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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ウォールストリート』
若き証券マンである主人公と、その彼女、そして彼女の父親であるゴードン・ゲッコー。
ゲッコーはかつて株式市場を牛耳っていたが、インサイダー取引で服役し、娘とは絶縁状態になっていた。
主人公の勤める証券会社の社長が、汚い噂を流布されて地下鉄に飛び込み、主人公は黒幕と思しき相手に近づく。
それを影ながら応援するゲッコーの真意は、そして娘との関係は。

結論から言うと株式で儲けようとしている奴らの精神はよくわからん、といったところでしょうか。
大体からして株の知識も何もない私から見ると、こいつらの善悪の判断というか境目が全く理解できないし、それこそ同じ穴のムジナって言葉がぴったりじゃねえの? 金にまみれた男たちのアレコレを非常に冷めた目で見てしまいました。
別に金儲けに走ることが悪いなんてこれっぽっちも思ってませんし、主人公だって結局は証券マンなわけで、その上で自分の恩人を陥れたとか言われても、結局は株式という舞台で「自分の利益」のために、相手がどれだけ「汚い」手を使おうが、「それが」株式市場なんでしょ? と主人公が憤る理由に全く感情移入できませんでした。
主人公がそういったことに手を染めないのは勝手ですが、そういった手段を講じることができる「場」で金を稼ごうとするのであれば、そういった手段を取られることだって予想してしかるべきであり、それにはまってしまったのは恩人の油断というか隙であって、人として高潔であっても、証券マンとしての才覚が劣ってたという話なんじゃないのー?
ともかく、金を稼ぐ手段においての、主人公の善悪があまり判断できないというか。
主人公が青臭いっていうのはいいですし、主人公が感情論にしか訴えないっていうのも個性としていいんですが、それと「同じ穴のムジナ」になっちゃうゲッコーをオチに持ってくるのはちょっとダサすぎる。

まあ、何にせよ株の仕組みが全く分からず、噂一つで首をくくらなければいけないような市場はよくわかりません。


『狼の街』
ジェームズ・マーズデンが主役(わー珍しい)ということでレンタルして見た、劇場公開がなかった映画なんですが…なんつうか…つまらないわけじゃないけれど面白くもないっつうか…。
映画見終わった後に、あまりになんだろ、尖っている部分もなければ魅力に突出した部分もなかったので、ちょっと困惑してしまいました。
いえ、つまんなくないんですよ別に。
つまらなさで言うなら、もっと他に金返せレベル山ほどありますデビルマ…。
うーん、よくあるマフィア物で…できの悪い可愛い弟がいて…親戚のアニキと信頼関係があって、裏切るの裏切られるの、主人公は政府の狗だったりとかそういう話なんだけど…ううう本当にこれ、ってところがない映画でした。
強いて言えば、電話口の向こうで弟が首を絞められて殺される様を聞き続ける、っていう場面は印象深かったけども~。
マーズデンは精悍なんですが、元海兵隊にしてはちょっとスマートすぎるかなあ。他の人たちも知っているような知らないような役者さんが多いのは別にいいんですが、パッケージからも省かれる主要人物とか勘弁してやれよ…。


『魔法使いの弟子』
意外に大変面白かったです。
魔法使いっていう要素だけ際立って、しかも弟子である主人公が適度にお調子者で見ていてすんげえ楽。
ニコラス・ケイジが魔法使いの師匠で、こういう胡散臭い役のほうがこの人カッコイイよな、と思いながら見ていたんですが、冷静に考えるとこの人胡散臭い役以外あんまり見たことねえや。
主人公が私利私欲のために魔法も使いたいし、恋愛も大切だからこそ、ニコラスの恋人が封じ込められている壷を何とかして、自分の師匠を助けたいっていう、結果的には世界を救うかもしれないけれど、そういうことは二の次で大好きな人とはそばにいさせてあげたい、っていう実に普通の男子生徒であるのがいいですね。
おまけに理工学系で結構なオタクであって、それが魔法とミックスされているのがミソ。
誰も彼も高尚な使命とやらのために命が捨てられるような人間だと思ったら大間違い!

魔法のシーンはワイヤーアクションアリ、CGあり、そして、ディズニーの映画『ファンタジア』からのオマージュあり(この映画はディズニー作品です)で見ていて楽しいです。踊るほうきとか、水浸しの床とかね。

メイキングビデオが面白くてですね。
魔法シーンが山ほど出てくるんですが、これはCGだろうと思っていたシーンが実写だったり、CGディレクターの人が「画面をよりよくするには、CGだけではなくより効果的に実写とCGを使わなければならない」と言っていて、そのプロ意識に惚れてみたり。
映画二時間の中でも、始めに実写、途中CG、最後また実写っていう一連の流れがより映像にリアリティを出すとか、CGのプロであるからこそ、実写の大切さがよくわかっている技術屋さんたちに惚れ直しました。ただ使えばいいってものじゃない…!
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