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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ペルソナ4』公式


■10月6日
結局、直斗の話をまとめると、模倣犯が現在つかまっている高校生であり、真犯人は別にいる、ということなのだろうか。
しかし、そんなことより、直斗は胸がデカいのか。
そうか………男装少女にありがちなさらし装備って奴だな………(陽介が乗り移った)。
個人的には、十月に入り私服が冬仕様に戻ったのが一番嬉しい。
いや、菜々子のワンピースは捨てがたいが、俺は個人的に露出してあるよりも、しまってあるほうが萌える性質なんだ。
あと夏服だとたまにクマと陽介の区別が付かなかったりするからな………。

■10月10日
ろ、老婦人のコミュニティも重………ッ!
悪魔(看護師)と学童はクリアし、「結局ナースは何をやりに退職したんだ」くらいの疑問で残っていたほうが良かった。
老婦人は天の声の仕事柄正視できない苦々しさがあった(痛々しさではない)。

■10月11日
全員で試験勉強。個人的な経験から言えば、集団での試験勉強など何の意味もない。
「良かったら教えましょうか?」
直斗の完二に対する態度が可愛い。
巽君っていう呼び方も新鮮だ! いいじゃん、お前らもう普通にくっついちゃえよ!(性格変わりましたね)
その後、陽介にもいいようにイジられ、真っ赤になる直斗。
直斗が可愛いっていうより、すぐに、新しい友人を引き立てられる扱い方をマスターする陽介の気配りさが凄い。

■10月13日
あみぐるみ進化論。
えらいことになってきた。でも結局完二は自分の弱さを見つめなおす決意をしたようだ。
「強いって、難しいっすね」
決意を秘めた横顔から感じるものが、優しさって、なんだよ、それ、超萌えんだけど!

■10月20日
試験も無事に終わった。まあ、夜のコミュニティが埋まれば勉強くらいしかすることないしな(シビアな現実)。
そんな夜、菜々子が手紙を持ってきてくれた。
「コレジョウ タスケルナ」
………脅迫文か? 犯人のものか、イタズラかはわからないが、問題はこれを出した人間は、俺たちのやっていることをわかっている、ということになる。
なんにせよ、俺の菜々子にもしものことがあったら、お前の命は後三秒。

■10月24日
「貴方に心配されると、その、どうしていいか………」
さすがデレるのが早い!
俺が直斗に対して感じた第一印象、そのまんまだったな。
しかも俺はその後、半ば無理やり送って帰っている。
………最初から最後まで、少女目線で俺はものを見ているのか。そんなに少女に弱いのか。(自分が信じられない)

■10月25日
「僕のこと何も知らないのに、好きとかおかしいですよ………」
でも、恋愛って思い込みから始まるものだしなあ。
たまたま直斗のことを見かけたら、自分が好きな本を読んでいて、関心を持ったとか、そういう好意の始まり方だってあるわけだし。
と、そんなことを思いながら、直斗を送って帰った。
………これだと俺が、直斗の(精神面での)ボディーガードだな。

■10月27日
文化祭でミスコンをやるんだそうな。当然、俺たちのメンバーの女性陣は全員参加になるわけだが、それぞれに固定ファンがすでについているのが、凄く真理だ。
久慈川はアイドルだし、雪子も一見して美人だから(別に含むところは何もない)アレだし、直斗もミステリアスで話題性があるが、実は、普通に一番モテるのは千枝なんじゃないかと俺は思う。
明るくて、可愛くて、よく笑って、遊びにもなんでも付き合ってくれる。
こりゃあ、千枝に一票だな俺は。(すでに審査員の目線)

■10月28日
女装ミスコンに出ることになってしまった。
この俺が! 世界一カッコイイポーズでカーテンを閉め、世界一おしゃれに学生鞄を小脇に抱えるこの俺が!
ガニマタで驚いて、名前を二度見したが、間違いないようだ。
………女性陣の陰謀だな………。
俺たちは全員で頭を抱え、そして、うなされるようにして眠ったのだった。

■10月29日
合コン喫茶は案の定失敗だった。何で俺が陽介の男の好みなんか聞かなきゃならないんだ。そして完二、お前もいい加減直斗から離れろ。
その後、部活動の面々と楽しく文化祭見学。
「優勝しろよ!」
アホの長瀬に気合をいられて帰宅したら、
「明日、菜々子と一緒に見に行くからな」
叔父よー!
何故貴方はこんな時ばかり休みを! 有休を取るんだ!

■10月30日
「ジュネスの御曹司、さわやかイケメン、口を開けばがっかり王子!」
この陽介の紹介、あまりに的を得ていたので、俺は舞台袖で思わずうなずいてしまった。
「都会の香り漂うビターマイルド、泣かした女は星の数」
俺の紹介文もあまりといえばあまりだった。
女の数より、ビターマイルドってなんだそれ………。
そしてクマが、アリスだった。
お、お前は何処までワンダーランドの住人なんだ!(あふれる鼻血をさすがに抑えきれない)

そして本題のミスコンでは、頬を赤く染めうるんだ瞳をアピールした直斗が全部持ってった感じだった。完二のな。
その後、天城旅館で打ち上げ。俺たちは、散々だった。一言で言うならば。

■10月31日
「おにいちゃん………春になったら、帰っちゃうの?」
仕方がないんだそういうシステムなんだから!(泣き笑い)
菜々子が熱を出した。看病するも、こういう時に叔父がいないのはさびしいだろうな、と思う。
「ふゆになったら、おにいちゃんと雪だるま作る。いっぱい、あそぶ………」
その言葉に、うなずくしかできない俺だった。

泣きそうになりながら11月へ進む。
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『ペルソナ4』公式


■9月1日
直斗が転校してきた。どうやら一年らしいが、空気も読まずクールっぷり絶好調だ。
今まで培ってきたスキルから考えると、こういうタイプは背伸びしていて甘えたがりが基本だろうな。

■9月2日
堂島叔父コミュニティMAX。
まあ、叔父が何であれふっきれたのなら良いことだ。
なんだか結局堂島家のコミュニティは、ドロドロしてないイベントの時のほうが面白かったな………。(遠い目)

