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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『バイオハザード』
結構グロかった!
私はホラーものに耐性があると、『ミスト』なんかでもわかったのですが、これは結構「うへえ」となりました。
どうも、未知の物体であればあるほど、恐怖心が薄れるようです。
例えソンビ化してしまっていても、元々人間であったモノのほうが見ていて怖いし、「あんなんなっちゃって」という悲壮感もあるので、恐怖心倍増、というところでしょうか。
でもこの映画で一番「ぎええ」と思ったのは、ゾンビに集団で囲まれるシーンでも、突入部隊がレーザーで滅多切りになる場面でもなく、初っ端、エレベーターに閉じ込められた女の人が、抜け出そうとして途中で引っかかり、『断裂』するシーンでした。
アレは怖い! アレはグロい! 実際のシーンが映ってなくても、もう、女の人が抜け出そうとするだけで「お前それはやめろ!」と先の展開が読めるだけにより怖い!

実際の恐怖って、噛み付かれるとか、撃たれるとか、そういうことじゃなく、『密室に閉じ込められる』、『何物かが追ってくる』、『抜け出せるタイムリミットが迫る』とか、そういう場面的なシチュエーションそのものだったりするので、それは概ね全部味わえたかと思います。

元になったゲームは、一つもプレイしていないのでわかりませんが、いわゆる、静的な恐怖を味わうものではなく、目に見えて怖いもの、目に見えてカッコイイ主人公、というわかりやすい路線をアピールしたのは、逆に良かったのではないかと。
映画で、あまりに静的なものを主題におくと、そこにはかっこよさが生まれにくいし、主人公の魅力を出すのが難しいから。
文章であれば、その静の中にも、何千文字と割けるでしょうが、映像であれば(しかも限られた時間の)そうもいかないわけで。

主演の、ミラ・ジョヴォヴィッチは鉄の女を好演。あの鶏がらボディの何処に筋肉があるんだと問い詰めたい気もしますが、赤いスカートなびかせて戦う様は圧巻。
人のよさそうな刑事役、エリック・メビウスも如何にもちょっと尻にしかれそうなナイスガイだし、地味にすぐ死んじゃう特殊部隊の面々もいいしで、役者陣は安定して見られるのではないかと。

ラストは、全く完結してないといえばしてないのですが、(続編の匂いプンプンという意味で)結果、捕らえられ、目覚めた主人公が、必死の思い出病院を抜け出してくると、そこは生きているものが誰もいない、廃墟が広がるばかりだった―という終わり方は、最後まで絶望という意味で、凄く良かったと思います。

個人的には、「仲間連中と必死に逃げるんだけど、もう少しこう、逃げる様にドロドロ感と絶望感があった、エイリアンの………あれ、何作目だっけ?」と、妙な違和感が残る作品になりました(バイオハザード関係ない)。


『バイオハザード II アポカリプス』
その二作目。ホラー物の面影全くなく普通のアクション映画でした。
まあ、一作目も特筆するほどホラー物ではなかったのですが、今回は、ゾンビの集団や化物や犬に襲われるとはいっても、それはビジュアルとして前作で見てしまっているのですから、新たな恐怖、というものは全くありません。
かといって、原初の恐怖というような、密室でわけのわからないまま閉じ込められてあいつらはなんだ、というじわじわくる恐怖感もないので、本当にただのアクション映画でした。

ただ、見せ方が上手かったり、ドンパチシーンの迫力があったりと、つまらないわけではありません。
カッコイイ女性が、己の肢体を武器にして拳銃をぶっ放したり、バイクで突っ込んだりする、様式美的な楽しみ方は健在。
今回は、アリスではなく、黒髪短髪(スピンオフ的な出演)のジルがかっこよかったですね。ノースリーブにホルスターっていうファッションが健康的にエロい。

今回もやはり、なんちゃってタイマンは健在で、本当に見せ場にこれをもってくる辺り、「向こうの国の人たちは本当にこういう演出好きだよな」としみじみします。
前作で仲間だったマットが、化物になってしまい、それに気づき必死で「ごめんなさい」と傷つけたことを謝るアリスとか、正気を取り戻してアリスのために身を投げ出すマットとか、お約束はお約束としてそれなりに感動できました。

話の内容は特にないんですが、この二作品は、キャラクターの配置と見せ方が上手いので、人を選ばず素直に面白い、と思える要素満載という意味で、いい映画だと思います。面白さがわかりやすい、っていうのは凄く大切なことですので。


