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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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コンプリートしましたので、このブログ内ではネタバレ解禁とします。なんだかんだで、40時間以上かかりました。
ちんたら効率の悪いプレイをしていたからですね。サブキャラなんて一気に落せばよかったよ。戦闘なんてみんなぶっ飛ばせばよかったよ。
最終的にクリアして、アンジェリークSpecial2と遙か2がやりたくなりました。
頭を使わなくていい、奴らの一挙手一投足に全てニヤニヤできていたあの時代に帰りたい(笑)。


「遙かなる時空の中で4」での忍人の台詞、「君が俺の死か」もそうですが、断髪式も含めて、今回シナリオ作った人は『風の谷のナウシカ』漫画版ファンですか。
どちらもクシャナにかかってるものですし、偶然にしてはちょっと共通点が多すぎるかなあ、と思わないでもないんですが。

最終的に主人公の断髪スチルが出なくて、イラっとしたんですが、これ妙に条件が中途半端なんですよね。多分またがけできる最後の四章まで均等に上げていても大丈夫で、その後、物語上で断髪式が行われるキャラクターを選ばず(まあアシュヴィンを選んでおけば大丈夫)進むと見られる、みたいな。おかげさまで私は全員クリアしても、このどうでもいいスチルが見られないかつ、不屈が覚えられないという面倒な事態になりました。
しかし、なんで主人公のスチルでこんなに悩まにゃならんのだ。
今回大団円迎えたところで、なんのおまけもないみたいなので、スチルそのものをコンプしようという気も、あまりないんですが。

大団円の章もそうですが、今回、ノーマル見て、個別見て、風早見なさいみたいなルートを強制されてるみたいで、ちょっと違和感が。
ただでさえシナリオのデキに強度のバラつきがあるにも関わらず、最初から押しなべて同じでないといけない(建前としても)八葉連中に、シナリオ以外でも差をつけるのって根本的にどうなのよ、という気はします。

シナリオに関してはーあーもうなんだか。
あまりにもバラつきがある、かつ、そのレベルも大して高くないので、どうリアクションしていいのやら。
これを言うと話が終わるんですが、普通のRPGやりたきゃ、わざわざ乙女ゲーム選ばないだろう。
乙女ゲームを買うのは、乙女ゲームをやりたいからであって、別になんちゃってRPGをやりたいわけじゃないんですよ。
私乙女ゲームユーザーの嗜好はよくわかりませんが、少なくとも、『ゴッド・オブ・ウォー』をやる人よりも、テイルズとか幻想水滸伝をやるユーザーのほうが多いでしょうから、ある程度はRPG慣れしているユーザーもいる、ということを加味するのであれば、今作の作りは、あまりにピントがずれている、と見るしかないようです。

始まりの物語、ということで今まで流れてきた八葉や、龍神やらの物語に一応のケリがつくのかと思ったのですが、それもなく。
大御所はどう考えても硬派の意味を履き違えている。

逆に遙か4が物語重視の乙女ゲームではなかったらどうだろう、と考えてみたのですが、そうなればやはり、システムが面倒なのは否めないところ。何度も繰り返し遊べて、そのつど、小さな台詞やイベントにニヤニヤできるためには、いつでも簡単にどこからでも遊び始めて、謎や物語など覚えておく必要がないシステムでなければなりませんが、今回は当たり前ですがそれはない。
途中までの一本道はどうやっても変えられないし、見なければいけない物語がある以上、そこには自由に萌えられるわけではない、という制限がつくわけです。
私は乙女ゲームを結構な回数やり続けて、最終的に乙女ゲームに物語の比重は少ないほうがいいと結論付けたのには、昨今林立する乙女ゲームにおいて、物語が重視されるものばかりになってきた、という流れも根底にあります。
これは乙女ゲームにだけ現れた傾向のようですね。
例えば、男性向けゲームなどは乙女ゲームよりも遙かに年季がありますし、ブームそのものも、一度回って元に戻ってもう一度回ったくらい、繰り返しているものもあるでしょうが、物語重視のものと、そんなのどうでもいいもののスタンスの分かれ方が、わりとはっきりしているように思います。
現在は、わりと物語重視のゲームが(18禁においては)多いように感じられますが、コンシューマで発売されている、いわゆるギャルゲーを見る限りでは、乙女ゲームほど顕著に物語要素が強いものはないように思います。まあ、コンシューマでのギャルゲーは今現在若干下火のようですが………。キミキスの次はベビプリを待てと。(ときめもはどこへ行ってしまったのだろう)