■9月7日
明日から修学旅行だ。その前に、また雪子の自立支援につき合わされるのだが、どうも、なんていうか、努力の矛先が間違っているような気がしてならない。
蛍や、雪明りで勉強した人間もいるというのに………。まず形から入りたいタイプなんだな。
「お兄ちゃん、明日からいないんだね。………だいじょうぶ、ちゃんと留守番できるから」
いや、むしろ、別に行かずとも………(そんなわけには)

■9月8日
修学旅行初日。
クラスごとだって言われているのに、至極当然のように俺たちの周りにいる完二。
お前………りせと直斗だっていないのに。
その後、江戸川とかいう先生の授業を受ける。
………真面目に聞き入るほど面白かった俺は、どうかしてしまったのだろうか。いや、でも1000人殺し、1500人の産屋を建てるなんて、中々聞ける話じゃないし。

そして、ラブホテルの前で上がる俺とクマの友情。
疲れた………。

■9月9日
未だに直斗に慣れない完二。お前そんなだから、いつまで経っても過去のトラウマにうじうじしてるんだ。
そして、何故か始まる王様ゲーム………。
何で俺は修学旅行に来て、クマにチッスされている完二を目の当たりにし、雪子に抱きつかれている(首を絞められている)のだろう。
俺の修学旅行は悪夢のような思い出に変わった………。
直斗がなんだか、己のことをぼそぼそしゃべっていたようだが、全く覚えていない。
「バカ軍団ですか」と言われたのは覚えているが、こう見えてこの連中、料理の腕以外は結構まともだと俺は思う。

■9月10日
「さらば、クマ………」
こうやって全員がノリで手を合わせているグラフィックは、本当にできがいいなあ、としみじみ。
変な台詞を語らせるより、キャラクターの動きだけ見ていたほうが、生き生きとしていて実に面白い。

帰宅した俺を迎えてくれる菜々子。ただいま!(壊れている)
しかし、俺がいない間の食事が手に取るようにわかるな。なんだこの、テーブルに広げられたカップ麺は………。
ちょうちんを菜々子が喜んでくれたので、凄くほっとした。
今頃、菜々子と叔父の部屋に飾られているんだろうなあ、と思うと、嬉しい限り。

■9月11日
陽介のコミュは、拳で友情を確かめ合い、二人で並んで河原に寝そべり、空の高さを確認することで極まった。
………正直、こんなオチになるとは思わなかったな………。

■9月15日
直斗は自らテレビ出演し、そしてマヨナカテレビに映り、あちらの世界に入った、と。
自らの意思で入れるものなのか、同じように誰かに拉致されたのかはわからないが。
直斗のことを、凄く心配している完二。親切心からだとわかっちゃいるが、過剰反応さがからかわれる元だと何故気づかないのだ。

■9月16日
「彼女と約束してるから、雨だと困るなって」
「雨よやむな! 降り注げ滝のように!」
名もなきクラスメートの立ち聞き会話がこうまで面白いゲームは中々ないと思う。
もう、主題はどうでもいいから、こういう小ネタを毎回はさんでくれたほうが(以下省略)。

「菜々子、お父さんがさびしくないように頑張る!」
なんちゅう、よくできた娘さんじゃ………!
感涙と嗚咽がとまらない、菜々子コミュの終焉であった………。正直、あの叔父には勿体無いくらいの娘(以下略)。

■9月17日
秘密結社クリア。
え………いや、特筆するようなことは別に何もなかったというか。
レベル60代のペルソナを生み出すことに躍起になっていたというか。
直斗はなんだ、子ども扱いされるのが嫌で、実は●●●であるのが嫌で、みたいな、わりと、思春期によくありがちな話だったので別に印象に残ってない。
………というか、他の連中のペルソナ云々も、十年後の同窓会で笑い話になるようなレベルなんだよな、正直。
問題は問題としていいんだが、結局戦闘終了後、如何なる心境の変化でもう一人の自分を受け入れているのか全くわからないので、なんかこう、オチは全部一緒みたいな捕らえ方をついしてしまう。
俺がやったことといえば、攻撃力を下げたり、回避率を上げたりしていただけだしな。
戦闘を挟む前と、後で、否定したものを認められるような「何か」がいまいちよくわからない。
………あ、そうか、それが助けた俺たちってことなのか………(あまりに遅い自覚)。
あーいや、でも、なんていうか、別に、マヨナカテレビがなかったらどれも自然解消できるような話だと思うんだがな………。

■9月22日
服とリボンと帽子と傘がついているウサギのあみぐるみ。
物凄く凝っている。
服と靴とキャップとサッカーボールがついているウサギのあみぐるみ。
やはり物凄く凝っている。
当然、作ったのは完二だ。
………お前、本当に、可愛いな………。

■9月27日
このままだと、どう考えても全部のコミュニティはMAXまでいかないので、欲望に忠実になることにした。
それを察したのか(無理だろう)怒涛のように押し寄せる完二。
川に流れているあみぐるみを見つけたら、あいつも嫌だろうから、気になってって、お前それ気遣いのレベル超えて、ほぼ、聖人だぞ!
最終的に手芸をからかわれて、という話になるのだが、個人的には家で一人であみぐるみを作るのと、獣柄のタンクトップ眉毛が埋まっている男が手芸屋に材料を買いに行くのとでは、圧倒的に後者のほうが度胸がいると思う。

■9月28日
え、海老原のコミュニティが重………ッ!
過去がどうあれ、今増長していいという理由にはならないが、必死になる理由は勿論わかる。
その結果、それだけじゃなくて、それも踏まえて、ふられるっていうのは中々厳しいだろうな………。
と、結構あっさりほだされる俺だった。

下世話な話題のまま10月へ進む。


『ペルソナ4』公式


■8月2日
とりあえず、「麻生は私と話してんの。入ってこないでよ」とあいに言われた後で、「今日は楽しくなりそうだ」と出る俺の神経が信じられない。

■8月3日
「ニワトリみたいな頭にしてくるわ………」
この手の発言こそ、オカンの面目躍如だと思った。
他の人間が言ったら、ぶん殴られてるところだけど、愛があってこそだな。な、完二!(いない)

■8月9日
「お前の言うことのほうが、素直に聞くだろ。お前が言ってやってくれないか。俺は、菜々子が無事ならそれでいい」

ブチッ。

この、へたれ親父が!

