忍者ブログ
日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
[10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

■三人組ちょっと豆情報。

泡坂「私も聡明な貴方が大好きですよー! こういう声の井上さんも大好物ですよー!」
澤田「男性との差異がまた凄いな」
池波「でも、これゲームとして面白かったけどな。続編もうないんだろうけど」
「案外ドジっ子っていうのも、凄く可愛かったですよねえ。君のためなら死ねる! って、むしろお前のために死なせてくれ、っていうか」
「泡坂が元気なようで、俺は嬉しい」
「そうだな」




DS西村京太郎サスペンス2 新探偵シリーズ 「金沢・函館・極寒の峡谷 復讐の影」

澤田「クリアした」
泡坂「あ、どうでした?」
「面白かった」
「………」
「………」
「………………」
「………………」
「ソ レ シ カ 言 エ ン ノ カ」
「怖い! お前その顔怖いからやめろ!」
池波「どこが、どう面白かったのかくらい言えよ」
「ボリュームとしては、長編クリアで8時間くらいだったかな。短いといえば短いのかもしれないが、一本道で読み進めればクリアできるゲームとしては、十分なんじゃないかと思う」
「色々考えた末の八時間じゃねえからな」
「本当に、最初から最後まで二時間サスペンス劇場だったのも、個人的には評価したい。最後の犯人の追い詰め方まで、完璧だったし」
「1だと断崖絶壁で自白、とかそういうやつだな」
「あと、動機になりそうな要因のちりばめ方が上手かった」
「ってーと?」
「大体、犯人とか殺害方法は概ねやっていれば想像がつくんだが、やっている最中に、実は誰々は血縁関係があるとか、実は誰々はあることができるとか、そういういわくありげなバックボーンの出し方が上手いんだ。それが出てきたところで、推理の本筋から外れるわけじゃないんだが」
「明らかにされれば、「え、じゃあこいつも動機があるんじゃ」って、犯人の幅が広がるってことか」
「うーん、何て言うか………広がるわけじゃなく、やはり、推理すれば犯人は自分が想像している通りで、トリックもこうだ、っていうのは揺るがないんだが、その上で、最後の動機告白で、一盛り上がりありそうだなっていうか」
「あーわかるわ。「もうやめてお母様!」「お前、急に何を………!」「貴方は私の本当のお母様なの!」「な、なんだってー!」とか、そういうのな」
「別にそこまで極端じゃなくてもいいんだが、証拠や推理材料が集まってきて、こっちがめぼしが着いたときに新しい情報が出てくる、っていう作り方が上手かったんだな。謎が謎を呼ぶ、っていうか………。演出と、脚本の作り方が上手いんだと思う」
「なるほどなあ。そうなるとこれ、やっぱり推理ゲームって感じじゃねえな」
「あくまで、サスペンス劇場モノ、なんだと思う。値段も手ごろだし、ある意味、DSで手軽に遊べるゲームとしては、媒体としてもあってるんじゃないかな、と」
「かもなあ。ミニゲームのほうはどうだった?」
「あれも、一応クリアした」
「100問だから、ボリュームあるだろ」
「正直、疲れた。ボリュームは確かにあるんだが、これは1から全くシステムも変わらないままに、ただ、文字の量だけが長くなっているので、凄くやりづらかった。情報閲覧が推理の際に非常に見づらい、っていうのは、前作でも感じたこと(記事参照)なんだが、それがそのまま全く改善されていなくて、やっていて辛かったな。できたからといって、何か特別な喜びがあるわけでもないし。後半はほぼ攻略サイトに頼りきりだった」
「うーん。純粋に短文を読んで推理をする、っていうのは面白いかもしれないけど、それだとどうしてもネタが尽きてくるだろうから、パズル要素の強い問題が増えるのもわかる気がするけどな」
「結局、総当りになるのが出てきたし、できて嬉しい、という感じではないな。金庫を開けるとかの、爆弾解除とか、道順を当てろとか、パズル要素は本当に駄目だ、俺は。ブリジットにはもう会いたくない(ブリジット=パズル問題ばかりふっかけてくるキャラクター)
「お前、そういうの駄目だよな。理詰め関係全滅っつーか」
「………そんなに俺、駄目か?」
「駄目だろ」
「………………」
「ドンマイ!」
「う、うん」
「泡坂、お前急に顔輝かせて出てくるなよ」
PR
■三人組ちょっと豆情報。

