「劇場版ポケットモンスター ディアルガVSパルキアVSダークライ」
さあ、よい乙女のみんなは見たかな?
私も勿論見ましたよ。
そして、甘く見てたぜポケットモンスター………!
冷静に考えると、ルカリオだってあれだけ萌え映画だったことを念頭に置くべきでした。
もう、奴らの属性には、火とか水とかじゃなく、萌えを加えるべきだと思うよ。ダークライの属性が「あく」とかありえないから! 少なくとも奴とルカリオとグレッグルとタケシは属性「もえ」だろう!(タケシはポケモン違う)
なんだよ、あの可愛い物体はよお!
私、ごく普通に、ダークライと婚姻届出せる(怖いですよ)。
悪夢を見せるポケモンのため、同じポケモンや人間に忌み嫌われているダークライ。傷ついたダークライを恐れずに接したのが、今回のヒロインアリスの祖母である、幼き日のアリシア。
ロリコン? いいえ違うな、ダークライにとってアリシアが特別だというだけさ………!(どうにでも解釈できる脳)
それから、ダークライは助けられた庭園に住み着くんですが、そこでもあからさまにくつろいでるんじゃなく、あくまで影として、存在を確認できる程度のアプローチなのがまた萌えだ。
確かにアリスのことをダークライは助けるんですが、あくまで、アリシアの孫だから助けるというスタンスがいいんだよ。義理だよ! 人情だよ!
時空のゆがみに対して警告するために、ダークライは「ここから出て行け」と繰り返すんですが、それは伝わらず、人々はダークライを追いかけます。
悪夢が持続し、実体化してしまうのは、ダークライではなくほかの原因がある、空間をつかさどるパルキアと時間をつかさどるディアルガとの戦いであるとわかったものの、町を異空間に閉じ込め、戦いは始まってしまいます。
「出て行け」
単身、神に挑むダークライ。
傷つき、庭園に落下するダークライに声をかけたのは、アリシアの孫であるアリス。
「アリシア………?」
「違うわ。私はアリス。アリシアはおばあちゃんよ」
「………アリス………」
お前、どんだけピュアっ子だ!
「この曲はオラシオン、祈り、という意味よ」
祖母、アリシアがアリスに残した曲こそ、時空を正す曲であり、日々ダークライが草笛で聞いていたものだった。
神々の攻撃から、町を、アリスを身を挺して守るダークライ。
「逃げなくていいよ。ここにいていいよ」
「………いいのか………?」
「ここは、みんなの庭だから」
思い出す、アリシアとの絆。
傷ついた体で、ディアルガとパルキアの争いに割ってはいるダークライ。
「ここは、みんなの庭だ!」
ちょ、泣いた! 私が泣いた!(この人はフィクションですぐ泣きます)
ダークライは爆発の勢いを止めるものの、力尽きそのまま消滅してしまいます。
サトシたちは(主人公。苦笑)オラシオンを起動させることに成功し、曲によって傷がいえたパルキアは町を元に戻し、そして消えていきます。
美しい町並みが戻り、そして崖に伸びる黒い影。
振り向く視線の先には、孤高のダークライの姿が。
泣いた! ここでも泣いた!
普通町が戻ったからって、そりゃダークライも生き返るわけないんですが、そこはいいんですよ! ばっちり生き返って! そうでなくて何のための物語か!
これ、実際に人間でダークライがいたとしたら、わりとステレオタイプの外見に、性格で個人的には特別騒がないと思うんですが、いざ恐るべき人外の性よ。
真っ白く伸びる髪の毛も、片方しか見えない蛍光青の瞳も、幽霊みたいな真っ黒にゆれる体も、全てがベストヒットです(外見は島村ジョーですね)。
ルカリオのときも思いましたが、馬とか、牛とか、犬とか、現実にいる動物ではなく、徹頭徹尾想像の産物である「キャラクター」は、いざツボにはまると、萌えがとんでもないですね。
あの恐ろしげな外見と、内に秘めた熱さとか、なんですかアンタはどれだけ可愛い生物ですかと小一時間問い詰めたい。
この感覚は、子供にはないでしょうねえ。大人だけが持つゆがんだ妄想ですよ。超楽しい。
人間のアクションシーンもいいですが、この世にはありえない肉体を持つ生物の動画も、よくできていて楽しいです。耳があれば耳が動くし、尻尾があれば尻尾が動く。想像するしかできないキャラクター達が、その通りに動く姿を見ると、問答無用に可愛いなあと思います。
ウソッキがタケシに抱きつくシーンとか、可愛くて見ていられなかった(どっちなんですか)。
そして、地味に音楽がいい。
クライマックスの音楽から、最後、登場の音楽までの流れは圧巻。
神々しいままで終わるんじゃなく、迫力のある音楽で、バシっと決めるのもカッコイイですな。
映像も、ポケモンたちがくるくる動いてそれはそれで可愛いし、最後、祈りであるオラシオン(時空の塔)が発動するときは、音楽と相まって非常に美しかったです。映像になじんだCG映像、という感じではなく、本当に「CG」なんですが、それがまた逆に美しくて、大変いい演出だったと思います。ここは本当に綺麗だった。
そういえば、最後までお調子者のアルベルト男爵も、すっげえ可愛かった。声優さんが山寺さんですので、声の演技にイラっとくることもないですしね(苦笑)。
しかし、映画のような長編を見ると、別にサトシたちいらないんじゃねえのといつも思います。
ポケモンが主軸ならそれはそれで、別に登場人物にへんなしばりがなくたっていいんじゃないかなあと思うのは私だけでしょうか。まあ、私はテレビシリーズもろくに見たことないし、ゲームなんて一つもやったことないからな。
本気でコレが欲しくなってみたり。
今回、パルキアは眠ってたのにいきなりディアルガに襲われてバカヤローよばわりという、結構気の毒な役柄でしたが、これならいっそ別にディアルガいなくて、パルキアVSダークライでも良かったかなあ、と思わないでもない。
ただ、人にはわかるはずのない理屈で動いている神々に、ただのポケモンであるダークライが立ち向かい、結果、全ての人間とポケモンが幸せに暮らせるように、というオラシオンによって救われる、というのは、非常にロマンでありますな。
あーいい萌えだった。
ダークライが石坂氏が声だったので、最初は「この素人が!」とぶちっと来たんですが、最終的に逆に、妙に気品がある声にセピアボイスの貫禄を見ました。ダークライは完全に英国紳士ポケモンだよなあ(そんなのいるんですか!?)