実はちょっと前から、この叔父に関しては、本当にへたれというか、何処まで向き合わなきゃいけないことに対して逃げ腰なんだというか、ぶっちゃけ萌えを通り越して憤りすら感じていたんだが(天の声はすでにこいつには萌えなくなりました)、ここまできて………ここまできて、娘に声すらかけられない叔父に愕然。
この、阿呆! 嫌われても、逃げられても、ここで声をかけるのは俺じゃない! お前の役目だろうが! 父親の役目ってのは、こういうことだろうが! 嫌われても家族でありたいのなら、親密度の濃さじゃなく、どうしたいのか、仲良くなりたいのなら、わかりあいたいのなら、お前が! お前! お前がー!!(錯乱)
ここで必死に、「落ち着け、落ち着くんだ俺。これは菜々子のイベントなんだから、俺が出張ってきて当然なんだ」と自分を落ち着かせた。落ち着かんが!

■8月10日
そんな次の日に起こる、部活イベント。
一条と長瀬がそろって遊びに来る。様子を見に来た菜々子に、すぐ「一緒に遊ぶか」と言える一条。「宿題みてやるよ。一条が」と言える長瀬。
お前らの親切が痛い。(暖かいものを感じながら)

■8月12日
ここでキツネコミュマスターに。初めてのマスターが獣だったことに、なんら後悔はない。むしろ、もふもふしたい気持ちで一杯だ。
隠者のペルソナがどうのより、菜々子と叔父の関係をどうにかしてくれないものかと祈りたくなる。
だが、どうせどうにかするのは俺だと我に返ったのだった。空しい。

■8月13日
犯人が捕まった祝いで、足立が飯を食いに来る。まるでイベントとリンクしている(三人だと気まずいので足立を呼んだ)かのようなタイミングだったので、凄く驚いた。
菜々子はワサビを抜いてもらってご満悦。
………家族って、こういうものだよな。前の日に喧嘩しても次の日はなんともなく過ごせるというか………過ごす努力を互いにするというか。

■8月14日
「そういえば、お前この前の試験でトップ取ったんだって? 菜々子の面倒まで見てもらってんのに、お前は人一倍頑張る奴だな………」
くっ、そんな笑顔で俺を懐柔しようったって無駄だ!

菜々子を呼びに行って戻ってくると、叔父がケーキを準備していた。
「ケーキ! 丸いのだ!」
うっわ、すげえよくわかるこの感想!
確かに子供の頃は、ケーキが丸いだけで特別な日で、大興奮したものだったな………。大人になってしまえば、そんなに食えないかつ、色々な味が楽しめるカットケーキのほうがいい、かつ、丸いケーキを一緒に食べてくれる相手もいないのコンボで攻め立てられるからな………。
「俺と、麻生と、菜々子が家族になる記念日だ」
という叔父に、
「じゃあ、今までは?」
と、なかなか突っ込みの厳しい菜々子。うろたえる叔父が可愛い。
「俺はな怖かったんだよ。だから俺は仇討ちを言い訳にあの子と向き合うことから逃げたんだ」
気づくのが遅い!
世の親父どもは、それでも毎日生きてるのに!
と、また叔父の告白にイラっとしないでもなかったが、叔父の絶対に失わせないという決意を目の当たりにして、俺もせめてその力になろうと思ったのだった。
まあ要するにこの叔父は、結構ネガティブ野郎なんだな(ゲーム一の美中年を捕まえてこの言い草)。

■8月15日
陽介からバイトしないかと連絡が入る。
勇んで駆けつけた先には、元気に働く千枝とクマの姿が。

■8月19日
バイト最終日。クマの動きが怪しい。
一番の功労者はあいつだと思う。あの根性は俺も見習わなければ。

■8月20日
夏祭り当日。
女子が集団で浴衣を着てきたことより、それに一番に気づいたのがクマであり、「ナナチャン、可愛いよ。クマゾッコン」と素直に誉めているのもクマであり、クマと菜々子の交際を真剣に考えた俺自身に一番驚いた。
いや、クマは男前だと思うんだ俺は。
その上、口八丁手八丁で完二はおろか、女性陣まで丸め込むクマ。女総取り。
やるな、クマ! 元々好きだったけど、見直したぜ!

■8月23日
自分の宿題そっちのけで菜々子の宿題を見てやることに。凄い量で家族で頑張りなさい、ということらしいのだが、純粋に、親御さんがいないとか、忙しいとかいう家庭はどうすればいいのだ………。
微妙な雰囲気になったのだが、毎晩、陽介たちが来てくれて、菜々子も楽しそうに宿題ができた。

その間、千枝と恋人同士になり、コミュニティがMAXになった。
………後ろめたい………!

しかし、完二とりせは妙なカップリングだな。互いに意識せずいい関係だと思うが。
図画工作が苦手な面々の前で、黙々と小学生とは思えない課題を作ってしまう凝り性な完二。賞でも取ったら菜々子の言い訳が大変そうだな。

■8月29日
「お兄ちゃんたちが………いっぱいしゅくだいを………てつだってくれました………。やさしいから………だいすきです………。あ、み、見ちゃだめ!」
この、常軌を逸した可愛さはなんなのだろう。
あの可愛さは何処から来るのだろう………。俺が完二だったら辺り一帯血の海だろうにな………。

■8月31日
宿題も無事終わり、自宅でスイカパーティーをやることになった。丸々一つ持って帰って来るという叔父の言葉に、スイカ割りだと期待は高まるが、見事隣家に切り分けられた状態だった………。
「まさか、割るっていう発想はなかったんだよ」
という叔父。
俺としては、割らないという発想しかできない叔父の貧困さ加減をどうにかしたい。
若い面々集めて、菜々子がいて、割らないわけないだろうが………。