泡坂「カオス側の威力に勝てる気しませんね。特にギャランティとか」
澤田「そうだな」
池波「すげえカッコイイよなあ」
「でも、なんでPSPなんでしょうね」
「そうだな」
「俺ら持ってねえしな」




DS西村京太郎サスペンス2 新探偵シリーズ 「金沢・函館・極寒の峡谷 復讐の影」

澤田「現在、第一章までプレイしてみたんだが」
泡坂「どうですか?」
「基本的には、前作と全く変わらん」
「まあ、そうそう推理ものの続編で、大幅に変更になるってないでしょうからね。システムとか、絵柄とか」
「システムは、相変わらず親切設定だが、今回、「重要ポイントの表示の有無」が選べるようになったから、総当りでクリアしたい、ヒントがいらない人は、なしを選べばいいと思う。どちらにせよ、調べ終わっていない場所からは出られないし、話を全部聞き終わっていなければ同じく先に進まないのだから、絶対ゲームオーバーにはならない仕様のままなのだろう」
池波「それ、前作では難易度が低いって、賛否両論あったみたいだけど、お前としてはどうよ」
「別になんとも。これは、推理していく中で、サスペンス物語の雰囲気を味わうゲームだと思っているから」
「純粋に、推理で頭を使うものではない、ってことですね」
「推理で頭は使わないかもしれないが、動機では使うんだ」
「サスペンスだからな」
「第一章からして、犯人そのものはすぐわかるだろうし。ただ、わかった後に控えている、サスペンスならではのバックボーンが面白いんだ」
「と、いいますと」
「まだ発売されたばかりなので、ネタバレは避けるが、そうだな、血縁関係とか」
「あー想像つくな」
「それが、想像したものが想像通りだという安心感というか。それを楽しむものなんだと俺は思う」
「なるほどね。推理モノじゃなく、二時間サスペンス劇場モノ、っていうジャンルなわけですね」
「俺はそう思っているから、進めるのも苦じゃないが、純粋に推理をしたい人には、難易度としては物足りないのもわかる」
「その場合は、おまけでついてくる、推理ミニゲームをやればいいんじゃねえの? あれ、結構歯ごたえあったよな、前作も」
「おまけに、今回は100問もあるらしいから、本編よりそっちに時間がかかりそうだな」
「じゃあ、澤田さんとしては面白いんですね。ならいいじゃないですか」
「そうだな。大げさな音楽も雰囲気に合っているし、システムも基本的に不親切なところはない」
「絵も、ちょっとリアルタッチだけど、アクが強い感じじゃねえしな」
「ただねえ、私どうしてもひっかかるんですけど」
「なんだ?」
「他のキャラクターはそんなことないのに、何故か、主人公の一新だけが、ズバ抜けてデザインが濃いのは、どういうことなんでしょうねえ。あれで35歳とか嘘だろうと思いますよ。何あのアゴ! でも、個性としてはよりへたれが際立ってて個人的には大満足でした。このマラカス気に入ってたんだけど、壊れて直してからどうも音が悪い、なんて理由で落ち込んでる35歳の濃い顔主人公は可愛いですね!」
「目を輝かせるな………」
「俺個人的には、変にリアルでダサい主人公のダウンジャケットとか、結構好きだけどなあ」
「あ、それは私も思いました。ここに出てくる人物って、妙に服装がリアルなんですよね。うーん、さすがサスペンス」
「それ、サスペンス関係ないだろう」

『あやかしびと』
私がプレイしたのは、PSに移植されたベスト版です。エロシーンがないだけで、特別内容は変わっていないとのことですが、わりと、この設定ならば別にエロがあってもなくてもという印象なので、話の区切り方が不自然だとは思いませんでした。いやあ、PSの時代は、いきなりどうしましたみたいなカットのされ方をした移植作品とかいっぱいあったもんですが。


