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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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知らなかったんです………「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」がOVA発売だったなんて!
うわあ、てっきりちゃんと地上波でやってくれるものだと。
買うかと問われたら、買いませんよそりゃあ………。

先日話題に取り上げた大御所ですが、『ウィニングポストワールド』というギャルゲーを出すそうで………。
その心意気を、何故本家に回さない! と黒い怨念が噴出しつつ、これは、まさかマキバオーで一世を風靡した競馬界でナニがしたい(何!?)という希望を神様が叶えてくれたのかとも思いました。女主人公もいけるらしい………。
いやあ、元々競走馬育成には興味がありましてー(ものすごい言い訳)。


相変わらず密林は………。ペリカンと佐川メールが同じ日に届くなら、それこそ分割発送の意味がないだろうが………。



『たいようのマキバオー 7巻』
久しぶりにレース展開の熱い巻でした。やっぱり、マキバオーは走ってナンボ。熱い馬たちが、それぞれの思いを抱えて走ってこそですな。

順調に勝利を重ねるヒノデマキバオーは、いよいよダービーグランプリに出場が決まります。狙いを定めていた、アマゾンスピリットは出ませんが、中央や地方の強豪がずらりと居並ぶ中、かつて共に同じ高知で戦った、ロングテイルドリーと出会います。

「今日、このレースではっきりするさ。高知を飛び出した者と………高知にどとまった者との差がな」

やつれ果てて、薄気味の悪い迫力を備えたドリーは、そうマキバオーに告げます。
レースが始まり、強いものと競い合わないと自分の実力が出せない、というマキバオーの弱点を見抜いたドリーは、じっと背後につけたまま様子を伺います。次々に、マキバオーから離れた場所で、トップを争う他の馬。あせるハヤトの挑発にも乗らず、ドリーは言い捨てます。

「お前らの心を折るのは、奴らに任せとる。俺は………気持ちが折れて落ちてくるお前を………喰らうだけ」

他の馬などどうでもいい、と言い切るドリー。
高知から他厩舎へ転属してから、思うような成績が出せなかったドリーは、常に高知のアイドル、マキバオーと比べられる日々を送らざるをえなかった。

「負けられねえ………負けられねえんだ。負けられねえ! 貴様だけには………絶対に負けられねえんだ!」

トップ集団に抜かされ、戦意喪失したマキバオーを、ハヤトは怒鳴りつけます。

「ドリーに比べて、おんしゃあ何や。トップ集団に抜かれただけで勝負を投げやがって。貴様は何様や! 仇敵が全力でおんしを倒しに来とるんぞ! おんしも全力で受けたれ!」

涙を流しながら走るドリーを見て、マキバオーもかつての自分を思い出します。全力で走ることも許されなかった頃の思いを。

「俺たちゃどこまでいっても底辺よ! 俺たちの栄光は、地べたはいずり、血反吐はかなきゃ掴めねえんだよ!」

そして、再び追い上げを見せるマキバオー。
レースの結果はいかに。

ドリー、超燃えました。
こういう、がむしゃら感がマキバオーはたまりませんね。誰も彼もが必死であることは、この世界では当然かもしれないけれど、それでも、如何なる理由があっても、目指す先にあるものは一つしかないっていうのがまた………!

今回、アマゾンスピリットの口調が変なヤンキーみたいで凄く萎えたんですが、正騎手の正木さんがあまりにアマゾンにラブラブ光線を送っているのも、ちょっとどうかと思いました(苦笑)。
アマゾンの勝利のために、今後のために、わざわざ他の馬引っ張り出してマキバオーの真価を問いに来るなんて、お前それ、乗られてるグランドコブラが可哀想だろう………。

やっぱり、マキバオーは他の馬の魅力あってこそ、ですね。
特に、ヒノデマキバオーは、ミドリマキバオーと違って、あまり自己主張(ことにレースに関しては)しないので、他の連中が、その役目を引き受けている感じです。



『ジョジョの奇妙な冒険 50巻』
ついに、ストーンオーシャン編完結です。5部くらいまでは、本誌で連載している時に読んでいたのですが、このシリーズは全くの未読だったので、新鮮でした。
途中能力に本気でついていけないとか、色々乗り切れない部分もあったんですが、ウェザーの外見が超好みだったので許す。(そ、そんな理由)
最終的に、時は加速し、そして元通りに「ならなかった」世界で、新たなジョリーン、アナスイ、エルメェスたちと出会うエンポリオの場面で、フーファイターズがいなかったことが、凄く感動しました。

彼女は人ではない生命体として生まれ、そして死んだ。
記憶はとても大切。それがなくなってしまったら、もうそれはあたしじゃない。何度生まれ変わっても、もう自分ではない。
そう言って、自らを確信して死んでったフーファイターズは、満ち足りていたのでしょうし、その自分以外のものには決してならない、という強固な意思は、主要人物たちですら「生まれ変わってしまった」次の世界ですら、跳ね除けた。
彼女は、自分が自分でなくなる世界で、生きることを望まなかった。
だからこそ、最後のページ、ジョリーンたちが居並ぶ中にも、彼女の姿はない。
まさに、神の領域である加速した時、新しい世界ですら、「個人の意思」で拒絶した、フーファイターズの強さに脱帽しました。
個人的に、ストーンオーシャンで一番好きなキャラクターだったので、凄く嬉しかったです。