来年また、スイカ割りをしようと約束してお開きになった。
………来年か。来年俺はもうここにはいないだろうにな。

ちなみにこのイベントで一番面白かったのが、叔父が帰宅した際の「ただいまー………うぉっ、すげえ靴だな」だった。凄くよくわかる。

ノスタルジーにひたりながら、9月へ進む。


『ペルソナ4』公式


■7月1日
正直、なるべくコミュを制覇しようと頑張っているため、どいつがどんな話をしていたかあまり覚えていないという現象に陥っている。
いや、天の声が社会人かつ、借り物だからな俺そのものが………。
システム面でこれも今更アレだが、何故ロード時一番最近のデータに自動で合わないのだろう………。これ、RPGではもう常識必須のシステムだと思ってたんだが………。
普通に1番から始まるので、対処に困る。

■7月3日
松永から連絡が来て出かけることになった。俺はいつの間に連絡先を交換していたのだろう。
そこで、何とよりにもよって長瀬登場。松永をじろじろ見た挙句、
「そうか。微妙な関係って奴か」
と言ってのけるお前は一体何なんだ。(振り上げた拳の行き場を探す俺)
何故その前の「彼女か?」で止めておけないのだお前は!(それは長瀬がKY野郎だからですよ)

■7月4日
千枝がまたカツアゲ集団を捕まえるとか、とんでもないことを言い出した。別に悪くはないが、あっちの世界での格闘能力と、現実世界での格闘能力がどれだけ比例しているのかさっぱりわからないので、肉弾戦は俺としては勧められないんだが………。

その夜俺は、菜々子のプリンを食べ、勇気を高めたのだった………。高まっただろうと思う。凄く。(後悔に打ちひしがれ頭を抱えながら)

■7月5日
長瀬の計画した試合が功を奏し、一条はなんとか浮上してきたようだ。
親切な思惑があるのか、それとも見限ったのかはわからないが、一条の家の奴らはどうも言葉足らずだな………。
一条は一条で、施設に行って生みの親の事を聞くとかなんとか言ってるが、そんなことをしても、誰も得をしない。はっきり言ってな。

■7月6日
「菜々子より大切なことなのか?」
という俺の憤り………もとい、問いに叔父は外出をやめたようだった。
しかし、話の展開とはいえ、叔父の携帯電話はせめて家にいるときくらいはオフにしとけと思うのは俺だけなのだろうか。
ひき逃げ犯を捕まえられないのが怖い、という叔父。
「お前がいるうちに………向き合わなきゃいけねえよな」
………そうか。俺もこの生活に慣れきっていたが、俺も一年経ったら帰るのだしな。元の生活へ。

■7月8日
病院のアルバイトで、「前の病院で医師と関係してその奥さんが来ちゃって」などという、俺にとっては本当にどうでもいいことを延々話された挙句、「なんのために働いてるんだろう」とのたまわれ、「食うためだろうが!」と天の声がキレた夜だった。

■7月10日
真夜中のテレビには、確かに誰も映っていなかった。久慈川を助けたんだ。誰も殺されないはずだったのに………商店街の外れで死体が見つかった。しかも、それは俺たちの担任であるモロキンだった。(そういえばフルネーム覚えられないままだった)
テレビに報道された人、という推理が外れた俺たちは、とりあえずクマのところへ。
………と思ったら、クマがいた。マッサージチェアに座ってた。
まあ話を聞くに、誰も入ってきてはいないらしい。
何処かへ行きたいというクマに「そんな場合じゃない」と言いつつ「例えば何処いらだ?」と聞く完二は本当に外見で損していると思う。
詳しい話を聞いても、やはりらちが明かない。そんな中、クマが脱皮した。
わざわざムービーつきで。優遇されてるな、お前………。
中から出てきたのは、金髪碧眼の美少年だったのだが、俺はその手の顔に興味がない(天の声が興味がない)ので、驚きもそれなりだった。
個人的には、ペルルソナが出ちゃった時の、ダーククマボイスが似合うきつめのルックスが中身だったら、全てを捨てたのに………(天の声・談)。

その後、探偵少年直斗と再会。どうやら、事件の謎を追い詰めているらしい。
りせも仲間になり、何故かすっかり俺の腕にすがる仲になっている。
………おかしい………俺は正直、この子の葛藤一番どうでも良かっ(以下略)。

夜、ニュースでモロキンのことをやっている。事件が起こったせいで、またも帰ってこない叔父を待つ間、またしても手品を披露する俺。
今度は失敗もせず、上手くできて、菜々子を喜ばせられたようだ。
こういうの、凄く嬉しいな。
個人的に、この後「お兄ちゃんがね! 手品見せてくれたの! 凄いんだよ! 指が動くの!」とか、叔父に菜々子が絶対言ってるんじゃないかな、と想像すると、もっと嬉しい(変態)。

そんな楽しい気持ちで就寝したのに、ストーカーに拉致されて目覚めた………(ベルベットルームへようこそ)。
お前らな………と思いつつ、これで四体合体できるのかと思うと、それはそれで嬉しいと思ってしまう俺だった。

■7月11日
クマもりせも仲間になり、集まる場所が変わった。地味によくできてるなあ、このゲームは。
そこに、直斗が現れ事件は解決。高校生が犯人らしいと伝えてくる。
俺か!?
いや、俺自身は覚えがないが、話の展開からするとありえそうだったので、つい。
まあどうやら違うらしい。俺たちのやっていることを遊びと称し、自分も必要な時だけちやほやされて、とたそがれている直斗。
なんでわざわざ俺たちの前で心情の吐露をするんだ。
結局、こいつもかまわれたがりだな………と思う俺。
陽介の「モロキンが犯人かと思っていたときもあった。だけど、殺されていいわけない。あいつにも悪くて」という台詞の男前っぷりを見ていると、凄く癒されるが、個人的にはクマを引き取ったというだけで、優しさ振り切れているとも思う。