「マリーアントワネット」
DVDにて鑑賞。
話の筋としては、こちとらベルバラ世代よということで、大体わかるんですが、となると、終わりは断頭台か、そうか、栄華を極めた映像から一転して、きっと囚人服で終わるんだな、と思ったらそんなことありませんでした。
結局、まあ革命が起きてヴェルサイユから去る、という終わりで、話としてはまとまりがないというか、別に話が問題なんじゃないというのは、見ている側がわかると思います。
毎回違う華麗な衣装、きらびやかな靴、フルーツとクリームいっぱいのお菓子。
パンフレットを読ませてもらったのですが、実際あの頃のお菓子は、生クリームを使用したものはなかったとのことですが、それはそれ。
アカデミー衣装賞を取っただけあって、映像としては非常に見ごたえがあります。
物語を楽しむというよりは、その時代に当たり前に存在していた貴族文化を楽しむ映画でした。
つまらなくはなかったけど、面白いかってーと微妙な感じです。
「HotFuzz~俺たちスーパーポリスメン~」
ウケる人はウケるけど、駄目な人は絶対駄目な映画。
私の隣にいたお姉さんは、超オーバーリアクションでゲラゲラ笑ってました。
結構グロいシーンも平気である、というか、いわゆるブラックジョークが楽しめないと、キツいものがあるのではないかと。
物語としては、地方に左遷されたクソ真面目な刑事が巻き起こすハプニングが、村全体を飲み込み、連続殺人を引き起こす、というもので、物語中盤までは「犯人誰だろ」と思い、事件の全容が明らかになると「このあとどうなるんだろう」と、結構ドキドキするんですが、問題はその後だ。
バカ映画、B級映画なのは百も承知で見ているので、正しい終わり方をするわけがないのはわかっていても、刑事のはっちゃけぶりには悶絶しました。
そう来るか! そう開き直るか!
明らかに娯楽作品ですので、楽しんだもん勝ちではないかと。
どんだけ銃をぶっ放しても当たらないぜ!
二挺拳銃に果物にケチャップに機雷に男の友情に素敵なお尻でとどめです。
でも物語としても、結構綺麗にまとまっていて、破綻していないのは高評価でした。感動するわけではないですが、物語の伏線はちゃんと回収されて終わります。
さあ、よい乙女のみんなは見たかな?
私も勿論見ましたよ。
そして、甘く見てたぜポケットモンスター………!
冷静に考えると、ルカリオだってあれだけ萌え映画だったことを念頭に置くべきでした。
もう、奴らの属性には、火とか水とかじゃなく、萌えを加えるべきだと思うよ。ダークライの属性が「あく」とかありえないから! 少なくとも奴とルカリオとグレッグルとタケシは属性「もえ」だろう!(タケシはポケモン違う)
なんだよ、あの可愛い物体はよお!
私、ごく普通に、ダークライと婚姻届出せる(怖いですよ)。
悪夢を見せるポケモンのため、同じポケモンや人間に忌み嫌われているダークライ。傷ついたダークライを恐れずに接したのが、今回のヒロインアリスの祖母である、幼き日のアリシア。
ロリコン? いいえ違うな、ダークライにとってアリシアが特別だというだけさ………!(どうにでも解釈できる脳)
それから、ダークライは助けられた庭園に住み着くんですが、そこでもあからさまにくつろいでるんじゃなく、あくまで影として、存在を確認できる程度のアプローチなのがまた萌えだ。
確かにアリスのことをダークライは助けるんですが、あくまで、アリシアの孫だから助けるというスタンスがいいんだよ。義理だよ! 人情だよ!
時空のゆがみに対して警告するために、ダークライは「ここから出て行け」と繰り返すんですが、それは伝わらず、人々はダークライを追いかけます。
悪夢が持続し、実体化してしまうのは、ダークライではなくほかの原因がある、空間をつかさどるパルキアと時間をつかさどるディアルガとの戦いであるとわかったものの、町を異空間に閉じ込め、戦いは始まってしまいます。
「出て行け」
単身、神に挑むダークライ。
傷つき、庭園に落下するダークライに声をかけたのは、アリシアの孫であるアリス。
「アリシア………?」
「違うわ。私はアリス。アリシアはおばあちゃんよ」
「………アリス………」
お前、どんだけピュアっ子だ!
「この曲はオラシオン、祈り、という意味よ」
祖母、アリシアがアリスに残した曲こそ、時空を正す曲であり、日々ダークライが草笛で聞いていたものだった。
神々の攻撃から、町を、アリスを身を挺して守るダークライ。
「逃げなくていいよ。ここにいていいよ」
「………いいのか………?」
「ここは、みんなの庭だから」
思い出す、アリシアとの絆。
傷ついた体で、ディアルガとパルキアの争いに割ってはいるダークライ。
「ここは、みんなの庭だ!」
ちょ、泣いた! 私が泣いた!(この人はフィクションですぐ泣きます)
ダークライは爆発の勢いを止めるものの、力尽きそのまま消滅してしまいます。
サトシたちは(主人公。苦笑)オラシオンを起動させることに成功し、曲によって傷がいえたパルキアは町を元に戻し、そして消えていきます。
美しい町並みが戻り、そして崖に伸びる黒い影。
振り向く視線の先には、孤高のダークライの姿が。
泣いた! ここでも泣いた!