システムとしては、基本ノベル形式なのでボタンを押せば進みます。このゲーム、個別ルートに当然分かれていますが、特定のキャラクター三回落さないと最終的なEDが見られないという、昨今の物語重視のゲームにはありがちな仕様になっているので、スキップは非常に重要なんですが、何故かEDロールが完全に飛ばせません。お前………EDロールが毎回趣向が凝らされているならともかくとして、そうでないならば、ただの苦痛だということをわかれ………。

他にも、既読スキップが文章そのものではなく、ルートやシーンごとに認識しているらしく、明らかにこの文章見た、というものでも、スキップが適応されない、とかざらにありますので要注意で。

物語としては、特別ハードではない戦闘モノ、という感じでした。元がエロゲーだからなのかわかりませんが、基本的に、女の子と恋愛していくには、という感じの物語なので、あまり展開のハードさや、謎が解明していくスッキリ感、などは感じられません(多分よく引き合いに出されると思いますが、Fateみたいな、恋愛いらねえだろ、というスタンスのゲームではない)。
登場人物は、過去はあっても別に謎はないので、わりと平坦な目で見られると思います。純粋に、性格の好みでプレイヤーが好き嫌いになれる、という感じですね。勿論顔も。

絵に関しては、それほど高いレベルとは思えません。汚いとは思いませんが、背景一つとっても魅力的、とかそういうレベルではないし、とにかく主人公がブサイクなのがどういうことなのかと。スチルも結構酷いですしねえ。戦闘シーンそのものはFateの方が、スチルの見せ方としては上手だし、恋愛スチルは基本酷いので、絵に関しては辛い評価です。
元々、なんだろう、それほど万人ウケしそうな絵柄ではないんですが(男性向けエロゲーデザインではありませんが)、それに止めを刺すかのように、ありえないボンテージとか着ている暗殺者には倒れました。なんだあのデザイン………荷物ガムテープで梱包してるんじゃねえんだぞ。
セクシーなのは女性暗殺者としてあって当然のお約束で、私だって女性のエロい衣装と姿は大好きですが、なんかもう、とにかく、出てくるキャラクターの衣装デザインがダサいのが気になりました。
主人公たち主要人物に、制服以外特別な立ち絵がないのも、最初は気になってはいたんですが、むしろ私服があんなデザインだったら、凄く泣けるので、今となってはオッケーなのかもしれません。ただ、この制服のデザインもなあ………(以下略)。


個別ルート紹介。落とした順。
刀子。
彼女のルートはもう、奴の兄貴が正ヒロインとしか思えないデキでした。彼女自身は割りと、奥手なんだけど真っ直ぐで、まあ色々あったんだけど、それでも主人公には嫉妬、みたいなわりと個性に波がないタイプだったので、別に嫌いではありませんが。
主人公が肩を叩こうものなら、そのまま関節をきめて投げ飛ばす武闘派です。
実の兄との絡み、というか正体というか、(以下、ネタバレにつき反転)兄と体を共有しており(精神もばらばら)、どちらかが必ず消えなければならない制約があるので、「どちらを選ぶのだ」という選択肢が現実的に常に側にあり、前向きに苦悩しているのは好感触。
自分より、兄のほうが残っていたほうがいいという刀子。けれど、主人公を好きになり、自分も生きていたいとあがく。兄は兄で、自分は考えなしで幼い頃自分ばかりが現実に出てきてしまっていたことを悔やみ、妹の幸せも願っている。何より主人公は妹の恋人であり、兄の友人でもあるので、苦悩するわけですよ。どっちも取りたいわけで。勿論落すのは女キャラクターなわけですから、どっちが最終的に消えるかは明白なんですが、それでもどちらにとても幸せな結末は、というのがこのルートの見所ですね。
最終的に、兄は敵との戦いでおのれの精神を消耗し、存在できなくなって消えるんですが、そのときの扱いはもう、妹のヒロインの座、完璧に奪う勢いでした。
「悲しくないわけじゃない。けれど、悲しいと思える今こそが幸せを求めている」みたいな。お前、どれだけピュアっ子だよ。
消えたと思った兄が、敵の体内から出てきたときもカッコよかったですしね。

実際、三つほどあるEDのうち、一つは転生EDなので、未来は想像がつくかもしれませんが、これがまた、他のキャラクターともEDで絡んでくると、お前それでいいのかという気持ちにはなります。


