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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ペルソナ3ポータブル』公式サイト

ネタバレには配慮しておりません。
感想が辛くなっていきます。




通常の物語も、もう10月まで来たってのに、仲間内のこのバラバラ感は一体なんなのでしょう。
通常ボケ役に徹するかと思いきや、風花が一番気を遣ってる時点で、なんかゆがんでるよこの寮にいる連中。
コミュニティも、なんていうか、通常の物語でつながりが生まれて、その結果補完されるならわかるんですけど、例えばこれコミュニティ一切埋めないで物語進めてたら、本当に面白くもないと思うんですよね。それぞれ、ただ自分勝手でそっぽ向いているっていうか。
主人公、いてもいなくてもどうでもいいっつーか。
物語の根幹には関わってるのかもしれないけれど、それとは別に、仲間連中に必要とされないと主人公の意味がないじゃないですか。特に、こういうゲームであれば。
それが今回、壊滅的に少ないんですよね。少ないどころか、あったっけ、主人公が必要とされてた事なんて。

荒垣のイベントは、今回女主人公で作られ、そこで実際は死亡するはずの人間が助かる仕様になったらしいんですが、だったらなおさら「 女主人公」だからこそ助かったという物語運びが絶対に必要だと思います。コミュニティではなくね。
そうでないと、そこに荒垣が助かるという「男主人公」ではありえなかった展開の意味がない。
女主人公だから、彼と彼女が特別な関係になったからこそ、荒垣は助かって欲しかったのですが、実際の仕様として確かにコミュニティがMAXになれば助かるのですけど、現実の物語上としては、主人公荒垣の救済に一切関わってこないんですよ。
これ、凄く勿体無いと思うんですよね。
荒垣のその手のシーンになっても、完全に主人公蚊帳の外。真田と荒垣の関係は語られても、そこに主人公が関わってくるわけでもなし。ただ傍観 して、目の前で起こる出来事を眺めているだけ。
これねえ、「私があの人を助けられた」っていう感動が凄く半減するんですよね。だって別に主人公何もしてねえんだもん。
荒垣とコミュニティがMAXになった時は、勿論嬉しかったですが、結果としてその後の救済イベントは、凄くテンションが下がりました。
なんかもう………何のためにお前と特別な関係になったんだよ………というか。いや、別に見返りのために特別な関係になりたかったわけじゃないですけどさ………。

寮の仲間たちとのイベントが希薄だったり、コミュニティがのりきれないのも、こういう点が非常に大きいと思います。
変な言い方ですが、彼らにとって主人公って、ただの便利屋なんですよね。力が強いから頑張って戦ってくれればそれでいい、ってだけの存在なんですよ。
伊織はチドリで頭いっぱいだし、真田も荒垣も天田も過去の出来事しか考えていない。ゆかりと風花は自己完結しているし、美鶴は個性が描かれな さすぎて何がなんだか今の時点ではさっぱりわからない。
コロマルは犬だし。アイギスは多少主人公を構いますが、だからこそ狙ってる感が強いので、向こうが何か思うことはあってもこっちがアイギスに何か思うことはない(キャラクターとしての面白さは別として)。
もうねえ、主人公要らないんですよね、やっている側の心象として。
実際の謎とか、実は中枢を担う(ファルロスとかそのあたり。私はP3のネタバレはもう大体知っております)っていうのは、主人公自身は今のとこ ろ知らないわけだし、それがわかってから仲間内との関係がいきなり深まったって、そんな関係に意味はないんですよ。

ゆえに、シャドウ云々一切関係ない、サブキャラとのコミュニティの方が面白い、っていうのはある意味真理なんですよね。
だって、そっちで関係構築してないから、コミュニティでしかつながりを描けないんで、逆に、一対一で主人公との関わりが描かれる わけですよ。絡まざるを得ないわけですから、そりゃあそっちのほうが、親愛の情もわくってものです。
主人公と関わりなく進む物語より、主人公が関わって進む物語とは全く関係ないイベント、のほうが面白いのはある意味当然です。

仲間内との人間関係云々を抜きにしても、今回、主人公が戦う意味が非常に希薄なので、「頑張ってシャドウ倒そう」っていう気にもなれません。 動機が薄いんですよね。命をかける理由が、まだ引っ越したばかりで人間関係希薄な連中ばかりが住む町を守ろうっていう気にはなれないですよ。
守ろうと思えるほど仲間意識もないし。
タルタロスの塔も、不気味な演出されていますが、結局は満月になると出てくるシャドウを倒すためのレベル上げの場でしかないわけですしね。
実際シャドウが出てくるのは街中だし、タルタロスはただの物体だし(この後実は、は、実はが来ていない時点では意味がない)。
こうなると、身近な人間が巻き込まれそれを救済していく、っていうP4は凄く物語として上手かったんだなあと思います。一般の人にはわからない 事件を、平行して調べていく現実世界の大人もいるし、主人公がその町にちゃんと生きている、っていう土着性がありましたしね。

次の満月までの一ヶ月間も、仲間連中のイベントもないし、学業のイベントもないしで、こう一年十二ヶ月の意味がないというか。月が変わること の意味もないっていうか。自分らが学生であることの面白みが何もないっていうか。
文化祭が台風で流れたときは、何事かと思いましたよ………。これ、ありなのか? その後の文化祭後片付けのイベントが一番学生してたって、ど ういうことだ?
まあそんな感じで、物語としては今のところ、特別盛り上がっていないといったところです。
伊織もねえ、落とせない時点でコミュニティ埋める気失せた。ただでさえ特別好きでもなかったのに(彼のちゃらんぽらんさ加減は、場を 和ませない)女主人公だからとりあえず男は全部落とすくらいの義務感でやっていたようなもんでしたから、別に彼がチドリと幸せになるのであれば別に邪魔しませんよ。好きにどうぞ、みたいな。

まあ風花のイベントは、面白ネタとしてまあまあ楽しめます。
他は、何気に生徒会のコミュとか好きですね。極端だけどああいう考え方は嫌いじゃない。
「………女子なんだから、暗い道には気をつけてな」
には、実は萌えた。
こういう細かな台詞で萌えられると、凄く嬉しいですな。
タバコの犯人探しも、
「彼女は生徒会長が推薦した女性です。信頼できる人物です。僕は彼女を信じます。だから、彼女をリストには記載しません」
「………僕のこのリストを使って、彼女に何かするつもりですか?」
「何故さっきから素行不良だの言いがかりをつけ、彼女を貶めようとするのですか?」
「よりによって君を疑うとは、あの教師は教員試験をパスしたのか? 安心してくれ。全校生徒全員を敵に回しても君を守る」
「あの教師には気をつけろよ。………困ったら、僕を呼べ」
「ゆがめられた事実によって、大事な人が切り捨てられる脅威を、だ」
「僕はいつか………君の隣に立てるだろうか」
まさか! まさかの小田桐萌え!!
正直、真田先輩コミュより萌えました。あの人は天然で善意だけど、小田桐は世の中の酸いも甘いも頑張ってそれでも必死な態度の力のない人間が 、守ろうとしてくれるって言うの、すげえ萌え。
隠者は重くてコメントのしようがない。あれ、どうやったって救われないじゃないかよ………。ドロドロしてるよ図書委員!
戦車は、最初はやりきれないイベント続きだったんですが、告白になってから周囲が輝いた。
「友近の癖に生意気なんだよ!」
「理緒に何言ってくれてんの!? コロスぞこら!」
とか、周囲の女子部員の後押しが笑えつつも嬉しい。

ベベは言葉が全部カタカナ表記の時点で、まともに文章を読む気が失せました。あれ、つらい。

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