普通町が戻ったからって、そりゃダークライも生き返るわけないんですが、そこはいいんですよ! ばっちり生き返って! そうでなくて何のための物語か!
これ、実際に人間でダークライがいたとしたら、わりとステレオタイプの外見に、性格で個人的には特別騒がないと思うんですが、いざ恐るべき人外の性よ。
真っ白く伸びる髪の毛も、片方しか見えない蛍光青の瞳も、幽霊みたいな真っ黒にゆれる体も、全てがベストヒットです(外見は島村ジョーですね)。
ルカリオのときも思いましたが、馬とか、牛とか、犬とか、現実にいる動物ではなく、徹頭徹尾想像の産物である「キャラクター」は、いざツボにはまると、萌えがとんでもないですね。
あの恐ろしげな外見と、内に秘めた熱さとか、なんですかアンタはどれだけ可愛い生物ですかと小一時間問い詰めたい。
この感覚は、子供にはないでしょうねえ。大人だけが持つゆがんだ妄想ですよ。超楽しい。
人間のアクションシーンもいいですが、この世にはありえない肉体を持つ生物の動画も、よくできていて楽しいです。耳があれば耳が動くし、尻尾があれば尻尾が動く。想像するしかできないキャラクター達が、その通りに動く姿を見ると、問答無用に可愛いなあと思います。
ウソッキがタケシに抱きつくシーンとか、可愛くて見ていられなかった(どっちなんですか)。
そして、地味に音楽がいい。
クライマックスの音楽から、最後、登場の音楽までの流れは圧巻。
神々しいままで終わるんじゃなく、迫力のある音楽で、バシっと決めるのもカッコイイですな。
映像も、ポケモンたちがくるくる動いてそれはそれで可愛いし、最後、祈りであるオラシオン(時空の塔)が発動するときは、音楽と相まって非常に美しかったです。映像になじんだCG映像、という感じではなく、本当に「CG」なんですが、それがまた逆に美しくて、大変いい演出だったと思います。ここは本当に綺麗だった。
そういえば、最後までお調子者のアルベルト男爵も、すっげえ可愛かった。声優さんが山寺さんですので、声の演技にイラっとくることもないですしね(苦笑)。
しかし、映画のような長編を見ると、別にサトシたちいらないんじゃねえのといつも思います。
ポケモンが主軸ならそれはそれで、別に登場人物にへんなしばりがなくたっていいんじゃないかなあと思うのは私だけでしょうか。まあ、私はテレビシリーズもろくに見たことないし、ゲームなんて一つもやったことないからな。
本気でコレが欲しくなってみたり。
今回、パルキアは眠ってたのにいきなりディアルガに襲われてバカヤローよばわりという、結構気の毒な役柄でしたが、これならいっそ別にディアルガいなくて、パルキアVSダークライでも良かったかなあ、と思わないでもない。
ただ、人にはわかるはずのない理屈で動いている神々に、ただのポケモンであるダークライが立ち向かい、結果、全ての人間とポケモンが幸せに暮らせるように、というオラシオンによって救われる、というのは、非常にロマンでありますな。
あーいい萌えだった。
ダークライが石坂氏が声だったので、最初は「この素人が!」とぶちっと来たんですが、最終的に逆に、妙に気品がある声にセピアボイスの貫禄を見ました。ダークライは完全に英国紳士ポケモンだよなあ(そんなのいるんですか!?)
「マリーアントワネット」
DVDにて鑑賞。
話の筋としては、こちとらベルバラ世代よということで、大体わかるんですが、となると、終わりは断頭台か、そうか、栄華を極めた映像から一転して、きっと囚人服で終わるんだな、と思ったらそんなことありませんでした。
結局、まあ革命が起きてヴェルサイユから去る、という終わりで、話としてはまとまりがないというか、別に話が問題なんじゃないというのは、見ている側がわかると思います。
毎回違う華麗な衣装、きらびやかな靴、フルーツとクリームいっぱいのお菓子。
パンフレットを読ませてもらったのですが、実際あの頃のお菓子は、生クリームを使用したものはなかったとのことですが、それはそれ。
アカデミー衣装賞を取っただけあって、映像としては非常に見ごたえがあります。
物語を楽しむというよりは、その時代に当たり前に存在していた貴族文化を楽しむ映画でした。
つまらなくはなかったけど、面白いかってーと微妙な感じです。
「HotFuzz~俺たちスーパーポリスメン~」
ウケる人はウケるけど、駄目な人は絶対駄目な映画。
私の隣にいたお姉さんは、超オーバーリアクションでゲラゲラ笑ってました。
結構グロいシーンも平気である、というか、いわゆるブラックジョークが楽しめないと、キツいものがあるのではないかと。
物語としては、地方に左遷されたクソ真面目な刑事が巻き起こすハプニングが、村全体を飲み込み、連続殺人を引き起こす、というもので、物語中盤までは「犯人誰だろ」と思い、事件の全容が明らかになると「このあとどうなるんだろう」と、結構ドキドキするんですが、問題はその後だ。
バカ映画、B級映画なのは百も承知で見ているので、正しい終わり方をするわけがないのはわかっていても、刑事のはっちゃけぶりには悶絶しました。
そう来るか! そう開き直るか!
明らかに娯楽作品ですので、楽しんだもん勝ちではないかと。
どんだけ銃をぶっ放しても当たらないぜ!