逢難ルート
刀子ルートから派生する、いわゆる敵との恋愛EDってやつですね。二つEDがあって、まあそこに行き着くまでの過程も、主人公の恋愛云々というよりも、「こういう生き物が、こういう感情を持ってくれて嬉しい」というような愛着EDなのが、潔い感じでした。そりゃ、その直前まで刀子といちゃいちゃしていたのに、いきなり横恋慕されてもなあ。
わりとツッパリ小僧の逢難が可愛いですし、ルートとしても短いので、さっくり見られると思います。
EDのうち、共に悪を滅ぼす、というようなEDの方が好みです。まあ、私はあまり転生ものに興味がないので。
もう一つになると、逢難が転生して、そして、ある人物と出会い、という感じになるのですが、息子に過去の女を取られたとも思える主人公の立場はどうなるのだ、と真剣に思いました。
いやあ、しかし、あいつは生きていてももう一回生きても(笑)立場として常に美味しいですね!


トーニャルート
ツンデレっていうんですかね。別にツンツンしてませんが。物言いが厳しいだけで、わりと普通に常識人です。ああ、クーデレっていうんでしたっけ。いや、別にクールでもないなあ(なんだって?)。しっかりしてる子、という感じです。こうしてみると、わりと女性キャラクターの性格ってはっちゃけてない子が多いんですね。
サブにはいますが、いっぱい、力んでる子が。
彼女は、オタクドレッドヘアで声は炎の守護聖というとんでもアニキ、ウラジミールとセットで可愛かったです。つうか、ウラジミールはお約束といえども、お前泣かせすぎだろう………! トーニャを庇うシーンはそうでもなかったんですが、「これしか持ち出せなかった。こちらを大切に持って俺の手紙は捨ててくれ」とか、お前、どんだけ………!
そして、ネタ要因でしかなかった、愛野狩人が輝く瞬間でした。死ぬとすぐに再生をしてしまう体を武器にするなって、お前って奴は!
一乃谷兄貴もてれ顔満載ですし、主人公の師匠も自己完結していてカッコイイ(苦笑)し、わりとトーニャと主人公の恋愛はどうでもよく、トーニャを取り巻く連中たちがカッコイイ、という感じのルートで満足でした。主人公の影が薄いとしても、嫌でも他のルートを何回も通る羽目になるんだから、濃くなります。


薫ルート
病院の先輩であり、優しいお姉さんであり、現在主人公抹殺の隊長。転職しすぎです。きれいで強いお姉様というには、あまりに弱々しいので、初手から萌えから外れました。お前には色々な意味での強さがない。にも関わらず毅然とした態度が萌え、という奴なんでしょうか。でもそれは、震えながらも任務を遂行するから萌えるのであって(以下延々と続く)。
まあ個人的には、それを擁護する部下っていうのも結構気に入らない(おい)ので、九鬼(主人公の武術の師匠)も相乗効果で評価が低くなりました。気の毒に(お前がな)。
にも関わらず、このルートをメインヒロインの前に何故持ってきたかというと、腰砕けボイス白虎を持つ加藤先生の出番が一番多いと聞いたからです。私は欲望に忠実な主義です。
で、結果としては正直期待しすぎてたかなあという感じでした。主人公の恋愛話としてはぬるいし、物語としての盛り上がりは、まあ普通というか。前のトーニャルートのほうが、クライマックスは盛り上がったなあ。
加藤先生も何か個性がよくわかりませんでした。外見は日和見タイプだけど中身はそんな感じでもなく、わりと普通の人でした。人生に絶望とか飽きてる感じじゃないし。へんなタラシ要素も中途半端…というかそういうのは愛野狩人だけで十分だ。
変なボンテージの姉さんとくっつきそうなのもなあ。変な女とくっつくとその男の価値が下がる。
でもこのルート、鴉天狗の鴉さんが超カッコよかった~(外見執事のお爺さん)。九鬼との対決で死を覚悟したとき、
「千年の長い人生、飽きたことなど一度もないというのが、私の誇りだ」
と言われた日には、結婚を決意しました(一方的に)。
あ、忘れてた。薫の部下の公安のスパイである、外見はお世辞にもハンサムとはいえない、猫背の比良賀もカッコよかったです。現実主義で。キレてなくて、キレてる連中の中での常識、いや現実の砦というか。頭もかなりキレるんですが、他者に外見のせいでさげすまれることも多いのに、意にも介さない意思の強さがカッコイイ。
加藤先生が普通だった分、鴉さんで補給できたという感じでした。元々九鬼さんはさして好みでもないので。


