればあるほど、子供って求められますよねえ。


第八章 常世の后妃
「まあ、あの花嫁殿が到着したら、適当にもてなしてやれ」
「ええ、そのつもりです」
アシュヴィンもリブもいい仕事しすぎです。
特にリブは完璧わさびアイスクリームだな。
常世の国に来た主人公ですが、戦の準備で忙しいアシュヴィンは気にもとめません。心配で探しに出た主人公にもそっけない態度をとり、泣かせてしまいます。
「大体こんな場所で王族が感情をあらわにすれば、みなが動揺する。わからないのか?」
「ご、ごめん………私、部屋に行くね………っ」
「? なんだあいつ………。………くそ………っ、何で、泣くんだ」
そう、わかってた。ネオロマの攻略対象が完璧超人であるわけがないと………!(笑)
結局ここまできて女の涙に弱い、もとい、惚れた少女の涙に弱いアシュヴィンでした。王として全体を見渡すことはできるけど、個人個人の気持ちを慮れないタイプですな。天然だ。
ちなみに、怒るパターンも見ものです。

「心配してたんだよ!」
「心配? 何がだ? 国のことなら………」
「違う! アシュヴィンが心配だったんだよ!」
「何を怒ってるんだ突然。俺がお前に心配されるようないわれはないだろう」
「私は………貴方がいなくなったって聞いて、姿が見えなくてずっと心配で………アシュヴィンの馬鹿!」
「ば、馬鹿ってお前! 子供か、あいつは………!」
むしろお前が子供だ!
これくらい主人公は、女の子していてもいいですね。特に今作の主人公は、徹頭徹尾無個性で、女の子らしさの強調がないので。別にベタベタして欲しいとかそんなことはないですが、女の子と男が恋愛するわけですから、やっぱり「女である」ことのイベントとか、個性って大事だと思うので。

しかもその後、壁越しに誤りに来るアシュヴィン。
「悪かったな。お前が俺を心配するなんて、考えもしなかった。そういうこと、わからないんだ。お前が部屋から出てきてくれないのは………心配、なんだ。こんな言い訳じゃ………扉を開いてはくれなんだろ? だから謝るよ―ごめん」
ですが、どうやっても心配をかけてしまうというアシュヴィン。
「だから、こういう約束でどうだ? 俺はいつでも、お前のことを考える。お前が何を思い、どんな気持ちを抱くのか、いつも心に問いかける。だから―どうか、この扉を開けてくれないか」

しかしその後、「じゃあ、また明日ね」「ああ、お休み」で終了。

お前! お前そこは部屋に入ってせめてチューの一つでも!(欲求不満の怖いプレイヤーの成れの果て)


第九章 夕闇に沈む戦場
色恋沙汰が絡むと、途端に子供っぽくなるのは、仕様です。
まあ、そんなこといったら全てのキャラクターがそうなんですが。
皇を攻める主人公たちですが、結果敗走し砦に立てこもることになります。
その前にリブがあの世に行きそうになったときは、お前もまた時空を超えて命助けポジションか! と正体不明の憤りが沸き起こりそうでしたが、そうはなりませんでした(苦笑)。

主人公だけ逃がそうとするアシュヴィンに、
「ずるい………自分だけ安心するなんて、ずるいわ」
「何を言ってる。ずるいだなんて、お前変だぞ。ここを抜ければ生き延びられるんだ。なのに………泣くなよ………お前に泣かれるとどうしていいのかわからない」
こっちはお前のそんな様を見せ付けられて、どうしたらいいのかわからない。なんでここまで優遇されているのかが。
スチルも綺麗ですしね。いえ、今回のゲームスチルに関して言えば、どのキャラクターもちゃんと頑張ってます。立ち絵も綺麗ですし、アップになったとき見ごたえが非常にあります。衣装や色彩など含めて、3よりも4のほうが好みです。3はデザインと色が奇抜すぎた。


終章 天に弓ひく
改めて見ると、アシュヴィンてルックスかなり子供っぽいんですね。年齢を見て23歳に納得。そして、恋愛モードに入るとティーンでも納得。普段との落差、これも英才教育のたまものか………。常世は恐ろしいところだ。
仲間とも合流し、見事敵軍を退けます。
しばらく見ない間に、主人公とアシュヴィンが超ラブラブになっていたのを見た他の仲間連中の気持ちが知りたい。