男性向けは選ぼうと思えば、物語重視のもの、そうでないものと自分で選ぶことができますが、現在の乙女ゲームにおいて、それはありません。十中八九物語重視のゲームが多く、そのせいで私は乙女ゲームにおける物語に飽食気味になりました。

以前も書きましたが、物語はいくら深く描こうが入り込めなければそれで終わりという諸刃の剣ですので、ゲームとしての相性に非常に高いハードルを設けていることになります。
ただでさえ乙女ゲームは絵柄、声優、値段、メーカーと、ありとあらゆる情報ではじくことができるソフトであるにも関わらず、高いハードルを設けられると、たまったものではありません。
それらにおいて、何を重要視するかは、勿論プレイヤー側の好みの問題になりますが。

元々女性は少女マンガも含めて、物語性の強いもの、心理描写の多いものが好きな傾向にあるでしょうから、乙女ゲームがその方向へシフトしていったのも、あながち必然なのかもしれません。
個人的には、それも結構、だが、それ以外の選択肢もあってほしいと思います。物語重視のものもあれば、そうでないものもある。それだけのニッチの中にも多様性があったほうが、ジャンルとしても衰退しなくていいように思うのですが。
世間的なニュースですら「乙女ゲームが流行っている」などと取りざたされる今ですが、その内部では既にゲーム以外で設けるのが当たり前として、ゲームそのものはわりと、どうでもいい扱いになっているのではないかな、と思いました。


まあ、遙か4に関しては、せっかくの集大成であったのなら、1から3を全て凌駕する萌えを見せてもらいたかったところ。全てを凌駕する物語でなくていい、何故ならこれはネオロマだから。
物語と全く関係のない日常会話で、他の連中同士が話し合うイベントでこそ、ニヤニヤ成分を補給「できる」のがネオロマだから。

繰り返しプレイして遊ばせるためには、ある程度の物語の希薄さがあるほうが、どちらにせよ楽だとも思います。何故なら、別に物語が盛り上がる場面で萌えがあるとは限らないから。
そういう意味でも、今回は正直疲れちゃってリプレイする気にならないし、萌えと萌えの間隔が広いので、途中経過でゲームに飽きてしまうこともあり、やり直して物語の謎をちゃんとおさらいしようとか、サザキのあのイベントを見てみようとか、そんな意欲も起きません。大体どこで誰のイベントがあったかなんてもう忘れたよ。

稼ぎ頭であった遙かシリーズもこれにて打ち止め、昨今のネオロマニュースを見てみると、取り上げられるのは遙かとコルダだけで、アンジェリークシリーズは触れられることもなくなってきた以上、アンジェはもう二軍として、コルダもキラータイトルとしては弱いことを考えると、大御所これからどうする気なのか。
だからこそ、最後の遙か4はきっちりユーザーに、深夜、親の目を盗んでヘッドフォンでプレイすることを強制するくらいの、人の目をはばかるソフトとしての満足度を重要視してもらいたかったところです。私は堂々と親にこのイベント泣けるぜ、と説明できる乙女ゲーよりも、変態とののしられようが自分が満足できる、同じ趣味の人以外には絶対にお勧めできないソフトでいい。あくまでニッチな世界観のままでいい。

ただこれは、私の乙女ゲームに対する意識が、明らかに低下していることも踏まえての評価になりますので、乙女ゲームへの意欲がうなぎのぼりだった頃に比べると、遊ぶ側としての私にも楽しめない責任があるとは思います。

もうやっぱり、純粋に乙女ゲームであれば全て遊ぶ時代は終わったな。嫌、とっくの昔に終わっていたのは百も承知ですが、改めて自覚しました。

その中で、『三国恋戦記 ~オトメの兵法!~』に何故興味があるかといいますと、頭使う必要なさそうなノリと、三国志、というバカでっかい下地があるからです。
この場合、このゲームにおいての物語がどうのというより、三国志の物語に初めから興味がある時点で、スタートから有利な立ち位置にいるゲームなのでした。

ああ、逆に物語なんてあってなきようなものっぽい、『遙かなる時空の中で ~夢浮橋~』なんかは、別の意味で購入してもいいかもしれませんね。どうしてもDSで乙女ゲームをやる気にはなれない(というか、根本的に携帯機でゲームはしたくない。疲れるから)ので、購入するか否かはまた別の話ですが。
少なくとも、現在情報として明らかになっている乙女ゲームで、関心があるものといったら、これらくらいです。
他にも山ほどソフトがあるのは知っていますが、特別関心を向けることもなくなってきました。

とりあえず今現在は、底値も底値になった『スパロボOG外伝』が届くのを待つだけです。
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