すずルート。
最後の王道ルートです。それまでにヒロイン三人をクリアしなければいけないのですが、それにより、結構もう飽きてきたんですが。まず生意気な小娘というだけで、個人的好みからいえば、その人の心情を追いかけたくもないというか(致命的)。このルートのEDの中で一つ、妖怪変化EDがあるのも見えてきてしまいますしね。九鬼さんの末路と、逢難EDを見るとね。
印象としては、何かあったっけ、という感じでした。結局他のヒロインに比べて、わりと中盤で「戦力」としては脱落してしまうので、最後はなんのためにいるのかわからなくなってしまうんですよね。しかもすずは、もう最初の設定からして、他の誰と結ばれようとも特別な存在であることは、変わらないというデフォルトヒロインの立ち位置なので、主人公との関係が特別変わることもないですし。
記憶を失ってしまったすずのために、奔走する主人公、くらいまではわりと普通のギャルゲーとして楽しめたんですが、ラストに進むにしたがって尻つぼみ、という感じでした。
結局、九尾の狐関連の話って、刀子先輩のルートが一番充実していたんだなあ、と。すずはその話そのものは全然メインじゃありませんし。
九鬼先生の復讐にも一区切りつくのかと思いきや、最初から最後まで決着つかずで、後味悪い感じでしたが、それはそれとして、幽界で、主人公と二人並んで、最後「それじゃあ、行ってくるか」「何処へ?」「そりゃお前決まってるだろう、地獄にさ」のくだりは、ちょっと泣けました。
個人的には、妖怪や半妖怪になっちゃうルートよりも、最後まで人間(というか半妖)として戦い(そうなると、戦闘のオチは薫ルートと同じになっちゃうんですが)、九鬼先生も人間としての記憶を取り戻して、一番最初にお世話になったおじさんに、お金を返しに行く、というEDが一番感動しました。

総評としては、もう少し絵は頑張りましょう(しかもギャルゲーなわけですし)という感じでしたが、ヒロインたちはそれぞれ、際立って電波な個性があるわけではないので、万人に受け入れやすいかと思いました。
キャラクター順位。
鴉>越えられない壁>ウラジミール>比良賀>一乃谷兄>トーニャ>逢難
という感じでした。あとは大体押しなべて同じ。ドミニオン(主人公を追いかけてくる、人妖専門の殺害機関)の兄弟とかも、もう少し主人公以外と絡みがあれば嬉しかったんですが。
鴉は近年まれに見る美老人で、超萌えました。格好は執事(というか運転手)だけど別に執事じゃない、バリバリ武闘派っていうのがまた………! 年齢差1000歳とか平気でいけると思った瞬間でした。
『ルクス・ペイン』
購入してから、「マーベラスじゃねえかよ………」と、なんとも微妙な気持ちになったんですが、割合評判がよさそうなので。

雑感としては、わりと平坦な感じで進みます。物語そのものは、サイレントというよくわかんないモノに取り付かれると異常者になっちゃうので主人公が特殊能力を使って、他人の心を盗み見るという、道徳的にどうなんだ、とやっている最中もツッコミ満載の行動ばかりなので、それほどのめりこむ感じではありません。
そのサイレントがどんだけ凄い存在なのかは、クリアした今でもよくわからず、主人公が必死になる理由もよくわからないので、正直ゲームとしての物語は面白みにかけました。

前述しましたが、結局やってることは他人の心を盗み見しているだけなので、世界を救ってるんだから、他人を救っているんだか、無償のカウンセリングをしているのか全然やっていてわからないんですよね。
しかも、相手の心を救うったって、サイレントに取り付かれた人たちは基本、電波なことしか言わず、取り付かれてなくなって電波素質がある人たちなので、別に好き好んで救いたくもないんですよ正直お前らは。