■7月14日
完二は悪い奴じゃない。むしろいい奴なのだが、それはそばにいないとわからないよさであってだな………と、懇々と諭したくなるようなイベントだった。
「ぶっ壊すぞ! ………えーと、ぶっ壊してリフォームすんぞ、コラ!」
………その可愛さを、もっと別方向に向けろ。

■7月16日
劇場二回目クリア。現時点で俺のレベルは41。
上げすぎた………。次のダンジョンはある程度余裕でクリアできそうな気がする。
このゲームは、戦闘=レベル上げのためにもぐるのではなく、ダンジョン=何らかのクエストクリアのためにもぐる(必要な物品を敵からそろえる)のが、二回目の主題であり、他にも、例えば手に入れていないペルソナを得るとか、ペルソナのレベルを上げて欲しいスキルを身につける、というのが目的なので、正直仲間連中のレベルは、俺も含めて勝手に上がってるという感じだ。

ここで戦闘終了後のシャッフルタイムについて一言。
自分が持ってないペルソナが現れたときは、問答無用でそれを狙えばいいのだし、所持数が満杯だったら、はなから無視すればいいだけの話なのだが、ここで、所持数に空きがあり、仲間の親密度アップのためにペルソナが欲しい場合、ただ、ビジュアルとしてカードが見えても、全く意味がないってことだ。

仲間のコミュニティを上げる(親密度を上げる)ためには、それぞれの属性ペルソナを持っていたほうが、上がりがいい。
例えば、陽介は「魔術師」のペルソナを持っていたほうが、いいわけだ。
あらかた、その時点でペルソナを自分で作ってしまっていると、ダンジョンでもらえるペルソナはもう必要なくなる。
その代わり、ペルソナ作成のために消えていった(ペルソナは基本、二つ以上のペルソナを掛け合わせて作る)種類のペルソナが欲しくなってくるわけだ。
だがそれは別に、その種類であればなんでもいいので、レベルも強さも、一切関係ない。魔術師を持ってさえいれば、陽介の親密度の上がりはいいのだから、ピクシーだろうが、オロバスだろうが、なんでもいい。
ただ、シャッフルタイムで現れるペルソナは、全部、外見しかわからない。こっちも「あれがピクシーで、あれがパワーで、あれがユニコーンだな」と、それくらいは勿論現れればわかるが、そのペルソナがどの属性なのかなんて、わからない(覚えていられない)わけだ。
特に俺のように行き当たりばったりでペルソナを作っている身からすると、出来上がったペルソナの、スキルは見ても属性なんか気にしたこともないわけで、基本、今手元にないのを作ろうとするのは当たり前なわけだから、そうなると、今自分で持っているペルソナの属性も、覚えているのがかなりギリギリになる。

だが、持っているペルソナは、いつでも自分で属性が確認できるわけだから、「魔術師、正義、法王、星のこの四つは持ってるな」と、覚えてしまえば、後は戦闘でそれ以外が欲しいわけだ。

しかし、シャッフルタイムでは属性が表示されない。こうなるととりあえず、取れるものをとって戦闘終了後、属性を確認して、手持ちのものとかぶっていなかったらラッキーとするしかなくなる。
これは正直、結構面倒であり、こんなことをするくらいなら、金払って一番安いペルソナをそれぞれのジャンルで購入するほうが、よほど楽なわけだ。
例えば、シャッフルタイムでペルソナが表示される時、むしろ、それぞれのビジュアルよりも、「魔術師!」「月!」「女教皇!」と属性がしっかりと「文字」で表される、くらいのほうが、よほど意味があると思う。
ビジュアルなんて、正直どうでもいいわけだ。例え今までに見たことがないものだったとしても、ペルソナはベルベットルームで作れるわけだし。
そうじゃなかったら、属性ごとに色分けしてあるとか。カードのふちとか、背景が、太陽なら黄色、皇帝なら赤、とかそういう見た目ですぐわかる演出をしておいてくれれば、どれだけ楽か。(色分けしてあれば、それこそ属性を全く覚えていなくても「あ、赤はない!」とか「お、珍しい紫が出た!」という、自分にとってもわかりやすい目安になると思う)

このゲーム、ペルソナ作成は結構ゲームの肝だと思っているのだが、そのわりに、ペルソナ関連のシステムが一番不親切に見えるので、そのあたり、もう少し改善して欲しかったな。
急に「作ったの25%越えたよ」といわれてもピンとこないし、それならば、初めから数だけあらかじめそろっている、空白のリストがあって、「あー、あそこ空白のままだ。まだ、弱いレベルのペルソナだけど、あそこ作りきれてないんだな」と、目で見て足りない部分がわかる表示にするとか、色々工夫が欲しかったところだ。


「ねえ、ほんとのお父さんって、どういうこと?」
重い! 重いよ菜々子!
「大好きな人のことだよ」と答えると、
「えへへ。じゃあ、お兄ちゃんはほんとのお兄ちゃんなんだ」
と、とても嬉しそうに返された。
そうだよ! 俺は本当のお兄ちゃんなんだよ!(俺には別に菜々子を嫁にしたいという妄想はない! 菜々子を幸せにしてやりたいという誓いはあるが!)

■7月23日
期末テストは上々の仕上がりだった。
そしてここで、久慈川りせコミュ発動。またしても食われそうになる俺。まあ、異性に対して積極的なのは悪いことじゃないが、何故相手が俺なのだろう。
同じようにして助けたのに、何故陽介や完二じゃないんだろう。
ここで、クマがきぐるみ………もとい、外皮を着て、アルバイトをしていること判明。声も言葉もなく、無言で手を降るさまは、超可愛かった。

■7月26日
松永と恋人同士になった。
………もう、これは、仕方がない………。義務だと思うしか………。

■7月27日
妙に陰気な少年がマヨナカテレビに映った。これ、雪子に告白していた男子高校生じゃないのか?
こいつが犯人じゃないのか、ということで情報収集開始。
結局、ただの勘違い野郎ということで話は落ち着きそうなのだが、一番こういう奴が性質が悪いな。こっちの話など聞きそうにないし、自分が正しいと思っている分、やることなすこと極端だ。