「やれやれ、俺の妃はたいそうご立腹のようだ。お前の命運、ここでつきたな」
黒龍との戦闘で一番萌えた台詞でした。奥方とか、妃とか、揶揄して言われると萌えるよね。
「我が父も、妃も、貴様の好きなようにさせん」

その後、何故か洋装のウェディングドレスを着たスチルでエンディング。

「目をそらすなよ。俺が気恥ずかしくなるだろう。お前のことを愛してるなんて、こういうときじゃないと言いづらいじゃないか」


皇子様とお姫様は幸せになりました、というとても真っ当なルートで、萌えも正しき萌えでした。(正しくない萌えってなんだ)
こりゃ、アシュヴィンが人気が出るのもわかるなあ。
シナリオとしてもまずまずまとまっていたので、後半のデレ期を受け入れるか否かで評価が違ってくると思います。結果、完璧超人だった青年は、ただの天真爛漫な少年だった、という感じでした。
個人的に、キャラクターとして強い思い入れはないですが、このゲームの中では珍しくちゃんとネオロマしてたルートなので、万人が楽しめると思います。皇との決着もちゃんとつきますしね。


さて、続いては一通りのサブキャラを落した後、風早トゥルーEDいきます。何度見ても、トゥルーEDという言葉にイラっとくるんですが。


今のところの順位
物語 遠夜=アシュヴィン>サザキ>ムドガラ>布都彦>カリガネ>柊>忍人>>那岐=夕霧 風早ノーマル
遠夜とアシュヴィンは謎担当と、ドラマティック担当(苦笑)で上手くできていたので、個人的には同率です。

キャラクター 那岐の師匠>サザキ>カリガネ>アシュヴィン>リブ>遠夜>ムドガラ>忍人>柊>布都彦>道臣>那岐
リブは一般人代表として輝いてました。
忍人はEDでへこんだ、というのもありますが、実際イベントを抜粋してみると、特別主人公に好意を向けていたのがよくわからんという印象が強いので、キャラクターとしてではなく、ネオロマキャラクターとしてこの評価。
恋愛抜きだとそれこそ、メインの奴らはサブに負ける。

スチル アシュヴィンの「二人の皇子」
恋愛スチル差し置いて破壊力が半端ねえ。
元々私は、並び立つ図、というのが個人的に大好物なのです。前述しましたが、今回は3のときみたいに「譲を作った奴つれて来い」という憤りもなく、どれも安心して見られます。強いて言うならアシュヴィンと遠夜がこれも優遇されている気が。シチュエーションもそうですが、色味のセンスが美しいです。サザキと布都彦はスチルにすると奴らの衣装の凄さが如実にわかって身もだえします。逆に、風早は今のところいかんともしがたい。
そして、柊と那岐はスチルも結構冷遇されているような気がします。
いえそれでも、3よりは比べようもなくマシ。
ネタバレに過剰な配慮はしません。自己責任において閲覧ください。警告しました。
以下、空欄を空けた後記述します。やっときました、サザキです。



























名前がカタカナということはイノリポジションなんでしょうが、奴は周囲にいる奴らがおいしすぎるという物凄いオプションを引っさげて登場です。
ここで三章をやり直していたら、布都彦が信じるなら柊を信じる、という選択肢を選んだ時点で、「やはり姉妹で好みも似ていらっしゃる」といわれ、なんかすげえ萌えました。
萌えたというか、盛り上がったというか。別に布都彦が好きだとかそんなんじゃなく、どう考えても、羽張彦男前だったんだろうなというのがわかって面白いというか。

祭りの夜、腕輪について礼を言う主人公に、
「あー、まあ、いんじゃないか。いやでなければつけとけば」
と突っ張るサザキが可愛い。
おまけに、
「このまま二人で戻ったらまずくないか。祭りの夜だし、まるでオレらが………その、なんつうか………」
どんだけ純朴少年だお前!
久々に、ニヤニヤタイム楽しませてもらいました。ネオロマはこうでなくっちゃ。

息抜きとして、手作りお菓子まで持参して主人公を笑わせてくれようとしたりとか。
「だから、ため息つきたくなったら言ってくれ。オレがあんたを笑わせてやる。いつでもあんたのそばに飛んでってやるって」
お前、偉いよ。
いや、性格破綻者や、どっちが守ってんのかわからねえみたいなキャラクターじゃないって、偉い。
仲良くしていた姿を、官吏に見咎められるんですが、このパターン前にも見たような。

第七章 橿原宮を盗み取れ
本当にドロ臭いセンスのゲームですね。誉めていいのか悪いのかは微妙ですが。嫌いじゃありませんが。
サザキに心奪われる主人公を排除しようと、官吏たちが画策してます。こういうイベント、もっとたくさんあるといいですね(さわやかに)。
毒矢に射られ、橿原攻略は失敗します。それ以降、サザキの表情が怖い顔になるのが、私的に嬉しい。
「大丈夫だ。これ以上あんたを傷つけさせやしない。後のことはオレが全部引き受ける」
そして、主人公が死んだと見せかける手段を講じるサザキ。お前、そんな頭あったのか………!