キャラクターに愛着がわかないと、救っていても全くカタルシスがないので、物語は最初から最後まで退屈なままでした。

結局グレイアッシュの髪を持つ主人公(私的に一番笑った)が日々やっていることといえば、街や学園を徘徊して、挙動不審な奴らの精神状態を読み取ることなので、自分が一番不振人物なのではないか、と思うこともしばし。
世界を救っているとか、精神世界を開放した結果、相手を救えてよかったね、という感じでもありませんしね。
日々とにかく、色々出てくるキャラクターたちとの会話を楽しんだり、そのバックボーンを読む、というような進み方です。あまり切迫感がある感じではありません。
主人公にも一応性格づけ、というか過去がありますが、主人公=プレイヤーのゲームなので、基本的に個性はありません。周囲が自分をちやほやしてくれるのを純粋に楽しむゲームかと。

グラフィックとしてはアニメ絵なので、非常にクセがなく好感触。結構イロモノのグラフィックにも力が入っていて、サブではネットカフェのユウジが好きです。こう、他者をナチュラルにさげすまなければ気がすまないという(どうなんですか貴方の好み)。

システムも場当たり的に進めばどうにかなります。
ただ、いくつか行ける場所のうち、一発であたりを引き当ててしまうと、他に残っていても、強制終了してしまうので、選択の前にセーブは必須。
そのわりに、既読スキップやオートモードがないのは非常に不親切です。ただでさえ早いとも思えないメッセージ速度を何度も見るのはストレスがたまります。特にスキップがないのは本当に辛い。後半はもういらいらしっぱなしでした。
アニメのムービーも、スチルが連続して出て、それに声と台詞がついてくる、という作りなので、スキップができないんですよ。せめて文字を読み終わったら音声もカットできて次のスチルに行く、っていう作りだったらなあ。スチルそのものは別に後でも見られるんで………。

残留思念を見つけたりするのが、完全にタッチペン仕様なので、面倒な人は面倒かもしれませんね。最初、サーチとけずりの関係がよくわからなくて、しょっちゅう相手を廃人にしてました(即ゲームオーバー)。

サイレント解放後の演出も、いわゆるエヴァ的な「逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ」方式なんですが、これもう正直わざわざ見ていられません。見ていたところで、大体相手のグチだったり、見なくたって物語の進行上大切なことなど微塵もないので。

出てくる登場人物のうち、幼馴染組含む、高校生連中が誰一人愛せないのも致命的かと。
まだ大人連中はサブも含めて救いでしたが………。
いっそ、変に高校生生活をいれるよりも、大人のサスペンス的なノリをアピールしたほうがまだましだったんじゃないかと。

キャラクターとしては、顔は全部いいんだけど、ブンヤ気取りの女子高校生を常に殴りたくて仕方がなかったです。どうしてこういうキャラクター作りたがるかなあ。ブンヤ希望なんて、巻き込まれてイラっとさせるためだけにいるようなもんじゃないか。しかもこの巻き込まれキャラが巻き込まれるのは一度や二度じゃないので、最後の方がいい加減もう彼岸に旅立てよと思ってしまう始末。

タカノ先生(デブだけどエネルギッシュでいい先生)とか、アヤ所長(姉御肌のおかっぱ28歳)とかキョウスケ(ひたすらビジュアル優遇)とか、大人連中は見ているだけで眼福だったんですが………。
子安声の中国人暗殺者もいましたが、基本ドジっ子なので、それは作ってるほうわかってるんだと思うんですが、その熱意をもっと別な方向に回せ………。

結局最後のオチというか、サイレントってなんだったの? という感じでしたし、キャラクターに愛着がわかないと、とにかくひたすら辛いゲームでした。
第拾四話 京洛奇譚
何度見ても、若頭が正しいと思わずにはいられない面ですが。
次の週で犬神パーフェクトルートを通ろう、と思っているので、今回は逆に犬神先生に会わないように選択肢を選ぼうとしているのですが、潤いが足りません。
マリア先生は嫌いじゃないし、ミサも嫌いじゃないんですが、基本中身が女である以上、どうせ色目を使うなら野郎に使いたい。
現在レギュラーメンバー平均レベル40で、戦闘で苦労することが全くなくなってきました。初期配置の真神連中であらかた倒せてしまうので、増援メンバーとのレベルの差が痛い。