『あぁ、結婚生活』
クリス・クーパー主演の夫婦間の物語を描いた作品。
見終わった後、何のカタルシスも得られない物語にびっくり。すっきりもしなければ、後味がすげえ悪いわけでもないし、かといって盛り上がるわけでもないし、でもいい話では絶対にないというか。
実際の夫婦なんてこんなもんですよ、と言われてしまえば、リアルな話なのかもしれませんが、これは別に映画で見たくもないなあ。
個人的に、シュっとした中年(壮年)である(笑)クリス・クーパーは大好きなんですが、今回は不倫した挙句に「妻を苦しめるくらいなら殺そう」とか思い立っちゃってすったもんだあった挙句、結局親友に愛人を取られて、めそめそしながら、慌てて自分が殺そうとした奥さんを助けに行った挙句、結局奥さんの不倫も目撃しちゃって、でも口には出せなくて「君を愛してる。君が必要なんだ」とか言って最終的にはそれぞれ夫婦を営んでます、みたいな(長い)本当に、利己的でどうしようもない男で、げんなりしました。
かっこよさが何処にもないっていうか。情けない男なら情けない男で、情けない男萌えって絶対にあると思うんですが、クリス・クーパー演じるハリーは、ただただガキくさいっていうか、本当に自分のことしか考えてないって言うか。

愛人が結局如何なる理由で別れを切り出そうが(別に親友のことを好きになったから別れたい、であったとしても、自分が女房と別れもせず不倫している時点で、ハリーに何かを言う資格はない)ショックを受けることすら、アホらしいというか。
その挙句、妻に見捨てられたらどうしようもないのは自分のほうであって。その情けなさに涙するあたり、別に悪い人じゃないのかもしれませんが………って、妻殺しの練習に飼い犬殺すような男の何処がいい人なんだよ! 犬、ただただ可哀相。

個人的には、親友の愛人を紹介されてデキちゃうピアーズ・ブロズナン(この人はこれくらいのギスギス程度でちょうどいいですね。もうあんまりフェロモン全開だと笑える)は特別嫌な奴だなあ、とは思わなかったり。
あえて、夫婦の秘密(W不倫・笑)を知っても自分が愛人とくっつきたいから、わざと黙ってるとか、腹黒いところはあるんですが、それでも、ピアーズ・ブロズナンと愛人は互いにフリーなわけで。
別に付き合うことが法に触れるわけでもなく、ただ、好きな人がいたけどもっと好きな人ができたから、恋人同士になりたいわ、そのための努力をしたわ、というそれだけのように思えました。まあ、だからといって彼ら二人に好感がもてるというと、そんなこともないんですが。

どちらにせよ、どの登場人物にせよ、とことん、自分を正当化したいので、自己犠牲を炸裂されてどんな言い訳を並べたところで、結局自分大事の欺瞞よね、という印象で終わった映画でした。

「他人の幸せの上に幸せを築くことはできないわ。良心が痛んで苦しいだけよ」

とは、ほぼ全部の登場人物が口にすることなんですが、お前らそれ、全員あてはまってる。

でも、そうまでして誰かと常に一緒にいたいですかねえ。いいじゃんもう、それこそ一人でだってさあ。

DVDを借りるようになって、DVDにも金銭的な縛りがあるんだなあ、としみじみ思います。特に金がないところが作っているDVDは、とにかくメニューが不親切だったり、デザインのかけらもなかったりして、今作も凄く見づらかったです。
『やわらかい手』も吹き替え音声すらついてなかったし、このへんは、やっぱり資本の大きいところが作っているDVDのほうが、見やすいし、見ごたえありますね。
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『シンデレラマン』
知り合い大好き。ラッセル・クロウの主演作品。
ちなみに私は、ラッセル・クロウはどちらかといえば好みじゃありません。(ただ顔の問題)

時は大恐慌の時代。
かつて無敵を誇ったハードパンチャーのジミーも、不景気の中日雇い労働で家族を養う日々が続いていた。
電気も、ガスも止められ、ミルクは配達されなくなる。
ミルクを水で薄め、請求書の山が見守る生活を、妻と子供三人と続けているジミー。
貧しくとも、厳しく正しい彼は、よき夫であり、よき父であった。

「いいか、人のものを獲ってはいけない。それは泥棒だ」
「はい」
「約束するか?」
「約束します」
「じゃあ、パパも約束しよう。決してお前を他所にはやらない。ずっと、一緒だ」