第八章 まつろわぬ民
「風早………せっかく宮に来て、動き回りたい姫のご意向に逆らうのもいけませんね。では、不肖ながらこの私が姫の足となって抱いてお運びしましょう。どこへなりともお連れいたしますよ」
「な、なりません、姫!」
「風早には許せても、私ではいけませんか? 何故?」
「理由はしかといえませぬが、柊殿がおっしゃるといかがわしく聞こえます!」
笑った。
結局サザキの一族は差別され、なんとなく距離が離れます。
「姫さん、どうしてるかな。忙しそうにしてたが、あれこれ抱え込んで泣いちゃいないだろうなぁ」
お前、本当に男前だな。
しかも、日向の一族にあれやこれやと濡れ衣を着せていたのは、またしても狭井君でした。お前本当にもう消えろよ。
「だが、千尋はオレに会いたがってる。いや、オレが千尋に会いたい」
「オレだって、あんな奴らに頭を下げたくねえ。千尋をかっさらってずらかりたいぜ」
おおお男前!
その後、詮議にかけられ翼を落せとかいわれるんですが、そういう問題で解決なのか。
結果、主人公はサザキを助けるために二度と葦原宮へ足を踏み入れるなと告げます。いやあ、ネオロマですねえ。


終章 失えない宝
一人捕らわれた姫君を助けるために、窓から参上するサザキ。
そう、出をわかっている男はカッコいいのです。
その後、黒龍を倒し、「やっと手に入れたぜ。オレが欲しかったあんたの笑顔だ」と笑うサザキのルートは、やっと我々が手に入れた私の欲しかったまともなネオロマでした。
あとサザキはスチルの使い方もちゃんとわかってました。ただのイベントではなく、恋愛イベント時に使用されてこそのスチルですから。

「何してるの?」
「何してるって、見りゃわかるだろ。忍び込んでんんだよ」
「どうして?」
「どうして? かーっそうきたか。姫をかっさらうためだ」
「姫って?」
「頼むぜ、あんた姫だろう?」
そして、主人公はサザキとともに国を後にしたのでした。
これぞネオロマよ!
これがネオロマだよ! 男のために全てを捨てる、もしくは、女のために男が全てを捨てる! これが醍醐味だよ!
そしてEDのスチルが、見事お姫様抱っこスチルだったとき、私のネオロマスキルは高すぎたと自分でも思いました。ここまで予感的中するとは思わなかった。
サザキは本当に後味悪くもないし、物語の「謎」でいう部分と関係の無い立ち位置なので、やっていて楽しいです。氏も素性も謎も過去も誰ともかかわりが無いからこそ、楽しめる要素がちゃんと生かされてました。

さて次はいよいよアシュヴィンです。


今のところの順位。 物語 遠夜>サザキ>ムドガラ>布都彦>カリガネ>柊>忍人>>那岐=夕霧 風早ノーマル
遠夜は物語の根幹と上手くあっていたので暫定。サザキはネオロマとして評価。あとは押しなべて同じですね。柊なんてもう少し上手く料理できたような気がするんですが。忍人はあのEDで全て台無し。
そしてサブキャラムドガラの物語としてのデキのよさは異常。キャラ萌えとは関係なくあの少ない出番でよくまとめた!
キャラクター 那岐の師匠>サザキ>カリガネ>アシュヴィン>遠夜>ムドガラ>リブ>柊>布都彦>道臣>那岐
サブキャラ含めての感想。サブキャラは別個で記事にします。
というか今回はてきめんにキャラ萌えできない感じです。どうしたもんか。たとえば人間的に布都彦は勿論嫌いじゃないし、いい子だとは思いますが、それがイコール萌えかというと、そんなことないわけですよ。
お前消えろ 狭井君 ぬるい官吏
官吏はもう少しちゃんと、危機的状況における萌えを勉強すべきだと思います。
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