二挺拳銃に果物にケチャップに機雷に男の友情に素敵なお尻でとどめです。
でも物語としても、結構綺麗にまとまっていて、破綻していないのは高評価でした。感動するわけではないですが、物語の伏線はちゃんと回収されて終わります。
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「ホワイトナイツ 白夜」
結構前に見たんですが、感想忘れてました。
ダンスというより、ホンモノのバレーダンサーを使用した、芸術的背景が濃い作品。ロシアから亡命したダンサーが、飛行機事故でロシアにとどまらざるを得なくなってしまい、その世界から必死で脱出を試みる。逆にアメリカからロシアへ亡命してきた、黒人のタップダンサーと共に、という社会派サスペンスですが、サスペンス部分はそれほど盛り上がらず。盛り上がらないというか、流すべき部分としてわりと流されてます。実際、過去の恋人に協力してもらって、アメリカ大使館と連絡を取るんですが、その彼女にあんなザルな監視をしているわけがないし。
しかしダンスシーンは圧巻。
楽しみのために踊るのではなく、ほぼ生きる手段としてのダンス。
主役、ミハイル・バリシニコフのピルエットは一ミリのずれもないし、迫力が半端ない。
そして黒人のグレゴリー・ハインズのタップも含めたダンスも、また生きるために必要なものであり、生きるために身に着けざるを得なかった、という点で、ミハイルよりも力強さを感じます。
亡命する前の恋人役、プリマドンナだったヘレン・ミレンと、ミハエルの会話が大人。
「僕はあの時、君に何も言えなかった。だけど、今一緒に行こうと言ったら、君も来るかい?」
「………いいえ、私はいけないわ」
かつて、自分に何も言わずに去っていったミハエルをうらみながらも、情を捨てられないヘレン。そして彼のいない年月は確かに窮屈だったかもしれないが、それでも、彼女の生活はここにある。だから、行かない。
またヘレン・ミレンがきれいなんだーこれがー。
話や時間としてはちょっと長めの印象が強いので、もう少し中だるみしないような見せ方をして欲しかったかな、と思います。ダンスシーンも確かに素晴らしいんだけど、延々流したら物語としてのテンポが崩れるし。
「APPLESEED」
公開前にCFか何かを見たときは「なんじゃあ、このマネキンたちはー」と思ったものですが、やっぱり人物に関してはそんな感じでした。
確かに映像としてはきれいですし、よく動いて、SF的なメカニックもカッコいいんですが、これがいざ肌の露出する生身のシーンや、普通の可愛い女の子になっちゃうと、やっぱり普通の二次元と同じようには萌えないなあ。細かな動きが可愛い、っていうのと、ビジュアルで萌えたっていうのは基本的にベクトル違うし。
ただ、主人公の女が戦闘服みたいなぴったりしたスーツを着だしてからは、非常にカッコいいです。結局「肌」を見せるのが一番難しいってことなのか。あと髪の毛。あれはどのキャラも普通に毛糸にしか見えんし。
話の筋としては、どんでん返しがあるわけでもなく、わりと普通に見られるできかと思います。というかSFの題材としては王道です。Dタンクの存在意味もすぐわかると思いますし。
ただヒトミというバイオロイドの位置づけがかなり大きいにも関わらず、結局彼女が何故特別なのかとか、時折見せる行動理念がどこからきているものなのか、がよくわからないままだったので、謎の部分に関してはわりと肩透かしが多かったです。
最初は、SFアクションやガンアクションを楽しめばいいのかな、と思ってたんですが、結構普通に主役のデュナンと、全身機械の恋人ブリアレオスの恋愛話とかのほうが楽しめました。
「俺には、お前を守ること以外どうでもよくなっていた」
とか、完全に機械の外見で息も絶え絶えに言われると、そりゃ萌えます。
画像としてインパクトがあるのは確かなので、私のようにどうもバリバリのCGはどうもなー、という意識がないのであれば、ごく普通に楽しめるのではないかと思います。
「三人のゴースト」
ベッタベタな王道話。こういうの嫌いじゃないぜ。
結局クリスマスの奇跡を描いた、ディケンズそのままの物語なんですが、「スクルージ」を「3人のゴースト」と邦題にしてしまう昔のセンスって凄いよね。まあ確かに物語の固有名詞出されてもわからんかもしれないが………。
内容も濃いというか、ラストのオチも予想通りだけどやっぱり濃いというか。主人公が心を入れ替えて親切になって、というオチだけじゃあきたらず、延々ラストが演説で終わるのって、さすがアメリカの奇跡っぽいなあ、と思いました。なんというか奇跡の感じさせ方も、描き方も一事が万事とにかく濃い。
私はもうちょっとさらっと流せるほうが好みです。守銭奴の主人公が変わったことによって、周囲の人間が救われる姿は見たいけど、別に主人公そのものが救われる姿は別にどうでもいい、っつーか。
結構前に見たんですが、感想忘れてました。
ダンスというより、ホンモノのバレーダンサーを使用した、芸術的背景が濃い作品。ロシアから亡命したダンサーが、飛行機事故でロシアにとどまらざるを得なくなってしまい、その世界から必死で脱出を試みる。逆にアメリカからロシアへ亡命してきた、黒人のタップダンサーと共に、という社会派サスペンスですが、サスペンス部分はそれほど盛り上がらず。盛り上がらないというか、流すべき部分としてわりと流されてます。実際、過去の恋人に協力してもらって、アメリカ大使館と連絡を取るんですが、その彼女にあんなザルな監視をしているわけがないし。