ピークも過ぎた彼の試合は、常にブーイングの嵐が起こり、ついにコミッショナーは彼のライセンス剥奪を告げる。

「家族のもとへ帰れ」
「帰れ? 何も持たず? 勝利も、金も?」

骨折した腕だけを抱え、彼は帰宅する。

「靴墨でギプスを塗れば、ばれない。俺が二倍働くから、大丈夫」
「あなた」
「すまない」
「あなた」
「すまない」
「謝らないで」

貧しさの中でも、彼には幸せがあった。

「何故、俺と結婚した?」
「そうね。他に山ほど男がいたのに、なぜかしら」

そんな中、息子の具合が悪くなる。
見かねた妻は、子供たちを親戚の元へ預けてしまう。

「俺は約束したんだ。絶対他所へはやらないと。子供たちがいなければ、俺は何のために働くのかわからない」

ジミーは周囲の目を無視し、救済局へ足を運ぶ。

「貴方が来るなんて」

その足で、かつてのコミッショナーたちが集う、マディソン・スクウェア・ガーデンへ向かう。居並ぶスーツの男たち。みすぼらしいジミー。静まり返る室内で、ジミーは帽子を脱ぎ、訥々と語る。

「日雇いの仕事も少なくなりました。救済局へも行きました。でも、電気が通るには、あと12ドル足りません。他にあてがあれば、ここには来ません。………援助していただければ、嬉しいのですが………」

かつての二階級制覇した王者が、静かな声で言う。
「いいとも」
「ジミー、頑張れよ」

古ぼけた帽子に、小銭が投げ入れられる。
どんな意味合いを持つものだとしても、それはジミーにとって、子供たちとまた暮らせるための手段になりえるものだった。


月日は流れ、ジミーの元に、元マネージャーであるジョーが現れる。一度限りの試合に出てみないか、と。

「相手役が急遽欠場になった。今からでは、相手は見つからない。それに………」
「金は?」
「250ドル」

絶対に勝てない。負け戦だとジョーは言う。
ボクシングの道具すら全て売り払ったジミーは、それでも試合に参加することを決める。

「子供たちに少しは楽をさせてあげられるし、この場所への別れにもなる」

配給食にあぶれたジミーは、犬のように、持ってこられたハッシュをがっつく。そこに現れたスポーツ記者は、ジミーの引退試合をあげつらった記者だった。

「駄ボラを書け」

記者は、こう書き出した。

「ジミーがまともに歩けたのは、ロッカールームから、リングに上がるまでだった」

ジミーは結果、3Rで相手をKOする。

ハッシュをがっつくジミーに、歓喜に咽ぶジョーが叫ぶ。

「あの左は?」
「右手が骨折した時、左手で働いたからだらよ。自然に鍛えられた」

一度限りの試合が終わり、ジミーは家族の元へ帰り、そしてまた日雇いに向かう。

「賞金が250ドル。取り分は123ドル。借金が118ドル。俺の手元に残ったのは5ドル」
「金持ちだな」
「この辺ではね」
「いい試合だった」

ジミーの元に、ライセンスを取り戻すための、トレーニング費用がジョーから渡される。
次は、骨折ではすまないと、心配する妻・メイ。
「二度目のチャンスだ。つかまないと。リングでの苦しみなら、耐えられる」

夫をジョーの道具にはさせないと、乗り込んだメイが見たものは、一切の家財道具を売り払い、それをジミーに渡したジョーの姿だった。

「虚勢をはってたのさ」

「何かを決めたご主人を止めることができて?」
「止めたいわ」
「女は男の決意を見守るだけ。そして男は女を失望させたと悩む。でも悪いのは世の中よ」

妻二人は、何もない部屋の中で向かい合い笑った。

ジョーはジミーのライセンスを復活させる。
再試合が決まったジミーは黙々とトレーニングに励んだ。
続く試合。
ついに、チャンピオンへの挑戦が決まる。

「何のために戦うのか」という、記者の問いにジミーは一言答えた。

「ミルク」

チャンピオンが相手を殺した試合を、コミッショナーが見せるが、ジミーはそれに冷ややかに答える。

「何が言いたい? ボクシングは危険だってことか? 港での労働だって危険だ。あんたは金を稼ぐ辛さを知らない。ボクシングは俺の職業だ。俺はまだー恵まれている」

不安ばかりが募るメイ。

「いつも祈ってたのよ。ほどほどに怪我をしてボクシングができなくなるようにって。いつか、死ぬ日が来るからと」
「無事でいるためにも金が要るんだ」
「選手としての貴方を黙って支えてきたわ。でもこの試合だけは嫌よ。試合は棄権して。手の骨を折ってでも」

試合当日、協会で祈りをささげようとしたメイの目に、必死にジミーの勝利を祈る、大勢の市民の姿が映る。
控え室に、今まで試合会場に来たことがなかった、メイの姿があった。

「私の支えがないと、勝てないわ」
「そうとも、メイ」
「わかった気がするの。貴方が何のために戦うのか。貴方はニュージャージーの星。子供たちのヒーロー。私の心のチャンピオンよ」
「帰ったほうがいい。ボクサーなんてろくなもんじゃないから」
「家で待ってるわ。だから、ジミー、必ず帰ってきて」