第拾伍話 胎動
みんな大好きコスモレンジャーが仲間になる面です。ちなみに私は、レッドもブラックもピンクも普通に愛せます。
特にピンクが可愛い。あのお姉さんぶった口調が可愛い。
レッドも可愛い。リーダーに固執するおばかな感じが可愛い。
ブラックも可愛い。戦闘で結構使えて、顔も何気にイケメンなのが可愛い。
そして、よみがえってしまった九角が病院ルックだったのに仰天。PSの時代もこんなグラフィックでしたか!? 肩を包帯でつったり、頭に巻いたりしてましたか!?
何にせよ、九角に「その女を守ってやれ」(美里のこと)と言われると、甚だ不本意ですが、お前の言葉ならばと自分を発起させるのには役立ったと思います。


第拾六話 魔獣行-前編-
一回目、さやかも霧島も普通にロストした今の自分が信じられません。というか、過去の私はどれだけミラクルだったのか問い詰めた方がいいのでしょうか。ミサ以外は普通に仲間になった気がするんですが………。
さやかと霧島はデフォルトカップルだけあって、感情移入が非常に難しい感じですが、この魔人ならではの主人公が明らかに特別対応が、この辺から徐々に出始めるので、それが嬉しいです。
蛇男に出会った時は、逃げ出さず、相手の愛を受け止めてやりましょう。こちらの懐の深さに驚いてくれます(違う)。


第拾七話 魔獣行-後編-
今のところ全員仲間にはなってます。
なんで私が劉が好きかと言いますと、顔ですね。
あのしょうゆ顔が好きなのです。
今のところ確実に誰ともEDフラグが立っていない(高見沢はどうかな)と思うので、ここぞとばかりに劉と信号待ちをしました。
愛情表現がストレートな割りに、結構過去が重かったりする子は可愛いです。


第拾八話 餓狼
壬生はDSになってヅラから脱却してました。正直、PSの頃は壬生の何処がかっこいいのかまるでわからなかった(外見のみ)のですが、今回は魔人二枚目トリオの中に入っているのではないかと。
しかしこの面は、最初のほうに「京一は藤崎さんが好きなんですか」とギョっとさせられ、後半は「京一はどれだけ俺が好きなんですか」と別な意味でギョっとさせられる、色々心臓に悪い面ですね。勿論嫌いじゃないです。そんな心臓に痛い選択肢のときに、「友」なんて無難な選択肢を選ぶなんてありえません。


第拾九話 陰陽師
PSの頃は、動かせるユニットでは村雨がダントツに好きでした。顔もそうですが、村雨っていう名前がカッコよかったので。(そんな理由!?)
そして、DSではおっさんくさかった容貌に明らかに修正がかかってました。こんなに爽やかじゃない! 村雨は年齢詐称くらいでちょうどいいのに!
最後に村雨がコイントスによって、仲間になるかどうか決まるんですが、
「さァ、どっちだ?」
と、初め後ろ向きで、その後ビジュアルが動いてこちらを向く、という仕様は、アン子の胸ゆれよりも百倍価値があると思いました。というか、このゲームやって初めて、動きがついた価値があると思った。村雨は台詞と連動した動作パターンが豊富、というよりは、合ってるので非常に見栄えがしましたね。「やれやれ」とか「にやにや」とか、重複の擬音ビジュアル(何それ)が上手い感じでした。