「一人で行くのよ、エンポリオ。あんたを逃がすのは、アナスイであり、エルメェスであり、あたしの父さん空条承太郎………。生き延びるのよ、あんたは『希望』!」

決め台詞が決め台詞としてかっこいい作品っていうのは、素敵ですね。



『チャンネルはそのまま!』
佐々木倫子氏は、もう圧倒的に白泉社で書いていた少女漫画の方が好みなんですが、今回は、カラっとした笑いで面白かったです。
もう、原作つきとか、変に世相を切ってるとか、人生とはなんぞやみたいなコメディーは勘弁して欲しい………。
主人公も、確かに迷惑ではありますが、仕事をしないとか、サボるとか、社会人として一番私がイラっとくる、楽しようという考えは全くないので、読んでいて不愉快にはならなかったです。

サブキャラがとにかく魅力的で、バカのプチプチ(真相は本編で)である山根君はナイス。
「きょ、今日はしょっぱなの挨拶があると思って、おばあちゃんが買ってくれたの」
と、派手なスーツで出勤してきた主人公、雪丸に
『おばちゃんじゃしかたがないな』
と思わずつぶやいてしまう様は面白かったです。
こういう、台詞以外の、写植が貼られていないつぶやきは、いつも面白いですね。
苦労性のデスクも、顔、好みです。
「お疲れ様………(自分)」
とか。

ただ、あのヒゲはいらない。
あれ多分、『水曜どうでしょう』のヒゲですよねえ………ディレクターの………。
いちいち、したり顔で出てくるあのヒゲだけは、イラっとしました。お前何様だよっつーか。



『群青学舎 4巻』
最終巻として、今まで出てきた人物のその後、が少しだけ収録されています。ニノンの恋も順調に進展中でよかった。そして、それらを思い出すというか、冒頭と巻末で占めているのが、あの、音楽好きな少年であるのが、凄く良かった。かっこいい美青年、美中年、美女も出てこないけど、あの話は四巻の中で一番好きだったので、嬉しかったです。
収録作品の中では、いつもはだらしない身支度もできない、だらっとした中年教師が、ガチンコスーツ姿で現れる、『本日はお日柄も良く』で満足しました。いいんです内容は。
「先生かっこいい! いいいいつもそれ着てなよ! モテるよ! 3割り増し! いや、5割り増し! 倍増し!」
女学生たちに、心から共感しました。
個人的に、この作家さんは話(が多分メインなんだろうけど)ではなく、絵で買っていたので、満足です。



『彩雲国物語 4巻』
つまらなくは………ないんだけど。
セイエンが出てくると、他の男連中全員見事にかすむので、逆にセイエンがいなくなった後の男成分が心配です(いらぬ世話)。
シュウレイの立志云々に関しては元々あまり関心がないし、これから、また、倒れるほどのご都合展開が待ち受ける茶州編になるかと思うと、どうにも食指が動きません。まあ、そうなればまたセイエンも出てくるんだろうけど、どうもこいつは、シュウレイと関わると逆に魅力がかすむっつーか………。
笑いの部分は個人的に評価しているので、どちらかといえば、短編路線が続くといいな、とは思うのですが。
シリアスになればなるほど、地味な政治が一気に派手になるのが、なんだか凄く違和感を感じるんですよね。
革命も続けばただ滑稽なだけ、というか。



『ヴィンランド・サガ 7巻』
悟りを開いちゃったクヌート王子が、やたらにかっこいいです。

「神は、こうしている間にも我々のことを見ていらっしゃるのだろうな。友を失い、親と子が殺しあう。そんな様の全てを天空の高みから見下ろしておられるのだろう。
許せぬ。
私はこの地上に楽土を作るぞ。平和で、豊かな生き苦しむものたちのための理想郷を。私の代ではなし得ぬかもしれぬ。それでも、最初の一歩を私が踏み出すのだ。神はきっと私を愛で、御許へ召そうとするだろう。その時、私は神にこう言うのだ。
『もはや天の国も試練もいらぬ。我々の楽園は地上にある』
とな」

やはり、こうなってくると軍師、アシェラッドがますます輝きますね。
同じ復讐者であるアシェラッドと、トルフィンですが、まだまだ核が違うというか、このまま正攻法では永遠にトルフィンは、復讐をなせないような気がします。体力も、実際人殺しの技や才能から言えば、トルフィンはアシェラッドに劣ることはないでしょうし、若さという大きな武器がありますが、やはり、それだけでは超えられない存在って言うのは、現実にいるわけで。
それが、老獪なる知恵者であったアシェラッドだったのは、トルフィンにとって見れば不幸だったんでしょうな。
アシェラッドの前では、文字通り、トルフィンは赤子の手をひねるようなもんなんでしょう。それこそが、力量の差ですが、まあ、アシェラッドは別に、トルフィンを育てる立場にいるわけじゃないので、結果としてそこから学ぶか否かは、トルフィン次第ということでしょうか。
このままだと、何も学ばずに永遠に、父トールズの高みには上り詰められないでしょうが。
というか、多分、誰もたどり着けないんだと思いますけどね。


他にも『アカギ 22巻』を購入したりしたんですが、相変わらず全く話が進みません。もうこれは、私はアニメのアカギ以外興味がないですと断じたほうがよさそうだな。
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