食料の無料配給に並んだ男が挑む、チャンピオン戦。
選んだ末の、勝利。
得たものは、タイトルと―カメ。
実に真面目な作品。
ジミーは激昂しない。唯一、子供が自分の元から去ってしまったとき以外。淡々と働き、プライドなど物ともせず、わずかな金のために他人に頭を下げる。
彼にとってボクシングは夢でも、名誉でも、自らの力を鼓舞するものでもない。
ただ、糧を得るための手段なのだ。
そして、その糧は彼が最も大切である、家族を支えるために必要なものであり、それこそが、彼の生そのものなのである。
これは、戦う男の物語ではない。
働くことは戦うことなのだと自ら体現する男の物語なのだ。


ボロ泣きしました。
特に、前半の恐慌時代の貧しさ描写は、痛々しくて見ていられませんでした。その中でもメイや、ジミーが必死で生きていこうとする姿が、逆にとても辛く見えます。
もう、かつての仲間たち相手に、静かに施しを求めるシーンでは、もう涙で前が見えませんでした。ジミーが情けないのではなく、逆にジミーのその態度が誇らしくて。
普通なら、そんなことできるかよ、プライドだけは捨てないぜというのが、男らしさなのかもしれませんが、そんな姿で腹は膨らまないぜ、とばかりに帽子に入れられた金を数えるジミーの姿は、そりゃ、情けないのかもしれません。
家族すら食わせられない男に、甲斐性はないのかもしれない。
でも、そんなんじゃないんだよ! そうじゃなくって、それでも生きていくのに、当たり前だけどできないことをやってのける姿っていうのは、誰にもバカにされるもんじゃないし、むしろ誇って当然なんだよ!

ジミーがそれなりに、ボクシングで活躍できるようになっても、彼の根っこは常に変わらないので、「何のために戦うのか」「ミルク」のくだりはぞくっときました。
派手な試合ではなく、ジミーや彼を取り巻く家族は勿論、トレーナーのジョー。冷徹なコミッショナー。友人に、その妻など、周囲を固めるキャラクターも多彩です。

………ただ、だ。
ボクシングシーンが面白くない………………。
臨場感がないというか、それこそ最終戦なんか、10R以上戦っているのに、序盤と全く変わらない様子(外見的に)ってそれ、おかしいだろうよ。
相手の得意なスタイルでの特色も出ていないし、試合そのものは見ていて面白くありませんでした。結構な尺を取ってるし、ボクシングがメインなのですから、もう少し肝心の試合演出をどうにかして欲しかったところです。
ジミー演じる、ラッセル・クロウも、チャンピオンの役者さんも、どう見てもボクサーには見えないなあ………。
他は演出も、台詞も、地味ですがグっとくるのに、逆に派手であるはずの試合が足を引っ張っている、という感じでした。惜しいなあ。
『ミッション:インポッシブル2』
「これは、“不可能な指令”だよ? 困難などは物の数に入らない」
と、アンソニー・ホプキンスが序盤で言った時は、凄くワクワクしたものですが、ふたを開けてみればごく普通の映画でした。
やたらにアクションシーンを売りにしたいのか、ワイヤーとかスローモーションとかが、バンバン出てくるんですが、正直それが一番かったるかったです。
もう、いきなりカーチェイスならぬ、バイクチェイスが始まる後半三十分、全部いらん。
何でラスボスがバイクで追っかけてくるんだよ。イーサン・ホーク(トム・クルーズ演じる主人公)の嘘カラテみたいのなんなんだよ。タイムリミットがある戦闘なのに、どれだけだらだらやってんだよ。
愛する女の命にリミットがある、って盛り上げているはずなのに、カウントダウンすら画面で出てこないって、それどんな演出下手なんだよ! と、まあこんな感じでした。
ここに行き着くまでのスパイ活動とか、敵のボスをはめる様とか、そういうのはわりと楽しめたんですが。
でも、トム・クルーズって二枚目だよね。これには疑う余地もないというか。演技も酷評されるほどかなあ、といつも思います。逆にあまりに二枚目だと、周囲が厳しくなるのかなあ。

実はこの映画、リチャード・ロクスバーグリベンジで借りた映画で、「よしよし。今回は顔がわかる。あのボスの人だ。うん、この顔は、ムーランルージュの変態貴族と面立ちが似ているから間違いない」と思っていたんですが、違った。
え!? ええええ!? えええええええ!?
私がリチャード・ロクスバーグだと思っていたのは、ダグレイ・スコットで、そのボスの側近みたいなのが、リチャード・ロクスバーグだった………。
ええええええ!? あの顔の部品全部丸っこいあの人が!?
三本も意識してみたのに、このていたらく。
私は本当に、ムーランルージュを見たのでしょうか。そして、そこに変態貴族はいたのでしょうか。
その記憶が一番怪しいような気がしてきました(良かった………。感想書く前にキャスト調べて………)。
あ、でも役としては、リチャード・ロクスバーグがやった役は、最後気の毒でしたが美味しい役どころでしたよ。(それどんなフォロー?)
この作品、ブルーレイレンタルで見た最初の作品だったのですが、正直うちのテレビではDVDとの画像の差が全くわかりませんでした。
あーもっと大きいテレビならわかるのかもしれませんが。
でもまあ、作品がちらつきがない程度に見られればいい、って人間にとって、画像のきれいさの新化なんて、正直どうでもいいったらいいですね。