しかしダンスシーンは圧巻。
楽しみのために踊るのではなく、ほぼ生きる手段としてのダンス。
主役、ミハイル・バリシニコフのピルエットは一ミリのずれもないし、迫力が半端ない。
そして黒人のグレゴリー・ハインズのタップも含めたダンスも、また生きるために必要なものであり、生きるために身に着けざるを得なかった、という点で、ミハイルよりも力強さを感じます。
亡命する前の恋人役、プリマドンナだったヘレン・ミレンと、ミハエルの会話が大人。
「僕はあの時、君に何も言えなかった。だけど、今一緒に行こうと言ったら、君も来るかい?」
「………いいえ、私はいけないわ」
かつて、自分に何も言わずに去っていったミハエルをうらみながらも、情を捨てられないヘレン。そして彼のいない年月は確かに窮屈だったかもしれないが、それでも、彼女の生活はここにある。だから、行かない。
またヘレン・ミレンがきれいなんだーこれがー。
話や時間としてはちょっと長めの印象が強いので、もう少し中だるみしないような見せ方をして欲しかったかな、と思います。ダンスシーンも確かに素晴らしいんだけど、延々流したら物語としてのテンポが崩れるし。
「APPLESEED」
公開前にCFか何かを見たときは「なんじゃあ、このマネキンたちはー」と思ったものですが、やっぱり人物に関してはそんな感じでした。
確かに映像としてはきれいですし、よく動いて、SF的なメカニックもカッコいいんですが、これがいざ肌の露出する生身のシーンや、普通の可愛い女の子になっちゃうと、やっぱり普通の二次元と同じようには萌えないなあ。細かな動きが可愛い、っていうのと、ビジュアルで萌えたっていうのは基本的にベクトル違うし。
ただ、主人公の女が戦闘服みたいなぴったりしたスーツを着だしてからは、非常にカッコいいです。結局「肌」を見せるのが一番難しいってことなのか。あと髪の毛。あれはどのキャラも普通に毛糸にしか見えんし。
話の筋としては、どんでん返しがあるわけでもなく、わりと普通に見られるできかと思います。というかSFの題材としては王道です。Dタンクの存在意味もすぐわかると思いますし。
ただヒトミというバイオロイドの位置づけがかなり大きいにも関わらず、結局彼女が何故特別なのかとか、時折見せる行動理念がどこからきているものなのか、がよくわからないままだったので、謎の部分に関してはわりと肩透かしが多かったです。
最初は、SFアクションやガンアクションを楽しめばいいのかな、と思ってたんですが、結構普通に主役のデュナンと、全身機械の恋人ブリアレオスの恋愛話とかのほうが楽しめました。
「俺には、お前を守ること以外どうでもよくなっていた」
とか、完全に機械の外見で息も絶え絶えに言われると、そりゃ萌えます。
画像としてインパクトがあるのは確かなので、私のようにどうもバリバリのCGはどうもなー、という意識がないのであれば、ごく普通に楽しめるのではないかと思います。
「三人のゴースト」
ベッタベタな王道話。こういうの嫌いじゃないぜ。
結局クリスマスの奇跡を描いた、ディケンズそのままの物語なんですが、「スクルージ」を「3人のゴースト」と邦題にしてしまう昔のセンスって凄いよね。まあ確かに物語の固有名詞出されてもわからんかもしれないが………。
内容も濃いというか、ラストのオチも予想通りだけどやっぱり濃いというか。主人公が心を入れ替えて親切になって、というオチだけじゃあきたらず、延々ラストが演説で終わるのって、さすがアメリカの奇跡っぽいなあ、と思いました。なんというか奇跡の感じさせ方も、描き方も一事が万事とにかく濃い。
私はもうちょっとさらっと流せるほうが好みです。守銭奴の主人公が変わったことによって、周囲の人間が救われる姿は見たいけど、別に主人公そのものが救われる姿は別にどうでもいい、っつーか。
「最高の人生の見つけ方」
エンターティメントというより、淡々と見てじんわりとした気分で終われる映画でした。
実際余命宣告されてからの生き方の話ですから、奇跡が起こって命が永らえる、とかそういう話じゃないわけです。結果死ぬんだ、という終わりであれば、それは幸福とはいえないのかもしれませんが、それでも二人の終わり、そこに至る過程は幸せなものだった、ということが明らかになる映画といいましょうか。
死ぬ前にやりたいことをピックアップして、それを完遂したときに、線を引いていくんですが、一体どんなシチュエーションでそれがなされるのか、が気になるわけです。
「泣くほど笑う」とか、「最高の美女にキスをする」とか、「見ず知らずの人に親切にする」とか「荘厳な景色を眺める」とか。
やろうと思えばいつでもやれるわけですが、当たり前にやるわけがないのは、見ている側も承知なわけで、一体誰が世界一の美女なんだろう、親切ってどういう親切、そして荘厳な景色は何をさすのか、とか。
結果、畳み掛けるようにラストでこれら三つが叶えられます。
その過程でもう涙ですよ。
どれも納得できて、そして最後よかったと思える終わり方でした。
役者陣はもう言わずもがな。
ジャック・ニコルソンはデブのしょうがないおっさんだし、モーガン・フリーマンは生真面目な整備士だし。
最初の場面と最後の場面がつながってるんですが、いい仕事したよ秘書!