■7月29日
ボイドクエストクリア。ダンジョンそのものはさっくりクリアできたんだが、金髪の女豹の条件を満たすペルソナを選んだりしていたら、無駄に時間がかかってしまった。もう残り一つだぞ(レベルが足りない)。
結局レベル50まで勝手に上がってクリア。
渦中の主、例の少年は結局愉快犯だったということらしい………。
なんとも、後味悪いな。

その後、堂島家で打ち上げ。林間学校の悪夢再来。
………かと思いきや、俺の天使と俺の二面性アイドル(クマ)が奇跡のコラボで泣かせてくれた。
約束を守ったから帰らないと、というクマに、「じゃあ菜々子と約束すれば帰らなくていいの?」と笑う菜々子。
そして「当たり前だろ。お前が帰ったら店の………」とフォローする陽介。今この家には世界中の優しさが満ち溢れている………!
感涙した俺の前に並べられた、オムライス(っぽいもの)。
一つは鈍痛がして、一つは不毛な味がして、一つは普通に不味いって、どうしてお前らはこうなんだ………! 何故作り方を調べるとかしないんだ………!
そのどれもを食べて、「おいしいよ」と言える菜々子は、可愛いというより、なんか気を遣わせて申し訳ない感が漂っていた。
それでも、
「お兄ちゃんの! いただきまーす」
と笑顔で全部食べてくれた菜々子。
よーし! お兄ちゃん夏祭りで菜々子になんでも好きなもの買っちゃうぞ!!

■7月30日
授業参観に行くのは俺じゃ駄目なのだろうかと真剣に思った夜だった………。
多分………いや、確実に叔父は当日ドタキャンすると思う………。

嫌な予感満載で、8月に続く。


『ペルソナ4』公式


■6月1日
いきなり海老原とデートだ。俺の応援もしてやると常に上から目線だが、俺はこういうツンデレには興味がないんだ。(冷徹な観察者)
おまけに、告白してきた奴を「鏡を見ろ」と一刀両断。
まあ、確かに告白はされたほうも正直困るものだが………もう少し言い方ってものが………とため息をつきたくなってしまう俺は、オカン属性どころか、オトン属性まで網羅している気がしてならない。

■6月2日
今更だが、何故このゲームには、ロードやソフトリセットがないのだろう。
俺が気づいてないだけか? カレンダーの前でもセーブしかできなかったと思うんだが。
俺だけかもしれないが、結構ペルソナで失敗とか、つりのやり直しなんかで、ロードしたいんだが………。俺が下手なだけか。
そう思いながら、俺は大雨の中河川敷で釣りを続けたのだった………。

■6月6日
完二が良くなって学校に復帰してきた。
「う………うぃース! えと………ありがとう、ございました」
なんだお前いきなり可愛いなチクショウ!
こちらが先輩だとわかった途端に、胡散臭い敬語使いやがってこの野郎! この世界の住人は一人で何個スキルを持てば気が済むんだ!
礼儀も正しいし、俺たちのやったことは無駄じゃなかった。自分を救ってくれたから、と、お、お前、陽介に続いて男の可愛さの限界に挑戦しようってハラか!
本当に、何故俺は俺なのだろう………。私であったなら………。
結論としては、テレビで報道された人間が、あちらの世界へ投げ込まれているということになった。
ともかく、テレビを見なければ始まらないわけだな。
完二もクマに紹介し、新しい眼鏡をもらう。何故お前だけ色つき。
その前に、例の鼻眼鏡でひとくさりあったが、相変わらず雪子の笑いの感性は、全くわからない。
だがこのゲーム、ただからかわれた完二が怒るだけではなく、怒って眼鏡を放り投げる、とかの、動的なアクションが凄く充実していて面白い。

■6月9日
あの小西先輩の弟と出会う。
俺も陽介も嫌いなんだそうだ。そりゃそうだろうな。どうにも取り付く島もないが、まあ周囲の視線も辛いだろう。
そしてここにきてついに完二のコミュニティ発動。
こ、皇帝ですか!
てっきり愚者かなんかだと………(それはお前だろう)。
いやあ、でも皇帝か。完二らしいといえば確かにそうかもしれない。
雪子の女教皇とか、金髪の女帝なんて、怖くて正視できないが、完二ならまだなんとか。

今日から病院のアルバイトを開始することにした。いきなり、医者と看護師がちちくりあっていたが(古すぎる表現)誓って言おう。看護師にそんな暇など絶対にない!

■6月10日
完二のダンジョンへクエスト消化も含めて初潜入。
「あの、本当にありがとっした」
と可愛い挨拶に加え、
「俺、あんまし行きたくないんすけど………」
と可愛いく困り、結果戦闘メンバーに入れると、教室の机を振り回している完二のわけのわからなさはどうだ。
「男子専用」サウナで、机を振り回す男、か………。新しいな。
ここで必死に頑張り、ボスシャドウを倒し、たまっていたクエストの物品を集め、レベルを31まで上げて、女帝・マーガレットコミュも4まで上げた。
こ、ここまでやれれば上等だろう!
キツネとも仲良くなっていたので、全てSP回復でも2万くらいでできるようになった。これはこれからだいぶ楽だな。
戦闘時に、アルカナカードの追加効果が出る場合があるんだが、あれ、デメリットがでかすぎるだろう。
百歩譲ってパラメーターが下がるのが出たらまだましだが、俺はアレで一回、ダンジョンに入った途端にSPを全部持っていかれて本気で泣いたことすらある。
もっぱらやらずに、最近ではカードすら集めなくなってきた。

■6月11日
ただいま、現実世界。
それくらいもぐっていたような気がする。菜々子の顔を見るのも久しぶりだな………と思いきや、
「お兄ちゃん、人はどうしていなくなるの?」
深い! 重い! 答え辛い!
どうして堂島家の話題は、こうも臓腑をえぐるようなものばかりなのだろう………。
悪い人がいっぱいいるから、お父さんは帰ってこない。お父さんは菜々子より悪い人のほうが大切なのかな、という問いなんて、最上級の答えがあったとしたって何の慰めにもならんだろう!
これはあれだな、普段の行いがものをいうって奴だな………。日々菜々子に少しでも優しくしていれば、はなからこんな問いは出ないわけだから………。
だが叔父だって、生活のためには働かなきゃならんし………。
気持ち的には菜々子。現実的には叔父の味方というところだろうか。痩せそうだ。