『ラブ・ファクトリー』
私も初め見たときは、これって、『ラブ・アクチュアリー』となんか関連性あるの? と思ったものですが、まったく関係ないと判明しました。
これは、はっきりとリチャード・ロクスバーグがわかりました。他に金髪はいなかったしね!(一体何のために見たんだ)
内容としては明るいタッチで話は進みますし、基本ハッピーエンドの物語なんですが、内包している問題は、養子だったり離婚だったり堕胎だったり長年連れ添った夫婦間のどうにもならない関係だったりと、根底に流れるものは、結構重たい感じです。
それを、それはそれこれはこれで、あまり深く掘り下げずに、それでも君に一目ぼれはするし、お腹の子供は一緒に育てるし、イタリア男は最後まで股関節脱臼とか、あえて、ご都合主義も、重いテーマも、鼻にかけずに流した物語、という感じがしました。
色々な女性が出てきますが、基本、どうしようもないのはとにかく男側なので、
「私は可愛くないかもしれない。愛するのが難しいのかもしれない。だけど、私は今の私が一番好きなの。だから、貴方も、貴方の子供もいらない」
と、言っちゃえる女の強さが際立つ作品でした。

ヒロインの女性が、すんごく可愛い人で、きれいじゃないんだけど、この顔に一目惚れするロクスバーグの気持ちがわかるなあ。ファニーフェイスとまではいかないですが、女性が納得する一目惚れの基準って、自分が見上げることもできない美人か、美人じゃないんだけど可愛い、という二択しかないと思うんですが、ジャスティン・ワデルはあきらかに後者でした。
きれいじゃないというのではなく、この役に関しては、ファニーフェイスを強調しているというか。

リチャード・ロクスバーグも非常にいい役で、情けなく、優しく、それでも決めるところは決める金髪を、見事に演じられておりました。
確かに、変態貴族はかっこよかったし、MI2の小悪党も良かったのですが、実際こういう一見して情けない容貌を実はしているのだなあ、と改めて魅力が発見できたようで、嬉しかったです。
一緒に、バットマンの『THE DARHK KNIGHT』が入っていたのですが、ディスクデザインのあまりの乙女っぷりにやられました。奴はたそがれていた………。
あれ? なんかこんなエロゲーアニメのDVD表紙見たことあるような、ないような………。


さて、『インクレディブル・ハルク』ですが、中々面白かったです。
前半はちょっと進みが遅くて、アクションシーンが延々流されるので、かったるい感じなのですが、後半のアクションシーンは中だるみせずに、化け物同士のつかみ合い(殴り合いではない)になって、非常に臨場感がありました。

最初から最後まで、緑色の巨大な化け物になってしまう主人公の、人間時の姿と、ハルクの外見がどう考えても一致しないので、それだけは違和感がありましたが………。
いっそ、人間が人間ではないモノになってくれれば、まだマシだったのでしょうが、人間が緑色になって大きくなるという変身の仕方なので、どうしても別人な顔だけが気になって気になって。
しかも、普通に見ても、変身後のルックスのほうがカッコいいと思うんだ………。
いえ、カッコイイというわけではないのですが(どこかのオバチャンみたいな顔をしている)ただ、私はこういう、いわゆる醜いと称される化け物顔が大好きなので、どうしても変身後の顔に肩入れしてしまうのです。
ほら、『美女と野獣』でも、元に戻った後の王子様の顔にがっかり! みたいなニュアンスというか。ずっと野獣でいてくれりゃ良かったのに! みたいな。

普通の細い冴えない顔した(エドワード・ノートンに失礼だろ)青年よりも、肉体化け物で、顔もどちらかといえば愛嬌がある顔をしている化け物と、きれいな女性が寄り添っている図って、超萌えませんか。私は萌えます。

こんな化け物を彼女は愛している(いえ元々恋人同士なんですが)っていうのもいいし、こんな外見になっても彼女への愛は変わらないっていうスタンスもいい。
外見の美しさ=内面の美しさではないところが、こう御伽噺っぽくてグっとくるのです。現実はそう甘くないからな。