やたらに物語りに絡んでくるとは思っていましたが、奴は美味しかった。
しかし、邦題はいかにもの題名ですが、原題だと「棺おけリスト」って結構凄いよね。確かに「棺おけリスト」だと見るのに抵抗があるかもしれん。
「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」
インディシリーズがどんな位置づけなのか、私は詳しくないのでよくわからないんですが、アクション映画というよりは、案外おしゃれでウィットに飛んだ会話を楽しむ映画でした。
ハリソン・フォードがカッコいいのは、うん、それはもう随分前から知ってる。
奴が年取ったのは、「ファイア・ウォール」の時点でよくわかってる。
かつての恋人と再会したり、それで慌てたり、若者に説教したり、インディのスタンスはカッコよく敵をなぎ倒すんじゃなく、その場その場でやることやりながらも、ある程度愚痴もこぼす、みたいな雰囲気が楽しいです。
最後のオチに関しては、日本人であればあるほど「ハハハ」という苦笑が洩れそうですが、まあこれこそハリウッド映画なので、何でもありという意味ではいいんじゃないかと。
CGバリバリよりも、泥くさい映画という意味で、安心して楽しめるんじゃないかと思います。底なし沼に沈みながら、元彼女とけんかするインディを見たいのならぜひ。
エンターティメントというより、淡々と見てじんわりとした気分で終われる映画でした。
実際余命宣告されてからの生き方の話ですから、奇跡が起こって命が永らえる、とかそういう話じゃないわけです。結果死ぬんだ、という終わりであれば、それは幸福とはいえないのかもしれませんが、それでも二人の終わり、そこに至る過程は幸せなものだった、ということが明らかになる映画といいましょうか。
死ぬ前にやりたいことをピックアップして、それを完遂したときに、線を引いていくんですが、一体どんなシチュエーションでそれがなされるのか、が気になるわけです。
「泣くほど笑う」とか、「最高の美女にキスをする」とか、「見ず知らずの人に親切にする」とか「荘厳な景色を眺める」とか。
やろうと思えばいつでもやれるわけですが、当たり前にやるわけがないのは、見ている側も承知なわけで、一体誰が世界一の美女なんだろう、親切ってどういう親切、そして荘厳な景色は何をさすのか、とか。
結果、畳み掛けるようにラストでこれら三つが叶えられます。
その過程でもう涙ですよ。
どれも納得できて、そして最後よかったと思える終わり方でした。
役者陣はもう言わずもがな。
ジャック・ニコルソンはデブのしょうがないおっさんだし、モーガン・フリーマンは生真面目な整備士だし。
最初の場面と最後の場面がつながってるんですが、いい仕事したよ秘書!
やたらに物語りに絡んでくるとは思っていましたが、奴は美味しかった。
しかし、邦題はいかにもの題名ですが、原題だと「棺おけリスト」って結構凄いよね。確かに「棺おけリスト」だと見るのに抵抗があるかもしれん。
「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」
インディシリーズがどんな位置づけなのか、私は詳しくないのでよくわからないんですが、アクション映画というよりは、案外おしゃれでウィットに飛んだ会話を楽しむ映画でした。
ハリソン・フォードがカッコいいのは、うん、それはもう随分前から知ってる。
奴が年取ったのは、「ファイア・ウォール」の時点でよくわかってる。
かつての恋人と再会したり、それで慌てたり、若者に説教したり、インディのスタンスはカッコよく敵をなぎ倒すんじゃなく、その場その場でやることやりながらも、ある程度愚痴もこぼす、みたいな雰囲気が楽しいです。
最後のオチに関しては、日本人であればあるほど「ハハハ」という苦笑が洩れそうですが、まあこれこそハリウッド映画なので、何でもありという意味ではいいんじゃないかと。
CGバリバリよりも、泥くさい映画という意味で、安心して楽しめるんじゃないかと思います。底なし沼に沈みながら、元彼女とけんかするインディを見たいのならぜひ。
最近、本当に脳を妖精がシャッフルしているかのごとく、めまいやら頭痛やらがするので、起きているのが辛いんですが、更年期でしょうか。いや、本気で早い人は30歳代からでもなるっていうしな………
「ザ・マジックアワー」見てきました。
面白いとは思います。
が、私的にコメディではない。
いや、涙あり笑いありを「コメディ」と称するのであれば、純然たるコメディなんでしょうが、これはちょっとつらかったです。
勿論笑いどころはたっぷりあるんですが、「有頂天ホテル」よりも、せつなさが前面に出てきてしまって(そのように感じられて)物語終盤まで笑いにのれませんでした。
CFのあらすじのように、売れない役者がギャングのボスの前で、殺し屋の役を演じ………というのが大まかな筋書きですが、この売れない役者さんが、殺し屋を演じるまでの過程でまず気分がへこみます。報われないわけですよ、一生懸命やっても売れてないわけですから。馬鹿にされて、無視されて、という図だけで私的に胸苦しいわけです。物語にせよ、ただの導入にせよ私こういうの駄目なんですよ、それこそ純粋につらくなるので(もうドッキリとかも駄目)。
で、殺し屋を演じるわけですが、大体の笑いはこの当人だけしか知らない過程にあるだけに、逆に、演技に対して懸命な姿が悲しくなるんですよ。映画でもなんでもない、ただのウソなのにそれに知らずにつき合わされても、一生懸命な役者さんが。
「どうだった? 今の演技」
「いろいろな引き出しがあるって見てもらいたくてさ」
と、笑いながら怒りながら、周囲の状況を全くつかめないまま、演技していく様の滑稽さを誰が笑えようか。逆に私は悲しくなってしまいました。本人が芝居に対して一生懸命なだけに。
少なくとも私は、「こういう笑い」は性に合いませんでした。
勿論、この手の映画で真剣に悲惨なオチが待ってる、と思う人は誰もいないでしょうし、その通りに終わるんですが、いかなる理由があれど、一生懸命やっている人の姿を笑う、というのがどうもノリきれないまま終わりました。
それが気にならなければ、細かい笑いはいっぱいちりばめられているので、面白いと思います。
特に後ろのおばさんたちは爆笑でした。笑うのはいいんですが「あれ誰の息子だっけ」談義を映画の最中に始めるのはやめてください。やかましいわ!