■6月12日
そんな話を聞いた次の日に、叔父コミュ発生。
お前ら何か示し合わせて俺をどうにかしたいのか………!?
コーヒーを淹れるのだけは俺の仕事だ。あいつの母親と約束したから、と恥ずかしそうに笑う俺。菜々子も嬉しそうだ。
良かった、良かった………と思いきや、事故のニュースがテレビで流れ、途端に部屋を出て行ってしまう叔父。
「おかあさん、事故で死んだから………」
この親子のイベントは楽しく終われたためしがない!(ぐったり)

■6月13日
夏服になった。雪子はともかく、千枝はどうなっているのかが私的に凄く気になる。
部活で、松永と親しくなる、が、強い好意を感じたのに、絆が深まるのが少しって、それ矛盾してないか!?
自分で言うのもなんだが、俺は青春してるなあ、と思いつつ帰宅すると、菜々子 が ワンピース に !?
しっ、刺激が強すぎるだろう!(誰に)
内心の狼狽を押し隠しつつ、叔父と会話。
「最近の若い奴は、資料一つまともに整理できないのか」
と立腹気味の叔父。
「………って、お前じゃない。すまんな」
いや、別に、そんなフォローいらないから………! そんなこと思ってないから俺は!
過去の事件を風化させまいと、必死になっているらしい。多分、菜々子の母親のことだな。
そんな中、菜々子が腹が痛いとやってくる。
「何だって!? きゅ、救急………」
お、落ち着け叔父よ! 落ち着いて110番を!(お前が一番落ち着けよ!)
狼狽する叔父に、足立から電話が。どうやら叔父の目当ての大切な書類が届いたらしい。
「出てくる。救急箱の中に薬があるはずだから………頼む」
叔父よー!
お、お前いくらなんでもそれはないだろう!? せめて、自分の手で薬を飲ませて寝かしつけることくらいできるだろう!? それをしてから仕事に向かってもおかしくないだろう!? というか、むしろ足立にその書類届けさせろよ!
おまけに、遅く帰ってきて俺に、「早く寝ろ」ときたもんだ。
お、お、お、お前………!
ここでは心を無にして、パラメーターアップの選択肢を選んだ。気持ち的には「どういうつもりだ」と言ってやりたかったんだが………。

■6月14日
夜、菜々子がつまらなそうだったので、手品を見せた。内容としては失敗したのだが、喜んでくれたので良かったとしよう。
そして、俺は一体いつの間にこんな手品スキルを身につけていたのだろう。
他の奴らもそうだが、俺も大概だな。

■6月15日
海老原と待ち合わせの最中、一条とその連れと話しをすることに。
海老原について、まああることないこと噂する連中の話をさえぎると、一条も同じ気持ちだったらしく、自分が言ったわけでもないのに、謝ってくれた。
俺が言うのもなんだが、全く活動もしない性格もいいとは言えない見た目派手なあの海老原を許せる一条はどれだけピュアっ子なのだろう………。
俺はまだ、多少の付き合いがあるからわかるが………。長瀬も一条も、本当にいい奴だな。

なんとなく穏やかな気持ちになったのだが、夜、看護師に迫られる俺。
やめてくれ! 正直、俺はお前にかまっている精神的余裕がない!(家庭内のゴタゴタで手一杯です)
結局悪魔のコミュニティが開始になったのだが………もう、俺は今それどころじゃないんだ、と声を大にして言いたかった。

■6月16日
明日から林間学校らしい。山でごみを拾うんだったな、確か。
準備の買出しにジュネスへ。カレーの材料を買うのだが、女性陣の知識が壊滅的にヤバい。
カレーにふきのとうは入れないだろう!? まいたけだってギリギリだろう!?
そして、とろみ=片栗粉の発想、小麦粉を足す発想、男の子いるんだから強いほう(強力粉)の発想、全てが凡人とはかけ離れている旅館の若女将。
お、俺は何故黙って見ているしかできないのだ………!
明日、病欠しても許されるのだろうか………。だが、休むとしたら叔父に言い訳を考えなきゃならないしな………。
よし、わかった。明日は陽介と共に散ろう。

■6月17日
地獄の………もとい、天国気分の林間学校開始。
陽介が女子の手料理に期待している姿を見ていると、未来が予想できて泣けてくるんだが。
そして、俺と陽介は共に彼岸の景色を見た………。
飲み込めずにジャリジャリしていて臭いカレーって、この世の何処を探してもここにしかないだろうな………。

夜、何故か俺と陽介のテントに完二がやってきた。一年のテントは葬式みたいで嫌なんだそうだ。それはお前の日ごろの行いのせいだ。
おっとっと一つでムキになり、陽介のホモ疑惑に簡単に憤り、女子など平気だと外へ走っていってしまった完二。お前本当に何しにきたんだ。
その後、どうやら千枝たちのテントに向かってしまったらしく、二人に返り討ちの目に遭い昏倒という、完二らしい林間学校を送ったようだった。
俺らの女子グループは、やることなすこと極端すぎる。

■6月18日
林間学校も終わり、川で遊んで帰ることに。
陽介が選んだ水着を、半ば強引に着せて女子二人の水着鑑賞会に。
水に突き落とされるわ、散々だったが、完二は十分ノーマルだということがよくわかった。というか、完二がアブノーマルだったことなんて、実は一度もな………いや、あったか。

■6月19日
陽介が自宅に来た。菜々子の心配までして、今自分たちがやっていることは、他の誰にもできないから、と決意を新たにする。
お前のいいところは、そういうことをちゃんと言えるところだな。
夜、アイドルの久慈川りせが、休養して実家であるこの町に戻ってくる、とニュースでやっていた。
………これは………ヤバいんじゃないか………?