まあ、私は化け物外見でも普通にカッコイイと思える人間なので、どっちが好みたら、圧倒的にハルク顔のほうなんですが。


物語としても、明確な敵が出てくるわけではなく、実験を志願し化け物になってしまう主人公と、それを追いかける軍部。
彼を救おうとするかつての恋人と、彼の化け物じみた力に魅せられた軍人という、小さな世界で行われる争いが主軸なので、感情移入しやすいです。別にこれによって世界が救われたりするわけではないので。

特に、ハルクがダサイ分、相手役として出てくる軍人のクリーチャーじみた化け物外見が際立ちます。
ハルクの力にただ魅せられるのではなく、現役の軍人としてはもう体力も力も及ばなくなってきた軍人が、自ら率先して化け物になってまでも、力を追い求める様は非常にリアルでした。
主人公は、戦いたくないし化け物になりたくないので、元に戻れる方法を必死で模索するのですが、軍人はむしろ嬉々として化物になろうとするその対比が見事。

ゆえに最終決戦も、主人公と戦うことだけを望む軍人を、やっつけるのではなく、止める主人公との戦いになるので、殴り合いにはならないわけです。
殴る=やっつける、というわかりやすい演出ではなく、組み伏せたり、つかんだり、ねじ伏せたり、という押さえつけようとする戦いの表現が、凄くカッコよかったです。
軍人役の人も、最初見たとき「小柄であまり軍人ぽくないなあ」と思ったのですが、多分わざとそういう人をキャスティングしているのでしょうね。化物になったときの対比のために。それはハルクも一緒なのですが。

一応、ハルクには表情があるので(人間外見ですから)「もーやりたくないよこんなことー」みたいな、うんざりした表情をしてくるヒーローっていうのも、中々ないと思います。そんなお茶目な表情が萌える。

アメコミが原作だけあって、細かく笑えるツボが抑えてあり、またしてもカラーテ文化万歳みたいな、おかしなアジア表現みたいなところもありますが、わりとさらっと流せます。嫌味に笑う部分が多くないのも高評価。

そしてラスト。
計画が失敗した軍部の将軍が、酒びたりになっている場所に現れるのがなんと、アイアンマンこと、ロバート・ダウニー・ジュニアではありませんか。
あーそういえばリンクしているとかなんとかー。
アイアンマンの続編が、イコールこの続編なのか、ハルクはハルクでまたあるのかは知りませんが、アイアンマンも映画としては非常に面白かったですし、続きが楽しみです。
ノリノリのロバート・ダウニー・ジュニアと、ちっともノリきれないエドワード・ノートンの組み合わせは、考えるだけでわくわくします(苦笑)。
『やわらかい手』
ツタヤでやっと借りられました。レンタル開始になってから、リストの一番目にしたのに、中々借りられなくて時間がたちましたが。

場所はイギリス。夫に先立たれた冴えない中年女、マギーには孫がいた。難病の孫にやっと治療のメドがついたものの、渡航費などかかる費用は莫大だった。
仕事を探すも全て断られるマギーの前に「接客係募集・高給」の広告が目に入る。
それは、ただの接客ではなく、壁に開いた穴から男性をイかせる、風俗嬢としての仕事だった―。

マギーが飛び込んだ先には、オーナーであるミキの姿が。
「きれいじゃない。だが、なめらかだ。スベスベしてる」
「そんなに触らないで」
「週600ポンドでどうだ? あんたの手なら800」

何度もためらうも、意を決しミキの元に再度訪れるマギー。
「一人につき、5~6分。長引くようなら俺を呼べ」
懇切丁寧にやり方を教えてくれる、先輩のルイザ。
「どう? 簡単でしょ?」
「駄目よ、できないわ」
「じゃ、辞める?」

客の要望に答えるための手を持ったマギーは、先輩であるルイザにやり方を習いながら、必死で仕事を続けます。
手を念入りに洗い、後ろめたさにおびえながら電車をやり過ごしたり、ホームで他人に見つからないように隠れたり、何処へ行くのかと言う友人の問いに、必死で逃げたり。

鞄から、自分で持ってきた作業着を身に付け、飲み物や、食事を用意し、ローションを手になじませ、マギーは仕事を続けます。
淡々と流れる作業時間。
働きが悪い、と給料の支払いを渋るミキ。
その態度に腹を立て、強く無視するマギーの様子を、見に来てはいるのに、結局何も言えずに黙って去るミキ。
可愛さ開花の瞬間でした。(今まで真面目な感想だったのに)(これだって大真面目だ)

もっと稼ぎたい(大金の札束が今まで使っていた素朴な財布に入りきらないところが、すごくリアル)というマギーの要望を受けて、ミキは「イリーナ・パーム」という芸名をつけます。
「この名前で、男はセクシーな女性を想像するのね。年増のおばさんではなく」
「年増? 年増ってなんだ」
「私みたいなの。冴えない、中年女」
「そんな女は雇ってないぞ」
ちょ、ミキー!?
天然たらしというか、なんというか。長年裏社会で働いてきた男の、枯れた危なさがあって、ミキ物凄くセクシーです。