「ザ・マジックアワー」見てきました。
面白いとは思います。
が、私的にコメディではない。
いや、涙あり笑いありを「コメディ」と称するのであれば、純然たるコメディなんでしょうが、これはちょっとつらかったです。
勿論笑いどころはたっぷりあるんですが、「有頂天ホテル」よりも、せつなさが前面に出てきてしまって(そのように感じられて)物語終盤まで笑いにのれませんでした。
CFのあらすじのように、売れない役者がギャングのボスの前で、殺し屋の役を演じ………というのが大まかな筋書きですが、この売れない役者さんが、殺し屋を演じるまでの過程でまず気分がへこみます。報われないわけですよ、一生懸命やっても売れてないわけですから。馬鹿にされて、無視されて、という図だけで私的に胸苦しいわけです。物語にせよ、ただの導入にせよ私こういうの駄目なんですよ、それこそ純粋につらくなるので(もうドッキリとかも駄目)。
で、殺し屋を演じるわけですが、大体の笑いはこの当人だけしか知らない過程にあるだけに、逆に、演技に対して懸命な姿が悲しくなるんですよ。映画でもなんでもない、ただのウソなのにそれに知らずにつき合わされても、一生懸命な役者さんが。
「どうだった? 今の演技」
「いろいろな引き出しがあるって見てもらいたくてさ」
と、笑いながら怒りながら、周囲の状況を全くつかめないまま、演技していく様の滑稽さを誰が笑えようか。逆に私は悲しくなってしまいました。本人が芝居に対して一生懸命なだけに。
少なくとも私は、「こういう笑い」は性に合いませんでした。
勿論、この手の映画で真剣に悲惨なオチが待ってる、と思う人は誰もいないでしょうし、その通りに終わるんですが、いかなる理由があれど、一生懸命やっている人の姿を笑う、というのがどうもノリきれないまま終わりました。
それが気にならなければ、細かい笑いはいっぱいちりばめられているので、面白いと思います。
特に後ろのおばさんたちは爆笑でした。笑うのはいいんですが「あれ誰の息子だっけ」談義を映画の最中に始めるのはやめてください。やかましいわ!
「ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛」
見てきました。しかし、公式サイトがやたらセンスがないのは一体どういうことなんだ。
予想外に面白かったです。
個人的には第1章よりも遙かに。
主題がはっきりとしていますし、「戦い」のシーンが多いので映像としても迫力があります。
若干成長してなんだかいわく言いがたいルックスになってしまった四人の王子と王女はともかくとして、カスピアン王子は文句なしの正統派二枚目ですし。
ナルニアの住民達は、いわゆる獣人ってやつですが、やっぱり御伽噺の世界の住人達が実際に文章ではなく、映像になると迫力があります。空を飛びまわるグリフィンに、剣を高々と掲げるケンタウロスに、ミノタウロス。王を迎えるときにずらりと、ケンタウロスの戦士達が剣を掲げてアーチを作るシーンは様式美ながらカッコいい。
物語としては、確かに今回の適役である執政のミラースは、カスピアン王子の父を謀殺した人間なのですが、王子の復讐や虐げられてきたナルニア人は別として、民に対して悪い政治を行ったという場面がちらりとも出てこないので(大体即位式で民は喝采だったしな)、最後ナルニア軍が勝利した後に、カスピアン王子が拍手喝采で迎えられ、かつ何百年も虐げてきたナルニア人を笑顔で受け入れるオチは非常に弱いです。せめてミラースが「悪い王」だったのならば、それもいいんですが、ミラース自体は結構普通の人なんで。頭さしてよくもないし。
アスランは相変わらず、奇跡は起こすけどそれが不便なので、美味しいところを持っていく割に「何で今まで出てこなかったんだよ」と逆に思わずにすみます。アスランはそういう位置にいるわけじゃないんですな。拝まれても助けるわけじゃなく、ただ力として存在しているというか。
今回のアスランは最後しか殆ど出てこないので、それまでの必死で戦う四人(というか長男と長女。苦笑)の映像は結構リアルです。血の描写があるわけではありませんが、ファンタジーとして至極当然に人殺しをそれぞれ行ってますし。
今回、四人のルックスが本当に微妙なので(別に美人と美男であって欲しいとは思いませんが………)それと際立って、テルマール人側のおっさん達が輝きすぎます。
まずミラース自体が、「300」のレオニダスみたいで、すっげえかっこいいヒゲだし。
おまけに、その側近の将軍(ジェネラルと呼ばれるとしびれる)もこれがまた、ちょっと美形のヒゲだし。この将軍が一番男性としてもルックスもカッコいいんですが、そのおっさんが「イエス・マジェスティ」って本当に言うんだぜ………! どこぞのギアスよりも億倍萌えました。
政治家としての側近である気弱なおっさんも、ちょっと小粋なヒゲだし。
この映画はまるで素晴らしいヒゲのおっさん達を集めた博覧会なのかと思いました。ヒゲズたちは素晴らしすぎた。
世界観の描写の中で、戦士(成人男子)はすべからくヒゲを生やすべし、という習慣があるらしく、出てくるテルマール人はほぼ全員ひげを生やしているんですが、そのおかげで画面を埋め尽くすヒゲ男達がよりどりみどりです。このヒゲのバージョンは東洋人にはちょっと無理だよなあ。濃くて汗臭そうなんだけど、死ぬほどセクシーなヒゲを拝みたければ是非(嫌な推薦)。
ヒゲのことばかり話していてもあれなので、衣装の話でも。
今回も衣装はとても素敵です。
初めに四人がナルニアに来たときに身に着けるルーシーの衣装も、凄く可愛いし、何より少女らしく細く見えます。そしてヒゲズの鎧と仮面もカッコいい。集団の美学じゃないですが、どことなく獅子に似た顔面を覆う仮面をつけて、足並みそろえる軍隊は絵的に非常に映えます。