■6月20日
陽介とジュネスの手伝い。
女子が相変わらず勝手なことばかり言って、あろうことか、小西先輩の下種な噂までしている。他にすることないのかお前らは。
「別に俺、気にしてねーし。小西先輩の仇とってやれるのは、俺らだけだ」
思いつめた表情の陽介が、とても気になるが、今の俺にはどうすることもできない。

■6月22日
昨晩テレビに映ったのは、久慈川りせで間違いないようだ。実家の豆腐屋に行ってみるも、黒山の人だかり。足立まで交通整理をしているし、何かおかしいと思ったら、何と奥から叔父が出てきた。
わけあり、かつ、完二と一緒の姿を見られ、もう叔父の中で俺の株がどんどん灰色になるのが、目に見えるような気がする。
「てか、今の空気なんスか? 先輩ら疑われてるんスか?」
こういうことばかり鋭い完二。
まあ、疑われても仕方のない行いばかりしているからな。
結局、久慈川はいた。そっけない態度だが、陽介の必死の説明になんとか理解を示してくれたらしい。
ただ、テレビに映ったのは自分ではない、とか。
あの髪型で水着を着たことがない、胸はあそこまで大きくない、ということらしいが、それこそ、願望がテレビに出ているんじゃ………?

俺たちが帰宅した後、叔父が久慈川に同じ助言をし、結果、俺たちが同じことを言っていたとバレてしまった。
「事情も知らない高校生が先回りってのは、どういうことだ………?」
………どうもこうもなあ………(これから先のことを考えると頭が痛い)。

俺がもらった豆腐に(どうでもいいが食べられないのに「もらったものはちゃんと食べる」という陽介は本当に偉いと思う)、叔父が買ってきてしまった豆腐4丁(三人で4丁もどうやって食う気だったのだろう)の、計5丁の豆腐タワーを囲んで夕食。
案の定、叔父は夕食時に質問してきた。このために早く帰ってきたのか、普段もそれくらい早く帰れ、というか、何故わざわざ夕食時に聞くんだ。菜々子が寝てからだっていいだろうが、とか色々ツッコミたいことが山ほどあったが、結局叔父の疑いは深まるばかりだった。俺へのな。

■6月23日
色々推理はするが、どれも想像の域を出ないので、久慈川をはりこむことに。
俺たちにもついに、警察の見張りがついてしまった。足立しかいなかった叔父の心中察するに余りある。
久慈川を狙う奴を捕らえたものの、どう見てもあれただの変態ストーカーだろう………。
案の定、夜中にストリップがどうのと久慈川の番組が現れた。
「な、なんか回を重ねるごとに番組の企画が凄くねえ!?」
………そうだな。いろいろな意味でな。

■6月24日
ついに、クマコミュ発動。色々思い悩むこともあるようだが………OPムービーを見る限りお前とも戦わなきゃならないようで、先行きがますます不安だ。

■6月25日
久慈川りせ救出。前回の完二のダンジョンでレベルを上げすぎていたせいなのか、さっくりクリアできた。このゲーム、一回ダンジョンを選ぶと半永久的にそこで戦えるので、レベル上げのやめ時が難しい。
久慈川を救出したと思ったら、今度はクマが豹変。
やめてくれ。お前は数少ない萌え要素がないなごみキャラなのに!(凄く貴重)
おまけに、クマの影………声が………演技が………凄く、好みでした………。(大御所CVの底力を再認識した)
何とかクマも助けたのだが、今後の展開からさっするに、まさか、クマの代わりにりせが付いてくるんじゃないだろうな………。
別に久慈川は嫌いじゃないが、クマのほうが好きだ。

その後、酒に完全に酔った叔父を菜々子と顔を見合わせて向かえたのだった。叔父も自棄酒なんか飲むんだな………。
しかし、少年探偵ってあの帽子を被った小さい奴じゃないのか?

■6月26日
久慈川りせの物語は正直印象が薄かったな………。と思いながら休日。いや、自分探しも四人目ともなれば印象が薄いというか。
どの問題も青春の輝きで済んでしまうというか。
次に控えていたクマが全て掻っ攫っていったというか。
まあただ、りせの影のデザインは凄く秀逸だったな(そんな目線)

陽介は相変わらず苦労性だ。そして、あんなアルバイトとっととクビにすればよかったのに、と思う反面、そんなことまで父親に謝らなければならない陽介の親子関係はどこかただれていると思わずにはいられない。

■6月27日
吹奏楽部の松永とコミュを深めるのだが、俺は一体この後輩をどうしたいのだろう………。
いや、別にどうこうなりたいわけじゃないんだが。
夜は夜で、ちっとも進まない堂島家の事情を聞いて、凄く疲れた一日だった。
犯人をあげたいという気持ちに、嘘偽りはないんだろうが、それと、菜々子をないがしろにするというのは、やはり違うような気がする。

■6月28日
相変わらずやる気のない一条。そんな一条にはっぱをかけるべく、長瀬が試合を計画する。
各部員の弱みを握っているとのことで、それを使えばなんとかなるだろ、と朗らかに笑う長瀬を見て、俺はこの男の底知れぬ魅力の一端に触れた気がした………。やるな、長瀬よ。いい参謀がつけば天下取るタイプだお前は。

■6月29日
あいに告白された………! と思ったら、一条のことだった。な、なんだ。驚かせないでくれ。協力することは別にやぶさかではないが、あいつは多分今それどころじゃないと思うが………。
まあ、必死になって「今日じゃなくていいから、お、お願いします………」なんて様に思わずほだされた俺は、結局好みの相手を聞く羽目になったのだった。

■6月30日
気が進まないが病院のアルバイトに行く。またあの看護師に食われそうになるのか………と思いきや、喪服の老婦人に出会った。
とんだホラーだ。
異世界で化物と戦っていて、何を今更と思うかもしれないが、現実世界のそれっぽい場所で遭遇するそれっぽい人間はむちゃくちゃ怖い。
その後の看護師とのやりとりなんて、まるで覚えていられなかった。

微妙な気持ちになりながら、七月へ続く。
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