ルイザとは次第に親しくなり、仕事終わりに酒を飲む仲になります。
自分につけられた名前に困惑するマギーに、スージーは言います。
「私は別になんとも思わない。店ではスージー。家では息子の母親ルイザ。それだけよ」

地元の友人たちも、沈黙を守るマギーを、興味本位で想像し噂します。
「マギーに仕事って、何ができるの?」

いや、もう、本当に女の友情ってやつはさ………!
反吐が出る感じの、悪意のなさっていうか生々しさっていうか。これが女が酷いのが、嫌ってる相手ならともかく、友人にでもこういうことを言えちゃう(当然影で)ってところですね。
見ている側は、こんな腐ってただれた友人関係よりも、仕事ばで金に対して忠実なミキや、ルイザのほうがよほど好感が持てます。
彼らは、マギーの行いについて責めたりしないしね。

孫の面会もかかさず訪れるマギー。
「おばあちゃん、オリーの病気も必ず治すわ。だけどこれは内緒なの。誰にも言っちゃいけないのよ」

イリーナ・パームは次第に評判になり、長蛇の列ができます。
「いい腕だ。得がたいタッチだ。試したんだ」
「貴方が私を?」
「知りたかったんだ。知らなきゃ対策を立てられない」

ミキとマギーの絆が深まる一歩になるわけですが、それが、普通ではないというところがミソ。ミキはマギーにしてもらい、その腕を認めて、そしてマギーと対等に話をするようになるわけです。
この辺の、不器用な関係の深まり方というか、ある種必然の進み方が、凄くミキらしい。

結局マギーは治療費を前借し、返すために働き続けることになります。
ただ、この時点では、自分の事情は一切口にしていません。
「もしだましたら、探し出して、殺す」
ミキとマギーとの間に交わされる、おかしな握手。

急にわいた6000ポンドに、息子夫婦は疑念を隠せません。
「悪事を働いたんじゃないだろうね?」
「まさか」

金を借りた直後、遅刻してきたマギーを、ミキはそわそわしながら待ちます。
「電車が遅れて」
いつもの通り、何も言わずに奥に引っ込むミキ。
ですが、何処からどう見ても金以外の心配が含まれている態度がたまりません。

マギーが売れっ子になると同時に、ルイザは仕事がなくなっていきます。
自分の仕事部屋に、花を生け、絵を飾り、支給されたローションではなく、自分で用意したものを使用する。

「店中自分の部屋みたいにするつもりかい?」
ミキなりの冗談だったのか、うっすらとミキは笑います。
ですが、マギーに「もう行っても?」と会話を切り上げられ、その笑顔は実にわかりやすく一瞬で消えます。

仕事を続けるマギーは、「ペニス肘」になってしまいます。仕事のし過ぎで右腕が使えなくなってしまったのです。
右腕をつり、左手で仕事を続けるマギー。付けていた結婚指輪も外します。

結果、ルイザは首になります。
「私が辞めると言ったら彼女を呼び戻す?」
「あと八週働いて借金がなくなったら自由だ。辞めていい」
「私はそれだけの存在なの?」
マギーの言葉に、目を瞠るミキ。
「商売だけ?」
ミキだけではなく、マギーも互いを意識しているわけですよ。これ、ほぼ告白。

マギーはルイザを訪ねますが、罵倒されて終わります。
「よく平気でいられるわね。私の仕事を横取りして。このクソ女」
「私たち、友達では?」
「さっさと消えて」
ここで、マギーはルイザの住所が書かれた紙を捨てて、去っていきます。ずっとやめていたタバコを吸い始めるのも、この日からです。

「腕の具合は?」
そう尋ねるミキに、マギーは無言で去ります。

イリーナとしてのマギーに、スカウトの声がかかります。高給を提示する店側は借金の肩代わりも引き受けると言って来ます。

「誘いを受けたわ」
「いつ移る?」
それしか言わないミキに、背を向けて去るマギー。
ミキは、コートをつかみ、追いかけます。初めは悠然と、次第に必死で。
「マギー、待ってくれ」
「何故? ただの雇われ女。ルイザと同じよ」
「違う」
「商売女なんて。馬鹿だった。私は何をしているの?」
「何故来た?」
「孫のためよ。命が危ないのに、私はこんなところで。移るべき?」
「引き受けたのでは?」
「いいえ、まだよ」
「どうしたい?」
「残りたいわ」