音楽が若干微妙………というか、せっかくナルニア国という空想の世界観があるので、エンドクレジットはもう少し考えて欲しいなあと思いました。せっかくディズニー作品なのに。
しかし、本気で公式サイト使えません。
あのヒゲ将軍の役名とキャストもわからないってどういうこっちゃ。あのミノタウロスの名前がわからないってどういうことだあああ。
ディズニーつながりではないですが『レミーのおいしいレストラン』もレンタルで見ました。これはエンドクレジット凝ってたな。カッコよかったです。どうもアニメに慣れているせいか、ただ延々と続く読めない名前が出てくるよりは、ちょっと工夫があるほうが見ていて楽しいです。ただこれも、劇中で流れた音楽が印象に残っていたりすると、その場面の感動がよみがえってきたりするので、一概に悪いというわけでもないんですが。
レミーは評判どおり中々面白かったです。こういうアニメは絶対に最後ハッピーエンドになって、敵役もちょっと憎めなくて、くらいのスタンスがいいですね。
見てきました。しかし、公式サイトがやたらセンスがないのは一体どういうことなんだ。
予想外に面白かったです。
個人的には第1章よりも遙かに。
主題がはっきりとしていますし、「戦い」のシーンが多いので映像としても迫力があります。
若干成長してなんだかいわく言いがたいルックスになってしまった四人の王子と王女はともかくとして、カスピアン王子は文句なしの正統派二枚目ですし。
ナルニアの住民達は、いわゆる獣人ってやつですが、やっぱり御伽噺の世界の住人達が実際に文章ではなく、映像になると迫力があります。空を飛びまわるグリフィンに、剣を高々と掲げるケンタウロスに、ミノタウロス。王を迎えるときにずらりと、ケンタウロスの戦士達が剣を掲げてアーチを作るシーンは様式美ながらカッコいい。
物語としては、確かに今回の適役である執政のミラースは、カスピアン王子の父を謀殺した人間なのですが、王子の復讐や虐げられてきたナルニア人は別として、民に対して悪い政治を行ったという場面がちらりとも出てこないので(大体即位式で民は喝采だったしな)、最後ナルニア軍が勝利した後に、カスピアン王子が拍手喝采で迎えられ、かつ何百年も虐げてきたナルニア人を笑顔で受け入れるオチは非常に弱いです。せめてミラースが「悪い王」だったのならば、それもいいんですが、ミラース自体は結構普通の人なんで。頭さしてよくもないし。
アスランは相変わらず、奇跡は起こすけどそれが不便なので、美味しいところを持っていく割に「何で今まで出てこなかったんだよ」と逆に思わずにすみます。アスランはそういう位置にいるわけじゃないんですな。拝まれても助けるわけじゃなく、ただ力として存在しているというか。
今回のアスランは最後しか殆ど出てこないので、それまでの必死で戦う四人(というか長男と長女。苦笑)の映像は結構リアルです。血の描写があるわけではありませんが、ファンタジーとして至極当然に人殺しをそれぞれ行ってますし。
今回、四人のルックスが本当に微妙なので(別に美人と美男であって欲しいとは思いませんが………)それと際立って、テルマール人側のおっさん達が輝きすぎます。
まずミラース自体が、「300」のレオニダスみたいで、すっげえかっこいいヒゲだし。
おまけに、その側近の将軍(ジェネラルと呼ばれるとしびれる)もこれがまた、ちょっと美形のヒゲだし。この将軍が一番男性としてもルックスもカッコいいんですが、そのおっさんが「イエス・マジェスティ」って本当に言うんだぜ………! どこぞのギアスよりも億倍萌えました。
政治家としての側近である気弱なおっさんも、ちょっと小粋なヒゲだし。
この映画はまるで素晴らしいヒゲのおっさん達を集めた博覧会なのかと思いました。ヒゲズたちは素晴らしすぎた。
世界観の描写の中で、戦士(成人男子)はすべからくヒゲを生やすべし、という習慣があるらしく、出てくるテルマール人はほぼ全員ひげを生やしているんですが、そのおかげで画面を埋め尽くすヒゲ男達がよりどりみどりです。このヒゲのバージョンは東洋人にはちょっと無理だよなあ。濃くて汗臭そうなんだけど、死ぬほどセクシーなヒゲを拝みたければ是非(嫌な推薦)。
ヒゲのことばかり話していてもあれなので、衣装の話でも。
今回も衣装はとても素敵です。
初めに四人がナルニアに来たときに身に着けるルーシーの衣装も、凄く可愛いし、何より少女らしく細く見えます。そしてヒゲズの鎧と仮面もカッコいい。集団の美学じゃないですが、どことなく獅子に似た顔面を覆う仮面をつけて、足並みそろえる軍隊は絵的に非常に映えます。
音楽が若干微妙………というか、せっかくナルニア国という空想の世界観があるので、エンドクレジットはもう少し考えて欲しいなあと思いました。せっかくディズニー作品なのに。
しかし、本気で公式サイト使えません。
あのヒゲ将軍の役名とキャストもわからないってどういうこっちゃ。あのミノタウロスの名前がわからないってどういうことだあああ。
ディズニーつながりではないですが『レミーのおいしいレストラン』もレンタルで見ました。これはエンドクレジット凝ってたな。カッコよかったです。どうもアニメに慣れているせいか、ただ延々と続く読めない名前が出てくるよりは、ちょっと工夫があるほうが見ていて楽しいです。ただこれも、劇中で流れた音楽が印象に残っていたりすると、その場面の感動がよみがえってきたりするので、一概に悪いというわけでもないんですが。
レミーは評判どおり中々面白かったです。こういうアニメは絶対に最後ハッピーエンドになって、敵役もちょっと憎めなくて、くらいのスタンスがいいですね。