第弐拾話 龍脈
今まで、アランを仲間にする以外包囲陣を使わず、インターミッションでも会話を選んでいない私の仲間達は、シュミレーションパートの選択まんまのデフォルト好感度なんですが、冷静に考えるとレベルなんてどうとでもなるんだから、全部会話にして好感度上げりゃ良かった。
今現在、せっかく指定したあだ名を誰も呼んでくれません。終わる終わるもうすぐ終わる。
京一なんて、やっと十九話あたりで下の名前になったくらいで。そんなに嫌われた覚えもないんですが(好かれた覚えもない)。
醍醐も下の名前呼びになるのは早かったですが、それ以降動く気配がありません。俺、本当は嫌われてるんじゃないだろうか。
今回は、レベル(戦闘時の強さ)にせよ、好感度にせよ、包囲陣や旧校舎を使うことがデフォルトのようですね。そのまま物語を進めていても、色々不足部分が出てきそうです。
いよいよ主人公の過去だのなんだのがわかる面ですが、唐突すぎると十年経った今でも思います。何故このテンションをもっと小出しにしておかないのだ………。
どうもよく遺伝子がよくわからないんですが、菩薩眼と黄龍が結婚して、黄龍が生まれると言うシステムはともかく、じゃあ、菩薩眼はどこかで自然発生してくれないと、近親相姦に次ぐ近親相姦なんじゃないかと心配になってしまいます。
それにしても、何度見ても柳生君にバッサリの場面は、物語のクライマックスとして非常に美味しいですね。


第弐拾壱話 封土
ちゃんと今までの努力の甲斐あって、比良坂さんはちゃんと仲間になりました。当然です。
ここではクリスマスイベントがキモなんでしょうが、ことごとくフラグをへし折ってきた私としては、絶対大丈夫だけど興味のない女の子にコナかけるのも嫌なので、今回は犬神先生に操を立てることにしました。俺は京一か醍醐とラーメンを食う放課後か、村雨と冬の寒空の下で缶コーヒーが飲めればそれでいい(やけに具体的な妄想)。


第弐拾弐話 魔人学園
ここに来て、「お前がいるから新宿に集まった」「お前がいてこその仲間だ」と色々な人がわざわざ言いに来てくれます。お、遅い………遅すぎる………!
「へっ、どいつもこいつもこの大馬鹿野郎にやられちまってるのさ」
む、村雨……… お前ももう少し早くに出てきてくれれば………!(全部こっちの都合)
マリア先生との最初で最後のラブラブデートですが、そんなことより、犬神先生のCGこれ追加でしたっけ?(愛はあるが記憶力はない)
もう実はこの時点で、気持ちは次のプレイに傾きつつあるんですが。
新宿、世界の未来をかけて、黄龍の器である主人公は、柳生の野望を討ち果たし、平和を取り戻すことができるのかー!?(とってつけたように)


第弐拾参話 咆吼
柳生君は本当に赤い学ランといい、いかつい顔といい、ビジュアルとしては完璧ですね(貴方もその人も変ですよ)。
その点ラスボスであるカオス君はどうもルックスがいまいち、とかそんな感想の面でした。

一応、本編はクリアして、朧で外伝なども見たんですが、これといって変わっていないような気がします。ただ、外伝そのものの質はどれも非常に高いのでお勧め。如月は外伝ですっかり色物扱いですし、コスモレンジャーは超可愛かった。京一と紫暮が言い争って戦闘になると、互いにそっぽ向いて配置されているとか、細かな演出が面白いです。仲間仲間と口で言われるよりも、こういう細部にまで気を遣ってくれたほうが、心意気を感じます。
バグのこともあり、正直校舎をもぐる気はさらさらないので、後は一通り犬神プレイを堪能しておしまい………にするつもりだったんですが、思いがけずEDと外伝で満足してしまったので、これで終了ですね。全部コンプリートしたところで、DSならではのおまけ要素というものもなさそうなので。
しかし、犬神先生EDを見て画像が開くのはいいんですが、見ていないものが見え、見たものが収納されていないって、それどんな仕様?
本当にバグさえなければ、仲間との掛け合いなんぞはやはり楽しいので、女性にもお勧め(ハードがDSですしね)したいところなんですが、バグも今現在確実に増殖しているので、今後のメーカー対応を見てから購入されることをお勧めします。
実際、ゲームをやっていて物語が楽しめない、というバグではない(ステータスや装備の差異など)ので、気にならない人は大丈夫だと思いますが、せっかくの十周年記念に水をさすような形になって残念です。
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ツイッター
ブログ内検索
メモ

公式サイト11月10日発売予定








ファンタスティックMr.FOX
アリス・クリードの失踪
4デイズ


美術系
・氷見晃堂(石川県立美術館)
・佐々木象堂(佐渡歴史伝説館)
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) 雑記 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]