そう答えたマギーに、思わず満面の笑みを浮かべてしまうミキ。

「もっと笑って」
困ったように、でも何度も、わざとらしい笑い顔を浮かべてしまうミキ。

二人は、コーヒーを挟んで互いのことを話し合います。
別れた女性のこと。店を開いた理由。引退したら行きたい島の名前。
「貴方の笑顔が好きよ」
そう言われて、泣き顔のように笑い、困ったように笑い、顔をくしゃくしゃにして笑顔を消したり、出したりするミキ。
「君の歩き方が好きだ」
そう言われて、驚くマギー。
最終電車があるから、と去るマギーを、ミキは黙って見送ります。

時を重ねるごとに、ミキとマギーの関係がよりいっそう深まっていくのが、画面から見て取れます。
翌朝、マギーの診断を心配そうに見守ったり、出勤するのを待ち構えたり、「無理するな」と声をかけてしまう様が、もう自分不器用ですから!

いやもう、ミキが最高。
マギーの言うとおり、凄く笑顔がチャーミングなのですが、自分で笑っている、笑おうという認識がないせいか、時折不意打ちのように見せる、画面いっぱいの笑顔には惹きつけられます。
自分では自覚していない分、指摘されると困るのか、照れるのか、困惑するのか、マギーの前で一瞬の間に、表情を変えるのが、演技として最高に上手です。
中年のオッサンが、自分で自分の表情を支えきれなくなって、ただ目を瞠る。凄く、ネオロマでした。


息子・トムは母親の大金に疑念を抑えることができず、マギーの後を追い、彼女の仕事を知ってしまいます。
「売春婦なんて! こんな穢れた金なんか、1ペニーもいらない!」
「売春婦じゃない。撤回して」
「あんたは一生汚れたままだ!」
「私は後悔してないわ。二度と売春婦と呼ばないで」
「二度とあの店に行くな。行けばオリーには会わせない」
錯乱する息子。店をやめるという電話まで強引にさせます。
本当に男って奴は………!
その金で! 必死で稼いだ金で息子の命が救われるのだとしたら、お前は母親に、その手段に頭を下げるべきであって、侮辱する資格など絶対にない!
これって、やっぱり男だからこういう反応なんでしょうかね。
自分も、してもらいたい、してもらうこともあるかもしれないという行為が、我慢ならないというか。
私ならむしろ、自分にもその手段を教えてくれ、くらいのこと言えるし、相手を尊敬しますけどね。

「もったいぶらないで、どうせ退屈な話でしょ」
侮辱されたマギーは、今まで付き合ってきた友人たちに、自分の仕事を語りだします。はっきりと、明確に。
「ミキが、私の腕はロンドン一、ですって。イリーナ・パーム。店のナンバーワン。じゃあ、またね」
マギーは、友人夫婦と自分たち夫婦が写っている写真を、叩き割ります。

ことが明らかになった後、今まで冷たかった嫁の態度が変わります。
息子にマギーに謝って、と促し、強い口調で言います。
「意地をはるべきじゃない。稼ぎ方なんて関係ないわ。親は子供のためなら死ねると言うけど、その意味がわかったわ。彼女は私の息子のために身を挺して尽くしてくれた。感謝してるわ」

結局、偽りの友人たちと決別し、マギーは新しいものを得ます。
それは、感受してきた今までの生活と違い、マギーが自分自身で得たものであり、かけがえのないものだった。
嫁からは心からの信頼。
孫の命。
そして、ミキとの間に生まれた感情。

最後、マギーは自分の意思で、孫の旅立ちには付き合わず、街に残ります。
向かった先は、自分の職場。
そこで、マギーにクリスマスプレゼントを用意していたミキと再会し、初めてキスをするのでした。

最初から最後まで、超、ネオロマー!
この手の、一見して人生やらの物語は、最後がなんともやりきれないものが多く、重苦しくなったりするのですが、これはなんていうか、逆に明るいメロドラマで、感動や喜びの涙は見ている側にはあっても、やるせなさは感じませんでした。

映像としても、場所は風俗店ですが、心配するような映像は一切でてきませんので、女性が見ても全く問題ありません。

ともかく、ミキが最高にセクシー振りまいてました。
詳しくは公式サイトの映像参照。
中年になればなるほどセクシーでたまりませんな。

女性のはっきりとした生き方。別れる人間とは別れ、出会う人間とは出会う。
不器用で裏社会で生きていたとは思えない男の朴訥な優しさ、笑顔がが味わえる作品です。
ミキが輝いて見えるのは、他のどうしようもない連中と比べて、あまりに、真っ直ぐだからでしょうか。ここには詳しく書きませんが、女の友人なんて本当に酷かった。でも、女ってああいうことができる生き物というか、男性とは強さの根幹が違う感じが確かにしますよね。それは勿論マギーにも当てはまるのですが。


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